安蔵 博 さん プロフィール

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安蔵 博さん: D'une fenêtre à Paris パリの窓から
ハンドル名安蔵 博 さん
ブログタイトルD'une fenêtre à Paris パリの窓から
ブログURLhttp://blog.livedoor.jp/hanaajisai/
サイト紹介文パリの花、街、日常を写真とエッセイで綴っています。 パリの窓から日本の皆さんへ。
自由文東京芸術大学卒業、1997年渡仏。パリエコール・ノルマル音楽院卒業。トゥールーズフランス歌曲国際コンクール、パリフランス歌曲国際コンクールセミファイナリスト パリレオポール・ベランコンクール第2位。パリ市シャトレ劇場主催マスタークラスオーディション合格。フランス、日本を中心に演奏活動を展開。2012年よりフラワーアレンジメントに携わり、金本久美、ジョルジュ・フランソワに師事
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供28回 / 365日(平均0.5回/週) - 参加 2012/08/09 07:29

安蔵 博 さんのブログ記事

  • 憂秋花
  • パリはこの時期には珍しく、よく晴れて気温の高い夏日が続いています。先日のレッスンの花材の残りでこの花を活けていたら何故なのか、20年前に僕がパリに住みはじめた年の秋、母が初めて パリを訪れた時の母の言葉が頭に蘇った。あれはその日一日、母と市内を観光して、最後に訪れた、夕方のチュイルリー公園だった。高い空が、秋晴れの夕焼けに色づいて、色づいた木々の葉が夕日に照らされならが、ややひんやりしたそよ風に揺れ [続きを読む]
  • フラワーレッスン
  • パリはすっかり秋とはいえ気温の変動が激しく、久しぶりの夏日になりました。昨日、日本は千葉県から、すでに生花店に勤務されている、荻原 里江子さんがレッスンにいらっしゃいました。ご希望は、チキンネットを使った「ガーデンアレンジ」秋色の花をふんだんに用いて、のびのびと大らかに仕立てていただくアレンジです。このアレンジの難しさは、形を整えながらにして、整えすぎていない様に高低差、配置を考えつつ制作していく [続きを読む]
  • 「今日がその日、今がその時」
  • 久しぶりの記事の更新。パリはもうすっかり秋の陽気で最低気温は寒い時で4℃程度、朝晩は冬用の上着を羽織るほど。今年の秋は、例年になく突然訪れた様に思います。写真は昨日2ヶ月ぶりに言った花市場で仕入れたダリアや、コスモス、ミモザの枝の秋のガーデンアレンジ。ランジスも、すっかり秋の風情に包まれていました。僕は日本では運転免許を持っているものの、こちらフランスでは、まだ未取得なので、この9月から、こちらの [続きを読む]
  • 境界線
  • 今日のサンマロは快晴、最高気温は21℃、爽やかな夏日です。なかなかゆっくりとお散歩ができる時間が取れなかったのですが、近くの野原まで短いお散歩に行き、ブラックベリーとノラニンジンを摘んで、庭に咲いている蔓バラと額紫陽花を一緒にアレンジしました。「野の花」とはいっても、やっぱり日本の野の花と、こちらの野の花は趣が違うと思うけれど、それは僕の偏見だろうか。日本の野山の花姿、こちらの田舎の花の姿、それぞ [続きを読む]
  • サンマロにて
  • 今、ブルターニュ地方のサンマロに来ています。今年、パリも日本も例年にない猛暑のようですが、ここサンマロは、とても過ごし易い爽やかな陽気です。いつもなら、昼食後のお散歩で 草原の花を摘んでくるのですが、訳あって、今週はそれが出来ませんでした。でも、ちょっとだけ時間がある時には、庭の花を少しだけ摘んで活けたりしながら、日々を過ごしています。やっぱり僕は、田舎の自然の中にいるのが好きだなあと思う。若い頃 [続きを読む]
  • ベニスモモとクレマチスの装花
  • 今日 ブルターニュのサンマロに到着しました。本当は来週からの予定だったのですが、訳あって、1週間早いヴァカンス入りです。今日のサンマロの最高気温は20度、最低気温は16度、パリと比べて涼しく、暑さが苦手な僕にとって、とても過ごし易い。これから、暫くの間サンマロの自然と一緒に過ごします。写真は、先日のレッスンの後に、残った花材で作った作品。ベニスモモとガマの穂、キャロットフラワー、クレマチスを合わせ [続きを読む]
  • フラワーレッスン
  • ワールドカップ 決勝戦でフランスが優勝しました。街中にクラクションが鳴り響き、車の窓から身を乗り出して国旗を振る人たちの歓声が聞こえていました。さて、3日前の7月13日、九州は福岡から、すでに、お花の世界では名の知られたお二人、柴田ゆかり先生と原口律子先生が、僕のレッスンを受けにきてくださいました。神戸、東京でのレッスンにもきてくださったお二人にお会いするのは、これが3回目ですが、なかなかゆっくり [続きを読む]
  • バランス(フラワーレッスン)
  • パリはこのところ、とても暑い日が続いています。気温は 31℃ と数字的にはそれほどではなくても、冷房の無い状態でのこの気温はちょっと堪えます。先週のことになりますが、台湾でフローリストとして大活躍されている女性が僕のレッスンを受けに来てくださいました。特に彼女は、形や、色など、細部まで希望があり、「特別レッスン」として 開講させていただきました。ガーデンローズを3種、スイカヅラ、ジャスミン等の花材を [続きを読む]
  • 夏の午後の憧れ
  • このところのパリは晴天が続いて、とても爽やかな日が続いています。この時期にパリにいるのは、2年ぶり。日本にいることが多かったからか、こんな美しい光と、緑に溢れたパリの街を、すっかり忘れていた様に思う。カフェのテラスで、陽の長い午後を、時間を気にせずに、ゆっくり本を読んで過ごしたり恋人、友人同士語がり合ったりして過ごしている様子を横目で見て通り過ぎる。こういう光景は、「そうか、僕はパリにいるんだよな [続きを読む]
  • フラワーレッスン
  • このところのパリは、気温もやや高めで晴天が続いています。日本からパリに戻りましたが、時差ボケに悩む毎日です。昨日、日本は大分から、まさこさんがフラワーレッスンに来て下さいました!お問い合わせの段階から、「草原の風景を切り取ったような花」がご希望でしたので、透明感のある花材を中心に、野に群がって咲く花景色をお作りいただきました。メインには、真っ白なハナアオイを選び、夏らしく、涼しげで、どこか、和の雰 [続きを読む]
  • 離郷
  • 今回は、前々回に山形でいけた谷空木の作品に使った花器に引き続き、叔父さんが、僕のために手作りで作り、焼いてくれた花器の2つ目。洋の趣の花にとてもよく調和してくれます。叔父さんがどんな気持ちでこの花器を作ってくれたのかを思うと、なんだか目頭が熱くなります。1年前、母が亡くなった後、庭や畑の管理の多さに「楽しみながら、一緒にやろう」とただ立ちすくんでいた僕にを手を差し伸べて、今日まで 僕を支えてくれて [続きを読む]
  • そよ風 =母に捧げる花=
  • 母が帰らない旅に出て、今日でちょうど1年になる。1年前のあの日と同じ、晴天の1日だった。母が静かに息を引き取ったのと同じ時間に、母の墓の前で手を合わせた。あの日、汗ばむような陽気に抜けるような空、やや傾いた日差しと、初夏の風を浴びながら、病院から、姉と二人で母を連れて帰った時のこと、母が横たわる脇に添えた 梅花空木の白さ、悲しく薫る 香の匂いそんな悲しい思い出の一片を振り返りながら、あの日と同じ道を [続きを読む]
  • 集合体
  • 去年、母が他界して明日でちょうど1年になる。この一年は、今まで経験したことのない悲しい一年だった。今まで、当たり前にいてくれた母という存在の大きさをこれほど思い知ったことはなかった。でも、そんな僕に温かで、そして大きな手を差し伸べてくれた叔父と叔母、父親のように僕に温かく接してくださった音楽の恩師、頑張って!そう行って励ましてくれた友人たちに、どれほど 支えられ、救われたかしれない。その存在がなかっ [続きを読む]
  • 元気です(水戸で初めてのフラワーレッスン)
  • しばらくぶりの投稿です。日本に戻って、しばらく経ちますが、毎日、草刈り、草取り、庭仕事に明け暮れる日々を過ごしています。そんな中、今月20日、フリーリストとして、東京の生花店にお勤めの 三好里加子さんが、水戸の実家にレッスンに来てくださいました。僕にとって、初めての水戸でのレッスンでした。今回は、豊かに、たわわに開いたヒマラヤンムスクと、近くの山から採取した、スイカヅラを使ってのアレンジ。「こうい [続きを読む]
  • 小さな花
  • 人間生きていれば、先が見えず、希望も持てず立ち止まってしまうことがある。一体、どこに向かって再出発の第一歩を踏み出していいのかも分からずそしてその力も底を尽きてしまっているかの様に思えたりして、ただただ、立ちすくんでしまったりもする。実家の庭に母が植えた肥後椿と幼い頃から、庭にあった雪柳の花を摘んで活けた花。自分の心と、今の状況とは裏腹に季節はどんどんと進んで、梅が咲き、片栗の花が咲き、雪柳、椿、 [続きを読む]
  • 昨日パリに戻りました。3週間ぶりのパリは、まだまだ春は浅く、やっと木の芽が膨らみ始めた感じです。実家の近くの雑木林は、薄く霞むように様々な色に芽を吹き、その中に、母が大好きだった山桜の淡い桃色がところどころに、柔らかな日差しを受けながら、遠くに浮かんでいた。この3週間、目の前の問題に向かい合いながら、瞬く間に過ぎていっていってしまったけれど、その合間を縫うように、庭仕事をしていると、春色が日に日に [続きを読む]
  • 「ガーデンダイアリーVol. 9 」に再登場します
  • 久しぶりの投稿です。パリでのイベント終え、帰国して早2週間が過ぎようとして居ます。2週間前梅の花咲く街だった、僕の故郷水戸も、今は桜の季節を迎えました。みなさん、お元気でしたか?さて、昨年秋に発売になった「ガーデンダイアリーVol. 8」に続いて、3月31日に、「ガーデンダイアリーVol. 9」が発売になります。今回も前回に引き続き 僕の花の作品を掲載してくださいました!タイトルは、このブログと同じ「フロー [続きを読む]
  • あした 
  • 先日のレモンストレーションと、レッスンを無事に終え、明日、再び日本へ向かいます。写真は、今回のデモと、レッスンで残った花で作ったガーデンアレンジ。午後の柔らかな春の日差しの差す花達に、この冬を振り返りながら、春の訪れを心と体で感じている。思えば、この長い冬の間いろんなことがあった。この先、僕の人生に大きく影響する難題を、どう解決したら良いのかと、頭を抱えて悩む日々に花に触れる気持ちにもなれず過ごし [続きを読む]
  • ミモザ色の幸せ
  • 昨日のモンストレーションを無事に終えました!みなさんの笑顔と、レストラン『ボタニック』の山口シェフの素晴らしいお料理と一緒に、素晴らしいミモザ色の時間を過ごすことができました。正直、僕はあまりミモザが得意ではなかったのですが、皆さんの温かいお人柄、そして、山口シェフの細やかで、粋なお心遣いに、ミモザという花の美しさを発見できたように思います。僕自身、ここ数ヶ月間、このパリの冬の曇り空のように、様々 [続きを読む]
  • 想春花
  • ランジスに向かう、雨上がりの早朝、アパルトマンの建物の戸を開けると、微かに春の匂いがした。なんの匂いかと、ふと考えると、それは雨に濡れた土の匂いだった。 寒い冬の日には感じられない匂い。早朝の澄んだ空気に漂う匂い。まだまだ冬景色だけれど、どこか春が近いことを感じる匂いだった。「そっか‥‥ 春が来るんだ。」冬が去って、春が来る。それは当然なのだけれど、そんなことを忘れてしまうくらいどんよりとした曇り [続きを読む]
  • 記念写真
  • 約一年前、実家の納屋で作った作品を自分の記念用に、iPhoneで撮った写真。あの時、その先に待っていた、暗い現実が怖くて、ほんのひと時、こうして花に向かい合うことが、暗闇の中に差す希望の灯火だった。午後の西からの傾いた日差しが、花々を照らしてその美しさに、心から慰められ、大きく励まされた、その瞬間をずっと覚えておきたくて、悲しかったり、苦しい時にこの瞬間を思い出そうと、写真を撮ろうとしたが、どんどんと傾 [続きを読む]
  • 初心
  • 今年も残りわずかとなるこの一年は僕には人生の岐路だった。そして今、その一年が終わろうとしている今、改めて、この1年を振り返るとともに、自分の人生を考えさせられている。初心に帰るという意味で、ラウンドブーケを束ねてみる。この道を志して、レッスンに通い始めて初めて作ったのが一番の基礎、ラウンドブーケ(半球形のブーケ)だった。僕はいつも、のびのびと自由に、それぞれの花の特性を生かしていける花が好きだけど [続きを読む]
  • クリスマスローズ
  • クリスマスを目の前にしたパリはプレゼントを手にした親子が、嬉しそうに通り過ぎていく。今の僕には、そんな様子も、クリスマスも悲しく見えるけれど、街中のイルミネーションや、クリスマスの装飾が一年の終わりが近づいていることを告げていると思うと、それでも、やはり胸に迫るものがある。去年のイヴ、母と一緒に、ささやかにお祝いしたとき、ほんの一口だけしか、クリスマスケーキを食べられなかった母を、悲しい気持ちで見 [続きを読む]
  • フラワーデモンストレーション in PARIS のお知らせ
  • 『ミモザ色のフラワーデモンストレーションin PARIS 』のお知らせ この度、僕のパリでの初めてのデモンストレーションを含む、2018年3月5日(月)〜3月12日(月)に、8日間のパリ旅行ツアーが開催されることになりました。思えば、花の道へ進むことを、このアトリエの窓の景色を見ながら、一人心に決めたのは今から5年ほど前。行き詰まったり、挫けそうになったりしながらも、僕なりに花を探し続けてきたこの5年の間に [続きを読む]
  • アネモネと西洋イワナンテンのアレンジ
  • パリは最近、街路樹の葉も落ちて、すっかり冬模様です。ショーウインドウには、クリスマスデコレーションが施され、もう、今年も残り僅かなことが感じられます。ランジスにも、もみの木や、ペイントされた枝が目立ちますが、その隣で、春の花たちが並んでいますが、それは同時に、冬の到来を告げているのだと思うと、少し寂しい気持ちになります。今回は、この時期の主役の花として活躍するアネモネに、ビバーナムティナス、そして [続きを読む]