たまむし さん プロフィール

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たまむしさん: たまむし日記*鳥虫戯話
ハンドル名たまむし さん
ブログタイトルたまむし日記*鳥虫戯話
ブログURLhttp://happy.ap.teacup.com/tamamushi/
サイト紹介文エッセイスト・絵本作家、澤口たまみの日記と、自然や虫についてのエッセイを掲載しています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供27回 / 365日(平均0.5回/週) - 参加 2012/05/06 09:08

たまむし さんのブログ記事

  • 習うということ
  •  若いころ、尊敬していたひとに言われたことを、今になって、しばしば思い出している。 ひとに何かを習うときは、一流の相手を選べ。 もとより習うということをせず、独学をよしとする向きもあるだろう。 しかし、かつて理系のはじっこにいたわたしは、何かを解き明かすのに、先人の積み重ねてきたものなしには不可能であることを、経験的に知っている。 その一流というのは、単に名声ということではないと思う。 そのひとの [続きを読む]
  • 百年の謎解きコンサート
  •  賢治の恋を、文学と音楽のコラボレーションで開封してゆくイベントを、シリーズで企画していることについて、年末の記事で少し触れましたところ、さっそく、詳しい案内をブログでも、とのコメントを頂戴いたしました。 ありがたく、案内させていただきます。 イベントは、「デュオの極み〜百年の謎解き」と題しましたコンサートで、隔月のシリーズで開催してまいります。 毎回、プロで活躍するミュージシャンをゲストに招き、 [続きを読む]
  • ぼんやりとあけました
  •  新しい年は、なにひとつ準備のできていないわが家にも、しっかりとやって来た。[画像] 去年が、どこかジェットコースターに乗っているような感覚の一年だったからか、新年が来て、ぽん! とプラットホームに降ろされたような、不思議な静止感を味わっている。 ジェットコースターで運ばれて、さて、降ろされたこの駅は、いったいどこで、いったいどちらに歩いていけばいいんだろう? と少し途方に暮れているような。 家族と [続きを読む]
  • わたしのこねこと賢治の恋と
  •  今年もあと一日で終わろうという今日の午前中に、電話で編集者さんと絵本の打ち合わせをした。 絵を描かない絵本作家であるわたしは、どういう絵柄を想定して言葉を選んでいるのか、細かく打ち合わせをし、ともに取材をして、編集者さんや画家さんとイメージを共有しなければならない。 絵と文の両方を手がける作家さんも多いなか、「文は文の専門家に」と考えてくださる編集者さんがいて、わたしと組んでくださる画家さんがい [続きを読む]
  • ヘアドネーション体験記
  • [画像] ヘアドネーションを実行してから、二十日が過ぎてしまった。 今さら、という感は否めないが、体験記を書いておこうと思う。 ヘアドネーションの希望を告げると、まずは何センチ寄付するのかを問われる。 子ども用のかつらを作れるのは三十一センチ。 わたしは十分に長いので、もし可能なら三十五センチとらせてもらえないか、と美容師さんから提案された。 わたしは、ドネーションを実行するに当たり、ボウズにならな [続きを読む]
  • 髪を切る
  •  春、わたしはふたつの約束を自分に課した。 ひとつは、一年間、服を買わないでみよう、というものだった。 が! これは、いつの間にか、自分でも意識することなしに、破っていたのだった(約束を忘れていた、とも言う)。 そこで、ふたつめの約束だけは「破るまい」と決めた。 ヘアドネーションである。 三十一センチの髪の毛を寄付できると、子ども用のかつらが作れるという。 じつはこちらについても、ついこのあいだまで [続きを読む]
  • 盛岡文士劇が終わりました
  •  十二月二日、三日に行われました盛岡文士劇は、無事に終了いたしました。 シェークスピアということで、いつもとは違う言い回しや誇張した演技に、かなり緊張いたしましたが、大きな失敗もなく、三回の公演を終えることができました。 しかし、終わってみての疲労感は、これまででいちばんかも知れず……。 ようやく今ごろ、ブログでのごあいさつとなりました。 応援してくださった皆さま、ありがとうございました。 写真は [続きを読む]
  • ついに幕があがったのよ
  •  盛岡文士劇は、昨日、ついに初日の幕が上がった。 劇団に所属していた経験があり、かつては文士劇に出演したこともあって、今は東京で演劇担当の記事を書いているA記者が駆けつけてくれた。 彼は演劇に詳しいだけに、「盛岡文士劇でシェークスピア!」 と驚き、「いくらなかまでも、面白くないものは面白くないと言わなきゃアカン!」 という覚悟とともに観劇したとのこと。 しかし、結果は……。 なんと!「じつに面白か [続きを読む]
  • シェークスピアだけにシェーなのよ
  •  さて、稽古場日記はすでに楽屋日記に突入である。 昨日は、やっとのことでキャスト全員が揃い、衣装をつけての通し稽古であった。 今年は、衣装もアラビアンナイトふうなら、髪型もいつものカツラではなく、美容師さんたちによるセットとエクステンションで仕上げるという。 ただし、わたしと、大伴氏の奥様である水城君(作家の久美沙織さん)だけは、高く結い上げた髪型にするということで、例年どうり橋本かつら屋さんのお世 [続きを読む]
  • いよいよなのよ、がんばるわ!
  •  盛岡文士劇の稽古場日記を書き始めて、本日で二日め。 今日は、衣装をつけ、本番と同じ舞台セットでの、通し稽古である。 明日はもう、ゲネプロ、本番に突入だから、稽古場日記とは名ばかりである。 昨日は演出の安達さんから、最後の細かいダメ出しがあった。 今年は場面転換がない代わり、二十四場もあり、出たり入ったり、忙しいことこのうえない。 舞台へ出てゆくときの最初のセリフが、「ねー、ばあや」「あー、忙しい [続きを読む]
  • 今年はロミオとジュリエットなのよ
  •  盛岡文士劇、稽古場日記を更新せぬままに、ついに本番が明後日に迫ってしまいました。 今年の演目は「忍寄恋倭心中(しのびよるこいやまとのしんじゅう)」。 盛岡在住の脚本家、道又力さんが、なんとシェークスピアの「ロミオとジュリエット」を、古墳時代の蘇我氏と大伴氏の対立にアレンジしたという意欲作です。 演出は、わらび座の安達和平さんが復活! コミカルななかに、シリアスな場面が鮮やかに挿入されて、スピード感 [続きを読む]
  • 文章教室がまる十年になりました。
  •  盛岡の保存建造物「南昌荘」を会場にして開催している文章教室は、今年の七月でまる十年を迎えた。 つい先だっては、作品集の第十七号が完成した。 作品集は年に二回の発行で、毎号、その号のタイトルとなる漢字一文字を決めて、受講者さん全員が、そのテーマについて一作品は仕上げるという趣向になっている。[画像] 第十七号のテーマは『道』だった。 十年の節目として、まことにふさわしいタイトルに思えるが、テーマを決 [続きを読む]
  • 癒しのソーイング
  •  こころがソワソワとして落ち着かないときは、布に触れるのがいちばんだって、知っている。 ミシンを動かす時間がないのなら、アイロンをかけるだけだって、効果はある。 考えてもどうにもならない、自分ではどうすることもできないのなら、考えるのをやめて、無心に布に触れるのがいい。 もちろん、ミシンでなにか拵えると、達成感が得られるから、拵えるにこしたことはない。 と、言うわけで、ここ数日はミシンを動かしてい [続きを読む]
  • 祖母の教え
  •  前回のブログ更新から、またしても日にちが経ってしまった。  ぜひに紹介したい写真が撮れたりすると、ついスマートフォンからフェイスブックやツイッターに流してしまうのだが、今度こそ、ほんとうに、ブログのほうに掲載していきたいと思う。 ブログの利点は、さかのぼって読み直すことが容易な点だ。  フェイスブックやツイッターは、その表示画面を「タイムライン」と呼ぶように、まさしく時間の経過とともに流れ去って [続きを読む]
  • 賢治と童話と、歌うこと
  • [画像] およそ三か月半にわたって、ブログを更新しないでおりました。 フェイスブックやツイッターではなく、このブログを唯一のつながりとして、わたくしを応援してくださっている方々には、たいへんご無沙汰をしてしまい、申しわけありません。『わたしのこねこ』(福音館書店)が、思いがけず産経児童文化出版賞の美術賞をいただいてから、なんとはなしに気忙しい日が続いていました。 と言っても、受賞のせいで忙しくなった [続きを読む]
  • 『わたしのこねこ』受賞に寄せて
  •  ブログでのお知らせが遅くなってしまいましたが、昨年の五月に出版いたしました『わたしのこねこ』(絵・あずみ虫/福音館書店)が、このたび、第六十四回産経児童出版文化賞の美術賞を頂戴いたしました。[画像] 発表は五月五日。 あずみ虫さんと編集者さんと三人で、丁寧に丁寧に打ち合わせを重ねて作った絵本なだけに(福音館書店の絵本は、どれもそうなのですが)、嬉しい嬉しい受賞となりました。 また産経新聞社賞には、 [続きを読む]
  • 服や髪形を選ぶこと
  • [画像] 今年に入って、新しい服を買わない、というチャレンジをしている。 じつのところ、いくつか買い足した品がないわけではなく、ほんとうのチャレンジは、新年度から、と言ったほうが正しい。 昨日も無印良品で、デニムの帽子を買ってしまった。 それに、自分で縫う簡単服は足してもいいことにしているから、布はちびちび買っているし、何がなんでも今あるもので着まわそう、という厳密なものでもない。 それでも、この三 [続きを読む]
  • 春だから『春と修羅』
  •  春分の日で天気もよいので、スマートフォンではなく、愛用のペンタックスQ10を持って散歩に出た。 やっぱりカメラはいい。 スマホの写真とは比べものにならない。 強いて言葉にするなら、空気が柔らかい。「いのち」が、ちゃんと写っている気がする。[画像] フクジュソウ、という名前は、じつはあまり好きではない。 福、寿と、人間側の欲望が激しく見える漢字が並んでいるからだ。 それに関して言うと、「金のなる木」 [続きを読む]
  • いくつもの問をくり返し、
  •  先週から、宮沢賢治を語る必要に迫られ、主に『春と修羅』『春と修羅 第二集』を精読した。 第二集には、アメリカを思わせる言葉が散見され、春が来るたびに、渡米した恋人を思い起こす賢治の姿が浮かぶ。 これについては異論のあることも承知だが、賢治のアメリカへの思いは、高等農林の同級生たちが渡米している、という理由だけでは説明がつかないほど深い。 タイタニック号の沈没は、かつての恋人が海の向こうにいること [続きを読む]
  • 紫波町民劇場『義経の春』、無事に終演いたしました!
  •  紫波町民劇場『義経の春』が、無事に終演した。[画像][画像] 公演は、午前は超満員、午後もほぼ席が埋まり、寒さを感じさせぬ熱気に包まれた。[画像][画像] 今回、わたしは脚本を担当したが、盛岡文士劇と稽古が重なり、しかも今年は東京公演があって、文士劇のあれこれが一月末まで続くとあって、キャストでの参加はできなかった。 長い稽古に、熱心に参加してくださったキャスト、裏方スタッフ、そして今回、総演出を担当く [続きを読む]
  • 東京公演は大成功だったのである。
  • [画像](撮影・松本伸さん) 盛岡文士劇・東京公演が終わり、みな、それぞれの日常のなかに戻っている。 三回の公演はすべて満席、スタッフもキャストも精いっぱいに自分の務めを果たした。 ゲネプロから数えると二泊三日の移動公演は、終わってしまえば夢のように楽しく、幸せな時間だったとしか言いようがない。 ゲストを含めたみんなが、他のひとのがんばりを見て、自分もがんばろうと思う、その連鎖が、じつに効果的に働い [続きを読む]
  • 東京公演の千秋楽は満席なのである。
  • 始まってしまえば、あっという間に千秋楽である。キャストは狭い楽屋に慣れ、幕間のおしゃべりにも花が咲くようになった。そして何より舞台というものは、客席にひとが入ってはじめて、場として完結するのだということを、今回、つくづくと実感した。盛岡公演では、ゲネプロにも、震災関連で盛岡に避難しているひとを招待している。だからゲネプロは、衣装もカツラもメイクも、そして客席も、本番どうりである。 東京公演のようす [続きを読む]
  • 東京公演、本日開幕いたします。
  • 演劇人の憧れの地、紀伊国屋ホール。昨日の午後は、久しぶりに全員が集まって、場当たり、ゲネプロが行われた。演出の長掛さんは、他の公演も抱えているなか、二十四日に行われた盛岡の最終稽古だけでなく、今日も駆けつけてくださった。演出がいないときのキャストのこころ細さは、道に迷った子どものようなものだ。最後に長掛さんの言葉を貰えたのは、ほんとうにありがたいことだった(奥州市民★文士劇の成功もお祈りしています) [続きを読む]