松和のマスター さん プロフィール

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松和のマスターさん: ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログ
ハンドル名松和のマスター さん
ブログタイトルジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログ
ブログURLhttp://v-matsuwa.cocolog-nifty.com/blog/
サイト紹介文ジャズ喫茶『松和』は仮想喫茶店。大好きなジャズや70年代ロックの話題など、音楽三昧な日々をどうぞ。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供334回 / 365日(平均6.4回/週) - 参加 2012/11/12 21:10

松和のマスター さんのブログ記事

  • ドミンゲスのタッチが美しい
  • 最近、ピアノ・トリオの演奏を多く聴いている。リズム&ビートの効いた演奏や、ポジティヴでバイタルなソロ・パフォーマンスを聴き続けていると、ちょっと耳が疲れてくる時がある。そういう時には、全く違うジャンルの音、70年代ロックの演奏に走ったり、ジャズに留まるなら、ソロ・パフォーマンスのアルバムに切り替えたりする。 今回はジャズに留まって、ピアノのソロ盤を選択。Chano Dominguez『Over T... [続きを読む]
  • ジャズ喫茶で流したい・122
  • 最近の新盤の傾向として、内容の素晴らしさに反比例して、これは一体なんなんだ、と呆れるくらいのチープなデザインのジャケットが多い様に感じる。確かにCDのサイズになって以来、LP時代の様にジャケット・デザインに腕を振るうことは少なくなった。が、それにしても、最近「とほほ」な内容のジャケット・デザインが多すぎる。これは実に残念なことである。 Reis Demuth Wiltgen『Once in a B... [続きを読む]
  • ベテランの魅力的なフロント2管
  • 最近のジャズの新作を見ていると、ベテラン陣の活躍が目に付く。大ベテランが相次いで鬼籍に入る中、50歳〜60歳辺りのベテランのリーダー作が結構出てきている。若手のニュー・ジャズも聴いていて楽しいが、ベテラン陣のモーダルなジャズやネオ・ハードバップな演奏を聴くのも楽しい。 Joe Lovano Dave Douglas Sound Prints『Scandal』(写真左)。今年2018年4... [続きを読む]
  • キューン、73歳のリーダー作。
  • ジャズ盤リリースの情報って結構濃淡があるらしく、結構な数のリーダー作をリリースしているが、何故かしばらく御無沙汰だったジャズメンが、素敵なリーダー作をリリースしたのに急に気付いたりする。そのタイミングに出会わないと、知らずに行き過ぎてしまうこともある訳で、やはり小まめなジャズの新盤のチェックは欠かせない。 Joachim Kühn『Love Peace』。今年リリースのヨアヒム・キュー... [続きを読む]
  • ザイトリン80歳のトリオ好盤
  • ジャズの新盤を眺めていて、1960年代から活躍する大ベテランのジャズメンの名前を見つけるのが楽しみである。この5年ほど前から、どんどん鬼籍に入っていく「馴染みのベテラン・ジャズメン達」。長年、リアルタイムで彼らのパフォーマンスを感じてきただけに、寂しいことこの上無い。逆に、大ベテランのジャズメンの名前を見つけると、とっても嬉しくなる。 Denny Zeitlin『Wishing On the Mo... [続きを読む]
  • サザンロック系のAORなエレギ
  • 「ジェフ・ポーカロの(ほぼ)全仕事」という単行本を読みつつ、ポーカロのお仕事を追体験している。ジェフ・ポーカロは、ロックバンド、TOTOの元ドラマー。セッション・ミュージシャンとしても数多くのレコーディングに参加しており、AORからフュージョン・ロックまで、幅広いジャンルで活躍した。プロとしてのキャリアは20年余りにも拘らず参加作品は200作を超えているが、1992年8月5日、38歳の若さで早逝し... [続きを読む]
  • フリードマンの魅力を再認識
  • ジャズの世界は、21世紀に入って、若手もどんどんレビューしてくるのだが、意外とベテラン勢も健闘している。この辺がジャズの面白いところで、若くて勢いがあれば良いという単純なものでは無い。年齢を重ねての「味」や「深み」もジャズにとって重要な要素で、かなりの年齢を重ねたベテランも、モチベーションとテクニック次第で十分に活躍できるのだ。 ドン・フリードマン(Don Friedman)。もそんなベテランの一... [続きを読む]
  • ECMでの「ジャズ・ファンク」
  • 1970年代のECMレーベルのアルバムはどれを取っても「ECMの音」が詰まっていて面白い。欧州の香りのする、透明度の高い、エッジの立った音で、限りなく自由度の高いモーダルな演奏、限りなくフリーに近いニュー・ジャズな演奏。ファンクネスは限りなく抑制され、ファンクネスが漂っても限りなく乾いている。明らかに、米国ジャズに相対する「欧州のジャズ」の音世界。 Bennie Maupin『The Jewel ... [続きを読む]
  • ピアノ・トリオの代表的名盤・70
  • ホレス・パーランのピアノの個性。ブロック・コード弾きでグイグイ押しまくる。短い連続フレーズを間を取りながら繋げる独特のアドリブ・フレーズ。右手のリズム・タッチのドライヴ感。これら、パーランの個性の全てが、右手が変形したお陰で身につけた、彼ならではの個性。ブロックコードでグイグイ引っ張ることで「骨太なファンクネス」を醸し出し、右手のシンプルなリズム・タッチで「繊細なファンクネス」を撒き散らす。 これ. [続きを読む]
  • パーランの個性を体感する
  • ホレス・パーラン(Horace Parlan)のピアノは難物だった。そもそも、聴く前に、知識として彼のバイオグラフィーを読んだのがいけなかった。少年時代にポリオを患い、そのために部分的に右手が変形したお陰で、独特の奏法を身につけた、とあった。彼のピアノは、右手の薬指と小指が動かないゆえに編み出された独自の奏法で弾かれている。 この痕跡を彼のアルバムの演奏から、感じ取ろうとしたのだから「いけない」。... [続きを読む]
  • 長く付き合う事が出来る好盤
  • 思い出した様に、ドナルド・バード(Donald Byrd)を聴いている。ドナルド・バードは息の長いトランペッターだった。リーダー作のデビューは1955年。ラストは1991年。約40年余り、ジャズの第一線で活躍していたことになる。ハードバップから始まり、ファンキー・ジャズからソウル・ジャズと、その時期その時期のジャズの流行の演奏スタイルを渡り歩いたことからも、応用力、適応力も抜きんでたものがあった。... [続きを読む]
  • バードのブルーノート・デビュー
  • そう言えば、ドナルド・バード(Donald Byrd)の存在をちょっと忘れていた。今から、40年ほど前、ジャズを聴き始めた頃、ドナルド・バードのアルバム『Fuego』はお気に入りのアルバムだった。特に、ラストの「Amen」は大のお気に入りチューン。このファンキーでゴスペルタッチな名曲&名演は、当時、僕にとっての「ジャズ」だった。 ドナルド・バードはトランペッター。アレンジが巧いとか、作曲が良いとか... [続きを読む]
  • スワンプ・ロックの始まりです
  • 「ジャズの合間の耳休め」盤には、あまりジャズからかけ離れた音楽を聴くのはちょっと憚られる。ジャズの合間の耳休めに聴く盤としては、米国ルーツ・ミュージック系のアルバムが良い、と書いた。ここ「バーチャル音楽喫茶・松和」では、1970年代ロックも守備範囲になっているのだが、1970年代のロックの中で、米国ルーツ・ロックと呼ばれるものは何か。 いの一番に浮かぶのは、1960年代末期に発生し、1970年代中... [続きを読む]
  • ブルースとジャズの融合の好盤
  • ジャズのアルバムを続けざまに聴いていると、ちょっと「耳休め」に他のジャンルの音楽を聴きたくなる瞬間がある。もともと50年ほど前にはクラシック音楽に親しみ、45年ほど前にはロック小僧だった訳で、特に最近、歳をとったのであろう、70年代ロックやソウル、ブルースが無性に聴きたくなる時がある。 そういう時は無理せず「ジャズの合間の耳休め」盤として、そちらの好盤に耳を傾ける様にしている。ただし、ジャズの合間... [続きを読む]
  • 見事な技、見事な表現力である
  • パット・メセニーがサイドマンのアルバムを聴いている。パットは伴奏上手。パットのギターは自らがリーダーのアルバムとサイドマンで参加したアルバムとで、雰囲気がガラッと変わる。特にサイドマンの時は、参加したそのセッションのリーダーの楽器を惹き立てるように、また、同じ雰囲気でユニゾン&ハーモニーをかまし、アドリブ・フレーズを紡ぎ上げる。 その好例がこのアルバム。Joni Mitchell『Shadows ... [続きを読む]
  • ハッチャーソン・お蔵入りの2枚
  • 米国のブルーノート・レーベルは、録音した音源をアルバム化せずに「お蔵入り」することが時々ある不思議なレーベルである。また、その「お蔵入り」した音源が後にアルバム化されるのだが、これがまた、一級品の内容なのだ。しかし、録音当時、何か理由があったんだろう。「お蔵入り」するにはするだけの理由がある。 Bobby Hutcherson『Oblique』(写真左)。1967年7月21日の録音。ちなみにパーソ... [続きを読む]
  • スイングしつつ+モーダルに展開
  • ボビー・ハッチャーソンは鬼籍に入り、ゲイリー・バートンは現役を引退した。大御所ミルト・ジャクソンはとうの昔に他界している。この2018年になって、ジャズ・ヴァイブの担い手は、ほとんど「絶滅危惧種」な存在になってしまった。もともと、担い手の数が少ない楽器である。もう新しいジャズ・ヴァイブ奏者は現れ出でないのだろうか。 このところ、ボビー・ハッチャーソンを聴き直している。1941年生まれ。2016年8... [続きを読む]
  • ジャズ喫茶で流したい・121
  • トランペットという楽器は、この楽器の特徴なのだが、思い切り「ハイトーン」が出る楽器である。ハイテンポの曲だったりすると、気合いが入って、このハイトーンを吹きまくり、落ち着いて耳を傾けておれない状態に陥ることがある。それが判っていて構えて聴く分には「ハイトーン」も高度な技術なので、それはそれで楽しみなのだが、リラックスして聴くにはちょっと辛い。 Lee Morgan『Candy』(写真左)。1957... [続きを読む]
  • 正統ブルース・ロックがてんこ盛り
  • ジャズの合間の耳休めのアルバムには色々あるが、やはり、ジャズに近い「米国ルーツ・ミュージック」を踏襲したものが一番フィットする。ロックであれば、米国ルーツ・ロック。ブルースやゴスペル、カントリー、ソウル・ミュージックをベースにしたロックが、ジャズの合間の耳休め盤に一番適している。 ロックであれば、ブルースを基調としたものが良い。ブルースを基調としたロックといえば、1960年代後半、英国で流行始めて... [続きを読む]
  • 「クリフォードの思い出」の名演
  • リー・モーガンは天才トランペッターであった。初リーダー作は18歳での作品。テクニックは優秀、演奏スタイルは既に確立されていた。途方も無く巧いトランペッター。しかも、そのテクニックをひけらかすこと無く、良い方向に活かして、スタンダード曲、自作曲を様々な表現を用いて、歌心豊かに聴かせてくれる。 1956年が初リーダー作リリースの年。ハードバップのスタイルがほぼ確立されていた頃。いわゆる「安定の時期」に... [続きを読む]
  • こんなアルバムあったんや・98
  • 最近、ネットの音楽ダウンロード・サイトを徘徊していて、今まで気がつかなかった、ハードバップの好盤に出くわすことがある。最初、ジャケットを見て「見たこと無いなあ」と思うんだが、なんだか良さげなジャケットの面構えに、ちょっと聴いてみるか、となる。そして、聴いてみると「あらビックリ」。なんやこれ、となって、思わず、パーソネルを確かめて叫ぶ。「こんなアルバムあったんや」。 Timeless All Sta... [続きを読む]
  • 若さが故のロックとジャズの融合
  • アラウンド・フュージョンな盤を聴くのが好きである。例えばロックとジャズの融合とか、いわゆる異種格闘技的なものや、夢の共演的なものが聴いていて楽しい。特に1970年代、ロックとジャズは接近した。ジャズメンがロック・ミュージシャンのバックを務めたり、ロック・ギタリストがジャズをやったり、アラウンド・フュージョンな盤は、1970年代に結構、集中している。 今日は「ロックとジャズの共演」盤を。Sting『... [続きを読む]
  • パット・メセニーの正式初録音盤
  • パット・メセニー(Pat Metheny)のサイドメン参加のアルバムを聴き進めている。メセニーと言えば、今や、押しも押されぬ現代ジャズ・ギターのレジェンドである。1970年代以降の「ニュー・ジャズ」の範疇でのエレクトリック・ギターは第一人者のポジションを維持している。スインギーな4ビート・ジャズとは全く対極のニュージャズの寵児であるメセニー。 そんなメセニーについては、サイドメン参加に回った時のプ... [続きを読む]
  • 「ウィスパー・ノット」の名演
  • リー・モーガンの初リーダー作は衝撃だった。弱冠18歳のトランペットとは思えない。凄まじいばかりのテクニック、そのテクニックを良い方向に使って、硬軟自在、緩急自在、自由自在、縦横無尽に、様々な表現を聴かせてくれる。このプレイを聴くだけだと、若さ溢れ溌剌とはしているが、良い意味で老成したプレイである。 『Lee Morgan Sextet, Vol. 2』(写真左)。December 2, 1956年... [続きを読む]