青空だより prologue

ある晴れた春の日、 ボクの携帯にカナという女の子からメールが届いた。 青空だより…？ どうやら、ボクをコウサクという人と間違えている...

秋晴れのウチキパン

今日は思いもかけず秋晴れになったので 元町のウチキパンで大好きな ブリオーシュ・シュクレ、くるみパン …勿論、絶対、外せないメロ...

青空だより 最後に…

最後まで『青空だより』を読んでいただき ありがとうございました。 携帯メールって大人が言うほど悪いもんじゃないよね… そんな思いか...

vol.24 最終回

カナさんからメールが来なくなって あっという間に夏が終わってしまった。 カナさんに何が起きたのか… 綾さんからのメールで僕が知ったのは 二週間も経...

Vol.23 カナ

「香奈ちゃん、久しぶりね…元気にしてた？」 この優しい声を聞くのは何年ぶりだろう。 横浜散策の帰りに耕作の家に寄ると いつも笑顔で出迎えてくれた...

vol.22 カナ

愛を胸に秘めたまま旅立たせてくれた君に─ 「ありがとう」の言葉を残します 大好きな韓国映画『八月のクリスマス』 ラストシーンで好きだ...

vol.21 カナ

通学途中、 わたしは青空を見上げてデジカメを構えた。 うちの高校は横浜でも高台にあって 空を邪魔するビルが無いから好きだ。 「また空の写真...

vol.20 カナ

「香奈ちゃんだぁ」 香菜里ちゃんが、信号の向こうから 人なつっこい笑顔でチョコチョコと近づいてきた。 チョコチョコ歩く…そんな表現がぴっ...

vol.19 カナ

わたしはバレンタインデーが好きじゃない。 「あっ…イイ感じ」 理想の被写体に向けてわたしはカメラを構えた。 イヤホンからわたしの定番...

vol.18 カナ

「厳島神社で巫女のバイトしているからお詣りに来てよ」 大晦日の夜、綾から電話があった。 「来てくれたら大吉引かせてあげっからさ」 おいおい仮...

vol.17 ノブ

恨めしいほど秋晴れの土曜日、 カナさんの友だちに呼び出された僕は横浜駅に立っていた。 気のせいかも知れないけど、 風に紛れて潮の香りがする。 ...

vol.16 ノブ

そのメールは突然、何の前ぶれも無く届いた。 どうやら、カナさんとコウサクさん共通の友だちらしいんだけど… 明らかにメールの口調は怒っており ...

vol.15 ノブ

僕とカナさんのメール交換が始まって、 もう二ヶ月が過ぎようとしていた。 カナさんのメールは相変わらず 思ったことをありのまま僕にぶつけてくる...

vol.14 ノブ

びっくりした。 土曜日、昼過ぎまで寝ていた僕の携帯に カナさんからメールが届いていた。 良かったぁ もうメールが来ないかと思ってたから...

vol.13 ノブ

もしかしたら、取り返しのつかない事をしたかも知れない。 昨日、とうとう僕はカナさんのメールに返信してしまった。 きっかけは二週間前に届いたカナ...