natuno07 さん プロフィール

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natuno07さん: 空飛ぶ色いろnatuno7
ハンドル名natuno07 さん
ブログタイトル空飛ぶ色いろnatuno7
ブログURLhttps://natsunooyasumi.blog.fc2.com/
サイト紹介文文鳥が好き。本を読むこと、絵を見ることも好きです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供109回 / 365日(平均2.1回/週) - 参加 2011/11/08 13:29

natuno07 さんのブログ記事

  • 青山ブックセンター 六本木店
  • 6月の話なのですが、六本木の青山ブックセンターが閉店になるという数日前、お店の前で写真を撮りました。光文社古典新訳文庫、サン=テグジュペリの「人間の大地」と今年の3月に出たばかりの「猪熊源一郎のおもちゃ箱」を買ってきました。思い返せば、六本木の青山ブックセンターはこういう6月の明るい夕方よりもミッドナイトかつ異国な空気が漂う本屋さんでした。デザイン、ファッション、写真、建築様々なジャンルの音楽に関 [続きを読む]
  • 人間の大地
  • 人間の大地(光文社古典新訳文庫 2015/8/20)サン=テグジュペリ 著 渋谷 豊 訳 望月 通陽 表紙遠い昔に、堀口大學の訳で読んだ「人間の土地」を光文社古典新訳文庫「人間の大地」で読みなおしました。1939年(昭和14年)、サン=テグジュペリ39歳の時に出版された本で、飛行機のパイロットという独特な視点から生れたサン=テグジュペリの人生観、死生観が書かれています。砂漠に不時着して絶体絶命のピンチを迎えたにも [続きを読む]
  • 2018年8月 読みたい本
  • それにしてもなんたる猛暑。日中の最高気温が37度という日、ベランダに温度計を置いてみたら37度どころか、ぐんぐん40度を越え50度に振り切る勢い。温度計が壊れるといけないので慌てて部屋に戻しました。帽子か日傘、そして水を持たずにうかうかっと外に出たりするとホントに危険です。水などは自販機で買えばと思うのですが、人が多く集まるような場所では全品売り切れ状態になっていたりするので、あな恐ろしです。さて、今月は [続きを読む]
  • 江ノ島西浦写真館
  • 江ノ島西浦写真館(2018/6/20 光文社文庫)三上 延ビブリア古書堂の著者が海風冷たい1月の江ノ島の古い写真館を舞台に描いた物語です。物語とは関係ないのですが、まだほんの幼児だった頃、江ノ島でなぜか舞妓さんの後ろ姿のハンカチをお土産に買ってもらったことがあります。「いや舞妓さんは違うだろう」と思いつつ子供が欲しいと言うので買ってくれたのでしょう。それでも子供の方も、大人が一瞬見せた躊躇が気になって「舞 [続きを読む]
  • 東京の夜にたどりつく
  • (ニースの天使の頭に乗っている本物のカモメ)ニースの海岸にある椅子に腰をおろして音楽を聞きながら海を見ていると、70近いおばあちゃんが孫を抱いて波にふわふわ浮いて戯れていたり、子供たちが、フラミンゴの浮き輪にかわるがわる、つるつる絡み付いていたりそんなどこにでもある海水浴のあれこれが永遠みたいに繰り広げられていました。空港へ向かう飛行機が突然空の向こうから現れては気持ちよさそうに、よぎっていきます。 [続きを読む]
  • ニースの夜にたどり着く
  • (昼頃のカンヌから見た海、オンマウスで、カンヌの高級ホテル群)フランスのニースにやってきました。航空券が安かったし、ヨーロッパの夏は日暮れが遅いから大丈夫でしょうという理由で夜8時ころにつく便を選んだのですが、スリリングな展開に。というのも、プラハの時もやってしまったのですが、空港から市内に出るバスが終わってしまうという。それに気づいたのが、出発の前日。タクシーに乗ればいいのですが、空港からタクシ [続きを読む]
  • あの家に暮らす四人の女
  • あの家に暮らす四人の女(中公文庫 2018/6/25)三浦しをん 著 野口 奈緒子 カバー画ただいま夏休みの旅行中です。旅行中に読もうと持ってきた文庫本、もしかしたら(すごく荷物を減らしたいので)旅先で本とはお別れするかもしれないと、出かける前に文鳥とデジカメしてきたのが上の画像。ところが行きにすっかり読み終えてしまった上に、きっと持って帰るぞ、というくらい大切な本となってしまいました。ジャケ買いしてほんと [続きを読む]
  • 人間の土地 古い文庫本のこと
  • 下の画像は、サン=テグジュペリの「人間の土地」40年以上も前の古い文庫本です。岐阜で41度近い猛暑日になったそうですが、これもまた灼熱のアフリカの砂漠に沈む夕日かと思われるJazzっぽい印象のカバー。サン=テグジュペリの「人間の土地」といえばこの表紙という気がします。擦り切れているし、経年ヤケが酷いしするのですが、大切にしている1冊です。あらためて開いてみると、本文もさることながら、巻末の文庫のラインナッ [続きを読む]
  • 2018年7月 読みたい本
  • なんたる暑さ。駅から家までの十数分歩くだけで、ぐったりしてしまいます。こう暑いと、読書欲は著しく低下しますが、7月は旅行に出るので、移動時間中に読もうかと2冊ばかり本屋さんで買ってきました。1冊は、三浦しをん「あの家に暮らす四人の女」表紙のカラスに惹かれてしまいました。もう1冊は、三上延「江の島西浦写真館」鎌倉のビブリア古書堂ではなく、江の島の写真館・・。どちらも、どんな話か全然知らないのですが、 [続きを読む]
  • たなばたの羽衣
  • (カササギの橋にくわわる文鳥、オンマウスでアヒルと出会う文鳥。)たなばた(福音館書店 1977/04/01)君島 久子 再話 初山 滋 画先日、韓国の王朝物のドラマを見ていたら、衣装がまるで織姫、彦星のようだと思ったのですが、七夕はもともと中国にお話の起源があって、織姫、彦星の衣装は漢服という中国の衣装だそうです。そういえばベトナムのあおざいも美しい衣装です。アジア圏の国々で、どこかしら似通ったデザイン似てい [続きを読む]
  • 雁の寺
  • 越前竹人形 雁の寺(新潮文庫 1969/3/20)水上 勉先日読んだ「ものぐさ太郎の恋と冒険」には、乱世が生み出す鬼が出てきましたが、「雁の寺」もまた、戦争に向かっていく昭和の混乱期貧しい生まれの少年が、抑圧され虐待されたあげく鬼となる作品です。横溝正史と松本清張を足して二で割ったような昭和っぽいミステリー風小説。面白いか、と聞かれるとう〜ん、とうなってしまいますが、古い映画を見るように当時の空気感のよう [続きを読む]
  • ゆくへもしらぬ
  • 1970年代に10冊だけ出版された「新潮少年文庫」を読み返した時、「ものぐさ太郎の恋と冒険」については、他の作品にくらべて、なぜこの作品?という違和感のあるものでした。どうもすっきりせず、先日再び読み返してみました。読み返そうと思った、もう一つの理由は昨今さかんに話題になるMe too的視点で読むとどうなんだろうという好奇心でした。「新潮少年文庫」の10タイトルのうち、女性作家の作品は2タイトル阿部光子と、田中 [続きを読む]
  • 村上さんのところ
  • 村上さんのところ(新潮文庫 2018/5/1)村上 春樹 フジモトマサル 挿絵こちらも、ゴールデンウィーク前に本屋さんに平積みされていた人気の本です。メールで寄せられた質問に片っ端から村上春樹が答えるという内容。こんなにどうでもいい質問と、こんなに、どうでもよくはないことに関する質問がごっちゃになっていていいのかと思ったりしました。それこそがリアルというものかもしれませんが。宮部みゆきの三島屋変調百物語の [続きを読む]
  • あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続
  • あやかし草紙 三島屋変調百物語 伍之続(KADOKAWA 2018/4/27)宮部みゆき三島屋変調百物語の五巻は開けずの間だんまり姫面の家あやかし草紙金目の猫の5話が収載されています。1巻から聞き役をつとめたおちかが従兄弟の富次郎にその役を引き継ぐこととなり百物語が語られる「黒白の間」には富次郎とおちかの二人が聞き手として入るようになります。語り手に若い娘が一人で対峙する緊張感が薄れ、やや落ち着かない。おちかが嫁ぐ [続きを読む]
  • 三鬼 三島屋変調百物語 四之続
  • 三鬼 三島屋変調百物語 四之続(日本経済新聞出版社 2016/12/9)宮部 みゆき今年のゴールデンウィーク直前に本屋さんに平積みになった宮部みゆきの「あやかし草紙」は、江戸の三島屋の「変わり百物語」の五巻にあたります。読み始めたものの、前の話をすっかり忘れてしまっていたので、従兄弟の富次郎とか、瓢箪古堂の勘一がどういう人だったのか思い出せず、前の巻「三鬼」を読み返しました。この巻には、4つの物語が載って [続きを読む]
  • 2018年6月 読みたい本
  • ほたるぶくろの花これから夏至までは日の出がどんどん早くなり昼の時間が長くなりますが、雨季を迎えるので、明るいといっても仄明るい季節です。5月はまとまった休みもあるし、大掃除と片付けものをはりきってやっていました。毎回片付けものをしていると、「いつか読もう」とか、「また読みたくなるかもしれない」と言っては、積んである本をがっと片付けてしまいたくなります。でも気を付けないと。つい捨ててはいけないものを [続きを読む]
  • おろおろ草紙
  • おろおろ草紙(講談社 1982/6/24)三浦 哲郎芥川龍之介の「羅生門」は災害や飢饉で都が荒れた平安末期の話ですが、「おろおろ草紙」は、1783年天明の大飢饉の話です。浅間山の噴火をきっかけにはじまった天候不良による大凶作。奥州で城下の警備にあたった鉄砲十六文隊今でいう警官隊のような立場かと思われますが、その隊員である立花小十郎18歳は、数々の惨状を目の当たりにすることになります。三浦哲郎が子供に向けて書いた「 [続きを読む]
  • 羅生門
  • 前の記事に書いた三浦哲郎の、「とんかつ」は、教科書に載ったことがあるそうです。芥川龍之介の「羅生門」は、国語の教科書で読んだような気がします。どちらも同じくらい短い短編なので、教科書にまるごと載せやすい作品なのでしょうか。平安末期の地震や飢饉のせいで、荒廃しきった羅生門で雨宿りをしていた下人、主人から暇を出されて行く当てもなく門の上の楼にあがります。するとそこでは、死人の髪をむしる怪しい姿。一度は [続きを読む]
  • とんかつ 羅生門
  • 短編集「みちづれ」には、「とんかつ」という作品も収録されています。青森から永平寺に入門する中学2年生の少年とそれに付き添う母、別れの晩に宿が用意した「とんかつ」再会の日にまた宿が用意した「とんかつ」頼りなげに見えた少年が、短期間に成長している脂っこいものをパクパク食べられる若い年頃「この先食っていく」力をたくわえている姿それを誇らしいような気持ちで眺める大人たちの温かみのようなものが感じられる短編 [続きを読む]
  • みちづれ 
  • みちづれ 短編集モザイク I(1999/1/1 新潮文庫)三浦 哲郎この短編集には24の短編が収録されており、単行本としては1991年に出版されています。表題作の「みちづれ」は、三浦哲郎の別の作品「白夜を旅する人々」や「海峡」と同じように青函連絡船から投身自殺した「肉親」への思いが描かれてます。青函トンネルの開通に伴って連絡船終航を迎える1988年冬、船から花束を海に投げ入れる「墓参」もこれで最後になるという乗船の日 [続きを読む]
  • はしっこに、馬といる―ウマと話そう II
  • はしっこに、馬といる―ウマと話そう II(カディブックス 2015) 河田 桟尻屋岬の寒立馬は本州北端の馬ですが、この本は日本列島最南端の与那国島の馬のお話。馬語手帖の続編です。与那国馬も野生の馬だそうですが、その群れからはぐれてしまった仔馬カディと成長を見守る著者の間にコミュニケーションができあがっていくまでの心の流れが描かれています。颯爽と本のページを駆けて行ったかと思うと、気持ちよさそうに休んでいた [続きを読む]
  • 尻屋岬 諦めの旅ではあった
  • (オンマウスで、灯台の周りにいる寒立馬。)おととしの夏に下北半島めぐりをした時、恐山や仏ヶ浦と同じくらい楽しみにしていたのが寒立馬が見られるという尻屋岬でした。馬は必ず見られるわけではないそうで、しかも、その日は朝から雨が降っていましたから半ばあきらめかけていたのですが、昼過ぎから、あっという間に青空が見えはじめ岬につくと灯台のまわりには草をはむ寒立馬の姿がありました。旅行した時は気づきませんでし [続きを読む]
  • 恐山
  • 三浦哲郎の短編集「愁月記」に収められている「海峡」は、青函連絡船から投身自殺を図った姉を思いながら「わたし」が下北半島を旅する話です。潮の流れの速いこの海峡では、難破する船も多く亡骸が流れ着く場所には慰霊碑があるのだそうです。そこに姉もまたたどり着いているのではないかそんな思いから、「わたし」は人づてに聞いた慰霊碑を尻屋岬で探します。その後に、恐山を訪ねるのでした。おととし青森旅行をしたときに、下 [続きを読む]
  • 愁月記
  • (題字・著者 挿画 松本勝)愁月記(新潮社 1989/12/10)三浦 哲郎重荷を負った長い人生を今、終えようとしている母郷里へ急ぐ私の心に去来する幾多の思い (箱帯より)表題作の「愁月記」、他6編の短編集です。「愁月記」は1985年5月、今から33年前に文芸誌「新潮」に発表されました。危篤の知らせを受けて故郷へ駆けつける「わたし」は、窓外の風景を眺めながら、母親が元気だったころのふとした瞬間をとりとめなく思い出 [続きを読む]
  • 黄色ずきんちゃん
  • 先日神奈川県立近代美術館の、ブルーノ・ムナーリ展で見た絵本「黄色ずきんちゃん」小鳥が可愛いなぁと思っていたら、ミュージアム・ショップに絵本がありました。図録とどちらにするか、考えたあげく絵本にしました。文章はイタリア語。Googele翻訳で読んでみました。高層ビルの立ち並ぶ大都会に暮らす「黄色ずきんちゃん」はおうちのベランダにパン粉をまいてやるので、黄色いカナリアと大の仲良し。交通量の多い、危険な道を通 [続きを読む]