ドクターK さん プロフィール

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ドクターKさん: ドクターKのヒギエイアで行こう!
ハンドル名ドクターK さん
ブログタイトルドクターKのヒギエイアで行こう!
ブログURLhttps://blogs.yahoo.co.jp/kato0008
サイト紹介文趣味、日記、思ったこと、特に健康に関することを載せていきます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供23回 / 252日(平均0.6回/週) - 参加 2011/05/13 21:40

ドクターK さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • 疫学25. 死亡率mortality rate -死亡率はホントに率なのでしょうか?-
  • 死亡率と罹患率は、因果関係の帰結(結果)を示す指標として疫学でとてもよく用いられる指標のひとつです。この2つは率であるとされています。率であることから、分母は時間になり、分子はイベントの数でそれぞれ死亡数と罹患数になります。死亡率は以下のように計算されます。 死亡率 = 死亡者数 / 人年 しかし、医療統計や保険統計の文献を読むとなぜか分母が人口になってしまっています。厚労省のHPをみても死亡率の分母は [続きを読む]
  • 疫学24 致命率は割合です -割合のいろいろ-
  • 致命率fatality rateとは 「ある病気にかかった人が、その病気によって死亡する割合」です。致命率は以下のように計算されます。 ある特定の疾患による死亡者数 / 同一期間内におけるその疾患に罹った人数 分母のその病気に罹った人の中には、その病気で亡くなった人(a)も亡くなっていない人(b)もいますので分子(a)を含みます。ですから、率と書いてありますが割合a+(a + b)なのです。 テレビのニュースなどで、死亡率と間違えて [続きを読む]
  • 疫学22 期間有病率 ?点有病率と期間有病率-
  • 有病率prevalenceについては、率と書かれているが割合であり有病率は通常、点有病率(疫学15)です。しかし、有病率は点有病率point prevalenceだけではなく、期間有病率period prevalenceというものもあります。点有病率は、ある一時点において疾病を有している人の割合をいいます。一方、期間有病率はある一定期間において疾病を有している者の割合をいいます。したがって、点有病率と期間有病率で以下のように計算されます。 [続きを読む]
  • 疫学21.比のいろいろ
  • 前述したように、比ratioとは、ある集団が別のある集団と比較して何倍になるかを表したもので、異なる2つの集団を割り算で表したものをいいます(疫学16)。比の代表的な例として、性比(疫学16)、オッズ(疫学19)、乳児死亡率(疫学20)を紹介しました。さらに特殊な比として、率比(疫学18)とオッズ比(疫学19)を紹介しました。 性比は、比の文字が入っていますので、一見して、比だとわかりますが、乳児死亡率は率とかかれ [続きを読む]
  • 疫学20.乳児死亡率 infant mortality −丙午と乳児死亡率の神秘?−
  • 丙午(ひのえうま)の乳児死亡率は他の年と比較して増加します。これには何か丙午特有の超自然的な力が働いているのでしょうか。それとも何か他の原因があるのでしょうか。乳児死亡率は、その社会の成熟度を反映する指標としてもよく知られています。したがって発展途上国は高く、先進国は低くなります。医療水準が高く衛生環境が整い、教育のレベルが高く、経済が発展しているほど乳児死亡率は低くなります。 例えば、日本は19 [続きを読む]
  • 疫学19.疫学でいうオッズ比とは何か-比の比?-
  •  因果関係の関連強さを示す指標には、罹患率の率比である相対危険relative riskだけではなくオッズ比oddsratioという指標もあります。 競馬では、オッズは、買った馬券が的中した場合に何倍になってお金が戻ってくるのか?を表す倍率だそうですが、疫学では、曝露した人は曝露していない人と比較して何倍か?を表す曝露の比です。 患者集団に曝露者が多ければ、その疾病と曝露との関連の強さがわかります。さらに、健康な集団には [続きを読む]
  • 疫学18.疫学でいう率比とは何か−リスクの程度を表すものさし−
  • 率比rate ratioは、分母も分子も率になっている場合です。率比はリスクを表すのによく用いられます。ある曝露のリスクを表すのに単に罹患率や死亡率のような率だけでは不十分です。曝露群と非曝露群の比率を求めなければリスクは明らかになりません。 例えば、喫煙による肺がんの罹患リスクを評価する時に、単に喫煙者の肺がん罹患率を見るだけでは不十分です。なぜなら、喫煙していない人も肺がんに罹患する場合があるからです [続きを読む]
  • 疫学17.疫学でいう率とは何か?
  • 率rateはいわゆる速度の指標です。割合や比の分母と分子はどちらも比較する人の集団だったのですが、率は分母が時間で分子が人の集団という比であるものの特殊な形になっています。そのため、疾病などの事象の起こる速度を表す指標になります。例えば、5人の集団を10年観察したところ、ある疾病の罹患は次のようになったとします。 Aさんは10年観察して疾病にならなかった  → 観察期間10年Bさんは9年観察したところで疾病になっ [続きを読む]
  • 疫学16.疫学でいう比とは何か?-比と割合は何処が違うのでしょうかー
  • 比ratioは、ある集団が別のある集団と比較して何倍になるかを表したもので、異なる2つの集団を割り算で表したものをいいます。したがって、分母と分子は異なった集団になります。式で表せば、a/b となります。割合はa / (a + b)となり分母の中に分子が含まれてしまっていましたが比は分母の中に分子は含まれません。また、割合はパーセントで表示できましたが、比はパーセントで表示することはできません。 例えば、男性8人女性2人 [続きを読む]
  • 疫学13 健康指標 −疾病の数は集団の健康を測るものさしとなる−
  •  ある集団がどの程度健康なのかを判断する時はどうしたらよいのでしょう。それを判断する指標として疾病を数える方法があります。疾病の数を数えて疾病の多い集団の方がより健康度が低いと考えるのです。 例えば、北海道と沖縄県の人々を比較して、どちらがより健康なのかを知りたいときに、疾病の数を比較することで知ることが出来ます。また、がんのような重篤な疾病は死へとつながるため、死亡を数えることでも、その集団の健 [続きを読む]
  • 疫学12 疾病の流行とは何か? -疫学とは病気の数を数えること? -
  •  疫学の目的は因果関係を明らかにすることですが、その原点とでもいう基本の方法は疾病の流行を記録することです。疾病の流行epidemicとは通常予想される患者の発生数と比較して一定期間、一定の場所で、一定の人々に患者が増大することをいいます。 例えば、江戸時代に、佐渡の鉱山で、鉱夫に、珪肺という肺病が流行したというように、時間、空間、人の観点から疾病を見ることで流行がわかります。他にも、現代では、あらゆると [続きを読む]
  • 疫学11  遺伝と環境と因果関係 -生まれつきの才能か?それとも努力か?-
  • 勉強やスポーツでもよくいわれてきたことですが、その道で成功するのは、遺伝のような先天的なものが原因なのか、それとも環境などの後天的な因子が原因なのかということです。医学の世界でも、疾病の原因は遺伝か?環境か?という点は論点となってきました。  結論からいえば、すべての疾病は遺伝要因が100%関係し、同時に、すべての疾病は100%環境要因が関係すると考えられています。  例えば、飲酒運転で追突事故を [続きを読む]
  • 疫学10 危険因子risk factor
  • ある曝露とある疾病との間に因果関係があれば、その曝露を危険因子risk factorといいます。したがって、無数ともいえるたくさんの曝露の中から、危険因子を同定するのが疫学の目的となります。それがいわゆる因果関係を明らかにすることになります。 また、疾病は多要因で起こるため、危険因子の曝露が必ずその疾病を発生させるわけではありませんが、その疾病発生の確率を高めます。例えば、喫煙はがんの危険因子ですが喫煙者全 [続きを読む]
  • 疫学9 曝露exposureとは何か -暴かれるのではなく曝される?-
  • 疫学では、曝露を、暴く(あばく)ではなく、曝す(さらす)という漢字を用いて表します。曝すという文字から、日光を浴びたり(日光にさらす)、雨風にあたったり(雨風にさらす)というイメージになりますが、疫学では曝すだけではなく、「性別」とか「毎日一万歩歩いています」というのも曝露になります。したがって曝露は、文字通り曝される場合だけではなく、健康に影響を与える因子の保有状態も含まれる概念をいいます。 曝 [続きを読む]
  • 疫学8 因果のパイモデル Causal Pie Model
  •  ほとんどの疾病の「十分な原因」は、いくつかの原因が集合して生じる多要因で構成された複合体であることから、パイに例えられて、因果のパイモデル(Causal Pie Model)と呼ばれています。 十分な原因である丸い1つのパイは、よく見ると切断されて、いくつかの扇形の欠片が集合して、円くなっています。ひとつひとつの扇形の欠片が、ひとつひとつの「不十分で不必要な原因」と考えるのです。 そのため、これらのひとかけらの [続きを読む]
  • 疫学7 通常の因果関係の原因は多要因
  • ふぐ中毒を典型的なケースとする「必要で十分な関係」は例外であるように、「十分であるが必要でない関係」もあまりないようです。 例えば大学生が冬の駐車場で大腿骨頚部を転倒骨折した場合を考えてみます。原因は、「駐車場の路面が凍結していたこと」かもしれませんが、一人暮らしの学生は、食事の内容が偏り、慢性的な「カルシウムの摂取不足」だったかもしれません。また、大学生という若年者でありながら、高齢者のように大 [続きを読む]
  • 疫学6 必要でも十分でもないi因果関係
  • いわゆる生活習慣病や慢性疾患といわれるもののすべての因果関係は「必要でも十分でもない関係」になります。 例えばがんは、アルコールのような発がん物質が原因で起こるといわれますが、アルコールだけでは発がんに至るには「不十分」ですし、発がんのためにはアルコールは絶対「必要」でもないので、アルコールに全く曝露しなくても(飲まなくても)がんになることがあります。アルコールに喫煙、運動不足、遺伝的体質などさま [続きを読む]
  • 疫学5 十分であるが必要でない因果関係
  • いくつかの原因で1つの結果を生じる因果関係を十分であるが必要でない関係といいます。 例えば、骨折は、転倒など外から強い力が骨に直接かかることによって起こりますが、そのような外傷でなくても、過度の運動により自分の筋力によって骨折することもあります。また、骨粗鬆症、骨の腫瘍、骨膜炎などさまざまな疾病が原因となって起こることもあります。 このように、骨折という1つの結果を起こすのに「十分」 [続きを読む]
  • 疫学4 必要であるが十分でない因果関係
  • 原因がひとつで起こる病気が珍しいということは、その反対に原因が多数集まって起こる病気が一般的だということです。 例えば、結核の場合は、結核菌、栄養不足、長時間労働、遺伝的な体質などのいくつかの原因が集まって結核が発病します。実際にイギリスにおける結核の死亡率の推移を見てみますと、化学療法が発見されるはるか前より減少し、その発見時には激減(約80%程度)していることがわかります。このことか [続きを読む]
  • 疫学3 必要かつ十分な因果関係
  • 病気の原因といえば、普通は、原因はひとつだと考えられることが多いようです。このように、只一つの原因によって病気が起こるという考え方は、特定病因論の「個々の病気には、それぞれ特定の根本原因がある」という考え方からきています。しかし、実際はそのようなことはあまりありません。例えば、結核の原因は、結核菌であるとか、風邪の原因が風邪のウイルスであるという場合ですが、本当の因果関係を考えるとそうともいいきれ [続きを読む]
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