松和のマスター さん プロフィール

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松和のマスターさん: ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログ
ハンドル名松和のマスター さん
ブログタイトルジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログ
ブログURLhttp://v-matsuwa.cocolog-nifty.com/blog/
サイト紹介文ジャズ喫茶『松和』は仮想喫茶店。大好きなジャズや70年代ロックの話題など、音楽三昧な日々をどうぞ。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供332回 / 365日(平均6.4回/週) - 参加 2012/11/12 21:10

松和のマスター さんのブログ記事

  • 38回目のジョンの命日である
  • 忘れもしない。1980年12月8日 (月) 22:50 (EST)、1980年(昭和55年)12月9日(火) 12:50 (JST)、ジョン・レノンは凶弾に倒れた。パトカーの後部に乗せられて、ルーズベルト病院へ搬送。そして、失血性ショックにより死去。享年40歳。あれから今年で38年が経ったことになる。ジョンが生きていれば78歳。どんな翁になっていたんだろう。見てみたかったなあ。 当時、僕は22歳。... [続きを読む]
  • 伝説のハイノート・ヒッター
  • アメリカンなビッグバンドは基本的に白人中心。一聴すると直ぐに判る。明るくメリハリが効いていてダイナミック、その展開やソロについてはキャッチャーで「ウケてなんぼ」的。ショー的な要素も見え隠れする。ファンクネスは希薄で、都会的で洗練されたアレンジ。1970年代には電気楽器を率先して導入。流行に節操なく追従する「脳天気」さも見え隠れ。そんな「あっけらかん」としたアメリカンなビッグバンドは聴き応え満点であ... [続きを読む]
  • WRのビッグバンド・アレンジ
  • 唐突ではあるが、僕は「Weather Report」(以降WRと略す)というバンドが大好きである。ジャズを聴く切っ掛けを作ってくれた大学時代の友人宅で、『Heavy Weather』を聴かせて貰って「おったまげた」。それまでロック一辺倒だった僕が、まずはフュージョン・ジャズに目覚めた瞬間であった。演奏テクニックといい、演奏の迫力といい、これは凄いぞ、と思った。 そのWRのリーダーは「ジョー・ザヴィ... [続きを読む]
  • 硬質でグルーヴィーなヴァイブ
  • 先週の土曜日だったか、ウォルト・ディッカーソンをご紹介した。ジャズ・ヴァイブの二枚看板、ミルト・ジャクソンとゲイリー・バートン。ミルトはジャジーでファンキーな正統派ジャズのヴァイブ、バートンはニュー・ジャズな響きが個性のヴァイブ。ウォルト・ディッカーソンは、この代表的なヴァイブ奏者2人とは全く異なる個性の持ち主であった。 もう一人、代表的なヴァイブ奏者2人とは全く異なる個性の持ち主が存在する。デイ... [続きを読む]
  • ビッグバンド・ジャズは楽し・46
  • 日本のジャズ者の方々は硬派な方が多い。「ジャズはかくあるべし」とか「テナーはこうでないと」とか「ビッグバンドは侘び寂びがないと」とか、いろいろと自分なりの基準を持って、様々なジャンル、トレンドのジャズをバッサリと一刀両断。好みのジャズは思い切り聴くが、それ以外はまず聴く耳を持たない、という、竹で割ったような方々が多い。 これって、意外と日本人のジャズ者、共通の傾向っぽい。僕みたいにジャズの好みにつ. [続きを読む]
  • SteepleChaseのコルトレーン
  • 最近、SteepleChaseレーベルの盤をあれこれ聴いている。SteepleChaseレーベルは、マイルス・コレクターとして有名な、デンマークのニルス・ウインターが、1972年立ち上げたジャズ・レーベル。1970〜80年代を中心に、ジャズ史に残る名盤を数多く生み出した欧州ジャズ・レーベルの老舗である。 SteepleChaseレーベルは、欧州のレーベルとしては比較的、米国系のレーベルに近い演奏の... [続きを読む]
  • こんなアルバムあったんや・107
  • デクスター・ゴードン(Dexter Gordon・愛称「デックス」)のテナーは、僕にとっては「永遠のお気に入り」。彼の大らかで朗々と鳴るテナーは、ジャズを聴き始めた頃、『Our Man in Paris』を聴いて痺れて以来、折に触れて親しみを持って聴き続けてきた「永遠のお気に入り」である。意外と日本のジャズ者の方々の中ではちょっとマイナーな扱いであるが、マニアなジャズ者の方々には結構受けているみた... [続きを読む]
  • 唯一無二な「モード・ヴァイブ」
  • 僕がジャズを聴き始めた頃、今を去ること40年前。ジャズ・ヴァイブについては、ミルト・ジャクソン、以上、だった。しかし、当時、チック・コリアとのデュオで人気の出た、ゲイリー・バートンのヴァイブの方が僕は好きだった。でも、ミルトは別格だったなあ。きっと今でも、ジャズ・ヴァイブの代表的ジャズメンは誰か、と問えば、ミルト・ジャクソンとゲイリー・バートンの二人に落ち着くんだろうなあ。 ジャズを聴き進めて行く... [続きを読む]
  • スピリチュアル・ジャズの先駆者
  • 現代のスピリチュアル・ジャズを興味深く聴いていると、昔のスピリチュアル・ジャズやフリー・ジャズを振り返ってみたくなる。1960年代後半から1970年代までの間のスピリチュアル・ジャズ。最初は「オーネット・コールマン」。そして、続くのは「ジョン・コルトレーン」。このコルトレーンが当時のスピリチュアル・ジャズ、フリー・ジャズを牽引する。 このコルトレーンが亡き後、雨後の竹の子の様にスピリチュアル・ジャ... [続きを読む]
  • ジャズ喫茶で流したい・135
  • 21世紀も既に20年が経とうとしている。21世紀に入ってもジャズは深化している。そして、最近ではスピリチュアル・ジャズが気になっている。昔はフリー・ジャズとスピリチュアル・ジャズはイコールだと思っていた。しかし、今は違う。最低限の決め事の中で、感情とテクニックの赴くままに吹きまくるのがフリー・ジャズ。フレーズに印象的なものは「まず無い」。 スピリチュアル・ジャズはしっかりとした決め事に則って、限り... [続きを読む]
  • ジャズ大衆化のアンチテーゼ
  • 確かにこの人のテナーはユニークやなあ、と思う。良い音をさせて正統なテナーを吹く。しかもフルートはクラシックの教育を正式に受けている。しかし、ジャジーではあるがファンクネスは希薄。フレーズのそこかしこに中近東のオリエンタルなフレーズが顔を見せ、エキゾチックな雰囲気を漂わせる。欧州から中央アジアまでのフレーズをごちゃ混ぜにしたジャズ。 Yusef Lateef『The Centaur and the ... [続きを読む]
  • 楽器が鳴るということは重要
  • ジャズにおいて「楽器が鳴る」ということは重要なことである。「楽器が良く鳴る」ということは、フレーズが乱れること無く、割れること無く、揺らぐこと無く、しっかりスッと通る。ストレートにフレーズのニュアンスが伝わる。加えて「楽器が鳴る」ということは、それだけの優れたテクニックがあるということだ。 Charles Sullivan『Re-Entry』(写真左)。1976年8月17日の録音。ちなみにパーソネ... [続きを読む]
  • マクブライドの「新しいジャズ」
  • このところ、新しいタイプのスピリチュアル・ジャズが流行っている。今までのスピリチュアル・ジャズの印象は、感情のおもむくままに楽器を吹き鳴らし、精神性の部分を強調したフリー・ジャズのバリエーション、ということ。その激しいアブストラクトな吹奏は、時に「馬の嘶き」にも匹敵し、音楽鑑賞という行為の中では、かなりの苦行を強いられる。つまり、一般的に敬遠されがちなジャンルではあった。 しかし、最近、そのスピリ. [続きを読む]
  • ジャズ喫茶で流したい・134
  • ジャズ・ヴァイブのレジェンドと言えば、まずは「ミルト・ジャクソン(Milt Jackson)」。ジャジーでブルージーなヴァイブが身上で、テクニックは優秀、ファンクネス溢れるアドリブ・フレーズが最大の個性。伝説のカルテット、Modern Jazz Quartet(MJQ)の一員でも有名で、アーティステックでブルージーなヴァイブはMJQ、ファンクネス溢れる流麗なヴァイブはソロで、というのが定番。どちら... [続きを読む]
  • チェスナットのピアノ万華鏡
  • お気に入りのピアニストの一人に「サイラス・チェスナット(Cyrus Chestnut)」がいる。ゴスペル・フィーリングを湛えた温かさと、スウィンギーなリズム、王道を行く流麗なバップ・フレーズ、ハッピーでポジティヴなタッチが素敵なピアニスト。1963年1月、メリーランド州ボルチモアの生まれ。今年で55歳。脂の乗り切ったベテラン・ジャズメンである。 そんなチェスナットがユニークな内容のピアノ・トリオ盤... [続きを読む]
  • ECMの音に対する許容量
  • ECMレーベルは「ニュー・ジャズ」の宝庫。欧州ジャズの雰囲気濃厚な、ファンクネス皆無のニュー・ジャズなアルバムが満載。ファンクネス溢れるハードバップなアルバムは殆ど、というか、まず「無い」。創立者マンフレート・アイヒャー自らの監修・判断による強烈な「美意識」がメインなのだが、この「美意識」には幅があるようで、意外と「こんなアルバムあったんや」とビックリする様な盤が、そこかしこに転がっている。 Te... [続きを読む]
  • 音楽喫茶『松和』の昼下がり・65
  • 晩秋の晴れた日の昼下がり。外はちょっとヒンヤリした空気。部屋の窓からは晩秋の陽射しが降り注ぐ。部屋の中はちょっと暖か。そんな暖かな部屋の中で飲むコーヒーは格別なものがある。昼ご飯を食べた後の昼下がり。お腹も一杯、ちょっと眠気がやってきて、うつうつ微睡む。これが気持ち良い。 この気持ちの良い微睡みの中、耳を傾けるジャズがこれまた気持ち良い。刺激的なジャズはいけない。といって、微睡みを増幅させる温和な. [続きを読む]
  • テイトの素敵なボーカル盤です
  • ひょんな事から、Half Note Recordsのカタログを入手した。Half Note Recordsは、N.Y.の名門ジャズクラブ「ブルーノート・ニューヨーク」が設立したレコード・レーベル。カタログを見渡すと、なかなか渋い渋い純ジャズ盤がズラリと並んでいる。しかも、リーダーを張るジャズメンは、これまた渋い職人肌の中堅どころばかり。悪かろう筈が無い。 Grady Tate『From the H... [続きを読む]
  • ジャズ喫茶で流したい・133
  • ジャズ・ギターについてはムーディーでソフトなギターより、パッキパキ、ピッキピキの硬質なギターが好きである。ムーディーでソフトなギターは、どうも聴き続けていると眠くなる。不謹慎ではあるが仕方が無い。硬質なギターの方がアドリブ・フレーズの詳細を追い易い気がするし、演奏の強弱、メリハリを感じやすい様な気がする。 『The Swinging Guitar of Tal Farlow』(写真左)。1956年... [続きを読む]
  • これが日本人女子の音とはなあ
  • 日本のジャズについては、若手有望株というと「女子」がメイン。女子の若手有望株ばかりが目立って、男子の若手有望株は片手に余る印象である。もうこの「印象」が長く続いて久しい。21世紀のなった頃からずっと、女性上位の傾向が続いている。まあ、自分については「男尊女卑」の傾向は全く無いので、女子だろうが男子だろうが、内容のある「若手有望株」が多数出てきた、ということは実に喜ばしいことである。 この人のキーボ... [続きを読む]
  • ジャズの「異国性」と「正統性」
  • ジャズの「異国性」を追求し続けた、マルチ・リード奏者にしてエキゾチックな音世界をジャズにもたらした第一人者ユセフ・ラティーフ(写真右)。コルトレーンに東洋思想をはじめとする多大な影響を与えたと言われる。そんなラティーフのアルバムをしっかり聴き直し始めた。もともとアルバムが入手し難い時期が長かったということもあって、今までしっかり聴いたことが無かった。 Yusef Lateef『Eastern So... [続きを読む]
  • こんなアルバムあったんや・106
  • ジャズはシンプルなアレンジが良い。シンプルなアレンジは即興演奏を際立たせる。人工的なアレンジがゴテゴテしたジャズは、ジャズの本質である即興演奏が際立たない。シンプルなアレンジだからこそ、それぞれのジャズメンの楽器プレイが良く聴き取れ、その特徴が手に取るように判る。そういう意味で、即興演奏を楽しむには、シンプルなアレンジが良い。 Booker Ervin『The Book Cooks』(写真左)。1... [続きを読む]
  • 音楽喫茶『松和』の昼下がり・64
  • ジャズのアルバムって「出会い」だよな、と思うことがある。ジャズを聴き始めた頃は、ジャズ本紹介本やジャズ雑誌のジャズ盤紹介記事を頼りにアルバムを入手していくのだが、それにも限りが出てくる。今度はジャズ・レーベルのカタログを見渡しながら、そのパーソネルを吟味して「これは」という盤を入手する。これが当たったときは、思いっきり嬉しくなる。 James Clay『A Double Dose of Soul』... [続きを読む]
  • 今の時代の個性派な純ジャズ
  • 以前から「ジャズは死んだ」とか「ジャズの進化は止まった」とか喧しいのだが、どうして、21世紀になっても、新しいジャズメンがどんどんとデビューしてくる。それも、旧来のジャズのコピーでは無く、今までに無い「新しい何か」を織り込んで、新しい雰囲気のジャズを聴かせてくれる。「ジャズは死んだ」なんてとんでもない(笑)。 Gerald Clayton『Tributary Tales』(写真左)。2017年の作... [続きを読む]
  • ながら聴きのジャズも良い・34
  • 1930年代から1940年代初めにかけて大流行した「スイング・ジャズ」という演奏スタイルがある。スイング・ジャズは、スウィングのリズムを含んだ軽快なダンス・ミュージックで、ジャズの根幹である「即興演奏」よりも、アレンジがメインのアンサンブルが重視された。グレン・ミラー楽団やベニー・グッドマン楽団が代表的存在。 1930年代から1940年代初めにかけて大流行した、というからには、スイング・ジャズは現... [続きを読む]