Thomas RPV さん プロフィール

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Thomas RPVさん: Pallaksch, Pallaksch.
ハンドル名Thomas RPV さん
ブログタイトルPallaksch, Pallaksch.
ブログURLhttp://indianvalley.blog.fc2.com/
サイト紹介文ピアノ音楽、現代音楽、古楽、映画などの話題。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供26回 / 118日(平均1.5回/週) - 参加 2012/01/16 18:58

Thomas RPV さんのブログ記事

  • ゲルギエフ指揮 マリインスキー管弦楽団
  • イヴァン・ベスソノフ(ピアノ)、ゲルギエフ指揮 マリインスキー管弦楽団チャイコフスキー  くるみ割り人形抜粋、ピアノ協奏曲第1番、交響曲第4番01/17/2018 クイーンエリザベスホール夕べのコンサートで瞠目したのはオーケストラの自発性。ゲルギエフというと強力なリーダーシップを想像するが、オーケストラ(特に弦)はリラックスした感じで自由に演奏していた。齢のせいかもしれないがゲルギエフは聴衆を驚かすようなどぎ [続きを読む]
  • 2018年 メモリアルイヤーの音楽家
  • クープラン(生誕350年)偉大な作曲家。しかし日本人にとっては今一つ全体像が捉えにくい存在ではないか。個人的にはルセのクラヴサン全集の廉価での再販とかルソン・ド・テネブレの優秀な新録音を期待したいところだが、作品全集がボックスで出れば多くの人が買ってこの大作曲家の再評価につながるだろう。後述のドビュッシーと共にフランスは国を挙げて盛り上げるべき。ロッシーニ(没後150年)もちろん大作曲家だが、自分はあま [続きを読む]
  • 渡辺貞夫 Re-Bop Night
  • 渡辺貞夫、サイラス・チェスナット、クリストファー・トーマス、ブライアン・ブレイド12/8/2017、神奈川県立音楽堂中2日で日本に帰国した折に神奈川県立音楽堂に渡辺貞夫カルテットの演奏を聴きに出かけた。長いことそれなりにジャズを聴いてきながらナベサダを聴いたことないのも問題だろと思ったのと、現代最高のドラマーであるブライアン・ブレイドの名前がメンバーにあったのが動機。84才のナベサダには端から期待しておらずブ [続きを読む]
  • 癒しの映画 野いちご
  • 2014年末のベルイマン黄金期Blue-ray Box part1発売、購入を機に自分にとっての最高の癒しの映画は「野いちご」に代わった。信じられなくいらい頻繁に観た。3か月で50回は観た。一日に3度観たこともある。一度目が終わって、続けてもう一度、と。仕事から家に戻ってすぐに再生せざるを得なかった。誇張なしに、この映画無しに生きていけないような状態だった。一日の流れを丹念に追っている映画。主人公の就寝のシーンで始まり、翌 [続きを読む]
  • 2017年 メモリアルイヤーの音楽家
  • 今年はクラシック音楽家関連では以下のアニヴァーサリーがあった。モンテヴェルディ(生誕450年)大作曲家だが個人的には苦手な人。9月頭にベルリンでガーディナーが三大オペラ(オルフェオ、ポッペアの戴冠、ウリッセの帰還)の連続上演を行った。同時期に自分もベルリンにいたので鑑賞することは十分可能だったのだが、気が進まず見送ってしまった。その後10月にヘレヴェッヘ指揮の聖母マリアの夕べの祈りを聴いて大きな感銘を受 [続きを読む]
  • 癒しの映画 アンドレイ・ルブリョフ
  • かつての上司で、仕事に倦み疲れてくると小津の映画を観て癒される、という方がいた。小津を欲することがストレスの指標になっているとか。自分にとっての癒しの映画は長いこと「アンドレイ・ルブリョフ」だった。普通の感覚では癒しの映画ではない。むしろ苦痛を与える類の作品だ。しかしあの素朴な信仰と宗教への熱狂に惹かれた。日常生活の瑣事に翻弄され心身ともにクタクタになっている時に、ルブリョフをぼーっと眺めているの [続きを読む]
  • 「誰か故郷を想わざる」を軽快に歌う
  • 霧島昇の映像を漁っていたら、東亜樹という9歳の女の子が歌う「誰か故郷を想わざる」を目にして驚いた。この子上手だ。更に驚いたのはこの曲がとても難しい、ということ。オリジナルはとてもさりげなく歌われているので難しさが分かり難い。更に更にに言えば本家の霧島昇はとてつもなく歌が上手いのだろうということ。この曲は多くの歌手がカバーしているが多くの歌手、氷川きよしも北島三郎も五木ひろしも歌いにくそうで苦労して [続きを読む]
  • 姉 チェボターリ 妹 デラ・カーザ
  • こんな奇跡のような写真が残っていたとは驚き。47年ウィーンでの「アラベラ」の舞台。主役を歌ったマリア・チェボターリはこの2年後に39歳で急逝。後継者と言われたリーザ・デラ・カーザは93歳まで生きて(2012年没)、名声を欲しいままにした。同じ舞台で姉妹を演じた2人の没年に60年以上も差があると言うのも衝撃的だし、実際の姉妹のような2人のソプラノの一瞬の生の交錯が輝かしくも悲しい。リリカルなシュトラウス歌いとしてデ [続きを読む]
  • 過保護のカホコは自閉症?
  • 録画してあった「過保護のカホコ」を観始めた。第3話まで観て、これは発達障害のカホコの努力を描くドラマだろうかと思った。彼女の、他者の気持ちや場の雰囲気を理解できないところ、特異な話し方、パニックとフラッシュバック等に普通ではないものを感じた。もちろんそんなシリアスなテーマを扱ったドラマではないことは、続けて観ていくとすぐに明らかになる。ちょっと常識を欠いた、でも心優しく真っ直ぐな主人公が周囲を幸せ [続きを読む]
  • ローエングリン前奏曲って美しいですよね?!
  • ローエングリン第一幕への前奏曲は文句なく美しいと思う。過去、多くの人が賞賛の言葉を残している。「どの観点からしても驚嘆に値する」 H.ベルリオーズ「虹色の雲に反射する紺碧の波」 F.リスト「おそらくワーグナーの手による最も成功した、かつ最も霊感に満ちた作品」 P.チャイコフスキー「存在するすべての音楽のうち、最もロマンティックな恩寵にあふれた前奏曲」 T.マン時代を超えて多くの人に愛されている!、、のでは [続きを読む]
  • 日本の映画音楽
  • 小栗康平監督の「死の棘」という映画を見た。原作はもちろん島尾敏雄である。とても静かで重苦しい内容の作品であり、正直続けて観るのがつらかった。きっと良い映画に違いないしテーマも自分好みではあるのだが、こういう映画は映画館で集中して観るか、よほど体調のいい時に気合を入れて鑑賞しないと頭に入ってこない。その意味では勿体ないことをした。録画を消去せずにいずれ再見しようと思う。眠気を堪えながら観ていると、映 [続きを読む]
  • 2018年バイロイト音楽祭 チケット申し込み
  • 先月末に来年のバイロイト音楽祭のチケット申し込みが締め切られた。結果が分かるのが来年2月(外れの場合は通知無し)、その後も売れ残った場合のネット販売がある。つまり翌年の夏の予定はしばらくは確定できないことになる。私の場合はバイロイトの他に、ザルツブルク音楽祭に行く、日本に帰省するというオプションがあるのだがいずれもバイロイトのチケット次第。来年の夏は仕事に少し余裕が出そうなのと、日本に長期帰省する [続きを読む]
  • 2018年ザルツブルク音楽祭 プログラム発表
  • 来年のザルツブルク音楽祭のプログラムが発表になった。 ウィーンフィルはネルソンス、サロネン、ムーティ、ブロムシュテット、メスト。メストを除きあまりときめきを覚えないプログラム。 91歳を迎えるブロムシュテットのシベリウス4番は聴いてみたいかな。メストの演目にはヘンツェのトリスタンがある。これは絶対に聴きたい。しかも後半が神々の黄昏から抜粋というのも最高。 ゲストオケでは来年ベルリンフィルを去るラトルがロ [続きを読む]
  • 部活の魔力
  • 去年4月、娘が中学入学と同時に器楽部(オーケストラ)に入部した。ピアノは4歳時より習っていたが熱心ではなかったし、音楽に興味があるとは思っていなかったので驚き、そして嬉しく思った。家には息子と妻がかついて吹いていたクラリネットが2本ある。従って楽器はクラリネットを奨めた。ソロで吹いても楽しい楽器だし、将来サックスへの転向も容易だろうとも考えた。改めて気付いたが、器楽部における楽器の希望は必ずしも通ら [続きを読む]
  • ヘレヴェッヘの聖母マリアの夕べの祈り
  • フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮コレギウム・ヴォカーレ・ゲントの演奏でモンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの祈り」を聴いた。この曲を初めて聞いたのは大学1年の時だが、以来重要な作品だとは知りつつ今一つ好きになれていない。自分には合わない作品という位置づけだった。しかし今回は予想に反して体の中からじんわりと湧き上がってくるような感動に襲われた。ヘレヴェッヘの実演は1986年録音の彼のディスクの演奏と大きな違 [続きを読む]
  • 鉄道事故の小説 三浦綾子「塩狩峠」、田山花袋「少女病」
  • 続けて小説を2編読んだ。三浦綾子の「塩狩峠」(再読)と田山花袋の「少女病」(初読)。偶然にも、どちらも明治時代の鉄道事故を題材としており、最後に主人公が客車から落ちて轢死するところも一緒だ。しかし、小説の内容も印象も正反対で、笑ってしまうくらい真逆の作品と言える。個人的な評価としては「少女病」の勝利だが、そういうこと言うと罰が当たるんじゃないかと思うくらい「塩狩峠」は真面目な作品だ。それにしても田 [続きを読む]
  • WDRのロゴに感動する
  • WDRとはWestdeutscher Rundfunkの略で、訳せば西部ドイツ放送となる。ケルンに本拠地のある放送局の事。ケルンの街中に行けば、このWDRのロゴマークを至る所で見かける。日本でいえばNHKやTBSの看板と同じような位置づけだ。しかし、現代音楽ファンにとってはこのWDRというロゴは特別な感慨を呼び起こすものではないだろうか? WDRのスタジオ(ケルン電子音楽スタジオ)にはアイメルトやケーニヒやシュトックハウゼンが集い、世界 [続きを読む]
  • Sonus faberのGuarneri Traditionはどうだろうか?
  • 最近日本で中古マンションを買った。今までずっと賃貸暮らしだったが、これでこの先数十年の安住の場所が確定した。といっても現在は海外単身赴任の借家住まいで、持ち家のマンションに移るのは2〜3年後になるだろう。オーディオファンは、部屋が決まると自分のステレオセットをどう配置するかということを考え始める。今の賃貸マンションは120平米の2 LDK。これに一人暮らしなので非常に贅沢な環境と言える。10年前に住んでいたカ [続きを読む]
  • ひよっこの若い広場を海外で聴く
  • ブルーレイに焼いた朝の連続テレビ小説「ひよっこ」を毎日6話ずつ観ている。ということは桑田佳祐の歌う主題歌「若い広場」を毎晩6度ずつ聞いていると言うことになる。うちのマンションは玄関から外のエレベーターホールにとてもよく音が漏れる。隣に住んでいる人には会った事は無いがおそらく欧米人であろう(前の住人は若いアメリカ人だった)。彼は私の部屋から漏れてくる「若い広場」を繰り返し聴いているはずだ。連日、そして繰 [続きを読む]
  • イタリアオペラのドイツ語上演
  • 1950年代以前のドイツ・オーストリアでは、イタリア語オペラのドイツ語への翻訳上演が主流だったようだ。モーツアルトもヴェルディもプッチーニもドイツ語で上演されていた。現在から見ればありえない状況だし作品への冒涜と取る人もいるだろう。実際に残された録音はよく言えばコレクターズアイテム、悪く言えば際物とみなされ、クリティックチョイス等に上がることもない。しかしこの時代、1930ー40年代は名演の宝庫であり、ドイ [続きを読む]
  • フィガロの結婚 ドイツ語上演
  • 1950年代以前のドイツ・オーストリアでは、イタリア語オペラのドイツ語への翻訳上演が主流だったようだ。モーツアルトもヴェルディもプッチーニもドイツ語で上演されていた。現在から見ればありえない状況だし作品への冒涜と取る人もいるだろう。実際に残された録音はよく言えばコレクターズアイテム、悪く言えば際物とみなされ、クリティックチョイス等に上がることもない。下の写真の上段はフィガロの結婚で、左からベーム&シュ [続きを読む]