ぴすけす さん プロフィール

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ぴすけすさん: 新・鯨飲馬読記
ハンドル名ぴすけす さん
ブログタイトル新・鯨飲馬読記
ブログURLhttp://d.hatena.ne.jp/pisces0307
サイト紹介文呑んだり読んだりの暢気日記
自由文新本&古本、酒&酒の場、魚&観賞魚をこよなく愛する三十男
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供7回 / 365日(平均0.1回/週) - 参加 2011/11/20 22:55

ぴすけす さんのブログ記事

  • 月は出ねども満月〜備後・播州の旅(二)
  •  翌朝もうんざりするような曇天。ホテルから笠岡駅まで歩き、福山に出て福塩線に乗り換え。そこから数駅、至極のどやかな風景の中を走って、神辺で降りる。 大都市・福山を引き合いに出すまでもなく、駅前からして鄙びた田舎町。いくら何もしないための旅とはいえ、これはまた酔狂に過ぎる・・・のではなく、実はこの静かな町にだけ今回は予定を作っていた。菅茶山の居宅かつ私塾であった黄葉夕陽村舎=廉塾を観に行く心づもりを [続きを読む]
  • カブトガニとわたし〜備後・播州の旅(一)〜
  •  久々の旅ながら、行き先は金沢ではなかった。嫌いになったのでも飽きたのでもなく、何にも考えずひたすらぼーっとするには、取り立てて観光名所や馴染みの店がない街の方が都合がよかった。 と書いた後で所期するところは充分達せられたと続けると、なんだか行ったとこの悪口みたいになりますが、ま、過疎ブログのことゆえお目こぼしを。 前日少々過ごしてしまったので、薄曇りの頭のまま取りあえず西向きの新幹線に乗る。何時 [続きを読む]
  • 師匠傘寿
  •  MuogOTのシャルキュトリの会、海月食堂とピエールのコラボの会、初めて行った中華のcuisineなどで美味しい料理に沢山出会った(それにしても、出不精の人間にしてはイベント参加が続いた)。本も珍しく小説をよく読んだ。 とはいう個人的に煮詰まったひと月だったので、長々と綴る気になれない。先日あった恩師の御祝いの会のことを少し記して今月の拙ブログの責めをふさいだこととする。 恩師は今月で八十、傘寿 [続きを読む]
  • 螢の火
  •  職場から家まで歩いていて、途中の宇治川の河原に蛍が飛んでいるのを見つけた。初めは一匹しかいなかった、というより見つけられなかったけれど、しばらく眺め入っているうちに、少しずつ数が増えていく。水の流れる音と相俟っていかにも涼しげ。リズムがあるような、無いような間隔で明滅する趣がよろしい。とはいえ、今みたいに街灯も部屋の明かりもなく、車の走る音も聞こえてこないところで、黄緑いろの光が乱舞するのに出く [続きを読む]
  • 神も仏もある世界
  •  古本市などで四天王寺には割合行くけど、天王寺公園の方は随分久しぶり。花博の跡地が「天しば」なる施設に改装されていた(のを初めて知ったくらいのご無沙汰)。名前の通り芝生が長く伸びているだけで、へんにアトラクションなど置かなかったのが気持ちいい。陽光の下、老若男女がのんびり緑の上でくつろいでいる。ここら辺もだいぶん雰囲気変わった・・・と思ったが、帰りしに通った地下街の入り口ドアの注意書きにいわく、「 [続きを読む]
  • 草木虫魚
  •  連休の最終日、絶好の天候なので・・・朝から水槽掃除。水が冷たい時分だと、温度調整にかなり気を遣っても、ショックで☆になる危険がある。今くらいが丁度いいのである。 せっかく外気温水温に神経質にならなくていいのだから、水を全部掻い出して、砂利も洗って水草も植え替えることにした。これをこれ「天地創造モード」と言う。言ってるのは一人だが。 朝メシは牛モツのトマト煮込みをかけたパスタと玉葱・炒り卵のサラダ [続きを読む]
  • なんとか四月決算。
  •  久々に『播州地酒ひの』で呑む。なかなか席が取れず、二ヶ月ぶりくらいになるはず。もっとも人気店に当日の夕方に思い立って電話する有様だから、これは当方が悪い。ともあれ親分とゆっくりお話出来て、愉しかった。中トロのヅケと中トロのシーチキン仕立(!)が旨かった。その後は前田シェフ最終日となる『アードベックハイボールバー』へ。半年程の客でもやっぱりいっぱいに思い出があって淋しい。大サービスで出してくれた鴨 [続きを読む]
  • 遠雷
  •  四月の文楽は呂太夫さんの襲名興行。『菅原伝授』『曽根崎心中』と、統領株の演目が並ぶ。昼夜続けての見物はとかく堪えるし、また『曾根崎』にはあまり魅力を感じない。というわけで、昼の部の『菅原』を観に行った。 「茶筅酒」の段に感銘を受けた。と取り澄ましてみたけれど、打ち割って言えば涙が止まらなくて往生した。『菅原』の中ではいちばん世話物の味が濃く、たとえば嫁三人が祝いの膳を甲斐甲斐しく支度するところで [続きを読む]
  • 稲荷の横のホルモン屋
  •  最近美味しく食べたもの。◎『中畑商店』の「モツ焼き」・・・なぜか大阪の立ち飲み屋で横になった客から聞いた。「あんた神戸に住んでて知らんのか」風のものいいにキッとなってかえって行くまいと思っていたところ、お馴染み『いたぎ家』アニーのアップした写真を見て、猛烈に行きたくなったのである。軽佻浮薄、さながら紙の如し。場所がまずいい。神戸駅の西南、切なくなるほどの場末の街並みを抜けて、その名も嬉しい「稲荷 [続きを読む]
  • いつか来た道
  •  『いたぎ家』ご一家(お父様・お母様・アニー・アニヨメー・タク)でお客をした。お父様は肉より魚がお好きと聞いて、当日の朝(一時半にお招きしている)東山の市場に行くと、これがまあ、かっすかすのしっけしけ。前々日の強風が祟ったらしい。言ふてもかへらぬことながら・・・と急遽考えていた献立を頭の中で変更しつつ、大慌てで買い物を済ませた。いわゆる定番メニュをおいていない食べ物屋は、こういう場合どうしているの [続きを読む]
  • 戦慄の料理書
  •  久々の読書記録。○秋草俊一郎編訳『ナボコフの塊 エッセイ集1921-1975』(作品社)・・・書評、とか『ロリータ』関係とか、主題で分類されている。ごく平俗な意味で面白いのはソヴィエト作家への痛烈、というより猛烈な悪罵のところ。百パーセントナボコフに理があるのだが、少々品が悪い口ぶりで御用作家の愚劣悪趣味不誠実を執拗に暴きつづけるのを見てると、なんだか貶しつけられている作家連中が気の毒になってくるほど。 [続きを読む]
  • 水源を尋ねて桃源郷に至る
  •  いつものように長峰霊園下へ湧き水を汲みに行くと、水が涸れていた。枯渇の危機は何度かあったけど(「逃げ水の記」ご参照ください)、なんとか保ってきたのに・・・。 といつものように早手回しに暗澹とするこちらを余所目に運転手兼ボディガード兼レンジャーの空男が冷静にパイプの元を辿って、砂防堰の上まで続いていることを発見。よっこらしょとフェンスをくぐって探してみるに、あっけなく「事故」の箇所が判明した。パイ [続きを読む]
  • 怪人の紅 皇帝の青
  •  老眼が進んで、しょっちゅう眼鏡をかけたり外したり。これがまことに煩わしいので遠近両用の眼鏡を作った。これでもう少しは本が読めるようになるかしらん。一週間後が愉しみである。  三宮に出たついで、とスマートフォンの機種変更にも行ったところ、三時間もかかって疲労困憊。一日のうちにあれだけ自分の名前を書かされたのは生まれてはじめてである。県立美術館 [続きを読む]
  • 牛と蛸と美少年
  •  職場菜園の青ネギが大豊作。で、家で鴨すきをした。清酒と薄口醤油の割り下にちょっぴり蜂蜜を落とす。卵は用いず、柚子をしぼったり針柚子をのせたり粉山椒をふったりして愉しむ。翌日は鴨のあぶらと肉汁がこびりついた鍋でうどんを炒める。 一人で抱き身一枚はえらく食べでのあるもので、鴨もすき焼きもこりゃ当分は要らんわな、と思っていたところ、またもやすき焼きを食べることになった。 ずいぶん奢っているようだが、自 [続きを読む]
  • 狐が鼻をつまむ
  • テリー・イーグルトン『悪とはなにか  テロ、大量殺戮、無差別殺人-理性を超えた「人間の罪業」を解き明かす』(前田和男訳、ビジネス社) 悪とはなにか 作者: テリー・イーグルトン,前田和男 出版社/メーカー: ビジネス社 発売日: 2016/12/22 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (1件) を見 [続きを読む]
  • 立春大吉
  •  知らないうちに孫が生まれていた。 若い者同士で狭いとこに閉じ込めていたこちらに落ち度はあると申せ、こともあろうに武士の家にて不義、親の大恩忘れし淫奔【いたずら】は畜生も同然、天罰喰らふが道理ぢや、と擲り出してしまえば「袖萩祭文」となるが、この寒空に三人叩き出すのもあまりに情けのない仕打ち(熱帯生まれですし)、と思い返して育てることにした。 このちいちゃいのがぴょこぴょこ跳ね回るのがなんとも可愛ら [続きを読む]
  • 雪をたづねて三千里〜金沢
  •  だいぶ遅れましたが、自分のための心覚えという必要があるので載せる次第です。 三泊したのは初めて。やはりこれくらいでないと、ゆったりした心持ちで過ごせない。もっとも金沢を最初に訪れたのだったら、あそこを見ようこの店に行こうと欲張って結局は慌ただしい旅になっていたかもしれない。つまり、特に行きたい所もどうあっても見たいものも無くなった状態だと随分のんびりと、とは優雅な気分で居られたということである。 [続きを読む]
  • 沙翁道中膝栗毛
  •  「極私的ヘーゲル&沙翁まつり」が続いている。年末年始は仕事柄用事が多くなるので、遅々として進まないというのが実情。ま、目新しい情報を、しかもすかすか気味にしか盛り込んでない新書を読み飛ばしてるんじゃないから、焦らず乱さず読み続けようと思う。大体が期限のあるものではないし。 ヘーゲル(『哲学史講義』)のいいサブ・テキスト誰かご教示くださいませんかね。長谷川氏畢生の訳文のおかげで不審なくらいすらすら [続きを読む]
  • 寒中稽古
  •  金沢の旅行記もまとめないうちに、パーティーとなってしまった。以前書いたように、同僚の結婚祝賀会を拙宅で行おうという企画である。正客の夫婦二人に、同じく同僚が六人。主人側は鯨馬と執事役の空弾二人。都合十人の宴で、近頃お客をしていない主人としては、えらく手はかかったがやりがいのあるものとなった。 朝から空弾子に車を出してもらい、菓子屋酒屋市場スーパーと文字通りに馳せ走る。結局買い出しを終えたのは一時 [続きを読む]
  • 嵐の前の・・・
  •  これまたFBつながりで、なんと中学校時代の友人とも再会することができた。京大を出て、今は脳神経科医。で、今は研修というか休暇というか、ま武者修行中ですな、それでヨーロッパに長期滞在中。偶々日本に帰っている、と連絡があったから元町で昼食。 せっかく初めての店ではあったが、味の方は憶えていない。それくらい互いの話に夢中になってしまったのである。何十年かというブランクなどまったく感じずに、それこそ昔のよ [続きを読む]
  • 師弟交歓?
  •  年の瀬、ユーキちゃんと『田ぶち』へ。三十手前の人間をつかまえてちゃん呼ばわりも無礼な話である。が、元教え子なので主観的にはどうしてもこうなってしまう。 そんな旧師(そんな立派なものではない)の思いをよそに、いい男に成長していたのが嬉しかった。なんでも最近転職したばっかりとのこと。前の会社では幹部候補として期待されていたが、人生設計を考えて今の職場に移ることを決断したのだそうな。そこそこの年になっ [続きを読む]
  • 年の瀬怒り日記
  •  一月に友人の結婚祝賀会をする。会場は拙宅なので、当然料理も出す。これが『いたぎ家』ブラザーズとかをお招きするんだったら完全にこちらの趣味でハードな献立を組めるんだけど(ぜんぶ発酵食品のコースとかね)、今回の会は若い女性も多いからそうもゆかぬ。色々料理の本を漁ってアタマをひねる。○『イタリアの地方料理 北から南まで20州280品の料理』(柴田書店)・・・わたくしは柴田書店の本に埋もれて死にたい。○山根 [続きを読む]
  • 「謎は解けた」のか?
  •  「読書にいそしむ」と言った翌日に、FF??が発売になることを失念しておりました。コアなゲーマーではないけど、会社勤めの身でRPGをしていると結構プライベートの時間を喰われてしまう。またこの新作が、オープンワールドという作りになっていて、シナリオとは関係なくいつまでも釣りやキャンプで過ごせてしまう(だからまだクリアしていない)。 CG?そりゃやっぱり綺麗でしたよ。オルティシアなる水上都市が、露骨にヴ [続きを読む]
  • 中食評判
  •  このところちっとも書物のうわさを伺っておりませんが、十一月はたまたま休日に出る用事が多く、実際なかなか本が読めなかった。 展覧会はふたつ。一つ目は国立国際美術館『アカデミア美術館蔵 ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち』。ま、当方にとっては『舞踏会の手帖』的な意味合いの展覧会というわけ(あれからもう一年「も」経ってしまったのだ)。“神の如き”ティツィアーノの『』受胎告知』『アルベルティーニの聖母』 [続きを読む]