駄田泉 さん プロフィール

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駄田泉さん: 旧聞since2009
ハンドル名駄田泉 さん
ブログタイトル旧聞since2009
ブログURLhttp://koikoi2011.blog.fc2.com/
サイト紹介文主に福岡の地域情報を書いていますが、タイトル通り新しい話は何もありません。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供72回 / 365日(平均1.4回/週) - 参加 2012/03/18 19:36

駄田泉 さんのブログ記事

  • 江田船山古墳の石棺保存施設
  •  先日、熊本県和水町のトンカラリンに行ったついでに、すぐ近くにある国史跡、江田船山古墳を見学してきた。75文字の漢字が刻まれた「銀象嵌銘太刀」など92点もの国宝が出土した5世紀後半頃の前方後円墳で、歴史的価値はトンカラリンの比ではない。本来ならば、「ついでに」見学するような史跡ではないのだが、この日はトンカラリンが目当てだったので。付近には塚坊主、虚空蔵塚という二つの古墳もあり、一帯は史跡公園としてき [続きを読む]
  • トンカラリン再訪
  •  熊本県和水町(旧・菊水町)に残る謎の遺構「トンカラリン」の資料を探していたところ、『熊本県大百科事典』(熊本日日新聞社、1982)のトンカラリンの項目に興味深い記述があった。排水路と考えられた時代の出版物であり、最初から「玉名郡菊水町瀬川字北原、長力にある水路遺構」と紹介されているのだが、これだけでなく以下の突っ込んだ記述があるのだ。 「明治一六年(一八八三)生まれの古老の証言などで、施工者は地主だ [続きを読む]
  • 博多千年煌夜
  •  歴史ある博多の寺社をライトアップで彩る「博多千年煌夜」(博多ライトアップウォーク2017)に4日夜、行ってきた。日本シリーズ第6戦の行方をものすごく気にしながら。 早くからライトアップウォークの前売り券を買い、楽しみにしていたのだが、11月1〜5日の開催期間中、仕事等の都合で行ける日は4日しかなかった。日程が重なり気掛かりだった日本シリーズも、4日には決着がついているだろうと傲慢にも思っていたのだが、ベイス [続きを読む]
  • トンカラリンを再訪したい
  •  ずいぶん昔のことだが、熊本県和水町(当時は菊水町)にある謎の遺構トンカラリンを何かのついでに見学したことがある。当時は遺跡や遺構などにそれほど関心がなく、また、トンカラリンはこの頃、近世に造られた排水路跡だと考えられていたこともあり、ごく短時間、遺構の一部を眺めただけで、さっさと次の目的地に向かった。自宅からトンカラリンまでは九州自動車道を使えば、2時間あまり。さほど遠いわけではないが、その後は [続きを読む]
  • 杵築の城下町、重伝建地区へ
  •  大分県杵築市に残る城下町、北台、南台地区が国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されることになった。谷間の通り沿いに広がる商人の町をはさみ、南北の高台(北台、南台)に武家町が広がるという特殊な構造で、武家町と谷町筋とは数々の美しい坂道で結ばれている。このブログでも2年前、「城下町杵築の坂道」と題して取り上げたことがあるが、あの魅力的な町並み、景観が、「その独特な歴史的風致は我が国にとって価値が高い [続きを読む]
  • 続・五郎山古墳の壁画
  •  装飾古墳として有名な筑紫野市原田の五郎山古墳で21日、石室の一般公開が予定されている。せっかくの機会と思ったのだが、当日は残念ながら仕事だった。普段ならば一般公開の日以外でも5日前に予約すれば、見学可能で、別に落胆する程でもないのだが、今年は一般公開直後の11月1日から石室の保存改修工事が始まり、来年3月31日までは見学不可となる。改修工事完成後の一般公開を待つしかない。 5年前に書いた「五郎山古墳の壁画 [続きを読む]
  • 幻の福岡市歌
  •  福岡市に「市歌」があったことを最近知った。歌詞は次の通りだ。 元寇十万屠りしところ 歴史は千代の深みどり 松原駆けたいさおしの ほまれぞかおる おお漲ろう 西日本の力なる 福岡 福岡 とどろくわが市 さくら咲き咲く荒津の丘ゆ ながめ豊けき筑紫野を 埋ずめ尽くして文明の 姿ぞ映ゆる おおあまねしや 西日本の光なる 福岡 福岡 輝くわが市 気はほがらかにのぞみはあふれ 睦みたすけてしらぬ火の もゆる [続きを読む]
  • どうなる日田彦山線
  •  最近、福岡県田川地区にある道の駅をよく巡っている。1億円の豪華トイレで有名になった「おおとう桜街道」(大任町)や「歓遊舎ひこさん」(添田町)などだが、先日、歓遊舎ひこさんの敷地内をブラブラしていたら、敷地のすぐ横に本当の駅、つまり鉄道駅があるのに気付き驚いた。JR日田彦山線の無人駅で、駅名も歓遊舎ひこさん。家族は昨年初めて来た時から気付いていたらしく、呆れ気味だったが、何はともあれ、せっかくだから [続きを読む]
  • 白昼暴れる幽霊
  •  福岡市西区北崎に伝わるという幽霊話を最近、『伝説の糸島』(鷹野斜風、糸島新聞社、1933)で読み、笑ってしまった。恨みをのんで死んだ老婆が凶悪な幽霊となり、住民らに復讐するという話。一見、笑える要素はないようだが、老婆の幽霊が出てくるのは、なぜか白昼で、しかも復讐と言っても誰かを取り殺すわけではなく、ひたすら大暴れするだけなのだ。博多の怪談に出てくる幽霊もドスドス歩いたり、博多弁を喋ったりして、いま [続きを読む]
  • 福岡市動物園からゾウがいなくなった
  •  福岡市動物園で飼育されていたアジアゾウの「はな子」が、9月27日の夕方に死んだと園が公式ページで発表した。推定46歳。相棒だった「おふく」も5年前に62歳で大往生しており、これで園からはゾウがいなくなった。園が現在地の中央区南公園に開園したのは1953年8月のことだが、この時に熊本の水前寺動物園から迎え入れた「プー子」以来、絶えずゾウは飼育され、来園者の人気を集めてきた。ゾウが見られないのは、開園以来初の事 [続きを読む]
  • 帰って来た「青陵の泉」像
  •  福岡市中央区の九州大六本松キャンパス跡地に、JR九州が建設していた複合ビルが完成し、26日に商業エリアが開業する。跡地再開発は着々と完成に近付いているが、気掛かりだったのは、九大教養部の前身、旧制福岡高校を記念して建立された「青陵の泉」像だ。キャンパス解体に際して一時的に撤去されていたが、現地で確認したところ、歴史あるブロンズ像は再び六本松に戻され、像の脇には由来を紹介する説明板も設置されていた。  [続きを読む]
  • 続・雑餉隈は鉄道を拒否したのか
  •  1889年(明治22)に九州鉄道の博多〜千歳川間が開業した際、宿場町だった現・大野城市雑餉隈が「宿場が寂れる」として駅設置を拒否したため、離れた別の場所に雑餉隈駅(現在のJR鹿児島線南福岡駅)が建設されたという話を先日取り上げた(「雑餉隈は鉄道を拒否したのか」)。似たような話が全国各地に伝わるが、裏付ける資料がなく、研究者の間では「鉄道忌避伝説」と呼ばれている。雑餉隈にもその疑いがあるのではないかと考え [続きを読む]
  • 百道海岸に昔、陸軍射撃場があった
  •  1939年(昭和14)発行の福岡市全図を眺めていて、百道海岸に「射撃場」があるのに気付いた。地図の左端、現在は市立百道中学校がある辺りだ(2枚目の写真の画面左側)。福岡城址に本拠を置いていた陸軍歩兵第24連隊の施設で、正式名称は「西新町射撃場」だったことはすぐに判明したが、大正時代初めには鴻巣山(現在の福岡市中央区・南区)に移設されていたとみられ、1939年当時は使われてはいなかったと思われる。当時も今も修 [続きを読む]
  • 1928年、西新町駅の写真
  •  日の丸を付けた蒸気機関車の出発を大勢の人々が見守っている。1928年(昭和3)10月16日、現在の福岡市早良区昭代3にあった北九州鉄道西新町駅(後の国鉄西新駅、1983年廃止)で撮影された写真だ。機関車に積まれていたのは脇山村(現・福岡市早良区脇山)で収穫された新米。昭和天皇即位の礼の大嘗祭で献上するため、特別に作られた米で、翌17日に京都駅に到着し、御所に運ばれた。 大嘗祭で供える新米を作る田を「悠紀斎田」「 [続きを読む]
  • 眺めが残念過ぎる西公園
  •  福岡市中央区の西公園をよく散策している。ジョギングや散策の場としては、近くにある大濠公園の方がはるかに人気があるが、西公園の適度な起伏を私は気に入っている。ただ、海沿いの高台にある割には、この公園からの眺めは期待外れだと思う。「展望台広場」と銘打ちながら、実際には木々に視界を遮られ、展望ゼロの場所さえある。県営公園でありながら、詐欺まがいなことをやっている。今さら木を伐るわけにはいかないだろうか [続きを読む]
  • 1953年大水害、福岡市の好プレー
  •   7月の九州北部豪雨で被災した福岡県朝倉市に先日、また行ってきた。復旧作業は急ピッチで進んでいるというが、市内のあちこちに今も大きな爪痕が残り、見慣れた風景の変貌ぶりに度々言葉を失った。この朝倉という地は、「暴れ川」と呼ばれた筑後川の流域にあるだけに、過去にも度々大きな水害に見舞われてきた。この地に伝わる、ある奇習について、川を鎮めるための人身御供が形を変えて残ったのではないかとバカげた推論を立て [続きを読む]
  • 高千穂製紙
  •  現在の福岡県古賀市に1970年(昭和45)まで、高千穂製紙の本社・工場があった。跡地は現在、日吉台という住宅団地になっており、こんな場所になぜ製紙工場があったのか、今では不思議なぐらいだ。『古賀町誌』(1985)には「大根川下流の豊富な工業用水により、年商十二―十三億円の地場中堅企業であった」などと書かれているが、その大根川(写真)にしても、現在ではそれほど水量豊かな川には全く見えない。九州自動車道が通る [続きを読む]
  • 連続立体交差、取り残される井尻
  •  先日、福岡市博多区南部、大野城、春日市界隈を歩き、西鉄天神大牟田線の雑餉隈(博多区)〜下大利(大野城市)間の約5.2?で進められている連続立体交差事業の工事現場を見てきた。3年後の2020年度中には線路は高架に移り、この区間から19か所の踏切がなくなるという。工事はずいぶん進んでいるように見えたが、福岡市が担当している雑餉隈周辺1.9?の事業が始まったのが2008年度、県担当の春日原〜下大利間3.3?は2003年度。構 [続きを読む]
  • 雑餉隈は鉄道を拒否したのか
  •  「鉄道忌避伝説」なる言葉を恥ずかしながら最近知った。鉄道駅が市街地から離れている街が全国には少なくなく、これらの多くは宿場町だった例が多いという。「鉄道が通れば、人々が素通りするようになり宿場が寂れる」などと地元が駅設置に反対したためだと言われている。 ここまでは良く聞く話で、私自身も実例を知っているが、ところが、これらの話には事実であることを証明する一次史料が見当たらない場合が大半だというのだ [続きを読む]
  • 舞鶴公園で魚大量死
  •  福岡市中央区の舞鶴公園5号堀(一番西側の堀)で29日午後、作業着姿の人たちが大きな網でコイなど魚の死骸を次々に回収しているのを目撃した。この一件を報じたテレビニュースによると、この日朝、コイやフナが大量に浮いているのに市民が気付き、関係機関に通報。公園管理事務所が死骸を回収したが、その数は450匹にも上った。死骸を解剖して原因を調べるという。 30日午後、再び舞鶴公園のお堀端を歩いたところ、最大の3号堀 [続きを読む]
  • 「天空の道」廃止の方向へ
  •  2016年の熊本地震で大規模な地割れや崩落が起き、今も通行止めが続いている熊本県阿蘇市の市道「狩尾幹線」の廃止が検討されている。地元紙の熊本日日新聞などが報じていた。復旧には100億円を超える巨費が必要と見込まれ、仮に国等の補助が得られても市の持ち出しは10億円以上に上る見通し。小さな自治体には到底負担できないという。 市道「狩尾幹線」では地元の人以外には通用しないと思うが、「天空の道」「ラピュタロード [続きを読む]
  • 霧の韓国岳
  •  この夏、霧島連山の主峰・韓国岳(1,700?)に登り、強風の吹き荒れる山頂で寒さに震えてきた。しかも強風の中でも濃い霧に覆われ、視界はほぼゼロ。山頂の標識前で記念写真を撮ったが、顔も判別できない程だった。 登山路は、所要時間が1時間半程で初心者向きと言われる、えびの高原(宮崎県えびの市)からのルートを選ぶつもりだったが、例によって下調べが不十分だった。現地に着いてみると、このルートは噴石が飛来する恐れ [続きを読む]
  • きゃべつ畑のひまわり
  •  今年も一面のヒマワリだった。この盆休み、昨年に続いて宮崎県高鍋町の染ヶ岡地区に行き、80?もの畑を埋め尽くすヒマワリを見てきた。その数、約1100万本。タイトルの「きゃべつ畑のひまわり」とは、ここは本来はキャベツ畑で、お盆を過ぎれば、ヒマワリはトラクターで畑にすき込まれ、キャベツの肥料となるためだ。ここで生産されるキャベツは、その名も「ひまわりキャベツ」として春から初夏にかけて出荷される。 このヒマワ [続きを読む]
  • 多聞櫓は学生寮だった
  •  福岡城南丸多聞櫓の保存修復工事が行われている。多聞櫓は、築城当時の位置に現存する唯一の櫓で、1971年には国重要文化財にも指定されている貴重な建物なのだが、今回の工事の理由を知って驚いた。福岡県西方沖地震や経年劣化により、建物のあちこちに傷みが目立ってきたからだというのだ。経年劣化の方はわからないでもないが、福岡県西方沖地震とは2005年3月、つまり12年も前に起きた地震だ。この時の被害はさほど大きなもの [続きを読む]
  • 無事だった朝倉の水車群
  •  九州北部豪雨により大変な被害を受けた朝倉市に25日行き、農産物を買い込んできた。「何をのん気な」とお叱りを受けるかもしれないが、以前から足しげく通っていた農産物直売所がどこも営業再開していると聞き、「だったら地元のスーパーで買うよりは」と足を延ばして来た。豪雨から20日がたったが、依然として多くの場所が土砂や流木に埋まり、災害前、子供たちでにぎわっていた公園の芝生広場は土砂の仮置き場となり、風景が一 [続きを読む]