松尾 英明 さん プロフィール

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松尾 英明さん: 教師の寺子屋
ハンドル名松尾 英明 さん
ブログタイトル教師の寺子屋
ブログURLhttp://hide-m-hyde.blogspot.com/
サイト紹介文教師の技量向上、教育観を磨き合います。2014まぐまぐ大賞受賞のメルマガを元に書いています。
自由文教師としての技量向上や、教育観を互いに磨き合う場としてのブログです。子どもの学力向上、体力向上、授業力向上、道徳教育についてもふれていきます。 「先生になったけど、理想と現実が・・・」と悩む方々、一緒に解決しましょう! 4月は学級開きのネタ、5月は運動会ネタなど、旬の話題を扱います。特に1月、2月は、得意の大縄や8の字跳びのコツもお伝えします。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供175回 / 365日(平均3.4回/週) - 参加 2011/04/11 22:07

松尾 英明 さんのブログ記事

  • 大原幽学の「子ども交換保育」作戦に学ぶ
  • ここ3回、戦争と平和をテーマに書いてきた。実際、一教師に、そんなに大規模なことはできない。やれることは、教室程度の小規模集団からのミクロな発信である。要は、自分をどこにおくかで、「全体最適」の規模が決まる。かなり小さい単位だと、家庭。最小単位は無論「自分」である。「今、自分さえよければいい」という部分最適。無意識に暮らしていると、全てがここになりがちである。ここで、学級担任、あるいは家庭として考え [続きを読む]
  • 戦争における「全体最適」は存在し得るか
  • 終戦記念日ということで、長文。部分最適と全体最適の話の続き。昨日の長崎の原爆記念日と関連し、この視点から戦争について考えてみる。戦争における国家レベルの部分最適とは、それぞれの国の「正義」あるいは「勝利」であると仮定する。そしてその上位にある世界レベル、あるいは地球レベルにおける全体最適が「終戦」あるいは「平和」に当たる。ただ、終戦さえすれば必ずしも全体最適という訳ではない。終戦しても、戦争中に命 [続きを読む]
  • 部分最適と全体最適
  • 今回はものの見方、考え方に関わる、少しだけ哲学的な話。最近、よく考える、「部分最適」と「全体最適」について。これ自体は、経済学の用語であるという。両方の意味は文字通り。部分最適とは、ある部分(部門・部署・小集団等)にとって最適な状態を指す。全体最適とは、その部分が属すより大きな単位である「全体」にとっての最適な状態を指す。つまり、本来は全体最適≧部分最適のはずである。しかし実際は、全体最適<部分最 [続きを読む]
  • 原爆記念日の意義
  • 今日は、長崎の原爆記念日である。先日の8月6日広島の原爆記念日にメルマガで書いた記事を載せる。現在生きている人の中で、実際に原爆を体験した人たちが、かなりの高齢である。73年前の出来事なのだから、当然である。実際の体験者が少なくなり、生の声を上げられなくなってくる。そうした中で、記念式典が催される。記念式典は、何のためにやるのか。広島市のHPによれば原爆死没者の霊を慰め、世界の恒久平和を祈念するためと [続きを読む]
  • 「常識」は敵
  • ずっと以前、コンビニで1Lの牛乳を買ったら「ストローをおつけしますか?」と言われた時の衝撃について書いたことがある。「おいおい、そんなもんいるわけないでしょ。」と感じるのが、その時の私の「常識」的反応。ここを、考え直させられる場面を見た。少し早い時刻に帰ると、いつも駅のホームで高校生がたむろしている。部活帰りのようである。彼らのうちの何人かが、1Lのパックにストローを差して飲んでいる。ジュースもあ [続きを読む]
  • 学級経営に知的謙遜をもつ
  • 最近何かの本で読んだ、Googleで人事の責任者を務めるラズロ・ボック氏の話。Google社の採用にあたって最も重要な要素が「知的謙遜」だという。要は、このメルマガでも何度も話題にしている、ソクラテスの「無知の知」である。「自分は知らないことだらけだと知っている」という姿勢である。教師の仕事に関しても、ここが非常に重要である。何年やっても、ほとんど知らないことだらけである。世の中の様々な教育手法のすべてなど、 [続きを読む]
  • 「1年生だから〇〇できない」論は、大抵嘘。
  • 1年生からの学び。「1年生だから〇〇できない」論に、長い間疑問を抱いていた。しかし、1年生を担任したことがなかったため、はっきりと反論できないでいた。「1年生には無理」という、とりつく島もない言葉に対し、為す術もなかった。今年は、そこに対しての様々な「検証」ができる有難い環境である。さて、1年生はいかにして「自分たちの学級」を作り上げていくのか。これは、大人や上級生に頼っている内はできない。「1年 [続きを読む]
  • 子どもの訴え3パターン
  • 「先生、お友達に嫌なことされた。」子どもからの訴えである。1年生は、よく伝えてくる。さて、子どもの訴えは、主に以下の3パターンである。子どもたちには、黒板に顔のイラストにして書いて伝えた。1 自分はにこにこ 相手はしょんぼり やってる方が気付かない迷惑2 自分は怒り   相手はしょんぼり やってる方の正義の主張攻撃3 自分は意地悪  相手はしょんぼり やってる方も意図的ないやがらせ1が一番多く、3 [続きを読む]
  • 水をあげすぎない
  • これも「まぐまぐニュース」に取り上げられた記事。https://www.mag2.com/p/news/363108学級で、アサガオを育てている。子どもは、毎日水やりをする。これ自体はいい。しかし、夜から朝方まで雨が降っていた日でもあげようとする。なんなら雨の日でもあげようとする。実際、梅雨入りしたから、水やりは不要な日がほとんどである。アサガオに対する愛情なのである。手をかけて育てたくて仕方無いのである。しかしである。「お腹いっ [続きを読む]
  • 話す 聞く は目的がある
  • 今回も「まぐまぐニュース」に取り上げられた記事。https://www.mag2.com/p/news/365086先月、県内の小学校にて、「聞く」をテーマに校内研の講師をさせていただいた。昨年度に引き続きお世話になっている学校である。校内全ての教室の授業を見せてもらい、研修会の冒頭で話したことが「黙る」ということの大切さである。この学校では、清掃の時間に黙働をしてきた実績があり、黙って掃除ができていた。聞く力の素地ができていると [続きを読む]
  • 最近の若者は
  • ある日の夕方、帰りの電車での出来事。その日も、下り電車の車内は帰宅する人たちでごった返していた。私も満員の車内でやっと立っていた。そして、ドア付近に杖をついた老婦人が一人立っていた。私は「立ってるのが大変そうだけど、今の自分にはどうにもできないな」と思った。ふと見ると、何やら妙にキョロキョロ周りを見回している高校生とおぼしき男子がいた。どうやら、その方に座って欲しいと思ったようである。車内は満員。 [続きを読む]
  • 被災地の海開き
  • 関心が高いニュースが入ったのでそちらの話題。7月21日、福島県相馬市と宮城県石巻市で、8年ぶりの海開きが行われたという。どちらも、私も何度か足を運ばさせてもらっている地であり、祭りが開かれた等の明るいニュースが入る度に嬉しく思っている。海が、久しぶりの賑わいを見せているということである。これらの地での「海開き」というのは、他の祭り等の再開とは、かなり意味合いが違う。テレビでは、このイベントに携わっ [続きを読む]
  • 無理な要求もとりあえず持ち帰る
  • 「まぐまぐニュース」で取り上げられて反響があった記事。https://www.mag2.com/p/news/361299(ちなみに付け加えると、私が「モンスターペアレント」などという言葉を安易に用いることは、基本的にありえない。今回の記事でも、一言も使っていない。それでもタイトルに好んで使われるのは、キャッチーなフレーズの方が見てもらえるからである。インターネット上のニュースのヘッドは、編集部側がすべてつける。だから、事情はとて [続きを読む]
  • 学級経営とトイプードル
  • 学級経営の話。先月、地元の市の研修会で学級経営についての講師をさせていただいた。話の中で学級担任のもつ「こわさ」の効用についても話した。参考:「教師の寺子屋」過去記事 教育における「おそれ」の必要性↓http://hide-m-hyde.blogspot.com/2018/04/blog-post_26.htmlその中で、質問を受けた。「怒ってもこわさが出せないのですが、どうしたらいいでしょうか。」初任の若い女の先生である。ここへの答えは決まっていて「 [続きを読む]
  • 働き方改革と会議のあり方
  • 働き方改革に関わって、会議のあり方について。会議は残業に関するかなり重要な要因である。前にも紹介した次の本から引用する。『私の作文教育』 宇佐美 寛 著 さくら社http://www.sakura-sha.jp/book/jyugyo/sakubun-kyoiku1/==========================(引用開始)会議での提案は、「〇〇をどうするか考えてください。」や「〇〇を検討しよう」であってはいけません。それは評論にすぎません。「自 [続きを読む]
  • 働き方改革と個人の価値観
  • 前号に引き続き、学校での働き方改革を考える。職場を思い浮かべれば、ばりばりやる人、ほちぼちの人、あるいはそうでもない人もいるかもしれない。毎日夜遅くまで残業している人、定時で帰る人、短時間勤務の人、色々いる。いつでも精力的でばりばりやる人、決められたことを自分のペースでぼちぼちやる人、マイペースでゆったりな人。あるいは、それらが混在している人。(人は気分で左右されるので、これが一番多いはずである。 [続きを読む]
  • 働き方改革と学校
  • 今話題のキーワード「働き方改革」を学校で実行することについて。「働き方改革」の中心は、長時間労働の是正である。一方で、企業としては、長時間働くことで利益を何とか確保してきた経緯があり、俄には取り入れにくい。ただでさえ不況にあえいでいるのに、社員の労働時間まで規制されてはかなわないというのが本音だろう。社員の側も、規定勤務時間内に仕上げることが不可能な量の仕事を抱えているため、歓迎できない。そもそも [続きを読む]
  • 資質・能力についての雑感
  • 何かと話題になる資質・能力について。資質には「生まれつきの性質」という意味がある。つまり、資質・能力を伸ばすということを考える際、実はその才能が問題になる。たまたま、走らせると速い子どもがいる。別にトレーニングを積んできた訳ではない。たまたま、そうでない子どもがいる。別に、運動をさぼっていた訳ではない。他にも、そういうのはたくさんある。全員に何かしらの才能はある。一方で、全員に全ての才能がある訳で [続きを読む]
  • 論理的思考を鍛える
  • 「指導案がなかなか書けない」という悩みをよくきく。そもそも「作文が苦手」という人もいる。なぜなのか。論理的な思考が苦手だと考えられる。論理的思考が得意だと、作文や議論といった表現活動は容易になる。論理的な文章とはどういうものかがよくわかる本を紹介する。『私の作文教育』 宇佐美 寛 著 さくら社http://www.sakura-sha.jp/book/jyugyo/sakubun-kyoiku1/著者の宇佐美氏は、千葉大学名誉教授である。私も学生時代、 [続きを読む]
  • 最高の学級づくり 仲間づくりの真実
  • 前号の話と関連して、子どもの言動の真意を読むことについて。次の本からの気付き。『最高の学級づくり パーフェクトガイド』赤坂 真二 著 明治図書https://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-169515-6この本の中の第6章「少しの丁寧さが思春期との絆をつくる」がとても印象に残った。不安定さは、突然「見えるようになる」ことからくるという。要は、不安定だから、つるむ。グループ化する。守る手段なのである。これを無理矢理 [続きを読む]
  • ルーティーンの中に自分を出せ
  • 木更津技法研祝賀会での学び。技法研のメンバーも、教育委員会や行政等の仕事に就くことがある。そういう場合、御栄転ということで、集まってお祝いをする。文科省や県庁、指導室長や指導主事、教育委員長、私立校長等、様々な経歴の方々の話が聞ける貴重な機会である。この場は、ひたすら聞くことに徹した。なぜなら完全な未見の地の話であり、コメントなどできようもない。聞けば聞くほど、現場とはまるで違う仕事である。例えば [続きを読む]
  • ダメなことはダメと教えられる大人に
  • ある日曜日の、電車の中での気付き。その日は、マナーの悪い子どもに何人か出くわした。電車で通路を挟んで向かい合って、大声でしゃべり騒ぐ兄弟。車内で騒ぎ駆け回る子ども。座席の上に立ち上がって遊ぶ子ども。親は何をしているか。横で、にこにこと「可愛いね」という笑顔で見ている。騒ぐ子どもを連れる大人の共通項を見出だした。母親不在である。日曜日で、気をきかせて父親あるいは祖父母が連れて歩いているのかもしれない [続きを読む]
  • 一人残らず「ひいき」せよ。
  • 今度の公開研&セミナー講師の、赤坂真二先生の次の著書からの言葉。『最高の学級づくり パーフェクトガイド 指導力のある教師が知っていること』明治図書 https://www.amazon.co.jp/dp/4181695158一人残らず「ひいき」せよ。赤坂先生が師と仰ぐ、橋本定男先生のお言葉だという。「ひいき」はいけないというのが一般的な解釈である。しかし、クラスの一人残らず、誰に対してもこの「ひいき」ができたら、それは最高の学級経営なの [続きを読む]
  • ルールと自由
  • 前号の続き。学校は、ルールの中での自由を学ぶ場であるというスタンスで考える。例えばクラス会議では、自治的集団を目指す。アドラー心理学でいう「共同体感覚」を身に付けることが目的となる。これには、ルールが伴う。全員に確実に話す順番が平等に回ってくる。発言中は聞く。暴言や発言中の横槍といった横暴は許されない。だから、安心して発言できるのである。ただし。実際の社会がこうであるかというと、話はまた別である。 [続きを読む]
  • 不自由な中で自由を学ぶ空間
  • 学校と自由と学びについて。今の学校に求められるもの。主体的・対話的で深い学び。このフレーズから、どんな単語を連想するか。○○な学び、という感じで、何が当てはまるか。その中の一つにおそらく「自由」が挙げられる。主体的とか深いとかは、特にこの単語を連想しやすい。しかし、学習の場合に当てはまる「自由」は、いつもの生活で用いている「自由」とはちょっと訳が違う。ところで、我々が最も「自由」を謳歌できるのはど [続きを読む]