北落師門 さん プロフィール

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北落師門さん: InAequabilitas
ハンドル名北落師門 さん
ブログタイトルInAequabilitas
ブログURLhttp://noncomposmentis.blog36.fc2.com
サイト紹介文“哲学強迫症”に罹患した厭世家の思想記録。それから色々な科学(特に有毒植物など)。
自由文思想・哲学がメインのはずだが、むしろゲルセミウム・エレガンスについての記事の方が社会的に為になっている(?)気がする。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供18回 / 23日(平均5.5回/週) - 参加 2011/06/30 12:51

北落師門 さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • 閉鎖病棟の中で
  • 何年も何年も先延ばしにした死がこれからやっと訪れる. 誰かに途中で見つかってしまうことを恐れながら, 致死量のカフェインを飲む.可能な限りロジカルに動こうと, 思考しようとしてきた. 論理を突き詰めるためにモデルを構築したら, 自殺が導かれた. 僕が寄り縋った論理は僕を殺すことになったわけだけれど, それに対して恨み言はない. 誰のことも恨んでいないし抑鬱すらもう消えてしまった. ここ最近はただ自殺の計画を立て, ど [続きを読む]
  • 線香花火の明かり
  • ついに!この日が!訪れた!ここ数年で今一番喜びを噛み締めている.ひたすらに成功を願い,冷徹に計画を遂行していく.今日の昼が運命の分かれ目.世界脱出を賭けた勝負,何としても勝たなければ.最後にやり残したことで,今すぐできることはないかとずっと模索しているのだが,よいアイデアが浮かばない.会いたい人間は?行きたい場所は?食べたいものは?ない,ない,ない,あらゆる生命活動がどうでもいい!睡眠不足から激し [続きを読む]
  • 消失
  • いよいよ自殺が迫り来る.あまりに楽しみなので躁状態になっており,カフェインをプチODしたわけでもないのにテンションが高い状態が続き,多弁(といっても喋り止まないのではなくツイートが止まらないだけだが)で,些細なことで苛々する.死ぬ直前の人間は必ずしも抑鬱状態にあるわけではない.今更最後に付き合った(?)相手から連絡が来て,会いたい,もう一度ヤりたい,という.酔っているわけではなさそうだが,いわゆる深夜テ [続きを読む]
  • 閉鎖病棟のリアル(隔離室編)
  • [一般病床編はこの記事]この記事では知っているひとみんなが気になる隔離室の事情を書きますよ.隔離室とは,病院によって保護室とも呼ばれることがある,急性期まっさかりの患者であるとか深刻な自殺企図・自傷傾向が認められる患者のための個室である.端的に言って,殺風景.必要最低限のもののほかは何もない.扉には外から鍵が掛けられる.窓の外は基本的に見られない.トイレは自分で流せない.蛍光灯にはたとえ届いたとして [続きを読む]
  • 閉鎖病棟のリアル(一般病床編)
  • [隔離室編はこの記事]閉鎖病棟の面白生活のことでも喋ってみましょうかね.現在含めて3回入院した病院についてしか語れないけれど.「閉鎖病棟」とはその名の通り病棟出入り口に鍵がかけられていて自由に出入りができない病棟のことである.出入りが完全にできないわけではなく,状態のマシな患者で医師の許可が出た者は「外出届」を書けば1日のうち決められた時間内は外出することができる.外出範囲も許可が必要で,「周辺のみ」 [続きを読む]
  • 永遠モラトリアム
  • 暇が高じてウェブIQテストを受けていた.こういったウェブIQテストは大抵スコアを高く出して被験者を満足させようとするのが通例である.今日受けたテストでは,総合IQ180,分野別IQで最高値が197という意味のわからない数値を叩き出したが,あまり信用しない方が良い.(分野別IQの最低値が186だったので,そもそもどう計算したら総合が分野別の最低値より低くなるのかよくわからない.)かつて発達障害を疑われてWAISを受けたこと [続きを読む]
  • 箱の中の甲虫
  • 死期が近づいてくる足音を聞いている.もうあと1週間もしないで自殺!あまりにも楽しみで,こんなに何かが楽しみなのは久しぶりなくらいだ.すべきことにも集中できず,四六時中自殺のことばかり考えてしまう.思わず笑みがこぼれる.やっと人生から解放される.ああ,楽しい!以前カフェインを3gODしたときの凄まじい苦痛を思い出している.想像を絶する嘔気,胃を抉られるような痛み.今回の予定量はその5倍超だからなあ,苦痛に [続きを読む]
  • アトロポスの鋏
  • あらゆるものをひとつひとつ過去にしていく作業.鋏で退路を切っていく.万が一戻ってきたときに居場所があれば,またずるずると生を引きずってしまう.無様で,惨めで,情けない生.認知の歪みがなんだ.僕の認知は歪んでなんかねえぞ.もうやめろ.あらゆる説得も,妨害も,治療も,何一つ意味は持たない.それで気が済むなら別にやっていればいいと思いますが.苦しいだろうか?つらいだろうか?絶望しているだろうか?確かに以 [続きを読む]
  • 二日酔い
  • 人生はクソゲーだというのは,どんなに同意しても同意しきれない主張である.かといってつまらないかというと,まあまあ面白みはある.イージーモード(に見える)ひとがたくさんいる中でハードモードな自分を見て,なんてクソゲーだ,と言っている節はあるだろう.それに一般的に言えばハッピーなイベントよりもそうでないことの方が起こりがちであり,当たりのなかなか出ないパチンコのような(パチンコをやったことがないので適切 [続きを読む]
  • 超流動
  • 膨大なメールを丁寧に削除していっている.「そんなこともあったな」程度のたんたんとした感想しか浮かばない.「そんなこと」の日常的連鎖は,もうすぐ終わる.それを思うとどうしようもなく楽しくなってくる.必死に生きてきた.振り返ればどうしてあんなに必死になっていたのかわからないほどに.毎日何時間も壁を見つめ,過去問集は買ったけれど一問も解かず(そもそも開いてすらいない),「第一志望に受からなかったら自殺しよ [続きを読む]
  • 閉鎖空間,病棟の窓
  • カーテンを開けると送電鉄塔が見える.空が美しい色をしているときに,送電鉄塔の写真を撮るのが僕の閉鎖病棟での楽しみの一つである.前の入院の時から続けているので,iPhoneの「鉄塔」フォルダにはそれなりの数の写真が溜まった.今回の病室は角度が悪く,ガラスにレンズを押し付けると鉄塔が画面に入らなくなり,かといって浮かすと反射が写り込んでしまうのが難点である.いつも引ききったカーテンを,写真を撮る時だけは開く [続きを読む]
  • 低体温症
  • みんな,なぜこんな無意味な人生に,無意味な世界に,平然とした顔をしていられるのだろう.それどころか豊かな「意味」を見出し,充実した人生を生きているらしい.全ては無意味だと,疑ったことはないのだろうか.疑ったとしてもその疑念はすぐに「思い過ごしだ」と破棄されるのだろうか.それが思い過ごしだと思えないとき,世界は暗転する.「意味なんかなくたっていい,生きていればそれでいい」とはよく聞く言葉であるが,な [続きを読む]
  • 機械語の夢
  • そうだ, 最後に折れるのはいつだって僕なんだ. 選択をするたび, 重ね合わせだった僕は「都合のいいひと」に収束していく. そのようにして僕は死んできた. もしかしたらマルチバースでは「いいひと」でない僕が好き勝手に生きているのかもしれない. けれどすくなくとも僕がいま観測しているこの宇宙では, 僕は主張を殺し, 一人で死んでいく.僕が主張を殺さざるを得なかったのは, ひとえに僕が声を上げ続ける強さを持てなかったから [続きを読む]
  • 蝶が羽ばたくとき
  • ヴィトゲンシュタインの探究を読む. 消灯後の閉鎖病棟は静かだ. 夜間巡視が1時間おきにやってくるが, 寝たふりをするのもやめてしまった. 拒薬しているのはみんな知っているので, 眠剤を勧められることもない. 時折元気な看護師が「寝たほうがいいよ〜」と笑いながら言う. ちゃんとした時間に寝たほうが精神衛生によさそうではある. でも精神衛生なんてどうだっていい. 昼間とか, めちゃくちゃな時間に睡眠を取る. どうにでもなれ, [続きを読む]
  • 学習性無力感
  • インヴェガ, リスパダール, エビリファイ, セロクエル, ジプレキサ, ロナセン, コントミン, もっともっとたくさんの, 数え切れないほどの薬. 薬を飲んで変わったことならある. 少なくとも幻聴はなくなった. しかし僕は変わったか. なんにも, なんにも変わっていなかった.僕の思考は執拗に合理性を希求し, 希死念慮は一日たりとも僕を離さずにいた. 通奏低音として虚無感があり, それを抑鬱や劣等感などが伴奏として彩り, 主旋律と [続きを読む]
  • 不信
  • 他人に期待などかけていないし, そんなことはとっくにやめてしまった. 僕の人生にも, 多くの人間が登場しては退場していく. その時点では真摯な言葉を語るかもしれない. けれど信じてはいけなかった.浮ついた生活を送ることもあった. 希望を抱けるかもしれないと期待したこともある. でも希望を与えると張り切っていた人間ほど, のちに僕の絶望を深めた. なんたる皮肉. 僕を見捨てないのは希死念慮だけだ.「一緒に生きたい」「未来 [続きを読む]
  • 事象の地平面を越える
  • 北落師門と訣別したつもりでいた. もちろん「善良な大人」になるつもりではなかったけれど, 薬の副作用か思考ができない年月が長く続いていた. 僕はもう考えられない, 何も書けないんだと思った. 目前のタスクを片付けることに邁進しながら日々を過ごし, わかりやすい悩みを悩んだ. それくらいしか余裕がなかったというのもあるだろう. だが僕は僕にしかなれなかったらしい. 薬を飲んでも, 何度入院を繰り返しても, いくら知識を積 [続きを読む]
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