板東蓮三郎 さん プロフィール

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板東蓮三郎さん: PT板東蓮三郎のやわらかなリハビリ教室
ハンドル名板東蓮三郎 さん
ブログタイトルPT板東蓮三郎のやわらかなリハビリ教室
ブログURLhttp://to4580.blog11.fc2.com/
サイト紹介文リハビリの世界の話を一般のかたにもわかりやすくお伝えしていきたいと思っています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供88回 / 365日(平均1.7回/週) - 参加 2011/06/22 00:29

板東蓮三郎 さんのブログ記事

  • 演奏への拍手
  •  昨日1月17日は阪神大震災から24年目となる日でした。 昨日の朝日新聞に、震災当時高校生で今は神戸の楽団等でフルート奏者として活躍している女性の話が載っていました。 音楽で身を立てたいという希望に反対する父親と喧嘩ばかりしていたが、その父親を震災で亡くした後、父親が娘の音大進学のためにいろいろな人に相談していたことを知り、父親の応援を知ったという話でした。 この女性は父親の応援に力を受け、父親を [続きを読む]
  • 保存療法
  •  老人ホームで70歳代後半の男性入居者(利用者)についてのスタッフ間でのカンファレンス(症例会議)がもたれました。 老人ホーム内で転倒して左の大腿骨頸部骨折を起こし、病院に入院したものの、骨折の程度・全身の状態や本人の認知度等を考慮し、骨折に対しては手術をおこなわず「保存療法」ということになり、退院してきてそこからさらに数か月経っていました。 リハビリの立場からは、両手と右足を使って(両手で手すり [続きを読む]
  • 青ばな
  •  昔の勤め先でお年寄りと一緒に「大楠公の歌」とも呼ばれる「青葉茂れる桜井の」を歌っていると、先輩の理学療法士がふざけて歌詞を替え「青ばな垂れてる桜井君・・・」と歌っていました。 考えてみると私は「青ばな」というものを見たことがありませんでした。子供時代、自分も含め回りで子供の垂らしている鼻水は皆、水っぽい透明だったからです。 そのために「青ばな」とか「青っぱな」と呼ばれる状態を具体的にイメージする [続きを読む]
  • 絶滅した動作
  •  私はいま、老人ホームでリハビリの仕事をするとき、特に歩行訓練をするような場合には、必ず訓練前に電子血圧計を使って血圧・脈拍数などのバイタルチェックをおこないます。 訓練後は訓練が身体に負担になりすぎていなかったかを診るために血中酸素飽和度計で血中酸素飽和度の測定をすることもあります。 私と一緒にリハビリの仕事をしている看護師さんはこれに加えて訓練前に電子体温計で体温も測定しています。 現在は体温 [続きを読む]
  • マイクロチップ
  •  年末に猫とヒトの行方不明の記事が新聞に載っていました。 名古屋市内で保護された猫が、体内に埋め込まれたマイクロチップの情報から1ヶ月前に静岡市内で行方不明になった猫であることが判明し、無事に飼い主の元に戻ったそうです。 高齢で認知症のある行方不明者は毎年増加し、その8割は行方不明を繰り返すそうです。行方不明中に事故に遭うこともあり、亡くなる人もけっこういます。 行方不明になる人にマイクロチップの [続きを読む]
  • 指の力がなくなると
  •  今年の夏、左手の指で物をつまむような力が出せなくなり、首や背中に強い痛みもあったことから整形外科を受診し「頸椎症性筋委縮症(遠位型)」という診断がついたことを、以前ここに書きました。 その後は、頸部や背部の痛みは消失、指の筋力も回復し、今は首の周囲のだるさだけが残っています。 指の筋力がなかったころ、思わぬ不便なことに気づきました。 食品等を入れて密封処理された袋に、「こちら側のどこからでも切れ [続きを読む]
  • クリスマスコンサートで
  •  私の勤める老人ホームには週に1回女性の音楽療法士の先生がやってきて、お年寄りを相手に音楽療法をやってくれます。 大きな声でお年寄りたちを盛り上げて、一緒に歌ったり、音の出る小道具で合奏をしたり、新聞を丸めて作った棒を使って手足の体操をしたり、それはみごとなものです。 私は年に2回くらい、この音楽療法士の先生が演奏するとフルートと私のクラリネットとで、老人ホームの中でミニコンサートをやっています。 [続きを読む]
  • ご縁
  •  いま老人ホームで接している70代後半の女性で脳卒中後遺症の岸川さん(仮名)は、若い頃、東京・渋谷の東横百貨店(現・東急百貨店東横店)のおもちゃ売場で働いていたかたです。 東横デパートのおもちゃ売場と言えば、私にとっては子どものころ母とよく行った渋谷で、母親が洋服や化粧品など好きなところを見て回っている間、「私が戻って来るまでここで遊んでろ。」と放たれた場所です。 今なら子どもにそのようなことをす [続きを読む]
  • こんな免荷装具??が
  •  先日テレビで、どこかの外国で、けがをして治療を受けた右の足を、膝から下を台にのせて、左足はキックボードのように使えるようにした片足免荷用(体重をかけない)の移動器具を使っている人が映っていました。(写真参照)  けがの詳細はわかりませんが、膝から下の骨のどこかが折れたかアキレス腱を切るなどで、足をつけない状態だったと考えられます。日本ならば普通は両手で松葉づえを使う場面です。 けがをしていない方 [続きを読む]
  • 外人の患者さんが
  •  あるときリハビリテーション室に、ブラジル人の女性の患者さんが整形外科外来からの依頼でやってきました。同じくらいの年齢の日本人のご婦人が同伴しています。 日本人のおばさんは初め通訳のかたかと思ったのですがお話をうかがうと、日本人のおばさんの息子さんとブラジル人のおばさんの娘さんが結婚していて、ブラジル人のおばさんが娘の嫁ぎ先に遊びに来ているときに、家の庭で転んで腕に骨折をしてしまったのだそうです。 [続きを読む]
  • 老人施設のPT
  •  よく高齢者問題を取り上げる週刊誌に先日、「施設に入れた親に元気でいてもらいたかったら、老人ホームを選ぶときはPT(理学療法士)・OT(作業療法士)がいる施設を選べ」と書いてありました。 以前に比べPT・OTを置く特別養護老人ホームは増えてきていると感じていますが、それでもまだまだ少数派だと思います。 なかなか増えない理由の一つには制度上の経済的な理由が挙げられると考えます。 PT・OTなどの「機 [続きを読む]
  • 指ポキ④
  •  シリアで拘束され先日数年ぶりに解放されたジャーナリストの安田順平さんは、小さな空間に閉じこめられその中で指の関節を鳴らしただけで虐待を受けたと語っていました。 この報道を聞いたとき、安田さんは指をポキポキ鳴らす習慣がある人なのだろうなと思いました。 私もそうなのですが、関節を鳴らす習慣のある人にとっては、ときどき関節を鳴らすのは、とても気持ちがいいことです。鳴らせる状態になっているのにずっと鳴ら [続きを読む]
  • アルビノ
  •  先日新聞にアフリカのタンザニア出身の35歳の「アルビノ」の女性の記事が出ていました。 「アルビノ」とは身体の中でメラニン色素を作ることができず、頭髪や眉毛・まつ毛・黒目など身体のふつう黒い部分がすべて白くなってしまう病気で、日本では「白子症」と呼ばれますが、白子症のことを「アルビノ」と言うことは私はこの記事で初めて知りました。 肌の黒い人が主体のアフリカの国に肌が真っ白のアルビノで生まれたために [続きを読む]
  • 腕つりにビックリ
  •  以前に脳卒中による麻痺で肩に亜脱臼がおこり、「アームスリング」という器具で腕つりをする場合があることを書いたことがあります。 私が老人ホームで働き始めて、何人かの脳卒中による後遺症のある利用者とのつきあいが始まりました。 その中に弛緩性の麻痺で腕自体の重みで肩の関節がゆるんで抜けてくる「亜脱臼」がある高野さん(仮名)がいました。右の肩に2横指(おうし・指2本分の幅)の亜脱臼があります。 亜脱臼が [続きを読む]
  • 一番好きな指揮者
  •  私が初めて聴くはずだったクラシック音楽のコンサートは、本来小澤征爾さんが指揮するはずだったベートーヴェンの「第9」を、小澤さんが夫人の初出産のためにアメリカから帰国できなくなり、小澤さんの友人の岩城宏之さんが代役で指揮したという、というものでした。 初めて小澤さんの指揮するコンサートを聴いたのは、その1年後の「第9」ということになりました。 そんなことから小澤さんや岩城さんは私のクラシック音楽の [続きを読む]
  • ガラス細工が歩く
  •  老人の介護施設でおこなわれるリハビリ(機能訓練)で訓練を実施したときに介護保険から請求できる保険点数には、従来からあるもののほかに今は、施設全体で要介護度の改善が達成できたときにより大きな点数を請求することができるインセンティブ(出来高)の制度が使えるようになっています。 要介護度が下がることによって介護施設に支払われる介護報酬を減らし税金の支出を減らそうとする、行政の政策的な理由によりできたも [続きを読む]
  • 鏡②
  •  鏡で身体の状態を映すことがリハビリ訓練に有効である一方、鏡を見せない配慮をする場合もあります。 病気で長く臥せった後、やっと回復してきて身体を起こし始めたような患者さんで、面やつれが著しく本人がショックを受けそうなので鏡を見せないように指示が出るような場合です。(実際には私はこのようなケースを担当したことはありません。) 脊髄損傷になってまだ日が浅く、まだベッド上だけで生活している患者さんのベッド [続きを読む]
  • 鏡①
  •  テレビのCS放送には私の好きな宝塚歌劇だけを放送している会員制の専門チャンネルがあります。 舞台の映像だけでなく稽古場風景もよく放送されるのですが、舞台と同じ大きさの稽古場で団員たちが、舞台の客席に当たる方向に向かってお芝居やダンスをしています。 その方向にはテーブルに付き椅子に座った演出家やスタッフが並んでおり、その後ろの壁面は大きな鏡になっています。 出演者はその鏡に映る自分の姿から、自分た [続きを読む]
  • かわいい
  •  老人ホームに勤めていると、すごく素直でよく笑い、思わず「かわいい」と感じてしまうおばあちゃんがたくさんいます。その一方で、こちらは表向きはやさしく接していても腹の中では「このくそばばぁ」と感じているとても頑固でわがままな人も少しいます。 おばあちゃんだけではありません。おじいちゃんも同様です。 先日90歳代のかわいいおばあちゃんのところに息子さん(ある銀行の元頭取だそうです)が面会に来ていました [続きを読む]
  • 私の音楽ブーム遍歴③
  •  進学した神奈川の県立高校では回りにビートルズを聴く人が多くいました。 中学では「ビートルズは不良が聴くもの」と考えていたようなところがあり、私の両親もそのように考えていたため、私から積極的にビートルズを聴こうとは思わなかったのですが、ビートルズをとても愛していて私に赤青のレコードを貸してくれた友人がいて、その音楽のすばらしさに気づきました。 しかし高校に進学しても私が口ずさむ音楽がクラシック音楽 [続きを読む]
  • 筆談英会話
  •  以前、聴覚に障害があるのに筆談での接客が上手で、ナンバーワンホステスになった「筆談ホステス」が話題になり、北川景子さん主演でドラマ化もされました。 私が30年近く前に関わった男性はやはり聴覚障害者でしたが、手話でのコミュニケーションのほか、筆談での英会話がペラペラという方でした。飛行機の中でも外国人と筆談でコミュニケーションをとってお友だちになってしまうのだそうです。 日本語以外に英語も、目から [続きを読む]
  • 担保する
  •  来年の参議院選挙に自民党の比例代表区公認候補として立候補することが決まっている理学療法士が語った文章(質問への回答)に、「理学療法士の役割としてまず移動能力の獲得は常に担保されなければなりません。」というのがありました。 政治や行政に従事する人はこのようによく「担保する」という表現を使います。 「担保を入れる」とか「担保をとる」という表現は一般の人でも理解できると思うのですが、「担保する」という [続きを読む]
  • 介護戦争
  •  少子高齢化の影響と「暗い・汚い・きつい」などと言われる仕事のイメージや低賃金もあいまって、介護分野は現在も将来も圧倒的に労働力が足りず、政府はその穴を埋めるために外国人の労働力を介護の世界にも入れることに しました。 私の勤める特別養護老人ホームでもEPA( Economic Partnership Agreement、経済連携協定)の制度を使ってインドネシアからの研修生が3名来ています。 私たちの施設の施設長は職員の前でおこな [続きを読む]
  • 私の音楽ブーム遍歴②
  •  グループサウンズのブームが下火になり、テレビの歌番組でいくらでも聴くことができた歌謡曲にそれほど興味の湧かなかった私に、小学校5年生のとき突然クラシック音楽ブームがやってきました。 大阪の万国博覧会の会場で聴いたベートーヴェンの第9交響曲のメロディーが頭から離れず、大阪から帰ると自宅にあったベートーヴェンの「運命」と「田園」のレコードを、自宅にあった古いレコードプレーヤーで繰り返し聴き続け、つい [続きを読む]
  • 歩行手順
  •  平行棒を使って、特に脳卒中の患者さんに歩行練習をする場合、手や足を前に進める順序をうるさく指導します。 初めのうちは恐怖感もあるので手を前に出して次は右足、また手を出して今度は左足、のように歩くかたもいます。 恐怖感が薄れ少し慣れてきたら、 右麻痺のかたであれば、「左手、右足、左足」、左麻痺のかたは「右手、左足、右足」という順番で前に進めるよう指導します。 人によっては平行棒の中で歩くのに、「自 [続きを読む]