高野敦志 さん プロフィール

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高野敦志さん: 「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
ハンドル名高野敦志 さん
ブログタイトル「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
ブログURLhttp://takanoatsushi.seesaa.net/
サイト紹介文舟橋聖一顕彰青年文学賞を受賞した高野敦志が、書きためた作品を無料で公開していきます。
自由文ブログの方はほぼ毎日、更新しています。文学の他、コンピューターやジャズ、旅行関係の情報も出しています。podcastでePubおよび、pdf形式の電子本も配布しています。iTunes Storeで探してみてください。
http://itunes.apple.com/jp/podcast/qing-kong-wen-ku-no-zuo-jia/id504177440?l=en
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供658回 / 365日(平均12.6回/週) - 参加 2012/05/18 21:19

高野敦志 さんのブログ記事

  • しまなみ海道は尾道から(1)
  •  弥山の登山はやはりきつかった。特に下りの石段で、膝の関節を痛めてしまったみたいだ。階段を一段下るにも痛みが走る。全身の疲労も激しかった。その夜は宇品島のホテルに泊まった。広島駅からは路線バスに乗るより、ホテルの送迎バスを利用した方がいい。混雑した道を避けて進むので。宮島から直行の船も出ていたのだが、最終便に乗ることはできなかった。 さて、翌日は尾道に出ることになっていた。どうして尾道か。坂の町と [続きを読む]
  • 写真とエッセイ「立山黒部アルペンルートの旅」(ePub)
  •  本州にもこんな美しい風景があったのか! 立山、室堂高原、黒部峡谷鉄道の旅を、写真とエッセイで紹介します。現地で撮影した峡谷や高山の自然を、高解像度の写真で収録しました。リフローの電子書籍ePubで提供いたします。約9メガありますので、通信速度が遅い場合は時間がかかります。 以下のリンクからダウンロードしてください。tateyama.epub iOSではiBooks(https://itunes.apple.com/jp/app/ibooks/id364709193?mt=8 [続きを読む]
  • 小説「海に帰る日」(ePub)
  •  日本が元気だった昭和の後期、遠いふるさとへの思いに駆られた母は、家を出たまま戻らない。認知症を発症した老母を見守る息子の記憶は、軍靴が高鳴る混乱期に生きる、まだ若かった母の面影を追っていく。 自作の小説をePub形式の電子書籍で提供します。ほのぼのした世界を描きましたので、ぜひご覧になってください。  以下のリンクからダウンロードして下さい。uminikaeruhi.epub iTunesからダウンロードする場合は、ミュー [続きを読む]
  • 厳島神社と弥山(9)
  •  あとは麓に向かって下りていく。とにかく石段続きなので、次第に足の筋肉が痛くなってきた。岩肌が大きく露出し、滝が流れ落ちている。厳島神社も見えてきたが、三十分で下り切るのは難しそうだった。こんな時間に上ってくる外国人や日本人の若者がいた。もうすぐ日が暮れるというのに、山を甘く見ているに違いない。 谷川をはさんで向かいに大聖院の伽藍が見えてきた。ただ、橋がないから直接渡る方法はない。下りきったところ [続きを読む]
  • 厳島神社と弥山(8)
  •  ただ、山頂にはまだ到達していない。巨石が横倒しになり、人がようやく通れるほどの隙間が空いたくぐり岩を抜けたところで、ようやく弥山の山頂、五三五メートルに至った。三百六十度青い空を見渡せる。巨石が並んでいるさまが不思議だ。宇宙人が運んできたというわけでもあるまいが。 友人と記念撮影をした。展望休憩所はすでに閉鎖されていた。時計を見ると、もう午後五時ではないか。片道三時間もかかったのか。晴れ上がって [続きを読む]
  • 第5版『電子本(電子書籍)を作ろう!』(ePub)
  • 『電子本を作ろう!』(ePub)の第5版を公開します。ジャストシステムの「一太郎2016」に関する新情報を含んだ増補版です。ePubやmobi、およびpdf形式で作るノウハウを解説します。電子書籍の形式について説明した後、文章を書いていく上での注意点、ファイルの作成方法、公開の仕方などを順に述べていきます。 第五版においては、「一太郎2016」で追加された機能のほか、ePubの固定レイアウトとPDFの違い、ePubの脚注の問題、「 [続きを読む]
  • 男はつらいよ 寅次郎紅の花(第48作)
  •  渥美清は末期癌で、医師の反対を押して出演した「男はつらいよ」のシリーズも、本作での演技が最後となった。没後に「寅次郎ハイビスカスの花 特別篇」が作られたが、寅次郎に関しては、かつての映像などを再構成したものである。「寅次郎紅の花」が封切りとなるとき、いよいよこれが最終作になるだろうという噂が流れた。渥美清の体力が限界に達していたこと、寅次郎にとって最高のヒロインであるリリーが出演していること、映 [続きを読む]
  • 《Gateway Experience》私見(ePub)
  • 「体外離脱」を探究したロバート・モンローと、左右の脳を同期させるヘミシンクの技術、宗教的な変性意識が体験できる《Gateway Experience》、死後の世界を探索できる《Going Home》などについて、実践する場合に知っておくとよいことや、僕自身が体験した上での私見をまとめてみました。関心は持っているが、自身でやるかどうか迷っている場合などは、参考になるのではないかと思います。 以下のリンクから、ダウンロードできま [続きを読む]
  • 厳島神社と弥山(7)
  •  二時間近く歩いたろうか。山頂近くにあるのが霊火堂である。小さなお堂ではあるが、空海が焚いた護摩の火が守られている。それが事実だとすると、千二百年も燃え続けたことになる。視界が開けたので、心に少し余裕ができた。日はまだ高いが、時計を見るともう午後四時過ぎである。 向かいにあるのが弥山本堂。現在の建物は平成になってから再建されたものだが、ここで空海は虚空蔵菩薩求聞持聡明法を修したという。『三教指帰( [続きを読む]
  • 琉球弧を旅して(pdf)
  •  沖縄本島、久高島、宮古諸島、石垣島、竹富島、西表島と巡った若き日の記録です。中国と日本の文化が融合し、本土とは異なる歴史を歩み、亜熱帯の自然が広がる沖縄は、日本であって本土にはない光景が広がっています。青春が終わりかけた頃に訪れた沖縄への思いがこもっています。 今回はパソコンですぐに開けるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再 [続きを読む]
  • ぼくがダライラマ?(44)
  •  テーブルにはヤクの肉塊の焼き物が出され、続いてクーラと呼ばれるパンケーキや、トゥクパという挽肉入りのうどんも出された。これはメンパ族が好んで食べる物だった。「まだ何か足りないとお思いのようですな」 摂政は意味ありげな笑いを浮かべ、奥方の方に顔を向けた。すると、召使いがあわてて部屋の外に出ていった。少しして手を引いてきたのは……。髪飾りをつけて、化粧をして澄ました顔はしていたが、あの娘じゃないか。 [続きを読む]
  • ネルヴァル Nerval の短編「緑の怪物」(ePub)
  •  19世紀フランスの狂気の詩人、ジェラール・ド・ネルヴァルの短編「緑の怪物」を新訳でお送りします。夢と現実の間をさまよいながら、シュルレアリスムの先駆的作品を生み出し、20世紀になってから再評価されたネルヴァルですが、今回紹介するのは、ネルヴァルの狂気の側面がうかがえる怪談です。 作中には多数の固有名詞が出てきますが、余り気にせずに読み進めて下さい。注釈は最低限にとどめました。以前、「緑の怪物」の要約 [続きを読む]
  • ぼくがダライラマ?(43)
  •  その日の夕方、ぼくは摂政の私邸に招かれた。鬱屈した生活を送っているのを心配し、心からの歓待をしようとしているのか。これについて、ぼくはあれこれと憶測した。家族から引き離されたぼくを哀れんでいるんじゃない。いまだに埋まらぬ溝を埋めるために、警戒心を解こうとしているのだ。神殿の壁画を見せたというのも、ぼくに心を開かせることで、父親のように振る舞おうとしているのではないか。 摂政の屋敷はラサの中心街に [続きを読む]
  • ネルヴァル Nervalをめぐる随想(ePub)
  •  19世紀フランスの詩人、小説家であるジェラール・ド・ネルヴァルをめぐるエッセイ集です。シュルレアリスムの先駆者であり、プルーストにも影響を与えたとされるネルヴァルは、夢と現実の世界を生きて珠玉のような作品を残しました。 ここでは代表作の「シルヴィ」「オーレリア」をはじめ、奇妙な寓話「緑の怪物」や、フランス革命で処刑されたカゾット、プルーストとネルヴァルのテキスト、無意識の世界に触れる方法などについ [続きを読む]
  • 厳島神社と弥山(6)
  •  坂道を上っていくと、宮島ロープウェイの駅があった。今回は定期点検整備で運休中とあった。予定がすっかり狂ってしまう、どうしようかと思ったが、弥山に登るのが今回の旅の目的だったので、古人のように徒歩で山頂を目指すことにした。 とはいっても、まだ三月の初旬である。空気は冷たく、汗をかくとたちまち体温を奪われ、鼻水が出てきてしまう。上着を脱ごうにも、下着はすでにぐっしょりである。ひたすら石段が続き、しか [続きを読む]
  • 芥川龍之介論(pdf)
  •  芥川龍之介の「河童」「蜘蛛の糸」「藪の中」の三篇を中心に論じたものです。芥川の作品がお好きな方は、ぜひ目を通して下さい。 今回はパソコンですぐに開けるpdf版をアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。   akutagawaron.pdf iTunesからダウンロードする場合は、マイミュージック→iTunes→iTunes Music→podcasts→当該のフォルダの下に [続きを読む]
  • 厳島神社と弥山(5)
  •  五重塔の奥には紅葉谷公園がある。前回来た折には、山の斜面で鹿が草を食んでいるのを見た。鹿笛という鹿をおびき寄せるときに使う笛の音は、以前聞いたことがあるのだが、それとそっくりの寂しげな声で鳴くのを初めて聞いた。 奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋は悲しき 猿丸大夫の和歌のイメージにぴったりの光景だった。ただ、鹿せんべいを買ってくると、のどかな風景は一転してしまった。余りの鹿の食欲には、恐 [続きを読む]
  • 男はつらいよ 拝啓車寅次郎様(第47作)
  •  満男は靴会社のセールスマンをやっている。仕事に身が入らないと、専務にとがめられている。そこで、柴又に帰郷した寅次郎が、物を売るためのコツを満男に伝授する。翌日、寅次郎は満男の会社に挨拶に行くと言い張り、おいちゃんと大喧嘩して飛び出したと、さくらは電話で満男に伝える。大喧嘩が一種の見せ場だったはずだが、それが実演されないのは、寅次郎役の渥美清の癌が肺に転移し、ドクターストップがかかっていたためだと [続きを読む]
  • 詩と人生「蝶と猫」(ePub)
  •  日本詩人クラブ、俳人協会の会員だった父、高野邦夫が、生前に行った詩と人生に関する講演を文字起こししたものです。軍国少年として予科練に志願し、終戦を境に価値観の崩壊を体験したこと、教員生活や闘病生活を通して、詩とは何か、いかにすれば詩が生み出されるかについて語っています。講演のほかに、若い頃の写真や略年譜、自身の青春について述べた肉声も収録されています。 以下のリンクから、ダウンロードできます。sh [続きを読む]
  • 『オーラ!? 不思議なキルリアン写真の世界』
  •  子供の頃、僕は暗い部屋の中で、額の辺りに黄色い輪状の光が見えた。缶詰のパイナップルみたいな形で、内側は紫色をしていた。誰にでも見えるものだと思っていたが、そうではないらしい。高校生になると、オカルトの世界に興味を持ち、暗い部屋でオーラを見る練習をしたりした。手から光は見えなかったが、湯気のようなものが指先から出ているのは分かった。 一九八〇年代には、オーラを撮る写真というのが流行っていて、僕も撮 [続きを読む]
  • 超短編集「夢現万華鏡」(ePub)
  •  星新一のショートショートよりも短いものは、300字小説だと言われます。古典に取材したもの、SF、寓話、シュールな夢幻の世界や、現実の場面を脚色したものなど、80篇余りを収録しました。無限に広がるイメージと戯れたり、何が暗示されているか謎解きをしましょう。 以下のリンクからダウンロードして下さい。kaleidoscope.epub iTunesからダウンロードする場合は、ミュージック→iTunes→iTunes Music→podcasts→当該のフ [続きを読む]
  • ディーパック・チョプラ/ルドルフ・E・タンジ共著の『スーパーブレイン』(1)
  •  一口に東洋思想と言っても、インド思想と中国思想ではかなり異なる。仏教やヒンドゥー教を生んだインドは、現実を超えたものに対する志向が強い。現実や社会秩序ですら解体され、世界を支える原理を探究しようとする。一方、中国の儒教は社会秩序を肯定した上で、理想的な生き方を提示するので、現実を志向する傾向が強い。道教の場合も、社会秩序からの自由を説くが、目指すところは不老長寿で、超越的なものへの志向は必ずしも [続きを読む]
  • 琉球弧を旅して(ePub)
  •  沖縄本島、久高島、宮古諸島、石垣島、竹富島、西表島と巡った若き日の記録です。中国と日本の文化が融合し、本土とは異なる歴史を歩み、亜熱帯の自然が広がる沖縄は、日本であって本土にはない光景が広がっています。青春が終わりかけた頃に訪れた沖縄への思いがこもっています。 以下のリンクからダウンロードしてください。Ryukyu.epub iTunesからダウンロードする場合は、ミュージック→iTunes→iTunes Music→podcasts→ [続きを読む]
  • 厳島神社と弥山(4)
  •  出口の前には宝物館がある。最大の文化財は、平家が収めた「法華経」や「阿弥陀経」「般若心経」などの仏教経典で、その他、高舞台で舞われた舞楽面や、大鎧や大刀(たち)などの武具、玉眼をはめ込まれた狛犬や、雲母で装飾された檜扇(ひおうぎ)などである。 今回も厳島神社の本殿を参拝するつもりだったのだが、時間の関係で周り損ねた。その代わり、脇の階段を上って、前回は詣でなかった千畳閣に向かった。豊臣秀吉の死に [続きを読む]