菊地虎男 さん プロフィール

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菊地虎男さん: 諏訪園芸のブログ
ハンドル名菊地虎男 さん
ブログタイトル諏訪園芸のブログ
ブログURLhttp://suwa-engei.seesaa.net/
サイト紹介文信州諏訪で園芸店を営むオヤジから発信。農業・土壌・水質、日々の暮らしなどを書きます。
自由文信州で生まれ育ち、大学法学部卒業後はサラリーマン生活。
1975年に脱サラをして園芸種苗界に入りました。
「諏訪園芸」と言う園芸店を36年以上営んで来ました。

夫婦二人で植物の培養・植物や種苗・農資・そしてオリジナル堆肥の製造販売をしています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供79回 / 365日(平均1.5回/週) - 参加 2011/01/16 15:56

菊地虎男 さんのブログ記事

  • 系統論理350・結果は直ちに現れる
  • 昨年(2017)11月上川江川橋の下方中洲からすくい上げられた左図土砂には、草の芽吹きが始まった。そのかたわらには、多分観賞用の鯉とみられるが、放免されて泳ぎ回る。雪解け水は低温で、酸欠にはなっていないと見る。禁猟区を悠然と泳ぎ回る姿は久しぶりに見る光景だ。すくい上げられてわずか半年、浚渫土(しゅんせつ土)ではこのようにはならない。草も鯉も酸素に恵まれているのだ。特にこの土が支流・上流から利用されていれ [続きを読む]
  • 系統論理349・その場しのぎの商法と政策は別問題だ 
  • 辛口の発言の前に、自らの体験談を語りご理解を願う。本家はもとより、親類縁者から、自営業を立ち上げるための資金援助など一切なかった。四畳半からローンで小さな家作り。それを売り飛ばしてしまう。不動産価格上昇期だったから、運がよかったと言えよう。以下省略するが、そんな経験者だから、語ることをお許し願う。真冬の園芸店は地獄だった。しかし稀に訪れる客をカモにしたら、その人は二度と来ない。お茶でも出し、世間話 [続きを読む]
  • 系統論理348・植物の密植とは
  • 大分の山崩れから何を学ぶか(被害者に哀悼の意を表しつつ)「大分県山崩れの現場写真」は極めて貴重な資料です。読者諸氏には必見です。当然私も繰り返し拝見し、自身の理論と擦り合わせています。ポットの中では茄子の発芽発根の様子を示す。茄子と樹木では関係無いと思われるかもしれないが、ナスは草本性であり、樹木は木本性という分類で発芽直後では、両者とも単に"植物”と言うだけで大きな差はない。前項系統論理347まで、 [続きを読む]
  • ユスリカを平林公男先生に御指導たまわる
  • 偉大なる失敗 マリオ・リヴィオ著 千葉敏生訳に面白い文言を見ました。「大胆な発想、根拠のない憶測、思弁的な思考は、自然を理解するための人間の唯一の手段である。・・・(中略)・・・自分の発想を反駁の危険にさらそうとしない人たちは、科学のゲームには参加していないのだ。                             カール・ポパー」同書 第9章 永遠に同じ? のprologueから その人を知らずとも [続きを読む]
  • 系統論理347・不確実な情報を整理するには、つぶやきの後で
  • 前項系統論理346で登場したお寺は、松本市正麟寺である。松枯れ情報として公開されている大規模な墓地が地図上に挙がっている。諏訪市でも同様な事件はおきていた。こちらは、個人情報に抵触しかねないので、とりあえずS寺としよう。「除草剤なんか使っていません」と住職さんの言い分に、困った庭師Kさんから相談があり、軽トラに同乗し案内された。多分本稿は以前にも紹介しているはずだ。ブロック塀の内側境内では、下草のリュ [続きを読む]
  • つぶやき
  • 非農耕地用粒状除草剤は最初は便利だと思った。やがて次々と問題が出た頃「どこで使うんですか?」「どこで使おうと俺の勝手だ!」・・・で事情を説明し、納得させた。変なオヤジだと思われたかも知れない。だが売るのを拒んだのも商売の戦略だった。目の前にホームセンターができたら、ノイローゼになる程お客は押し寄せた。お墓は歴史的後継者が管理するのと、団地化して集合場所的お墓では事情は異なる。どちらが多く除草剤を使 [続きを読む]
  • 系統論理346・松枯れを別の角度から見れば環境問題となる
  • 松枯れ=マツノザイセンチュウは本当か今回は、前項系統論理345で紹介した図書 「植物が出現し、気候を変えた」 著者ディヴィット・ビアリング 西田佐知子訳から相変わらず思うことは、海外の科学書訳本が信頼性が高いことは、間違いない。必ず得るものがある。私は松枯れに対し、マツノザイセンチュウ説に強い疑問を抱いてきた。したがって、常緑針葉樹の今後の運命を語られると、思わず身を乗り出してしまうのだ。同書p190  [続きを読む]
  • 系統論理345・ヒノキの発根条件から学ぶ
  • ITの情報から、真偽のほどは確かめようがないが、北朝鮮の兵士や国民には腹に回虫をもつ人が多いと言う。私の世代では子供の頃は皆経験している。理由は肥料として人糞を発酵処理せず、直接使ってしまうからだ。タイムスリップできれば今では簡単な事なので、親達に教えてあげたい話だ。アレは落ち葉や草本姓の材料にぶち込めば、効率よく発酵する。尿の方は回虫の心配はないのだから、そのまま窒素肥料になる。しかしこの場合は水 [続きを読む]
  • 系統論理344・ホトケノザから雑草の本質を知る
  • ネギ苗とチンゲンサイがビニールハウスの隅で寒さに震えている。こんなに野菜不足なら、チンゲンサイも間引きをして整然と作ればよかった。問題は雑草のホトケノザ。毎年春には目の敵にして開花前に取り除くのだが減る様子は無い。花は可愛らしいのだが、ウドンコ病菌の宿主植物になっているので困る。春の七草に、せり・なずな・ごぎょう(母子草)・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ・とあるが、ほとけのざは喰べられない [続きを読む]
  • 系統論理343・ミゾソバ
  • 効率のよい食糧生産のため、失ったのは水草の生息場所だった。ヒシのような富栄養湖や水路を好む、耐塩性の植物だけがのさばる。この中には沈水植物も含まれ、図体も大きく粗大ゴミのようなもので、湖沼の厄介者になっている。肝心な清流の植物は、この数十年の間に激減した。昆虫類も激減して当然だろうと思われる。(本当は「自然はかくもヤワ」だったのだ。花里孝幸氏の間違い文を早稲田大学教授が褒めちぎる。その教授の言い分 [続きを読む]
  • 系統論理342・雑草の席順
  • 豪雨・豪雪を地球の温暖化による異常気象であることを認めたくない人もいるだろう。逆に諏訪湖の最終的な劣化状態を、温暖化に結び付けようとする。これは楽な道だ。責任逃れに好都合な言い訳になる。ただこれだけは事実だ。2016年の魚類大量死は、毒物を撒かれたのではなく、酸欠によるものだ。酸素が無くなって活発に発生するのは、紛れもなくメタンである。絶えず蓄積される有機物に加えて、 "窒素過剰が起爆剤になる”ことは前 [続きを読む]
  • 系統論理341・外国の科学書訳本は信頼できる情報が多い
  • 私たちの世代は、地質学を学んではいなかった。太陽や月などは信仰の対象であって、我が母は、長男が戦地(満州)から無事で帰るのを願って、朝晩合掌していた。映画の座頭市は「おてんとうさん〓」と歌うが、欲深い母は月にも祈った。そのご利益があって、私とは親子ほど年齢が離れた兄は、無事に満州から復員したのである。こうなると地質学どころではない。かくして、頼りになるのは、またしても、外国の文献を探し出す。系統論 [続きを読む]
  • 系統論理340・豪雨と気温・気象条件
  • はじめに、草も生えぬ水路は川を汚す。コンクリート製水路の活用法は土の力を付与する以外方法はない。大地の基礎は元々岩盤であった。コンクリート=岩盤である。私たちは土に恵まれれば、プラスチック・セラミック・金属容器の中でも植物が育つ事を知っている。いわんや、コンクリート製水路に於いて植物活性が、出来ないはずはない。2016年は酸欠で諏訪湖の魚大量死、しかし2017年は無事だった。これをもって回復と言えるのかど [続きを読む]
  • 系統論理339・単純な事実を複雑化して見せる金儲け
  • 限られた人材による「諏訪湖の井戸端会議」の弊害はあった山室真澄さんのブログ「諏訪湖の環境をどう改善するか?2017年5月2日 Limnology 水から環境を考える」を読んで、つぶさに検討されることをお勧めする。当然先生と私とは、全て意見が一致することはない。しかし、このブログにおいて、日本の深刻な問題が赤裸々に浮かび上がってくることに気がつかれる読者諸氏も少なくないと思われる。要約すれば以下の如し。湖の中の結 [続きを読む]
  • 系統論理338・コンクリート製水路の弱点・印旛沼と諏訪湖
  • 生活系雑排水の不備が問題ではない。したがって、人口増が印旛沼周辺でどのくらい人口密度を上げたかは、水質劣化と関係なさそうだ。諏訪湖の流入河川上川では、山頂に位置する観光地・白樺湖の生活系雑排水を既存の諏訪湖流域下水道に直結した。本来なら、その効果は数ヶ月後の2016年に現れていなければならない。しかし、人間の努力をあざ笑うかのように、その夏には諏訪湖の魚大量死を見る結果となった。諏訪湖の水滞留時間は39 [続きを読む]
  • 系統論理337・狭義と広義の人為的災害
  • 近年の異常気象による災害は、科学者に言わせると、地球の温暖化は、人間のしわざ、だから人為的で人災だと答える。広い意味において(広義の意味)では、その通りだろうと私も思う。一方諏訪湖では、地球温暖化の因子、二酸化炭素の次に位置するメタンの生産工場と化した。メタンは酸欠の水環境でなければ出来ない。酸素欠乏に至った最大理由は、酸素生産の役割を果たす植物を粗末に扱ってきたからだ。コンクリート製水路に、前項 [続きを読む]
  • 系統論理336・自然を忘れた現代人
  • 松枯れという問題も、マツノザイセンチュウ説にこだわったら、論理的思考の視野を狭める。いかなる理由をつけようと、植物の根が健康な状態にあるかが基本で、地上の病害虫がその次でなければ、論理は成り立たない。作物でもナス科のナスやピーマンの跡地に、タマネギを植え付けたら、根を張ることなく浮き上がり、ほぼ全滅した。定植直後は立ち上がっていて、何事も起きないようでも、冬季を迎えれば、根は地中深く張っていなかっ [続きを読む]
  • 系統論理335・諏訪盆地にマツノザイセンチュウはいつ頃か
  • 松枯れと除草剤の因果関係を指摘した者は、インターネット内では、私以外に見当たらない。孤独な戦いには慣れているが、気になるところだ。結局、諏訪盆地には今年もマツノマダラカミキリは、遠慮したのだろうか?そうではあるまい。(本稿も追記があります)松本市も塩尻市も諏訪盆地に対比し、標高差や気象条件に大差ない、等しく温暖化の影響を受けている。下図 アシタバがそれを証明している。因みに、再度マツノザイセンチュ [続きを読む]
  • 系統論理334・知識と応用のバランス
  • 自営業を初めて、親類縁者一切ない地で、私は大卒(中央大学法学部で大いびきかいていたにすぎない。親の日送りがなければ、夜働かなければ食べることさえままならぬ)であることを隠していた。自営業といえば聞こえはいいが、スタート時は露天商と変わらない。時には親愛の情で道端で他人と会話するのも、当時の名残りだと思う。誤解を避ける為いうが、園芸店は、お天気に左右される商売、半分以上露天商である。あらゆる手を使っ [続きを読む]
  • 系統論理333・遊水池と水路・どちらが優先だ
  • 実際には拙著では遊水池や傾斜農地にこだわりすぎて、コンクリート製水路に触れている部分は少なかったかも知れません。しかし 2016年諏訪湖魚の大量死を境に、予測の範囲内とは言いながら、原因を明確に、強固に主張するにはどんな方法があるかを考えたのです。すると 基本的には水路のあり方が優先的に正されるべきだと思いつきました。理由は土という概念に炭を加える。水路を壊すのではなく地形に合わせて土を蛇行させるよう [続きを読む]
  • 系統論理332・コナカイガラムシに学ぶ
  • 今私は海外の科学文献の翻訳者や解説者の知力の高さに驚いています。平凡な小説なら、出だしと登場人物の役割から最後の結末に目を通せば、おおよその内容はつかめます。文学をバカにするなとお叱りを受けるでしょうが、喫緊の課題を自らに課した以上、その方面に目を向ける余裕がなくなったと言うのが本音です。ミトコンドリアが進化を決めた 著者ニック・レーン・訳者斉藤隆央解説者田中雅嗣 この先生達は457ページが完全に理 [続きを読む]
  • 系統論理331・水草は肥料か飼料か
  • 前項で述べた炭は木炭だけではない。籾殻も田圃で炭化し、炬燵(こたつ)に利用した時代もあった。現代に至っても園芸では挿し木の育苗箱の床底面に数センチ敷き詰め、その上に鹿沼土や赤玉土の細粒を使えば、効率よく発根した。草本姓・木本性の挿し床については、どれかのページで説明済みかもしれない。堀炬燵(ほりごたつ)が登場するのだから、現役で活躍する人々は私の息子か娘の世代にちがいない。パソコンは自由に操れ、語 [続きを読む]
  • 系統論理330・条件付きの課題<br />系統論理330・
  • 流入河川の本流を正す者が、同時に支流やその支流の水路に関与する事が望ましいと私は系統論理326で述べた。我が諏訪盆地では、本流の障害物を取り除けば、豪雨時には、その水圧力エネルギーは増大し、下流の衝突すべきところへ向かう事が懸念される。と言うより物理的に人間が予期せぬ弱点を突かれることは当然のことかもしれない。例えば集中豪雨は気象庁でも具体的な地名は予測できない。こう考えると、誰が采配を振るおうと、 [続きを読む]
  • 系統論理329・しかし昔に学ぶことはある
  • 洪水で土が運ばれないはずはない。昔も洪水で山土や道路の土が混じらない河川はなかった。だが昔と今では同じ水位規模の洪水でも、河川の水の色はまるでちがう。昔は茶色に対し、今は黒色に近い。それは何故か。農地の構造の改変に原因を求めることができる。昔は全ての田畑が緑なす土手で囲われ、水路は地堀り水路、道路も土だ。今は耕作部分以外は全てコンクリートとアスファルト道路で占められている。このことから類推すれば、 [続きを読む]
  • 系統論理328・今更昔に戻れない
  • 茅野市上原の上川近くの水害は、想定外だったにちがいない。しかし最近では毎年、国内外・地球上の何処かにこの想定外の水難事故は起きている。茅野市上原の場合、居住地全体をかさ上げするより、上川の水位を下げる細工を施した方が理にかなっている。そのための重機や運搬手段は、温暖化が顕著になる以前よりはるかに進歩している。その進歩的技術が、的確な自然回復技術に向けられるべきだ。今私たちが便利に暮らしているのも、 [続きを読む]