kansas さん プロフィール

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kansasさん: 本記
ハンドル名kansas さん
ブログタイトル本記
ブログURLhttp://fanblogs.jp/soccerbook/
サイト紹介文読んだ本を紹介しています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供148回 / 365日(平均2.8回/週) - 参加 2011/12/17 01:31

kansas さんのブログ記事

  • 1冊でわかる村上春樹
  • 拝啓「1冊でわかる村上春樹」あなたは彼の作品を今まで何冊読んだことがあるだろうか。本書は、村上春樹を読み解く会(代表齋藤隆一)が作品解説、それ以外には村上春樹の生い立ちや日常、趣味、影響を受けた小説家など作家の人となりも多く取り上げている。この本を読めば村上春樹を丸ごと理解することができるはず!もちろん、既に全作品を読んでいると言う村上ファンにも、新たな視点を提供できる本であると考えている。知れば知 [続きを読む]
  • 世界のサッカー名将のイラスト戦術ガイド
  • 拝啓「世界のサッカー名将のイラスト戦術ガイド」名将の戦術トレンドとは。監督の哲学はチームのプレーに大きな影響を与える。本書は監督の哲学を象徴とするメッセージと共に、実積、哲学、戦術を紹介するガイド本である。名将達が率いるチームプレーを大まかに把握することができる。監督のイラストも掲載されているが、それが当人に似ているかは各々確かめていただきたい。個人的に一番似ていないと思ったのはサンパオリで、強烈 [続きを読む]
  • SMAPと平成ニッポン 不安の時代のエンターテインメント
  • 拝啓「SMAPと平成ニッポン 不安の時代のエンターテインメント」今年で平成が終わる。そこで平成最大のアイドルであったSMAP(個人的にはそう考える)を振り返る。そもそも何故SMAPは解散したのか本当の理由は定かではない。マネージャーと副社長の衝突し、結果マネージャーが退社することになり、それにSMAPが巻き込まれたというのが大筋の流れである。これがどこまで正しいのか不明(私はそもそもメディアが流す情報はほぼ信じない) [続きを読む]
  • 十字屋敷のピエロ
  • 拝啓「十字屋敷のピエロ」 ピエロは見ていた。人形だから動けない。しゃべることもできない。殺人者は安心してぼくの前で凶行を繰り返す。もし、そのぼくが読者のあなたにだけ、目撃したことを語れるならば。 東野圭吾初期作品。人間以外が語り手になるミステリーものは、東野圭吾作品の中ではあまりないのではなかろうか。今読んでも古さを感じさせず、ガリレオや加賀シリーズよりもミステリー寄り。手にしたものに災いをもたら [続きを読む]
  • 虚貌(下)
  • 拝啓「虚貌(下)」川が名シーン。序盤からテンポがどんどん上がっていき、ラストまで駆け抜けていく。クライマックスの川辺のシーンとショウさん追悼のための鮎釣りシーンがハイライトで、真犯人の心情と描写が秀逸。二十一年前の美濃加茂事件の加害者の内、ヤク中の坂井田、暴力団の時山が殺され、現場から荒の指紋が見つかり、荒を本ボシとして動くモリさん・辻コンビ。しかし、荒と共に追っていた山田裕二と思しき死体が発見され [続きを読む]
  • 虚貌(上)
  • 拝啓「虚貌(上)」2001年、幻冬舎創立7周年記念特別作品。二十一年前、岐阜県美濃加茂地方で、運送会社を経営する一家が襲われた。間もなく解雇されていた従業員三人が逮捕され、事件はそれで終わったかに見えた。荒勝明、時山次郎、坂井田昇の3人は、どうしようもないクソ野郎のクズ野郎だ。荒は人間的に腐り切ってはいない様だから、まだ情状酌量の余地がある。しかし、このような残虐非道な事件を起こした人間を赦す必要はないと [続きを読む]
  • 片想い
  • 拝啓「片想い」重要なテーマを微妙に隠していた。本書は1999年8月〜2000年11月まで週刊文春に連載されていた作品であり、作品発表以降、本書と同じテーマが金八先生で取り扱われたり、ある女性スポーツ選手がカミングアウトを行ったり、ジェンダーについて徐々に時計の針が進みだした。解説では“東野圭吾の「片想い」はなにか未来を予見した作品であり、時代をはるか先取りしていた”と評している。本書には、境界のあいまいな男 [続きを読む]
  • クリーピー クリミナルズ
  • 拝啓「クリーピー クリミナルズ」初短編集。 本書は2016-18年に書かれた5編を収めたクリーピーシリーズ連作集。短編それぞれごとに語り手を変え、高倉孝一と心に闇を抱えた人物との対話が描かれている。本書は文庫オリジナルらしく、気合いが入った目次となっている。挿絵が入っているし、英語の副題も付いている(無理したオシャレ感に見えなくもない)。それぞれの話では、高倉の前に①過去の罪を犯した男、②容姿コンプレックス [続きを読む]
  • 悪と仮面のルール
  • 拝啓「悪と仮面のルール」邪悪な家系に囚われた男の話。 お前は邪に育てるために私の意思で生まれた。お前に生得の権利などない。お前は邪になる。お前は邪を避けようとして邪となる。それは変更されない。 久喜家の当主である父は死ぬ前に僕にそう告げたが、父に久喜家の歴史を告白された時点で僕は既に邪だった。世に邪を生み出す風習がある久喜家に生まれた久喜文宏が、初めて好きになった香織(久喜家養女)を久喜家から守り [続きを読む]
  • 騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編
  • 拝啓「騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編」原点回帰? 第1部を読み終えてさぁ第2部だ!と意気揚々としていたあの頃から大分経ってからの読了となる。村上春樹ならばこの私の気持ちを練ったあの独特な表現でどう表してくれるのだろうか。「騎士団殺し」は村上春樹の集大成に位置付けられるとのこと。個人的には、初期作品の方が好みである為(但し、初期の作品を全て読破していない)、「騎士団殺し」は初期の風味を感じられ [続きを読む]
  • 私の頭が正常であったなら
  • 拝啓「私の頭が正常であったなら」山白朝子のペンネームにどんな意味が込められているのだろう。乙一の別名義による8篇の短編が収録されている本署のテーマは喪失である。乙一作品は背筋のぞっとするようなホラーものだという私の先入観を裏切った短編集で、どの短編も若干の恐ろしさを残しながらも読了感は異なる。切なさが心に残ったり、美しさが腹にどんときたり、やっぱり若干じゃなかった恐ろしさが頭の片隅に湧き上がったり [続きを読む]
  • 歪んだ波紋
  • 拝啓「歪んだ波紋」SS席なのに二階席だったらちょっとショック。世の中には誤報も虚報もたくさんある。まともな情報って一体何割だろう。ニュースのネット配信が当たり前となった今、配信の早さが第一とされるニュースにはどうやってミスするの?ていう誤字脱字が並んでるモノやこれは専門家だったら間違えないだろうというレベルのミスがある。とにかく早く記事を出して、後に訂正するのが多く見受けられる(だが、訂正しましたと [続きを読む]
  • 仮面病棟
  • 拝啓「仮面病棟」ピエロ乱入。外科医見習いの速水秀悟が急遽先輩の当直バイトを代わった病院に撃たれた女性と共に男が訪れてきた。男は顔にピエロのマスク、手には銃を持ったコンビニ強盗である。女を治療し、朝まで匿ってくれれば、誰にも手は出さないというピエロ。しかし、ピエロの狙いは田所病院に隠されたある秘密を暴くことだった。旧精神病院だった田所病院は窓に鉄格子があり、病院とは不釣り合いの最先端設備が手術室にあ [続きを読む]
  • インビジブルレイン
  • 拝啓「インビジブルレイン」姫川班の転換点。映画ストロベリーナイトの原作である「インビジブルレイン」(「インビジブルレイン」なのにタイトルがストロベリーナイトだったのか不明で且つ映画と内容は全然違うとのこと)。これまで姫川玲子は、警視庁や姫川班という後ろ盾があった中で活躍していたのに対し、本作では警視庁上層部の圧力に晒され、誰にも頼れない状況下での姫川の単独捜査(というか単独捜査はいつも通りな気がす [続きを読む]
  • 本を読んだら、自分を読め 年間1,000,000ページを血肉にする?読自?の技術
  • 拝啓「本を読んだら、自分を読め 年間1,000,000ページを血肉にする?読自?の技術」本の読み方へのアドバイス。「中卒、家庭内暴力、家も燃えた。 そんな自分を押し上げてくれたのは、いつも本だった」。そう語る小飼弾による若者向けの本。Amazonでは「自分の人生に希望が持てないという若者たちに向け、読書で人生を豊かにしていく方法を説く」となっている。書評ブロガーとしても活躍している作者ならではの視点で、読書だけで [続きを読む]
  • ジョイランド
  • 拝啓「ジョイランド」これは青春小説。スティーブン・キングと言えばホラーと思っていましたが、本書はホラーだけではなくミステリーと青春の要素が合わさった作品である。ジョイランドに幽霊が出る、その幽霊は過去に殺された少女であり、まだ殺人犯がウロウロしている等、ホラーやミステリーのテイストもあるのだけれど、一番焦点が当てられるのは、主人公デヴィンの青春期の様に思える。作家志望で幸せな家庭(それも恋人ウェン [続きを読む]
  • 砕かれた鍵
  • 拝啓「砕かれた鍵」MOZUシリーズ第3弾。MOZUシリーズとしては第2弾「幻の翼」で稜徳会事件は一段落した中、今回倉木達が挑む事件は、デカすぎます。麻薬密売を内偵中の警部補が殺害された一件から続く警察官絡みの事件が続発する。巨大な陰謀と闇が潜む事件のうねりは、倉木夫婦をも飲み込む。うねりの奥底には、警察官のモラル低下や労働組合結成、公安庁設置、そして民政党を巡る争いと警察組織に根付き蔓延る問題が埋まっている [続きを読む]
  • クリーピー スクリーチ
  • 拝啓「クリーピー スクリーチ」クリーピーの続編。前作では、主人公の高倉の隣人が得体の知れない闇を孕んでいる誰の身にも降りかかってくる可能性がある恐怖をテーマにしていました。その続編に当たる本書は、ある大学で起きる連続殺人事件、それも犯人が獣のような金切りを現場に残すという猟奇的さを含んだものに高倉が巻き込まれていく・・・と言ったものではありません!厳密に言えば、実際には巻き込まれてはいるものの、前 [続きを読む]
  • 幻の翼
  • 拝啓「幻の翼」MOZUシリーズ第2弾。稜徳会事件から約1年3ヶ月後のMOZUシリーズ第2弾。警察の闇を「円満」に解決したお陰で、倉木は警視に昇進し警察庁警務部へ転出。津城警視正と同じ特別監察官に任命される。大杉は、警部補のまま本庁を出され、新宿大久保署に転出し、防犯課保安一係長となる。美希は公安部外事部に配置換えになる。倉木は栄転で大杉は左遷。美希は配置換えと稜徳会事件から立場が変わっている今回ですが、倉木と [続きを読む]
  • 九人と死で十人だ
  • 拝啓「九人と死で十人だ」ヘンリ・メリヴェール卿シリーズ初文庫化。第二次大戦初期、エドワーディック号は英国の某港へ軍需品を輸送すべくニューヨークの埠頭に碇泊していた。危険きわまりないこの船に、乗客が九人。航海二日目の晩、妖艶な美女が船室で喉を掻き切られた。右肩に血染めの指紋、現場は海の上で容疑者は限られる。全員の指紋を採って調べたところが、なんと該当者なし。信じがたい展開に頭を抱えた船長は、乗り合わ [続きを読む]
  • 吾輩は童貞(まだ)である- 童貞について作家の語ること
  • 拝啓「吾輩は童貞(まだ)である- 童貞について作家の語ること」赤裸々すぎないか?傷つきやすい自尊心とたくましい妄想力が炸裂する22篇というキャッチコピーはぴったり。思春期の男子が抱える童貞問題を作家の視点で照らし出す意欲作(と勝手に思った)。 童貞とは非常にセンシティブなことである。遅かれ早かれぶち当たるこの問題に対して、本来であれば解くスピードは重要視されることではない。言ってしまえば、最後まで解かな [続きを読む]
  • 百舌の叫ぶ夜
  • 拝啓「百舌の叫ぶ夜」MOZUの原作。TBSとWOWOWの共同制作で放送されたドラマ「MOZU」(2014年)の「Season1〜百舌の叫ぶ夜〜」の原作です(続編「幻の翼」は、Season1終了後にWOWOWで放送された「Season2〜幻の翼〜」の原作です)。但し、ドラマと原作は結構違う所がある模様。解説の船戸与一は「逢坂剛はスペインものを書くときは速球を当時、日本国内に舞台を設定するときは変化球を投げる。本書はその変化球の最高の切れを示した [続きを読む]
  • 超・殺人事件−推理作家の苦悩
  • 拝啓「超・殺人事件−推理作家の苦悩」推理小説誕生の舞台裏をブラックに描いた危ない小説8連発。東野圭吾の初期作品。意表を突くトリック、冴えるギャグ、ニヒルな展開、怖すぎる結末。加賀恭一郎シリーズやガリレオシリーズといった代表作では垣間見えないもう1つの東野圭吾ワールドがここにある。「小説書くのにお金を使い過ぎてしまった!どうしよう!」「書いていた小説の犯人が分からなくなった!ヤバい!」「連載小説がいつ [続きを読む]
  • ボトルネック
  • 拝啓「ボトルネック」落ちた・・・と思ったら。亡くなった恋人を追悼するために東尋坊を訪れていた僕は、何かに誘われるように崖から墜落したはずだった。ところが気がつくと見慣れた金沢の街にいる。不可解な思いを抱えたまま自宅に戻った僕は、見知らぬ姉と出くわす。確かに僕には、姉がいるはずだった。名前はツユ。しかし、目の前にいる不明な姉はサキと言うらしい。不明な世界に巻き込まれた僕の行く先は。本書は、パラレルワ [続きを読む]
  • 時限病棟
  • 拝啓「時限病棟」医療ミステリー?目覚めると、彼女は病院のベッドで点滴を受けていた。なぜこんな場所にいるのか? 監禁された男女5人が、拉致された理由を探る。ピエロからのミッション、手術室の男、ふたつの死の謎、事件に迫る刑事。タイムリミットは6時間。謎の死の真相を掴み、廃病院から脱出できるのか!?本書は「仮面病棟」に続く病棟シリーズもの。「仮面病棟」を凌ぐ面白さということですが、「仮面病棟」の方が面白いと [続きを読む]