智 さん プロフィール

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智さん: 萬文習作帖
ハンドル名智 さん
ブログタイトル萬文習作帖
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/tomoei420
サイト紹介文山の青年医師の物語×陽昇続篇ミステリーほか純文学小説連載中+森や山の写真コラム+文学コラム
自由文ドラマ陽はまた昇る続篇「side story」警視庁山岳救助隊の法治ミステリー×オリジナル「Aesculapius」山の青年医師ほか純文学小説を連載中、森・山岳写真、SS小説・短篇読切・文学コラム・論文のコツ。同性愛もBLと違うリアルで描きます※文章・写真共に著作権放棄はしていません、ご利用は必ず事前連絡ください。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供546回 / 365日(平均10.5回/週) - 参加 2011/09/05 18:23

智 さんのブログ記事

  • 紅葉点景:晩秋の光彩
  • 秋に暮れる、木洩陽の午後。近場の森は暮れる秋、もう冬です。撮影地:森@神奈川県2017.12いろいろのつぶやき10ブログトーナメントにほんブログ村 blogramランキング参加中!  著作権法より無断利用転載ほか禁じます [続きを読む]
  • secret talk49 独寝act.3 ―dead of night
  • ひきこんで、英二side story追伸@第5話 道刻secret talk49 独寝act.3 ―dead of night零時が過ぎる、もう明日が今日。その瞬間にオレンジが香って、黒目がちの瞳が自分を見た。「みやた…なんできた?」眠たげな声おだやかに深い。真昼なら君こんなふうに話さない、この知らない貌に英二は微笑んだ。「なんでって湯原、どういう意味?」「こんなじかんに…なんで…おれのとこ?」眠たい声が応えて、長い睫ゆるやかに瞬く。眠気な [続きを読む]
  • secret talk49 独寝act.3 ―dead of night
  • ひきこんで、英二side story追伸@第5話 道刻secret talk49 独寝act.3 ―dead of night零時が過ぎる、もう明日が今日。その瞬間にオレンジが香って、黒目がちの瞳が自分を見た。「みやた…なんできた?」眠たげな声おだやかに深い。真昼なら君こんなふうに話さない、この知らない貌に英二は微笑んだ。「なんでって湯原、どういう意味?」「こんなじかんに…なんで…おれのとこ?」眠たい声が応えて、長い睫ゆるやかに瞬く。眠気な [続きを読む]
  • 紅葉点景:秋樹影
  • 木下闇に光陰、暮れる秋。近場の森は爛熟晩秋、雪の便りが近づきます撮影地:森@神奈川県2017.12いろいろのつぶやき10ブログトーナメントにほんブログ村 blogramランキング参加中!  著作権法より無断利用転載ほか禁じます [続きを読む]
  • secret talk48 独寝act.2 ―dead of night
  • ひきよせて、英二side story追伸@第5話 道刻secret talk48 独寝act.2 ―dead of night扉一枚、ひそやかな呼吸たどる。またノックしかけた廊下、足もと光が射した。「ぁ、」起きてくれた?明るんだ爪先、ドアの下ちいさな隙間こぼれる光。あわい蛍光灯、それでも確かな光に目の前の扉そっと開いた。ほら、オレンジが香る。「…どうした宮田?」もうジャージは脱いで白シャツ姿、低めた声そっと黒目がちの瞳が見あげてくれる。長い [続きを読む]
  • secret talk47 独寝 ―dead of night
  • ひきよせられて、英二side story追伸@第5話 道刻secret talk47 独寝 ―dead of nightもう眠らないと、わかっている、でもシーツの波に君が映る。数分前に見つめた記憶、タオルの翳に籠らす声。『…いいなら…ね…』くぐもったような掠れた声、ちいさくて、けれど深く響く。あの一言をつかまえたかった、でも君はタオル被ったまま言った。『…もう寝る』ぼそり一言、タオルの横顔そのまま出て行った。すれちがいざまオレンジが香 [続きを読む]
  • 第10章 Libertas 選択の翼 act.6−Aesculapius 杜嶺の医神
  • under this dark sycamore, 大樹の掌に、雅樹28歳・光一13歳11月第10章 Libertas 選択の翼 act.6−Aesculapius 杜嶺の医神 夜風もう冷たい、冬が来る。「ほら光一、マフラーちゃんと巻いて?首から風邪ひきやすいよ、」マンションの玄関口、歩きだして隣の衿元にウール巻く。やわらかな青色濃淡に街灯きらめいて、少年の笑顔ほころんだ。「ありがとうね雅樹さん、冬はこーゆーのイイねっ、」雪白の笑顔やわらかに街灯を映える。こ [続きを読む]
  • secret talk46 独占act.5 ―dead of night
  • 隣に声を、英二side story追伸@第5話 道刻secret talk46 独占act.5 ―dead of night月、雲隠れに露われる。「月、出てきたな、」笑いかけた隣、うつむいた黒髪に月が照る。ゆるやかなクセっ毛を艶が波うつ、あわい水滴の光こぼれる。「湯原、まだ髪が濡れてる、」ベランダの風は涼しい、風邪ひかせたくないな?そんな想いに光る黒髪きれいで、滴る光きらめいて惹く。「ん…」うなずいた首すじ一滴、光きらめく。惹きこまれそうで [続きを読む]
  • secret talk45 独占act.4 ―dead of night
  • この隣に、英二side story追伸@第5話 道刻secret talk45 独占act.4 ―dead of nightわからない、と言うのは時に残酷だ。たとえ悪意が無くても無視より酷い。かたん、点呼の扉を閉じて独り、空間が沈む。さっきまで賑やかだった寮の時間、けれど個室の薄闇しんとする。せまい素っ気ない小さな寮室、それでも昨夜より楽で英二は微笑んだ。「実家より楽だな…、」昨夜は実家の居室、今は警察学校の寮室。普通なら実家が懐かしいだろ [続きを読む]
  • secret talk44 独占act.3 ―dead of night
  • ただ傍に、英二side story追伸@第5話 道刻secret talk44 独占act.3 ―dead of night緑、早緑、金色ちりばめる森の明滅。「こういうの、湯原は楽しい?」重ねて問いかけた小径、緑の陰翳まぶしい。炎天ふる木洩陽きらめく、梢ゆらす風が澄む。都心のまんなか残された静謐、その蒼い光に君といる。深くて甘い、ほろ苦い樹木の風。かすかに透るなにか花の匂い、それから隣の香。さわやかな甘い深いオレンジみたいな香、その声が英二 [続きを読む]
  • 紅葉点景:燦爛の幹
  • 森の古木、蒼天に秋まとう色衣。近場の森は爛熟晩秋、雪の便りが近づきます撮影地:森@神奈川県2017.12第48回 ☆私の趣味はコレです!☆ブログトーナメントにほんブログ村 blogramランキング参加中!  著作権法より無断利用転載ほか禁じます [続きを読む]
  • secret talk43 独占act.2 ―dead of night
  • ただ見続けて、英二side story追伸@第5話 道刻secret talk43 独占act.2 ―dead of night緑の光舞う、明滅あざやかな君にふる。木洩陽きらめく小径、革靴のつまさき隣がいる。レザーソール砂利かすかに踏んで熱が透く、ほろ苦い深い香に風が熱い。炎天の真昼に公園は静かで、ただ足音ふたつ樹影の底、さわやかな甘い香が深い。「人を見ないな、湯原?」笑いかけた真中、横顔すこし肯く。深緑うかぶ輪郭あわく澄む、その睫が長い。 [続きを読む]
  • secret talk42 独占 ―dead of night
  • 自分を映して、英二side story追伸@第5話 道刻secret talk42 独占 ―dead of night「…ラーメン、」いつもそればかりだ、君は。外は夏の炎天、それなのに熱い丼かかえたがる。それが君の笑顔くれるなら、異存なんて勿論ないけれど?―なんでラーメンばっかりなんだろ、湯原?もうちょっと「いい」とこ連れていきたい。そのほうが空気「もつれこめる」かもしれな?そんな期待もある。それでも箸の使い方きれいで、いつも見惚れて [続きを読む]
  • 第10章 Libertas 選択の翼 act.5−Aesculapius 杜嶺の医神
  • Mid groves and copses 安穏のふところで、雅樹28歳・光一13歳11月第10章 Libertas 選択の翼 act.5−Aesculapius 杜嶺の医神 玄関まっすぐリビングのソファ、ジャケット脱いで倒れこむ。ばさん、スプリング弾む音、衣擦れ、クッションやわらかな頬の皮膚。投げだしたスーツの脚ほったらかして髪かきあげて、腕ふれるブランケット温かい。「はー…、」深く息づいて、肺すこし軽くなる。夕方から渦まいたもの吐きだしたい、そんな本 [続きを読む]
  • secret talk41 言訳act.3 ―dead of night
  • ただ隣に、英二side story追伸@第5話 道刻secret talk41 言訳act.3 ―dead of night木洩陽ふる風、涼やかに馥郁が澄む。かすかに甘い渋い深い香、昨日も祖父の庭に香っていた。あの場所と似ている気配の風、けれど違う隣を英二は見つめた。―黙りこんじゃったな湯原、怒ってるのかな?たった一言、それから沈黙だけが座りこむ。『…そう、…』つぶやくような小さな声、それから黙りこんだ横顔。そうして木洩陽やさしいベンチにた [続きを読む]
  • 紅葉点景:樹翳の秋
  • 師走の森、緋色黄金きらめく木洩陽。ひさしぶりの近場の森は秋も爛熟、晩秋極彩色です。撮影地:森@神奈川県2017.12心象的原風景 op.14ブログトーナメントにほんブログ村 blogramランキング参加中!  著作権法より無断利用転載ほか禁じます [続きを読む]
  • secret talk40 言訳act.2 ―dead of night
  • 掴まれて、英二side story追伸@第5話 道刻secret talk40 言訳act.2 ―dead of nightなんで、なんて決まっている。君だから盗みたかった、繋がりたくて。どうしても欲しかった隣の木蔭、真夏のベンチに問われる。「宮田、どうして…俺のメアド?」黒目がちの瞳が見つめてくれる、深く澄んだ瞳。この眼をごまかすなんてしたくない、ただ英二は微笑んだ。「湯原とメールしたかったんだ、でも勝手にごめん、」怒られるだろうか、嫌わ [続きを読む]
  • 第10章 Libertas 選択の翼 act.4−Aesculapius 杜嶺の医神
  • and lose themselves  瞬きの存在に雅樹28歳・光一13歳11月第10章 Libertas 選択の翼 act.4−Aesculapius 杜嶺の医神 所属外の鍵、なぜ?こんなこと相談しないわけにいかない。というより「聴いて」もらうことが必須条件、この世界で生きるなら。こんなこと望まなかったのに?ため息と微笑んだ研究室、恩師が笑いだした。「それで吉村君、伊上さんから鍵を預けられたのだね?」「そうなりますね、」相槌ため息の窓は夕闇やわらか [続きを読む]
  • secret talk39 言訳 ―dead of night
  • 捉まえて、英二side story追伸@第5話 道刻secret talk39 言訳 ―dead of night緑が薫る、木洩陽まぶしい。樹翳ふところ静謐まどろむ、スーツ透かすベンチの冷感。真夏の都心は気温が上がる、けれどここは静かな涼暗そっと籠る。都心まんなか繁る森、遠い声は芝の広場いくつも遊んで、それでもベンチの森は二人しかいない。「…怒ってる、よな?」つぶやいた先、自動販売機の横顔が遠い。梢おおらかな木下闇、小柄なスーツ姿は2 [続きを読む]
  • secret talk38 視線act.3 ―dead of night
  • 呼ばれたくて、英二side story追伸@第5話 道刻secret talk38 視線act.3 ―dead of night待ちぼうけ、なんて初めてだ。「ほら…すごいかっこいい、」「…声かけてみる?」流れ込んでくる声たち視線が来る、でも違う。埃っぽいい雑踏から甘ったるい刺激、香水の誘い。からめばそれなり愉しめる、でも、そんなこと望んじゃいない。―湯原まだかな、って来ないかな、だ?足音たち賑わう改札前、壁際で左手首を見る。嵌めたクライマー [続きを読む]
  • 氷雪点景:霧氷の森
  • 蒼い冷厳、霧氷に眠る最高峰の森。伝承に氷雪の冬山は神のもの、人は禁じられる聖域と。撮影地:富士山4合目@山梨県富士吉田市2017.12第2回!表現者たちの!!ブログブログトーナメント冬山の午後は日照減少×零下のため低体温症→行動不能に陥り凍死の危険が高いです。夏に登れた山も冬期は難易度が激変します、特に富士山は「白魔」と呼ばれ高難度のクライマーも死亡する世界です。○毎冬、ナンの装備も無く入りこんで救助要請 [続きを読む]
  • secret talk37 視線act.2 ―dead of night
  • 待ちたくて、英二side story追伸@第5話 道刻secret talk37 視線act.2 ―dead of nightたぶん、この店は勉強なんて不似合いだ。けれど許されることを知っている、自分なら。そんなテーブルは改札を見下ろす安楽椅子、ページ繰って呼ばれた。「お客様、コーヒーのおかわりいかがですか?」ほろ甘い馥郁に見あげた先、上品なエプロン姿が微笑んでくる。まだ20代だろう視線に英二は微笑んだ。「ありがとう、オーダーもいいですか?」 [続きを読む]