らん さん プロフィール

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らんさん: 星の輝き、月の光
ハンドル名らん さん
ブログタイトル星の輝き、月の光
ブログURLhttps://ameblo.jp/fssfssfssfssfss
サイト紹介文「イケメンですね」の二次小説です。テギョン・ミニョが中心のお話になります。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供25回 / 365日(平均0.5回/週) - 参加 2011/08/29 09:34

らん さんのブログ記事

  • 日蝕 42
  • 3分。・・・5分?・・・・・・10分!?「遅い!たかが下着をつけてくるだけでどうしてこんなに時間がかかるんだ。救急箱まで用意して準備万端の俺をいつまで待たせるんだ」なかなか戻ってこないミニョにいらついた俺は脱衣所へ向かいドアを開けた。「何やってるんだ」「え?あ、あの、その・・・」膝を抱えて座り、俯いたまま何だかはっきりしない言葉を口にするミニョの腕を掴み、引っ張っていく。椅子に座らせると、俺は救 [続きを読む]
  • 桜流し ( 前編 )
  • 朝から降り出した雨は昼前には強さを増し、気がつけば土砂降り状態になっていた。ざあざあと窓ガラスを叩く雨。家の中にいてもその音から激しさが伝わってくる。久々のオフで、今日はミニョを花見に連れてってやろうと考えていたテギョンは、仁王立ちで窓の外を恨めしそうに見ていた。昨日見た天気予報では確かに今日は全国的に雨が降ると言っていた。しかしそれは大した降りではないとも言っていた。晴れているのが一番だが、曇 [続きを読む]
  • 日蝕 41
  • 深く重ねていた唇を離す。名残を惜しむようにゆっくり、ゆっくりと。甘やかな余韻に浸りながら。ひと呼吸おいて瞼を開いたミニョは、俺と目が合うと顔を真っ赤にして俯けた。その仕種に俺の身体は熱を増す。ドクドクと加速し続ける鼓動とニヤける顔を隠すように咳払いをすると、俺は抱きしめていた温もりを放した。「あー、とりあえず、座るか?傷になってるとこ手当てした方がいいし、髪も乾かさないとな」何の気なしにベッドに [続きを読む]
  • 日蝕 40
  • それは俺がずっとずっと聞きたかった言葉。だけどあまりにも強く望んでいたからだろうか、素直に喜ぶ俺と、幻聴かもと一瞬躊躇する俺がいた。「信じられないな・・・」独り言のように呟いたが、拒絶されたと思ったのか、俺の言葉にミニョの表情が凍りついた。それは本当に何というか、悲愴感漂う顔で。でも今の俺はそれを一瞬で吹き飛ばす言葉を知っている。「嬉しくて・・・まるで夢でも見てるみたいだ」「夢じゃないですよ」目 [続きを読む]
  • 日蝕 39
  • ミニョの濡れた髪が頬に触れた。バスタオルで包んだだけの身体はしっとりとしてみずみずしく、玉の露を輝かせている。俺がいつも使っているボディソープの香りがする。それとこれはミニョ自身のにおいだろうか、首筋に顔を埋めていると、甘いにおいが鼻腔をくすぐった。ミニョは動かなかった。こんな風に抱きしめられ、放してくださいと俺を拒むかと思ったのに、俺の腕の中でおとなしくしている。ミニョの顔を覗くと、ひとすじの [続きを読む]
  • 日蝕 38
  • 「テギョンさん!?」ミニョの動揺した声。それはそうだろう、閉まると思った扉は再び開かれ、ずんずんと泡を踏みながら俺が中へ入ってきたんだから。「テギョンさん、ちょっと、やめてください」俺はミニョの泡まみれの腕を掴むとその上にのっている泡を手のひらで拭い取り、息をのんだ。「・・・おい、何やってんだ!」腕を掴まれしゃがんだまま俺を見上げるミニョは、俺の大きな声に身体をびくつかせながらも、とにかく早くこ [続きを読む]
  • 日蝕 37
  • シヌのにおいがする。その言葉に対するミニョの反応は、強い衝撃を受け落ち込んでいるように見えた。「何なんだ、ったく・・・」シヌの名前ばかり聞かされ落ち込みたくなるのは俺の方なのに。「だいたい危ないところを救ってやったのは俺なのに、礼のひとつもないとは」俺はいらいらとひとしきり部屋の中を歩き回ると、どすんと椅子に腰を下ろした。ミニョがシヌを好きでも俺の気持ちは変わらない。そうは思っても傷つくものは傷 [続きを読む]
  • 日蝕 36
  • 目覚めたミニョが辺りを窺いながら上半身を起こした。そして椅子に座って腕組みをしている俺を見て、自分のいる場所が見憶えのある部屋のベッドの上だと判ると、着衣に乱れがないかを確認するような動きを見せ、飛び出すようにベッドから出た。「おい、あんまりなあいさつだな」俺は頬をひくひくと引きつらせた。「私、どうしてここに・・・」しかし目が覚めたといってもまだクスリが身体に残っているのか、足元がふらつくようで [続きを読む]
  • 日蝕 35
  • 「テギョンさん、お願いです、降ろしてください。私、シヌさんを待ってないと」「ダメだ、とにかくすぐにここから離れるぞ」俺はドアをロックすると車を発進させた。走り出してからも「降ろしてください」と何度も訴えていたミニョ。そんなミニョの様子がおかしいと感じたのは、それからすぐのことだった。目の辺りを手で押さえ、何かを振り払うようにしきりに頭を振っている。「どうかしたのか」「・・・何だか急に・・・すごく [続きを読む]
  • 日蝕 34
  • ヤッてもいい・・・下卑た笑いが男の顔に浮かんだ。その言葉の意味することに、腹の底から怒りがこみ上げてくる。「何だよそれ」俺は男の胸ぐらを掴むと思いっ切り引っ張り上げた。男たちに対する怒りで俺の身体は震え、今にも足が床から浮き上がりそうなほど男を持ち上げた。「お、おい、結局は失敗したんだからいいだろ。怒るなら依頼してきた奴にしろよ」俺は男を突き放すと急いでミニョのところへ戻った。「誰と待ち合わせし [続きを読む]
  • と或る日のおはなし
  • この世の中は不思議で溢れている。いや、不思議というより、俺の理解を越えていると言った方がしっくりくるか。まずは今、目の前でビビンバをかきこんでいるマ室長がそうだ。この男、トップアイドルグループ”A.N.JELL”のマネージャーだという自覚があるんだろうか。加入前の新メンバーに整形を受けさせたところまでは百歩譲って理解を示してやろう。俺のように完璧な容姿の人間と並ぶからには、多少なりとも見映えをよ [続きを読む]
  • 日蝕 33
  • ミニョのいる場所から男たちのテーブルまでは数メートル。俺は足早に近づき、楽しそうに話している男たちのテーブルに手を置いた。「何を入れた?」「は?何だよ、いきなり」会話を邪魔された2人はムッとした顔で俺を見上げる。その表情は、さっきミニョに見せていたものとはガラリと変わって、ずいぶん攻撃的だった。「あそこのグラス・・・運ぶ途中で何か入れただろ。俺のとこからはしっかり見えてたぞ」俺は視線をミニョへと [続きを読む]
  • 日蝕 32
  • 静かでうす暗い店内はオレンジ色の照明が馴染んで見える。棚には色とりどりの酒の瓶が並べられ、カウンターではバーテンダーがシェイカーを振っていた。店に入った俺の目にまず映ったのは、そんなどこのバーでもよくある光景だった。店の中は思ったより広く、客の入りは半分ほど。カウンター以外にもテーブルが幾つかあり、運がいいのかそれとも俺のカンが冴えていたのか、そのひとつにミニョが座っているのが見えた。ミニョは誰 [続きを読む]
  • 日蝕 31
  • 加速度のついた太陽は、ゆっくり沈むことを知らないのか、少し前まで赤く染めていた世界をあっという間に暗闇へと塗り替えていった。バスは走り続け、その後をつけている俺の車も走り続けている。ミニョはどこまで行くんだろう。そもそもあれは本当にミニョだったのか・・・車を走らせながら俺は徐々に不安になってきた。病院の駐車場で待っていた時はまったく現れなかったのに、店に来た途端30分もしないうちにミニョを見つけ [続きを読む]
  • 日蝕 30
  • 「ヒョーン!」事務所の廊下をジェルミがスキップしながらやって来る。あいつはいつも楽しそうで浮かれた性格は俺とは合わないが、悩みとは無縁そうな顔をしているからそこだけは時々うらやましく思う。「ねえねえ、俺今晩ラジオあるんだけど、テギョンヒョンゲストで出てくんない?予定ではシヌヒョンだけなんだけど、テギョンヒョンはサプライズゲストってことで」この間俺とシヌが妙に深刻な顔でジェルミの前から消えてから、 [続きを読む]
  • 日蝕 29
  • 事務所の廊下をシヌと2人で歩く。俺が先頭で数歩後にシヌが続く。誰にも邪魔されず2人だけで話がしたいからと、適当に空いている部屋へ入った。小さな会議室は長机がロの字状に並べてあり、20脚ほどの椅子が置いてある。ドアを閉めると電気はつけず、シヌは閉めてあったブラインドを開け眩しそうに外を見た。「話って?」シヌは俺の方を振り向かず、射し込む光を手で遮りながら言葉だけを俺に向けた。何をどこから話そうか・ [続きを読む]
  • 日蝕 28
  • 交通量が少なく車を走らせていてもまったく信号機に出会わないような田舎の道沿いに、ポツンと建つ1軒のカフェ。客のほとんどは近所の住民で、しかも年寄りが圧倒的に多いその店に俺が通うようになってどれくらい経つだろうか。過疎化が進んでいそうなその地域では俺のことを知っている若者自体少ないようで、頻繁に通っているにもかかわらず、誰も自慢話のような目撃情報をネットにあげることはなかった。コーヒーを飲んでいて [続きを読む]
  • 日蝕 27
  • ミニョが合宿所に泊まった数日後、俺はいつものカフェへ行った。しかし店は開いておらず、ドアには”しばらく休業します”という貼り紙が。しばらくという期間がどれくらいをさしているのかは判らない。しかし休業の理由を知っている俺は、もしかしたら長引くかも知れないと思った。撮影でここに来てミニョと再会して以来、ここへ来ればいつでも会えると思っていたし、実際に会っていた俺は、ここ以外でミニョと会える場所を知ら [続きを読む]
  • 日蝕 26
  • 抱きしめた身体と柔らかな唇の感触が頭から離れない・・・ベッドに入って布団を頭までかぶった俺は、まんじりともしないで朝を迎えた。あの後俺はミニョをその場に残し部屋へ戻ったが、ミニョはあれからどうしたんだろう。あのまま下にいたんだろうか、それとも部屋へ戻ったんだろうか。俺は足音を立てないように歩き、ミナムの部屋のドアを静かに開けた。細く開いた隙間から中を窺うが、ミニョの姿は見えない。地下へ下りて行き [続きを読む]
  • 日蝕 25
  • 俺は焦った、本当に焦ったんだ。それなのにこいつはただ眠ってるだけ。倒れてるんじゃなさそうなのはよかったが、眠れない俺とは対照的に、平和な顔でのほほんと寝ているミニョを見て、何だか無性に腹が立った。起こすつもりで尻を蹴飛ばしたが、「う〜ん・・・」と身体をもぞもぞ動かすだけで、起きる気配のないミニョ。「ふんっ」俺はピアノの前に座ると鍵盤を叩いて大きな不協和音をガンガン鳴らした。今まで静かだった部屋に [続きを読む]
  • 日蝕 24
  • 部屋の中が明るい。でもそれは朝陽が部屋の中を照らしているからではなく、煌々とついた灯りのせい。今の時刻は・・・午前1時。電気さえ消していればカーテンが開いていても真っ暗な時間だ。いつものように電気をつけたままベッドへ入ったが、いつまでたっても一向に眠気が来ない。理由は判ってる、ミニョのせいだ。ひとつ屋根の下、2人きりだと思うと、そわそわと落ち着かなくて眠れない。・・・くそっ。俺は布団を跳ね上げた [続きを読む]
  • 日蝕 23
  • 助手席にミニョがいる。俺はそれを確認するように、時折チラチラと横目で見ながらハンドルを握った。走り出してから気づいたことだが、もしかしたらミニョは俺以外のメンバーが全員合宿所を出たことを知らないのかも知れない。じゃなきゃ泊めてくださいなんて言わないよな・・・そう思って、今は俺1人しかいないことを伝えたが、ミニョは知ってますと答えた。「シヌと何かあったのか?」チラリと横顔を見るが、車内が暗いせいで [続きを読む]
  • 今夜くらべてみました
  • こんばんは、らんです。久しぶりのアメブロ〜♪最近うちの方は朝晩がぐっと涼しくなり、日中もずいぶん過ごしやすくなってきました。でも大雨の降ってる地域も多いですよね。今日も昼間、雷が鳴ってました。みなさんがお住まいの地域はどうですか?季節の変わり目、体調にも気をつけてくださいね。5ヶ月ほど日蝕をお休みして、その間はFC2でお話を書いていました。あっちの方もだいぶ進んできて、そろそろこっちを再開しようか [続きを読む]
  • 風邪の正しい対処法?
  • このお話は「You're My Only Shinin' Star」の番外編です。二人が結婚する前のお話になります。。.:*゜゜*:..☆ 。.:*゜゜*:..☆ 。.:*゜゜*:..☆ 。.:*゜゜*:..☆ 。.:*゜゜*:..☆ある日の夕方、ジョリーの散歩から帰って来たジェルミは玄関先でミニョとばったり会った。「うわーミニョ、久しぶり〜」ミニョは時々練習室を使いに合宿所へ来ていたが、ジェルミはなかなか会うことができず、今日はついてると大喜び。「今日は [続きを読む]