神永圭 さん プロフィール

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神永圭さん: 夫夫善哉(めおとぜんざい)
ハンドル名神永圭 さん
ブログタイトル夫夫善哉(めおとぜんざい)
ブログURLhttp://oyatuniku.blog.fc2.com/
サイト紹介文オリジナル『夫夫小説』 推奨肉食系時代劇。オールド上海。薩摩藩風男子高。現代モノ。完結作品多数あり!
自由文男と男の情愛やら肉欲やらをはらんだ娯楽小説を目指しております。
キャラの猛禽ケモノ率、高め。衆道色、濃いめ。男臭、きつめ。情愛、うざいほど!
作品は「江戸もの」「上海もの」など。楽しんでもらえたら幸いです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供31回 / 365日(平均0.6回/週) - 参加 2011/05/21 02:43

神永圭 さんのブログ記事

  • 暗黒 <七> ―風の道(兵庫とお半シリーズ)―
  •  半太夫は、血が煮え立つほどの怒りを感じた。骸を辱める屍鬼の呪と、真を踏みにじる真逆の呪に縛られた黒部伝右衛門の無念―― 眸子を燃やして睨み据えると、雨月丸の女人のごとくやさしげな口許に冷笑がうかぶ。「意地を張ったとて、どうにもならぬ。聞き入れぬと申すなら、黒部同様、その身は屍鬼となり、里は滅びる。それでも構わぬと?」「構わぬ! おのれも里も滅ぼうと鷹は飛ばす! それが我ら楢芝ものの誇りじゃ!」「 [続きを読む]
  • 暗黒 <六> ―風の道(兵庫とお半シリーズ)―
  •  腹のなかで、蛇が蠢いている。 胎蛇の術で腹中に取り込んだ、あの白蛇だ。(調べはもう……済んだのではなかったのか?) 半太夫は苦痛に身をよじった。蛇が蠢くたびに、躯の芯部に焼けるような痛みが走る。ふいに大きく揺さぶられ、「ああッ……」 半太夫は眼を開けた。霞む視界に行燈明かりが見える。半太夫はおのれが何処にいるのか判らなかった。それどころか、おのれの身に何が起こっているのかも。 半太夫はなにも身に [続きを読む]
  • 暗黒 <五> ―風の道(兵庫とお半シリーズ)―
  • 「おい、翁ども! 聞こえておるか? 板の隙間から毒蟲が湧きだしておるぞ」 古弦太は幕方へと声を放った。踏みしめている雪上も微かではあるが揺れつづけている。「狼狽えるな。術の解け目から湧きだしたのじゃ」 幕内から、いずれの翁か分からぬ嗄れ声が返る。「なれば、術が解けたら何が出てくる?」「分らぬ」「分らぬですむか!」「真を言うたまでじゃ。館と一緒に何を封じたかなど、封じた呪術師でなくば分らんわい」「糞 [続きを読む]
  • イラスト『風の道』〜暗黒〜
  • 神永です。ボタン穴様から、胸キュン?イラストが届きましたよ〜〜(*≧m≦*)プププw※上記のイラストはボタン穴様の著作物です。無断転載、持ち出しは禁止させていただきます。>イラストは…、>「ナゾの蕎麦掻作りに奮闘するお半とそれを見て感動している兵庫介」を描きました。by ボタン穴様ありがとうございます!拙宅で連載しております『風の道』四章「暗黒」から、新米の陰狩の鷹、兵庫介と、新米女房の半太夫です.。.: [続きを読む]
  • 暗黒 <四> ―風の道(兵庫とお半シリーズ)―
  •  左馬之助を湯から上げ、着替えを手伝う。抱き鷹の羽に菫紋の入った真新しい黒羽二重の小袖に袴をつけ、同じく主紋の入った肩衣を着ける。腰には脇差を携えさせ、暖めておいた座敷に座らせた。「それでは、額直しをいたします」 肩衣の肩に手拭を掛け、髪を梳いて前髪を上げる。額の角を剃って整えた。本来は月代を剃るのだが、城務めをしない左馬之助は額を直し、髷を茶筅に整えることで終えた。「おめでとうござります、兵庫介 [続きを読む]
  • 暗黒 <三> ―風の道(兵庫とお半シリーズ)―
  •  仄かな雪あかりの中、半太夫は息を切らしつつ、闇の雪路を踏み分ける。冬枯れた木々にのしかかる空は厚い雲に覆われ、星の光も見えない。 夜の紅葉山を、左馬之助を探しに登ったのは、ほんの三月ほど前であるというのに、随分体力が落ちてしまったものだと半太夫は思った。それでもまともに歩くことさえできなかった頃を思えば、戻りつつあった体力を胎蛇の術で再び絞りとられたとはいえ、こうして山を登れるまでに回復したこと [続きを読む]
  • 暗黒 <二> ―風の道(兵庫とお半シリーズ)―
  • 「こう申してはなんじゃが、新鷹があのような気性で助かったわい」「さよう、さよう、この度ばかりはほっとした」「そうよの。のんびり祝いをする態ではないゆえのう」「されど、あれで元服したといえるものかのう」「ふうむ、理髪も加冠もしておらぬでのう」「仕方なかろう。あとは女房に委ねるしかあるまい」「さよう、女房に任せるが一番じゃ」「一郎太奴(め)、今頃暴れ虎相手に手を焼いておることじゃろうて」「これ、一郎太 [続きを読む]
  • 暗黒 <一> ―風の道(兵庫とお半シリーズ)―
  •  暗黒の空に、繊魄(せんぱく・細い月)があらわれる。左馬之助の元服は、その生まれたての月を待ってとり行われる。新月は、通常、月の無い暗月をさすも、鵺(ぬえ)では古式通り暗月より三日目の、闇より初めてあらわれる猛禽の爪のような三日月をさす。陰狩の鷹の元服が初月の晩に行われるのは、生まれながらに背負ってくる定めの印たる痣が、初月の形をしていることに由来するものらしい。 一郎太は、宝珠堂の浄められた広間 [続きを読む]
  • イラスト『美蠍(メイシィエ)』―雨の夜―
  • 神永です。あっという間に六月。そして雨。てなわけで、ボタン穴様から頂いたイラスト『雨の夜』をお届けします\(^o^)/※上記のイラストはボタン穴様の著作物です。無断転載、持ち出しは禁止させていただきます。『美蠍』の連載が終わって、はや一年。懐かしいですね。物語の舞台は1930年代の大陸。イラストは、上海から脱出する直前の立岐と永(ユン)です。映画の話をしながら、食事をしに街へでる相合傘の二人。そんな二人の [続きを読む]
  • 桜――スレイヴ・トゥ・ラヴ(12)最終回
  •  大久保にある桐野のマンションに着いたのは、午前二時を少しまわった頃だった。 私は路上に車を停め、焼肉の匂いが入り混じった夜風に吹かれながら、覚えのあるエントランスホールに入った。純也は此処に居る。確信があった。桐野の桜がある?此処?以外、純也の眠れる場所はないのだから。 インターホンを押しながら、成田で別れてからの純也の行動を想う。あれから独りで此処へ戻り、私にケンブリッジにいると思わせる為、向 [続きを読む]
  • 桜――スレイヴ・トゥ・ラヴ(11)
  • 「邦彦って呼べよ」 長い接吻の後、私は純也の耳もとで囁いた。「クニヒコ先生」「先生は余計だろう」 きつく抱きしめ、また口づけする。新婚らしき男女が荷物を山のように積んだカートを押しつつ振り返ってこっちを見たが、私はキスをやめなかった。「言わないと、飛行機に乗せないぞ」 時計を睨みながら、純也を腕の中にロックして粘る。「今度逢ったら言う」 私の顎に唇を押しあて、純也がするりと腕を抜けて走りだす。「絶 [続きを読む]
  • 桜――スレイヴ・トゥ・ラヴ(10)R18
  • 「欲しいものを見つけてこい」 対岸に建つ大型ショッピング・センターに入った私は、CDショップの前で純也に言った。「無理しない方がいいんじゃない? 大恥かくだけじゃすまないよ。国家資格を迫奪されるね。テレビに出たら、教師もできなくなる。親とか兄弟とか親戚とか、みんな恥をかいて、悲しんで、全部先生の所為なんだよ」「怖気づいたか?」 私は純也の背中を押して、愚かな賭をはじめた。 ショップ内を歩く純也が、 [続きを読む]
  • 桜――スレイヴ・トゥ・ラヴ(9)
  • 「散歩に行くか?」 窓際のソファに腰かけて、眼下を流れる川をぼんやり見つめている純也に、私は今日二度めの散歩に誘った。 東京より北に位置するN市に住みだして三ヶ月半。純也は十七歳になり、私は仕事もせず、ほとんどつきっ切りで純也の傍にいる。桐野の残した金が充分過ぎるほどあり、当座の生活に支障がないこともあったが、別人のように静かになった純也を独りにするのが恐かったからだ。 純也がうなずいてソファから [続きを読む]
  • 桜――スレイヴ・トゥ・ラヴ(8)
  •  桐野から電話が掛ってきたのは、午後十一時を少し過ぎた頃だった。私は言われた通り、現金を入れたバッグと二人の着替えや身のまわりのものを詰めた逃走用バッグを持って、桐野の車で甲州街道を八王子方面に向かった。夜のニュースで、歌舞伎町の雑居ビルで銃撃戦があり、中国人二人と世道会構成員三人が死傷したと報じた。桐野はついに殺人を犯し、私はその逃走補助をしているのだ。桐野が自首すれば、未成年の純也は保護され、 [続きを読む]
  • 桜――スレイヴ・トゥ・ラヴ(7)
  •  眼を開けると、辺りは暗く静かだった。 ベッドに仰臥したまま、ぼんやり天井を見上げる。ここがあの、寝室であるのを思いだす。天井に張られた鏡の中のほっそりした裸の背をナイトランプの暗い光が染めている。獣のように交わった肉の記憶を手繰りつつ、温もりを求めてひき寄せると、振り向いた黒い瞳が濡れていた。「思い出していたんだ」 純也の白い掌に桜の花びらが載っている。「錬さんがね。桜が咲くと、花びらを撒いて抱 [続きを読む]
  • 桜――スレイヴ・トゥ・ラヴ(6)
  •  三日後の夕方、新宿センタービルで催された指導者セミナーを終え、私は大久保にある桐野のマンションへ向かった。一昨日、昨日と私の部屋に泊まった純也が、着替えを取りに戻っているからだ。 最初の夜こそ眠れない様子であったものの、昨日は落ち着きをとり戻し、今朝はいつもと変わらぬふうだった。胸騒ぎが取越し苦労であれば良いと願うも、楽観はできない。大阪から桐野が帰ってくるのは明日の夜だ。「一緒にお風呂に入ろう [続きを読む]
  • 桜――スレイヴ・トゥ・ラヴ(5)
  • 「どうしてなの?」 受話器の向うで沙織が声を震わせる。お膳立てした弁護士の口を断ったこともあるけれど、彼女の憤りは別のところにある。桐野のマンションから戻ってまる二日。自宅の電話に彼女のメッセージが幾度となく入っていたにもかかわらず、私は放っていたのだった。 すまない気持ちがないわけではないが、話せば諍いになるのは分かっていたし、桐野親子の魂を抱くような愛の姿を眼にした後では、私と沙織の愛などつく [続きを読む]
  • 桜――スレイヴ・トゥ・ラヴ(4)R18
  •  闇の中、刺激を受けるペニスの感覚だけが鮮明だった。口中らしき柔らかくて温かい濡れた粘膜に含まれているのが分かる。(沙織?) いや、沙織はこんなことはしない。彼女は受け身の女だ。(それなら? )「錬さっ……」 ふいにペニスが解放され、焦れたような純也の声がした。 私は泥を掻くように意識を浮上させ、無理矢理、眼をこじあけた。霞む視界に、裸体が三つ見える。天井が、鏡になっているらしい。広いベッドに大の [続きを読む]
  • 桜――スレイヴ・トゥ・ラヴ(3)
  •  桐野家の夜のリビングで、私は純也の養父、桐野錬二を待っていた。純也が即刻連絡をとり、面談が今夜と決まったからだ。 が、どう話せばいいのか―― 二人は義理の親子だが、純也の話が事実だとすれば、純也は実質、桐野の愛人ということになる。そして純也は、それを望んでいるという。 合意の許で成り立っているのなら、私が口を挟む筋ではない。しかし、それならあのセクハラは何なのだ? 投げやりな眼をして、思わせぶり [続きを読む]
  • 桜――スレイヴ・トゥ・ラヴ(2)
  • 「入江先生も変わっておられますな。法の次は教育ですか。ご立派なお考えは分かりますが、その若さで文句のないキャリアをお持ちなのに、実にもったいない話です。沙織さんのお気持ち、わからなくはないですよ」 大手コンサルタント会社、代表取締役社長の豪田が、禿げあがった額を光らせながら渋い顔をする。 沙織というのは、つき合って三年になる商社のOLだ。普通のサラリーマン家庭の娘だが、母方の伯父が議員秘書をやって [続きを読む]
  • 桜――スレイヴ・トゥ・ラヴ(1)
  • 「入江(いりえ)先生ですね。初めまして、純也です」 玄関ドアをあけるなり、桐野純也(きりのじゅんや)は微笑んだ。くっきり切れこんだ二重瞼の大きな眼を人懐っこくほそめ、ふっくらした唇から清潔な白い歯並がこぼれる。一八〇センチある私より二十センチほども背が低く、私を見上げるパーカーの首も肩もほっそりしてまだ男になりきらない少年のものだ。 通されたリビングはこざっぱりして明るく、私は勧められるまま窓際の [続きを読む]
  • 男道Ⅵ 男地獄<九> 最終回!
  • 「一美(かずみ)の純情を、卑怯なお色気戦法で踏みにじった貴様をおれは赦さん!」 白鳥が、切れ長の三白眼で伊達さんを睨む。後ろに結わえたサラスト髪は、肩甲骨にかかるほど長い。体つきもほっそりしているので、夏の交流戦で初めて見た時、女の人かと思ったくらいだ。交流戦時はホーム側の道着は紺、アウェイ側の道着は白と決まっていて、武翔の主将であった彼は白の道着を着ていた。それがすごく似合っていて、敵ながらかっ [続きを読む]
  • 謹賀新年 2018
  • 慌ただしさに一区切りついた途端、体調を崩してしまいました。今更ですが、新年のご挨拶です。昨年中はご贔屓を賜り、心よりお礼を申し上げます。本年も引きつづき、よろしくお願い申し上げます。はじめに、今年の大河「西郷どん」!番宣を含め、あちらこちらで西郷さんや薩摩藩の特集をしていますね。そんな中、取り上げられるのが、「男道」でお馴染みの「郷中教育」や「薬丸示現流」♪原作は拝読しておりませんが、大久保利通役 [続きを読む]
  • 男道Ⅵ 男地獄<八>
  •  黒沢が、壊さんばかりにドアを蹴る。シカトを決めた伊達さんだったが、あんまりしつこいので、やれやれと上体を起こした。「やかましいぞ黒沢! おれは引退したんだ。喧嘩の相手が欲しいなら、他をあたれ!」 伊達さんが呆れ声で怒鳴る。「そうはイカの我慢汁〜 貴様の引退なんぞ、おれが認めん!」 ズシーン! 体当たりしたのか、ドアがみしっと軋む。「哲男、しょうがないから支度しろ。黒沢のバカ、ドアを破る気だ」 辛 [続きを読む]
  • 男道Ⅵ 男地獄<七>
  •  おれの中で何かがカチリと繋がった。やはりというか、なんというか、上杉のニセだから考えまいとしていたのに――「哲男……すごっ、ああ」 おれの腹の上で伊達さんがよじれる。おれの一物は、嫉妬に狂って完全復活、怒張したッ!「なら、なら、明智さんが惚れてるって云ったら、伊達さんは受け入れるんですか?」「あ、んっ……てつぅ」 おれの上で伊達さんがゆさゆさ揺れる。おれは足を踏ん張って猛然と腰を突き上げる。「ど [続きを読む]