Conrad さん プロフィール

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Conradさん: the Salon of Vertigo
ハンドル名Conrad さん
ブログタイトルthe Salon of Vertigo
ブログURLhttp://salonofvertigo.blogspot.jp/
サイト紹介文アートとか歌舞伎とか演劇とか徒然のもろもろを書いてます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供64回 / 365日(平均1.2回/週) - 参加 2012/05/13 10:54

Conrad さんのブログ記事

  • 運慶展
  • 東京国立博物館で開催中の『運慶展』を観てまいりました。春に奈良博で『快慶展』を観て、そして待望の『運慶展』。現在、運慶と確認もしくは推定されている運慶仏は31躯あるといいますが、その内の22躯(出品リスト上は19躯)が集結というこれ以上望めないレベル。さすがに見応え十分です。会場には運慶の仏像以外にも、父・康慶や運慶の息子ら慶派の仏像もあって、運慶前後の慶派の流れが分かるのもいい。しかも運慶の仏像に限っ [続きを読む]
  • 江戸の琳派芸術
  • 出光美術館で開催中の『江戸の琳派芸術』を観てまいりました。出光美術館で琳派は何度も観てると思うのですが、江戸琳派をテーマにした展覧会は実に16年ぶりなんだそうです。江戸琳派なので酒井抱一と鈴木其一が中心。光琳は数点あるけど宗達はなし。なんと出光美術館所蔵の抱一・其一作品のほぼ全てが展示されているそうです。抱一や其一に代表される江戸琳派は宗達・光琳とはまた違う華やかさ、色彩美があり、その洗練された画風 [続きを読む]
  • 狩野元信展
  • サントリー美術館で開催中の『狩野元信展』を観てまいりました。個人的に今年最も楽しみにしていた展覧会の一つ。狩野派の二代目であり、狩野派を画壇の中央へ押し上げただけでなく、日本絵画史上最大の画派へ成長する礎を築いた最重要人物である狩野元信。意外なことに単独で元信を取り上げる回顧展は初めてだといいます。サントリー美術館は元信の「酒伝童子絵巻」を所蔵していますが、いずれ重要文化財に指定されたら元信の展覧 [続きを読む]
  • 月岡芳年 月百姿
  • 太田記念美術館で開催中の『月岡芳年 月百姿』を観てまいりました。先月まで開催していた『月岡芳年 妖怪百物語』につづいて、月岡芳年の代表作「月百姿」シリーズの全点を公開するというファン待望の展覧会。わたしも全点観るのは初めてです。「月百姿」は、月をテーマにした作品100点からなる摺物シリーズ。最晩年の47〜54歳にかけて制作されたもので、『月岡芳年 妖怪百物語』で紹介されていた「和漢百物語」シリーズや「新 [続きを読む]
  • 上村松園 −美人画の精華−
  • 山種美術館で開催中の『上村松園 −美人画の精華−』を観てまいりました。先日、東京藝術大学大学美術館の『藝「大」コレクション』でたまたま上村松園の「草紙洗小町」を観たのですが、あまりに精緻な着物の文様や体の動きを捉えた線描の確かさに驚いたというか、松園は侮れないなと痛感したばかり。個人的にも松園をあらためて見直したいと思っていたところでした。 松園の作品を観る機会はよくありますし、美人画の展覧会に行 [続きを読む]
  • 藝「大」コレクション
  • すっかりブログに記事を書くのが遅くなってしまいましたが、東京藝術大学大学美術館で開催中の『藝「大」コレクション パンドラの箱が開いた!』に行ってきました。『藝大コレクション展』は毎年開催されていますが、今年は東京藝術大学の創立130周年ということで、これまでにない大規模なコレクション展になっています。だから「大」の字をカッコつきで強調してるわけですね。 しかも今回は、藝大が所蔵する名品コレクションだけ [続きを読む]
  • 地獄絵ワンダーランド
  • 三井記念美術館で『地獄絵ワンダーランド』を観てまいりました。どうせ子どもも楽しめます的な夏休み向けの企画だろ、と最初はあまり興味を持ってなかったというか、高をくくっていたのですが、これが思いのほか面白かったのです。くだけたタイトルから察せられるように、小難しところがなくて、もちろん子どもも楽しめるでしょうけど、仏画、地獄絵に興味がある人なら誰でも十分楽しめるのではないでしょうか。毎年この時期は、妖 [続きを読む]
  • 祈りのかたち
  • 出光美術館で開催中の『祈りのかたち 仏教美術入門』を観てまいりました。最近のトレンドなのか、いろんな美術館で、美術ビギナー向けの展覧会をやっていますが、出光美術館でも所蔵する仏画や仏像を中心に、仏教美術のイロハを紹介する展覧会を開催しています。日本美術はとりわけ中世までは仏教に関係したものがほとんど。仏画にしても仏像にしても、その種類や造形、それこそ手の形や持ち物に至るまで、さまざまな意味や決まり [続きを読む]
  • 杉本文楽 女殺油地獄
  • 世田谷パブリックシアターで『杉本文楽 女殺油地獄』を観てきました。前回の『杉本文楽 曾根崎心中』から3年。ふたたび近松、しかも『女殺油地獄』に挑戦ということで、期待を抱かずにいられません。杉本文楽版『女殺油地獄』は、下之巻「豊島屋油店の段」を前と奥に分け、「前」を素浄瑠璃、「奥」を人形浄瑠璃という構成。今回は一人遣いではありませんでしたが、『曾根崎心中』同様に手摺りはありませんでした。冒頭、人間国 [続きを読む]
  • 月岡芳年 妖怪百物語
  • 太田記念美術館で開催中の『月岡芳年 妖怪百物語』を観てまいりました。月岡芳年を代表作である「和漢百物語」シリーズと「新形三十六怪撰」シリーズ、そして「月百姿」シリーズの全点を2カ月に分けて公開するという展覧会。ちょうど5年前ですが、芳年が観たい、芳年が観たいとほうぼうで言っていたら、東京で約17年ぶりという『月岡芳年展』が同じ太田記念美術館で開かれ、あらためて芳年の魅力に惚れ込みました。その中で、と [続きを読む]
  • 萬鐵五郎展
  • 神奈川県立近代美術館葉山で開催中の『萬 鐵五郎展』を観てまいりました。去年の夏も葉山まで『クエイ兄弟展』を観に行ったのですが、ちょうど海水浴に行く人たちと時間が重なり、バスを何便も見送るという目にあったので、今回は平日に、時間もずらして行ってきました。萬鐵五郎というと代表作のいくつかを東京国立近代美術館で観たりする程度で、それほど高い関心は持ってなかったのですが、昨年の東京ステーションギャラリーの [続きを読む]
  • 藤島武二展
  • 練馬区立美術館で開催されている『生誕150年記念 藤島武二展』を観てまいりました。藤島武二というと日本の近代洋画を牽引した最も重要な画家の一人ですが、自分の中でその特徴をいまひとつ掴めていないこともあり、そうした意味でも今回の展覧会を楽しみにしてました。今回は生誕150年記念ということで、藤島の作品だけでも約150点(前後期合わせ)と出品数も多く、なかなか観られない個人蔵の作品も含め、代表作がほぼ出揃う貴 [続きを読む]
  • 吉田博展
  • 損保ジャパン日本興亜美術館で開催中の『吉田博展』を観てまいりました。昨年、千葉市美術館で開催され、話題になった展覧会。郡山や久留米などを巡回しての最後の開催が東京になります。千葉に行かなかったので一年越しでようやく拝見することができました。去年はちょうど同じ時期に、吉田博と対立した黒田清輝の展覧会も重なり、そうした話題性があったのは確かですが、昨今の明治期の洋画を見直す機運の中、半ば忘れられていた [続きを読む]
  • 不染鉄展
  • 東京ステーションギャラリーで開催中の『幻の画家 不染鉄展』を観てまいりました。不染鉄(ふせん てつ)、初めて名前を聞く画家です。どうしてここまで優れた技術を持つ画家が評価されることもなく長く忘れられていたのか。とても不思議に思うほど、大変素晴らしい展覧会でした。今年一番の衝撃かもしれません。回顧展は21年前に奈良県立美術館で一度あったきり。なので東京で展覧会が開かれるのも初めて。また東京ステーション [続きを読む]
  • 川端龍子展
  • 山種美術館で開催中の『川端龍子 −超ド級の日本画−』を観てまいりました。大正から昭和にかけて活躍した近代日本画を代表する画家の一人、川端龍子。本展は龍子の没後50年を記念する回顧展です。龍子の作品は割といろんなところで観る機会はありますが、ちゃんとした形で観たいなと思っていたところの展覧会。ここまでまとめた形での回顧展は12年ぶりといいます。日本美術ファンなら最初は誰でも一度は間違えると思うのですが、 [続きを読む]
  • アルチンボルド展
  • 国立西洋美術館で開催中の『アルチンボルド展』を観てまいりました。アルチンボルドというと、人間の顔を花や野菜などで象った風変わりな絵を描く画家として知られます。過去に『だまし絵展』などで作品が来日したことはありますが、アルチンボルドをメインにした展覧会は日本初とか。アルチンボルドが活躍したのは16世紀後半。ルネサンス真っ盛りの時代にあって、アルチンボルドはちょっとマニアックだし、ツウ好みの画家というイ [続きを読む]
  • ジャコメッティ展
  • 国立新美術館で開催中の『ジャコメッティ展』を観てまいりました。ジャコメッティというと20世紀のモダニズム彫刻を代表する彫刻家。異常に細長く痩せこけた人間の彫刻で有名で、一度観たら忘れられない強烈な個性があります。最近では、2010年に「歩く人」が94億円、2015年には「指さす人」が彫刻作品としての史上最高額の、なんと170億円で落札され、話題になったりしました。国内での回顧展は約10年ぶり。前回は神奈川県近代美 [続きを読む]
  • 水墨の風
  • 出光美術館で開催中の『水墨の風』を観てまいりました。雪舟に始まり、雪舟が手本とした玉澗、雪舟に私淑した等伯、さらには室町水墨画、狩野派や岩佐又兵衛、そして文人画まで日本の水墨画の流れを、“風”をキーワードに読み解いていくという企画展。雪舟が中国で吸収した水墨画の技法が日本でどのように受け入れられ、どう変化していったか、明快な構成と分かりやすい解説で丹念に追っています。出光の所蔵作品だけで構成してる [続きを読む]
  • はじめての古美術鑑賞 紙の装飾
  • 根津美術館で開催中の『はじめての古美術鑑賞 −紙の装飾−』を観てまいりました。昨年の『はじめての古美術鑑賞 −絵画の技法と表現−』に続いてのシリーズ第2弾。今回のテーマは料紙装飾。小難しい言葉が出てきたり、観るポイントが分かりづらかったり、なかなか初心者にはハードルの高い古美術の世界。そんな専門的な言葉も丁寧に解説されていて、かといって安易にレベルを下げることもなく、根津美術館らしい真面目な展示だ [続きを読む]
  • ランス美術館展
  • 損保ジャパン日本興亜美術館で開催中の『フランス絵画の宝庫 ランス美術館展』を観てまいりました。ここ数年、損保ジャパン日本興亜美術館は年に2回のペースでフランス絵画の展覧会をやっていて、とりわけ印象派の周辺への切り口には定評があります。今回はフランス北東部シャンパーニュ地方の小都市ランスにあるランス美術館のコレクションを紹介。ランスは、シャルル7世の戴冠式が行われたノートルダム大聖堂もある古い街で、 [続きを読む]
  • 大英自然史博物館展
  • 国立科学博物館で開催中の『大英自然史博物館展』を観てまいりました。イギリスの大英自然史博物館といえば、質・量ともに世界屈指の博物学標本を誇る博物館。本展はその厳選されたコレクションの世界巡回展で、日本が最初の巡回先なんだそうです。しかも、こんなもの何年も巡回してしまっていいの!?というような歴史に名を残す貴重な品々ばかり。さすが大英博物館、恐るべしという感じでした。実は一度GWに行ったのですが、入 [続きを読む]
  • ソール・ライター展
  • 渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催中の『ソール・ライター展』を観てまいりました。ソール・ライター(1923-2013)といっても、余程の写真ツウじゃないと知らないんじゃないかと思いますが、2006年に出版された写真集をきっかけに近年注目を集め、回顧展というかたちで日本で紹介されるのも今回が初めて。とはいえ、口コミもあって土日はかなりのお客さんで賑わっているようです。わたし自身もソール・ライターのことを知っ [続きを読む]
  • ブリューゲル「バベルの塔」展
  • 東京都美術館で開催中の『ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展』を観てまいりました。ピーテル・ブリューゲルは16世紀フランドルを代表する画家。ブリューゲルといっても、親子で同じ名前で、しかも2人とも画家なので、父はピーテル・ブリューゲル1世とかピーテル・ブリューゲル(父)、息子はピーテル・ブリューゲル2世とかピーテル・ブリューゲル(子)とか呼ばれます。それで、今回の「バベルの塔」は父・ブ [続きを読む]
  • よみがえる画家−板倉鼎・須美子展
  • 目黒区美術館で開催中の『よみがえる画家 板倉鼎・須美子展』を観てきました。狂乱の時代のパリに生きた知られざる日本人画家、板倉鼎と須美子の画業を振りかえる展覧会です。2年前に松戸市立博物館で回顧展が開かれたとき、その評判の良さに気になっていたのですが、東京でも展覧会をやっていると聞き、早速伺ってきました。板倉鼎は大正13年に東京美術学校を卒業し、パリへ留学。サロンに入選するなど将来を嘱望されるも、28歳 [続きを読む]
  • 海北友松展
  • 京都国立博物館で開催中の『海北友松展』に行ってまいりました。河原町のホテルをチェックアウトし、祇園から建仁寺、法観寺とぶらぶら散歩し、京博に着いたのが8時半。東博の特別展に朝並ぶときはだいたい開館1時間前ぐらいに行くことが多いので、いつもの癖で早く来たら、まだ5人しかいませんでした(笑)。でもバスが着くたびに、あれよあれよと列が伸び、開館時には長蛇の列。そんなに人気の絵師でもないのにと正直ビックリ [続きを読む]