kansas さん プロフィール

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kansasさん: 本記
ハンドル名kansas さん
ブログタイトル本記
ブログURLhttp://fanblogs.jp/soccerbook/
サイト紹介文読んだ本を紹介しています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供175回 / 365日(平均3.4回/週) - 参加 2011/12/17 01:31

kansas さんのブログ記事

  • フーガはユーガ/伊坂幸太郎
  • 拝啓「フーガはユーガ」1年ぶりの新作。伊坂幸太郎の作品であれば500ぺージ超の上下巻でも直ぐに読み終える自信がある!何ならば1000ページくらいでも良いくらいだ。巧みなストーリー構成と伏線回収、印象的なキャラクター、くぅぅと唸りたくなるツボをつくセリフやシーン、多彩な世界観。一度読むと小説家が創造出来る世界の幅の広さや奥深さ、可能性を見せつけられる。 「フーガはユーガ」は、上記のストロングポイントを押さえ [続きを読む]
  • 殺人症候群/貫井徳郎
  • 拝啓「殺人症候群」症候群シリーズ第三弾。 症候群シリーズとは、岡嶋二人の捜査0課シリーズの中断を惜しんだ貫井が「設定をそのまま借りてオリジナルのストーリーを書いた」小説である。警視庁警務部人事二課に所属する環敬吾がリーダーを務める特殊工作チームのリーダーの活躍を描くシリーズものだ。殺人症候群は、失踪症候群、誘拐症候群に続く第三弾で、失踪、誘拐共に未読でありながらも、殺人症候群が一番面白いとのことで先 [続きを読む]
  • リスクゼロで小さく起業 会社を辞めずに「あと5万円!」稼ぐ/新井一
  • 拝啓「リスクゼロで小さく起業 会社を辞めずに「あと5万円!」稼ぐ」読んで、驚いた。こうも自由な時間は少ないのかと。 私たちの人生のうち、本当に自分の意思で自由にできる時間はいったいどれだけあるのだろうか。本書を読んで思ったより少ないことに驚いたのだ。Facebookならば「いいね!」を押していた(文字通りのいいね!の意味ではないが笑)。仮に85歳まで生きる場合、3万1025日(うるう年を入れてもプラス20日)。うち、20歳 [続きを読む]
  • 冒険起業家 ゾウのウンチが世界を変える。/植田紘栄志
  • 拝啓「冒険起業家 ゾウのウンチが世界を変える。」世間知らず力で偶然の幸運を摑み取れ!激レアさんに出演した植田紘栄志さんの自伝。激レアさんを見た人からすれば既知であるが、エロビデオを視聴し過ぎて代金が支払えなくなって困っていたスリランカ人・ティトに1万円を貸してあげた親切な人。この何気ない親切な出来事が、後のうんちを巡る波乱万丈な人生に大きな影響を与えるのである。 当然、番組よりも詳細なことが記載され [続きを読む]
  • 地球星人/村田沙耶香
  • 拝啓「地球星人」舞台は長野の秋級。“芥川賞受賞作「コンビニ人間」をはるかに超える衝撃の受賞後長編第一作”と銘打たれた評を見て、面白くテーマも切り口も興味深かったあのコンビニ人間を超える衝撃、それも遥かにって本当だろうか。と期待と疑惑を抱きながら手に取った。 結果、銘打たれた評は強ち間違いでは無いと感じた。主人公の考えに共感し、物語の起承転結さの面白さではコンビニ人間の方が好み。しかし、衝撃度ならば [続きを読む]
  • 仮面山荘殺人事件/東野圭吾
  • 拝啓「仮面山荘殺人事件」花嫁になるはずだった彼女の死の真相とは。 男女八人が集まる山荘に逃亡中の銀行強盗タグとジンが侵入した。外部との連絡、脱出手段を断たれた八人。監視され、緊迫した状況が続く中、八人の内、一人が殺される。犯人はタグとジンでは無いことが明らか。更なる緊張感が漂い、残った七人は疑心暗鬼に陥る。ノベルズでは、90年トクマノベルズから刊行。本書の文庫版は95年刊行の作品である。ノベルズは年末 [続きを読む]
  • スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼/志駕晃
  • 拝啓「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」シリーズ第2弾。スマホ落としたシリーズ第1弾の「スマホを落としただけなのに」は、スマホ落とした以前にセキュリティ含めて甘々な彼氏が出て来た。でも、今回はそんなことは無い。主役は凄腕の元エンジニアであり、現在はFBIも一目置くサイバー捜査官・桐野良一である。 話の軸となるイベントは2つ。一つは、桐野vs浦井光治の攻防と取引。浦井とは、第1弾で彼氏のスマホを乗っ [続きを読む]
  • ハッピー・リタイアメント/浅田次郎
  • 拝啓「ハッピー・リタイアメント」ハッピーなリタイアメントしたくありませんか?しがない財務官僚・樋口と愚直だけが取り柄の自衛官・大友が突如転属を命じられた全国中小企業振興会、通称JAMSは、天下り組織だった。豪華な部屋(誰もこないから昼寝と読書に使い放題)を与えられ、特にするべき仕事をしなくてもお金を貰える天国の様な組織(ただし、マッカーサから寵愛を受けたお局がいる)に転属させられたことに戸惑う二人。「ここ [続きを読む]
  • 1日ひとつだけ、強くなる。/梅原大吾
  • 拝啓「1日ひとつだけ、強くなる。」世界一プロゲーマーの勝ち続ける64の流儀。14歳で日本一になったプロゲーマー梅原大吾による3冊目の本。この試合がなかったら今の自分はないと感じる大会においての梅原大吾の取り組み方や感じ方を中心に書かれている。その為、ゲームに興味が無いと読み続けるのに苦労するかもしれない。プロゲーマーは一般的な仕事とは異なる部類に入る職だ。だから彼が感じることや作り上げた取り組み方は、一 [続きを読む]
  • 新世界より(上)/貴志祐介
  • 拝啓「新世界より(上)」箱庭の平和な世界の秘密。分厚い量を見て億劫になり、なかなか手が出せずにいた「新世界より」を図書館から遂に借りて読了。いやぁ、長い、長いぜよ。捲る手が疲れ、紙の古臭い匂いに疲れた。ざっくり言うと、人々が念動力を手にした1000年後の世界を舞台にしたサイエンスファンタジー作品である。注連縄に囲まれた自然豊かな集落「神栖66町」は、子供達は念動力を学びながら暮らし、大人達はバケネズミと呼 [続きを読む]
  • 春を嫌いになった理由/誉田哲也
  • 拝啓「春を嫌いになった理由」誉田哲也初期作品。今やジウシリーズ、姫川玲子シリーズ、武士道シリーズといった警察小説や青春小説のイメージが強い作者だが、初期は伝奇、ホラー作品も執筆していた。2002年には「ダークサイド・エンジェル紅鈴 妖の華」で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞を、2003年には「アクセス」で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞している。「春を嫌いになった理由」もホラー路線の一冊である(かなり、オ [続きを読む]
  • ペテロの葬列(下)/宮部みゆき
  • 拝啓「ペテロの葬列(下)」かくも人間はここまで不可思議なものなのか。グループ広報室の朝会議から始まる下巻は、確かに良い感じで始まった。園田編集長も元気になり、間野さんが悩んでいたセクハラ問題も解決し、野本君は特に無いが良いキャラを発揮していた。しかし、終わってみればどうだろうか。個人的にはこの幕引きは無いだろう。私の幸せに押し込んでいたから解放してあげたいとか1ミリずつでも変わりたいとかそんな考えが [続きを読む]
  • ペテロの葬列(上)/宮部みゆき
  • 拝啓「ペテロの葬列(上)」「誰か」「名もなき毒」に続く杉村シリーズ第3弾。名もなき毒は随分前に読了であり、杉村三郎ってどんな人だっけ?状態だった為、過去書評を振り返り、そうそう、何故か色々な不運に巻き込まれる不運ないい人それが杉村さん。義父が今多コンツェルンの会長で、色々大変ないい人、それが杉村さんだったと思い出し、いざ読み出した。杉村シリーズ第3弾の今回は、杉村とグループ広報室の編集長園田瑛子が、バ [続きを読む]
  • Your Song/Mr.Children
  • 拝啓「Your Song」デビューアルバムから最新アルバムまで。デビューアルバム「EVERYTHING」から最新アルバム「重力と呼吸」までMr.Childrenの26年の軌跡を収録した全曲詩集。ずっと聞いてきた私としては、読み終えてからこう思う。次こそコンサートに参戦するぞ!!!オ〜!!と。果たしていつ参戦出来るかは全く不明だが、その気持ちだけは高まる詩集である。よく聞いてきたとしても、歌詞だけをじっくり読むことなどとうの昔にし [続きを読む]
  • 血の雫/相場英雄
  • 拝啓「血の雫」現代社会に蔓延る危険性に目を向けた殺人事件が発生する。警視庁捜査一課継続捜査班・田川信一シリーズ:震える羊、ガラパゴス(上)・ガラパゴス(下)に続く読了。今回は田川シリーズでは無いものの、魅力的な登場人物、題材、ストーリー展開と面白く興味深いものだった。まず登場人物であるが、主人公の田伏恵介と長峰勝利が良い。田伏はある事件で心を傷めた強行犯捜査のベテラン。長峰は元ITエンジニアからサイバー [続きを読む]
  • 新装版 頼子のために/法月綸太郎
  • 拝啓「新装版 頼子のために」果たして手記は正しいか。 到叙とは、ミステリで最初に犯人が明かされ、主に犯人の視点で物語が展開されていくタイプのもの。通常の到叙では、最初に犯人や犯行が明かされながら、もう一方の視点(探偵や警察)も描かれ、ミステリか深掘りされていく。古畑任三郎の様に犯人を徐々に追い詰めて行ったり、対峙する程に緊張感が増していくと思う。だが、本書はちょっと違っている。愛する娘である頼子を失っ [続きを読む]
  • 君たちに明日はない/垣根涼介
  • 拝啓「君たちに明日はない」山田周五郎賞受賞作。ハードボイルドな男たちが活躍する小説で定評があるという垣根涼介評や代表作「午前三時のルースター」「ワイルド・ソウル」の作風からするとサラリーマン小説はとても意外。図書館でもチラ見が数十回続いてしまったくらい意外だった。面白い小説には、魅力的なキャラが登場している可能性が高いと個人的に考えている。極端なことを言ってしまえば、最高に愛すべきキャラがいれば、 [続きを読む]
  • 風が強く吹いている/三浦しをん
  • 拝啓「風が強く吹いている」そう、夢物語だ。今年も箱根駅伝の予選会が開催された。そこでの戦いは大変厳しい。走が言うように、箱根駅伝に出場する選手は陸上エリートと呼ばれる強者ばかりだが、そもそも予選会で走る選手も陸上エリートと呼ばれるべき強者ばかりだ。つまり言いたいのは、箱根駅伝も予選会も陸上をやっているものからしたら夢の様な舞台である。とにかくめちゃ速い。生半可なトレーニングではダメで、走ることにど [続きを読む]
  • 沈黙のパレード/東野圭吾
  • 拝啓「沈黙のパレード」シリーズとしては6年ぶりの単行本。長篇書下ろし。第1作「探偵ガリレオ」の刊行から20年。第9作に当たる今回、容疑者は町の人気娘・並木沙織を愛した普通の人々。並木沙織は、天性の歌声を持ち、歌手になることを目指していたが、突如町から失踪していた。殺されたのは、草薙の因縁の相手であり、過去に黙秘を続け、証拠不十分で釈放された蓮沼という男。哀しき復讐者達の渾身のトリックが、湯川、草薙、内 [続きを読む]
  • 透明な迷宮/平野啓一郎
  • 拝啓「透明な迷宮」孤独と愛。ムンクの「接吻」を基にデザインされた絵(作:菊地信義)が表紙を飾る一冊。表題作「透明な迷宮」はこの絵に強くインスパイアされて書かれたものらしい。全体的なテーマは孤独と愛であり、収録されている短編・中編はどれも不思議な世界観がある。「消えた蜜蜂」は、他人の筆跡を完璧にコピー出来る男の話。その男Kが起こす事件は全く理解出来なく、一種の変態性の様な特異性を感じさせるが、蜜蜂が [続きを読む]
  • シューメーカーの足音/本城雅人
  • 拝啓「シューメーカーの足音」天才vs復讐者。快適と痛みは紙一重。この2つは対極にあると思われがちだが、実は横並びで共存している。痛みから逃れると快適さからも遠ざかる。本物のシューメーカーはリスクを恐れることなく究極の履き心地を目指して一足の靴を作る。痛みのボーダーラインを跨ぐことなく最高の心地良さを実現するのが、S&Cグッドマンの斎藤良一である。斎藤は、日本の有名セレクトショップ「バークレーズ」の二津木 [続きを読む]
  • 正しいストーカー殺人 警部補 姫川玲子/誉田哲也
  • 拝啓「正しいストーカー殺人 警部補 姫川玲子」Kindle。Kindle配信の短編集。シリーズものと比べるとかなり緩い作りになっている。その分、姫川を始めるキャラもかなり薄く、ストーリーもかなりあっさり。とにかくさくっと読めることを意識して書かれたと推察する。悲劇がある訳でもなく、大どんでん返しも無く、ムカつくキャラが登場する訳でもない。姫川もそんなに活躍はしないし、日下とぶつかる訳でもない。菊田もゴリラ感を [続きを読む]
  • バベル九朔/万城目学
  • 拝啓「バベル九朔」万城目学の作家人生10周年記念長編。作家志望の「夢」を抱き、 雑居ビル「バベル九朔」の管理人を務めている九朔の前に、ある日、全身黒ずくめの「カラス女」が現われ、問うてきた。「扉はどこ? バベルは壊れかけている」。巨大ネズミの徘徊、空き巣事件発生、店子の家賃滞納、小説新人賞への挑戦。心が安まる暇もない九朔がうっかり触れた一枚の絵。その瞬間、なぜか湖で溺れていた。そこで出会った見知らぬ少 [続きを読む]
  • 星が吸う水/村田沙耶香
  • 拝啓「星が吸う水」SEXと性の観念を揺さぶる。人にはSEXや性に対して固定観念がある。男と女でも違う固定観念を持ち、男の中でも、女の中でも、きっと違うものを持つ。例えば、遊んでなんぼの男と女の観念って、そうじゃない側とは全く別物である。 本書にはSEXや性の固定観念を揺さ振る二編が収められている。「それがSEXであり、性とはそういうもの」と言う普通さとは真逆にいる女性は、こちら側の世界に「私が思うSEXってこう [続きを読む]
  • 五時過ぎランチ/羽田圭介
  • 拝啓「五時過ぎランチ」熱量大な作品らしい。 路線バス番組で生ビールを一気飲みするのが板についてきた羽田圭介。しかし、その様を弄られることも無い。何故、弄って上げないのだろうか?要次さんと噛み合ってない?とついつい思ってしまう。見ていて少し哀しくなる。そんなタレント活動も精力的な羽田圭介が本職として書き上げた作品が「五時過ぎランチ」である。生ビールを一気飲みする時のあの鬼気迫る表情を上回る顔つきでこ [続きを読む]