佐倉愛斗 さん プロフィール

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佐倉愛斗さん: 渇き
ハンドル名佐倉愛斗 さん
ブログタイトル渇き
ブログURLhttp://loveandautumn.blog.fc2.com/
サイト紹介文愛と恋と性を主題に細々と書いています。様々な性の人がいます。短編多数掲載。
自由文毎週火曜21時更新『青嵐吹くときに君は微笑む』現代|恋愛|LGBT|高校生×大学生
不定週木曜21時更新『佐久間姉弟の事情』現代|恋愛|近親相姦|弟×姉|R18
その他短編を気まぐれに更新中
Twitter→ https://twitter.com/abnormalize111
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参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供49回 / 365日(平均0.9回/週) - 参加 2012/09/21 15:08

佐倉愛斗 さんのブログ記事

  • 名古屋コミティア52お疲れさまでした
  • こんばんは、佐倉愛斗です。先日は名古屋コミティア52お疲れさまでした!たくさんの方が来てくださってとても楽しかったですよ。設営はこんな感じ。6冊ずらりと平積みです。一番楽で、一番憧れるスタイルなのです。書店で平積みポップ付きって憧れるわ〜な人なのです。売れ行きは最&高でした。お隣サークルさんに「さくらさんの新刊が飛ぶように売れててビビった」とのコメントをいただきました。「いつも売切れるから今回多めに持 [続きを読む]
  • 名古屋コミティア52に参加します
  • こんばんは、佐倉愛斗です。怒涛の入稿ラッシュを終えて、まったりと落書きする日々を送っています。topのTwitterとofflineのGoogleカレンダーの埋め込みウィジェットを変更してみました。もう少し試行錯誤するかと思いますが、少しでも見やすくなればいいな。いよいよ今週末は名古屋コミティア52です!というわけでお品書きです。今回は新刊が2冊出ます!「flower」は百合小説×3本立てな短編小説集です。第1回名古屋コピー本交 [続きを読む]
  • その手で 09 ナイと美術館
  •  どこへも行きたくないし、ここにも居たくない。しかし夏休みの課題というものもあって、それをやる気も特にない。やっぱり私には何もないんだな、と私は怠惰に蝉の鳴き声の中でうたた寝していた。 それでも喉の渇きという生理的な欲望にはあらがえなくて、私は人の気配がないことを確認してから台所に降りる。コップにぬるい水道水を注いでひと思いに飲んだ。冷たくなくても幾分マシになった。 ふと、ダイニングテーブルを見る [続きを読む]
  • さくらナイト第二夜のお知らせ
  • こんばんは、佐倉愛斗です。まずは名古屋コミティア52受かりました!スペースナンバーはC-7です。頒布物などの詳細はまたお品書きができましたらお知らせしますね。原稿も大詰めです。ヒィヒィ言いながら書いていますがこのときが楽しいんですよね。そしてNLGR+2018の参加とクリエイターズリンクの参加申し込みをしました。どちらも近くなりましたら詳細をお知らせいたします。では本題です。今週末の3月11日にさくらナイト第二夜 [続きを読む]
  • その手で 08 ナイと中村家
  •  試験時間は私が思考するよりも速く、あっという間に過ぎた。水嶋先生が言うには世界史だけが赤点で、あとはどれもぎりぎりだが合格点に達していたらしい。イクと勉強した化学はクラスで真ん中くらいの成績で少しばかり誇らしかった。「まったく、こんな成績で恥ずかしくないの?」 赤点補習に出ようと玄関で靴を履いていると、叔母さんに呼び止められる。恥ずかしいって、誰に?「亡くなった姉さんや和彦さんに申し訳がないわ。 [続きを読む]
  • その手で 07 ナイと岩崎屋
  •  私はイクと忘れ去られた場所を出ると、体育館裏の駐輪場に向かった。すでに帰ってしまった人が多いようで駐輪場は閑散としていた。もっとも、私はバス通学なので駐輪場に来るのは初めてだった。いつもはどれほどの自転車が置いてあるのだろう。「ナイ、こっちだ」 イクに呼ばれる。イクの自転車はメタリックブルーのフレームのシンプルなものだった。イクは青色が好きなんだな、と私は安心した。「二人乗りできるか?」 自転車 [続きを読む]
  • 骨になるまで 05(完)
  •  手当をすると傷口に消毒液がひどく滲みた。ガーゼを当てて、包帯を巻いて。幸い私の傷口は浅かったからすぐに治りそうだった。おねえちゃんの胸の傷は少し深くて、血が止まるまで気が気じゃなかったけど、おねえちゃんは「大丈夫」と笑った。こんなものよりずっと心の方が痛かった、と。   *** おねえちゃんと暮らし始めて、最初の梅雨がやって来た。職場から帰るとアパートの近くに水場があるのか、外階段の手すりに小さ [続きを読む]
  • 骨になるまで 04
  •  高校三年、十八の夏、私たちは姉妹で、双子で、きっとそれ以上の関係だった。どこまでが双子のすることで、どこからが双子のしないことなのかは幼い私たちには分からない。「おねえちゃぁん」 家で、学校で、部室で、帰り道で。人目を盗んでは私たちは求め合った。おねえちゃんは私に触れて、身体を擦り合わせて、体液を交換した。おねえちゃんの指が入ってくると、ほっそりとしたおねえちゃんが私を押し開いて優しく執拗におな [続きを読む]
  • その手で 06 イクと体育館
  •  期末テストが迫った七月。テストなんて赤点さえ取らなきゃなんでもいい、と今日も俺たちは「忘れ去られた場所」で怠惰な日々を送っていた。「イク、元素記号分かる?」 ナイが熱せられた床に足を投げ出して問う。手には化学1のテキストが握られていた。ナイの眉間には深い皺が刻まれ、うーん、うーん、と唸ってる。厨房の大型冷蔵庫みたいな音だ。「覚え方知らないのか」 ナイは見慣れない元素表とにらめっこしながらうなずい [続きを読む]
  • 骨になるまで 03
  •  目を開けると、滴が頬を伝って耳の中に入った。音がうまく聞こえない。きっと外の大雨のせいだ。風が強くて、建物の隙間をかける風がびゅうびゅうと唸った。 手が、暖かい。「あやめ、起きた?」「お、ねえ、ちゃん?」 短い髪に、細い輪郭。二重まぶたに低い鼻。耳の下のほくろ。私たちの顔だ。おねえちゃんはTシャツの上にジャージを羽織っていて、私の手をずっと撫でていた。 起き上がろうとする私を制して「生理痛、ひど [続きを読む]
  • 骨になるまで 02
  •  練習試合は滞りなく終わり、私たちの部が勝利を収めた。クールダウンをしているおねえちゃんの長い足や引き締まった腰。ごくり、と喉が鳴った。「おねえちゃん、スポドリとタオル」「おう、サンキュ」 おねえちゃんの滴が白いタオルに染みこんでいく。水筒の口を咥える小さな唇。「手が止まっておりますよ、あやめさん」 ことねに小脇をつつかれて「ういーっす」と力なく返事をした。見ているだけでこんなにも心が跳ねて疲れて [続きを読む]
  • 骨になるまで 01
  •  二十三歳、春。音のない雨に濡れた腐葉土が甘く死んだように臭ってきた。新しい芽をつけた古ぼけた大樹が、来訪者を受け入れるようにアパートの階段に覆い被さっている。私たちが二階に運ぶ段ボールが溶けるでもなく、でも確実に湿度を持って質量を増していた。「ごくろうさん」 引っ越しトラックの音を聞きつけた一階の住人が玄関から顔を出した。人生の迷いを乗り越えたという風貌の老夫婦だった。おじいさんの方は薄くなった [続きを読む]
  • さくらナイト始まる
  • こんばんは、佐倉愛斗です。今晩からバレンタイン連載「骨になるまで」がはじまりますね。どうぞ楽しんで読んでいってくださいませ。さてさて、この度タイトルにある通り「さくらナイト」が始まります!告知が前日ってどういうこっちゃねん。申し訳ありません。名古屋・栄にあるQueer+sというバーで一日バーテンダーをします!僕とおしゃべりしながらお酒を楽しんでいってくださいな。なおバーテンダーとしての腕前は素人なので優 [続きを読む]
  • その手で 05 ナイと渡り廊下
  •  一年生の教室と三年生の教室は棟が違う。一年生は体育館に近い南校舎の二階と三階で、三年生は体育館から南校舎を挟んだ北側にある本校舎の三階だ。私の教室は南校舎の三階で、イクの教室は本校舎の三階のどこかである。本校舎の教室の並びを知らなければ、イクが何組なのかも私は知らなかった。私たちをつなぐのは体育館二階の「忘れ去られた場所」だけだ。 私は教室の窓から見える体育館と校舎の間にある庭に生い茂る木々に垂 [続きを読む]
  • バレンタインデー連載企画開始
  • こんばんは、佐倉愛斗です。まずは連載作品「その手で」をお読みくださりありがとうございます。たくさんの方に訪問していただき、また拍手やTwitterからの感想もいただいて嬉しい限りです。ナイちゃんが少しずつ可愛くなっていくのがたまらなく楽しいです。完結目指して突き進みますのでどうぞ応援のほどよろしくお願いします。さて、2月と言えばバレンタインデーですね。2月14日に向けて5夜連続更新企画をちまっとやります。チョ [続きを読む]
  • 骨になるまで
  • 古ぼけた狭いアパートに二人は越してきた。新婚夫婦のように寄り添う二人。――旦那さんに見られて嬉しい? おねえちゃん。「似てない双子企画」参加作品2018年バレンタインデー五夜連続掲載。夜21時公開。本編01 02 03 04 05(完)(02/14)資料集ネタバレ要素を含みますのでご注意ください。登場人物東野あやめ主人公。しのぶの双子の妹。高校時代は女子バレー部のマネージャーをしていた。卒業後は専門学校を経て保育士になる [続きを読む]
  • その手で 04 イクと体育館
  •  午後、濡れた子猫みたいな顔をしたナイが「忘れ去られた場所」にやって来た。いつものおさげはほどかれて、少し濡れて軋んでいた。白いセーラー服の上に赤いジャージを羽織っていて暑くないのか気になった。 ナイが俺の隣に腰掛ける。緑のネットがやわらかく軋むのを背中で感じた。微かに、塩素の臭いがする。「プール、入ったのか?」 ナイは返事をせずにやたらスカートの裾を引っ張る。内ももをもじもじさせて、気持ち顔が赤 [続きを読む]
  • その手で 03 ナイとプール
  •  そろそろ授業に出ないと出席日数が足りない、と担任の水嶋先生に諭されたのは一週間前のこと。私は忘れ去られた場所に行く時間を減らしてたまには授業に出るようになった。イクに会えないのは私の日常ではなくて、物足りなさを感じる。たぶんこれは寂しいという感情だ。誰かに会えなくて寂しいなんて感情を私が持っていたことに私は驚いた。 六月末。体育では水泳の授業が始まる。クラスメイトの顔はまだ靄がかかったようにどれ [続きを読む]
  • いただきもの
  • こんばんは、佐倉愛斗です。新連載「その手で」をお楽しみいただいていますでしょうか?少しずつ物語が進んでいく様を楽しんでいただけたら幸いです。そんな中、Twitterで交流のある澤ノ倉クナリ様(@sawanokurakunar)より、ナイちゃんのイラストをいただきました!線画の凛とした横顔も、カラーのナイちゃんが秘めたものもどちらも素敵ですね。ナイちゃんがいる〜〜〜!と大喜びしました。ありがとうございました!まだまだ始まっ [続きを読む]
  • その手で 02 イクと体育館
  •  変な女が体育館の二階にやって来た。ちびっこくて、黒い髪を二つの長いおさげにしていて、一重の鋭い瞳が写すものはいつも暗いもので。 友達も、家族も、居場所も、才能もない。そう語る彼女のことを俺は「ナイ」と心の中で呼んでいた。ナイがこの部屋を出入りするようになっても名乗らないのでそう勝手に呼ぶ。気づいたら口から出ていて、結局彼女の名前を知らずに「ナイ」という名前が定着してしまった。俺の名前を教えると、 [続きを読む]
  • その手で 01 ナイと体育館
  •  始業のチャイムが鳴った。私は教室には行かないで、人の気配がない体育館の重い鉄扉を押す。二階の窓から射す春の午後の日差しに細かな埃がチラチラ光っていた。しんとして、静かで、誰もいない。私の心のように、何もない。 私には何もない。家族も、友達も、居場所も、取り柄も、全部ない。 天井を見上げると大きな照明と鉄組の天井からバレーボールが首を吊っていた。 死んでしまいたいほど愚かでもなく、生きながらえたい [続きを読む]
  • 2018年あけましておめでとうございます
  • こんばんは、あけましておめでとうございます。昨年はサイトでの活動ではゆっくりでしたが、たくさんの発表の機会をいただき、とても充実していました。本年もよろしくお願いいたします。さて、知人宛に限定公開だった小説「花をあげよう」の鍵を開けました。サイトで御贔屓にしてくださった方々にも楽しんでいただきたい作品になります。人が死んだり呪われたりしますが通常運転です。最近よく人が死にます(作中で)。どうぞ今の「 [続きを読む]
  • その手で
  • 死んでしまいたいほど愚かでもなく、生きながらえたいほど希望もない。家族も友達も居場所も取り柄もない女子高生ナイは、体育館の二階で紫煙をくゆらせる少年イクに出会う。「殺すぞ」と詰め寄るイクにナイは懇願する。「殺してくれるんですか」と。何もナイ少女が何かを取り戻していくラブストーリー。本編01 ナイと体育館02 イクと体育館03 ナイとプール04 イクと体育館05 ナイと渡り廊下(02/06)06 イクと体育館07 ナイ [続きを読む]
  • 【2018年お年賀短編】花をあげよう
  • 当作品には性的な描写が含まれます。苦手な方はご注意ください。「やあ、みどり先生」 担当編集者の長谷さんのしゃがれた声が私を出迎える。「今回のネーム見させてもらったよ」 長谷さんはネームの描かれた紙をめくりながら、短くそろえられたあごひげを触る。私がデビューしてから十数年、この人は私の漫画人生を見てきた。見ると白髪が増えた気がする。頬の皺も深い。彼はこんなに老けていただろうか。いや、私が歳を取ったの [続きを読む]
  • 茶館 奔放不覊お疲れさまでした
  • こんにちは、佐倉愛斗です。先日は茶館 奔放不覊にお越しいただきありがとうございました。風邪を引いてご迷惑おかけして申し訳ありません。中国茶という触れたことのない文化に触れて、楽しい時間を過ごすことができました。嬉しいお言葉もたくさんいただいて嬉しい限りです。また開催されるのでしたら参加したいですね。本当にありがとうございました。さて、現在、書き納めとして短編小説を一本書いています。今年中にサイトに [続きを読む]