たくのみ さん プロフィール

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たくのみさん: たくのみ雑記帳
ハンドル名たくのみ さん
ブログタイトルたくのみ雑記帳
ブログURLhttp://takunomisosiru.blog.fc2.com/
サイト紹介文気になった本とドラマ、映画などの感想を書くブログです。
自由文軽めの本と映画のことを、ちまちまとつぶやきます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供48回 / 365日(平均0.9回/週) - 参加 2012/04/08 22:25

たくのみ さんのブログ記事

  • 大人が読みたいニュートンの話(石川憲二)
  • りんごが落ちて発見された万有引力の法則。しかしこの逸話は、83歳の時の思い出話なのだ。22年間こっそり研究し、秘密主義の中で発表された『ブリンキビア』。先輩ハーレーの出版への協力、ライバルであるフックの存在。望遠鏡の改良、プリズムの研究での業績。よく話題にのぼる錬金術師疑惑など。ニュートンを彩る様々な要素が、かるーく、楽しく読める。庶民出身の科学者が初めて王立協会の会長なった、それだけでも凄いのに、11 [続きを読む]
  • 孔雀を愛した容疑者
  • 大倉さんの『警視庁いきものがかり』シリーズ。このシリーズがドラマになってここまで流行るとは誰も思っていなかった。変化球のようなこのシリーズ。落語のネタや動物の豆知識で成り立っている。でも「大義名分」と「タイ焼きブンブン」はどう考えても無理かも。そんな、落語のクマさんと八っあんのような2人の会話が今回もたのしめます。「この程度のことでお前を楽にさせたりはせん」解雇寸前の須藤警部補にいった鬼頭管理官の [続きを読む]
  • 映画「ナミヤ雑貨店の奇跡」感想
  • 舞台あいさつで、感動をあおっていただき前半ですでに、泣いてしまいました。ただし、魚屋ミュージッシャンさんクリスマスの慰問まで。火事でテラスからどうしてわざわざ火に飛び込むかな?山田君たち、字がうま過ぎ。過去への干渉、それってあり?…SFじゃないからと言えばそうだがせっかくの主題歌が璃子さんの歌じゃ、響かない。ギターとハーモニカはよかったのに。が、関係者が次々、つながっていくおもしろさ。3人の男の子た [続きを読む]
  • タロットの秘密(鏡 リュウジ)
  • タロットカードのうんちくと、成立の歴史、流行の背景が詳しくわかるお得な一冊。「トランプ」と言うのは、英語で切り札の事。リーディングのヒントも書いてある。さまざまに示される、カードの隠された意味が興味深い。「釣られる男」は中ぶらりんの状態だけでなく、自己犠牲を意味する。「死神」は終了を意味するが、変化も意味する。「奇術師」は、やる気や雄弁、「女帝」は収穫、満足感。占いをするときに、ちょっと自慢できそ [続きを読む]
  • 大航海時代の日本人奴隷
  • 難破して外国に漂着した漂流民、日本に来た宣教師たちが連れて帰った日本人。その後どうなったのか。やっぱり奴隷にされちゃったんですね。膨大な資料と労力のもとに明かされるアジアや新大陸での彼らの生活。そしてヨーロッパにおける奴隷としての日本人さらに中国の人々の運命。裁判記録の中で登場する日本人奴隷たち。解放されたものの、決してそこには幸せな生活が待っていたわけではないと言う絶望。日本人が帰国できるように [続きを読む]
  • 会社をやめて喫茶店はじめました(金井ナオミ)
  • 昭和レトロな素敵な喫茶店を始めようと思い立った37歳派遣社員、金井さん。店を作るまでの苦労と情熱を旦那のイラストでまんがエッセイにしてしまう。なんというリア充ぶり。多くの人たちの協力、物件との運命の出会い。内装、看板、資格、価格設定、講習、などなど。ハードルを一つ一つクリアして、ジグソーパズルのように素敵なお店が出来上がっていく。そんな道筋を描く起業入門。事業を起こすって実は楽しい!そんな喜びがひし [続きを読む]
  • 家族という病(下重暁子)
  • 親の考え方の古さが許せず、追い詰めてしまった下重さんの過去。元戦犯だった父に心ない言葉で非難したという。「家族と言う殻にこもって」小さな幸せを追求する人々。見栄で繕う母の不満。どの家にもさまざまな問題、軋轢とストレスがある。悩まないのもまずいけどマイナス方向に追求しすぎるのも考えもの。切り込み方が鋭すぎて、悲しい気持ちだけが残るのは私だけ?家族という病 [続きを読む]
  • ダサいオヤジは「暴力的存在」である (松尾智子)
  • こんどは「非モテ」を非難する本。女性目線での、ダメな上司、ダメな男、ダメな旦那への、ダメ出し大会。「暴力的存在」はどちらか?という感じの、耳の痛い過激な言葉が並ぶ。「実力は外見に比例する」。「男臭さとオヤジ臭が別物」。「だらしなさを開き直るな」。「男はきる外見が必要」。こんなおしゃれをすれば仕事もうまくいくのよ!と言われても、一張羅のスーツやダサイ格好って、ホント楽なんですよね。ダサいオヤジは「暴 [続きを読む]
  • 非モテ!―男性受難の時代(三浦 展)
  • 未婚率がとんでもなく上がり、男も女も生涯結婚しない人が急増。その中での三浦さんの独自解析。三浦さんが言う「自由恋愛市場」では能力の低いものが負ける。現代は男性のモテ格差が拡大している。男性の求める女性は「現実にはいない」。女性は上流になると、文化的には雑食になる。男女とも、仕事ができるだけでは許されない。女は男を選ぶ時代。この本の後、10年たってそれはさらに進んでいる気がする。男性を助けるために、「 [続きを読む]
  • 愛と欲望のナチズム(田野 大輔)
  • 禁欲的かと思っていたドイツ第三帝国。実は、愛や性をうまく動員の力として活用していたのだ。裸体画は推奨され、ドイツ人の踊り子軍団「ヒラーガールズ」がダンスで男子を魅了。余暇組織「歓喜力行団」がカップル成立を助け、「ドイツ女子青年団」が健康的な肉体を誇る。「欲望の政治化」とはこういうことなのだ。今、サブカルやアニメが、そういう役割に使われないか、ちょっと心配になっている。愛と欲望のナチズム [続きを読む]
  • 世界100の名言―マンガで丸わかり
  • 「結婚は人生そのもの、戦場であって、バラ園ではない」「最後の木が枯れ、最後の川が毒され、最後の魚を取り尽くした時、ようやくお金が食べられないことを人類は知るのだ。」あまり聞いたことがない名言を1コマ漫画などで解説してくれるムック本。「1つのドアが閉まると1つのドアが開く。私たちはドアが閉まっている事を後悔し、新しいドアが開いていることを知らない。」(ヘレンケラー)。「解決策が分かっていないのではない。 [続きを読む]
  • 団地のはなし 彼女と団地の8つの物語(山内マリコほか)
  • テーマが団地である。おしゃれな装幀、上質紙で作られたかわいい、変わった形の変形本。エストニアから来た方が驚いた団地生活。団地が日本独自のものだったとはわたしは知りませんでした。ジェーンスーさんをはじめ、漫画家、写真家、イラストレーター作家、様々な分野の人が持ち寄った、おしゃれな団地賛歌。私にとっては、あの独特の「生活臭」こそ団地なので、写真集にある暮らしは別ものみたい。団地暮らしを楽しむ時代になっ [続きを読む]
  • ラブホの上野さんの恋愛相談(上野)
  • 古今東西の知識を動員して、お悩みにズバリと切り込む恋愛相談。そういえばこんな口調の「生協の白石さん」と言う本がありました。ラブホ勤務という設定の回答者・上野さんの知識が、幅広くて驚く。まあ、軽い気持ちで楽しく読める、恋愛相談というより自己啓発本かも。「ダイエットは良いスタイルを手に入れるのが目的」。「いい男ではなく、いい男の素材を探そう」。「金もないなら知恵を使い、知恵がないなら汗をかけ」。尊属殺 [続きを読む]
  • 亡き人へのレクイエム(池内 紀)
  • 亡くなった文化人たちを悼むエッセイ。気品のある文体から、亡くなった方との交流がゆるやかに偲ばれる作品だ。ズラリと並んだ物故者。私の知ってる人は4分の1ぐらいしかいない。面白かったのは米原万里氏の話。テレビが語る「21世紀は国境なんてなくなる」という言葉の欺瞞性。それを克服するために、あの『うそつきアーニャの真っ赤な真実』は書かれたという。「ドアから覗いたあの泣き出しそうな顔が今も思い出される」、と言う [続きを読む]
  • シンゴジラ論(藤田 直哉)
  • 「ホイールローダーは瓦礫をどかせないし、アウトリガーを展開するには、あんなに寄せではダメです。」などという現場からの「シンゴジラ」への愛あるダメ出し。「1番作っちゃいけない作品だった」という辛辣な批判に対する集中放火の凄まじさ。「ネトウヨ思想にはパンチを食らわしている」、と言うシールズからの意見。さまざまな意見を分析する新しいゴジラ概論。ゴジラナショナリズム、ニュータイプの日本ロマン派という見方が [続きを読む]
  • 渥美清の肘突き―人生ほど素敵なショーはない(福田 陽一郎)
  • 演出家福田陽一郎さんが描く日本のテレビ界の、黎明期のエピソードの数々。渥美清もクレージーキャッツも売り出し中のお笑い芸人のような存在だった時代があった。そして日本のミュージカルを根付かせるための様々な事業にすすむ福田さん。私も『ショーガール』を楽しみに見ていたので、その舞台裏が面白かった。香具師の「タンカ売」のセリフを、飲み会で滔滔と演じた渥美清。その独演会のネタをもとに『男はつらいよ』は作られた [続きを読む]
  • 僕の音楽キャリア全部話します(松任谷正隆)
  • ユーミンの旦那、松任谷正隆さんのエッセイ。若いころ不思議だった謎が1つずつとけていく、まるでミステリーを読むような快感があった。『あの日に帰りたい』はTBSの、『家庭の秘密』という番組の主題歌として、書き換えられた作品。藤田敏八監督の「妹よ」の代役で急きょ映画音楽を担当したエピソード。絶対にヒットすると言う確信を持っていた『なごり雪』のアレンジ。『中央フリーウェイ』は先日亡くなった、あのかまやつひろし [続きを読む]
  • デモクラシーは仁義である
  • 改憲派が大手をふるう政界で踏み潰されている立憲主義。そして、軽くあつかわれてしまう民主主義の大原則。これを、「踏み外すちゃいけねぇ『仁義』」と読み替えてみたらどうだろう。という著者の視点がわかりやすい。なぜ民主主義が大切なのか、という事を、正面切って言っても、聞いてもらえない時代。いつもの切り口ではむつかしい。「あなたの批判はおおよそ正しい」という懐疑派の視点からのアプローチが大事。戦前回帰は嫌だ [続きを読む]
  • 文楽・ぶんがく (阿久 悠)
  • 「音」楽に対する「文」楽を提唱する。昭和を代表する作詞家のエッセイ集。「壮大な嘘を、色鮮やかに描いてみせる」そんな街、東京。「銀座とカルピスを、かけ合わせると初恋になる」という、喫茶店。名曲たちを生み出した、作詞家ならではの視点がまぶしい。「そろそろ作詞家も『学校=卒業』と言う分色を捨て、人生の中での『卒業の儀式』を見つけなければならない」「自由を欲するなら、まず(携帯)電話を手放せ」作詞家・阿久悠 [続きを読む]