futaro さん プロフィール

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futaroさん: 風太郎のPな日々
ハンドル名futaro さん
ブログタイトル風太郎のPな日々
ブログURLhttp://futaro1980.blog.fc2.com/
サイト紹介文昔の国鉄ローカル線、地方私鉄や最近のローカル線など、旅の写真と思い出で綴るブログです。
自由文1980年代、「鉄道のある風景」を求めて全国を旅した風太郎が写真と文章で綴る、ローカル線紀行。バリ鉄ではありませんが、自然溢れる沿線や、出会った人々など、しばし「鉄路の叙情」を感じて頂ければ、と思っています。しばらく「鉄」から遠ざかっていましたが、最近復活、ローカル線の「今」も綴っています。その他自然風景、日々雑感諸々まで。なるべく頻繁に更新したいと思っています。よろしくお願いいたします。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供172回 / 365日(平均3.3回/週) - 参加 2011/12/18 14:44

futaro さんのブログ記事

  • ミンガラーバ!  その36   ラストショット①
  •    ミャンマー国鉄 マダヤ線   2018年7月これがアジアの混沌だ。一週間に渡ったミャンマー紀行もいよいよ最終日、今夜の飛行機でいよいよ帰国の途に着く。これまでの強行軍を癒す休養日だったはずが、頼み込んで再びマダヤ線へ。最後の最後までしがみつくのが風太郎のしつこい所だ。ラストショットはもう一度この混沌にどっぷり浸かってみたく。ここまで派手な店開きではどかすのも大変だろうと思うのだが、忙しなく手 [続きを読む]
  • ミンガラーバ!  その35   パコック線⑥
  •    ミャンマー国鉄 パコック線   2018年7月早起きがたたってしばしまどろみ、また目覚めるも、車窓は大して変わらない。 モンユワまで5時間近い旅。日本では我慢ならないはずの冗長な時間も何となく気にならなくなるのは、旅も一週間目、この国のリズムが体に染み込んだか。お金は無くとも時間だけは有り余っていた、遠い昔の旅の日々に似て。これはトイレの入り口である。どんなに客車が粗末でもトイレは必需品なの [続きを読む]
  • ミンガラーバ!  その34   パコック線⑤
  •   ミャンマー国鉄 パコック  2018年7月パコックは夜は真っ暗の田舎町なのだが、鉄道運行上は要衝らしく結構立派な駅では各地に向けて列車が準備している。 まだ明けやらぬ空の下、動き出した駅の1日。本当は此処からマンダレイにショートカットする路線があるのだが、長らく不通との事。では昨日来た道を逆戻り、モンユワ経由で戻ろうと思えば、今度はモンユワ〜マンダレイ間の列車がエンジントラブルで走らないと。あ [続きを読む]
  • ミンガラーバ!  その33   パコック線④
  •    ミャンマー国鉄 パコック線   2018年7月自転車並みの速度で走る列車。 いつもの道、いつもの風景に何を想う。どんな場所でも寝られるのはミャンマー人の特技でもあるが。町へ買い出しの大荷物に旦那も担ぎ出されたか。地味が肥え 「ものなり」 がいいのはこの国の大地の恵みだろう。もともと極めて風通しの良い駅舎なのだろうけれど、倒壊寸前のような気もする。都市部から離れるにつれローカル線が忘れ去られるの [続きを読む]
  • ミンガラーバ!  その32   パコック線③
  •    ミャンマー国鉄 モンユワ  2018年7月「 ? 三畳一間の小さな下宿 」 では無い。 駅に停車中の 「ワフ」 の車掌室。「寝床」 と 「仏様」 は此処でもお約束のようだ。パコック行き列車は17m客車+貨車改造客車+マニ? のデコボコ編成。ヨンマルには悪いがミャンマー鉄道はやはりこう来なくっちゃ。気温は35℃は越えているだろう。 ここまであまり暑い思いはしなかったので堪える。賢人はこういう所に [続きを読む]
  • ミンガラーバ!  その31   パコック線②
  •    ミャンマー国鉄 モンユワ  2018年7月パコック行きの機関車は900PS級だからDD16クラスか。 こうしてまともに鉄道にカメラを向けられるのも民主化されたここ数年のこと、それまでの軍事政権下では撮影御法度、その当時乗り込んだフロンティアが実際拘束される事もあったと聞く。一人一人は信心深くて優しいミャンマー人が、一度別の衣を纏うと冷徹な抑圧者に豹変するという事実に、組織というものに棲む魔物を [続きを読む]
  • ミンガラーバ!  その30   パコック線①
  •    ミャンマー国鉄 モンユワ  2018年7月炎暑のモンユワに着く。 此処で小休止の後、パコックという田舎町に向かう。下の写真は駅員の事務机。パコックまでの切符を求めたらパスポート拝見、そのナンバーや名前まで書き込んだ特別仕立ての切符を作り始めた。怪しいもんじゃないんだから面倒な事するなって。 いや充分怪しかったか。平和そのものに見えるミャンマーもパコックから更に西へ進むとラカイン州、少数民族のロ [続きを読む]
  • 静夜
  •    蒲原鉄道 大蒲原   1983年夜が来た。乗り降りも絶えた駅に静謐な時間だけが刻まれてゆく。( 写真展漫遊録 )新宿のリコーギャラリーに楽しみにしていた風間さんの写真展を見に行く。風太郎の趣味嗜好からして涙無しには見られぬというのも当然なのだが、あー、あと20年早く生まれてりゃなー、チキショーと悔しいのはひとしおである。 まあそれはどの世代にも言える事だけれど。昭和40年前後の地方私鉄、それを乗 [続きを読む]
  • まどいせん
  •   只見線 会津中川   2018年4月交響曲 「新世界より」 の一節に歌詞を付けた 「遠き山に日は落ちて」 は、曲の雰囲気と田園風景の黄昏を歌う詞の内容のマッチングという点で秀逸なもののひとつであろう。もともとドヴォルザークが故郷ボヘミアへの郷愁をメロディーに託したとの事だが、文語調の古めかしい言い回しから純和風に聞える詞との間で違和感が無いのは、そういう心情は洋の東西を問わぬという事だろうか。しか [続きを読む]
  • 凍える行路
  •   津軽鉄道 芦野公園   1983年ミャンマー編もそろそろ終盤ですが、もろもろ閉塞状態なのでまた暫く小休止。線路際の四季は、やはり日本の鉄道に奥深さを加えるものだろう。厳しい冬をやり過ごし、再び巡り来るたおやかな春を迎える。その繰り返しが芳醇なふるさとの物語を紡ぐ。HPはこちら  「風太郎の1980年田舎列車の旅」Copyright © 2014 風太郎のPな日々 All rights reserved「ブログ村」に参加しまし [続きを読む]
  • ミンガラーバ!  その29   もうひとつのヨンマル④
  • チャン・ウーという牧歌的なジャンクションに到着。此処でパコックという町から来る線路と合流する。時刻表によればこの駅の到着時間は10時18分なのだが、何と9時過ぎには到着。途中駅をとんでもない早発を繰り返して通過してきたという事だ。 一日一往復なのにである。まあ途中から乗る人はあまりいなかったような気もするが、なるべく早く着いた方が皆幸せだろ? という暗黙の了解があるとしか思えない。時刻表より一時間以 [続きを読む]
  • ミンガラーバ!  その28   もうひとつのヨンマル③
  • 外はいい天気で気温も上昇しているようだが、何もかも開けっ放しで風通しがいいから快適な車内である。白シャツのおっちゃんは車掌で、そこそこ英語が出来るらしく 「日本人か?」 と声を掛けて来る。「この車両は日本から来たんだ。」 「そうだね、名古屋ってとこで走ってたんだぜ。」 「My favorite trainよ。」と答えると、うんうんと頷いてニヤニヤしていたが。緑色の頑丈そうな鉄箱は駅の売上金回収箱らしい。 [続きを読む]
  • ミンガラーバ!  その27   もうひとつのヨンマル②
  • 故郷に似ているようでちょっと違う景色の中を淡々と。大家族というより、何かの大宴会でもあるのだろうか、巨大過ぎる鍋を買ってきたおばちゃん。このヘロヘロレールを見ればいかに優秀なニッポン車両といえど、凄まじいローリング・ピッチングの旅は想像出来よう。また線路際の木々を車両限界一杯にしか剪定しないというより、走る車両を剪定バサミ代わりにしているのは明白である。不用意に顔を出そうものならバシッと葉っぱの直 [続きを読む]
  • ミンガラーバ!  その26   もうひとつのヨンマル①
  •   伸びる線路の向こうはトワイライトゾーンなのか。あなたの知らない、もうひとつの「ヨンマル」の物語。マンダレイからチンドウィン川のほとりにあるモンユワへ向かう。早朝のマンダレイ駅の外れ、ひっそりとした一角に日本から来たキハ40が単行で佇んでいる。先頭の方向幕は「快速多治見行」、優秀な日本製品は一目置かれているため漢字はある種のステータスらしい。ただ日本と大分様子が違うのは、乗客はもとより次々と小荷 [続きを読む]
  • ミンガラーバ!  その25   高原列車はゆく⑥
  • ゴッティから小一時間行ったところにある、「ナウンピン」は交換駅。 上り列車に乗り換えて折り返す。此処にも立派なスポートが。何やらちょっと小洒落たリゾート風になってきたな。駅には古びたはかりがひっそり置かれていた。上り列車がやって来た。タブレット交換と思いきや、渡したカゴは何だろう。 お昼時だし昼メシか?再びゴッティ鉄橋を渡る。光線が変わってスポットライトみたいに陽が当たり、いい感じだ。ビルマ平原を [続きを読む]
  • ミンガラーバ!  その24   高原列車はゆく⑤
  • 彼方に「ゴッティ鉄橋」が見えて来た。遠目ながらこの姿を見て「餘部」を連想する諸兄は多かろう。 1912年架橋の餘部に対しゴッティは1903年架橋、9年先輩ながらアメリカナイズされた設計と同国直輸入の鋼材部品という点で両者は共通しており「兄弟橋」と言えない事もない。しかしあれだけ巨大な餘部も全長310m 全高41mで、対するゴッティは全長689m 全高102m、それぞれ2倍以上と桁違いのスケールであり [続きを読む]
  • ミンガラーバ!  その23   高原列車はゆく④
  • さあ発車。 朝靄に重いエンジン音が響く。高原の花売り娘。ピン・ウー・ルウィンはビルマの暑さに音を上げたイギリス人が拓いた、植民地時代の避暑リゾート。標高1070m、野辺山よりちょっと低い位か。服装も少し違うね。観光的な拠点にもなっているのか、此処で客車2両増結。空もすっかり晴れ上がった。 爽やかな光と風。HPはこちら  「風太郎の1980年田舎列車の旅」Copyright © 2014 風太郎のPな日々 All righ [続きを読む]
  • ミンガラーバ!  その22   高原列車はゆく③
  • 山の上の人里までオメガループが連続する山中をゆく。小学生の列車通学は珍しい。というより通学列車というものを見かけないのは、高校生くらいになると寄宿舎にでも入るのだろうか。この子たちも先程の信号場からの乗客だから、やはり鉄道員の家族なのだろう。しかし朝の列車で学校に行くは良いが、帰りの一本が信号場まで帰り着くのは夜8時過ぎになってしまう。それまで待つのか、それとも職員用の裏列車でもあるのか。昔の国鉄 [続きを読む]
  • ミンガラーバ!  その21   高原列車はゆく②
  • スイッチバックの往復が始まる。 しかし・・・。悲しい事に線路際の灌木が深く、段々の線路が見えるのは一瞬のみ、この雄大な全貌は見渡せない。これを捉えるにはドローンでも飛ばすか、それとも日本鉄道写真界が誇る俯瞰のエキスパートに登攀してもらうか・・・。しかしミャンマーの山中は巨大なニシキヘビ位ならまだいい方で、トラやゾウが出るらしいから腹の座った人にやってもらいたいもの。GPSのデータによれば麓から既に [続きを読む]
  • ミンガラーバ!  その20   高原列車はゆく①
  • 青い空と白い雲、滴る緑。 ミャンマーにも爽やかな高原鉄道がある。インド・パングラディシュ・中国・タイ・ラオスなど様々な国と国境を接しているのだが、その国境線はほとんどが険しい山中にあり、それが天然の要害となって国を守ってきたことも想像に難くない。中国国境にほど近い町「ラーショー」へと延びる鉄路は、今から百年以上前の植民地時代にイギリスによって拓かれたもの。ビルマ平原から一気に立ち上がる山岳地帯は標 [続きを読む]
  • ミンガラーバ!  その19   マダヤ線⑥
  • 傾いた陽が、貨車改造客車の薄暗い車内を照らす。右側のおばさんが突然拝み始めるのは、ご本尊のお寺の脇を通るかららしい。今日も佳き日になったろうか。市場は朝のみだろうという先入観があったのだが、途中から次々乗ってくる人がいるのは、どうやら夕餉に向けた市も立っているらしい。再びタイヤーゼに戻って来る。 線路市場はまだまだ宴もたけなわのようだが、早朝からフル稼働、ジャンピングトレインの揺れがいまだに残るよ [続きを読む]
  • ミンガラーバ!  その18   マダヤ線⑤
  • 行き止まりの終着駅、マダヤに着く。 眠ったような田舎町である。このミャンマー紀行、乗ってばかりで「外」からなかなか撮れないのが忸怩たるところだが、終着駅ならそういう余裕もある。これが我が列車、手前から17m級客車、無蓋貨車改造、有蓋貨車改造、有蓋貨車改造、無蓋車、17m級客車の並びだ。いかがわしい客車が大手を振ってぞろぞろは、戦後の混乱期にある北海道の炭鉱鉄道を思わせる。引上線を使った機関車の付け [続きを読む]
  • ミンガラーバ!  その17   マダヤ線④
  • 激しい振動も次第に慣れれば、ついまどろみそうな午後だ。すっかり晴れ上がった天気に気温も上がっているようだが、ほとんどオープンエアの車両に風が心地良い。線路際の草いきれと鉄と錆の、あの懐かしい匂い。庭先を、はい御免なすってと。この少年達、実はサトウキビ用無蓋車に乗っている。よっしゃあ、オジサンもそっちに乗るぜえとその気になったのだが、相手は貨車だけに、短い停車時間によじ登るのは彼らの身軽さあっての事 [続きを読む]
  • ミンガラーバ!  その16   マダヤ線③
  • 14時30分発の列車でマダヤまで20kmの小さな旅。所要は1時間半だから自転車並みの速度という事が分かる。しかしのんびりゆったりの旅などとナメたらいけない。凄まじい振動と騒音なのだ。路盤の悪さに加え貨車そのものの乗り心地もあって、「ジャンピングトレイン」と称されるのも成程である。脱線しないのはこの低速度故でもあろう。以前は1日3往復あったらしいが最近2往復に減ったらしく。お客は大勢いるのにね。モー [続きを読む]
  • ミンガラーバ!  その15   マダヤ線②
  • 警笛は「笛」ではなく、電子タイフォンなのだが、彼方から響いてくるのも毎朝の音風景。此処に走っている車両は凄い。1980年代位に粗製乱造されたという貨車改造客車が主力である。一応ボギー車なのだが、上の写真はなんとサトウキビ運搬用の無蓋車をベースに、壁と屋根を追加してでっち上げたという怪しいもの。下の写真がそのタネ車で下半分のリブにその名残りがある。 まあ窓を作っただけ上出来で、有蓋車改造の奴はもうベ [続きを読む]