saiseidoh さん プロフィール

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saiseidohさん: 本の彩生堂
ハンドル名saiseidoh さん
ブログタイトル本の彩生堂
ブログURLhttp://saiseidoh.exblog.jp
サイト紹介文札幌で古書・本を収集、本の奥深さを伝えています。本には人類の歴史と智慧、人生の全てが詰まっています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供211回 / 365日(平均4.0回/週) - 参加 2013/01/02 22:04

saiseidoh さんのブログ記事

  • 「老いらくの花」
  • もちろん名前は知っていたが、「失われた兵士たち」の見事な内容に野呂邦暢の本を全て読みたくなった。アマゾン、「日本の古本屋」で調べても野呂の本は比較的高いか、在庫はあまり多くはない。 どうせないだろう、とは思いつつ、仕事帰りに久しぶりにブックオフをのぞいた。案の定あるはずもなく、小沢昭一「老いらくの花」を310円で購入する。野呂邦暢の本を探す日々が続きそうだ。 [続きを読む]
  • 野呂邦暢
  •  久しぶりに労作を読んだ気分だ。 野呂邦暢「失われた兵士たち 戦争文学試論」(芙蓉書房)。42歳で亡くなった野呂は戦中、戦後の経験や自衛隊に一時在籍し、文学作品はもちろんだが、多くは無名の兵士、将校たちの戦記や手記の類を古本屋・古書店などから求め、知らない間に500冊を超える本を読み継いだ、とい?。 「失われた兵士たち」はそれらをまとめた「書誌的論考」でもある。氏はこの本の「... [続きを読む]
  • 『政治断簡』
  • 以前も触れているかもしれないが、朝日新聞・高橋純子氏の『政治断簡』が“思い”が溢れ、ストレートな主張でとてもよい。 本日の見出しは「負け犬?上等じゃないの」。 「…選挙はリセットボタンじゃない。そんな簡単にリセットされてたまるか。…なかったことにはさせない。私は全然納得していないぞと」 こんな状況で「自公議席、300超」というのはおかしいのではないだろうか?選挙制度... [続きを読む]
  • 野呂邦暢「失われた兵士たち 戦争文学試論」
  •  野呂邦暢「失われた兵士たち 戦争文学試論」(芙蓉書房、1977年刊)。言葉に重さがある。丁寧に書かれた戦争論、そして一兵卒の視点。こうした文章はいかに時代が変われ、普遍性を持つ。 そして現代。全ての言葉が軽く、空々しい。代表格がネットの言葉だ。大手ネットのニュースページですら(資金はあるにもかかわらず)、独自性はない。オリジナルがないところに人間の発展や成長はない。 [続きを読む]
  • 「秋田情報プラザ」
  • 今日から一週間ほど、長女が札幌で結婚披露宴をするためパートナーとともに札幌に帰って来る。人生の節目のイベント、韓国からやって来るご家族の案内と忙しくなる。 ☆先日、札幌テレビ塔近くのビル地下にある「秋田情報プラザ」に行き、ガッカリとして帰って来た。新聞でも紹介されていた秋田の広報誌「のんびり」が置いてある、とのことで、訪ねたのだが、情報プラザの所長さんらしき中年男性は「さあ〜今は置... [続きを読む]
  • 「国際交流の演出者」
  •  ★先日購入したTBSブリタニカ“日本のリーダー”シリーズが今の自分にはとても興味深く、本日も仕事帰りに弘南堂書店の均一棚へ。今回は「国際交流の演出者」を購入、新渡戸稲造や鈴木大拙、南方熊楠らが紹介されている。こうした人々を丁寧に振り返ることは大変重要なことではないか。現代と時代は違うが、学ぶことは多いはずだ。 ☆『理念』がない人物は駄目だと思う。現首相も、今スポットライトを浴びる○池某... [続きを読む]
  • 「国際交流の演出者」
  •  ★先日購入したTBSブリタニカ“日本のリーダー”シリーズが今の自分にはとても興味深く、本日も仕事帰りに弘南堂書店の均一棚へ。今回は「国際交流の演出者」を購入、新渡戸稲造や鈴木大拙、南方熊楠らが紹介されている。こうした人々を丁寧に振り返ることは大変重要なことではないか。現代と時代は違うが、学ぶことは多いはずだ。 ☆『理念』がない人物は駄目だと思う。現首相も、今スポットライトを浴びる○池某... [続きを読む]
  • 「国際交流の演出者」
  •  ★先日購入したTBSブリタニカ“日本のリーダー”シリーズが今の自分にはとても興味深く、本日も仕事帰りに弘南堂書店の均一棚へ。今回は「国際交流の演出者」を購入、新渡戸稲造や鈴木大拙、南方熊楠らが紹介されている。こうした人々を丁寧に振り返ることは大変重要なことではないか。現代と時代は違うが、学ぶことは多いはずだ。 ☆『理念』がない人物は駄目だと思う。現首相も、今スポットライトを浴びる○池某... [続きを読む]
  • 「国際交流の演出者」
  •  ★先日購入したTBSブリタニカ“日本のリーダー”シリーズが今の自分にはとても興味深く、本日も仕事帰りに弘南堂書店の均一棚へ。今回は「国際交流の演出者」を購入、新渡戸稲造や鈴木大拙、南方熊楠らが紹介されている。こうした人々を丁寧に振り返ることは大変重要なことではないか。現代と時代は違うが、学ぶことは多いはずだ。 ☆『理念』がない人物は駄目だと思う。現首相も、今スポットライトを浴びる○池某... [続きを読む]
  • 「信仰と精神の開拓者」
  • TBSブリタニカの刊行物はあまり読んだことがない。『日本のリーダー』シリーズのうちの1冊、「信仰と精神の開拓者」は弘南堂書店の均一棚で思わず手に取ったものだが、読んでみるとこの本はとてもいい。 明治以降、キリスト教、仏教、新興宗教を問わず、「大勢に順応せず」思想を深め、切り開いた人として紹介されている。それぞれの人物について高橋揆一郎、稲垣真美といった当時勢いのあった文筆家が書いて... [続きを読む]
  • 「精神病院のない社会」
  •  ★ドキュメンタリー映画には相当に関心がある。日本で医療者と患者を結び付ける役割を精神科領域でやっているのかな、と漠然と考えるようになったNPO法人コンボから届いたメールを読んでいるうちにさまざまなことを考えた。きっかけは案内にあった大熊一夫氏監督による新作ドキュメンタリー「精神病院のない社会」の上映会である。大熊氏はジャーナリストとしてかなりセンセーショナルに評価されがちだが、考えるべきテ... [続きを読む]
  • 秋田県広報誌「のんびり」
  • ★秋田県広報誌「のんびり」のことが朝日新聞“ひと”欄に取り上げられていた。「のんびり」は「ノン・ビリ」、ビリではない、という意もあるようだ。 最先端を行くことや大都会ばかりが時代を造っている訳ではないだろう。地域や地方に残された歴史や財産が未来を切り開く。辺境の地、不便な地、スポットライトが当たらないところにこそ未来や真実がある。 ☆“ひと”欄でも触れられているが、県南の増... [続きを読む]
  • 橋爪大二郎「丸山眞男の憂鬱」
  •  ★橋爪大二郎「丸山眞男の憂鬱」(講談社選書メチエ)。この本をこのブログに書きたくて、今朝ライフログで登録しようとしたが、何回やってもうまくいかない。そして今もやってみたが、できない。どういうことなのだろうか?ネットはこれだから扱いが難しい(笑い)。 ☆テレビニュースに映る現政権(自民党、公明党)幹部らの面々の表情をみていると、腹が立って仕方がない。特に公明党、だ。どんなことになろうとも... [続きを読む]
  • 藤田若雄「混迷と退廃のなかから」
  •  ★大塚久雄・藤田若雄「混迷と退廃のなかから われわれキリスト者は考える」(みすず書房)。以前にも取り上げたように思う。大塚久雄は著名な西洋経済史家、藤田若雄は大塚ほど名前は知られていないが、北海道妹背牛町出身で労働法や労働問題を専門とした。二人に共通するは矢内原忠雄門下で、この本も矢内原が死去し五年を機に集会が持たれ、その模様をまとめたもの。昭和42年にまとめられた。集会では「国民の理想... [続きを読む]
  • 北大広報誌「LITTERAE POPULI リテラポプリ」
  • ★政治の不毛にはあきれ果てる。政党を選ぶというより、評価できる政治家や集団を選ぶ、ということではないのだろうか。とにかく、現政権の腐敗ぶりには驚く。 ☆数日前、北大保健科学院図書室で北海道大学広報誌「LITTERAE POPULI リテラポプリ」vol.59を見つけ、持ち帰った。シリーズと思われる『温故知新 北海道大学 挑戦の140年」は初期の教授陣の形成を取り上げ、一期生佐藤昌介ら... [続きを読む]
  • 久保栄「火山灰地」
  •  ★久保栄「火山灰地」(戯曲、2部構成、昭和12年新潮社刊)は「北海道の一農業都市を舞台に、多彩な人物群像を通して、資本主義下の農業の問題点を描き出した」(『大辞林』)新劇の名作中の名作。最近入手したのは、昭和49年長く待たれていた再刊として、『火山灰地』顕彰会が刊行したもの。久保栄の年譜や解説など(3篇)が付いているのがまたいい。 ☆久保栄や「火山灰地」への関心はいつ頃からだったのだろ... [続きを読む]
  • 浪江虔「図書館運動五十年―私立図書館に依って―」
  •  ★浪江虔(1910−1999)は札幌で生まれ、父が一時、帝国製麻札幌工場長をするなど、北海道と縁が深い人。昭和時代の農村文化運動家とされる。東京帝大在学中に農民運動に入り、同大を中退。治安維持法違反などで6年間投獄されるなどの経験もあった。昭和14年から東京の鶴川村(町田市)に住み、南多摩農村図書館(のち私立鶴川図書館)を開設。戦後は地域図書館づくりや住民運動に尽くした人として知られる。... [続きを読む]
  • 「書肆吉成の選書日誌」
  • 「書肆吉成」(札幌市東区)は2度ほど訪れたことがあるが、ネット上はもちろん、多彩な活動ぶりにはいつも感心している。ネット上でもさまざまな情報を発信しているが、昨日迂闊にも気がついたのが、件の「選書日誌」。 明治時代以降(というのは大げさすぎようが)、主に道内で刊行された、あるいは北海道に関係した本をシンプルに一冊ずつ紹介している。これらの本を見ていると、北海道150年の歴史の積み重... [続きを読む]
  • COML札幌患者塾のfacebook開設
  •  このブログには私がやっている種々の活動や事柄をごった煮のように載せてきた。古本や本が好きなので本来はそれらをメインに書いていきたい。 このため、活動の意図や目的が明確なものを、このブログからは外し、違うSNSその他に独立させることにする。第一弾はCOML札幌患者塾の活動。本日、COML札幌のfacebookページを開設した。関心や興味のある方は今後、そちらも見ていただけるとありがたい。... [続きを読む]
  • 「記録の力」
  • 朝日新聞グローブ(The Asahi Shimbun GLOBE)第197号(3日発行)が「記録の力」を特集している。 記録は積み上げられ、「歴史」となる。正確に、丹念に記録を残し続けることはとても大切な作業だ。やはり、記録を残すことが困難な人々、困難な事への配慮は重要だと思う。 [続きを読む]
  • 「社会運動とキリスト教」
  • 札幌で活動を続けているジャーナリスト・作家の外岡秀俊さんが2日札幌で開いた講演会で次のような発言をしている。 「…個人の自由や尊厳を尊重する日本国憲法は、『札幌農学校出身の内村鑑三や新渡戸稲造らが流れを築いた。…札幌はリベラリズムの大きな発祥の地だ」。 [続きを読む]
  • 「図書」9月号
  • 忙しい日々を過ごしているが、気持ちは鬱々として晴れない。原因はいくつかあり、わかっている。わかってはいてもどうしようもないこともある。そんなことの繰り返しが、人生かもしれない。 それとは別に最近いやな感じは東京都の某女性知事だ。関東大震災にあった不幸な出来事について明確な態度を示さない。実にいやな態度だ。 NPO法人コンボから定期的にメール便が届く。9月6日に盛岡市で「精神... [続きを読む]
  • 山川方夫「愛のごとく」
  • 以前にも触れているかもしれないが、山川方夫は原民喜や八木重吉などとは違った意味で“懐かしい作家”である。 35歳の誕生日を迎える直前に交通事故で急逝した。私の本棚の片隅に「愛のごとく」(新潮文庫、昭和49年)があり、何故か秋を思わせる季節になると、その文章に触れたくなる。まだ8月末だが、今朝の札幌はそんな空気の日である。 山川方夫の本では「海岸公園」もあったはずだが、知らな... [続きを読む]