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言葉や芸術や科学の意味にまつわる思いつきや考察を断片的に、ときには多少はまとまった形で綴っています

科学カテゴリーの「発見の発見」http://d.hatena.ne.jp/quarta/と同じ作者のブログです。

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2011/02/18

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  • "Physical processes of mirror reversal based on the real image of the optical system"の日本語版、その4―考察と結論

    今回は第3章「分析」と第4章「結果」を省略して最後の第5章「考察」と第6章「結論」を日本語化して掲載します。第3章、第4章に興味を持たれる方はJxivの英語版をご覧ください。https://jxiv.jst.go.jp/index.php/jxiv/preprint/view/508ここでは分析で用いた代表的な図の1つだけを掲載しておきます。5.    考察 まず本研究では、問題の分析と表現において2つの前提条件があったことを述べておく必要がありま...

  • 日本語における頭と頭脳と脳、および知能と、英語における対応語に関する一考察 ―― その4 ―― 科学と脳科学

    ―― しかし、特定の言語にとらわれずに論理的に考えた場合、やはり「脳で考える」と「脳が考える」には違いがあり、どちらの考え方も科学的であると仮定すれば、「脳が考える」における科学は「脳で考える」における科学から変質していると考えざるを得ないのである。――上記は前回記事の最後の文である。この点をさらに掘り下げたい。例えば「頭が良い」、「(自分の)頭で考える」、「頭を使う」と云った表現の「頭」を「脳」に置...

  • "Physical processes of mirror reversal based on the real image of the optical system"の日本語版、その3―先行諸研究における方法論的問題点と本研究の目的

    (前回に引き続き第二章を掲載します。今回は敬体で日本語化してみました。実は日本語化でグーグル翻訳を利用してみたのです。グーグル翻訳の結果はセンテンスごとに違ってちぐはぐでしたが、だいたい敬体で訳されていたのをみて、敬体のほうがわかりやすいような印象を受けたのです。このことは以前から、実は、かつて木田元氏のある哲学本を読んだとき、前書きか後書きかで、ですます調の方がわかりやすいのでですます調で書くこ...

  • "Physical processes of mirror reversal based on the real image of the optical system"の日本語版、その1

    現在プレプリントとしてJxivに投稿済みで、光学系ジャーナルにおいて「Under review」の表記論文(英文)の日本語版を本ブログで公開します。今回はタイトルから序論までです。光学系の実像に基づく鏡映反転の物理過程 要約 鏡像問題は、これまでにそれぞれが最終理論であると主張する様々な理論が提唱されているものの、未だに定説が確立されていない問題となっている。その理由は第一に、この現象が物理的プロセスと知覚...

  • 日本語における頭と頭脳と脳、および知能と、英語における対応語に関する一考察 ―― その3 ―― 脳科学について

    こうしてみると、日本語と英語という、極めて正反対の要素が強い言語でも同様に、人は「頭で物を考える」という直観というか、常識的な感覚というか、そういう意識を持っていることから、これは人間に普遍的な感覚であるように思われる。ドイツ語の辞書で頭に相当するKopfを引いてみたが、ドイツ語でもだいたい似たような意味範囲にある。そこで気になるのが同じ漢字を使っている中国語である。中国語の辞書は持っていないので、イ...

  • 日本語における頭と頭脳と脳、および知能と、英語における対応語に関する一考察 ―― その2

    ―― 前回に続いて ――前回記事の最後で、カッシーラーの哲学で説かれている表情機能を思い起こしたが、今ここでこの哲学議論に深入りする能力も準備もないのでそれはできないが、いずれにしても他人から客観的にみられる場合でも、頭が知能の在り処と言いうか源泉であるような認識は直観的で自然であることに変わりがないといえよう。そこで改めて「頭が良い」という表現から、頭が表すものについてさらに考察を進めてみたい。日本語...

  • 日本語における頭と頭脳と脳、および知能と、英語における対応語に関する一考察 ―― その1

    まず日本語におけるこれらの単語ないし熟語について考察してみたい。日本語の頭(あたま)、頭脳(ずのう)、脳(のう)、および知能(ちのう)、いずれも多様な文脈において多様な意味で使われるが、それぞれが異なった基本的な意味を持ち、カテゴリーも異なるものの、互いに深い関係を持っている。まず、頭が、日本語としてもっとも早くから使われていたことは明らかで、たとえば岩波古語辞典にはこの言葉だけが載せられている。...

  • 鏡像の意味論、番外編その9 ― 光学系における虚像と実像の違いから生じる問題について

    光学システムにおいて虚像は通常、立体的に表現されるのに対して実像は平面的に表現される場合が多い。一つには実像が像平面 ― カメラの場合はフィルム面に相当するが ― 上に形成される平面像と見なされる場合が多いということもあるが、それはつまるところ、光が形成する像は物体の表面しか表さないということに本質的な問題がある。それは人が物体の表面しか見ることができないということでもある。表面しか見ることができないと...

  • 新論文プレプリント、Jxvによる公開のお知らせ

    先般の記事のように英語版「Resolution of Mirror Problem」の日本語版出版の準備を進めていましたが、7月ごろからこの本の基本部分となった元の論文「Concept of the Isotropic Space and Anisotropic Space as principal Methodology to Investigate the Visual Recognition」の内容を補足する新しい論文の必要を感じてそれに取り組んだため、年内にもと考えていた日本語版の出版は一時保留することにしました。新論文は、先の...

  • 『鏡像問題の解決』日本語版への追加記事の一つを公開します

    前回記事 ――「Resolution of Mirror Problem」 日本語版の出版計画 ―― のとおり、日本語版への準備を進めています。この日本語版への追加予定のいくつかの記事の中から下記一編を公開します。質問に答える形式で、簡潔で分かりやすく表現できたように思います。問答形式(Q&A)による説明 主要論文の冒頭で著者は次のように書いています。 「よく知られた『鏡はなぜ左右のみを反転して上下や前後を反転しないのか?』...

  • 「Resolution of Mirror Problem」 日本語版の出版計画

    10月13日の記事で、このほどLanbert Academic Pbublishingから発行された鏡像問題に関する拙著についてご案内しました。その記事の中で、私が当該出版社のウェブサイトから当該著作が数か国語に翻訳されていた件についての事情について述べました。その際、担当エディターに問い合わせたところ、そのエディターはその時、翻訳の事情については知らず、メールを転送してくれた翻訳チームに問い合わせたところ、それらは予想通り機械...

  • 鏡像問題の解決後の考察 ― その1 ― 光学(幾何光学)による分析がなくとも鏡映対が面対称をなすことが認識できることが意味するもの

    前回記事でお知らせしたとおりLAMBERT Acacemic Pubishingから拙著『鏡像問題の解決』が出版されました。これにより鏡像問題との取り組みはひとまず終了したことになりますが、この問題から派生する、というか連鎖するような様々な問題が浮上してくることが期待されるので、このようなタイトルで続けてゆきたいと思います。今回はその1として、表記のテーマを取り上げます。私にとっての鏡像問題の解決において初期にはあまり注目...

  • 出版のお知らせ ― 鏡像問題を解決した筆者の英語論文が LAMBERT Acacemic Pubishing より出版されました

    本ブログで扱ったテーマ群のなかで結果的に最も最も意義深いと思われ、分量的にも記事が多くなったテーマは鏡像問題にまつわるものになりましたが、その最終的な成果がこのほどLAMBERT Acacemic Pubishingから出版され、下記から購入できるようになりました。★ More Books.https://www.morebooks.shop/shop-ui/shop/product/9786205498651★ アマゾンhttps://www.amazon.co.jp/-/en/Junichi-Tanaka/dp/6205498650/ref=sr_1_fkm...

  • シリーズ・数と空間に関する素朴で断片的な考察 ― 正数と負数の意味についてその1。

    数には正数に加えてゼロと負数があるとされ、正数は正確には+記号を付け、負数は-記号をつけて表されるが、正数は特に記号を付けなくても正数を表す習慣になっている。しかし、一方で絶対値という概念があり、普通の感覚では正数と同じであるが、それでも、絶対値を表す記号もあるわけで、また、たとえば『現代数学百科』(矢野健太郎著、ブルーバックス)などを見ると結構複雑な数学的定義が述べられている。数学的にどういう意...

  • シリーズ・鏡像と科学―その1、鏡像と対掌体 ― 後半、異方的な知覚空間(視空間)と、等方的な幾何学空間

    前回のユーチューブ配信記事はこのテーマの前半でしたが、引き続いて後半をユーチューブ配信しましたので、リンクを公開します。前回同様、後日文章化したものをここに追加するか、または、本ブログの記事として公開することも検討中です。...

  • シリーズ 鏡像と科学― その1、鏡像と対掌体

    今回から『鏡像と科学』というテーマで何回かのシリーズコンテンツを配信してゆきたいと思います。後日、こちらにテキストを追加することも検討中です。...

  • CO2原因温暖化説と自然科学の分野

    昨日、ツイッターの通知欄に今まで見たことのなかった種類の通知が届いていた:元のツイートは下記である:そのまた元の記事は下記の新聞記事ツイートである:元の新聞記事をツイッターに引用ツイートした人は単に元記事の見出しを引用しているだけで、ツイートした意図は不明である。だから今回の私の記事は元の新聞記事のタイトルと内容の印象のみに関わるものである。端的に言ってこの新聞記事の内容とタイトルに対して感じる違...

  • 鏡像問題関連で査読中の論文をプレプリントとして公開しました

    鏡像問題に関する最新の査読中論文をプレプリントとして公開しましたのでお知らせします。タイトルはConcept of the Isotropic Space and Anisotropic Space as principal Methodology to Investigate the Visual Recognitionです。http://philsci-archive.pitt.edu/19392/...

  • 心の四つの機能と感染症対策

    COVID-19感染症対策については、オーソリティ側を含め多くの専門家のコメントがマスコミやネットを通じて日々伝えられている。ただし、意外でもあり不満でもあることのひとつは、心理学者や脳科学者などからの発信が少ないように見受けられることである。というのは、病気の予防対策というものは多分に精神面との係わりが大きいし、さらに免疫機能にも関わる問題であり、免疫機能については精神面との強い関係に言及されることが多...

  • 質的 ― Qualitative ― と量的 ― Quantitative ― に関わる科学的表現の問題 ― その3 ― 『分析』に関連して(3)

    質的(Qualitative)と量的(Quantitative)の観点から前回の考察をさらに推し進めたいと思う。前回の結論は、少なくとも化学分析において、質的分析と量的分析という風に対立的な分け方は不適切ではないかというものだった。さらにこの結論を掘り下げると、化学分析に限らず、さらに人文社会科学をも含めて、そもそも分析という概念自体について、それが必ず質的側面と量的側面を備えていなければならない以上、質的分析と量的分...

  • 質的 ― Qualitative ― と量的 ― Quantitative ― に関わる科学的表現の問題 ― その2 ― 『分析』に関連して(2)

    (以下の記事は前回記事に続けて、そのままの文脈で書いています)定性分析と定量分析の違いは端的に言えば、どちらも特定物質の質量、現実には重量の測定であることに変わりはなく、定性の場合はゼロかゼロでないか、場合によれば他のサンプルと比べてどれほど多いか少ないか、という程度の精度であるのに対して、定量分析の方は数値、少なくとも2桁パーセントの数値で測定し、厳密には誤差の範囲も定めることが求められるという...

  • 質的 ― Qualitative ― と量的 ― Quantitative ― に関わる科学的表現の問題 ― その1 ― 『分析』に関連して

    質と量は、代表的な哲学的カテゴリーでもありまた同時に対立的な概念として日本語でも英語でも対で用いられることが多い。形容詞的な質的(Qualitative)と量的(Quantitative)にしても同様で日本語でも英語でもあまり変わらないように見える。しかしよく使われるQualitative AnalysisとQuantitative Analysisのペアをとってみると、日本語では普通、「質的分析」とか「量的分析」とはあまり言われず、特に化学分析では「定性分析...

  • サイト移転と本サイトのタイトル変更およびリニューアルのお知らせ

    ◆ 本サイトでこれまで公開していた『矢車SITE』は、2020年6月22日をもって下記アドレス(はてなブログ)に移転しました:https://yaguruma.hatenablog.jp/◆ 本日以降、これまで「はてなブログ」で公開済みの『ブログ・発見の発見/科学と言葉』のすべての記事を本サイトに移転し、同タイトルの下で更新を続けて行く予定です。筆者自身は内容的には、こちらの方をはるかに重視していますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。...

  • 鏡像問題の議論に見られる英語表現の問題点について考える

    筆者はある時期から英語翻訳を仕事にしてきたということもあり、英語表現の得失、平たく言えばいろんな局面において英語と日本語の優劣について考える機会は多かったのですが、ある時期から仕事とは別に、鏡像問題に関心を持って深くかかわるようになり、その方面で英語の論文や著作物に触れる機会が多くなり、挙句の果て、自分で英文の論文作成を試みるまでになってしまいました。そんなわけで、それまで何となく断片的に考えてい...

  • 東京都健康安全研究センターの研究年報から、日本における肺炎死亡に関するレポートに遭遇

    今回の新型コロナウィルスの流行について、当初はコロナウィルスというより『新型肺炎』として伝えられ始めたように記憶しています。そのためもあって最初から肺炎という言葉が印象に残り、コロナウィルスというタイトルで報道されるようになっても、個人的には肺炎そのものについて気になっていました。というのも、当方も年齢のせいで去年頃から、自治体の方から肺炎予防接種の案内が来るようになり、どうしたものかを知り合いに...

  • 論文を公開します(英文):Isotropic Space and Anisotropic Space in Recognition of the Visual Image and the Mirror Problem

    ここで公開する掲題の論文は、いったん心理学のジャーナルへの投稿として提出し、査読で通らなかったものです。1人のレビューアの言によれば内容の価値自体は認めるものの、心理学ジャーナルの一般読者向けではないと判断されたようです(もう一人のレビューアとエディターの判断はそれぞれまた異なりますが)。今になって振り返ってみれば確かにその言には一理はあるように思われました。というのもテーマは鏡像問題に関するもの...

  • 鏡映反転のグレゴリー説に対する重要な再批判

    『The Oxford Companion To The MIND』の記事「MIRROR REVERSAL」に見られる鏡映反転のグレゴリー説について(An analysis of Gregory's

  • 令和2年1月より新アドレスにて更新します。

    次回より次のアドレスで投稿を継続します。どうぞよろしくお願い申し上げます。https://yaguruma.hatenablog.jp/写真は新サイトのタイトルで使用したものです。...

  • 2019年7月中旬から8月初旬のつぶやき

    以下5枚の写真は7月30日、山種美術館にて許可された作品を撮影させていただいたものです。展覧会名:生誕125年記念 速水御舟作家名:速水御舟作品名:翠苔緑芝所蔵者名:山種美術館ただ美しいとしか言いようがありません。今回の展覧会で初めて速水御舟の実物を見ましたが、明治以降の日本画家で最も好きですね。ただ、有名な『炎舞』だけではそれほど好きになれませんでしたが。前期の展覧会を見損ねたことは残念でした。・・...

  • 最近のブログ更新と風景、つぶやき

    最近の不忍池、弁天堂はますます活気づいていますね。2年ほど前のポケモンゴー騒ぎの時は弁天様も迷惑そうでしたが、今は移住と観光を含めて外国人の増加が止まらず、こうなればお寺側も歓迎ムードか。もともとインドの神様だったようなのでこれも自然な事かも。日本語の絵馬は半分にもならないように見えます。随分と日が長くなり、同じくらいの明るさであっても空の色調は冬時分とはかなり異なります。ただ今年の五月は夕方には...

  • 友人の著書を読み始めたこと、その他

    昨年暮れに友人から献本を頂いたが、年はじめから予想外の多忙でなかなか拝読を果たせなかったところ、ようやく三月の末頃から、少しづつ読み始めた。まずタイトル『祖父たちの昭和』が、私と同年ではないものの同世代である友人の著書であるだけに、相当に意味深であった。このタイトルが暗示しうるものは、私にとっても、年を重ねるにつれて考える機会が多くなってきたところのものだからである。とはいっても、私にとっての「祖...

  • 日比谷公園の秋バラ、、、ブログ・意味の周辺を更新しました。

    表記ブログを更新しました。今回も鏡像の意味論番外編の継続です。さて、今回の写真はいつもの不忍池ではなく日比谷公園の秋バラです。白状すると実はバラが大好きなのです。以下にも日比谷公園らしい眺めです下の下段はだいたいが大輪八重咲のベゴニアでしょうかここには昔から同じミスター リンカーンという非常に背の高い品種が植わっていますが、すべて元の木なんだろうかここは銀座。毎回目新しいビルが目につきますが以上、...

  • 最近の写真とつぶやき、それにホームページ(業務用)更新のお知らせ

    これは坂道の中ほどから後楽園駅近くの交差点まで下ってゆく途中、夕焼けが美しく見えたので思わず歩道の端の柵のあたりで、スマホカメラで撮ったのですが、やはり、このような場所と時間帯で臨場感を出すのは難しいですね。左の高層ビル影は文京区役所、遠くの高層ビル群は多分中央大学、右の影はイチョウの並木。交差点で交わる道路は谷筋のような感じで、水道橋あたりまで歩いてゆくと海抜6mとの表示がありますが。さて。今回の...

  • 不忍池周辺の変化と近況のつぶやき及びブログ更新のお知らせ

    不忍池あたりには週に何度も来るようになった今日この頃、この場所にも時々来るのですが、この日はここでちょっと愕然としてしまいました。というのは、上の写真のように、弁天堂の背景に忽然と新しい高層ビルが出現していたのです。ちなみに下の2枚の写真は2014年の春頃に撮ったものです。次の2枚はやはり2014年のお盆のころ。次の写真は今年の四月に撮ったものですが、当時にはまだ今ほど高く伸びていなかったので気づかな...

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