松和のマスター さん プロフィール

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松和のマスターさん: ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログ
ハンドル名松和のマスター さん
ブログタイトルジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログ
ブログURLhttp://v-matsuwa.cocolog-nifty.com/blog/
サイト紹介文ジャズ喫茶『松和』は仮想喫茶店。大好きなジャズや70年代ロックの話題など、音楽三昧な日々をどうぞ。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供333回 / 365日(平均6.4回/週) - 参加 2012/11/12 21:10

松和のマスター さんのブログ記事

  • フリゼールの野心的なリーダー盤
  • ビル・フリゼール(Bill Frisell)のギターが好きだ。ビル・フリーゼルは1951年米国生まれのギタリスト。玄人筋では、現代の最高峰のギタリストの一人と評価されているが、こと我が国では全くといっていいほど人気が無い。しかし、この人のギターを聴くと、即興演奏としてのギターって、こういうのを言うんだろう、と強く思う。とにかく、即興性の高いギターが最大の個性である。 といって、この人のギターを「ジ... [続きを読む]
  • こんなアルバムあったんや・103
  • ジャズの有名レーベルの盤をカタログ番号順に聴き進めて行くと、今まで、全く聴いたことが無かった盤に出会うことがある。思わず、こんなアルバムあったんや、なんて嬉しくなる。ジャズの有名レーベルの盤なんで、内容はそれなりにある。聴いてみて、そのパーソネルの組合せに感心したり、演奏されているスタイルに思いを馳せてみたり、興味津々である。 インパルス・レーベルの聴き直し、である。Chico Hamilton『... [続きを読む]
  • この盤も「新しいクールな何か」
  • 従来のジャジーなリズム&ビートからの脱却。新しいクールな響きのモーダルなフレーズ。ジャズではあるが、今までのジャズでは全く無い。ボイスやノイズをもジャズに取り込み、融合する。やっと、ジャズに「新しいクールな何か」が現れ出で始めた。明らかに「ジャズの進化」だと僕は感じている。 Christian Scott『Stretch Music (Introducing Elena Pinderhughes)... [続きを読む]
  • ジャズ・トレンドの分水嶺
  • 1980年代のハードバップ回帰、いわゆる「ネオ・ハードバップ」のムーヴメントを捉えて、帝王マイルスは「昔のジャズを焼き直して、何が面白いのか」とバッサリ切り捨てたのを覚えている。「過去の音楽を再びやるなんて、俺には考えられない。常に自分がクールと思う新しい音を追求する」。この革新性こそ、ジャズなんだな、と心底感心したことを覚えている(俺の音をジャズと呼ぶな、と帝王に怒られそうだが・笑)。 確かに、... [続きを読む]
  • The Chuck Rainey Coalition
  • チャック・レイニー(Chuck Rainey)。米国のベーシスト。セッション・ベーシストとして、ソウル、RB、ジャズ、クロスオーバーを中心に幅広いジャンルで活躍。ボーダーレスなベースで、それぞれの音楽ジャンルに適したフレーズを弾き分ける。それでいて、音色と手癖はレイニーなれではのもので、セッション・ベーシストとしても、純粋にベーシスト単独としても優れた才能の持ち主であった。 Chuck ... [続きを読む]
  • こんなアルバムあったんや・102
  • まず、レオ・リチャードソン(Leo Richardson)という名を知らない。どうも英国ジャズのサックス奏者らしい。どうりで知らないはずだ。ジャケットの雰囲気を見ても、実にレトロっぽくて、リリース年が2017年。これは1970年代辺りの英国ジャズのリイシュー盤だと思った。 Leo Richardson『The Chase』(写真左)。2016年12月の録音。ちなみにパーソネルは、Leo Richa... [続きを読む]
  • 意外と無名な盤だけど好盤です
  • 今年の夏は酷暑である。とにかく蒸し暑い。通勤の往き帰り、特に最寄りの駅から自宅までの徒歩が辛い。加えて、最寄りの駅から会社までの徒歩が辛い。汗だくだくになる。家に帰り着いて、就寝前のひととき、エアコンの効いた涼しい部屋の中で、ゆったりとした気分で聴くECMレーベルの諸作は格別なものがある。 極力、電化サウンドを排除し、アコースティックな表現を基本とし、限りなく静謐で豊かなエコーを個性とした録音をベ... [続きを読む]
  • ジミー・スミスの「別の顔」
  • オルガン・ジャズを聴き進める上では、ジミー・スミス(Jimmy Smith)は外せない。ジミー・スミスは、オルガン・ジャズの祖であり、最大のレジェンドである。オルガン・ジャズと言えば、ジミー・スミス。オルガン・ジャズについては、ジミー・スミスだけを聴いていれば良い、とまで極論するジャズ者の方もいるくらいである。 確かにそれはあながち間違いではない。ジミー・スミスのアルバムに入っている、オルガンの弾... [続きを読む]
  • ジャズ喫茶で流したい・126
  • ジョージ・ウォーリントン(George Wallington)は、1924年10月27日、シチリア島パレルモ生まれ。1993年に68歳で鬼籍に入っている。1940年代前半から1950年代にかけて、ジャズ・ピアニストとして活躍。1960年に家業を継ぐためジャズ界から引退。1980年半ばに一時期復帰したが、活躍のメインは1950年代。当然リーダ作は少なく十数枚に留まる。サイドマンとしても10枚程度。 ... [続きを読む]
  • マーカスの考える「融合音楽」
  • マイルスの最後の相棒、ベーシストのマーカス・ミラー。僕はミラーのエレベが結構、お気に入り。マーカスのマイルス追悼盤だった『The Sun Dont Lie』(1993年)を聴いて以来、ずっとマーカスのリーダー作を追いかけている。ベーシストの腕前は超一級品。しかも、マイルスが重用した様に、アレンジとプロデュース力も超一級品。そんな彼のリーダー作はどれもが聴き応え十分。 そんなマーカス・ミラ... [続きを読む]
  • ゴルソン・ハーモニーを楽しむ
  • ジャズにはアレンジも大事な要素である。ジャズメンが一堂に会しての最低限のルールだけでアドリブ演奏をしまくるジャム・セッションも聴いていて面白いが、演奏の出来にバラツキがあるのが難点。それぞれの演奏が同一レベルで、お互いの演奏が上手くかみ合えば良いが、纏まりが悪ければ聴くに堪えないか、聴いていて退屈になる。 逆にアレンジがしっかりしておれば、テーマ部も聴き応えがあり、アドリブ部もバックの伴奏をアレン. [続きを読む]
  • ブロンバーグの「ジャコ称賛」盤
  • ベーシストがリーダーのアルバムは面白い。ベーシストがリーダーのアルバムには、テクニックを重視した、その特徴的な演奏テクニックを全面に押し出した内容のものも多くある。テクニックの多彩さを追求するものもあれば、ベースの楽器自体のバリエーション(ピッコロ・ベースやチェロなどの活用)を追求したものもあって、聴いてみるとなかなかに面白い。 Brian Bromberg『Portrait of Jaco』(写... [続きを読む]
  • 「ネオ・スピリチュアル」の先駆
  • ベーシストがリーダーのアルバムを聴くのが好きだ。ベーシストがリーダーのアルバムは面白い。ベーシストがリーダーのアルバムには2つの傾向がある。ひとつはベースの演奏自体が非常に特徴的な場合で、その特徴的な演奏内容を全面に押し出したスタイル。もうひとつは、ベーシストが卓越した作曲能力、編曲能力を有する場合で、この作曲能力、編曲能力にスポットを当てて、リーダー・アルバムを演出するケースである。 ベーシスト.. [続きを読む]
  • インパルス・レーベルの隠れ好盤
  • 暑い夏は意外とスタンダードな純ジャズが良い。もともとジャズって、ビートの効いたポジティブな演奏が基本なので、涼しいジャズなんてものは無いのだ。激しさや破綻ちは全く無縁の、ジェントルで端正な純ジャズが良い。耳当たりが良くて、安心してアドリブに耳を委ねることが出来て、ちょっとした破綻に苛つくことも無い。 インパルス・レーベルのアルバムについても聴き直しを進めている。インパルス・レーベルは、プロデューサ. [続きを読む]
  • ジャズ喫茶で流したい・125
  • いきなり涼しくなった千葉県北西部地方。この夜、外の気温は25度。窓を開けっ放しにした室内は27度、湿度50%。全くのエアコン要らずである。酷暑の西日本の皆さんには申し訳ないが、猛暑について一息ついた今日一日である。半袖で過ごしやすい気温。ジャズも聴きやすさが増して、今日は大好きなピアノ・トリオ盤に触手が伸びる。 Richard Wyands『Then, Here and Now』(写真左)。197... [続きを読む]
  • 猛暑には「端正なハードバップ」
  • 湿度が高いのは相変わらずだが、今日はちょっとだけ涼しくなったようだ。太平洋上の発生した台風の影響なのか、東風が吹き抜けるようになった。ここ千葉県北西部地方は、この季節、東風が吹くと涼しくなる。しかし、グッと涼しくはならない。今年の暑さは「半端ない」ので、恐らく、広範囲に空気が暖まっているようだ。 これだけ湿度が高くて暑い夏になると、ジャズを聴くのも辛くなってくる。いきおいアルバムを選ぶことになるの. [続きを読む]
  • こんなアルバムあったんや・101
  • ECMレーベルは、創立者マンフレート・アイヒャーが、自らが選んだ「今日的」な音楽を記録し世に問うべく、1969年に立ち上げたレーベル。西洋クラシック音楽の伝統にしっかりと軸足を置いた「ECMの考える欧州ジャズ」。そんな中に、現代音楽風のこってこてフリーな盤あり、民俗音楽的なワールド・ミュージック風な盤あり、これってジャズなん、と思わず首を傾げるものもある。それでも、しっかりとECMの音楽になってい... [続きを読む]
  • 酷暑の夏に「クール・ジャズ」
  • 日頃、ジャズ盤の鑑賞に活用しているiTunesのデータベースが壊れて、ジャズ・レーベルのインデックスが半分以上、使いものにならなくなった。かれこれ約1年になるが、やっと「プレスティッジ・レーベル」のデータベースが復活した。やっとこさ、プレスティッジ・レーベルのアルバムについての聴き直しを再開である。 この1週間ほど、かなりの暑さの千葉県北西部地方。特に今日は超弩級の暑さである。もうぬるま湯の中を歩... [続きを読む]
  • ながら聴きのジャズも良い・33
  • ジャズのアルバムについては、毎月、コンスタントに新盤がリリースされている。そんな中で、ジャズ・スタンダード曲だけを演奏する企画盤は、基本的に「志が低い」とされる。特に、有名な「どスタンダード」と言われる曲ばかりを演奏するジャズメンのアルバムは、ジャズ者中堅〜ベテラン筋から、基本的に敬遠される傾向にある。 余りに皆が知っている「どスタンダード曲」で固めた曲は、いかにもジャズ者初心者若しくは、ジャズに. [続きを読む]
  • CTI All-Starsの傑作ライブ盤
  • 1970年代前半のクロスオーバー・ジャズについては、聴き直してみると、とても面白い。ロックの影響からか、電化楽器と8ビートの積極活用がメインなんだが、演奏そのものはハードバップだったり、モード・ジャズだったりで、温故知新というか、旧来の純ジャズの演奏を、電化楽器と8ビートでリニューアルした様な、そんな「新装開店」な雰囲気が実に味わい深い。 電化楽器と8ビートでリニューアルした様な「クロスオーバー・... [続きを読む]
  • こんなアルバムあったんや・100
  • 1970年代から、1980年代半ばの「純ジャズ復古」まで、フュージョン・ジャズの全盛の時代。さぞかし米国では、純ジャズは形見が狭かっただろう、と想像するのだが、意外と内容充実、演奏充実の盤が多い。しかし、当時のジャズのメインでは無いので、ジャケットは奇天烈なものが多く、気恥ずかしい手抜きなものが多い。これでは触手は伸びない。最近、やっとダウンロード・サイトから試聴することが出来る様になったので、結... [続きを読む]
  • アーティスティックな電化ジャズ
  • 1970年代後半から本格的にジャズを聴き始めた僕にとって、CTIレーベルはとっても思い出深いレーベルである。CTIは1967年、プロデューサーのクリード・テイラーによって創設されたジャズ・レーベル。クロスオーバー・ジャズの老舗レーベルで、僕が聴き始めた頃は、1970年代後半、フュージョン・ジャズの大ブームの最中であった。 CTIレーベルの音は厳密に言うと、フュージョン・ジャズでは無い。ほとんどのア... [続きを読む]
  • ピアノ・トリオの代表的名盤・72
  • このところ、ジャズ・ドラマーのリーダー作を聴き進めている。ジャズのリーダー作は、どれもがバランスが良い。ドラマーがリーダーなので、ドラムが全面的に押し出てきて、圧倒的にドラムが目立つアルバムをイメージするのだが、どうして、基本的にそういうドラマーのリーダー作はほとんど無い(たまにあるけど・笑)。 そんなジャズ・ドラマーがリーダーのアルバムを物色していて、この盤の存在を思い出した。Jeff quo... [続きを読む]
  • 聴き心地良い爽やかなオルガン
  • 夏のオルガン・ジャズは爽やかな耳当たりのものが良い。こってこてファンキーな、レズリー・スピーカー全開のゴワーッというダイナミズムの極致の様なオルガンの音はちょっと夏には堪える。趣味良く、洒落てて、粋なフレーズをシンプルな音で聴かせてくれる。そんなオルガン・ジャズが良い。 最近リリースの新盤を物色していて、おおっこれは、という盤を発見。Larry Goldings Trio『Toy Tunes』(写... [続きを読む]
  • ピアノ・トリオの代表的名盤・71
  • 暑い。猛暑日が続く。夜は熱帯夜が続く。今年の夏はとびきり暑い。この蒸し暑さというのは音楽鑑賞には大敵で、エアコンの入っていない部屋でのアルバム鑑賞は不可能である。まず、集中して聴けない。加えて、暑い時に聴くジャズはシンプルなものが良い。そういう意味で、夏は「ピアノ・トリオ」盤を選盤する機会が増える。 Don Friedman『Circle Waltz』(写真左)。1962年5月14日の録音。ちなみ... [続きを読む]