大野眞嗣  さん プロフィール

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大野眞嗣 さん: 大野眞嗣 ロシアピアニズムをつぶやく
ハンドル名大野眞嗣  さん
ブログタイトル大野眞嗣 ロシアピアニズムをつぶやく
ブログURLhttps://ameblo.jp/chipmop1021/
サイト紹介文ロシアピアニズムのピアノ教師が、この20年間の経験から思うことをつぶやきます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供401回 / 365日(平均7.7回/週) - 参加 2012/01/15 13:07

大野眞嗣  さんのブログ記事

  • 1153.束縛
  • 残念ながら恋愛の話ではない。何にしても束縛は良くないのかもしれない。わたしは思う。ただ中には束縛されることに喜びを感じる人もいるらしいが、わたしは理解できない。ここからピアノの話。主にレガートをしようと思う時に感じることが多いのだが、弾いている指に力が入ったままだったり、いつまでも弾いていると次に弾く指を束縛することになりかねない。スムーズに次の音を弾こうと思ったら、可能な限り早く、今弾いている指 [続きを読む]
  • 1152.うまく持っていく
  • 演奏を聴いていて、ふと思ったのだが、いい演奏の特徴として、音楽を、フレーズをうまく持っていくということが重要だ。ただきちんと弾くだけでは、正直物足りない何か魅力的な音楽の運び、すなわちうまく持っていくと、その魅力は倍増する。 [続きを読む]
  • 1151.ポリフォニー
  • シューマンの「子供の情景」を持ってきた生徒。音も綺麗だし歌心ある一見いい演奏。しかし教養が無いと思った。なぜならポリフォニーとして捉えていないから。ちなみに平均律を何曲弾いたのか訊いたら、5.6曲と返ってきた。ふーっ。20代にもなって、なんとお粗末な。聞くところによるとコンクールばかり受けてきたらしい。コンクールにもよるが、弊害の結果だと思った。とにかくポリフォニーをたくさん弾かなくてはいけないと思う [続きを読む]
  • 1150.古典を勉強する
  • モーツァルトとベートーヴェンは特に特に重要な作曲家。プロになるには絶対に修めなくてはならない作曲家。むしろロマン派以降の作品の方がやさしいのかもしれない。しかし、そのロマン派を弾くのだって、古典をきちんと修めた人とそうでない人では違って来ると思う。 [続きを読む]
  • 1149.歌い上げること
  • 歌い上げる感覚というものがある。そこには、ちょっとだけエネルギーが必要だと思う。不思議なことだが、音に響きが出てくると勝手に音自身が歌うようになる。何もしなくても歌うのだ。そこには、歌い上げるという意思は必要なくなる。その方が自然な歌の流れができるのだ。このことは特に古典派や古典的な感覚で弾くべき作品において必要なことだと思う。 [続きを読む]
  • 1148.お知らせ
  • このブログを長い間ご愛読いただきありがとうございます。わたしはロシアピアニズムについてここで語ってきました。お知らせします。近い将来、わたしのブログを基にしたわたしの著作が出版されることとなっております。ロシアに留学したことのないわたしであり、ロシア人から手取り足取り教わっていないわたしの、いわばオリジナルのメソッドと言っても過言ではありません。人は言うかもしれません。「本場ロシアに留学したことも [続きを読む]
  • 1147.懐かしい味
  • 先日、レトルトのカレーを友人からいただいた。久しぶりにレトルトカレーを食べた。なんだか懐かしいような気分になった。 そう、私にとってのカレーライス。昔ながらの黄色い甘いカレーライス。いかにも小麦粉みたいで玉ねぎがしっかり入っていて福神漬けが最初からご飯の端のほうに添えてある。この黄色いルーと赤い福神漬けが絶妙な組み合わせである。ついでにスプーンは紙で包んであったりお冷のグラスに入っていたり。大衆食 [続きを読む]
  • 1146.昨今の生徒たちに思う
  • 昔、私はパリに留学したいと思ってフランス語を勉強していた。なぜならばフランスパンやクロワッサンが無性に好きだったから?(ちなみにフランスパンは新宿小田急のトロワグロか帝国ホテルのガルガンチュア!クロワッサンはダロワイヨ!でもセブンイレブンのもなかなか旨い!)カフェ好きだったから?なんて考えもなくはなかったが、真面目な話、芸術的な雰囲気にあこがれを持っていたこと、そしてワルシャワのショパンコンクール [続きを読む]
  • 1145.弾けちゃう
  • いわゆる、弾けちゃう人。ショパンの3度のエチュードも何の苦労もなく弾けちゃう人。ある意味ではうらやましいし、それも1つの才能。音大生にはごろごろいると思う。 わたしの生徒にも少なからずいる。がしかし、私の生徒の大半は、弾けちゃおうが、そこまで弾けなくても、大きな夢を持っていると思う。 ただ弾けちゃうことのもっと向こうにある夢に向かって。 [続きを読む]
  • 1144.ONとOFF
  • 本当に美しい音を耳にしたときは、無条件に心奪われる。そんな心境にならない程度の美しい音は、その辺にいくらでも転がっていると思う。本当に美しい音を出すための基本のひとつ。指先に豆電球が付いているとイメージし、その豆電球が一瞬だけ灯るのが理想。つまり打鍵の基本は指に一瞬だけ1ボルトの電流が流れる。ONとOFF。基本はOFFの状態。弾く時だけ一瞬ON。 [続きを読む]
  • 1143.響きのために
  • ダンパーペダルの話だが、基本的には踏む方がいいと思う。なぜなら、響きを豊かにするために。一般的には音を伸ばすために踏むというイメージが強い人が多いと思うが、わたしは違う。響きを生み出し、色彩を出すために必要だと思う。もちろん、残響の多いホールで弾く場合は、ホールの響きが豊かに存在するので少なく踏む場合もある。そして、線ではなく点で弾いていく。そう草間彌生の作品のように、音はドットのように捉えるべき [続きを読む]
  • ご報告
  • 先程、生徒の竹澤勇人(桐朋学園大3年)から連絡があり、日本音楽コンクールにて本選の4名に残ったとのことです。これで私の生徒で同コンクールの本選出場者は5人目となりました。ただ思うに嬉しい事ではありますが、コンクールそのものに対しては、あくまでも相対評価が点数が高かったということであり絶対的なものではありません。私はコンクールに対して、正直、負の部分が多いと考えています。今回の竹澤も同じように受け止めて [続きを読む]
  • 1142.音色にこだわる
  • どうやら、音色にこだわるということは音楽にも非常に影響するのだが、音色に無頓着なピアニストというのも多いような気がする。んーっ、音色というか響きと言った方が良いのかもしれない。もしくは、倍音の量というか。倍音の量が多いと、うん、とにかくすごいことになるのだ。倍音の量が多い演奏を生で聴いてしまったら、あまりにもショッキングで、いい意味で開いた口が塞がらなくなるものだ。 [続きを読む]
  • 1141.手品
  • どんなにすごい演奏でも、実は手品のように必ずタネがあると思う。そのタネがわかると価値が下がってしまう感が否めないが、それでも魅力的ならばそれでいいと思う。 [続きを読む]
  • 1140.区別はない
  • 響きで弾くようになると不思議なことに感覚が変わるが、最近思うのは、協和音と不協和音の間に区別はないということ。全ての和音が協和音だとも言えるし、不協和音だとも言える。同じく、和声音と非和声音の間にも区別はない。 [続きを読む]
  • 1139.閉じる
  • ふと気がついた。どんなに手を開かなくてはいけない時でもなるべく閉じた状態にすることを。手のひらの中心に寄せる感覚。響きを維持するために大切なことを無意識のうちにやっていた! [続きを読む]
  • 1138.感動する
  • 人は感動することができる。感動するって、案外、予告なしにやってくることが多いのかもしれない。不意をつかれたように。そんな感動は、感動の中でもピカイチだ。 人生はさまざまなことが、予告なしにやってくる。どうせなら、感動がやってくるといいな。わたしは生徒たちの演奏を毎日聴いていて、ごくまれに、息を飲むほどの感動をすることがある。そんな時、いつもこの仕事をやってて良かったと思う。 [続きを読む]
  • 1137.原動力
  • わたしの生徒に、まだ高校生なんだけど本気でソコロフになりたいと思って頑張っている子がいる。その大きな夢が原動力となっているからひたすら頑張れる。毎週、高速バスで片道5時間以上かけて名古屋からレッスンを受けに来る。 わたしの若い時も同じだった。本気で二コラーエワになりたいと思い続けて生きてきた。そのためには他のことなんかどーでも良いほどだった。 そんな若者が少ない。夢より実益をとる若者であふれているよ [続きを読む]
  • 1136.音じゃなくて響き
  • ピアノという楽器の性質をいかんなく発揮するということは音で弾いているうちはまだできているとは言えない。とても難しいことだが、音ではなく響きを生み出してそしてもっと難しいことには、その響きを空間で自由に操ることだと思う。 [続きを読む]
  • 1135.変わる
  • 世の中には自分が変わることを恐れない人と恐れる人がいる。自分が変わることを恐れない人にはレッスンをしていて楽しい。自分が変わることを恐れている人には、正直どうレッスンしてあげたらいいか戸惑う。レッスンの基本だと思うのだが、案外無意識にわかっていない人が多い。 [続きを読む]
  • 1134.濡れている
  • 生徒の演奏聴いていて何だこの響きは!と思った瞬間があった。 あの感覚を思い出してみるとそう!音が濡れていた。もしくは泣いていたのかもしれない。 あれが極上のレガートだと思った。 [続きを読む]
  • 1133.神がかった響き
  • 俗に「神がかった演奏」と言うが まぁ、ちなみに何の神様でもいいけど・・・。 「神がかった響き」というイメージをもってもしくは「神が宿った響き」というイメージ要するに崇高で神聖なイメージをもってそっと音を鳴らしてみよう。 きっと、イマジネーション豊かな人ならば物凄い響きが出るに違いない。 [続きを読む]
  • 1132.少しだけ
  • ヨーロッパに住んでいた時に自己主張の強い人が大勢いてなんだか戸惑ったし、残念に思ったものだ。 声を大にして叫べば気が済むかもしれない。 でも、特に最近は齢のせいか、なんだか疲れてきたのかもしれない。 「少しだけ」の美学と表現したらいいのか。なんでも「少しだけ」にとどめるほうが、なんだかしっくりくる。 演奏も「少しだけ」はみ出しているほうがなんだか好感が持てる。 今後も「少しだけ」ロシアピアニズムを真ん [続きを読む]
  • 1131.知らないこと
  • 何十年ピアノを弾いていても知らないことは必ずあるものだ。 自分が、例えば50年ピアノを弾いてきたから何でも分かっていると思ってしまう人もいるだろう。そう思ったとしたら、せっかくの知るチャンスを逃してしまう。 何年弾いていようが、新しく耳にしたことに関心を持てたらいいよね。それが自分より歳が若い人であっても。 歳をとればとるほど、自分で自分の首を絞めちゃう人は多いような気がする。 まぁ、それも人生だけど。 [続きを読む]
  • 1130.混乱もしくは誤解
  • 特に若い人たちと接していると ピアノに対して音楽に対して藝術に対して藝術をやっていくことに対して人生に対して挙げればきりがないが。 要するに混乱している。場合によっては誤解している。 真剣に考えれば考えるほど理屈っぽくなってそうなってしまうのかもしれない。 もしかしたら、考えないほうがいいこともある。 ただ、ただ目を閉じて感じてみよう。 [続きを読む]