ルッコラ さん プロフィール

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ルッコラさん: 若年性アルツハイマー介護あれこれ 今日のお父さん
ハンドル名ルッコラ さん
ブログタイトル若年性アルツハイマー介護あれこれ 今日のお父さん
ブログURLhttp://menghualu.blog.fc2.com/
サイト紹介文2009年の秋に若年性アルツハイマー症と診断された夫との日常生活を徒然なるままにつぶやきます
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供12回 / 365日(平均0.2回/週) - 参加 2011/08/25 19:56

ルッコラ さんのブログ記事

  • おひっこし
  • 土曜日は夫のケアスタッフさんとの担当者会議があった。現在のホームにお世話になってから5年が経った。夫の性格に合った手厚い介護をしていただいたお陰で、書くネタが尽きてブログをお休みするぐらいに穏やかな毎日を送ることが出来た。といっても穏やかな状態がずっと続くような生易しい病気ではない。少しずつ病状が進み、ついに介護方法の見直しを検討する段階になった。今回の打ち合わせでは、ホーム側から次の二つの提案が [続きを読む]
  • 歳歳年年人不同
  • 今年も桜の花が咲く季節となった。            毎年満開の桜の花を見ると様々な感情や思いがこみあげてきて感無量となる。今年の私は、桜を見て次の漢詩のくだりを思い浮かべた。 今年花似去年好   今年の花は去年と同じくらい美しいのに 去年人到今年老   去年の人は今年になると老いている 始知人老不如花   年々老いる人は花に及ばぬと始めて知る 可惜落花君莫掃   舞い落ち [続きを読む]
  • 還暦祝いとごあいさつ
  • 昨日のブログの続きです還暦祝いの当日、昼過ぎに夫を迎えに行った。最近の夫は、歩行が徐々に苦手になりつつある。毎週末に彼のお気に入りの用水路を散歩していても、10分ほど歩くと足取りが極端に重くなり、途中で立ち止まって動かなくなってしまうこともしばしば。体力を温存してもらうために、乗換え駅までタクシーで行くことにした。もっとも「入って」「降りて」の意味が理解できない夫にタクシーの乗り降りをしてもらうの [続きを読む]
  • 還暦
  • 長らく更新を怠っていましたが、お陰様で家族全員元気にしています。2月15日は夫の誕生日であった。戌年生まれの私と夫は今年還暦を迎える。「お父さんの還暦祝いどうしよう?」離れ離れに暮らしている私と娘たちはラインであれこれ話し合った。正直やる必要ないかな〜とも思った。夫は、かなり前から自分の名前も年齢もわかっていない、何を話しかけても、返ってくるのは意味不明な言葉ばかり。本人が思い描いていたのとは程遠い [続きを読む]
  • 今年も要介護4
  • 先週の土曜日は娘と初孫君を連れて夫に会いに行った。前回夫に初孫君を見せた時はあまりにも小さすぎたのか、夫は人の子と認識することができなかった。今は5キロになったから、赤ちゃんだとわかって喜んでくれるかもしれない。そんな淡い期待を抱いて夫に初孫君を見せたのだが「お父さん、○っちゃんの子供、あなたの孫だよ。」「だから、それは○×▽で、・・・」今回もちょっと残念な反応であった。その代わりに4名のスタッフ [続きを読む]
  • 歎異抄
  • 先週の夫は珍しく立て続けに行事があった。火曜日は高校時代の悪友三人が会いに来てくれた。木曜日は施設の皆さんと一緒に横浜の中華街に遠足。金曜には運動会もあった。悪友とスタッフさんは私を安心させるために、彼の部屋に置いている連絡ノートに当日の様子をちゃんと書き記してくれた ○○さん 今日はね、ぼくらは少しお散歩して一緒に歌を合唱しましたヨ♪ ユーミンとババンババンバンバンのドリフの「いい湯だなぁ」 良 [続きを読む]
  • 記憶の断捨離
  • 夫が若年性認知症と判断されてから9年目、今は要介護4となった。昔のブログを時々読み返すと、「あの頃は随分いろいろなことができたんだな。」と夫の病状が着実に進行していることを改めて思い知らされる。あの時にもっとお互いの気持ちを話しておけばよかったと今さら後悔しても後の祭り。そういえば介護の先輩のmomoさんやnobiさんからもそういうアドバイスをいただいたっけ。家族の認知症と向き合うのは夫が三人目になる。最 [続きを読む]
  • 一工夫
  • 夫の御世話になっているSホームから毎月手紙をいただく。一か月の行事報告と利用料明細、来月の行事予定等が主な内容だが、今月はそれ以外に夫の担当のIさんの手紙がはいっていた。Iさんはまるでペン習字の見本のようなきれいな字で、最近の夫についてこう書いて下さった。    ●●様    風の中に秋を少しずつ感じるようになりました。    お散歩に出かけますと、ご自分の先生のお話しや同僚、後輩の方のお話を    [続きを読む]
  • さじ加減
  • 火曜日は久しぶりに夫の主治医の診察に同行することができた。最近の夫は、ブログに書くネタがなくて困ってしまうぐらい施設で穏やかな毎日を送っている。それでも毎週会うごとに病気が少しずつ進行していることを感じる瞬間がある。歩きながら指を口の中につっこんでペロペロなめまわすようになった。おじさんの指しゃぶりの光景はあまりよそ様には見ていただきなくない。「みっともないからやめましょうね。」といってやめさせた [続きを読む]
  • 大きくなあれ
  • 6月末から始めた我が家のメンテナンスも、今日新しいシステムキッチンが入り無事終了した。三週間前から我が家に居候中の小怪獣くん。沐浴中に新しく張り替えたばかりの真っ白な壁紙めがけていきなりおしっこを発射したので、思わず「ちょっと!なんてことするの!」と本気で絶叫してしまった。そう、娘の産んだ怪獣君はおしっこを自由自在に放射線状に飛ばすことができる男の子でした。  夫と怪獣君の初対面も無事済ますことが [続きを読む]
  • 腕時計
  • 長い間ブログを放置してしまいましたが、家族全員元気にしています。平日は仕事三昧の生活を送っている。社会の変化に応じて仕事の内容も不断に変わっていく。時代の潮流についていけなくて「私もプレ認知症かも。」と気持ちがへこむ時が一日一回はあるが、それでも何とか自転車操業で毎日をしのいでいる。 6月からは仕事以外に我が家のメンテナンス作業が加わったので、益々慌しさを感じるようになった。いつの間に我が家も築2 [続きを読む]
  • バラが咲いた
  • 先週の日曜日は長女夫婦が夫に会いに来てくれた。正午にホームに着くと、1階ロビーのソファーに座っていた夫はうれしそうな顔をして私たち3人を出迎えてくれた。この日はあいにく真夏並みの暑さ。暑がりの夫は、昼ご飯を食べに外に出るとさっそく「暑い!」「これは大変だ」「ひどいよね。」と少ない語彙を駆使して辛い思いを必死に伝える。「非常事態」を宣言する夫をなだめすかせて何とかいつものレストランまでたどりついた。 [続きを読む]
  • 人間って良いなあ
  • 好天気に恵まれた今年のGW,部屋を片付けたり夫やラッキーと新緑の公園を散歩したりとのんびり過ごすことが出来た。4日は夫の高校時代のお友達のTさんが夫に会いに施設に来てくださった。施設のスタッフさんとの担当者会議に参加してから夫の部屋に行くと、Tさんはすでに持ってきた果物をテーブルに広げ夫と会話らしきものをしていた。「会話らしきもの」と表現したのは、最近の夫とは「会話」を成立させること自体がかなり困難に [続きを読む]
  • 桜の樹の下で思うこと
  • 今年の東京の桜は咲き始めてから寒の戻りが続いているので、満開になるまでの期間が長そうだ。夫が住むホームの近くにある用水路の並木道の桜が咲くと、心の芯に響くような感慨を覚える。日本人が桜に特別な感情を抱くのは、節目の季節に咲くからなのかもしれない。今年も多くの親しい方が長年の職場を離れ、新たな人生に向かって歩み始めた。我が家の二人の子供も4月から生活の場が変わることになり、今日も引っ越し準備に追われ [続きを読む]
  • 先生に負けた
  • 残念ながら若年性認知症は治らない病気である。進行をなるべく遅らせて本人にとって辛くない生活を送ってもらうことが私たち介護者ができることの全てである。2009年に夫が病気を告知されてもうすぐ9年目になる。夫の病気の進行を遅らせるためにあれこれ試してみたが、結局まだ還暦にもなっていないのに「要介護4」になってしまった。要介護4は次のような状態であるという「行動能力がかなり低下しているため、歩行や入浴、排泄 [続きを読む]
  • おめでとう!
  • 火曜日は久しぶりに主治医のT先生の診察に同行した。T先生が夫に「Sさん、今日は奥さんも一緒でうれしいですねえ。」と話しかけると、夫は「あはは、それはですね、実はあそこにちょっと・・・。」と待ってましたとばかりに訳の分からない話を楽しそうにはじめた。T先生は夫の話を相槌をうちながらきちんと聞き終わった後で、「残念ながら少しずつ病気は進行していると思います。でも本人が今の状態を辛いと思わず気持ちよく生活を [続きを読む]
  • 仲良きことは美しき哉
  • 先週は長女夫婦がラッキーと夫に会いに来てくれた。ラッキーは先週少し具合が悪くなったので心配したが、薬の種類を増やしたら何とか復活。大好きな娘夫婦の顔を見ると大喜びで短い尻尾をふって新婚ほやほやの二人を祝福してくれた。翌日、3人でホームを訪れた。夫はお出かけ用のセーターとズボンを着て、一階のソファーで若いスタッフさんとおしゃべりしながら私たちが来るのを待っていてくれた。私 「お父さん、今日はちーちゃ [続きを読む]
  • 生きる力
  • 長くブログを放置してしまいました(#^.^#)。この一か月は雑用に追われて、ブログを書く気持ちのゆとりがなかった。年末年始の大掃除もおせち料理作りもすべてパスして、ためこんでいた宿題と格闘するぼっちのお正月でした(・∀・)ノ。まさか年末年始に自分の時間が持てる日がこんなに早く訪れるとは思っていなかったが、貴重な時間をプレゼントしてくれた家族に感謝しながら一日中一人で本を読んだり書き物をするという得難い経験をし [続きを読む]
  • 2016年のメリクリ
  • 今年のクリスマス、皆さんはどのように過ごされましたか?。私と夫はまず施設で開催するクリスマス会でケーキをいただき、スタッフさんのハンドベル伴奏で皆できよしこの夜を歌いクリスマス気分を味わった。そして24日には夫とささやかなクリスマスデートをした。行先は施設の最寄り駅から3駅先にあるM駅前のファッションビル、三年連続同じ場所である。夫にとっては久しぶりの電車。特に階段の上り下りで踏み外して転ばないよう [続きを読む]
  • お父さんありがとう
  • 50年ぶりに11月に初雪が降った翌々日、都内の神社で長女の結婚式を無事に挙げることが出来た。おかげさまで夫は花嫁の父親役を最後まできちんと果たしてくれた。着物に着替えた私と下の娘が親族控室で親戚の方と挨拶をしていると、礼服を着た夫がスタッフさんに連れられてやってきた。スタッフさんの尽力のおかげで今日の夫はご機嫌の様子。新郎のお父様に積極的に近寄って、「どうも、どうも」と笑いながら自然に手をさしのべ [続きを読む]
  • 衣装合わせ
  • 前回の記事で紹介した介護度判定の結果通知が来た。判定は前回から一段階進んだ「要介護4」。確かに今の夫はすべての面で他人の介護が必要な状態となっている。この状態で自由に歩けると介護側にとっては車いすや寝たきりの方より余計に大変なのかもしれない。「要介護4」の判定は正しいと思う。先週末は下の娘と一緒に夫に会いに行った。今月末にある長女の結婚式に夫が着る礼服を試着させて次女に見てもらおうと思ったのである [続きを読む]
  • 君の名は
  • 昨日は施設で実施された夫の介護度認定調査のための面談に立ち会った。夫は現在要介護3だが、果たして今回の調査の結果どう判定されるのか。介護認定調査員の方は、夫に大体次のような質問をされた。   「お名前を教えていただけますか」   「それでは生年月日を教えてください」   「今日はお昼ご飯を食べましたか」   「夜はいつもどんなことをされていますか」   (手が描かれた絵を出して)「これが見えますか。これ [続きを読む]
  • 怒り
  • 久しぶりに日本の現代小説を読んだ。最近に映画も公開された吉田修一の『怒り』である。ずっしりとした読み応えのある内容だったので、感想をここに書きとどめておきたい。この小説には二つのテーマがもりこまれていると思う。一つは、「人は本当に他人を信じることが出来るのか」という、人間関係を築くプロセスで誰もが直面する重いテーマである。大半の人が今までの経験則に基づいて人を信じる基準をきめているのだと思う。何度 [続きを読む]
  • それぞれの夏
  • 長いことブログの更新を放置していて申し訳ございませんでした。といっても・・介護ブログの場合、特別に書くネタが見つからないのは決して悪いことではない。大変有り難いことに、このところ夫の病状に大きな変化はない。8月は久しぶりに夫の主治医の診察に同行することができた。主治医のT先生がいつも通りににこやかに夫に笑いかけながら「最近何か困ったことがありませんでしたか?」とたずねると、夫もうれしそうに微笑みな [続きを読む]
  • 余命一か月?
  • 忙しくても週末には夫のところに行くことにしている。手をつないで用水路の散歩道をのんびり歩き、疲れると木陰にあるベンチにこしかけて用水路を泳ぐ鯉を眺めながらコンビニで買ったアイスコーヒーを飲む。一週間で一番心が休まるひとときである。夫の話はますます理解不能になってきた。今日も近くでザリガニとりをしている男の子たちが、急に顔を上げて夫の顔を不思議そうに眺めていた。「うちの旦那さんは子供たちにも変だと思 [続きを読む]