青木 由弥子 さん プロフィール

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青木 由弥子さん: Yumiko's poetic pictures
ハンドル名青木 由弥子 さん
ブログタイトルYumiko's poetic pictures
ブログURLhttps://yumikoaoki.exblog.jp/
サイト紹介文詩や物語、童話などに想を得て絵を描いています。詩や美術館感想、読書感想なども載せていきます。
自由文絵は独学です。多くの方の作品に触れ、刺激を受けたい、と思っています。パステルやアクリル、ペンなど、アナログの画材で描いています。夢のある絵、ホッと心和む絵、気持ちを掻き立てられる絵、神秘的な絵・・・を描きたい、と思っています。童画や素朴画、絵本のイラストレーションなどに興味のある方、絵のお仕事をしている方と交友できたらいいな、と思っています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供31回 / 365日(平均0.6回/週) - 参加 2012/08/18 00:42

青木 由弥子 さんのブログ記事

  • 『丈高い赤いカンナの花よ』佐古祐二詩集感想 ID:x9hhev
  • 表紙絵にしばし見入る。冒頭の「蝋燭」は、まさにエラン・ヴィタールの炎である。「風花」の〈まぶしいふくらはぎ〉、「ささやかな贈り物」に登場する?名古屋嬢″のような、おそらく女子高生の豊満な胸のふくらみ・・・西東三鬼の「おそるべき君等の乳房夏来る」を連想しつつ、異性の放つ根源的な生命力に出会うことで命の力がみなぎって来る、というのは、なんとも健康的な、南欧的なエロスである、と思う。生への躍動、た... [続きを読む]
  • クロスロード12号
  • 北川朱実さんの個人誌 クロスロード12号。詩篇3篇、エッセイ2編を収める。冒頭の「火花」は、 大きな息を一つ吐いて 緑の炎を噴き上げる シュノーケルという、鮮烈ながら、なんとも不思議な情景から始まる。煙になる船底の板は、「鯨と旅をした話を/空にする」「燃える丸太から/チェンソーの音がはじけ飛んで/姿をくらます青大将」「砂に半分埋まった乳母車は/燃え上がった瞬間/ほら/... [続きを読む]
  • 和田まさ子詩集『軸足をずらす』書評
  •  前作の『かつて孤独だったかは知らない』(2016)では、移動する身体が呼び込んだ感情や体感と、深い知性に裏打ちされた思索とが接点を求め、時に共鳴し、時に軋みあいながら、和田独自の一致点を求めてうごめいているように思われた。 今年の夏(2018年7月)に刊行された『軸足をずらす』では、精神が一歩先に出て、一致しようとする身体をむしろ後ろへ、後ろへと脱ぎ捨てて行こうとしているようにみえる。それ... [続きを読む]
  • 柴田三吉 詩集『旅の文法』書評
  •  真っ白な詩集を、石の表面のような簡素なカバーがくるんでいる。詩集『旅の文法』は、三部構成の一章と、「寓話」と題された二章からなる。 冒頭の「椎の木林」、一瞬、椎の森、と読み、木材、と読み、椎の木ばやし、と読み直した。そういえば、昔はよく「雑木林」という言葉を使った。今は縁遠くなってしまったが、こうした身近な“はやし”のイメージなのだろう。縄文時代から私たちが食べ続けて来た椎の実を冒頭に置く... [続きを読む]
  • 岡島弘子 詩集『洋裁師の恋』書評
  •  格子柄のひと区画に、小さなボッブルを並べてドット模様を織り出したような、味わいある布地・・・・・・を白いトレーシングペーパーに印刷した、紗幕のようなカバーをそっとめくる。木漏れ日に照らされた、暖かそうなグレー地に藍と洋紅を控えめに配したストライプ紋様の前身ごろが眼に飛び込んでくる。大きな黒いボタンが二つ。縦に並んでいるが、じっとこちらを見つめる瞳にも見えて来る。カバーを透かして色が仄見える... [続きを読む]
  • 麻生直子 詩集『端境の海』書評
  •  小雪の舞う冬の原野に、黒地に青のグラデーションを響かせたアイヌ紋様刺繍が浮かび上がる。色味の異なる二種類の白で腰から下をキリリと締めたような美しい表紙カバー。中央にほうっと神秘的な光がにじみ出しているような作品は、チカップ美恵子の「シンルシ/苔」という作品だという。 端境(はざかい)と書いて、ハキョウ、と読ませる。破鏡にも通じる凛とした響きの美しさと、なにかが現れ出るような、海の狭間。分か... [続きを読む]
  • 上手宰 詩集『しおり紐のしまい方』書評
  •  皺を与えた和紙に藍の染料を沁み込ませたような表紙カバーをめくると、鮮烈な赤が眼に飛び込んでくる。着物の裏地の紅絹のようなひとすじの艶やかさ。着物の重ねのように、藍、白、赤を重ねた色合いは、和風のトリコロールとでも名付けたくなる。 巻頭に置かれた「詩集」は、〈紙を繰る音がきこえる/誰かが私を読んでいるのだ〉と始まる。詩集自らが、読まれることについて語っているのだ。〈広げられた見開きだけが「今... [続きを読む]
  • 北川朱実 個人誌 『CROSS ROAD』感想
  •  北川朱実個人誌『CROSS ROAD』11号。詩篇4作と評伝エッセイ2篇を収める。個人誌とはいえ、リトルマガジンと呼びたくなるような充実した内容である。詩篇「遠くからきた」は、パプアニューギニアの高地から来た青年と部族長に年を聴いた時の応答から始まる。暦のように“年を数える”習慣のない二人の詩情に満ちた答えを記しながら、北川は〈生まれて まだ生きている/それだけだから〉と記す。月齢を数え... [続きを読む]
  • 柴田望 詩集『黒本』書評
  •  柴田望さんの詩集、『黒本』。インパクトのある名前と黒が印象的な表紙。描線と腐食によって描き出す銅版画のような装画、パート切り替えもかねて挿入された挿絵共に、柴田さんご自身が描いたものだという。 硬派の詩集である。たとえば、地球儀ならぬ「時計儀」という詩篇は、  何をやってもダメに麻痺した世代の暁 されたことに嫌な想いで苦しむのは じぶんも同様に嫌な想いをさせた証拠 道を授ける進化すら余計な... [続きを読む]
  • B=REVIEW 2018年2月投稿作品 選評-2
  • B=REVIEW 2018年2月投稿作品 選評-2 ◆雑感「キュレーション」が、合評形式から個々の選評形式に変更になって、数か月。作品を読み、その「向こう」にいる人、「向こう」にあるもの、その気配に耳を澄ます。そのことには何も変わりはないが、それぞれのキュレーターが、どのような観点から、どのような基準で、作品を選び、評を書くのか、そのこと自体が、楽しみになってきた。自身の情動から出発する作... [続きを読む]
  • B=REVIEW 2018年2月投稿作品 選評-1
  • B=REVIEW 2018年2月投稿作品 選評-1 ◆大賞候補 Rixia_7oceans 水温 ◆優良・桐ヶ谷忍 左手の蒼穹・徐々にでいいから birth・弓巠 あなたにたくさんの柑橘 ◆推薦・あおのみどり ナナイロ・なないろ ゴミ・miyastorage ストロワヤ・岩垣弥生 電球の海(以上、ARCHIVE掲載順) ※来月から変更になるものの、今月は従来通り、大賞作品を1点、優良作... [続きを読む]
  • 伊東静雄ノート 10
  • 『春のいそぎ』の全作を鑑賞しつつ、当時の静雄の思いを辿りたい、そして、その当時の詩人たちの置かれていた状況を知りたい・・・そんな想いから始まった「静雄ノート」も、既に十回を記すことになった。当然のことながら第一詩集や第二詩集にも思いが飛び、紆余曲折を重ねている。ノート、という名の如く、覚書の域を免れずにいることを、まずはお許し願いたい。その間、『詩と思想』(2016年9月号)において、戦後静... [続きを読む]
  • B=REVIEW 2018年1月投稿作品 選評
  • B=REVIEW 2018年1月投稿作品 選評 ◆大賞候補 弓巠 冬、いき  ◆優良・二条千河 証―「白」字解・カオティクルConverge!!貴音さん♪ 詩国お遍路(1/2)(2/2)・芦野夕狩 letters  ◆推薦・kaz.瞼の彩り・桐ヶ谷忍 光臨・蛾兆ボルカ 薔薇・李沙英 種子(以上、ARCHIVE掲載順) ◆はじめに B=REVIEWが開設されて、一年が過ぎた。初回から投... [続きを読む]
  • B=REVIEW 2017年12月投稿作品 選評
  • ◆大賞候補 仲程 連音/ほうげんふだ  ◆優良・地球 ケーキと福音 ・桐ケ谷忍 籠の外 ・日下悠実 冷たい夜明けの湖畔にて  ◆推薦・弓巠 空をひらく・北 埃立つ・clementine 産毛・夏生 黙々と ◆大賞候補★仲程 連音/ほうげんふだ http://breview.main.jp/keijiban/index.php?id=1040〈前に進むことを停めた友へ〉という呼びかけが意... [続きを読む]
  • 高良留美子著『女性・戦争・アジア』感想
  • 『女性・戦争・アジア』の、広範で膨大、一つ一つの項目を突き詰めて考えていく高良留美子の仕事に圧倒されながら、関連書を繙きつつ、少しずつ読み進めた。高良氏の知識量と思索の深さはもちろんのことであるが、大きく包括的にとらえたり、異なった側面から光を当ててから緻密に検証していく論法からも、多くの学びを得る評論集だった。 読みながら、「modern」とは何か、ということを、考え続けていた。自然界の... [続きを読む]
  • 比留間一成先生のお話を伺って
  • 比留間一成先生のお話を伺って(※詩人 小山正孝の御子息、俳人の小山正見氏発行の『感泣亭 秋報』12号2017に寄稿した文章を再録。一部補筆。)  ブレーメン通り・・・童話のような名前のその通りは、洒落た石畳とこざっぱりした街並み、それでいて活気にあふれた商店街だった。一歩、奥に入ると、閑静な住宅街が広がっている。小雨がそぼふる中を、「感泣亭」への道を急ぐ。前方にシャキッと背筋を伸ばして、雨... [続きを読む]
  • 『ことづて』柏木勇一著 感想
  • 長年、新聞記者を務めた著者による、生と死を巡る普遍的命題に触れていく作品、社会への真摯な眼差しを垣間見る重厚な喩を多数含んだ、読み応えのある作品を収めた詩集である。全体は四部に分かれている。一部の最後に置かれた「龍の眠る海」より、引用する。  海と大地がざわついている この島の地底深く 一匹の大きな龍が深い眠りから覚めようと舌をなめている (中略) 龍がひとたび寝返りを打てば この島 あの大... [続きを読む]
  • B=REVIEW 2017年11月投稿作品 選評
  • ◆はじめに2017年2月に開設された「B=REVIEW現代詩投稿=批評プラットフォーム」に、開設当初から投稿者として、4月からは「選考」を担当する「キュレーター」として参加している。「現代詩」と名前がついているが、「クリエイティブ・ライティング」という理念を導入し、いわゆる狭義の「現代詩」(暗黙の了解の内に、なんとなく作り上げられた、マニアックとも呼びうる作品群。一般の文芸好きの読者からは若... [続きを読む]
  • 『夜明けをぜんぶ知っているよ』北川朱実著 書評
  •  本当に素晴らしい詩集だった。詩的跳躍のスプリングのきいた、余白の多い行分け詩と、散文を読みの呼吸に合わせて改行したような、物語性の強い行分け詩(改行詩)との、絶妙な混交。 行分け詩から、見て行きたい。どうしてここで、こんな鮮やかな転換や飛躍を、ふっと、いかにも自然な素振りで置くことができるのだろう。断絶したり途切れたりしているのではなく、奥深いところでつながっている、目に見えない深い穴の底... [続きを読む]
  • 伊東静雄ノート 9
  • 前回、エクスカーション的に伊東静雄と妻の花子との関係を中心に考えたのだが、予想外に多方面の方から反響をいただいたことに、正直、驚いている。静雄の精神的次元における高次の愛・・・諸般の事情によって悲恋に終わらざるを得なかった、その愛を捧げる対象としての「わがひと」、その美しき幻影に向かって詩を綴る高踏派の詩人――いわゆる、「哀歌神話」。いまもなお、「伊東静雄」という詩人、とりわけ第一詩集の『わ... [続きを読む]
  • 伊東静雄ノート 8
  • 関東大震災が起きた大正末から昭和十年代の状況に、2010年代以降の現代の日本が近づいてきている・・・そんな危惧を覚える中、二〇一七年六月、治安維持法を連想する(人も多い)通称「共謀罪」、「テロ等準備罪」法案が成立した。単純に歴史は繰り返す、とは思わない。しかし、反省的に歴史を学ぶこと、結果が誤った方向に向かったことが歴史的に証明されているなら、なおさら誤った道に足を踏み入れないように事前に... [続きを読む]
  • 伊東静雄ノート 7
  • 昭和十八年刊行の『春のいそぎ』から少し離れて、昭和十五年刊行の『夏花』収載の詩を見てきた。先行きの見えない日中戦争、詩友たちの死――濃度を増していく不安の中で、それでも昭和十五年の初めごろに生まれ、『春のいそぎ』に収録されることになった「小曲」や「誕生日の即興歌」は、子供への温かい眼差しによって光彩を放っている。家庭詩、生活詩として、重視されることの少なかった作品だが、光に注目して鑑賞する... [続きを読む]
  • 伊東静雄ノート 6
  • 日記や手紙などから、『夏花』が成立した時期(昭和十一年〜十五年頃)の静雄は、神経症に近いような精神的危機と戦っていたことが知られている。静雄はいかなる精神状況だったのだろう。『夏花』の後半に「孔雀の悲しみ」という不思議な小品がある。  蝶はわが睡眠の周囲を舞ふ くるはしく旋回の輪はちぢまり音もなく はや清... [続きを読む]