安蔵 博 さん プロフィール

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安蔵 博さん: D'une fenêtre à Paris パリの窓から
ハンドル名安蔵 博 さん
ブログタイトルD'une fenêtre à Paris パリの窓から
ブログURLhttp://blog.livedoor.jp/hanaajisai/
サイト紹介文パリの花、街、日常を写真とエッセイで綴っています。 パリの窓から日本の皆さんへ。
自由文東京芸術大学卒業、1997年渡仏。パリエコール・ノルマル音楽院卒業。トゥールーズフランス歌曲国際コンクール、パリフランス歌曲国際コンクールセミファイナリスト パリレオポール・ベランコンクール第2位。パリ市シャトレ劇場主催マスタークラスオーディション合格。フランス、日本を中心に演奏活動を展開。2012年よりフラワーアレンジメントに携わり、金本久美、ジョルジュ・フランソワに師事
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供26回 / 365日(平均0.5回/週) - 参加 2012/08/09 07:29

安蔵 博 さんのブログ記事

  • 元気です(水戸で初めてのフラワーレッスン)
  • しばらくぶりの投稿です。日本に戻って、しばらく経ちますが、毎日、草刈り、草取り、庭仕事に明け暮れる日々を過ごしています。そんな中、今月20日、フリーリストとして、東京の生花店にお勤めの 三好里加子さんが、水戸の実家にレッスンに来てくださいました。僕にとって、初めての水戸でのレッスンでした。今回は、豊かに、たわわに開いたヒマラヤンムスクと、近くの山から採取した、スイカヅラを使ってのアレンジ。「こうい [続きを読む]
  • 小さな花
  • 人間生きていれば、先が見えず、希望も持てず立ち止まってしまうことがある。一体、どこに向かって再出発の第一歩を踏み出していいのかも分からずそしてその力も底を尽きてしまっているかの様に思えたりして、ただただ、立ちすくんでしまったりもする。実家の庭に母が植えた肥後椿と幼い頃から、庭にあった雪柳の花を摘んで活けた花。自分の心と、今の状況とは裏腹に季節はどんどんと進んで、梅が咲き、片栗の花が咲き、雪柳、椿、 [続きを読む]
  • 昨日パリに戻りました。3週間ぶりのパリは、まだまだ春は浅く、やっと木の芽が膨らみ始めた感じです。実家の近くの雑木林は、薄く霞むように様々な色に芽を吹き、その中に、母が大好きだった山桜の淡い桃色がところどころに、柔らかな日差しを受けながら、遠くに浮かんでいた。この3週間、目の前の問題に向かい合いながら、瞬く間に過ぎていっていってしまったけれど、その合間を縫うように、庭仕事をしていると、春色が日に日に [続きを読む]
  • 「ガーデンダイアリーVol. 9 」に再登場します
  • 久しぶりの投稿です。パリでのイベント終え、帰国して早2週間が過ぎようとして居ます。2週間前梅の花咲く街だった、僕の故郷水戸も、今は桜の季節を迎えました。みなさん、お元気でしたか?さて、昨年秋に発売になった「ガーデンダイアリーVol. 8」に続いて、3月31日に、「ガーデンダイアリーVol. 9」が発売になります。今回も前回に引き続き 僕の花の作品を掲載してくださいました!タイトルは、このブログと同じ「フロー [続きを読む]
  • あした 
  • 先日のレモンストレーションと、レッスンを無事に終え、明日、再び日本へ向かいます。写真は、今回のデモと、レッスンで残った花で作ったガーデンアレンジ。午後の柔らかな春の日差しの差す花達に、この冬を振り返りながら、春の訪れを心と体で感じている。思えば、この長い冬の間いろんなことがあった。この先、僕の人生に大きく影響する難題を、どう解決したら良いのかと、頭を抱えて悩む日々に花に触れる気持ちにもなれず過ごし [続きを読む]
  • ミモザ色の幸せ
  • 昨日のモンストレーションを無事に終えました!みなさんの笑顔と、レストラン『ボタニック』の山口シェフの素晴らしいお料理と一緒に、素晴らしいミモザ色の時間を過ごすことができました。正直、僕はあまりミモザが得意ではなかったのですが、皆さんの温かいお人柄、そして、山口シェフの細やかで、粋なお心遣いに、ミモザという花の美しさを発見できたように思います。僕自身、ここ数ヶ月間、このパリの冬の曇り空のように、様々 [続きを読む]
  • 想春花
  • ランジスに向かう、雨上がりの早朝、アパルトマンの建物の戸を開けると、微かに春の匂いがした。なんの匂いかと、ふと考えると、それは雨に濡れた土の匂いだった。 寒い冬の日には感じられない匂い。早朝の澄んだ空気に漂う匂い。まだまだ冬景色だけれど、どこか春が近いことを感じる匂いだった。「そっか‥‥ 春が来るんだ。」冬が去って、春が来る。それは当然なのだけれど、そんなことを忘れてしまうくらいどんよりとした曇り [続きを読む]
  • 記念写真
  • 約一年前、実家の納屋で作った作品を自分の記念用に、iPhoneで撮った写真。あの時、その先に待っていた、暗い現実が怖くて、ほんのひと時、こうして花に向かい合うことが、暗闇の中に差す希望の灯火だった。午後の西からの傾いた日差しが、花々を照らしてその美しさに、心から慰められ、大きく励まされた、その瞬間をずっと覚えておきたくて、悲しかったり、苦しい時にこの瞬間を思い出そうと、写真を撮ろうとしたが、どんどんと傾 [続きを読む]
  • 初心
  • 今年も残りわずかとなるこの一年は僕には人生の岐路だった。そして今、その一年が終わろうとしている今、改めて、この1年を振り返るとともに、自分の人生を考えさせられている。初心に帰るという意味で、ラウンドブーケを束ねてみる。この道を志して、レッスンに通い始めて初めて作ったのが一番の基礎、ラウンドブーケ(半球形のブーケ)だった。僕はいつも、のびのびと自由に、それぞれの花の特性を生かしていける花が好きだけど [続きを読む]
  • クリスマスローズ
  • クリスマスを目の前にしたパリはプレゼントを手にした親子が、嬉しそうに通り過ぎていく。今の僕には、そんな様子も、クリスマスも悲しく見えるけれど、街中のイルミネーションや、クリスマスの装飾が一年の終わりが近づいていることを告げていると思うと、それでも、やはり胸に迫るものがある。去年のイヴ、母と一緒に、ささやかにお祝いしたとき、ほんの一口だけしか、クリスマスケーキを食べられなかった母を、悲しい気持ちで見 [続きを読む]
  • フラワーデモンストレーション in PARIS のお知らせ
  • 『ミモザ色のフラワーデモンストレーションin PARIS 』のお知らせ この度、僕のパリでの初めてのデモンストレーションを含む、2018年3月5日(月)〜3月12日(月)に、8日間のパリ旅行ツアーが開催されることになりました。思えば、花の道へ進むことを、このアトリエの窓の景色を見ながら、一人心に決めたのは今から5年ほど前。行き詰まったり、挫けそうになったりしながらも、僕なりに花を探し続けてきたこの5年の間に [続きを読む]
  • アネモネと西洋イワナンテンのアレンジ
  • パリは最近、街路樹の葉も落ちて、すっかり冬模様です。ショーウインドウには、クリスマスデコレーションが施され、もう、今年も残り僅かなことが感じられます。ランジスにも、もみの木や、ペイントされた枝が目立ちますが、その隣で、春の花たちが並んでいますが、それは同時に、冬の到来を告げているのだと思うと、少し寂しい気持ちになります。今回は、この時期の主役の花として活躍するアネモネに、ビバーナムティナス、そして [続きを読む]
  • FLOWER LESSON
  • 昨日、11月25日は、僕の誕生日でしたが、たくさんのメッセージ、そしてお祝いのお言葉をいただきましたこと本当にありがとうございました!この1年間は、僕にとってとても悲しい1年でしたが、この新しい1年は、きっと大きな変化を伴う1年となりそうです。これから先も、いつまでも忘れられない様な、いつまでも心の中に咲き残ってくれる様なそんな花を、皆さんとご一緒に探し続けてまいりたいと思います。今後とも、どうぞ [続きを読む]
  • 柚子
  • 一か月間の日本滞在を終えて明日パリに戻りました。山形でのイベントの素晴らしい思い出と、今年最後の庭仕事を手伝ってくれた叔父さん 、手作りの美味しいお料理をいつも運んでくれた叔母さんとの 嬉しい楽しい思い出と一緒に一時、実家を離れます。母の思い出がいっぱい詰まった この家と庭と、 2ヶ月ほどのお別れです。 毎年、秋の帰国を終えてパリに戻る前日に 母がたくさんの柚子 そして柚子ジャムを持たせてくれたものだっ [続きを読む]
  • 二つの故郷
  • 2ヶ月間のパリ滞在が終わろうとしている。日本に再び一時帰国する日が目の前に近づいて来た。夏の終わりのあの庭は、まだ夏色が濃く、緑も生い茂った庭だったけれど、今はきっと、秋模様に変わっていることだろう。去年、パリから日本へ数年間 拠点を移すつもりでこのアトリエを閉じ日本に帰国した日から、ちょうど一年を迎える。あの日 先に待っている辛い日々を受け入れなければならない覚悟を決め、旅立ったあの時と全く同じ [続きを読む]
  • フラワーレッスン
  • 今日のパリは、晴れ時々曇り気温も高めで、やや汗ばむ陽気でした。一昨日は 「イルドレ」代表の広瀬佳子さんとご一緒に日本からいらしたお二人、そしてもうお一人、すでに日本でフローリストとしてご活躍のMさんがご参加くださいました。皆さんのご希望で、「投げ入れ」のアレンジ。ダリア、ガーデンローズ、バジル、ミント、シンフォリカルポス、ユーカリ、ミモザ、コリアンダー など、見た目だけでなく、香りも楽めます!本当 [続きを読む]
  • 秋景
  • 今日のパリは曇り時々晴れ、秋が益々深まっています。実家の庭はそろそろ ヨウシュヤマゴボウのみが色濃く、葉は赤く染まり始めて、菊芋や、コスモス、秋明菊が盛りを迎えて、あたりからは、沢山の虫の声が聴こえている頃なはずだ。今回は、薔薇の実と、コスモス、ブラックレースフラワー、そしてコリアンダーのアレンジ。秋の夕方近く、虫の声が聞こえそうな、秋の野山の姿をそのままに表しました。やはり、自然な花姿ほど、優し [続きを読む]
  • 『ガーデンダイアリー バラと庭がくれる幸せ Vol.8』に掲載されました!
  • 本日10月6日発売の『ガーデンダイアリー バラと庭がくれる幸せ Vol.8』に僕の記事が掲載されました。この記事は、母の亡くなる10日ほど前に水戸市の実家の庭で取材が有りました。実家の庭に咲いた、ノイバラを使っての作品をご紹介させて頂いています!また 編集長の安藤明さんが病気の母を気遣ってくださり早急に編集して 仮の記事を送ってくださり母にその仮の記事を見せる事ができたのです。母は 何度も その記事を見ては涙を流 [続きを読む]
  • ある朝の想い出
  • パリはすっかり秋が深まっています。街路樹の緑もどんどんと緑色が薄くなって、黄色味を帯びてきています。今回は、秋のガーデンローズと、ダリア。秋の色合いのアレンジです。この花材を仕入れる為に、ランジスに向かう早朝、ちょっと寒くて、上着を羽織り、薄いスカーフを首に巻いた時、母が亡くなる数週間前、母が眠っている間は少しだけ自由な時間があるからと、まだ暗いうちに山に花を摘みに出かけた時のことを思い出した。 [続きを読む]
  • パリはすっかり秋の佇まい道ゆく人もコートやマフラーに身を包む人も多くなりました。実家からこちらに戻って1ヶ月 が経ちます。母が旅立ったあの思い出いっぱいの家から少しの間離れて、こちらに戻って気分を変えたら、少しは元気になれると思っていたけど、益々あの家とあの庭が恋しい。あの家と庭が、今の僕にとっての母が生きていた証だからなのか。というより、母がいたあの時に戻りたいのかもしれない。どんな事をしても、 [続きを読む]
  • フラワーイベントのお知らせ
  • サンマロでの夏休みを終えて、先週パリに戻ってきました。穏やかな時間を自然の中で過ごして、心と体の疲れを癒そうと思っていたけれど、溜まっていたものが噴き出すばかり。それが癒えるのには、まだまだ時間がかかりそうです。写真は、サンマロの野山で摘んだ、バラの実のついた蔓と野の花、そして、近所のスーパー(花の選択肢がほとんどないので‥‥)で買ったひまわりを使ってアレンジしてみました。花を生けている時だけは  [続きを読む]
  • 哀惜 〜サンマロにて〜
  • 10ヶ月の日本滞在を終えて、パリに戻った後、ブルターニュ地方サンマロに来ています。気温も最高気温は20度、とても爽やかで、湿度も低くサラッとした気候です。母のために、ひたすら突っ走って来た10ヶ月がまるで、夢だったかのように、ここでは全てが静か。早速、散歩しながら花を摘んで来ました。でも、なぜか全てが淋しい。風に揺れる松虫草も、ノラニンジンも、フェンネルも真っ赤に熟したビバーナムコンパクタも、青い [続きを読む]
  • 8月に入って、母の新盆を前に、その準備に忙しい毎日を過ごしています。8年ほど前から、庭の仕事が忙しい季節を見計らって定期的に帰国しては、母の手伝いをしてきたけれど、母が病にかかり、そして帰らないたびに出てしまってから、今まででは、想像できないほどの仕事の量に、「本当に、僕一人でできるだろうか。。。」不安な気持ちを抱えて居た僕に、とても温かな手を差し伸べてくれたのは、近くに住む、父方の伯父でした。庭 [続きを読む]
  • 山百合
  • 先日、母の49日を無事に終え、今は8月の新盆の準備と、まだ残っている、公的な手続きに追わている毎日。最近どうしても早朝に目が覚めてしまう。夜が明け始める頃に聞こえるひぐらしの声の所為だろうか。夕方に聴こえるひぐらしの声とは違って、早朝に鳴くひぐらしの声に、深い孤独と不安な気持ちを煽られてしまうのは、僕だけだろうか‥‥数日前、早朝の山に花を摘みに出かけた。少しひんやり、しっとりとした、ブルーの世界が [続きを読む]
  • 献花
  • 2017年 6月3日 午前11時47分母が帰らない旅に出ました。9ヶ月間、この庭の季節の移ろいとともに、母と一緒に生きられたこと、そして、最期に母が息を引き取る瞬間までを見届けることが出来ました事を、とても幸せに思います。幼い頃から、たくさんの苦労を抱えながらもいつも僕に、優しい笑顔をくれた母に、そして、四季の移ろい、山や野に咲く花の美しさと、その憂いを教えてくれた母に、僕に花への心を残してくれた母に、好き勝 [続きを読む]