レン さん プロフィール

  •  
レンさん: レンのココロ
ハンドル名レン さん
ブログタイトルレンのココロ
ブログURLhttps://ameblo.jp/ren-sin/
サイト紹介文心の中に女性のレンが同居している男性です。つたない駄文で書いているブログですが、宜しくお願いします。
自由文小説というほどのものではありませんが、このブログを始めだした頃から書き始めたものばかりです。
性別を超えた愛や、オカルト的な内容にも流れますので
もし宜しければご覧下さい。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供32回 / 365日(平均0.6回/週) - 参加 2011/01/18 11:48

レン さんのブログ記事

  • ピアス×2 NO32 忍の不安
  • いまオレの腕の中で泣きじゃくるこの娘はいったい誰だ?姿は幼い頃からの親友である忍なのだが、ここにいるのはオレの知っているあいつではなくてまさに女のシノブそのものじゃあないか?腕の中にいる楓(忍)から放たれる香水の香りが浩一の頭をそのように混乱させて、その泣きじゃくる可愛い姿がこの娘を守ってあげたいという男の本能に火を灯し、その興奮がやがて彼の中で抑えきれない欲求となり爆発しそうになっていた。そして [続きを読む]
  • ピアス×2 NO31
  • 楽しく食事をするつもりで入ったのに食べるものも半分以上残して、私はいったい何をしているんだろう。この高校生の男の子相手に何をムキになって・・・・自分を制御できない事への苛立ちが楓を混乱させ、こんな感情に翻弄されるような事など一度もなかった故に、それが理解できないでいた。この男の子くらいの年にはもうすでに夜の仕事についていた。中学校を卒業すると同時に家を出て、生きるために年齢を誤魔化して、なんでも計算高 [続きを読む]
  • ピアス×2 NO30
  • これほどの大きなビルなのだから人の出入りもかなり多い。当然エレベーターを使う人も多く、扉が開くたびに浩一は身を乗り出してそれを確認していた。また違う・・・ 今度はサラリーマン風の中年だ・・・・・ビルの前で隠れながら楓(忍)が出てくるのを待つ浩一は、そう思う事の繰り返しでさすがにこの埒の明かない状況に嫌気がさしていた。(オレはほんとに何をやっているんだ?いったいどうしたいんだよ?)そう自分の事にイラついてい [続きを読む]
  • ピアス×2 NO29
  • 彼女は自分が殺されてからの空白の時を、必死に推理して現状を予測している。昔の顔見知りが出世してこの場に現れてもおかしくないし、知っている人だとかえってやりやすくなるとも考えていたほどだ。しかしその男の登場は楓の表情を曇らせ、余裕を奪い取っていったようにも感じられた。(なぜ???どうしてこいつがここにくるの??)顔では笑みを浮かべてはいるが、内心あまりいい心境ではないようだった。「どうしました?私が [続きを読む]
  • ピアス×2 NO28
  • まわりに不審がられないよう、細心の注意をはらって浩一は彼女のあとをつけた。平日の昼間なのだから、学生の装いである彼はそれでなくてもやはりどこか目立つのだが、それでも尾行をやめられない心境にまで気持ちが達していたのだ。なぜ楓さんは誰にも相談せずにこんな場所をうろつくんだろう? もしかしてもうセラフィムへの復帰のために行動を起こしているのだろうか?そうであれば自分に出来ることは手助けしてあげたいんだけ [続きを読む]
  • ピアス×2 NO27
  • 彼女がそのDVD店から颯爽と出てくるずっと前、時間はその日の朝までさかのぼり、場所は忍の家の前のこと。その道筋の角にある電柱で身を隠すようにする一人の男の姿があった。そいつは忍の家の玄関前まで来たと思えば通り過ぎてまた戻ってきたり、道の角の電柱の影で家の入り口を隠れるようにしながら伺ったりと、どう見ても挙動不審で怪しく見える。はぁ〜〜〜・・・・・と、大きくため息までついて玄関を見つめているその男とは、学校 [続きを読む]
  • ピアス×2 NO26
  • DVD販売店のオーナーで山吹というその男は、余裕をもってその女を扉の奥の一室へ招き入れた。そこは明かりをつけても薄暗い部屋で、中には小さい木の丸いテーブルと二人掛けの安っぽいソファがあり、それと仕事で使っていると思われるかなりの量の書類が散乱して散らかっている机とその前に椅子が置かれているだけだった。彼はいきなり訪れてきたこの女にひどく動揺していた。年齢は20歳前後か?いやそれとももう30歳前後?一見も [続きを読む]
  • ピアス×2 NO25
  • 忍が楓に入替り家を出てからしばらくして、いつも忍達がいるはずの学校の教室では普段通りに授業が始まっていた。だがしかしそこには 忍ばかりか、浩一の姿までなかったのだ。チラチラと忍と浩一の席を見て二人がいないことを気にする優子は、休み時間に携帯で電話をかけてみた。最初に浩一へかけるが、現在電波の届かない・・・と、まったく繋がる気配がない。次にシノブの携帯へ電話をすると「トゥルルルルルルル」と、呼び出し音 [続きを読む]
  • ピアス×2 NO24
  • 家に帰るとすぐに母親は「おかえり」と声を掛けてきたが、だけど僕はその返事どころか視線を合わせることも出来なかった。それほど先程の出来事がショックで、余計に僕は殻に閉じこもったようになっていたのだ。ご飯も食べてきたと嘘をついてそのまま部屋に戻り、そしてすぐ自分の部屋のベットに倒れこんで、いつの間にか眠ってしまったのだった。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・頭が痛くて混乱し、ひどく気分も悪い。 [続きを読む]
  • ピアス×2 NO23
  • 「え?・・・ちょ!・・・ちょっとぉ・・・・・・・・」もちろん突然の事で予測もしていなかった状況だ。そのため僕の口からはそんな中途半端な言葉しか出てこず、浩一は何も言わずに僕を抱きしめて胸に顔をうずめてきた。何が起きているのかわからずに一瞬動揺したものの、しかし僕はすぐ我に帰りいつものような口調で言い放つ事が出来た。「ば!ばかやろ!何してんだよ!はなせよ!バカじゃねーかおまえ!」懸命に力を込めて身体を動かし、奴の [続きを読む]
  • ピアス×2 NO22
  • 駅に着いた僕は、自転車を押しながらそこからの帰り道を浩一と歩いていた。家の場所が離れている優子は先に一人電車を下りて帰ってしまったんだ。彼女は僕が家に帰りつくまで付き合うといって聞かなかったのだが、そうすると彼女自身が遅い帰宅になるのを心配した浩一が無理やり先に帰したのだった。だから今は彼と二人きりで歩いており、浩一の家は僕の家のすぐ近くなので帰る方向も同じだった。「ほ・・・本当にいいのか? 僕のこ [続きを読む]
  • ピアス×2 NO21
  • 突然の体調不良で苦しむ女子高生の姿といえば、やはりまわりからもかなり目立つようだ。一人苦しんでいたのならまわりの人も黙ってはおらずにいただろうが、でもその時は楓(忍)の隣に優子と浩一がいた。そしてこの二人は楓(忍)の身体に今おこっている現象を前にも一度見ていたのだ。とはいえ苦しむ本人を前にして冷静でいられるはずもなく、二人は慌てて楓(忍)の肩に手をやり心配そうに声をかけていた。「どうしたの?だいじょうぶ [続きを読む]
  • ピアス×2 NO20
  • まだ日も明るい夕方にもかかわらず、予想外の出来事で3人はかなり動揺していた。とくに優子はそれまでの笑顔などもちろん消えうせて、泣き腫らした目を隠そうとしてか、やたらと前髪を下ろして指でそれを触りながら歩いている。そして浩一は自分の不甲斐なさからこみ上げてくる、ぶつけようのない怒りや不満を懸命に堪えていた。そんな三人は少し進むと再び人通りの多い場所へ出たのだが、その場にとどまる事を嫌ってそのまま駅へ [続きを読む]
  • ピアス×2 NO19
  • 「あ〜〜!おねえさん?だいじょうぶ?怪我はないかぁ?」ぶつかられた男は優しくそう言って優子に手を差しのべて引き起こした。「あ?あ?え・・・ごめんなさい・・・・・だ、だいじょうぶです・・・・」しかし男は彼女を立ち上がらせてそのまま手を放さずに グイッと自分の方へ引き寄せたのだ。「あっ!」そして優子の顔を嫌らしい目つきでジロジロとと覗きこんでいる。「あ・・・・あの・・・・す・すいません、はなして・・・ [続きを読む]
  • ピアス×2 NO18
  • 浩一はその二人から少しだけ後ろに離れてその様子を見ている。平日の夕方、まだ仕事帰りの人達が駅に現れるには少し早い時間で、ホームには浩一たちのような学校帰りの学生がちらほらと見えるだけだ。 ゴクリ!無意識で何度も唾を飲む彼の口の中はからからに乾いていた。小さい頃から幼馴染として育ってきた親友のシノブが、今目の前で信じられないほどの可愛い女子高生になっている。いつもその容姿が女みたいでオカマだといじめ [続きを読む]
  • ピアス×2 NO17
  • 今から30分ほど前。浩一は優子が忍を女子トイレに連れ込もうとしてその場で言い争っているのを見ていた。ばかなやつだなぁいくら反論し抵抗しても、今の優子に忍はどう足掻いても敵わないことなんかわかりきっているので、浩一は面白がりながらそう思ってその様子を見ていたのだ。そしてしばらく言い争ったあと中に入って行くのを見て、お? とうとう観念してあいつ、女子トイレに入りやがったよ と、こちらまで緊張感が伝わるよ [続きを読む]
  • ピアス×2 NO16
  • 隣に座る女生徒のことが気になりだすと、もういろんなことが頭を駆け巡る。その唇がとても柔らかそうに見えてほんのりと艶があるのはリップをつけているからだろうか?髪の毛はとても綺麗な色をしているけれど、あれは染めているのか?それとも地毛であんな栗色なのか?ブラジャーはどんなのをつけているんだろう?パンティは可愛いのをはいているんだろうなぁ。昨日の自分の姿を目にしてからはどうも僕はおかしくなってしまったよ [続きを読む]
  • ピアス×2 NO15
  • 朝の陽ざしが眩しいほど部屋の中に差し込んできて、僕はいつもと同じ決まった時間に目覚めた。昨夜お風呂場であんなことを叫んではいたが、いろんな事がたくさん起こりすぎて不安でなかなか寝付けない夜でも、彼女は夢の中に出てきてはくれなかった。思い返せば、楓と優子が会話していた内容で、僕の夢に楓が現れたのは、ほんの偶然が重なったのだと聞いたような気がする。それから僕はゆっくりと起き上がり、ベッドに腰を掛けた。 [続きを読む]
  • ピアス×2 NO14
  • 楓(忍)は部屋に戻ってベットに座っり、ぼんやりと前を見つめながら先ほどの母親の顔を思い出していた。(あのお母さんって、たぶん・・・しのぶ君に冷たくされていて寂しかったのに、自分から彼に歩み寄る勇気もなかったんだろなぁ。だから二人とも相手を避けて、お互いに会話する事もあきらめていたのかもしれないなぁ)などと、そんな事を考えていると突然、両手と両足が小刻みに震えだしたのだ。「あああ!きた?ううう!!!ア [続きを読む]
  • ピアス×2 NO13
  • 優子の家を出た楓(忍)は一人夜道を歩いて、先程の道を引き返して駅を目指した。このあたりは何度か訪れたこともあり、少しくらいなら迷うこともなく駅の場所も把握できていたのだ。だけど一人で忍の家まで行くとなると話は別だ。楓(忍)はそんな事もあろうかと、先程優子に忍の家の場所や家族構成など彼女の知りうる情報を聞きだしていたのだ。「え〜っとぉ 確かここを曲がれば・・・ あったあった」そんな独り言が出てしまうほ [続きを読む]
  • ピアス×2 NO12
  • 「え?え?え?そこまでは前にも聞きましたよぉ。楓さんがお客さんからしつこく付きまとわれていて、それでいい返事を返さなかった為に部屋に連れ込まれて、自殺に見せかけられて殺されたんですよね?」二人は優子の部屋で、脚の低いテーブルを挟んで向かい合いながら座り、先ほど彼女が用意したコーヒーを飲みながら話していた。「ええ、そうなの。そしてその時の男の黒魔術で、私はピアスに閉じ込められちゃったのよね。」「・ [続きを読む]
  • ピアス×2 NO11
  • ガチャリ!「ただいまぁ」誰もいない自宅の扉を開ける時、優子がいつもそう声をだすのは、それが彼女が子供の頃からやっている母親との約束事だったからだ。「さあいいですよ、誰もいないから遠慮しないで入ってください」「ありがとう」楓(忍)は少し会釈して周りを伺いながらゆっくりと家に入り、優子のあとについて廊下を進み階段を上がって、その先の彼女の部屋に入っていった。「さあ、コーヒーでも入れましょうか?」部屋のド [続きを読む]
  • ピアス×2 NO10
  • 駅前の大きなショッピングモールに二人の姿はあった。一人は今風の女子高生スタイルとでもいうか、学生服のスカート丈を膝上まで短くして、紺のハイソックス姿にカーディガンを羽織っているとても美人な優子。そしてもう一人は、男性用のジャケットにズボンの学生服を着てはいるが、小柄な細身の身体にある顔はとても人懐っこい少女のような可憐さがある楓(忍)だった。その楓(忍)の方は、立ち居振る舞いはとても男性とは思えな [続きを読む]
  • ピアス×2 NO9
  • 楓(忍)は優子の目を優しい眼差しで見据えて、笑顔を浮かべながらその彼女の口に手を当てて 「だぁ〜め!その手には乗らないわよ!」 と、言い切った。そんな二人のやり取りを浩一は理解できるはずもなく、優子と楓(忍)の顔を交互に見返し唖然としている。「私は恋の短歌が好きでブログによく引用してたわ。そんな私が最後に載せた歌を間違いなく覚えているのか?そう試したんでしょ?」優子は自分の口を塞ぐ楓(忍)の手を払いの [続きを読む]
  • ピアス×2 NO8
  • 「でも昨日の浩一君はひどいよぉ・・・ いきなり押さえつけて無理やり・・・・・・だもん・・・・・」『忍=楓』が、少し恥ずかしそうに上目つかいで浩一に言った。「え?え?・・・・なに?・・・え??」浩一は何のことやら訳もわからずにただうろたえるだけだ。「なに?え?無理やりって?浩一何かしたの?」すると優子もそれに便乗するように話しに入ってくる。「ば!ばかやろ!優子はずっと俺と一緒だっただろ?そんなわけね [続きを読む]