ナインノーツ さん プロフィール

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ナインノーツさん: 古いギターはいい音がするのさ。
ハンドル名ナインノーツ さん
ブログタイトル古いギターはいい音がするのさ。
ブログURLhttp://9notes.jugem.jp/
サイト紹介文ギター工房ナインノーツではリペア、改造、チューンナップを行っています。人文、音楽、美術好き
自由文忌野清志郎の楽曲「温故知新」の一節に「古いギターはいい音がするのさ」と云うのがあります。大人になるのって案外いいものなんだぜ、と語ったバンドマン・清志郎。歳を重ねてよくなるものもあるのです。ギターもそのひとつ。新しいギターでは出せない音があります。ホンキートンクなギターをギターケースから取り出して、ご機嫌なブルースを奏でるギターにしてやろう。私にお手伝いさせて下さい。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供91回 / 365日(平均1.7回/週) - 参加 2012/09/04 09:39

ナインノーツ さんのブログ記事

  • リペア ファイル その480
  • マーチン HD-28 / 駒外し再接着・フレット交換・フレット端丸め処理・ロングサドル交換・ナット交換 ブルーグラス奏者のHD-28。ロングサドルなので28Vかも知れないです。”H”はバインディングが”ヘリンボーン”で、”V”は”ヴィンテージ”仕様だったと思います。Xブレーシングに関して”スキャロップ”仕様だとか”フォワードシフテッドブレイシング”仕様だ [続きを読む]
  • リペア ファイル その479
  • アリア W−40 /  ネックアイロン矯正・フレット知り合わせ 最近、当工房にちょいちょいやって来る70〜80年代の”アリア”製のアコギ。マーチンコピーなんですが、それらを見るとよく出来ているので感心しています。”アリア=荒井貿易”は自社工場を持たないメーカーですが、OEMメーカーを使って質の高いギターを作り続けています。また荒井貿易の創業者”荒井史郎“氏は日本のギター [続きを読む]
  • リペア ファイル その478
  • ヤマハ FG−400W / 表板膨らみ矯正・フレット交換(オーバーバインディング)・ナット交換 大変珍しいYAMAHAのヴィンテージ・ギターFG-400W。一時のギブソンのようなサドルをアジャスタブルできる機能が付いています。ヤマハもこのようなモデルを作っていたんですね。 表板は合板製で力木も細いこともあって剛性不足と思われます。ロウアーバウト(下部の円)全体の膨らみとブリッジのすぐ後ろ側が極端に膨らんでい [続きを読む]
  • リペア ファイル その477
  • Three S TC-035 輸出仕様   / 全体調整 前回の続きで”スリーS”のデッドストック品を調整しています。 この個体はカタログにないところから、輸出仕様だと思います。実際に70年代にはOEM生産で別メーカーの輸出モデルも作っていたので、こういうことはありえます。現在の中国製のギターのように当時は世界中に日本製のギターが出回っていたことでしょう。 ”サンバースト”は渋いテイストをつけて [続きを読む]
  • リペア ファイル その476
  • Three S  TG-005 / ネック調整・全体調整 焼き物の産地でも過去の有名な作品は現地に残っていないケースが多いそうですが、ギターでも同じかも知れませんね。案外、メーカーに過去の作品が残っていないと思われます。商品ですので在庫にしないで”売る”のが商売だからそうなるのでしょう。恵那で生産された『鈴木バイオリン』のギターブランド ”スリーS”の最高峰"TG-005"。関係者が保持していた未使用品& [続きを読む]
  • リペア ファイル その475
  • ヤマハ L−8 / ネックリセット・フレットすり合わせ・再リセット ジャパンヴィンテージに呼ぶにふさわしい”ヤマハL−8”。欧米産の”スプルース”ではなく、国産の”エゾ松”をトップで使おうとした当時のヤマハの意気込みを感じる一品です。 「ネック元起き」の症状に対して「ネックリセット」することになりました。デロンギのエクプレッソメーカーで蒸気を発生させて15フレットの位置 [続きを読む]
  • リペア ファイル その474
  • Fritz Mueller 2010 / ネックリセット・脱着式ネックのためのビス部加工 バッハ協会副理事・中峰秀雄先生所有の”フリッツ・ミューラー 8弦ギター”。重低音から透き通った高音まで奏でることができるダブルトップ構造のギターです。複弦ギターを縦横無尽に弾きこなすギタリストのメインギターを調整するので、若干緊張しています。 伝統的な作りとは違うアプローチのギターですが、古楽器からエレキまで幅広く楽器を [続きを読む]
  • リペア ファイル その473
  • ヤマハ LL-35D  / ネックアイロン矯正・フレットすり合わせ・サドル交換・リリック取り付け加工 ヤマハ”L”シリーズでマーチンでいうところのDスタイルに当たるのが”LL”。このボディ厚が一番普及していますね。日本人には少し大きいと感じられるので少し小ぶりの”LJ”なんてもあります。 弦高が高くなって来たので、調整にやって持ち込まれました。点検すると「元起き」していま [続きを読む]
  • リペア ファイル その472
  • マーチン D-18 / ネックヒール修理・ネックアイロン矯正・フレットすり合わせ・駒上面削り・サドル調整 若い時はセオリー通りに修理しないと機嫌が悪くなったりして「もうリペアはヤダ!製作家になる」なんて思ったりしたものです。”不惑”の歳を過ぎたあたりからは、「それぞれ事情があるから、その中でベストを探ろう」と考えるように変わって来ました。自分の車をなじみの自動車整備屋さんに持ち込むときは「ここ [続きを読む]
  • リペア ファイル その471
  • エピフォン Casino Coupe / スモークド乾燥処理・ブリッジ交換・アッセンブリー交換 先回のTakamineといっしょに「スモークド乾燥」処理したエピフォン・カジノクーペ。小ぶりなカジノです。 「スモークド乾燥」とは、ギターを煙で燻して音響効果改善を図る処理のことです。煙は熱を木材の内部まで運ぶことが知られています。そのときに木材の細胞になるリグニン・セルロース・ヘミセルロースの構造に変化が起り、音伝導率がアッ [続きを読む]
  • リペア ファイル その470
  • タカミネ / スモークド乾燥処理・フレットすり合わせ・ブリッジ裏補強(弦アース加工)・PU取り付け 持参された2本の楽器をいっしょに「スモークド乾燥」処理をしました。その上でそれぞれ調整・リペア・改造を施しました。このタカミネはJapan製ではないですが、依頼主がずっと気に入って使ってくれていました。少々トップに膨らみが出ていましたので、そこも修正しました。 30時間以上「スモーク窯(かま)」で薫煙してあり [続きを読む]
  • リペア ファイル その469
  • Mntthins Dammann 2012 / 各種調整 マティアス・ダマン Ceder Top(杉)を調整したおり、隅々まで観察したのでそのリポートをさせてもらいます(持ち主に承諾を得ています)。ダマンは世界ではじめて”ダブルトップ”のクラシックギターを完成させました(ゲルノット・ワグナーの協力による)。ダブルトップとは、表板の中にNomexハニカムコアがサンドイッチされていて強くて軽い表板材のことです。 剛性と軽さ [続きを読む]
  • リペア ファイル その468
  • マーチン HD-28  /  フレット交換・ナット交換 ”ブルーグラス”奏者のマーチンHD-28。グレードアップのため少し手が加えられています。今回はネック関係のトラブルのため送られて来ました。点検後に依頼主とやり取りし、「フレット交換」(当工房はナット交換もこの作業に含まれる)することに落ち着きました。 指板面で若干の仕込み角度変更(ナット側を少し下げる)を試みます。すでに一度「フレット交換」され [続きを読む]
  • リペア ファイル その467
  • ヤマハ FG-110 /  ネックアイロン矯正・フレットすり合わせ・ナット交換 楽器というものは、簡単に捨てられないものでいつまでも物置や押入れの隅で眠っていたりするものです。このギターもその類のものでしょう。親譲り品でした。 ”赤ラベル”のFG−110です。60年代後半から70年代前半に作られましたが、ヴィンテージ感満載。オール合板ですが、直せば味のある音のギターですので 弾けるようにリペアしまし [続きを読む]
  • リペア ファイル その466
  • ギルド F-30 1997 / ネックアイロン矯正・フレット交換・ナット交換・サドル交換(オフセット加工) メールにて「表板の膨らみや落ち込み」「低いサドル」「フレットの摩耗」などいくいつかの点検要項を戴いています。実際送られて来た楽器を診て「表板の膨らみ」に関しては問題ないとお答えしました。その上でほかの必要な作業を施すことになりました。同時にサウンドの改善も図ります。 まず、弦高を下げながらサドル高を上 [続きを読む]
  • リペア ファイル その465
  • モーリス W-100D/ ネックアイロン矯正・フレット交換(オーバーバインディング)・ナット交換 ”縦ロゴ・MORRIS”はモーリスの上級機種でしたね。70年代に一世を風靡したコピー「モーリス持てばスーパースターも夢じゃない」で かまやつひろし氏が持っていたのも縦ロゴ・モーリスでした。この機種は”堀内孝雄モデル”のようです。 この頃のかまやつさんは地毛だったのかなぁ。    ネックの状態がよく [続きを読む]
  • リペア ファイル その464
  • マーチン D-45 VR /  ピックアップ取り付け マーチン社のフラッグシップモデル D-45。品質・材料・仕上げ・音質、どれを取っても最高級であることが求められます。Dタイプはボディマスが一番大きいモデルなので音量やダイナミックレンジが大きいですが、ライブではマイク出力が必要になって来ます。ピックアップを取り付けました。 いろいろ考えたあげく、一番無難なLRバックス社の「iBEAN Active」に落ち着きました。大きな改 [続きを読む]
  • リペア ファイル その463
  • ギブソン 1968年製  J-45 / ブリッジプレート増設 トップ”妊娠”(表板の膨らみ)を心配されて持ち込まれたヴィンテージJ-45。弦高は問題なくアジャスタブルサドルの可変範囲も適正でした。たしかにやや膨らんではいますが、矯正するまでないと判断しました。矯正し補強材を入れるとサウンドが変化するので慎重な判断が必要です。ただアジャスタブル用のスタッドが前掛かりになっています。サドルをネック側に押し [続きを読む]
  • リペア ファイル その462
  • ウード /  指板交換・仕込み角度変更・弦高を下げる・木芯入れ Oud(ウード)はアラブ圏の民族楽器でフレットのない5コース11弦の”撥弦楽器”(弦をはじく楽器)だそうです。私もはじめて見ました。演奏には細長いヘラのようなピック(プレクトラム)を使用していました。 弦高が高く演奏しにくいので指板を張り替えて、弦との間隔を近づけるようにして欲しいとの依頼でした。指板を演奏者 自ら貼って改造してあり [続きを読む]
  • リペア ファイル その461
  • フェンダー・ジャパン プレシジョンBass / トーンコントロールが効かない(コンデンサー欠線・交換) 最近人気が出て中古市場でも高値がつくようになってきた『Fender Japan』。フェンダー社が日本法人を作り特約店でしか『フェンダー・ギター』が買えなくなったのと、神田商会の『フェンダー・ジャパン』が廃止されたことから、市場に品薄感があるからと推測しています。新品の”レリック”を買うなら”中古&rdq [続きを読む]
  • リペア ファイル その460
  • ギブソン・レスポール・クラシック / ネック折れ修理(接着・タッチアップ塗装) ”チェリーレッド サンバースト”のレスポール。これが紫外線などで退色すると”レモンドロップ”になるんでしたよね?たしかそう。赤系の塗料は安定しないと言われていて、変色・退色して行きます。これはこれで面白い変化で味になります。 「ネック折れ」で”亀裂”が入っています。割れ部を”接着”だ [続きを読む]
  • リペア ファイル その459
  • Breedlove Premier D / ネック簡易リセット・フレットすり合わせ・サドル調整 ブリードラブのこの機種ははじめて見ました。単板モデルで全体シンプルながら要所を押さえたいいギターですね。弦高が高くなっていて「ネック元起き」が起っていたので「リセット」しました。 ”ボルトオン”タイプなのでヒール部は簡単に外せますが、指板は接着してあります。こういうタイプの”ボルトオン”ネックはときどき [続きを読む]
  • リペア ファイル その458
  • Sunny D ukuleles / フレット音痴(フレットスケール補正・フレット打ち換え・サドル作製・オフセット加工) ウクレレ愛好家には有名だという”サニーおじさん”の作った一品。このおじさん 結構アバウトなのでピッチが狂っていてもおかまいなし、のよう・・・ それも味だと言われたらしい。でもコードが不協和音・・・直らないかと相談にみえました。(耳がいい方です) 12フレットの位置からフレットスケールを [続きを読む]
  • リペア ファイル その457
  • ギブソン  ES−175 /  フレット交換(オーバーバインディング)・アーチトップ用ブリッジ交換(オフセット加工) ジャズギタリストの依頼者が持ち込まれたギブソンES-175。フルアコと呼ばれるタイプです。ジョーパスやパットメセニーも使っていた記憶があります。ジャズからフュージョン・ロックまで使えるギターです。 長年の使用でフレットが磨耗した(ジャズの方はどのポジションも均等も減るのが特徴ですね)ので「フ [続きを読む]