有沢祐輔 さん プロフィール

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有沢祐輔さん: 空虚ノスタルジア
ハンドル名有沢祐輔 さん
ブログタイトル空虚ノスタルジア
ブログURLhttps://ameblo.jp/arisawayusuke/
サイト紹介文作家の卵です。詩、作詞、小説、音楽、日々の出来事などを綴っています。
自由文詞が中心ですが、長編の小説も書いていきたいなと思っています。好きな作家は村上春樹さん、伊坂幸太郎さんです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供426回 / 365日(平均8.2回/週) - 参加 2011/04/21 15:07

有沢祐輔 さんのブログ記事

  • 詞「日陰に佇む」
  • 昼下がりの日陰に佇む僕は透き通った存在に傾く あらゆる視界から外れたところで君が過ぎ去った夏を誤魔化せやしないのに 慰めは却って辛くなるから陽の差さない世界に紛れ込む もしかしたら君の声を待つのかもしれない泡沫の夢など傷痕を抉るだけなのに 「好きだった」と過去形に変換してみても記憶の整理にはあまりに早過ぎて この渇きを潤せるのは君以外に居ないのを思い知る 明日も日陰に佇む予感を抱きながらいつか過去に [続きを読む]
  • 長編小説「日陰症候群は蒼を知らない」 106〜暴かれた動機〜
  • 前回の話はこちら 107話はこちらから 「金の為です。事務所の手伝いだけじゃ満足出来なかった。贅沢な暮らしを夢見た愚かな自分です…」 俯きながら呟く瑛斗くんの姿は哀愁に塗れ、俺は改めて日陰業の怖さを思い知る。俺だって客が付かなければ一円の儲けも無い、借金返済どころか、生活費さえままならないのだ。 だが、「金の為」ってのは大吹要に盗撮動画を売った理由には嵌まるが、俺に対する裏切り行為の理由にはな [続きを読む]
  • 詞「36℃5分」
  • 軋んだ日常に記憶は途切れ途切れ昨日、今日、明日の混在したループ 「今」だけを凝視したあの頃が耳をさらうそれでも帰れない時間に傾けば転げ落ちそう 打破の革命を待ち侘びながらもこの軋みに慣れた…つまり諦めた僕の堕落 36℃5分を懸命に保つ僕は臆病が症状な敗者 笑いたきゃ笑え 36℃5分の適温にこだわる僕は非難と賛同の間を揺れながらも現状維持のスタンスを崩せず逃亡中感染が完全な敗者 笑いたきゃ笑え に [続きを読む]
  • 長編小説「日陰症候群は蒼を知らない」 105〜永久追放〜
  • 前回の話はこちら 106話はこちらから モザイクは勿論ながら年齢の規制さえ一切無しの闇サイト、俺だけでなく、他のキャストの部屋を盗撮したものや、浴室、トイレの動画、ここで行われるショーに至っては7作に渡るシリーズと化しており、世界中からのアクセスを思えば、単価は安くともかなりの稼ぎを叩き出しているのは顕著だ。ちなみに、これらは全て「honeymoon」のものとは別に瑛斗くんが仕掛けたものである。木を隠す [続きを読む]
  • 長編小説「日陰症候群は蒼を知らない」 104〜2000円の価値〜
  • 前回の話はこちら 105話はこちらから 上村幸太郎に「麻生慧は誰でも寝取る男だ」と、吹き込み、「BAR エトランゼ」に噂を垂れ流したのは瑛斗くん。 最初、ナギに聞かされたときは悪い冗談だと思った。散々ナギには騙され、振り回されてきたのだ、信じるに値しないという咄嗟の判断は当然だろう。 「瑛斗くん、本当に君が?嘘だよね?ねえ、嘘だよね!?」「…」 肩をいくら揺らしても瑛斗くんは焦点の定まらない目を天 [続きを読む]
  • 詞「帰省の夏」
  • トンネルを抜ければ田園風景あの頃のまま広がって 車窓から覗く景色の数々にあの頃の記憶(におい)が過ぎる 都会へ思いを馳せた僕は反発ばかりを続けてたけど 生まれ育った場所を離れてからこの空気の恋しさに気付かされた 捨てるように立ち去ったのに故郷の風はこんな僕に温かい 木々の匂いに 瞬きさえ忘れて長い坂道は無性に走りたくなる 懐かしき家族(ひと)は「おかえり」と笑う照れ臭い僕は「ただいま」と俯く 帰る場所 [続きを読む]
  • 詞「空を仰ぐ」
  • この道の先に新しい景色があるなんてこと期待するだけ無駄だと思ってた この道の先に誰かの道が繋がるなんてこと夢見人の戯言にしか聞こえなかった 幼気に空を仰ぐ君に最初は辟易したけどいつしかそのひたむきな姿勢に頑丈な筈の僕の扉は開くことを望んだ 人生はチョコレートの箱だってフォレストガンプの台詞を吐く君に今なら頷けるような気がする 思いがけないアクシデントさえ必要なスパイスだと捉えるそんな能天気さを愛す [続きを読む]
  • 長編小説「日陰症候群は蒼を知らない」 目次 101話〜
  • 81話から100話はこちら 121話はこちらから 日陰症候群は蒼を知らない 101 日陰症候群は蒼を知らない 102 日陰症候群は蒼を知らない 103 日陰症候群は蒼を知らない 104 日陰症候群は蒼を知らない 105 日陰症候群は蒼を知らない 106 日陰症候群は蒼を知らない 107 日陰症候群は蒼を知らない 108 日陰症候群は蒼を知らない 109 日陰症候群は蒼を知らない 110 日陰症候群は蒼を知らない  [続きを読む]
  • 長編小説「日陰症候群は蒼を知らない」 103〜裏切り者の正体〜
  • 前回の話はこちら 104話はこちらから 無事…と、言えるかどうかは微妙だが、一平の中で零が荒々しく果てると、本日のショーは終了した。リアルさを追求とはいえ、コンドームは着用、それが「疑似」なる証明な気がしたが、客たちは限りなくリアルに近い輪姦に喝采を送ると、キョウコの指示に従い、順番に退室していく。 …たった1人の客を残して。 「いやー、お疲れさん、おかげで今日も大盛況だ。シャワーでも浴びてゆっ [続きを読む]
  • 長編小説「日陰症候群は蒼を知らない」 102〜仮面の群衆〜
  • 前回の話はこちら 103話はこちらから -2日後- 会場内は異様な雰囲気に包まれていた。 地下駐車場から直結したダンスフロアのような一室は赤やらピンクやら紫やらのライトに照らされ、客たちは皆、仮面を被っている。明らかに怪しい光景ではあるが、どの客も振舞いは実に手慣れて各々の席から、マジックミラー越しのあの鏡の部屋に視線を落とす。俺やオーナー、キョウコを除けば客はざっと20人程度、男女の比率はおおよ [続きを読む]
  • 詞「闇も光も」
  • 嫌気が差す日常にも確実に陽は昇り綺麗な台詞の押し売りにも傾いたりもする 憂いを重ねた世捨て人のフリをしても誰かを求める微かな光は僕の中で喚く 失ったものを挙げれば両手じゃ足りないけどそれは一種の断捨離 本来の僕は残されてる 「この時代なんて…」とか嘆きに酔いしれてもこの時代だから得られる喜びに縋り付く 矛盾を経て知るのは絶望の先に希望があること闇と光の交差をどう捉えるかは自分次第 過去と現在と未来は [続きを読む]
  • 詞「シトラス」
  • シトラスの香りは君の色 瞬時に2人の日々が過ぎるから 遠く離れても君の記憶は薄れない デジャヴな街角に佇むのさ あまりにも蒼い空 あまりにも爽快な風 僕の悲哀に拍車をかける 戻らない場面を再生しては 違う言葉を投げ掛ける僕を 君はきっと知らない にほんブログ村 [続きを読む]
  • 長編小説「日陰症候群は蒼を知らない」 101〜向き合うこと〜
  • 前回の話はこちら 102話はこちらから 「日陰の使命はお客様を満たす事、ですが、何もかもをご要望通りというわけにはいきません」 「そりゃ…僕だって自分でも特殊だとは思う…でも、君に否定される筋合いは無いな!」 「いえ、否定じゃありません。俺にとっては幸太郎さん、あなたも大事なお客様ですから」 要望に応えりゃそれでいい、俺はどっかでそんな風に高を括っていたのかもしれない。従うのは抗うより遥かに楽だか [続きを読む]
  • 詞「灰色のスパイラル」
  • もがれた翼への傾きを抑え切れずに君は壊れた失意の果てに映るものから蒼の可能性だけ振り払ってさ 感嘆という日常的なノイズに慣れたつもりでいたけど漂いの眼を持てない僕に気付いて曖昧さが痙攣を引き起こす 思考回路ほぼ停止状態の生から限りなく遠ざかり頭上に蜘蛛の糸を探す僕は灰色のスパイラル 翼も君も焦げ付いてしまったのならば希望と名の付くものなどもう在りはしないのに絶望へ完全に横たわれない灰色のスパイラル [続きを読む]
  • 長編小説「日陰症候群は蒼を知らない」 99〜寝取られ夫の襲来〜
  • 前回の話はこちら 100話はこちらから 重要な証言を得られたのを踏まえても、あのじゃじゃ馬令嬢との今後を思えば疲弊し切った身体に絶望が鞭を打つ。20時を回り、ようやく寮の灯りが見えてきた頃、俺は「オプション料金は要らないから遥の御守りは無しにしてもらえないか?」と、半ば真剣にキョウコに交渉しようかって考えていた。 無論、キョウコがそれに応じるとは思わないけれど、遥に付き合わされるくらいなら、地 [続きを読む]
  • 詞「挿入(はい)れない果実」
  • ショーツだけを身に纏って煙草ふかす君の横顔は 僕の賢者タイムを容易く奪い去るようなやけに冷めた瞳さ 何度交わっても君の中に僕の入るスペースは無く性に疼き背徳に酔いしれるときだけの曖昧な存在 これ以上 頷かないで君に挿入(はい)れないならいっそ失った方が楽さ これ以上 慰めないで君を満たせない僕なら捨てちゃってさ他の人をあたってよ だけどまたそんな風に艶な眼差しを向けるから蜜を求める蜂みたいな僕 その [続きを読む]
  • 詞「時計仕掛けの愛され人」
  • 通り過ぎてく男たちに颯爽と手を振ってもあなたに出会ったあの時から脆くなったの 思わせ振りな態度は待ち侘びる健気さを宿す鳴らないスマホに期待を込める真夜中 あなたが「会いたい」のはわたしじゃなくて寂しさを振り払えたあなた自身だと分かっているわ 穢れ無き男の演技につい許すのは10代で卒業したと思っていたのに… 時計仕掛けの囁きなら予め伝えておいてよifという空想にただ捕らわれるだけの日々 今度はこっちから [続きを読む]
  • 長編小説「日陰症候群は蒼を知らない」 98〜トゲ〜
  • 前回の話はこちら 99話はこちらから 「ママは昔っから若い男が好きなの。まあ、あなたみたいなイモが許容範囲なのは意外だったけど」「…すみませんね、イモで」「それはともかく、前任の零さんも含めてママの日陰遍歴は把握してるから余計な心配は不要よ。あっ、そこ右ね」「…了解」 …ったく、何で俺が人をイモ扱いするお嬢様の運転手なんか…あの親にしてこの娘あり…金持ちの感覚はわかんねーや。まあ、わかりたいとも [続きを読む]
  • 長編小説「日陰症候群は蒼を知らない」 97〜母娘の日陰〜
  • 前回の話はこちら 98話はこちらから 「やっぱり若いわね。主人とは大違い」 裸の胸に顔を埋めて、さっき射精したばかりの俺の勃起を指先で愛撫すると、甲斐ハルは息を吐くように呟いた。先日みたくSMありきのつもりだった俺としては普通のセックスに拍子抜けな部分も感じるが、それでも、「ファッション界の女帝」との呼び名も高い、甲斐ハルとのセックスに俺は自ら二回戦を強請る。 「ちょっと待って。私、そこまでタフじ [続きを読む]
  • 詞「倦怠」
  • 今日も君の罵声を背中に浴びて振り向きもせずに部屋を飛び出した 些細な事が些細な事じゃなくなるこの頃はあらゆる言葉が互いの火種となり夜風に逃げ込むズルい僕だほとぼりが冷めるまで街をフラつく どうしてこんな2人になってしまったのだろう?「好き」になったところが「嫌い」へと変貌する ちゃんと君と向き合わなきゃならないのに日々の溜息の重さが距離を遠ざけてゆく メールの文字をなぞって「ごめん」と呟いても直接 [続きを読む]
  • 長編小説「日陰症候群は蒼を知らない」 96〜瑛斗くんの不穏〜
  • 前回の話はこちら 97話はこちらから 「何なら君も見に来れば?それか、俺らに加わる?」 結局のところ、ナギの地獄ショーに対する考え方は変わらなかった。しかし、過去の話も含めた全てが無駄だったわけじゃない。 「一平だって覚悟を決めてるでしょ?どうして君はそれを信じないの?」 …確かに、一理あると思った。一平がここに居るのはあの面接だってクリアしたわけだし、それ相応の覚悟は持ち合わせているに違いない。 [続きを読む]
  • 詞「君の笑顔を見る事が 生きる理由のひとつだ」
  • 漆黒が犇(ひし)めき合うようなスクランブル交差点を渡る途中君の髪が僕の頬を擽り気付けば恋に落ちていた 下を向くのが日常の僕に君は爽快な蒼を指差す冷めた視線を取り繕う僕の逃避行に終止符を 枯渇に慣れたつもりでもその体温を求めてた君の笑顔を見る事が生きる理由のひとつだ 孤高に佇む美学を捨てて正直に君と生きたい にほんブログ村 [続きを読む]
  • アリトピ148〜ミスチルの素晴らしさに改めて気付く〜
  • ども!「おはよう」から「おやすみ」までアリスケだぜぃ(^^)/ 度々語尾に「だぜぃ」を付けているアリスケですが、これは前に書いた長編小説のキャラが使ってた言葉なんだぜぃ。自分で作ったくせに自分で嵌まってるんだぜぃ。出来えば流行語にしたいくらいだぜぃ。というわけで使いたくてムズムズしてるそこのあなた!どんどん使っちゃってくれぃ。 10月もね、引き続き、長編小説「日陰症候群は蒼を知らない」を中心にアップ [続きを読む]
  • 長編小説「日陰症候群は蒼を知らない」 95〜愛憎の末に〜
  • 前回の話はこちら 96話はこちらから 夕間暮れの頃、当時小4だった妹の碧(みどり)が泣きながら家に帰って来た。何でも同級生の家に呼ばれて遊びに行ったのだが、その子の母親に罵声を浴びせられたと言うのだ。 「あなたの服、どうしてそんなに汚いの?靴下もボロボロで不潔だし、家が汚れるじゃないの」 同級生数人と遊んでいる最中、買い物から帰った母親は碧を一目見るなり辛辣な言葉を放った。しかも、今まで仲良く [続きを読む]