板東蓮三郎 さん プロフィール

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板東蓮三郎さん: PT板東蓮三郎のやわらかなリハビリ教室
ハンドル名板東蓮三郎 さん
ブログタイトルPT板東蓮三郎のやわらかなリハビリ教室
ブログURLhttp://to4580.blog11.fc2.com/
サイト紹介文リハビリの世界の話を一般のかたにもわかりやすくお伝えしていきたいと思っています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供88回 / 365日(平均1.7回/週) - 参加 2011/06/22 00:29

板東蓮三郎 さんのブログ記事

  • 老人施設のPT
  •  よく高齢者問題を取り上げる週刊誌に先日、「施設に入れた親に元気でいてもらいたかったら、老人ホームを選ぶときはPT(理学療法士)・OT(作業療法士)がいる施設を選べ」と書いてありました。 以前に比べPT・OTを置く特別養護老人ホームは増えてきていると感じていますが、それでもまだまだ少数派だと思います。 なかなか増えない理由の一つには制度上の経済的な理由が挙げられると考えます。 PT・OTなどの「機 [続きを読む]
  • 指ポキ④
  •  シリアで拘束され先日数年ぶりに解放されたジャーナリストの安田順平さんは、小さな空間に閉じこめられその中で指の関節を鳴らしただけで虐待を受けたと語っていました。 この報道を聞いたとき、安田さんは指をポキポキ鳴らす習慣がある人なのだろうなと思いました。 私もそうなのですが、関節を鳴らす習慣のある人にとっては、ときどき関節を鳴らすのは、とても気持ちがいいことです。鳴らせる状態になっているのにずっと鳴ら [続きを読む]
  • アルビノ
  •  先日新聞にアフリカのタンザニア出身の35歳の「アルビノ」の女性の記事が出ていました。 「アルビノ」とは身体の中でメラニン色素を作ることができず、頭髪や眉毛・まつ毛・黒目など身体のふつう黒い部分がすべて白くなってしまう病気で、日本では「白子症」と呼ばれますが、白子症のことを「アルビノ」と言うことは私はこの記事で初めて知りました。 肌の黒い人が主体のアフリカの国に肌が真っ白のアルビノで生まれたために [続きを読む]
  • 腕つりにビックリ
  •  以前に脳卒中による麻痺で肩に亜脱臼がおこり、「アームスリング」という器具で腕つりをする場合があることを書いたことがあります。 私が老人ホームで働き始めて、何人かの脳卒中による後遺症のある利用者とのつきあいが始まりました。 その中に弛緩性の麻痺で腕自体の重みで肩の関節がゆるんで抜けてくる「亜脱臼」がある高野さん(仮名)がいました。右の肩に2横指(おうし・指2本分の幅)の亜脱臼があります。 亜脱臼が [続きを読む]
  • 一番好きな指揮者
  •  私が初めて聴くはずだったクラシック音楽のコンサートは、本来小澤征爾さんが指揮するはずだったベートーヴェンの「第9」を、小澤さんが夫人の初出産のためにアメリカから帰国できなくなり、小澤さんの友人の岩城宏之さんが代役で指揮したという、というものでした。 初めて小澤さんの指揮するコンサートを聴いたのは、その1年後の「第9」ということになりました。 そんなことから小澤さんや岩城さんは私のクラシック音楽の [続きを読む]
  • ガラス細工が歩く
  •  老人の介護施設でおこなわれるリハビリ(機能訓練)で訓練を実施したときに介護保険から請求できる保険点数には、従来からあるもののほかに今は、施設全体で要介護度の改善が達成できたときにより大きな点数を請求することができるインセンティブ(出来高)の制度が使えるようになっています。 要介護度が下がることによって介護施設に支払われる介護報酬を減らし税金の支出を減らそうとする、行政の政策的な理由によりできたも [続きを読む]
  • 鏡②
  •  鏡で身体の状態を映すことがリハビリ訓練に有効である一方、鏡を見せない配慮をする場合もあります。 病気で長く臥せった後、やっと回復してきて身体を起こし始めたような患者さんで、面やつれが著しく本人がショックを受けそうなので鏡を見せないように指示が出るような場合です。(実際には私はこのようなケースを担当したことはありません。) 脊髄損傷になってまだ日が浅く、まだベッド上だけで生活している患者さんのベッド [続きを読む]
  • 鏡①
  •  テレビのCS放送には私の好きな宝塚歌劇だけを放送している会員制の専門チャンネルがあります。 舞台の映像だけでなく稽古場風景もよく放送されるのですが、舞台と同じ大きさの稽古場で団員たちが、舞台の客席に当たる方向に向かってお芝居やダンスをしています。 その方向にはテーブルに付き椅子に座った演出家やスタッフが並んでおり、その後ろの壁面は大きな鏡になっています。 出演者はその鏡に映る自分の姿から、自分た [続きを読む]
  • かわいい
  •  老人ホームに勤めていると、すごく素直でよく笑い、思わず「かわいい」と感じてしまうおばあちゃんがたくさんいます。その一方で、こちらは表向きはやさしく接していても腹の中では「このくそばばぁ」と感じているとても頑固でわがままな人も少しいます。 おばあちゃんだけではありません。おじいちゃんも同様です。 先日90歳代のかわいいおばあちゃんのところに息子さん(ある銀行の元頭取だそうです)が面会に来ていました [続きを読む]
  • 私の音楽ブーム遍歴③
  •  進学した神奈川の県立高校では回りにビートルズを聴く人が多くいました。 中学では「ビートルズは不良が聴くもの」と考えていたようなところがあり、私の両親もそのように考えていたため、私から積極的にビートルズを聴こうとは思わなかったのですが、ビートルズをとても愛していて私に赤青のレコードを貸してくれた友人がいて、その音楽のすばらしさに気づきました。 しかし高校に進学しても私が口ずさむ音楽がクラシック音楽 [続きを読む]
  • 筆談英会話
  •  以前、聴覚に障害があるのに筆談での接客が上手で、ナンバーワンホステスになった「筆談ホステス」が話題になり、北川景子さん主演でドラマ化もされました。 私が30年近く前に関わった男性はやはり聴覚障害者でしたが、手話でのコミュニケーションのほか、筆談での英会話がペラペラという方でした。飛行機の中でも外国人と筆談でコミュニケーションをとってお友だちになってしまうのだそうです。 日本語以外に英語も、目から [続きを読む]
  • 担保する
  •  来年の参議院選挙に自民党の比例代表区公認候補として立候補することが決まっている理学療法士が語った文章(質問への回答)に、「理学療法士の役割としてまず移動能力の獲得は常に担保されなければなりません。」というのがありました。 政治や行政に従事する人はこのようによく「担保する」という表現を使います。 「担保を入れる」とか「担保をとる」という表現は一般の人でも理解できると思うのですが、「担保する」という [続きを読む]
  • 介護戦争
  •  少子高齢化の影響と「暗い・汚い・きつい」などと言われる仕事のイメージや低賃金もあいまって、介護分野は現在も将来も圧倒的に労働力が足りず、政府はその穴を埋めるために外国人の労働力を介護の世界にも入れることに しました。 私の勤める特別養護老人ホームでもEPA( Economic Partnership Agreement、経済連携協定)の制度を使ってインドネシアからの研修生が3名来ています。 私たちの施設の施設長は職員の前でおこな [続きを読む]
  • 私の音楽ブーム遍歴②
  •  グループサウンズのブームが下火になり、テレビの歌番組でいくらでも聴くことができた歌謡曲にそれほど興味の湧かなかった私に、小学校5年生のとき突然クラシック音楽ブームがやってきました。 大阪の万国博覧会の会場で聴いたベートーヴェンの第9交響曲のメロディーが頭から離れず、大阪から帰ると自宅にあったベートーヴェンの「運命」と「田園」のレコードを、自宅にあった古いレコードプレーヤーで繰り返し聴き続け、つい [続きを読む]
  • 歩行手順
  •  平行棒を使って、特に脳卒中の患者さんに歩行練習をする場合、手や足を前に進める順序をうるさく指導します。 初めのうちは恐怖感もあるので手を前に出して次は右足、また手を出して今度は左足、のように歩くかたもいます。 恐怖感が薄れ少し慣れてきたら、 右麻痺のかたであれば、「左手、右足、左足」、左麻痺のかたは「右手、左足、右足」という順番で前に進めるよう指導します。 人によっては平行棒の中で歩くのに、「自 [続きを読む]
  • 遊ぶ?
  •  病院で一生懸命仕事をしている看護助手の女性にふざけて「遊ぶ?」と聞いたりすると、「いいよ、何して遊ぶ?お医者さんごっこ?」などとくだけた返事が返ってくる人がいました。 そんなやりとりをしたこともあって、患者さんをリハビリにお連れするときに、気難しく考えず気楽な気持ちでリハビリをしていただこうと、「遊ぶ?」と声をおかけしたことが何度かあります。 ところが、ある中年の女性の患者さんに「遊ぶ?」と声を [続きを読む]
  • おっぱいバンド
  •  明治生まれの人は、この世の中に登場したばかりの、今で言う「ブラジャー」のことを「乳当て」と呼んでいた、と先日ここで述べました。 この話を私の勤める老人ホームに入居している女性の一人にお話ししたところ、彼女の一回り以上年上で昭和元年生まれの彼女のお姉さんは、ブラジャーのことを終生「おっぱいバンド」と呼んでいたと教えてくれました。 私はいま、パソコンを使ってはいるものの、「ダウンロード」とか「インス [続きを読む]
  • 私の音楽ブーム遍歴①
  •  タレントのイモトアヤコさんが歌手の安室奈美恵さんのことを小学校5年生から20年間夢中になり続け、そのお陰で人生が楽しく素晴らしく美しいものになっているとテレビで話していました。 私の人生の中で最初に訪れた音楽ブームは小学校低学年のときのグループサウンズです。 当時母の経営していたパーマ屋の従業員のお兄さんの影響によるもので、ビートルズに刺激を受けた若者たちの生み出す音楽は、小学生の私にも強く入っ [続きを読む]
  • 卒業論文
  •  最近、約40年前に見ていたテレビドラマの再放送を見ています。 その中で大学4年生の青年が卒業資格を満たすために、指定された期日までに原稿用紙40枚相当のレポートを作成しなければならないことになり、仲間たちのサポートを受けながら、図書館に行ったり徹夜をしたりして、やっと締切日の朝までに指定された枚数を書き上げる、というお話しが印象に残っていました。今回そのお話しを久し振りに見ていろいろなことを思い [続きを読む]
  • クラリネットのプラスチック製リード
  •  私がクラリネットに夢中になり演奏家になりたいと思っていた昭和40年代後半の中学生時代、私の家は裕福ではありませんでした。 クラリネットは、口でくわえるマウスピースという部分に、葦でできた「リード」と呼ばれる発音体(「リード」という言葉はずばり「葦」のことなのですが)を取り付けて息を吹き込み音を出します。 リードは植物なので性能が安定せず何枚ものリードの中から使えるいいものをやっと見つけても、それ [続きを読む]
  • 見かけで判断してしまった患者さん
  •  先述した私に理学療法士になるきっかけを作ってくれたM先生(8月2日付「コレラにならなかったPT」参照)は、大学で合唱団の指揮をしていたほどなので、クラシック音楽にもかなり精通しておられたようです。 M先生の勤める病院のリハビリを見学させていただきにうかがったとき、M先生と中年の男性の患者さんが音楽の話しで盛り上がっていました。 「先生、スメタナの『モルダウ』の最初のところはフルートとオーボエとク [続きを読む]
  • PTがバイタルサイン測定
  •  今理学療法士がリハビリ訓練を始めるときは、必ず患者さんの血圧や脈拍数などのバイタルサインを測定して体調の確認をしてからおこないますが、私がリハビリ助手時代や理学療法士になってからもしばらくの間は、必ずしも厳密には実施されていませんでした。 約30年前にインターン実習に行った先でも、当時は「必ずバイタルサインを測定して記録しなさい」と言われたことはありません。 病院に入職してしばらくしてからは仕事 [続きを読む]
  • カメレオン
  • 老人ホームで毎日おこなわれる申し送りに出席していて、「Aさんは おかゆが白いお茶碗に入っていると、おかゆの残りがどれくらいあるかわからなくて残してしまうので、Aさんには色のついた容器でお出しして下さい。」というやりとりがありました。 私も自宅で、白いコップに入った豆乳が残っているのに気付かずに食事を終えてしまい、ときどき家内に叱られます。 老人ホームでの話を家内にしてみると、訪問ヘルパーの有資格者で [続きを読む]
  • 杏仁豆腐
  •  職場の老人ホームで3時のおやつタイムをしていたお年寄りたちのそばを通ったとき、お二人の女性から「こんなものは不味くて食べられない」という声が聞かれました。見るとお二人が食べているのは「杏仁豆腐」で、私は介護職員に頼んで同じものを一人分もらい食べてみました。 自宅で毎夕食時、コーヒーサービスで有名なカルディーの杏仁豆腐を愛用している私には、老人ホームのその杏仁豆腐はとても美味しいものに思えました。 [続きを読む]
  • うちの息子をよろしく
  •  元SMAPの木村拓哉さんが、とてもプライドが高く東京でどんなに有名な俳優も簡単には受け入れてもらえないと聞かされていた京都の時代劇の撮影所に初めて仕事に行ったとき、以前共演したことのある北大路欣也さんが「こんど、うちの息子が行くのでよろしく」と一言伝えてくれてあったので、とてもスムーズに受け入れてもらえたという話が新聞に載っていました。 私は理学療法士の養成校の学生時代、リハビリ助手として2つの [続きを読む]