豆作 さん プロフィール

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豆作さん: 北の(来たの?)獣医師
ハンドル名豆作 さん
ブログタイトル北の(来たの?)獣医師
ブログURLhttp://mamesaku.livedoor.biz/
サイト紹介文北海道十勝地方で牛馬を相手に働く獣医師の最近考えていること、散文、韻文、漢詩など。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供122回 / 365日(平均2.3回/週) - 参加 2011/08/23 12:06

豆作 さんのブログ記事

  • 「牛の乳房炎」のガイドブック
  • 北海道はすっかり秋らしい気候になって来た。普段なら、秋の爽やかな空の下で、夏バテ気味の牛たちの健康は回復し、日々の往診件数は少なくなり、獣医師の仕事は時間的に余裕が出来る。出来た余裕で、秋の学会シーズンを迎え新しい勉強に励んだり(学問・読書の秋)色々なイ... [続きを読む]
  • 続々・大停電
  • 私は日頃いつも、農産物の消費者は、その農産物の生産現場を知るべきだ、と言い続けている。牛乳を飲んでいる人(消費者)は、牛乳を生産している人(生産者)をもっと知って欲しいと言い続けている。今回の北海道の地震とそれに続く大停電で私は電気の大切さをあらためて思... [続きを読む]
  • 続・大停電
  • あいも変わらず、酪農家を往診して回っていると、出て来る話は、やはり今回の停電による搾乳不能と、その対策の自家発電機の調達の話題。さらに搾った生乳の出荷先の、乳業メーカーの工場の稼動不能と、それに伴う牛乳の廃棄の話題。我が町の酪農家の生乳の出荷先は大きく分... [続きを読む]
  • 大停電
  • これを書いている今から、約48時間前の未明、我が家の携帯電話が一斉に、緊急地震速報を鳴らしたたと思いきや、たちまち強い揺れが襲って来た。十勝は幸いに震度4程度の揺れで済んだが、それからトイレに行こうと電気のスイッチを入れたら、停電になっていた。夜が明けても... [続きを読む]
  • 台風21号
  • 明け方3時ころ、唸る様な音がして、ふと目が覚めた。台風21号の雨と風の音だった。いつもの雨風の音とは違って、遠くの地の果てから、地鳴りがやってくる様な、不気味な音だった。それが数十秒間隔で何度も繰り返してやって来た。台風の風が息を継いでは何度も繰り返され... [続きを読む]
  • 北海道玉藻俳句大会in苫小牧
  • 苫小牧へ日帰りの俳句の旅、星野高士主宰の「玉藻」の北海道大会に出席してきた。ゆっくりと一泊したかったのだが、9月はいろいろと行事が目白押しで、もちろん仕事もしなければならないので、とんぼ帰りの汽車の旅だった。しばらく続いていた雨も上がりこの日はすっきり爽や... [続きを読む]
  • 予告(コラボ展)
  • 北海道東部の海岸線には、太平洋戦争の終わり頃、敵国の海からの、本土上陸に対抗するために、沢山のトーチカが造られた。様々なトーチカが造られたがそのどれひとつとして一度たりとも使われることが無かった。というより使う理由も意味も稀薄だったという方が正しいだろ... [続きを読む]
  • 牛のピアス
  • 日本で飼われている牛は、必ず耳にピアスをしている。ピアスと呼べば洒落てはいるが、かなりダサいピアスであり、正式な名前?は、個体識別番号が印字された、黄色い下地の四角い耳標である。全国共通の10ケタの番号で、個体の識別のために用いられている番号だから同じ番号の... [続きを読む]
  • カーフハッチの使い道
  • 酪農場において、仔牛の飼育場所は、色々あるけれども、その主流になっているのは、カーフハッチであろう。我が町で、もっともポピュラーなのは、クリーム色の樹脂で出来た写真のようなタイプのカーフハッチである。どこのメーカーなのかは知らないけれどこのタイプのカーフ... [続きを読む]
  • 農水相インタビュー(5)
  • 国土が狭く、農地が全く無い、という国がある。シンガホールやバチカン、モナコ、バーレーンなど、香港も、国ではないけれど、中国本土から経済的には独立した国のようだ。我が国の農産物の、最大の輸出相手国は、この香港である。農地の全く無い国は農産物の自給率は0%であ... [続きを読む]
  • 農水相インタビュー(4)
  • 農水省のデーターによると、農産物の品目別輸入額の第1位は、「豚肉」。かつては小麦や大豆が占めていた1位の座に、豚肉が座るようになったのだ。この背景には、かつて輸入したアメリカ産の牛肉のなかにBSEの危険部位が何度も見つかりアメリ... [続きを読む]
  • 農水相インタビュー(3)
  • 「自由貿易の推進はやむを得ない」と発言する農水相は、「今こそ輸出に力を」と、盛んに仰っている。では実際に、農産物の貿易はどのくらい行われているのだろうか。農水省の統計を見ると2016年の農産物の輸出実績は4553億円輸出相... [続きを読む]
  • 農水相インタビュー(2)
  • 「人口減少で国産農産物の国内需要が先細る中」、「農産物の輸出に力を入れるべきだ」、と農水相はインタビューで言ったそうだ。だが、国内需要の実態は、「人口の減少」というよりは、「輸入の増加」によって、国内の農産物が輸入品の価格に負けて、国産品の消費が伸びずに... [続きを読む]
  • 農水相インタビュー(1)
  • 十勝毎日新聞の社長が東京へ出向き、斎藤農水相とのインタビューをした記事が、昨日の勝毎に大きく取り上げられていた。1面の見出しばかりではなく、12面と13面にまで及ぶ記事だった。その内容は、日本の農水相が十勝の農業に対して、大きな期待を寄せていることが解るもの... [続きを読む]
  • ふらりと気軽に、ばんえい競馬♪
  • 一昨日の土曜日の午後、ぽっかりと暇ができたので、飲み友達のH田さんを誘って、ばん馬を数レース観戦することにした。帯広市近郊に住んでいると、暇ができたら、ふらりと気軽にばん馬に行けるのは、馬好きの私としては、大変ありがたいことである♪夏の夕暮れのナイター競... [続きを読む]
  • 難産胎児の誤嚥性肺炎
  • 「和牛の難産で側頭位、昼から帝王切開。」昨夜の当直だったK獣医師から、そんな連絡を受けていた。午後から手術室で待機していると、△さんの牛が運ばれて来た。「ちょっと手を入れてみるかい?」「はい。」胎児を探ってみると側頭位だったという胎児の頭部の眼窩と鼻梁を簡... [続きを読む]
  • 乳牛の過敏(アレルギー)症
  • 「牛の顔が腫れて来た・・・」そんな往診依頼の電話が来た。酪農家の♭さんの、その牛の顔を見ると、両目が開けられないほどに、眼瞼が腫れていた。良く見ると、眼瞼ばかりではなく、鼻腔や外陰部などにも、充血と熱性の浮腫があった。外傷は全く見当たらない。これは何かの... [続きを読む]
  • 遠藤誠一のこと
  • 「安田さん。ボクは、ノーベル賞を取りますよ!」コンパの席で隣に座った遠藤が、真面目な顔をして、私にそう言った。その言葉は今でも忘れられない。オウム真理教幹部の、先日死刑になった遠藤誠一は、帯広畜産大学の獣医学科で、私の1年後輩だった。私は微生物学研究室に所... [続きを読む]
  • 鉄道馬車をひく馬たち
  • 先日の俳句イベントで、吟行した北海道開拓の森には、鉄道馬車が走っていた。この日私は、開拓の森の農村部から回り、鉄道馬車の終点付近へ出た。ちょうどその時、馬車が発車をする時間だったので、馬車に乗り込んで最初の入り口地点まで戻ることにした。鉄道馬車に乗るのは... [続きを読む]
  • 突然の帰省
  • 90歳同志で、老老介護状態の、実家の父と母。先日の朝、父から突然の電話がかかってきた。母が転んで大腿骨を骨折し入院したと言う。いつも頼りにしている兄は、たまたまアメリカに居て、すぐには帰って来られない。残る息子は私一人。私は急遽午後の飛行機で実家の静岡へ向... [続きを読む]
  • 開拓時代の牛。
  • 白黒写真の牛たちは、北海道開拓時代の牛。大正から昭和初期に、撮影された牛である。先日の俳句イベントの2日目は、新札幌からほど近い、北海道開拓の森での吟行だった。あいにくの天気で人はまばらだったが、ゆっくりと静かに場内を回ることができた。さてこの写真の中の牛... [続きを読む]
  • 藍生×【itak】合同イベント
  • 素晴らしいイベントだった。俳句結社「藍生」の全国の集いと、北海道の俳句集団 【itak】との、合同イベントが、7月14日(土)・15日(日)の2日間にわたって行われた。1日目はお笑いコンビ・ペナンペパナンペさんの漫才演歌師・岡大介さんのかんから三線投げ銭ライブ黒田杏... [続きを読む]
  • 研修医制度
  • 先日、帯広畜産大学の、研修医の先生たちと一緒に、往診に回る機会があった。大学を卒業して、その後数年、色々なところで働いていた獣医師の中で、再び学問の道をメインに、進もうとされている、若き精鋭である。大学病院における二次診療ばかりではなく我々のような現場の... [続きを読む]
  • ボロボロな牛たちの涙
  • 牛が涙もろい動物であることは、あまり知られていない。小中学校の授業でも、大学の講義でも、そんなことは教えない。だが牛が涙を流しているところを写真に収めようと思えばいくらでも集めることができる。牛が涙を流すのは不本意なことをされた時のようである。不本意な... [続きを読む]
  • ボロボロな乳牛たち
  • チーズやバターやヨーグルトなどに、加工しない「牛乳」、すなわち「生乳(せいにゅう)」の需要が、本州では、年を追うごとに、高まっているという。それを受けて、北海道内の酪農は、減産から増産へと、大きく転換している。道内から道外への生乳の移出の量は平成15年を... [続きを読む]