耕作放棄地対策の一環として、キクイモの栽培に取り組んでみることにしました。
泰阜村は、長野県の南部に位置する、典型的な過疎の山村。平成18年度から、キクイモによる地域振興の研究に取り組んでいます。キクイモに関する情報を募集しているので、よろしくお願いします。
毎年9月には「泰阜村福祉大会」という行事があって、キクイモの花が生け花に使われています。予算に限りがあるので、「野の花」をうまく使ってそれらしく見せるのだそうですが、キクイモの場合は黄色の花でよく目立ち、この時期に大量に確保できるので重宝されているようです。(ただ、今年は例年に比べて咲いている花の数が少なかったそうです。)毎年載せていることですが、結構きれいなものでしょう?キクイモだって飾りになるんだに
昨年までは、主に2社に出荷して、残りは個人販売。最も取引量の多い会社へ電話して、「今年もよろしくお願いします」と挨拶しました。さて、もう1軒と思ったら、「今年は別口で確保できたから」とお断り。あらら。ただ、今年に限っては、夏にある会社から声をかけていただいているので、何とか捌いてしまえそう。出荷先が複数あるおかげ。助かりました。生産量を増やしたいと思っているので、今年出荷できなかった業者さんと、来年はまたお取引ができますように。9月を迎えて
他の畑では、咲いていませんよ。ちなみに、これは野生化したイヌキクイモの花。キクイモとイヌキクイモはよく似ていますが、花が咲く時期はズレているようです。イヌキクイモは、この時期に花を咲かせますが、キクイモ畑はこの後に花が咲きます。8月下旬というと、泰阜村では夏最大のイベント「高原ロードレース」という行事があり、1,000人くらいの人が来村されます。泰阜村の人口は1,700人程度なので、大したものです。歓迎用に、沿道にマリーゴールドを植えているのですが、キクイモの花はこのイベントに間に合わないのです。マリーゴールドと同じ黄色の花なんだけどなぁ。毎年、残念に思っています。おぉ!キクイモの花が咲いている
生命力が強い植物だけに、この知識を得ておかないと、農家にお勧めもできないですよ。結果は、「水を張れ」ということで、別ルートで聞いたことがあるものだったけれど、こうして聴けたことで、また安心。もう、田んぼ以外お勧めしない。久しぶりに
最初にキクイモを薦めてくれた業者さん、そちらとは今縁が切れてしまったけれど、「うち以外にも取引先を探すように」と言われて来ました。今回、せっかく縁あっていただいた話なので、受けてみたいと思います。来年度は少し生産量を増やす必要があるかも。新たな販路
昨日から、セミの鳴き声を聞きました。実は、先の日曜日に地区の草刈り作業がありました。汗はかいたけれど、ものすごい暑さではなかった。でも、これからの草刈り作業は、本格的に暑いぞ。田舎の夏は、草との戦い。暑いなぁ
実は、泰阜村でもワラビが似た状態になったことがあります。「塩蔵の一次加工をしてくれれば売りますから、集めてください」という話があって、ワラビを集めたのだけれど、そのワラビは売れず・・・代金はいただいたので恨みはないのですが、次年度に農家は同じように出荷するし、販売先探しに一苦労。何とか全量さばけたので助かりました。生産量を増やすのは、心配。ブーム一区切りで梅余りの記事
長いこと休耕農地だった場所に、工事の残土を入れました。だから、この畑の土目は決して良いものではありません。そこで、キクイモです。これでうまく行くなら、ありがたいことです。新しいキクイモ畑
この時期、キクイモは芽を出し、それなりに成長しています。種芋として出荷するのは、依頼があってから掘り出しています。依頼がなければ、畑にそのまま。だから、この時期にはみんな芽を出しちゃうの。そして、芽吹きの時は芋の養分を使うらしく、種芋はスカスカになって、最終的にはなくなってしまいます。でも、ここで昨年の実験が役立った!芽を刈り取ってスカスカになった芋を植えておいたら、それなりに大きくなりました。出荷したところ、「小さい」とは言われてしまいましたが、とにかく芋は手に入った!!そんなことから芽を送らせてもらいました。役に立てばよいですが。キクイモの苗を送る
風が強くないので、パイプハウスの被害はなさそうですが、崩落は・・・心配されます。台風6号
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