ホタテ さん プロフィール

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ホタテさん: 世界で一番くまが好きなのかもしれません。
ハンドル名ホタテ さん
ブログタイトル世界で一番くまが好きなのかもしれません。
ブログURLhttp://hamdacompany.blog133.fc2.com/
サイト紹介文基本ファンタジーオリジナル小説を書いてます。(作家志望) よければどうぞ!
自由文ファンタジーが多いですが、たまに(?)学園ものとかあったりします。
でも結局ファンタジーに発展したりします。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供52回 / 365日(平均1.0回/週) - 参加 2012/01/30 15:13

ホタテ さんのブログ記事

  • そうじ屋の愉快なお仕事 disguise9
  • disguise9 立食会はとあるホテルのパーティー会場で行われた。 車を降りた瞬間から、あたしはカナベル・カスケードになりきった。 そりゃもちろん緊張はしている。 会場に足を踏み入れたときなんて、めまいがしそうだった。 あちこちに人、人、人。 みんなお金持ちだ。 こんな子どもにも、仰々しく挨拶をしてくる。 堂々と……堂々と振る舞わなければいけない。 アルセウスさんについてまわり、誰だかわからない人たちに [続きを読む]
  • そうじ屋の愉快なお仕事 disguise8
  • disguise8 みっちりお嬢様レッスンを受け、日が暮れ始めた頃。 あたしとアビーは、アルセウスさんと共に車に乗っていた。 今のあたしは、ソフィアではない。 カスタード・カスケード社長、アルセウス・カスケードの一人娘、カナベル・カスケードだ。「ソフィアさん、本当にありがとう。娘と同じ年の君にこうやって私の警護を頼むのは、非常に心苦しいが……」「気にしないでよ。これがあたしの仕事だから。ボランティアでも何 [続きを読む]
  • そうじ屋の愉快なお仕事 disguise7
  • disguise7「わー。見違えたね、ソフィアちゃん。とてもよく似合っているよ」 数分後、あたしはお嬢様へと変貌を遂げた。 普段全く着ることのない、ドレス。 そもそもスカートを履かない。 そして、ヒールのあるとても窮屈な靴。 立っているだけで疲れる。「どうしたの? ソフィアちゃん。せっかくおめかししているんだから、もっと笑わなきゃ。笑顔笑顔!」「うるせー! 笑えるか! あたしは苦しいんだよ!」 地団駄でも [続きを読む]
  • そうじ屋の愉快なお仕事 disguise6
  • disguise6 こんなお金持ちな人の!? 娘に!?「あたしなんかが無理だよ!」「大丈夫! できるよ! というか君じゃないと駄目なんだ!」「何で!?」 すると、アルセウスさんが今度は一枚の写真をテーブルに置いた。「……とてもソフィアに似てるッス」 アビーが写真を見てボソッと言った。 綺麗なドレスを着て微笑む女の子。 そう。 よく見たら、何となくあたしに似ていた。「今夜、実は立食会があってね。娘さんと一緒 [続きを読む]
  • そうじ屋の愉快なお仕事 disguise5
  •  disguise5「あれ? 女の子が一人増えてる」 アビーがやって来て初の仕事。 ミリアルの所へ行くと、まずやつは首を傾げた。「新しく入ったアビーだよ!」「そっかぁ。よろしくね。つまり、ソフィアちゃんは先輩になるんだ。君も成長したねぇ」「エヘヘ」 そう言われると照れる。「じゃあ後輩ちゃんも一緒に聞いてね。こちらはアルセウス・カスケードさん。僕が何度かお世話になっている社長さんだよ」 おじさんがいるなと思 [続きを読む]
  • そうじ屋の愉快なお仕事 disguise4
  •  disguise4「大丈夫かしら、あの子。いきなり連れ回して引いちゃうんじゃないかしら」 心配しているのか、イオンがずっと隣でぶつぶつ言っている。「推測するに、友だちでもできたとはしゃいでいるんだろう。放っておけ」「ずいぶんと甘いことを言うわねぇ、リン様。おかげでこの私が買い物に行く羽目になったんだから!」 そう。リンとイオンは共に町へ買い出しに行き、今はその帰り道だった。「ソフィアには友だちと呼べる存 [続きを読む]
  • そうじ屋の愉快なお仕事 disguise3
  • disguise3 いつもの道から山へ入り、上を目指して登っていく。「ここで鍛錬しているッスか!?」「ま、まぁね」 ほぼ遊んでるけどね。「とても静かで空気も綺麗で――。ここはとてもいい所ッスね!」「でしょ。山は特に誰の私有地ってわけでもないし、人が来ないからいいんだよね……あ」 彼の姿が見えてきて、あたしは立ち止まった。「やぁ、ソフィア。……その子は?」「紹介するよ。彼女はアビー。えっと……今度からあたし [続きを読む]
  • そうじ屋の愉快なお仕事 disguise2
  •  disguise2「アビーは今まで何してたの?」 誰もいない田んぼ道を歩きながら、あたしはアビーの話を聞くことにした。「自分は兵士でした」「へ、兵士?」 それはまたとんでもないところからやってきたね。「はい。気がつけば戦うために鍛え、戦場へ送り込まれていました。よくわからないまま、毎日誰かと戦っていました。でも」 彼女の表情が暗くなる。「ある日、自分のいた軍隊は敵軍によって、壊滅させられました。仲間はほ [続きを読む]
  • そうじ屋の愉快なお仕事 disguise1
  • disguise1 その日は、突如としてやってきた。「えっ? 後輩!?」 先輩があたしのおば……いや、六代目様に呼び出されて、本家へ行ったかと思いきや、 一人の女の子を連れて帰ってきた。「……まぁ……どう捉えるかは自由だが、新人は新人だ。ホラ、自己紹介をしろ」「は、ハイ! アビーと申します! よろしくお願いします!」 ひどく緊張した様子で、アビーは敬礼をした。「あたしはソフィア! よろしくね! こっちは情報屋の [続きを読む]
  • そうじ屋の愉快なお仕事 mission あとがき
  • mission あとがき皆様いかがお過ごしでしょうか、ホタテです。以前まではあとがきなんて一番最後になるまで書いていなかったような気もしますが、書いちゃいます。1から書き直すにあたり、ソフィアたちのテンションが若干よくわからなかったです(笑)何だか落ち着いた感じになってしまったような気もします。私が年を取ったということか……(遠い目)昔のを見ると、ソフィアもう少しテンション高いですね……せっかくだし、ちゃ [続きを読む]
  • そうじ屋の愉快なお仕事 mission20
  • mission20「本が……沢山……」 リンはとある部屋で唖然としていた。 割れたカップの派遣で盛大に血を流し、医者を呼ばれた後――、ミリアルに大人しくしているようリンは言われた。 大げさにも怪我をした右手は包帯でぐるぐる巻きにされ、家に帰ることも許してもらえなかった。 しかし、引き止めた当人であるミリアルは仕事が忙しいのでと、すぐに書斎に閉じこもってしまい、リンは一人広い屋敷で暇を持て余すこととなった。 [続きを読む]
  • そうじ屋の愉快なお仕事 mission19
  • mission19 先輩は翌日の昼前に帰ってきた。 帰って来るなりイオンに捕まり、事情聴取が始まる・「どうしてあの男にすんなり応じたの」「何もされなかった?」「食事は何を食べたの?」「あの男と何を話したの、何を聞かれたの」 等々…… あたしは見て見ぬふりをした。「ミリアルは仕事だったし、俺はあの大きな家で一人退屈していました。何なんだ、お前はいきなり!」 ついに先輩も爆発してしまったようだ。 無理もない。 [続きを読む]
  • そうじ屋の愉快なお仕事 mission18
  • mission18 夜、ミリアルから先輩を今晩だけ預かるという電話があった ……そこまで重傷だったかな? イオンもいないし、あたし一人じゃあないか。 ご飯を作ってくれる人がいない。 ……仕方ない。 たまには自分で作るか…… 特に作り置きもないし、作るしかあるまい。 あたしに何が作れるだろうか。 カレーくらいならいけるかな。 残っても、明日食べればいい。 あたしは四苦八苦しながら、調理をスタートした。「でき [続きを読む]
  • そうじ屋の愉快なお仕事 mission17
  • mission17 その後、お医者さんがやって来て診察が始まったので、あたしはミリアルの家を出た。 こうなった以上、あたしが買い物に行かなきゃいけなくなったからだ。 イオンは戻ってきてから情報収集だと言って、姿を見せなくなった。 よくあることだ。 買い出しに行かないと二人がうるさいし、よりによって今日は特売日だ。 あたしは仕方なーく町へ行き、買い物をし、大量の荷物を抱えてとぼとぼと家へ向かって歩いていた。 [続きを読む]
  • そうじ屋の愉快なお仕事 mission16
  • mission16 後日、ミリアルの所へ報告に行ったけど、ミリアルは「お疲れ様」といつもの調子で言い、特にそれ以上のことは何も言わなかった。 これは果たして、成功したと言うのだろうか。 腑に落ちないまま帰ろうとしたときだった。 ミリアルの書斎から出たところで、女性の悲鳴と何かが割れる音が聞こえてきた。 振り向くと、ミリアルの家に仕えるメイドのマリーが、カップを割ったようであたふたしていた。「大丈夫!?」  [続きを読む]
  • そうじ屋の愉快なお仕事 mission15
  • mission15 途中、イオンと合流し、迎えに来てくれたキャシーさんの車に乗り込んだところでようやく落ち着いた。 なので。「イオン! どうしてあたしに何も指示してくれなかったのさ!?」 文句を言ってやった。 建物に入った途端、パタリとイオンからの応答がなくなった。 そんなことを気にしている暇もなんてなかったけど、もう少しサポートしてくれればあの状況も変わったのではないかと、今になって思う。 そういや先輩 [続きを読む]
  • そうじ屋の愉快なお仕事 mission14
  •  mission14「まずいな。そろそろここも限界か」 天井を見上げて、お兄さんが言った。 今にも崩れ落ちそうだ。「一体誰が爆弾なんか……」 咳き込みながら、先輩は立ち上がりつぶやいた。 これ、やっぱり爆弾のせいだったんだね。「ん? 俺だが?」「……は?」 お兄さんが何か問題でも? とでも言いたげな目で見てきた。「なぜ爆弾なんて仕掛けた!? つーか誰だ、お前!」 うんうん。と、あたしは頷く。 敵ではないこ [続きを読む]
  • そうじ屋の愉快なお仕事 mission13
  • mission13 そう言った瞬間、ドカーン! という爆発音のようなものが屋敷中に広がった。「な、何!?」 自身のような揺れも起きる。 焦げ臭い。 本当に爆発!?「おいおい……責任ってこれのことか? やるねぇ。見習いちゃん」 あたしの仕業だと勘違いされている。 ……全く身に覚えがないんですけど。「わわわ、私の別荘がぁ〜!」 ミルキーがパニックになるのと同時に、再び爆発が起きる。 先程よりも一段と大きな揺れ [続きを読む]
  • そうじ屋の愉快なお仕事 mission12
  • mission12「ちょ、ちょっと! 何とかしなさいよ! キッド!」 自分の命が危うくなったとたん、あたふたしだすお嬢様。「金品なら返してあげるわ! あの程度の物ならお父様とお母様が何とかしてくれるもの!」 呆れた…… ま、正しい選択だけれども。「いやいや何言っちゃってんの。お前は困らないだろうよ。困るのは俺たちだから」「私はこんな所で死にたくないのよ!」「ハイハイ」 ……何でこの人、ここに来ちゃったんだ [続きを読む]
  • そうじ屋の愉快なお仕事 mission11
  • mission11「あら。掃除に来ました。なんて言わないでよ。騙されないから」 恐らくホワイトの一人娘、ミルキー・ホワイトだろう。 あっさり見つかってしまった。 きっと先輩に怒られるだろうなぁ。「あなたが何者なのかは知らないけど、今夜誰かが来るっていうのは聞いていたの」 どういうこと? あたしたちの行動は筒抜けだったってこと……? 一体どこから漏れたんだ?「お目当ての物は確かにここにあるわよ。突き止めるこ [続きを読む]
  • そうじ屋の愉快なお仕事 mission10
  •  mission10 何だかよくわからないけど、侵入に成功した。 入ってしばらくは廊下が続いていたが、見事に誰とも出くわさない。 時折物陰に身を隠すが、あまり意味はなさそうだ。 使用人もいないなんて変だな…… 一応、部屋も確認したが、誰もいないし何もなかった。 こんな所に本当に隠れているの? 宝石もあるの? だんだんと、疑念が膨らみ始めた。 まさかはめられた……なんてことないよね。 そう思いつつも、慎重に [続きを読む]
  • そうじ屋の愉快なお仕事 mission9
  • mission9 日が落ちてから、あたしたちは動き出した。 エルマーさんの運転で、ホワイトの別荘近くまで連れて行ってもらい、あたし、先輩、イオンは途中で降りた。 道中、イオンに別荘の見取り図を渡される。「何でこんなことまでイオンが知ってんの」 だって、人の家だよ?「昔、忍び込んで作ったのよ。あれから改装とかされてなきゃ、この通りよ」 ……なぜホワイトの別荘に忍び込む必要があったんだ……?「いい? 目的は今 [続きを読む]
  • そうじ屋の愉快なお仕事 mission8
  • mission8 あたしたちを乗せた車は、とある山奥の大きなホテルに到着した。 これまたきっと高級ホテルなのだろう。 キャシーさんについて、ロビーにある茶店へ行くと、気の弱そうな男の人が待っていた。 何だか顔色が悪い。「遠路はるばるご足労いただきましてありがとうございます。専務のエルマー・ブレインと申します」「どうも。スマイルの秘書をしております、キャサリン・クロッシュです。彼らは今回の件に手を貸していた [続きを読む]
  • そうじ屋の愉快なお仕事 mission7
  • mission7 車の扉を開けると、イオンはふんぞり返っていた。「あれ? イオンも行くの?」 あたしは助手席に座り、先輩はイオンの隣に座った。 運転はキャシーさん。「私が行かなくて誰があんたに指示を出すのよ。情報だっているでしょ」「愚問でした」「あら。ソフィアのくせに愚問なんて言葉使えるのね」 バカにしやがって! あたしだってそのくらいわかるってぇの! 最近知ったけどね!「ねぇ、キャシーさん。ここから結構 [続きを読む]
  • そうじ屋の愉快なお仕事 mission6
  • mission6「ソフィアちゃん。手を出して」 その翌日もまた、あたしたちはミリアルの屋敷を訪れることとなった。 会うなりそう言われたあたしは、掌をミリアルに差し出した。「はい、あげる」 そう言って置かれたのは、指輪。 それも、大きなダイヤの付いた。「え!? え!? こ、これっ……!?」 とてつもなく高価なものなのでは!? あたしがあたふたしているのを、ミリアルは笑って見ていた・「そんなに慌てなくても大丈 [続きを読む]