kootaroo11 さん プロフィール

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kootaroo11さん: 映画と車が紡ぐ世界
ハンドル名kootaroo11 さん
ブログタイトル映画と車が紡ぐ世界
ブログURLhttp://kootaroo11.blog.fc2.com/
サイト紹介文映画や車を通して聴こえてくるHeart Warmな想いをShort storyで
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供27回 / 365日(平均0.5回/週) - 参加 2012/09/08 15:17

kootaroo11 さんのブログ記事

  • 理由なき反抗 ~ 1949 マーキュリー ~
  • 『しし座のあなた 今日は北の方角がラッキー』それを聞いて僕は 南に向かった『O型のあなたは フォーマルで決めるといいことがあるよ』リーバイス501にヘインズのホワイトTシャツの僕はカーラジオから流れてきたDJの聲を聞き流しHDDに入った ニューオリンズジャズに切り替えた 海岸線が見え始めると全開された窓から 一足早い夏の風が車内に流れ込む・・・額には じんわりと汗が浮んだジグソーパズルが趣味だったカ [続きを読む]
  • 女と男の観覧車 ~ XC60 2017 ~
  • 上京してOLになったカノジョは 今年もGWに帰省した9日間の大型連休のうち8日間を家族や 幼馴染の女友達と過ごしたカノジョは最終日 帰り支度を整えて 彼のところへ向かった地元の遊園地に勤める彼にGWはない ただ・・・GW最終日は 閑散日になるため園長の計らいで 彼は毎年休みを取ることができた世間のお父さんの体力の限界に感謝!!おかげで この日が 一年で唯一 彼と休みが重なる日になっていた「さて どこ [続きを読む]
  • メアリと魔女の花 ~ XT5クロスオーバー ~
  • 一か月ぶりになってしまった 家内のお見舞い・・・別れ際になると 涙が止まらなかった子供たちは後部座席に座ると すぐに眠ってしまった自然吸気の3.6リッター V型6気筒エンジンに8速ATを搭載するXT5クロスオーバーは小型ながら アメ車の性質を周到しており アクセルワークに対して どっしりとした やさしいエンジンふんわりとした加速に適度なロールはまだ小学生と幼稚園の兄妹にとって母親に添い寝してもらっている気分な [続きを読む]
  • コーヒーをめぐる冒険 ~ メガーヌ265 2014 ~
  • Am 9:05 机の上に 置かれたホットコーヒー中堅ゼネコンの設計担当として この街に転勤して3ヶ月毎日かかさず用意してくれるのは 入社5年目のグラデーションボブのカノジョ配属初日に僕は言った「お茶くみなんて 時代錯誤な配慮は不要だよ  それに 僕はコーヒーが苦手なんだ」カノジョは言った「私・・・命令でやっているのではありません 主任に コーヒーの良さを知ってもらいたいという 自発的な行動です これを お [続きを読む]
  • ナミヤ雑貨店の奇蹟 ~ NSX 1992 ~
  • 老朽化したガレージのシャッターもともとガタが来ていたのだが どうして今日なのだろうどんなに体当たりをしても びくともしない・・・上司に言われるがままに 仕事漬けの生活を続けてきた僕はカノジョと ともに 健康すらも手放してしまった結果 職も失った僕に残されたのはNSXだけだった 1992年 バブル絶頂期に誕生した国産初のスーパーカー ホンダNSX一目ぼれして ローンで手に入れてから27年僕の生きがいでもあ [続きを読む]
  • マッドマックス ~XBファルコンGT ~
  • 2017年秋・・・黄金色に輝く銀杏の樹の下で カノジョと出会った秋に始まる恋は長続きする誰が言ったか知らないがそんなジンクスとは裏腹にバレンタインを前にして僕は シングルライダーに返り咲いていた原因は わかっている仕事を理由に カノジョとの大事な約束を3度もキャンセルしたからだそんな泡沫な恋だったがカノジョのルーティーンだった22:00にスタートするスィーツムービータイムだけは僕の生活リズムに定着してしま [続きを読む]
  • スターウォーズ最後のジェダイ ~ キューブライダー ~
  • 四角はいい・・・隅々まで効率よく 活用できる形状カチリとした無駄のないフォルム愛車のキューブライダー2003を見ながら 弁当箱に いつも持ち歩いているリュックそして 部屋におかれた家具類も自分の周りにはすべて 四角で覆われていることを再確認したしかし 僕と一緒に暮らしていたカノジョは 効率より 雰囲気を大切にしたカノジョの周りはフワフワした有機的で 丸いモノが集まっていたそれらのモノたちには決まった配 [続きを読む]
  • ボブという名の猫 ~ 2008 ~
  • 今年届いた年賀状は個展の招待状を兼ねていたこのアパートに引っ越してきて8年毎年届く 送り主不明の年賀状は 前の住民宛だったコメントはいつも ”お元気ですか?”の一言だったが必ずオリジナルの猫の絵が描かれていた自分宛てに来るのは 大量印刷のそっけない年賀状ばかり・・・いつしか 僕にとって この年賀状が一番の楽しみになっていた今年の年賀状は 僕の愛車と同じブルーのプジョーのボンネットで眠る マフラーを [続きを読む]
  • アンドリューNDR114 ~ ウラカン ~
  • 40年ぶりの大雪警報は僕にとって 厄介な悪魔の警報だったが目の前で雪遊びを始めた小学生たちにとっては全世界が遊園地に変わるオープニングコールだったようだスリップの危険を感じて ウラカンを公園に隣接する路肩に避難させた僕は 微笑ましい彼らの姿を見ながら 自分も童心に帰っていくのを感じた楽しい思い出が蘇ってくる そんなはずだったが・・・少しづつ夜になりかけた 薄暗い公園で雪遊びをしている十数名の子供たち [続きを読む]
  • ブレードランナー ~ コスモスポーツ ~
  • 「かさ雲がかかっているから 明日は雪になるよ スリップには十分注意したほうがいい」それだけ言うと彼は 自室に戻ってしまった ご朱印集めに ほうじ茶好きの彼は私より一回り年上だったが 体感はそれ以上私がひとつ行動しようとするたびに好々爺のような笑顔で科学的とは思えない民間伝承やことわざで助言が入ったそんなジェネレーションギャップが 私には 新鮮で心地よかったしかし それも2年も経てば 煩わしく感じる [続きを読む]
  • タワーリングインフェルノ ~ X5 2004 ~
  • マスターのX5には今日もバーのネオンサインが 映りこんでいる港町唯一のバーは 常連たちの心の叫びを 癒すため一年中 サインが消灯することはなかった無口なマスターが出すカクテルは客の心を見透かすかのように心のもやもやを打ち消す効果があったそんなバーには月末の火曜日にやってくる女性がいたカノジョは マスターの友人であり カノジョの夫も マスターの親友だったマスターの目の前のカウンター席に座りジンベースの [続きを読む]
  • マジック ~ Pao ~
  • 父の事業が失敗して 住み慣れた 街を去ることになった焦げ茶色に錆びきった おんぼろの橋に立った僕は秋には 紅葉で真っ赤に染まった街を一望できる この場所が 好きだった幼馴染で 初恋の相手だったカノジョと10年間 学校に通った 思い出の場所でもあったから・・・もう二度と この橋を渡ることもないだろう高校2年の冬を生きていた僕は木枯らしに向かって そっとつぶやいたしかし・・・二十年後 再び僕は そこにい [続きを読む]
  • デイライト ~ チェロキー2014 ~
  • カノジョと初めて出会ったのも 碓氷峠だったColdplay - Viva La Vidaが流れる中 紅葉渋滞も終わった 静かな旧道を のんびりと漂うように チェロキーは坂道を下っていたちょうど めがね橋がみえたカーブの途中で Fiatが停まっている非常識なドライバーに注意をしようと 運転席を除きこむと頭を抱えた女性が 顔をゆがめていた路肩にチェロキーを停めた僕は既に意識が朦朧とし始めているカノジョに話しかけた「軽井沢病院・ [続きを読む]
  • イーグル・アイ ~ レガシーB4 BM9 2014 ~
  • 僕のカノジョは なんでもお見通しイーグルアイの持ち主だった僕にとって 世界で一番大切な人それは間違いない事実だったが あの頃の僕は若かった仕事終わりに居酒屋で一杯そんな時に 隣の席にいるOLに声をかけて 意気投合 午前様で帰還するような生活を送っていた家で待っている カノジョには絶対ばれないようにいつも 完璧なアリバイを作ったがカノジョを欺くことはできなかったいつもより濃すぎるコーヒーが出た日・・・ [続きを読む]
  • ロケッティア ~ S-MX ~
  •  「やっぱり ジェニファーコネリーだよな」スクリーンやロードショウで トップページを飾るフィービーケイツ やダイアンレインではなく僕らは あの極太眉毛に魅了された 「確かに ラビリンス・魔王の迷宮は 名作だ デビットボウイも彼女にメロメロだったしな」とKiyoshi 「そうかな・・・ ジェニファーといえば ロケッティアでしょ!! 積極行動派タイプより お姫様のように可憐でなくちゃ!!」 「いやいや・・・ [続きを読む]
  • ワンダーウーマン ~ ジュリア~
  • 僕のカノジョは すべてがパーフェクト北欧系の遺伝が強く現れた(僕の勝手な思い・・・)スタイルとルックスはカノジョを乗せてドライブしているとき最新型の愛車 ジュリアよりも街の人の目が助手席に向くことで認識できる幼いころ 祖母から伝授されたという生活の知恵を駆使した 家事も一級品 料理に掃除 洗濯に至るまで 非の打ち所がない僕の大好物の里芋の煮っころがしや 秋刀魚の塩焼きなんて 母親の味以上だ!!三流 [続きを読む]
  • 明日に向かって撃て ~ FJクルーザー ~
  •  「変わったな」FJクルーザーの運転席で クリームパンを頬張るカントリーベアのような友人を見ながら 僕は言った地球の陸地の割合程度になった頭髪を 大事そうに撫でながら 「当り前だろう あれから30年だ」二人だけの車内から 突如発せられた やまびこが できそうな どら声に赤みを帯びた紅葉の枝で寛ぐ野鳥たちが 慌てて飛び去った大学を卒業してから 30年年賀状だけの関係になっていた僕らは偶然 街で再開し 卒業 [続きを読む]
  • ビッグ・ウェンズデー ~ サラトガ 1952 ~
  • あの日の浜辺も今日のように静かだった冷夏でほとんど 陽の光を見ることができなかった 20年前の夏の日”海坊主が呼んでいる・・・”空を見上げていた父は そう呟くといつも以上に 白い顔をした母をよそに1952年製 サラトガのルーフにサーフボードを載せはじめた肺を患い 一日の殆どを布団の上で過ごしていた母は その日も 何も言わずに 天井を見つめていた自分勝手な父は 母のことなど 一度だって 心配したことのない [続きを読む]
  • ウォーク・トゥ・リメンバー ~ 1967 カマロ ~
  • ブリーズレディオのDJは今日もいつものように 気の利いた バックナンバーをさわやかな声で 紹介しているしかし 体温以上に跳ね上がった気温が一週間も続いてはエアコンの壊れた1967年式カマロの運転席にいる僕の聴感覚(バスドラム)は 既にまともな音階を再現できる状況になかったそう言えば・・・あの年も こんなふうに暑かった高校時代・・・僕の隣りに いつもいた ポニーテールのカノジョは僕と同じ 8月11日が誕生日 [続きを読む]
  • 君の名は。 ~ フィガロ ~
  • 「おいっ! この資料なんだよ」「なんだよ! まだ前回の資料ができてないのか!」「おいっ!! いくぞ! グズグズするな!」罵声に包まれた毎日も5年目を迎えたそれは 自分のポジションになってしまったようで毎年新入生が入社しても僕を包み込む環境に変化はなかった今年も夏休み返上で出勤を覚悟していた僕は 突然 部長から呼び出された「お前の有休消化率が悪いと人事から指導があった 自分の管理ぐらいしっかりやって [続きを読む]
  • ザ・ビーチ ~ モンテカルロ1974 ~
  • 人口よりウミガメの数のほうが多いこの街で25年目の夏を迎えるこの街の駐在所に勤務する僕の仕事は 一日2回・・・ぐるりと街を廻り お年寄りの愚痴を聴いて回ること・・・事件も事故も 全くないだから 一日の殆どは このビーチでこうしてコーラを飲みながら 過ごしている3kmにも渡る東シナ海の遠浅のビーチはポリネシアの島々に劣らない絶景が魅力的だ今すぐにでもリチャード(Leonardo DiCaprio)が伝説のビーチの地図を [続きを読む]
  • 氷の微笑 ~ ロータス・エスプリ ~
  • 積乱雲すら 見当たらない真っ青の空を見上げるまだ太陽は 地平線から45度の位置にあるがエスプリに搭載された温度計は すでに 35度を指していたこれで 二週間連続・・・商店街のふくびきで 手に入れた大人が横になれる 家庭用プールとクーラーボックスを詰め込んで僕は 避暑地に向かった三連休のオフィス街は 人の気配が一切ない・・・会社が休みという理由だけではないこの殺人的な暑さが 荒涼とした世紀末の街を作り出 [続きを読む]
  • オブリビオン ~ ベリーサ ~
  • 「待たせてごめん 来週迎えに行く」彼を 待ち続けて5,475日目それが 彼からのプロポーズだったあと一週間・・・私には 待てなかった翌日・・・私は仕事を休むと彼のいる 500km 離れた北の街へ向かった・・・ただ・・・ 私にとって 北は鬼門なのだ・・・愛車のベリーサを初めて傷つけたのは 山形の温泉街だった一時停止違反でおまわりさんに 始めて切符を切られたのも友人の結婚式に参加するために 軽井沢にやってきた [続きを読む]