まあばあちゃん さん プロフィール

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まあばあちゃんさん: 堺の町のまあばあちゃん
ハンドル名まあばあちゃん さん
ブログタイトル堺の町のまあばあちゃん
ブログURLhttp://mabaachan.blog.fc2.com/
サイト紹介文堺の町に住む、ひとりのおばあちゃんのお話です。
自由文住み慣れた町の人々との交流や孫のトモちゃんや犬のジロとの生活を通して力強く生きていく姿を物語に書きたいと思います。 
宜しくお願いします。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供233回 / 365日(平均4.5回/週) - 参加 2012/09/30 10:11

まあばあちゃん さんのブログ記事

  • お父さんが思いついた
  • 「そやけど、恭子ちゃん、なんで高野山に行くって言いだしたんやろ?」お春ちゃんに言いました。するとまあばあちゃんが、「お春ちゃん、前に高野山のお寺がテレビに映ってた時に、わあキレイやって手を合わせてたでしょ?」「そうやったかいな。」「そうよ。」「それで、お父さんが、高野山にみんなで行こうと思ったみたいよ。」「あれま! お父さんが! 有難いなぁ! 嬉しいわ!」お春ちゃんは、満々の笑みになりました。そし [続きを読む]
  • 紅葉を見に行こう
  • 「なあ、まあちゃん、今年の堺まつりは見に行かれへんかったぁ」「ほんと、来年は必ず行きましょうね。」「私、布団太鼓見に行きたかったなぁ。♪ソ〜リャ、ソ〜リャ」「あの日は、季節外れの台風で残念だったわね。」「あんな日でも堺祭りしてはったんやろか?」お春ちゃんが寂しそうに言いました。「どうかしら……」「あの頃、なんかバタバタしてたしなぁ。それどころちゃうかったなぁ。」お春ちゃんはそう言って苦笑いしました [続きを読む]
  • 秋の夕暮れ
  • まあばあちゃんとお春ちゃんは、揚げたての大学芋ととれたてのサツマイモを持って、コナン君の家とユキちゃんの家に届けました。ピアノの先生のお宅にも届けにいきます。ピアノの先生のお父さんはリハビリのかいあって大学の先生に復帰されました。お芋さんを届けに行くと、奥さんが出てこられました。「わあ! 主人も大学芋大好きなんです。」と言って、何度もお礼を言ってくださいました。届けに行ってはついつい話し込んでしま [続きを読む]
  • 思い出して
  • 「でも、美味しいって喜んでくれたじゃない。」「私、まあちゃんにエライ目にあわせててたんやなぁ……ちょっと考えたらわかることやのに……。私ってホンマにあほや。」まあばあちゃんは慰めるつもりで言ったのに、お春ちゃんが申し訳なさそうに言いました。「何回思い返しても腹の立つことばっかりや。吉川さんの事何ひとつエエ事なんかあらへん。」「お春ちゃん……」「こんな気持ちになるんやったら。吉川さんに使われたお金は [続きを読む]
  • あかぬけなくても美味しいよ!
  • 家に帰ると、さっそくお春ちゃんとまあばあちゃんはサツマイモをむきました。むき終わると、次は乱切りします。鍋いっぱいになった頃、お春ちゃんが、「まあちゃん、私、サツマイモ切るのしんどなってきたわ。」「じゃあ、これくらいにして、水にさらした分だけ揚げて、お芋さん届けましょうか。」「まあちゃん、私より三つも上やのにお芋さん切るの早いなぁ。私が一つ切る間に、まあちゃんは五つ切ってるもん。」疲れた様子のない [続きを読む]
  • お芋ほりからの帰り道
  • お芋ほりからの帰り道、お春ちゃんが言いました。「なあ、まあちゃん、なんか最近、雰囲気がええなぁ。朝の散歩も感じエエし、楽しいわ。」まあばあちゃんも思っていました。吉川さんは一日中愚痴ばかり言うので、まあばあちゃんも心が重くなっていつも疲れていました。でも今は、「私もよ。お散歩仲間のみんなにもよく会うし、楽しいわ。」そう言って、まあばあちゃんんは空を見上げました。澄んだ青空はどこまでも広がって吸い込 [続きを読む]
  • まだまだ元気いっぱい!
  • 「ばあちゃん大丈夫か?」オッチャンは畑からあぜ道に上がるのを手助けしてくれました。「お義母さん、いけますか?」「頼むわ。」お春ちゃんも助けてもらって「うんこらしょっ」と道に上がりました。「おおきに。」「疲れてませんか?」「ぜんぜん疲れてへんわ。もっと頑張れるで!」お春ちゃんは元気よく言いました。お春ちゃんがご機嫌に話すので、オッチャンも嬉しそうです。「ほな、ばあちゃん、お義母さん、ここで待っててく [続きを読む]
  • たくさん掘ったよ。
  • 「ばあちゃん、手伝いに来てくれとったんかいな、おおきに」オッチャンが軽トラを止めて声をかけてきました。「あら、お仕事は?」「今。昼飯に帰るところや。」「まあ、もうそんな時間?」まあばちゃんが驚いて言いました。「ようさん、芋、掘り出してくれたんやなあ。ばあちゃんがいててビックリしたわ。」「通りがかりにお父さんを見つけて、お芋と遊んでたの。」「シンドならんかと心配するわ。腰大丈夫か?」オッチャンは嬉し [続きを読む]
  • まあばあちゃんは芋ほり名人
  • 畑に着くと、あのカッコイイ人のお父さんが一所懸命に芋を掘っていました。「こんにちは、お手伝いに来ました。」まあばあちゃんが声をかけると、嬉しそうに振り返りました。「ありがとうございます。この通りの体なので、なかなかはかどりません。」そう言って、お芋の入ったプラスチックの箱を指さしました。そこにはたくさんのサツマイモがありました。「わあ! たくさん! 私らのするところあらへんやん。」お春ちゃんが驚い [続きを読む]
  • お芋掘りに行こう
  • 「ねぇ、まあちゃん、お芋掘りに行かへんか?」縁側で、ジロとミミの毛をすいているまあばあちゃんにお春ちゃんが声を掛けました。「今日?」「そうや。」「でも、たくさん、いただいたのに……」昨日、オッチャンが「大学芋作ってや」とたくさん届けてくれたのでした。「そやけど、コナン君のお母さんやユキちゃんのお母さんにも持って行きたいねん。吉川さんのことで、気ぃ悪ぅにしてるやろ? それに婿さんもいつでも来てやって [続きを読む]
  • お春ちゃんの悪口
  • 「毎日毎日、家に置いてくれって……」「ああ……、でも、マコちゃんは、丁寧に話して怒ったりせぇへんやん。練れた人やんか」「……うん……そうなんやど……」「なに? 教えて!  この際やから、きちんと知っときたい!」「私(お豊ちゃん)を家に置いて、自分を置かないのはおかしいって、あんだけ働かせてこの仕打ちはヒドイとか、犬の方が大事なんておかしいとか……」お豊ちゃんは、言い淀みました。「まだ、ほかにあるの [続きを読む]
  • 朝の吉川さん
  • 「あ……、吉川さんだわ。」コナン君のお母さんが吉川さんに気が付いて、会釈しました。まあばあちゃんも吉川さんの方を見ると、吉川さんは、ジーっとこちらを見ていました。お散歩仲間と吉川さんの間に、なにかピーンとした空気が流れます。まあばあちゃんは、「吉川さん、おはようございます。」と言って手を上げましたが、プイっと横を向いて離れていきました。「吉川さん、怒ってるんやろか……」お春ちゃんがポツンと言うと、 [続きを読む]
  • 吉川さんは犬嫌い
  • 「やあ、久しぶりに会えて嬉しいわ。なんや出会えへんかったなぁ。どないしてたん。散歩の時間変わったんか?」お春ちゃんが、嬉しそうに聞きました。「ううん。うちの子すぐに飛びつくから迷惑かけるでしょ? だから……」コナン君のお母さんが言いました。「なんでや。可愛らしいやんか。なぁ。なんぼでも飛びついてや。」とお春ちゃんが、コナン君の頭を撫でました。「違うのよ。吉川さん、あの人犬嫌いでしょ。だから……」「 [続きを読む]
  • 久しぶり〜!
  • 次の日の朝、散歩に行くと、「待って! 待って〜! まあちゃん、お春ちゃん」お豊ちゃんが呼んでくれました。振り返るとコナンちゃんのお母さんもいました。「あら、お豊ちゃん久しぶり、コナン君のお母さんも! 久しぶり」「あんたら、まだ朝早いのにそんな大きな声出して!」お春ちゃんが、キュッとにらんで言いました。「ごめんごめん。慌ててしまって。二人とも足が速いんやもん。」お豊ちゃんが言いました。「爽やかになっ [続きを読む]
  • 吉川さんとバッタリ出会いました。
  • 駅前のスーパーからの帰り道、まあばあちゃんとお春ちゃんは、ばったりと吉川さんに会いました。お春ちゃんが声をかけようと手をあげた時、吉川さんはプイっと横を向いてしまいました。上げた手の行き場がなくなり、しばらく固まってしまいましたが、そっと下ろしました。吉川さんは、もう一度こちらを振り向くと、キッと睨みつけて「フン」という鼻息が聞こえそうな勢いで足早に去って行きました。二人は驚いて、しばらく顔を見合 [続きを読む]
  • 謝りたくない……
  • 「なぁ、私は吉川さんに謝らなあかんのやろなぁ。私のせいで息子と仲悪なったんやから……」お春ちゃんは独り言のように言いました。まあばあちゃんにも分かりませんでした。吉川さんはただ愚痴を聞いて欲しかっただけなのかもしれません。それを過ぎたおせっかいで複雑にしてしまったのかも……。でも、それなら断ってくれれば良かったのに……、吉川さんがお豊ちゃんの事を話す様子などを見ていると、見かけによらず肝が据わって [続きを読む]
  • お春ちゃんは放っておけない人
  • 「まあちゃん、これでエエんやろか?」オッチャンが帰った後、お春ちゃんが力なく聞きました。「お春ちゃん……」「私がええことやと思ってしたことは、み〜んな間違うてた。昭雄さんにも吉川さんにも喜んでもらえると思ってた。昭雄さんにはええようにされただけやったし、吉川さんには迷惑がられとった。なんで私ってこうなんやろう。」「でも、私も吉川さんのお嫁さんの話を聞いたときは、本当に気の毒に思ったわ。」「そやろ? [続きを読む]
  • オッチャンが来た
  • まあばあちゃんが、大家さんの家に伺う準備をしていると、インターフォンが鳴りました。「吉川さんやろか……」お春ちゃんが、おびえたような顔で言いました。受話器を取ると、オッチャンでした。「ばあちゃん、ワシや。」「あら! すぐに出て行きますね。」まあばあちゃんとお春ちゃんが出て行くと、オッチャンは「吉川さん、出て行きはったわ。」「え?」「長屋をそのままにしておいて欲しい言うて粘りはってんけど、それは無理 [続きを読む]
  • 返してくれないの?
  • 「実はね、吉川さんの家で大家さんの奥さんに会った時、聞いたのよ。」「何をや?」「吉川さん、引っ越し代の10万円、使ったらしいわ。」「ええ!! なんやて!」「だから、今、手元にお金ないって言われたらしいわ。」「ほな、私が立て替えた分は? どないなるんや……」まあばあちゃんは答えられず、うつむきました。「踏み倒すんか? 初めから返す気なんかなかったんやな。引っ越し代までなくなるなやんて……」お春ちゃんは [続きを読む]
  • お春ちゃんの知らないこと
  • 家に着くと、お春ちゃんが一番に言いました。「まあちゃん、思い切ったこと言うたなぁ〜。私、ビックリしたわ。」「吉川さん、お春ちゃんを保護者だなんていうからビックリして。そんな関係じゃないのに……」「そやねん。ビックリしたわ。そんな話したことないのに! 吉川さんは何を考えてるんやろ。家賃もちっとも返してくれへんしな。……あれ、まあちゃん何してるのん?」通帳を出しているまあばあちゃんに、不思議そうに聞き [続きを読む]
  • お付き合いのあり方
  • 大家さんが吉川さんに「吉川さん、これからは、私が月末に家賃を頂きに来ますから用意しといてくださいや。」と言いましたが、吉川さんは大家さんを無視して叫びながら追いかけてきました。「まあちゃん、待って待って!! このまま放っておかないでよ〜。」まあばあちゃんとお春ちゃんは、ゆっくりしか歩けませんが歩みを止めませんでした。「まあちゃん! 待ってってば! 私、困ってしまうわ。何とか助けて!」まあばあちゃん [続きを読む]
  • お春ちゃんは、保護者じゃない
  • 「まあちゃん、待って。私も一緒に行くわ。」吉川さんは当然のように言いました。“お茶でもしましょう” と言うように。「吉川さんは、大家さんと一緒にいないと駄目でしょ。」そう言ったまあばあちゃんの声はとても冷たいものでした。「あんた、さっき、私のこと保護者って言うてたけど、違うで。友達やと思ってたから。大家さんにも頼んだし、ご飯も持って行ったんやで。保護者なんて言われたらかなわんわ。二度と言わんといて [続きを読む]
  • 吉川さん、こうしましょう。
  • 「ほな、吉川さん、こないしましょ。」いつの間にか来ていた大家さんが言いました。「お宅がここに住みたい言うんなら、この部屋だけ置いてやり替えます。そやから引っ越し代の足しに渡した。10万円を返してもらえまっしゃろか」大きな車の音がしたので、そっちを見ると、ショベルカーやダンプカーが次々にやってきました。「もうお願いした日から2か月半も経ちました。もうこちらとしても、いつまでも待ってられませんのや。こ [続きを読む]
  • 保護者って〜?
  • 「まあちゃん、あれ、奥さん違うか?」「まあ、ほんと!」吉川さんの家に行くと、大家さんの奥さんが来ていました。深刻そうな顔をしています。「奥さ〜ん」お春ちゃんが、大きな声で大家さんの奥さんを呼びました。「あら、お春ちゃんにまあちゃん、ジロ達は?」大家さんの奥さんは、まあばちゃん達に気づくと、ホッとしたように嬉しそうな顔をしました。「今ね、吉川さんにお願いしに来たんよ。それでね……」大家さんの言葉を遮 [続きを読む]
  • 居留守を使ったのかな?
  • 翌朝、朝食を作っていると、お春ちゃんがまあばあちゃんに言いました、「大家さん、元気なかったなぁ。」「……そうね。」「わたし、大家さんにホンマに悪いことしたわ。……なあ、まあちゃん、10万円こっちから返した方がええなぁ。吉川さんやったらいつのこっちゃ分からへんやろ。」まあばあちゃんは返事に困ってしまいました。「私、奥さんと話してくるわ。大家さんの奥さんシッカリしてはるから。……それで、ごめんやけど、ち [続きを読む]