Tome館長 さん プロフィール

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Tome館長さん: Tome文芸館
ハンドル名Tome館長 さん
ブログタイトルTome文芸館
ブログURLhttp://poetome.exblog.jp/
サイト紹介文自作のショートショートと詩を紹介します。 朗読してくださる方、募集中。
自由文ショートショート、詩、曲、絵、動画を制作してます。
私の記事を朗読して投稿してくださる方、連絡いただければ、サイトにて紹介いたします。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供372回 / 365日(平均7.1回/週) - 参加 2011/03/26 11:38

Tome館長 さんのブログ記事

  • 戦略の参謀
  • 集団が二手に分かれ、体育館の床にしゃがみ 陣取りゲームみたいな遊びをしている。未踏の広い領域がまだ残っているというのに どうやら敵はまだそれに気づいていないようだ。皆、手もとのやりとりに夢中になっている。「今のうちに手を打っておきたいものだな」その件で、味方の参謀格の誰かと相談をする。「さて、どうしたものか」参謀格の男は知恵の輪の組み込みに夢中だ。... [続きを読む]
  • トトロの歌
  • 庭にいて 花壇があって たくさん子どもたちがいて なぜか敷石に印刷しようとして その上をすぐに素足で拭ってしまって まだ早すぎたのでにじんでしまって つまり失敗してしまって その件で年上の男の人から注意されて 不毛な議論なんかしちゃって 途中でいやになって トトロの歌なんか口ずさんでるTotoro SongI was in the ga... [続きを読む]
  • 小学校の高校生
  • おれたちは高校生らしい。なぜか近所の小学校のグラウンドにいて 右往左往する小学生の集団の中に紛れている。ひとりの活発で魅力的な女子小学生がいて 踊るような足取りで僕たちを案内する。帰宅する前に寄るところがあるそうで彼女は途中、いずこへともなく去る。そろそろ校門が締まる時刻のようだ。大勢の小学生と一緒に三々五々 仲間の高校生たちもグラウンドから出よう... [続きを読む]
  • 監視ソフト
  • 彼女は常に監視されている。監視ソフトと監視システムによって。その証拠のように、目の前にあるモニターには彼女に関する行動データがリアルタイムで表示されている。今どこにいて、何を食べ、何を買い どんな服装で、誰と一緒か、すべて筒抜け。遠目ながら、どんな表情をしているのかさえわかる。まるで実験用モルモットのよう。なんとなれば、間接的ながら こちらから彼女に干... [続きを読む]
  • 選べない
  • 僕 または僕たちは なにかを選ばなければいけないのに なにも選べない。出題用紙の または解答用紙の どこかの空欄に それらしく書き込みたいけど うまく書き込めない。笑われる 非難される。軽蔑される 無視される。そうそう望むようにはならないように できている。または そうしかできないように できている。Can Not ChooseI o... [続きを読む]
  • 老朽化
  • のっそり自分の部屋を出る。下宿の共同流しで歯を磨こうとする。そこへ、階段横の部屋から男が現れ 私に近寄り、ぼそぼそ呟く。「魚の焼ける匂いがしてたまらない。 この換気扇はすぐ交換しなければいけない」なぜかマンションの隣の号室の初老の男だ。現在は転出して空き家になっているはず。しかし、ここは昔のままの下宿。さらに男は「雨漏れがひどい」と文句を言う。男は... [続きを読む]
  • 時間割
  • 女の子と男の子が、お医者さんごっこみたいなことをしている。四角なタイルを横に並べたような列があって なんとなく学校で使う時間割を連想させる。その女の子は、その時間割の左端になったら指でいじられるのは仕方ないと思ってしまう。その男の子が、その時間割の左端ではそうするのが当然である、と教えたからだ。「決められたことを守るのは良いことよ」女の子の母親もそんなこ... [続きを読む]
  • 置き場所
  • もらったか作ったか、忘れてしまった。ともかく、いわく言い難い変なものである。使える部品と使えない部品が混ざり それらがさらに土砂の中に埋もれている。捨てるわけにもいかないので、とりあえずどこかに置いておかねばならない。実家の庭に亡くなったはずの母がいた。「これをここに置いてもかまわないかな?」腰は曲がっているが、まだ母は元気そうだ。「そこは困るけど、あそ... [続きを読む]
  • カラオケの箱
  • ここはカラオケボックス。あえて照明は控え目、暗いと感じるほど。数人の昔の友人たちとの再会。飲んで、その二次会のような雰囲気。だが、誰も歌おうとしない。せっかくなので、私が適当に選曲。かつて好きだった歌手の曲をいくつか。すると、なぜか歌入りの曲ばかり流れる。 ただ黙って皆で聴くばかり。予約した曲はそろそろ尽きそう。さて、次の選曲はどうしよう。... [続きを読む]
  • ピンクの水着
  • ある有名人とゆかりあるという ごく普通の一般人が主催したイベントに潜入。水着姿の若い女が右往左往しているところを見ると 美人コンテストの会場であろうか。そこで話しかけて話が弾んだ、といういきさつから その若い女のお宅にお邪魔している。彼女は悩ましいピンクの水着姿。まるでコンテスト会場からそのまま移動したみたい。私は居間の窓から、庭でポーズをとっている彼女を... [続きを読む]
  • 滅多にない
  • 友人に誘われ、とある店に入る。経営者でもある中年のおばさんが店番している。なにやら商品は陳列されているものの 統一がなく、なんの店であるか判然としない。店内の客は少ない。先客がひとりくらいか。「その本の通りになることは滅多にないね」ボソリと呟く店主のおばさん。なぜか私はショーウインドウの中に入り 展示中の本を黙々と読んでいたらしい。Rare... [続きを読む]
  • お好み対局
  • 数人の仲間と旅館に泊った。その中に史上最年少プロ棋士の中学生がいた。彼は折り畳み式の将棋セットを持っている。しかもテーブルの向かいに座っている。せっかくだから対局できないか、と頼んでみる。「ええ、いいですよ」笑顔で快諾してもらい、やれ嬉し。ところが、あっさり途中をすっ飛ばされ 気づいたら詰まされていた。「ま、まいりました」当然の結果とは言え、じつに... [続きを読む]
  • 空中楼閣
  • どこぞの街を歩いている。鉄橋の一部、その端がすぐ近くに見える。しばらく歩き続けていたら同じ鉄橋の反対側の端がすぐ近くに見えてきた。大きな弧を描いて空の彼方まで続く。川や線路を越えてもいないのに、不思議なこと。不思議と言えば、鉄骨の巨大建造物がかなり高い空中に浮かんでいる。まず飛行船のような乗り物には見えない。下半分のない高層ビル、という感じ。なぜ落... [続きを読む]
  • 見積もり
  • 見積もりを出せ、と言う。偉そうに。そっちこそ、先に仕様を示せ。信頼の背景が見えんぞ。利益率、青天井。数値を無視する者、数値に泣く。EstimatePut out a quote, you say.To be great.You should show the specifications first.I do not see the backgro... [続きを読む]
  • 敵か味方か
  • 私は逃げていた。手続きに失敗したらしい。舗装されてない道を集団で進んでいる。不意に地震に似た感覚。道の先からこちらへ土煙が迫ってくる。よくわからないが、逃げなければ。私は集団から離れ、道を外れる。途中、わらで作られたランドセルを拾う。なのに、すぐに邪魔になって捨ててしまう。しばらくすると、旅館のような屋敷があった。そこへ入ると、別の集団がやってきた... [続きを読む]
  • お絵描き工房
  • 家内制工業みたいに流れ作業で絵を描いている。知り合いの女がマーカーで着色している。塗り絵をしているような感じ。前工程として絵の具を混ぜる機械が彼女の隣にある。その機械を制御しているのが私と同僚の男。こちらの手違いで、ある色の絵の具を切らしてしまった。そのため、しばらく塗り絵作業がストップ。そこへ別の知り合いの女が近づいてきた。「どうしたの?」こちらの... [続きを読む]
  • ゲーム大会
  • とある大きなイベント会場にて 複合的なゲーム大会が開催されている。囲碁と将棋の選手権戦を同時にやるらしい。参加する小学生が練習がてら、多面打ち または多面差しみたいなことをやっている。子どもは意欲があり、結構なことだ。節度もあれば、もっと結構なことである。さて、対戦会場へ向かおうか。入場者たちが広い通路を歩いている。通路には仕切りがあり、こちら側を通... [続きを読む]
  • 地下室の残業
  • 地下室で仕事をしている。ちょっと前まで使っていた地下室はただでさえ狭い上、余計な物が多かった。今度の地下室は広いだけでなく、まったく物がない。物がないから夢がある、と言えなくもない。そうこうするうちデスクやら器具も増え いかにもオフィスらしくなってきた。今は新米の女性社員とふたりっきり。席を並べ、それぞれ別の仕事をしている。他の社員は出かけているらし... [続きを読む]
  • 鉄パイプ
  • 電車に乗っていた。車窓は暗く、夜でないとすれば地下鉄かも。先ほど見たばかりのシーンを思い出す。透明ビニールの球を棒で叩く曲芸。二人組みの美しい芸人姉妹が演じていた。ふと気づく。開いた窓から一本のパイプが覗いている。何気なく手を伸ばす。つかんでみれば、短い鉄パイプ。なんのつながりもなく、空中に浮かんでいた。地球周回軌道上の人工衛星さながら電車と... [続きを読む]
  • 神話の定め
  • 古代より伝わる神話である。迎える神と迎えられる神がいた。迎える神は誰かを迎える立場である。迎えられる神は誰かに迎えられる立場である。ただし、迎える神は誰も迎えに行かなかった。そして誰も、迎えられる神を迎えに来なかった。「ああ、そういうものさ」と迎える神は思った。「ああ、そういうものか」と迎えられる神は思った。そういうわけで、この神話もいつか消え去り や... [続きを読む]
  • そこにそれがない
  • そこにそれがないことを示すためにそこにそれがないと示すのはそこにそれがあることを示すためにそこにそれがあると示すより示される側の立場として事実を認めるか否かの判断に苦しむ。はるさんが演じてくださいました!There Is Not ItTo indicate that there is not there to show that there is n... [続きを読む]
  • 空気感染
  • 新宿駅前を連想させる広場。大勢の群衆が右往左往している。そのうちの一人として歩く。誰かの声がした。「さあ、ご覧なさい」見ると、数人の異様な人物。全身が白っぽい緑色。青銅にチョークの粉をまぶしたよう。編集ソフトで画像加工したみたいな感じ。実体ではないような気がする。しかも、その人数が次第に増えている。まるで伝染病の感染のよう。「なんだ、あ... [続きを読む]
  • 空飛ぶ棒
  • 木片を組み合わせた電信柱みたいな棒がある。これがなぜかグライダーみたいに空を飛ぶ。しがみついた人と一緒にどこかへ飛んで行く。その飛距離を競うスポーツのようだ。しかしながら、どの形状が一番飛ぶのか実際のところ、よくわかっていない。どうしたものかと考えていたところ なんとなく変なことができそうな気がしてきた。目の前にあるテーブルに両手をつく。そのまま両手だ... [続きを読む]
  • 二頭の虎の子
  • 最初は古書店のようだった。知り合いの女性が立ち読みしている。「変な本を読んでいるんじゃないだろうな」冗談めかして声をかける。「あら、ごく普通の本よ」なるほど、隙間の多い本棚には立派な装丁の夏目漱石全集くらいしかない。物音したので二階へ上がってみる。脳卒中の親を世話する息子さんが座っている。不幸を背負ったような、その表情。「あなたは独りで幸せですね」... [続きを読む]
  • 異なる演奏
  • コンサート会場である。クラシックの交響曲を演奏中。それを中空より見下ろしている。いずこも演奏者ばかりである。観衆の姿はない。客席すら見当たらない。会場の端に楽屋裏みたいな狭い場所がある。電子楽器がところ狭しと並んでいる。そこで若者たちが別の演奏をしている。練習中かもしれない。あるシンセサイザーから火花が出た。操作していた女の子は演奏を中断... [続きを読む]