Kookaburra さん プロフィール

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Kookaburraさん: クッカバラの囀り
ハンドル名Kookaburra さん
ブログタイトルクッカバラの囀り
ブログURLhttp://kookaburra-coo.blogspot.com/
サイト紹介文クッカバラの囀りを皆さんにお届けし、思いを共感、共有できたら嬉しいです。快い囀りと響きますように。
自由文学生時代、車窓からのぞく青く輝く稲穂に願いをし、三つ目の願い叶って故郷を離れ、気がついたら一人。あれから20余年。正確には3匹のバッタ達との生活となるも、長女バッタの大学留学でバッタは二匹に。2週に1度の週末とバッタ達のバカンスの半分が一人。しっかりと現実を受け止め、時間を大切に過ごそうと漸く思うに到っています。そんなクッカバラの囀りを皆さんにお届けし、思いを共感、共有できたら嬉しいです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供73回 / 365日(平均1.4回/週) - 参加 2011/09/20 04:06

Kookaburra さんのブログ記事

  • 止みそうにない風
  • 俺たちって、深く考えずに子供を授かったけど、本当に子供達のためにと色々してきたよね。心地よいエンジン音と共に、オリビエの言葉が耳に入る。彼はフランス留学時代からの大切な友人の一人。初めて会った時には日本語で話しかけてしまった大陸生まれで香港出身の、身のこなしが何と言っても優雅で、それでいて自己主張をしっかりとし、頼もしい女友達の連れ合いでもある。彼らはアメリカの大学で知り合い、翌年、交換留学生だっ [続きを読む]
  • アボガドの実
  • 急に大人びてしまった末娘バッタ。いや、随分前から彼女はしっかりと16歳の青春を謳歌していて、私だけが末っ子のべべとの思いが抜け切れていなかったのか。先日も、確か期末試験があって大変だと言っていたことを思い出し、イベント続きで夜もまともに話ができない日が多かったので、夜遅い電車の中でメッセージを送る。どうだった?返事は、アボガドがスパッと真ん中から切られていて、丸い種が見えるイラスト。ふむ。これはどう [続きを読む]
  • 16歳になった貴女に
  • 最近頓に逞しくなってきたね。ママは全く翻弄されてしまっているよ。一端にママのことを厳しく批判するようになったことには、驚いている。この間も大喧嘩に発展しちゃったけれど、原因を思うとママの方が赤面してしまう。夜の仕事がない金曜と、土曜だけが、ママがアルコールを楽しめる唯一の時間。楽しむといっても、嗜む程度。あの時も、グラスにソルティードッグをちょっと作って、レモンの香りを楽しんでいた。するとどうだろ [続きを読む]
  • 20歳を迎えた貴女に
  • 誕生日を一緒に祝わなくなって、早三年。貴女は既に自分の人生を一人で切り拓き、歩いて行っている。去年は進学の件で本当に心配したけれど、どうやらうまく切り抜けた様子。どんどんと一人で住む場所も決め、賃貸契約も済ませ、家具を購入して住みやすい環境を整えていく貴女に、ただただ目を見張るばかり。貴女にとって、手に取る地図は世界地図。生まれた時から文化の違い、言語の違いを肌で感じてきた貴女にとって、異文化環境 [続きを読む]
  • 18歳になった君に
  • ここに、小さなタンブラーがある。軽いけれど、真空二重構造。チタンは固くて、成形する上ですぐに割れてしまうといった困難さがつきまとう。そういった様々な困難を克服したエンジニアたちの努力の賜物が、このチタンのタンブラー。高度な加工技術により機能性を重んじることで、美がもたらされ、持つ人の魂をも揺さぶる。君の好きな氷水を入れてみよう。保冷性はもちろん、手にしても結露しない表面。冷たさを感じない心地よさ。 [続きを読む]
  • 必然的偶然
  • 冬時間になることで、一時間分だけ時計の針を戻す。これで日本との時差は8時間。いつもより、ちょっとお腹が空くタイミングが早くなることと、いつもより、眠くなるタイミングが早くなるだけのこと。そんなことなのに、疲れが澱のように溜まってしまう。きっと、これまでよりも一時間遅く眠ることに、身体がついていけないのだろう。このところ、毎日帰りが遅くなっていたことも要因か。追い打ちを掛けるように、電車の路線上の問 [続きを読む]
  • 鉛色の息
  • 久しぶりの笑顔。大勢の中からもすぐに見つけられる。ちょうど隣の席が空いていることの必然的偶然に酔いしれながら、隣に座る。それなのに会話が始まらない。気持ちが空回りして、一人でもがいて押し潰されそうになる。と、目が覚める。夢だったのか。鉛色の息を一つ吐く。にほんブログ村↑  して応援していただけると嬉しいです皆さんからのコメント楽しみにしています [続きを読む]
  • 車上荒らし
  • 早朝から出掛ける末娘バッタを車で送ることになり、さて乗るぞ、という段階で彼女が大声を上げる。「ママっぁ!」ん?助手席を見てみると、書類やCDが散らばっている。え?床にはサイドボードに入っていた筈の自動車の解説書が出ている。あれれぇ?地図、観光ガイド、住所のメモ、あらゆるものが外に出ている。車上荒らし!よくよく考えると、携帯の充電コードがなくなっている。もう古くなって、機能しなくなったトムトムもない。 [続きを読む]
  • 蔦紅葉
  • 最近バスが定刻通りに来るので、急いで外に出て見ると満天の星空。夜はまだ明けきれていない。これで夏時間に終わりを告げたら、一気に冬が近づくのだろう。前夜の風の激しさからか、通りに面した扉が大きく開け放たれている。秋が来たのか。独り言つ。にほんブログ村↑  して応援していただけると嬉しいです皆さんからのコメント楽しみにしています [続きを読む]
  • お好み焼きの香り
  • 先週の金曜の夜は友人の誕生日で、彼女の家族と一緒に友人宅でパーティー。翌朝、豪華な朝食を楽しんで帰宅。土曜の夜はパリで観劇。日曜の夜からドイツに引っ越した友人が木曜のお昼まで我が家に滞在。そして、今度の金曜の夜は中国旅行に行った友人たちと中華料理を持ち寄ってのパーティー。翌朝は中国粥。土曜の午前中はパリのサロンに参加し、午後から友人たちと今取り組んでいるテーマについて語り合う。そして、日曜はバイオ [続きを読む]
  • 黄金の粒
  • 発見は一人の時が多い。何も考えずに、いや、考え事をしながら歩いていて、気が付くととんとんと歩くテンポで何もかもが上手くテトリスの様に収まってしまったかのように感じられ、頭が空っぽになっている時に、往々にして発見が訪れる。といっても、そう大袈裟なことではない。見上げると、そこに何十年と枝葉を広げ、夏には緑の木陰を作り、秋には目にも鮮やかな黄色の葉で道行く人の足を止めるであろう銀杏の木。この地に引っ越 [続きを読む]
  • 我は宇宙の一部なり
  • 外に出て見ると、もう夕暮れ迫り、刻一刻と空の色が変化していっている。依頼されて手伝いに駆けつけたものの、ちっとも役立たずで、むしろ邪魔者扱い。こんなことなら、無理しなくても良かったのにな、とぼやきながらの数時間だっただけに、一瞬にして心が晴れ上がってしまう。きっと、この夕焼け空を見るために、この変なミッションが突然にして転がりこんできたのだろうな、と運命的なことを思ってしまう。この世の中には無駄な [続きを読む]
  • 月明かりに
  • 君の知り合いの弁護士に聞いてみてくれないか。来週月曜の裁判を控え、頼みにしていた弁護士が遠方であることもあり、費用として余りに高額を要求するので、困っている。そう上司から言われたのが昨日。あまりに乱暴。それでも、困っていることは良く分かっているので、知り合いの弁護士に連絡を入れる。厳密にいえば、バッタ達の父親の友人。彼が弁護士だから友人になったのではなく、友人が弁護士だったということだが、彼が初め [続きを読む]
  • カルチャーショック
  • 祖国を離れて何年になるのだろう。長女バッタが今年の11月には二十歳になるのだから、既にこちらでの生活の方が長くなっている。それなのに、時々文化の違いに愕然とすることがある。二年ほど前、丁度末娘バッタが中学三年になった時だろうか。夕方のバイオリンのレッスンの帰りで、車の中には息子バッタも一緒だった。確か、彼女のクラスの友達が家でクラス全員を呼んでのパーティーを催す予定だったが、実は両親ともに、その日は [続きを読む]
  • 宇宙の果てまで
  • 一人で散歩をするのも悪くない。久々の秋晴れに汗ばむほどで、木陰にリスの姿を見つけ思わず立ち止まってしまう。真っ赤な尻尾が楽し気に動いている。夕陽に染まる大空を見たかった。思った通り空は澄んでいて、あちこちで天使が舞い降りてきそうな雲と光の演出が楽しめる。日が落ちるには、それでももう少しある。ゆっくりと坂を下りていくと、そこはコスモス畑が広がっていた。夢中になって写真を撮っていると、自転車で夕暮れ時 [続きを読む]
  • I’ll see you when I see you.
  • 「会いたい。」なんて無責任な言葉なんだろう。会いたいから、あらゆる障害を取り除くべく努力し、会いに来る、なんてないことが分かり、会いたいから、あらゆる障害を取り除くべく努力を促し、会いに来てもらう、なんてこともないことが分かると、不誠実さをなじりたくなるも、実は何の約束もしていない言葉であることに気が付いてしまう。会いたい気持ちに偽りはないが、会うための努力をする程のこともないということか。それで [続きを読む]
  • 秋の訪れ
  • 予期していなかった感覚が、その空間に足を入れた途端、襲ってきた。螺旋階段の先にある丸い天井から無数の光の粒が降り落ちる中、身震いする程だった。9月と思えない寒さで、息が白く見える程だった朝。歴史的建造物を一般に無料公開するという歴史と文化を重んじる当国らしい計らいで、パリは勿論、地方自治体は挙って各地が誇る、通常は門戸を閉じている場を公にしていた。20世紀初頭に建造された、現在上層階を改修工事中とい [続きを読む]
  • 終わりは新たな始まり
  • 早朝のキッチンに足を入れる。窓の向こうは未だ薄暗い。緯度の高いこの地では秋の気配が一気に忍び込む。そして、どうやら外は雨模様。こぽこぽと優しい音を立ててイタリアスタイルの直火式サイフォンが、ペルー産珈琲のふくよかな香りをキッチン中にもたらしてくれている。長女バッタが作って行ったクエッチのジャムをたっぷり入れて食べるヨーグルトが、このところ週末の朝の楽しみになっていた。ヨーグルトを出そうと冷蔵庫を開 [続きを読む]
  • 散歩道
  • 不思議なもので、10年以上も住んでいながら今頃になって庭の片隅に枇杷の大木があることに気が付くことがある。7月には山吹色のふっくらとした実をたわたにつけ、つややかな茶色の大きな種を幾つも宿した、甘酸っぱい果実を口にした時の驚きといったらどうだろう。鬱蒼とした森の中を走り抜ける自転車コースも然り。息子バッタが夏の夕食後に、未だ明るい日差しの中を小一時間ぐらい走っていることは知っていた。一度一緒に行って [続きを読む]
  • 彼の地の飲み物
  • ドリンク特集。チチャモラーダ!紫トウモロコシのジュース材料の紫トウモロコシ!クスコのビール、クスケーニャ。インカコーラ。息子バッタが、長女バッタや友達にお土産、と数本購入。ところが、今でも冷蔵庫に数本転がっている。どうも、あまりに化学飲料そのものの色に恐れをなし、反応が今一とか。せっかくの思い出の飲み物にケチをつけられるのも本望ではない、というところか。高校一年の時にオーストラリアに留学した際、友 [続きを読む]
  • 霧の街、リマのメルカド
  • 太平洋から攻めてくる霧に覆われた街、リマ。そんな街に住む人々の生活を支える市場、メルカドに足を向ける。見事なパパイヤ。ぷっつりとした葡萄の粒。アレキパのガイドの女性が最高に美味しいフルーツとして挙げていたカスタードアップル(釈迦頭)。真っ赤な柘榴。純白で新鮮なカリフラワー、ジャイアントコーン、様々な種類のサラダ菜、アーティチョーク(朝鮮アザミ)、見事な色合いのズッキーニ、どでかいラディッシュ。フル [続きを読む]
  • ナスカの地上絵
  • ナスカの地上絵。ハチドリ。サル、クモ、コンドル、三角形、直線、、、。目の前のくっきりと見えるイラストに目を見張りつつも、セスナで酔ってしまう恐ろしさに飲んだ酔い止めが非常に効いていて、頭は呆然、うつらうつら。その日は曇っていて、実際にフライトできた飛行場は限られており、非常にラッキーだったとガイドの男性から話を聞く。彼は母親が日本人の日系二世。とても上品な日本語を話す。しかし、我田引水的な歴史観を [続きを読む]
  • 陰翳礼讃
  • アレキパの街を出来れば帳が下りる前に歩きたかった。正確に言えば、夕日に染まるアレキパの街を見たかった。夜の顔を見せる前の、やわらかな表情を捕えたかった。太陽に届くほどの標高の高さに位置し、一日中燦燦と燃える日差しを浴び、くっきりと切り取られた青い空に白い建物が映える街。同じように切り取られた陰がはっきりと道に張り付いている。そんな街が太陽が傾く頃に表情を変える。建物も佇む人もお喋りに夢中な集団も、 [続きを読む]
  • サボテンの実
  • 人生は選択の連続。無意識のうちに、多くの選択肢の中から、色んな理由にせよ兎に角選んで生きている。勿論、時にはしっかりと自覚し、悩みに悩んで、最後は清水の舞台から飛び降りる思いで選ぶ時もある。それでも、長い人生振り返れば、あの時はああする運命だったのだろうと納得したりもする。逆に、あの時こうしていたらな、と今でも思うこともある。それが人生。人生論などを展開するつもりは全くなかったが、今、こうして書い [続きを読む]
  • 4000メートルの谷を覗き込む
  • チバイの村を出てコルカ渓谷に向かう途中、山の斜面を利用した段々畑が独特の趣を放っている。乾季だからか、斜面には何の作物もなく、延々と茶色の土が続く。ここが緑一面になった様子を想像するのも、また楽しい。早朝から太陽の日差しは強い。いや、標高が高いからか。ここを背景とした記念撮影がお勧めとかで、ガイドの男性がカメラマンを買って出てくれる。足場は崖の上。順番など一向お構いなしに、我先にと崖の上に登って写 [続きを読む]