Conrad さん プロフィール

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Conradさん: the Salon of Vertigo
ハンドル名Conrad さん
ブログタイトルthe Salon of Vertigo
ブログURLhttp://salonofvertigo.blogspot.jp/
サイト紹介文アートとか歌舞伎とか演劇とか徒然のもろもろを書いてます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供47回 / 365日(平均0.9回/週) - 参加 2012/05/13 10:54

Conrad さんのブログ記事

  • 水を描く
  • 山種美術館で開催中の企画展『水を描く −広重の雨、玉堂の清流、土牛のうずしお−』の内覧会にお邪魔しました。(※展示会場内の写真は特別に主催者の許可を得て撮影したものです)今年の夏は一段と暑くて、毎日体温を超えるような猛暑が続いています。山種美術館は恵比寿から歩くと15分ぐらい。なが〜い坂道を上っていくので、さすがにこの暑さは堪えます。今回ばかりはと駅からタクシーで行きました(ちなみにワンメーターでし [続きを読む]
  • 長谷川利行展
  • 府中市美術館で開催中の『長谷川利行展』を観てきました。気づいたら会期末。やっとのことで府中まで出かけることができました。なんでこんな素晴らしい展覧会を後回しにしていたんだろうと思うぐらい素晴らしい内容でした。長谷川利行の作品は東京国立近代美術館の常設や、昭和初期の洋画を取り上げた展覧会などでときどき観たりして、もともと好きな画家ではあったのですが、去年でしたでしょうか、Eテレの『日曜美術館』で長谷 [続きを読む]
  • 歌仙と古筆
  • 出光美術館で開催中の『歌仙と古筆』に行って来ました。「人麿影供(ひとまろえいぐ)」という言葉をよく知らなかったのですが、歌会の儀礼として“歌聖”柿本人麻呂(人麿)の肖像を掲げることを「人麿影供」というそうで、今年は歌人・藤原顕季が歌会の繁栄を念じて人麿像を床に懸けてから900年になるんだそうです。本展はその人麿の図像を中心に、歌仙の図像がどう受け継がれたのかをとても丁寧に追っています。まずは「佐竹本 [続きを読む]
  • 江戸の悪 PARTⅡ
  • 太田記念美術館で開催中の『江戸の悪 PARTⅡ』を観てきました。2015年に同じ太田記念美術館で開催され、好評を博した『江戸の悪』の第2弾。単純に前回の続きなのかなと思ってたのですが、前回の内容をさらにパワーアップして、出品作品数も約220点に倍増し、あらためて焼き直しした展覧会なのですね。だから、前回の展覧会と被っている作品も結構あります。前回は“悪”をテーマにするならこれを出さなきゃという作品も多かったの [続きを読む]
  • 京都画壇の明治
  • ゴールデンウィークのときの話なので、書くのがすっかり遅くなってしまいましたが、京都市学校歴史博物館で開催中の『京都画壇の明治』を観てきました。京都市学校歴史博物館と聞いて、どこよそれ?と調べてしまいましたが、四条河原町から徒歩10分圏内。河原町や祇園で買い物や食事をした足で歩いていけるし、バスで五条まで出れば京博にも行けるし、割と都合の付けやすい場所にありました。そもそもは明治2年に開校した小学校を [続きを読む]
  • 琳派 −俵屋宗達から田中一光へ−
  • 山種美術館で開催中の特別展『琳派 −俵屋宗達から田中一光へ−』を観てまいりました。(※展示会場内の写真は特別に主催者の許可を得て撮影したものです)あちらこちらで琳派400年の展覧会が開催された2015年から早いもので3年。琳派の展覧会も落ち着いた感がありますが、そろそろ琳派の良さげな展覧会がまたあるといいなと思っていたところでした。さすが分かってらっしゃる、山種さん。山種美術館の琳派の展覧会としては、こ [続きを読む]
  • 名作誕生 つながる日本美術
  • 東京国立博物館で開催中の『名作誕生 − つながる日本美術』を観てきました。『国華』という値段のたかーい日本美術の専門誌がありまして、明治22年(1889)に岡倉天心と高橋健三が中心となって創刊したという、現在も発行されている雑誌としては日本で最も古いんだそうです。本展はその『国華』の創刊130年を記念した展覧会。ちょうど10年前に同じ東博で『対決 −巨匠たちの日本美術』という展覧会がありましたが、あれが『国華 [続きを読む]
  • 池大雅展
  • 京都国立博物館で開催中の『池大雅 天衣無縫の旅の画家』を観てきました。半年ぶりの京都です。これまで何十回、京都に来たか分かりませんが、実は今まで一度も雨に降られたことのない晴れ男、、、だったのですが(雪だったことはありましたが)、天気が崩れて春の嵐になるとの予報。青空に新緑を楽しみにしてたのですが、空もどんよりして、ちょっと残念でした。(幸い雨は夜降られただけでした)さて、今年の春の京博は池大雅。 [続きを読む]
  • 光琳と乾山
  • 根津美術館で開催中の『光琳と乾山』を観てきました。ゴールデンウィークの根津美術館といえば、尾形光琳の「燕子花図屏風」。庭園のカキツバタの開花に合わせて、「燕子花図屏風」をメインに趣向を凝らした展覧会を毎年開催しているわけですが、今回は光琳とその弟・乾山の作品や兄弟のコラボレーションを紹介した展覧会になっています。 乾山の作品は光琳の展覧会や琳派の展覧会でたびたび観ますし、3年前になりますが、サント [続きを読む]
  • 東西美人画の名作 《序の舞》への系譜
  • 東京藝術大学大学美術館で開催中の『東西美人画の名作 《序の舞》への系譜』を観てきました。上村松園の代表作「序の舞」が絵具の剥離の可能性が出てきたため修理を実施すると発表されたのが2016年の夏のはじめ。それから2年に及ぶ修理を行い、このたび完成披露となりました。本展はそれを記念しての美人画名品展になります。これが想像以上の充実度。てっきり松園の「序の舞」修理記念の“ついで企画”とばかり思っていたのです [続きを読む]
  • 百花繚乱列島 −江戸諸国絵師巡り−
  • 千葉市美術館で開催中の『百花繚乱列島 −江戸諸国絵師巡り−』を観てきました。先日、府中市美術館の『春の江戸絵画まつり リアル 最大の奇抜』を観て、地方の絵師に絞った展覧会とかして欲しいとつぶやいたら、各地で活躍した絵師たちを特集した展覧会が千葉市美術館であるとフォロワーさんに教えてもらい、早速千葉まで行ってきました。なんとタイムリーな。本展は、江戸中期以降に主に地方で活躍したご当地絵師に焦点を当て [続きを読む]
  • ヌード展
  • 横浜美術館で開催中の『ヌード展』に行ってきました。2年にわたり世界を巡回し話題になった英国テート所蔵作品による『ヌード展』がようやく日本に上陸。古典文学や神話、聖書を題材にした裸体表現に始まり、ラファエル前派や印象派、ロダンやムーアの彫刻、さらには同性愛や人種問題、フェミニズムの視点に立ったヌード作品など、ソフトなものからハードなものまで実に多様でした。イギリスの美術館だけあり、プロテスタントで性 [続きを読む]
  • 猪熊弦一郎展 猫たち
  • Bunkamura ザ・ミュージアムで開催中の『猪熊弦一郎展 猫たち』を観てきました。昭和を代表する洋画家で、特に昭和30年に拠点をニューヨークに置いて以降は抽象画を多く発表し、日本のモダンアートの先駆者として評価されている猪熊弦一郎。今回の展覧会は無類の猫好きとして知られる猪熊の猫の絵だけを集めた展覧会(最後に少し猫以外の作品もあります)です。 猪熊の奥さんが大の猫好きで、いっときは“1ダースの猫”を飼って [続きを読む]
  • 江戸の女装と男装
  • 太田記念美術館で開催中の『江戸の女装と男装』を観てきました。日本には古来、異性装の風俗があったといいます。古くはヤマトタケルが女装して宴会に紛れ込みクマソタケルを退治したとか、女性の衣装を身にまとった牛若丸が弁慶と闘うとか、女武者・巴御前の活躍とか、神話や物語だけでなく、中性の稚児の女装の習慣や、白拍子の男装や歌舞伎の女形、芸者の男装といった芸能の異性装などがあり、そうした描写は浮世絵にも多く描か [続きを読む]
  • リアル 最大の奇抜
  • 府中市美術館で開催中の『リアル 最大の奇抜』を観てきました。毎年恒例、府中市美術館の“春の江戸絵画まつり”。今年のテーマはリアル絵画。昨年平塚市美術館などで開催された『リアルのゆくえ』展が話題になったり、スーパーリアリズムがちょっとしたブームになったり、写実絵画が注目を集めていますが、はたして江戸絵画のリアルとは?写真もまだなく限られた人しか西洋画を観ることのできなかった江戸時代に、人々にはどのよ [続きを読む]
  • 寛永の雅
  • サントリー美術館で開催中の『寛永の雅 江戸の宮廷文化と遠州・仁清・探幽』展を観てまいりました。よほど日本史に詳しい人でないと、“寛永”っていわれてもいつの時代のことかパッと思い浮かばないかもしれませんが、本展は江戸時代初期の寛永年間(1624〜1645年)を中心に開花した“寛永文化”にスポットを当てた展覧会です。“寛永文化”は、桃山文化のような煌びやかさや侘びの趣きでもなく、元禄文化のような江戸の活気や浮 [続きを読む]
  • ルドン−秘密の花園
  • 三菱一号館美術館で開催中の『ルドン − 秘密の花園』のブロガー内覧会に参加してきました。三菱一号館美術館といえば、ルドンの「グラン・ブーケ」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。開館時に購入し、2012年の『ルドンとその周辺−夢見る世紀末』でお披露目され、話題になったルドンの傑作です。内覧会の冒頭、挨拶の中で高橋館長がさまざまな苦難を乗り越えて「グラン・ブーケ」を三菱一号館美術館に迎えた話をされて [続きを読む]
  • 小村雪岱 「雪岱調」のできるまで
  • 川越市立美術館で開催中の『小村雪岱 「雪岱調」のできるまで』を観てきました。2009年の埼玉県立近代美術館や資生堂アートハウスの回顧展にはじまり、ここ10年でいくつか小村雪岱の展覧会がありましたが、東京近郊で小村雪岱の展覧会が開かれるのは2012年のニューオータニ美術館の展覧会以来久しぶりではないでしょうか。わたしも雪岱の作品をこうして観るのは埼玉県美のとき以来です。再評価の波もあって最近は雪岱の関連本も相 [続きを読む]
  • 運慶 鎌倉幕府と霊験伝説
  • 金沢文庫で開催中の『運慶 鎌倉幕府と霊験伝説』を観てきました。ちょうど昨年の10月、トーハクの『運慶展』が盛り上がっている最中、神楽坂ラカグの『運慶ナイト』というイベントで、運慶研究の第一人者・山本勉先生と金沢文庫の瀬谷学芸員のトークを拝聴したのですが、その中で瀬谷学芸員が東国における運慶および運慶派の活動について熱心に語られていて、今回の金沢文庫の展覧会についても触れていたので、大変楽しみにしてい [続きを読む]
  • 墨と金 −狩野派の絵画−
  • 根津美術館で開催中の『墨と金 −狩野派の絵画−』を観てきました。室町時代に京都で興り、足利将軍家から織田信長や豊臣秀吉、そして江戸幕府へ、時の権力者や政権の御用絵師として400年もの長きにわたって頂点に立ち続けた狩野派。中国絵画の筆様を整理した“真体・行体・草体”の水墨画、文化の成熟と時代のムードを体現した絢爛豪華な金屏風。本展はその“墨”と“金”という狩野派を象徴する2つの側面から狩野派の何たるか [続きを読む]
  • 博物館に初もうで
  • 新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。さて、今年も博物館・美術館巡りはトーハクから活動開始! 毎年恒例『博物館に初もうで』に新年早々開館の1時間前から並び、混み合う前にひととおり観てまいりました。朝早いし寒いかなと厚着で出かけたのですが、幸いに風もなく穏やかな晴天で、日差しも心なしか暖か。今年のお正月は平成館で特別展をやってないので、去年ほど混まないかなと思って [続きを読む]
  • 2017年 展覧会ベスト10
  • 今年も早いもので最後の一日となりました。ここのところ、今年一番良かった展覧会は何だったか、自分のブログを読み直したり、図録を読み返したり、早くもベスト10をツイートしている人のランキングを眺めたりしていたのですが、これも毎度のことで、まーぁ決まらない決まらない。これは入れたい、これは外せない、の繰り返しで全然10本に収まりません。無理矢理なんとか10本に絞ったというところです。今年は拙ブログで63の展覧会 [続きを読む]
  • 熊谷守一 生きるよろこび
  • 東京国立近代美術館で開催中の『熊谷守一展』を観てまいりました。本展は熊谷守一の没後40年を記念しての展覧会。10年前の埼玉県立近代美術館の『熊谷守一展』や、4年前の豊島区立熊谷守一美術館の『熊谷守一美術館30周年展』などこれまでもたびたび守一の展覧会はありましたが、200点超のここまで大規模な回顧展は初めてではないでしょうか。熊谷守一は個人的にも大好きな画家で、植物や昆虫、猫といった身近なモチーフを描いた [続きを読む]
  • 北野恒富展
  • すでに終了してしまいましたが、千葉市美術館で開催していた『北野恒富展』に行ってきました。近代大阪画壇を代表する美人画の名手、北野恒富。地元・大阪のあべのハルカス美術館で開催し好評だった展覧会の巡回展になります。なかなか行けず、会期後半になってようやく観に行くことができました。北野恒富というと、美人画の展覧会で観ることはありますが、たいていメインは上村松園や鏑木清方などで、恒富はあっても1点か2点。 [続きを読む]
  • 典雅と奇想
  • つづいて、静嘉堂文庫美術館の『あこがれの明清絵画』を観た足で、六本木の泉屋博古館・分館で開催中の『典雅と奇想 明末清初の中国名画展』にも行ってまいりました。こちらは山水画・文人画が中心。その名の通り、とりわけ“奇想派”が充実していて面白い。“奇想派”というと、伊藤若冲や曽我蕭白のような奇想の絵師をイメージしますが、中国の“奇想派”は中国語では“変形主義”、英語では“マニエリスティック”というそうで [続きを読む]