三里千秋 さん プロフィール

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三里千秋さん: まほろば漫遊記
ハンドル名三里千秋 さん
ブログタイトルまほろば漫遊記
ブログURLhttp://uryuuhazime.seesaa.net
サイト紹介文大和は国のまほろば……奈良県の歴史が大好きな中学生のブログです。自転車で奈良の歴史を巡っていきます。
自由文奈良県三郷町と大阪府柏原市を中心に各地の歴史を紹介しています。また、推理小説を中心とする読書感想や、日々のできごとなども書きます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供39回 / 365日(平均0.7回/週) - 参加 2012/11/08 20:30

三里千秋 さんのブログ記事

  • 4月30日 元越谷 久々の沢登り
  •  たまには山の記録でも。去年の夏に膝を怪我して以来、あまり山に行けない日々(沢には全く)を送っていたのですが、4月30日に久々の沢登りに行ってきました。久々に行くととても楽しく、膝を怪我して以来一番テンションの上がった1日であった気がします。 CLを務めたので、ワンゲルブログも私が書いたので、転載しておきます。詳しくは↓を参照です。http://kuwv.seesaa.net/article/459121996.html [続きを読む]
  • 死国
  •  坂東眞砂子さんの小説です。あらすじ 明神比奈子は20年ぶりに故郷の高知・矢狗村を訪れる。幼馴染の莎代里が18年前に事故死をしていたことを知り、衝撃を受けるが、さらにその母親の照子が彼女を黄泉の国から呼び戻そうと、四国八十八箇所を逆に回る「逆うち」をしていることに気づき、さらに愕然とする……。 坂東眞砂子さんといえば、「伝奇」「民俗」「土俗的感性」などの文句にひかれ、小学生か中学生の頃に手にとったこと [続きを読む]
  • 地名の研究
  •  柳田國男さんの地名にまつわる論文をまとめてある本です。地名の形成の仕方や、具体的に色々な地名がいかにして成り立っているのかが書かれています。利用地名、占有地名、分割地名の概念をはじめ、地名を考える上で必要な基礎的な事柄、また具体的な地名の成り立ちの考察などが書かれています。 地名はそれぞれ独自性の強いもので、その地を調べるならばその地を入念に検討しないといけない、という念が頭にありましたが、当然 [続きを読む]
  • 恋愛小説を愉しむ
  •  著者は木原武一さんです。ダンテやトルストイ、シェイクスピアなど、西洋の名著を引用しながら恋愛を考えていくという内容です。 人が人生で経験できる恋愛は限られています。小説を読むことで、このような恋もあるのか、と思ったり、自らを重ね合わせて身を焦がしたりして、恋愛について自らの経験以上に知ることができるでしょう。 この本は学問的に恋愛を考察する、というものではありませんが、名著のエッセンスがたくさん [続きを読む]
  • 乳と卵
  •  川上未映子さんの小説です。ふと本棚にあるのを見つけて読みました。関西弁の口語体の文章で、豊胸手術をしようとする母親と、母親に対して口をきかなくなった思春期の少女を描いています。 関西弁の文章は文としては破綻しているところもありますが、不思議と読みやすく引き込まれます。 同時に収録されている『あなたたちの恋愛は瀕死』はたまたま不幸な形で出会う男女の模様が描かれています。個人的には、こちらの方が好み [続きを読む]
  • 日本の愛国心
  •  佐伯啓思さんの本です。私の所属する学部の退官された教授さんの書いた本ということで読みました。 「愛国」は近年力を増している論調であるように思えます。同時に、その反動のようなものも蠢いております。 しかし、この「愛国」を唱える保守も、「愛国」を警戒する革新も、図式化された中、それ自体の理念というよりも対するものへのアンチテーゼとして存在しているような傾向があります。 「保守」や「革新」がもともとの [続きを読む]
  • 檸檬
  •  梶井基次郎さんの短編集です。『檸檬』『城のある町にて』『泥濘』『路上』『橡の花』『過去』『雪後』『ある心の風景』『Kの昇天』『冬の日』『桜の樹の下には』『器楽的幻覚』『蒼穹』『筧の話』『冬の蠅』『ある崖上の感情』『愛撫』『闇の絵巻』『交尾』『呑気な患者』が収録されています。 全体として鬱々とした雰囲気の話が多く、隙間時間に読もうとしてもなかなか読み進まなかった記憶があります。それで『泥濘』〜『あ [続きを読む]
  • 「かわいい」論
  •  四方田犬彦さんの本です。世間で氾濫する「かわいい」について、様々な観点から考察している本です。何かあればすぐに「かわいい」という言葉が飛び出る今のご時世。 私自身、何かを「かわいい」という感覚がかなり遅くまで(高校時代まで?)なく、割と今でも「こういうものが世間でかわいいと言われるのだろう」という念をどこかで持ちながら「(あれって)かわいいね」などと言っています。ぬいぐるみや動物、赤ちゃんをかわ [続きを読む]
  • 砂場の少年
  •  灰谷健次郎さんの小説です。あらすじ 元テレビディレクターで有機農場に務めていた葛原順は、教師をしていた妻・透子が精神を病んで休職したのを機に、自らも臨採で中学校教師となった。生徒個人個人と向き合わず、定められた規則や画一的な授業に拘泥する教師たちがいる一方で、葛原は「反抗的」とされる子ども達に輝くものを見出していく…。 『子どもの隣り』を読んで以来、灰谷さんの小説に魅せられています。教育のあり方 [続きを読む]
  • ユタとふしぎな仲間たち
  •  三浦哲郎さんによる児童文学です。あらすじ 父の死とともに、東京から母の実家である湯ノ花村に居を移した勇太。彼は村の子供達から、東京のもやしっ子と言われ、なかなか馴染めなかったが、ふとしたことから、座敷わらし達と出会う。彼らとの交友の中で、勇太はたくましさを手に入れていく… 高度経済成長期?の寒村を舞台にしたお話。正統派な成長譚といった感じですが、日本の寒村、またそこにある民話の世界をモチーフにし [続きを読む]
  • わたしはここにいる、と呟く。
  •  新津きよみさんの短編集です。収録作品は『わたしを探して』『時のひずみ』『あなたの居場所』『忘れはしない』『思い出を盗んだ女』『あの日あの時』『その日まで』です。 ザ・新津作品と言った感じの日常系ミステリ集です。一応ミステリに分類されるのか、ノンジャンルと言うべきか。作品に登場する人物の立場は様々ですが、総じて30代後半くらいの女性が多く、子供や認知症に向かっていく老人のモチーフも頻繁に登場していま [続きを読む]
  • 日本庭園ーー空間の美の歴史
  •  小野健吉さんの本です。先史時代の庭園前史から重森三玲の近代に至るまで、日本の庭園史を概観しています。大学の授業で小野先生の授業をとっており、庭園に興味が出てきたことから読みました。 小野先生はかつて私の学部で客員教授をされており、現在は和歌山大の観光学部で教鞭をとっていらっしゃいます。後期に急遽ピンチヒッターとして授業を担当なさることになり、学系の建築史の先生から、受講を勧められて受けたところ、 [続きを読む]
  • かしわらの史跡(上)(下)
  •  重田堅一さんの本です。短いコラムのような柏原の歴史に関する記事を集めた本です。二頁ほどで完結する記事ばかりですので、暇な時間、隙間時間にだらだらと読んで読み切りました。この本の好きなところは、柏原市域に関する和歌がたくさん載っているところ。古歌を集めて龍田の眺めの復元を考えようと思っていたところなので、中々興味深かったです。 市史を読んでいるので、知っている知識が大部分だったのですが、こう改めて [続きを読む]
  • 森林の機能と評価
  •  木平勇吉さん編著の一冊です。公共政策論の演習で林業・森林政策をテーマに選び、その参考にするために読みました。資本主義の世界を考えていると、森林は林業者が木材を生産する場という側面が目立ちますが、実際森林は「緑のダム」というように水を蓄えたり、根を貼ることで土砂災害を防止したり、日本人の原風景を構成する要素となることで、また信仰の対象となること文化形成の基盤となったり、散策に来る人を癒したりするな [続きを読む]
  • 20歳になって思うこと。
  • 1月7日、20歳となりました。12歳の頃に始め、8年間このブログを続けているのも不思議な感じがします。 幼い頃は、20歳というととってもお兄さんな印象を抱いていたのですが、実際になってみると、まだまだ未熟で幼い感じ。こんなので(法律的にそうなっているというだけで)「大人」を名乗っても良いのかな、と不安に思います。 楽しいことも苦しいこともいっぱいあった10代。小学校時代の手芸部、かるたクラブ、中学時代の地歴 [続きを読む]
  • 20歳の原点
  •  今月7日、私は20歳になります。そんな私に後輩が貸してくれた一冊がこの本。立命館大学の学生であり、学生運動の渦中の中自ら命を絶った高野悦子さんが、亡くなった歳、すなわち20歳の間に書いた日記です。 高野悦子さん。旧地主の家に生まれ、京都の大学に通っている学生というのは私と同じ。しかし、時代も、さらにそれに規定される性格の表れも私とは全然違っています。 彼女が学生時代を過ごしたのは学生運動の時代(1967 [続きを読む]
  • 海になみだはいらない
  •  灰谷健次郎さんの短編集です。収録作品は『海になみだはいらない』『きみはダックス先生がきらいか』『ひとりぼっちの動物園』です。あらすじ(表題作) 章太は海が大好きな島の少年。トクじじいの指導を受けながら、もぐりや魚とりをしている。ある日、都会から移住してきた少女・佳代と出会うが……。 久しぶりに小説を読むと、面白くて一気に読み切ってしまいます。灰谷健次郎さん。以前、「子どもの隣り」を読んで惹かれた [続きを読む]
  • 図解 知識ゼロからの林業入門
  •  関岡東生さん監修の本です。東京農業大学の森林総合科学科の人たちが中心となって書かれています。林学の基礎の基礎がきわめてわかりやすく書かれてあるといった感じです。私は林学が専門ではありませんが、サークルで林業をやっており、また山村にも興味があるので、結構知っている内容が多かったのですが、まとまって確認できたのでよかったです。林産加工の話は全然知らないことばかりで、勉強になりました。とてもわかりやす [続きを読む]
  • 郊外の社会学--現代を生きる形
  •  若林幹夫さんの本です。中川理さんの「風景学」を講読する授業を受けているのですが、自分の担当章の9章「郊外風景の没場所性」について発表するため、この本を読みました。ある地理的位置を占めながら、それはほかの街と明確に区別できない「没場所」な郊外。画一的な住宅でつくられた画一的な街並みが60-70年代につくられていく一方で、80年代後半以降はたとえば異国風の、たとえばテーマパークのような、独特な街ができていき [続きを読む]
  • 日本の祭りと神賑
  •  森田玲さんの本です。祭りを「神事」と「神賑」に分節し、祭りの構造を解説するとともに、だんじり、布団太鼓、唐獅子、神輿などの練り物について詳述しています。 中でも面白かったのが神輿の節の、「ミアレ型」「オイデ型」「ミソギ型」に神の道行の分類です。あまりおみこしの出るお祭りになじみがないのですが、「神事」「神賑」について考えるわかりやすい例となっていました。 また幼いころより慣れ親しんできただんじり [続きを読む]
  • 春昼・春昼後刻<br />春昼・春昼後刻<br />春昼・春昼後刻
  • 泉鏡花さんの連作です。あらすじ 眠気を誘うような暖かな春の昼下がり、散策子は集落を歩いた後、ふと山寺に立ち寄る。彼は住職に、最近集落であった不可思議な恋の物語を聞くが……。 春昼。ぽかぽかと暖かな陽気。とろとろと眠気を誘うようなのどかさを感じさせる舞台設定でありますが、鏡花特有の妖美さ、不気味さが感じられる作品です。 白い半透明の幕を透かして見ているかのような、そんな気持ちにさせます。砂をつかむ、 [続きを読む]
  • 柏原市と民俗宗教
  •  『生駒の神々』という本を紹介しました。私の住む柏原市は生駒山系の南端に位置し、延喜式内社が多くて雁多尾畑の松谷光徳寺のような大寺もあります。古代までさかのぼると、河内国分寺、国分尼寺、智識寺などの大規模な寺院が無数に存在していました。ところが、本書でとりあげられていたような民俗宗教的なものは恩智(八尾市)、信貴山(平群町)が南端で、柏原市域には殆ど存在しません。鐸比古神社(奥宮)や若倭姫神社は磐 [続きを読む]
  • 生駒の神々 現代都市の民俗宗教
  • 生駒の神々 現代都市の民俗宗教 宗教社会学の会編の本です。大阪と奈良の境に位置する生駒山地は、宝山寺、石切神社、信貴山寺などの大きい寺社とともに修験系、朝鮮系などを含めた中小の寺社がたくさんあります。所謂檀家や氏子をもつとは限らず、ある機能に特化したご利益(石切さんが「でんぼの神さん」であるように)を持ち、都市民衆が現世利益を祈願する寺社が多いという特徴があります。また既成の宗派の枠に収まらず、独 [続きを読む]
  • フルコースな女たち
  •  新津きよみさんの短編集です。収録作品は『転落――食前酒』『ゼンサイのような女――前菜』『散骨――スープ』『水難の相――魚料理』『薬――お口直し』『男狩り――肉料理』『スイーツ・バイキング――デザート』『マタニティ・メニュー』です。あらすじ 陶芸家、ハンター、料理人である三人の女は、富永英作という男をそれぞれ憎んでいた。三人はふとしたことで知り合い、男を殺す計画を立てるが…。(男狩り――肉料理)  [続きを読む]
  • 文化人類学入門
  •  祖父江孝雄さんの本です。人類学は以前から興味があったのですが、なんだかんだで結局一冊本を読み、授業を一つ受けだだけにとどまっていました。人文地理学、建築史と並んで私の所属する学系(文化環境学系)の専門で、私の興味のある分野と隣接した学問なのでしっかり学んでみたいな、と思って入門書を読んだ次第であります。 内容自体は平易で、一般的な教科書類と比べると圧倒的に読みやすいです。ただ、書かれたのが昭和54 [続きを読む]