有沢祐輔 さん プロフィール

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有沢祐輔さん: 空虚ノスタルジア
ハンドル名有沢祐輔 さん
ブログタイトル空虚ノスタルジア
ブログURLhttps://ameblo.jp/arisawayusuke/
サイト紹介文作家の卵です。詩、作詞、小説、音楽、日々の出来事などを綴っています。
自由文詞が中心ですが、長編の小説も書いていきたいなと思っています。好きな作家は村上春樹さん、伊坂幸太郎さんです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供422回 / 365日(平均8.1回/週) - 参加 2011/04/21 15:07

有沢祐輔 さんのブログ記事

  • 徒然なるままに79〜唯一〜
  • ご無沙汰しております、アリスケです。 さて、文学賞応募のための作品に取り組んでいる僕ですが、ようやく半分ほどの地点に到達致しました。とはいえ、まだ半分ですからね、先の長さを思えば漂流者のような心地。 作品に取り組む中、色々と考えることも多いのですが、今更になって気付いたのは「書く事」が僕の唯一だということ。 僕は昔から飽き性でギターを始めてもピアノを始めてもすぐに挫折して、何もかもが中途半端、だけど [続きを読む]
  • アリトピ150〜完結!そして、お知らせ〜
  • こんばんは(^◇^) ネタバレがありますので長編小説「日陰症候群は蒼を知らない」を未読の方はご注意ください。 さて、5月から連載してきた長編小説「日陰症候群は蒼を知らない」が昨日のanother episodeで完結しました!! かなり長くなりましたが、この話は僕が昔、夜の仕事をしていた経験に突き動かされて書きました。日陰業と物語の中では呼んでいますが結局は愛人業と同じで世間に誇れる仕事ではないのかもしれない。 [続きを読む]
  • 長編小説「日陰症候群は蒼を知らない」 Anothe episode
  • 前回の話はこちら 消毒液の匂いが放つ潔癖さは俺の細胞を殺す、それは穢れた俺にとって何ら不思議じゃないが、たった1人の妹が視界を塞ぐ度に「まともでありたかった」とも思う。明るい場所に立つ妹を明るい場所から見守りたい、棄て去ったつもりの感情に揺らぐ俺自身に俺は恐怖さえ抱いた。 「お兄ちゃん、何か食べたいものある?看護師さんに聞いたわよ、病院の食事もロクに摂ってないんでしょ?」「…別にいいだろ」 明 [続きを読む]
  • 詞「私の望む明日」
  • あなたがさり気なくスーツに伸ばす手を掴みたいそんな衝動に駆られて見ないフリをするの 帰る家はここじゃないってわかってたはずなのにどうしてだか近頃はルールを破りそうになる ハッピーエンドなど在り得ない許されぬ恋を無邪気に選んだあの頃は「今」さえあればそれでよかった 「この先」などどうでもよかった… 上着の裾を抓み「帰らないで」とか言ってしまえばあなたを永遠に失うのでしょう …だけども あなたの想いに賭 [続きを読む]
  • 長編小説「日陰症候群は蒼を知らない」 最終話〜日陰、ふたたび〜
  • 前回の話はこちら another episodeはこちらから 「何だ。こんなとこに居たの?」 屋上にて蒼を眺めていると、背後からナギの穏やかな声が響いた。全てを見透かした理解者のような温度は最初に出会ったときと変わらない。 「酔いが回ったから風にあたろうと思って」「そう。俺は石倉がウザいから逃げてきた」 石倉…ね。酔ったのを言い訳に姉妹に「最後に4Pヤラせて!」と、せがむアイツは確かにウザい。まあ、「高いわ [続きを読む]
  • 長編小説「日陰症候群は蒼を知らない」 135〜贖罪〜
  • 前回の話はこちら 最終話はこちらから -3ヶ月後- 街が早くもクリスマスのムードを奏でる11月の末、そんな雰囲気を味わう余裕も無く、俺らは事務所に勢揃いしていた。旅立ちを見送るためだ。 「こうして揃うのも久しぶりですね。ハッハハー」「色々と慌ただしかったもんね。けどさぁ、やっぱ寂しいよ、こういう日が来るなんてさ」 あれから、色々とあり過ぎて何から話せばいいのか迷うんだけど、まずはカイル、彼は相 [続きを読む]
  • 詞「今日もまた君に恋してた」
  • 枯れ葉がアスファルトに舞う11の月足早に通り過ぎてく群衆に取り残され 束の間の感傷は尾を引いたまま夏の幻を記憶のスクリーンに映し出す 吐息が白さを増す頃には君の不在に頷けるのかな? 俯きは想いの傾きと比例するように今日もまた君に恋してた 「サヨナラ」が気付かせた想いを秘めて枯れ葉舞う小路に耳を馴染ませる 終わりなき感傷の終止符を切望しながらも今日もまた君に恋してた にほんブログ村 [続きを読む]
  • 長編小説「日陰症候群は蒼を知らない」 134〜いつかの黒歴史〜
  • 前回の話はこちら 135話はこちらから 黒歴史という言葉がふと頭に浮かんだ。 俺が日陰への一歩を踏み出したあの瞬間から、黒歴史に黒歴史に刻むような日々が延々と続くことは決定事項だったのだろう。つまり、存在自体が黒歴史な俺が今更、日の当たる場所になど戻る事は出来ない。 「慧、本当にいいのか?」「ええ。お願いします」 佐門一派の企みが露呈したのは皮肉にも瑛斗くんが東堂組に入れられたことが原因だった。 [続きを読む]
  • 詞「again and again」
  • 目を開ければ隣には君が居ていつしかそれが日常になって朝靄さえ平穏の欠片に思えた ある日 隣に君が居なくて僕は街の隅から隅へ駆け回った悪い夢を見てるような虚ろさの中 あの夏はまるで蜃気楼君の感触だけ肌に焦げ付いて それでも約束を待ち侘びる僕さもう二度と会えないとしても 朝靄とともに置き去りに出来る恋なら最初からしなかっただろう 生涯の先に君を見た日は確かに在り揺るがない2人の王国に僕は熱を捧げる もう [続きを読む]
  • 詞「灰色の街に雪が舞い散る」
  • はらはら 雪が灰色の街に舞い散っても人々は俯きの角度を変えはしない 君の居ない日々に虚無を覚える僕もアスファルトに溶ける光景しか目に暮れず きらきら 銀世界に映ったのは遠い昔君無き空間はどこもかしこも灰色 風になびく青いマフラーは君の色見掛ける度に振り向くけど人違い 空も雪も記憶さえ要らないって思うこんな僕も俯きの角度を忘れない たとえ幻でも君に辿り着きたい叶わぬ願いは路面に溶けていくだけ にほ [続きを読む]
  • 長編小説「日陰症候群は蒼を知らない」 133〜最後の決断〜
  • 前回の話はこちら 134話はこちらから 「零って男は不思議な奴だ。佐門一派から俺を匿い、こうしてお前との再会の場を用意した」 しみじみと語る矢代に俺は「あんたも充分不思議だよ」と、言いながらも胸の中じゃ大いに賛同した。零の一連の行為は零にとって損得だけじゃなく、そもそも関わる必要すら無いってのに…挙げ句には俺の借金を代わりに返済って…何なんだよ、アイツ。 「零さんなりの感謝かもしれませんね。小 [続きを読む]
  • 詞「侵入者」
  • 君の存在が細部に渡り浸透したみたい僕の記憶さえ燃やし尽くそうとする本能のゆらり 淫靡な台詞を放ち 理性をどうか論破して乱れ狂う愛撫を今宵は2度目のアンコール 君以外の世界を排除することも厭わない堕落の虫けらを君の領域に居させて 僕の未来を侵して 服従の2文字を教えて言葉より舌が欲しい僕の秘密を暴いて 日常の潤滑は 君に酔って成り立つ垂れ下がった蜜な滴まで掬い上げて夜の侵入者は君以外あり得ないから [続きを読む]
  • 長編小説「日陰症候群は蒼を知らない」 132〜自由の身〜
  • 前回の話はこちら 133話はこちらから 「お前を[honeymoon]に連れてった数日後、俺は野暮用でサンサンファイナンスに顔を出した。そしたら、偶然見ちまったんだ。奥で佐門一派のカシラとこの親父さんが酒を酌み交わしているところを…」 そして、矢代豪太は佐門一派と父さんの共謀を知った。サンサンファイナンスから1500万円の現金を盗んだのは俺を不憫に思っての咄嗟の行動だったらしい。最後にショッピングモールで [続きを読む]
  • 長編小説「日陰症候群は蒼を知らない」 131〜仕組まれた売買〜
  • 前回の話はこちら 132話はこちらから 「お母さん、すぐに帰ってくるって」「ゆっくりしてくればいいじゃん。火事の現場なんか滅多に見れない」 神妙な面持ちで電話を切った碧に俺はふてくされながら冷ややかな台詞を吐く。家に居ないものだからてっきりまだ体調が優れずに入院してるのかと思えば… 「病気は…嘘なの…甲斐ハルのパーティーチケットを近所の人に貰って…」「入院してるって言っときゃ、俺からの仕送りも [続きを読む]
  • 詞「スクール・サークル」
  • 「今のうち」と高を括って仲間達と繰り出す夜の街 今を語り合う僕らの胸中は将来の不安に苛まれるけど口にするような雰囲気は微塵も無く ひたすらにふざけ合い気付けば終電を逃す日常 本心を曝け出せないのは互いを繋ぐための防衛策 徹夜のまま登校することも本当は誰一人楽しんじゃいない 僕の中の悲鳴はとっくに声を上げてるのに君の中の悲鳴はとっくに目覚めたのに 輪を乱さないという暗黙の了解の下懸命に笑う僕らを誰か侵 [続きを読む]
  • 詞「さよならポラリス」
  • さよならポラリス君のこと 好きだった 煌きの時間をくれて ありがとう 不意に軋んだ日から僕の窓は光を拒んだ 君の嘘が増えるたびに僕の揺らぎは大きくなり 「好きな人がいる」 君の告白よりずっと早く手を振る準備はしてきたけど 空っぽになった僕の箱君以外じゃ埋められないさ さよならポラリス熱く胸を焦がした日々を忘れない 真夜中に滑り込むのは余韻が無性に掻き立てるせいさ にほんブログ村 [続きを読む]
  • 詞「black or white」
  • 軽くググっただけで世界を知った気になってるけどそれってサングラス越しに虹を眺めるようなもの 色を知るにはあらゆる固定観念が邪魔してさ何もかもが黒に染まった錯覚を抱くんだ 常識と非常識の不一致が人を争いに導く今日の炎上は誰かの人生をオワコンに突き落とす 真実を嘘に 嘘を真実に白を黒に 黒を白に 自在に操れる時代さ 俯瞰など ただの理想論に成り果てたとしてもね指先だけじゃ分からないほど世界は広い そうこ [続きを読む]
  • 長編小説「日陰症候群は蒼を知らない」 130〜2つの名前〜
  • 前回の話はこちら 131話はこちらから 高級マンションが立ち並ぶ都会の一角は心なしか自動車の音も静かに思え、スラム街とは違った類の静寂を醸し出す。広めの歩道の傍には木々が植えられ、清々しい空気の色を演出するも、その人工的な造りは逆にむせてしまいそうだ。 「クリーンな街ほど居心地が悪い」「同感です。僕らが穢れているのか、それとも…」 「おいおい、湿っぽい話はやめにしようや」 コンビニのコロッケを頬 [続きを読む]
  • 長編小説「日陰症候群は蒼を知らない」 129〜生きていた男〜
  • 前回の話はこちら 130話はこちらから 「おいおい。何でそんな幽霊でも見たかのような顔してんだよ…」「いや…それ、冗談になってねーし…」 髪を整え、スーツをばっちり着こなした矢代豪太は幽霊では無いのを証明するみたいに俺の髪をぐしゃぐしゃに撫で「ひっさしぶりだなあ〜」と、感極まった声を発した。若干、汗ばんだ手は確かに幽霊では有り得ない生温い熱を帯びてるけど、だからといってこの状況を理解出来やしない [続きを読む]
  • 詞「あすなろの小路」
  • あすなろの小路君と交わした約束今も君は覚えてるかな? 通り抜ける風の鼓動あらゆる騒めきの消滅 他愛無い あの頃の秘密基地寝そべれば擽りの草木遠き鐘はノクターン 君と走った日々君と紡いだ明日螺旋にはならずともこうして蘇るのは可能 蛍火はもう居ない君を映すよう朝の来ない平穏を望む神秘 あすなろの小路いつだって僕らを待っていた 君は隣に居なくとも星の煌めきは君の瞳に似てる にほんブログ村 [続きを読む]
  • 長編小説「日陰症候群は蒼を知らない」 128〜8012号室の怪〜
  • 前回の話はこちら 129話はこちらから 「慧!」 野次馬やマスコミがごった返すレトロ街は普段の空気というものなどすっかり忘れ、あらゆる騒めきに満ちる。煙を深く吸ってしまったものの、俺自身、身体に支障をきたすことは無く、仕事を切り上げて駆け付けたナギに笑顔を見せる余裕さえあった。 「ナギ、お前…仕事は?」「第一声がそれ?こっちは真剣に心配したんだよ!」 昨日と同じ喫茶店にナギの悲鳴に似た怒号が響 [続きを読む]
  • 詞「だってさ」
  • もしもぼくの傷痕が疼き出したならきみが思いっ切り肩を揺らしてね 弱さを知る人は強くなれるって言うけどぼくはまだ幾多のトラウマにうなされる 今この瞬間と同じくらいに明日や明後日を望むのはゼイタクかな? だってさ きみが きみが ぼくをこじ開けたからだってさ きみが きみが そらの蒼さを教えたから 夢見心地のまま終わらせてよ ねえ 1000の時間を越えても傍に居て ねえ 1000の季節を越えても笑ってて [続きを読む]
  • 詞「君の居ない街に初めての冬が訪れる」
  • 群衆に呑まれる交差点 ふと顔を上げてみれば霧のような雲の向こう 夕月が僕らを眺めてた 君なら「綺麗」だと神秘に魅せられただろうだけど俯き加減の群衆はただ通り過ぎていく 「1人でも大丈夫」とか虚勢を張ったくせに茜の景色に胸が締め付けられる僕 君の居ない街に初めての冬が訪れる身体より心の方が遥かに凍えてしまいそうさ 彼方の君に降るのはこことは違う色の空溜息が白く零れても群衆はただ通り過ぎていく失意を置 [続きを読む]
  • 長編小説「日陰症候群は蒼を知らない」 127〜対峙とデジャヴ〜
  • 前回の話はこちら 128話はこちらから 「零さん退店の話は既に顧客間にも飛び交っています。キョウコさんが心配ですね」「大きな打撃は避けられない。せめて最小限の被害で食い止めなきゃ」 タキシードやドレス姿の男女が群れるパーティー会場に相応しくない会話だ。入り口で貰ったシャンパンの味さえよく分からぬほどに俺は「必死さ」はあれどどこか諦めに漂う部分もあった。この絶体絶命の状況下を俺ら2人だけで潜り抜 [続きを読む]
  • 詞「モノクロの記憶」
  • 翳りの部屋に朽ちた破片が飛び散って壁にもたれた僕はモノクロの記憶を辿る いっそ削除してしまえたらいいのにね君失う前に戻りたいとか本気で願う 青い果実は鋭く互いに傷を付けありふれたこんな別れは誰にも話せやしないさ いくら肌を重ねても心は重ならずに僕は昨日 君は明日を向いていた この腕の感触は振り払えなくてモノクロの記憶が映すのは無垢と成熟の狭間に立つ君 にほんブログ村 [続きを読む]