松和のマスター さん プロフィール

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松和のマスターさん: ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログ
ハンドル名松和のマスター さん
ブログタイトルジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログ
ブログURLhttp://v-matsuwa.cocolog-nifty.com/blog/
サイト紹介文ジャズ喫茶『松和』は仮想喫茶店。大好きなジャズや70年代ロックの話題など、音楽三昧な日々をどうぞ。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供336回 / 365日(平均6.4回/週) - 参加 2012/11/12 21:10

松和のマスター さんのブログ記事

  • ジャズ喫茶で流したい・131
  • 最近、ジャズの新盤を聴いていると、意外とソロやデュオという少人数編成の演奏が、以前より目立つようになったと感じている。ジャズの少人数編成って、結構、テクニックを要するフォーマットで、演奏する方は結構大変ではないのかなあ。特にデュオは組む相手との相性の問題もあったり、楽器同士がぶつかり合ったりで、これまた意外と難しい。 Houston person Ron Carter『Remember... [続きを読む]
  • ジャズ喫茶で流したい・130
  • ビジネスの格言に「三方良し」という言葉がある。「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」の三つの「良し」。近江商人の心得で、売り手と買い手がともに満足し、また社会貢献もできるのがよい商売であるということ、である。ジャズの「三方良し」は、というと「演奏良し」「アレンジ良し」「ジャケット良し」だろうか。 Igor Prochazka Trio『Easy Route』(写真左)。2008年のリリース。ちな... [続きを読む]
  • 活を入れるベニー・グリーン盤
  • このところ、ここ千葉県北西部地方は天気が悪い。全国の天気予報を見ると、どうも西日本は概ね秋晴れが広がっているのに、関東地方だけが天気が悪い。よくよく振り返れば、先週からほとんど晴れ間を拝んだイメージが無い。これだけ曇天が続くと気が滅入る。気が滅入ると精神的に暗くなる。これでは人としての生活に支障をきたす訳で、なんとか気持ちを持ち上げたくなる。 そういう時は好きな音楽を聴く。子供の時からズッとそうし. [続きを読む]
  • 円熟の「ジャムバンド仕様」盤
  • 今日は最近リリースされた新盤から。現代のメンストリーム・ジャズのエレギについては、メセニー、スコフィールド、フリゼールの3人がお気に入り。21世紀に入っても、まだまだ若手のエレギ使いが出てきているが、当然、まだ先の3人の域には達していない。よくよく振り返れば、メセニー、スコフィールドは1970年代後半から、フリゼールは1990年代半ばから聴いている。思えば長い付き合いである。 John Scofi... [続きを読む]
  • 完全復活の狼煙『Inside Out』
  • キース・ジャレットのリーダー作の聴き直しは続く。1998年、闘病の末、慢性疲労症候群から復活したキース。その頃、リリースした盤はさすがにイマイチだったが、1999年7月のライブ録音『Whisper Not』で完全復活を感じさせてくれた。少しだけ単調に展開してしまう部分はあったが、シンプルで判り易い、即興演奏として一期一会な展開が見事であった。 そして、次がこのライブ盤である。Keith Jarre... [続きを読む]
  • 病気からの復活を示す記録である
  • 1996年、キースは慢性疲労症候群と診断され、同年の秋以降の活動予定を全てキャンセルして自宅での療養を余儀なくされる。2年の闘病の後、1998年に復活したんだが、その頃のソロ・ピアノが『The Melody at Night, with You』(2014年3月30日のブログ)。これはキースの宅録のアルバム化であったが、かなり内省的でシンプルな展開。どれもがスローなテンポで終始しており、仄かに沈鬱... [続きを読む]
  • クロスオーバー・ジャズの「Q」
  • ビッグバンド・ジャズが時々聴きたくなる。もともと中学時代にブラスバンドを経験していることもあって、ビッグバンド・ジャズについては、ジャズを本格的に聴き始める前から親しみがある。ただ、デューク・エリントンやカウント・ベイシーはあまり聴かない。ちょっとメインとは外れた、異色のビッグバンド・ジャズが昔から好みである。 そんな異色の、というか個性的なビッグバンド・ジャズのひとつが「クインシー・ジョーンズ(. [続きを読む]
  • 品の良い端正なソウルジャズ盤
  • ブルーノート・レーベルは硬派なジャズ・レーベルだと思われているが、実はそれぞれの時代のトレンドをいち早く押さえた、先取的なレーベルでもある。1960年代後半からのジャズ・ファンク、1970年代「ニューノート」の異名で知られる70年代のフュージョンの時代にユニークな盤がてんこ盛りである。同時代のソウルやファンクとも共鳴する新しい感覚のブラック・ミュージックを積極的にアルバム化している。 ということで... [続きを読む]
  • ホレス・パーランの不運な好盤
  • ブルーノートの総帥、アルフレッド・ライオンは、是が非でもパーランに良いデビューをさせたかった。1960年はパーランのリーダー作デビューの年には、4枚のリーダー作がリリースされている。2枚は純粋なピアノ・トリオ。1枚は、2管フロントのクインテット。そして、最後の1枚がこのコンガ入りの変則ピアノ・トリオ。 ただ、なかなか上手くいかなかったのか、デビュー翌年の1961年に2枚のリーダー作がリリースされた... [続きを読む]
  • ピアノ・トリオの代表的名盤・73
  • ECMレーベルは「ニュージャズの代表的レーベル」である。1969年に設立以来、拠点はノルウェーのオスロ。北欧ジャズの拠点でもある。ECMレーベルは、ジャズについては「典型的な欧州ジャズ」を旨とする。そんなECMレーベルであるが、ECMレーベルお抱えの、ECMレーベルの音を代表するミュージシャンがいる。ピアノについては、パッと僕の頭の中に浮かぶのは「スティーヴ・キューン(Steve Kuhn)」。 ... [続きを読む]
  • ユルユルのグルーヴ感が堪らない
  • ブルーノート・レーベルはジャズの基本レーベルのひとつ。ジャズの歴史の殆どを網羅するレーベルは、実はブルーノート・レーベルしかない。他のレーベルはジャズの歴史の部分部分をサポートする存在。ブルーノート・レーベルがジャズのレーベルの中で「No.1」とされる所以である。 そんなブルーノート・レーベルの約80年の歴史は決して平坦なものでは無かった。1979年に一旦活動を停止、1984年、EMIの傘下でジャ... [続きを読む]
  • 闘病後、キースは変わったと思う
  • キース・ジャレットの「スタンダーズ」のアルバムの聴き直しを再開した。1996年、キースは慢性疲労症候群と診断され、同年の秋以降の活動予定を全てキャンセルして自宅での療養を余儀なくされる。2年の闘病の後、1998年に復活。今、聴き直しはまさにその時期。当時の復活の「スタンダーズ」第一作目を聴いている。 Keith Jarrett『Whisper Not』(写真左)。1999年7月5日、パリでのライブ... [続きを読む]
  • 味わいあるポスト・モダンな演奏
  • 女性のジャズ・ピアニストの頭角、といえば、やはり1980年半ばからの「純ジャズ復古」のムーブメントからだろう。例えば、このリニー・ロスネス(Renee Rosnes)などはその先駆的存在と言える。カナダ出身、1962年3月生まれなので今年で 56歳。もう中堅も中堅、そろそろベテランの域に差し掛かる才媛である。 1987年にOTBの2代目ピアニストとして参加。また同年ジョー・ヘンダーソン4でも活動。... [続きを読む]
  • ミンガスは「ながら」に向かない
  • 昔から「ながら族」であった。中学の頃から、音楽を聴きながら勉強すると能率が上がった。学生の頃は音楽を聴きながら、本や論文を読むと能率が上がった。この「ながら」の音楽については向き不向きがある。基本的にフュージョン・ジャズは向くが純ジャズは向かない。音楽の良し悪しとは比例しない。逆に良い音楽の方が「ながら」に向く。 逆に「ながら」に絶対に向かない音楽もある。ジャズで言えば、チャールズ・ミンガスの諸作. [続きを読む]
  • 「これは聴いてみよ」な盤・2
  • ダウンロード・サイトを徘徊していて、久し振りにこの名前に出会った。「ジョーイ・カルデラッツォ(Joey Calderazzo)」。1980年代後半に彗星のごとく登場。リッチー・バイラークに師事し、ブルーノートやコロンビア等の名門レーベルから数々のリーダー作を発表。1965年生まれだから、今年で53歳になる。これからが楽しみの「中堅の中堅」である。 1980年代後半にデビューしたんだがら、カルデラッ... [続きを読む]
  • ヒルの個性が渦巻いている
  • ブルーノート・レーベルの総帥、アルフレッド・ライオンがプロデューサーとして最後に発掘した才能が「アンドリュー・ヒル(Andrew Hill)」。ライオンはヒルの才能にぞっこんで、1963年から1965年の間に、なんと7枚ものリーダー作をリリースさせている。平均して5ヶ月に1枚のペース。新人にしては破格の扱いであった。 そのライオンが惚れ込んだヒルの才能は「かなり変な展開をするピアノ」。セロニアス・... [続きを読む]
  • ボブの純ジャズ・トリオ盤です
  • ボブ・ジェームスと言えば、フュージョン・ジャズの大御所。1960年代後半、元々は前衛が入ったフリー・スタイルなジャズ・ピアニストであったが、1970年代に入って、ほどなくクロスオーバー・ジャズに転身。特にアレンジの才が開花し、クロスオーバー・ジャズのアレンジャー兼キーボード奏者として頭角を現す。1970年代後半には、押しも押されぬフュージョン・ジャズの第一人者となった。 ボブ・ジェームスはその後、... [続きを読む]
  • フィニアスの初リーダー作である
  • 若かりし頃、僕はこの人のピアノがちょっと苦手だった。弾き回すフレーズはどれもがハイテンション。パフォーマンス全てに緊張感が漂う。その緊張感がどこか普通のニュアンスと違う。ちょっと妖気漂う様な緊張感。触れば切れそうな、鋭利な刃物のように研ぎ澄まされた音のエッジ。聴いていて、そのテンションの高さゆえ、耳が疲れてくる。 彼のテクニックは素晴らしい。好調であれば、恐らくバド・パウエルに比肩する、もしくは部. [続きを読む]
  • ウォルドロンのソロ・ピアノ
  • ジャズにおいて、ソロ・ピアノはそれを弾くピアニストの個性が凄く良く判る。もともと、ジャズの楽器演奏というのは個性の塊である。同じ楽器で他のミュージシャンと同じ音、同じスタイルというのは、まず無い。エバンス派とかパウエル派とか、祖となるピアニストのスタイルを踏襲していても、どこかで他と違う個性を追求していたりする。 ソロ・ピアノは、個性の強いピアニストほど面白くなる。個性が強くなればなるほど、その個. [続きを読む]
  • ウェザー・リポートのフォロワー
  • 昔からベーシストのリーダー作を聴くのが好きである。ベースのテクニックをメインにした盤は当たり前なんだが、ベースという楽器のポジションを活かした「グループ・サウンド」をプロデュースしコントロールした盤が良い感じだ。ベーシストの好みの音の傾向、音の個性をバンドメンバーに浸透させ、グループ・サウンドを創成する。これがなかなかに味わい深い。 今日聴いたベーシストのリーダー作が『ARC Trio』(写真左)... [続きを読む]
  • ジャズ喫茶で流したい・129
  • ジャズにはいろいろな演奏スタイルがある。それぞれの時代で流行ったスタイル、ジャズの発展の中で変遷していったスタイル、様々なスタイルがある。そんなジャズの発祥は「ニューオリンズ」というのが定説。マーチングバンドとダンス音楽をベースにした「ディキシーランド・ジャズ」が最初の流行のスタイル。 ダーティー・ダズン・ブラス・バンド(Dirty Dozen Brass Band)というバンドがある。ニューオー... [続きを読む]
  • デンマークでの邂逅セッション
  • ホレス・パーランのピアノを聴き直している。パーランのピアノの個性は判り難い。といって「テクニック豊かで端正」という総合力で勝負するピアノでは無い。明らかに右手と左手に個性が宿っていて、パーランは明快な個性で勝負するピアノ。では、パーランのピノの個性とは、と問われると、ちょっと自信が無い。だから、パーランのリーダー作を聴き直している。 パーランの個性は「少年時代にポリオを患い、そのために部分的に右手. [続きを読む]
  • 「これは聴いてみよ」な盤・1
  • ジャズの歴史が100年という。その100年の中で、ジャズのアルバムって、ほんと凄い枚数がリリースされている。最近、ネットのダウンドード・サイトが充実してきて、様々なジャズのアルバムが聴くことが出来るようになった。そんなサイトをお目当てのジャズメンのアルバムを検索している途中で、これは聴いてみよ、とビビッとくるアルバムに出くわすことがある。 Roy Hargrove『With The Tenors ... [続きを読む]
  • こんなアルバムあったんや・103
  • ジャズは死んだ、なんて言われて、結構な年月が経った様な気がする。しかし、それどころか、21世紀に入ってジャズはまだまだ深化している。新人ジャズメンも順調に出てくる。新しいジャズの演奏トレンドも幾つか現れ出でた。新しいアルバムも毎月、結構な数がリリースされている。そんなにジャズって需要があるのかなあ、と心配になるが、ジャズはまだまだ元気である。 Sean Jones『Gemini』(写真左)。200... [続きを読む]
  • カシオペアの「最高の演奏」盤
  • Casiopea(カシオペア)は、日本発のフュージョン・バンド。1979年11月、セカンド盤の『Super FlightL』で出会って以来、ずっとリアルタイムで聴き続けている。爽快感溢れる、高テクニックで流麗なフレーズ、タイトでシャープなリズム&ビート。疾走感溢れる、カッ飛ぶバンド・サウンド。今でも大好きなフュージョン・ジャズ・バンドである。 Casiopea『Mint Jams』(写真)。198... [続きを読む]