saiseidoh さん プロフィール

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saiseidohさん: 本の彩生堂
ハンドル名saiseidoh さん
ブログタイトル本の彩生堂
ブログURLhttps://saiseidoh.exblog.jp
サイト紹介文札幌で古書・本を収集、本の奥深さを伝えています。本には人類の歴史と智慧、人生の全てが詰まっています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供80回 / 365日(平均1.5回/週) - 参加 2013/01/02 22:04

saiseidoh さんのブログ記事

  • 全国津々浦々と結ぶ
  •  アマゾンに販売用として古本・古書を200冊ほど出している。一時は400〜500冊ぐらい出していたかもしれない。しかし、最近は新規に登録をしないせいもあるだろうが、全く注文は入らない。 一方でヤフーオークションにはこれまでも出品したり、しなかったりを繰り返している。ところが、売れそうだ、とかそんな事は抜きにして、自分がいい、と思った本や好きな本を集めているうちにどんどん書架や住宅のあちこ... [続きを読む]
  • 「近代日本の思想をさぐる」
  •  新聞の書籍広告を見て―。中野目徹編「近代日本の思想をさぐる 研究のための15の視角」(吉川弘文館)。アマゾンや吉川弘文館のツイッター等を眺めても、内容がよくわからない。興味深いテーマではある。近代日本の思想をさぐる: 研究のための15の視角中野目 徹(編集)/吉川弘文館undefined 作家、高橋源一郎さんがこんなふうに話している。 「…物語がなくても主人公がいなくて... [続きを読む]
  • 「自分の作りたい本」
  • 北海道出身で多少の関心はあったのだが、ノンフィクション作家、久田恵さんの感慨に改めて、なるほどそうだな、と共感を持った。 「…これからは自分の作りたい本は自分で作る時代に入ったのだ、と…」(15日付、北海道新聞夕刊”人生つれづれ”) これは本や出版だけに限らない。売れそうなものだけを追い過ぎ、自分たちが出したいものや価値ある本を作ることをしない。世の中に残すべきもの、価値あ... [続きを読む]
  • 復刻出版(2018年11月)
  • 「田村清遺稿集 いのちの泉」の復刻にようやく目処が立ってきた。この本を昭和10年に刊行した「喜の音(よろこびのおとずれ)」社・浅見仙作のお孫さんが見つかり、連絡を取り合うことができた。 しかし、全ての材料(主に紙ということになる)を業者から購入し、何から何まで手作りで製作するというのは予想以上に困難なことだ。世の中の動きがデジタルメインで、紙などを入手する店舗等も専門店は極端に... [続きを読む]
  • 第52回北海道新聞文学賞に澤田展人氏
  • 昨日は仕事が休みの日だったので、毎日配達される北海道新聞朝刊を読むのが夕方になってしまった。一面を見て驚いた。最近、「逍遥通信」第3号に向け、やり取りしている澤田展人さんが北海道新聞文学賞を受賞した、とある。選考委員を務める川村湊氏や久間十義氏らの評価も高く、絶賛に近い。素晴らしいことだ。もちろん、ものを書く人間として賞を受けるのは、誇りではあるが、引き続き、自分らしい作品を、という念... [続きを読む]
  • 岩波新書創刊80年記念「はじめての新書」
  • 「図書」10月号と同時に岩波新書創刊80年を記念して「はじめての新書」も届いた。いつもの悪癖でしばらく読まずに放っておいたが、役所の用事や買い物ついでに持ち歩き読んでみると、これが素晴らしく面白い。 そこに寄せられた文章の数々が、一人ひとりの新書にまつわる思い出や若き日に経験した事ごとを如実に表している。本を読むこと(ここでは新書だが)の素晴らしさ、意義がよくわかる。ネットやデジタル... [続きを読む]
  • 「水俣 そしてチェルノブイリ」
  •  北海道胆振東部地震の影響で一時延期したオホーツク行を9月末に実現した。 しかし、現地に着くころ、義父がふらつき等の症状で脳外専門病院に救急搬送された、との連絡を受けた。本来であればすぐに戻るべきところ、今回は義兄(長男)に入院手続きなどを委ねた。容態が急変したのは1日半を経過したころから。深夜に病院から緊急コールが何度もあり、義父は未明にあの世に旅立った。満90歳だった。 それ... [続きを読む]
  • 私の東成瀬村
  •  あんばいこう「『学力日本一』の村 秋田・東成瀬村の一年」(無名舎出版)の書籍広告が最近目に付く。 “学力日本一の村”とタイトルには銘打たれているが、アマゾンの紹介などを見ると、東成瀬村の歴史と文化を探り、歩いたルポルタージュのようだ。それなら、読みたい、と思う。「学力日本一」の村─秋田・東成瀬村の一年あんばい こう/無明舎出版undefined 以前にも触れたが、秋田県雄勝... [続きを読む]
  • さっぽろ文庫93「北の本三〇〇」
  •  1年ぶりにサッポロ堂書店を訪ねた。相談したいこと・聴きたいことがあってのことだ。 しかし、さまざまなネットワークを持つご主人は入院中とのこと。1年もご無沙汰していると、その間にいろいろなことがある。20代と思われる女性スタッフに少しのことを聴き、さっぽろ文庫93「北の本三〇〇」を購入し、帰ってきた。 サッポロ堂書店前にはいつの間にか、均一本を並べる書棚が置かれていた。2冊... [続きを読む]
  • 「月もいいがせめて日帰りバス旅行」
  • いつも『朝日川柳』の欄を読んで、庶民(と言うと昔風になってしまう。今なら市民、と言ってもいいだろう)の本音はここに毎日投稿されるような気分ではなかろうか?と切実に思う。 例えば、本日付け。 「月もいいが せめて日帰り バス旅行」 「泡の金 湯水のごとく 月の夢」 そして、昨日付けの『かたえくぼ』欄。 「『敬老の日に願い事』 軽老にして... [続きを読む]
  • 「家(チベ)の歴史を書く」「戦後ヒロシマの記録と記憶」
  •  記録や記憶、そしてものを「書き残す」ということについて最近よく考える。 “もり・かけ”事件のせいもある。それより何より私たちの周囲では、記録する、ということについてとても軽んずる空気が漂っているからだ。 正確に、客観的に記録する、ということなしに、人間の進歩というものがあるのだろうか?それは、どんな組織体でも同じように思える。職場、企業、団体、政党…虚偽も交えたきれいごとばかり... [続きを読む]
  • 徒然に…
  •  木曜日の未明はさすがに驚いた。ぐっすりと眠りについていたのだろう、激しく寝室が揺れて初めて気が付いた。(迂闊にも気がついたのは)揺れが収まった頃だろうと思う。 家人は新聞配達で、すでに居なかった。二階に居た三男がいつの間にか降りてきて、枕元で懐中電灯を持ちながら何かを叫んでいた。 暗い中確認すると、ほんの少しだが食器やガラスが落ち割れ、あちらこちらに“積ん読”状態だった本の山が崩... [続きを読む]
  • 大江健三郎「政治少年死す」
  •  作家、星野智幸氏が大江健三郎「政治少年死す」について書いている(本日付、朝日新聞文化・文芸欄)。「57年間も封印されていると、時代は一巡りして、過去の作品のはずなのに、現代にふさわしい新作のようにさえ思える。…」 大江健三郎の作品は学生時代、理解できないままに、「格好をつけるようにして」読んでいた。それでも、やはり「芽むしり仔撃ち」「死者の驕り」「飼育」など、初期作品は鮮烈な読書経験... [続きを読む]
  • 山本義隆「近代日本一五〇年」
  • 購入後あまり読むことができなかったが、山本義隆「近代日本一五〇年ー科学技術総力戦体制の破綻」を読む。 経済成長路線は破綻を来しているのに、日本はとんでもなく無節操(思慮がなく)な政策を続けている。政治の貧困、ひいては国民の意識、時代の空気…どこにその無節操の根源を探ればよいのか、はわからない。 確かなのは、私たち一人ひとりが勉強を続け、自立していかないと、ということ... [続きを読む]
  • 「小説のほうが可能性がある」
  •  小説家、平野啓一郎さんがネット言論などをめぐり、次のように言っている。 「…ネットで他人の意見を見て議論したぐらいで人は変わりません。小説のほうが可能性がある。リアルタイムの出来事への意見表明はネットで、ひとりの人間の考えが変わるかどうかは小説でやっていこうと考えています。」 至極もっともな見解だと思う。 [続きを読む]
  • 「近代文学研究叢書」
  •  いつもの弘南堂書店で見つけた「日本近代文学研究叢書」という本が素晴らしい。手に入れた35巻目では巌谷小波、宮沢賢治、新渡戸稲造ら5人の人物を取り上げている。 それぞれの人物の来歴、業績、その他が現地調査などをもとに詳細にまとめられている。資料年表が詳細で、それを一覧すると、それぞれどういった研究者や作家、関係者が雑誌その他の媒体に文章・論文を寄せているかもわかり、研究者、好事家に... [続きを読む]
  • 辻村もと子「人と文学」
  • 第1回樋口一葉賞を昭和19年に受けて後、2年後の40歳で亡くなった辻村もと子のことは道新の日曜版で初めて知った。戦前から戦中にかけて創作を続けその将来を嘱望されていた。 その辻村もと子の文学活動と生涯をまとめた「辻村もと子 人と文学」(いわみざわ文学叢書第二集)を弘南堂書店の均一棚で見つけた。しかも、内容が素晴らしい。 もと子のふるさと、岩見沢で「いわみざわ文学叢書」として企画... [続きを読む]
  • 「いのちの泉」復刻〜2018.7.15〜
  • 「田村清遺稿集 いのちの泉」(昭和10年、喜の音社刊)の復刻見本版がようやく形になってきた。 すべては、この本との出会いと、今年に入って全面的にご協力いただいているキリスト教図書出版社・岡野ユキオ氏の力による。 学生時代から無教会主義に心惹かれ、内村鑑三や矢内原忠雄の思想や考え方・生き方に共感してきた。しかし、信仰心があるかと言えばそれとは少し違う。宗教に限らず、真摯に考え、... [続きを読む]
  • 矢内原忠雄全集 書簡・補遺・年譜
  • 全集は嵩張るばかりで人気がないようだが、誰の全集か、何を扱っているか、貴重・稀少なものか…等々、様々な視点から見ると、まだまだその資料的価値などはあるように思う。 矢内原忠雄と浅見仙作や北海道の関係を知りたくて、全集最終巻を「日本の古本屋」経由で頼んだ。書簡中心で、年譜も詳細でとても参考になる。矢内原は大正〜昭和にかけて全国各地を訪ね歩いた。全集に収められた書簡中、北海道関係者... [続きを読む]
  • 復刻製本
  •  「片手間出版社」を勧めているキリスト教図書出版社のサポートを受けながら、後世に伝えるべき貴重な図書の復刻版出版にチャレンジすることになった。 人間の生き方に影響を与えるものとしてはやはり、図書・書籍が大きいだろう、と思うからだ。国家や政治などというものとは違い、個人・人間にとっては社会のあり方や自立、自分の人生といったことが何よりも大切だろう。そういうことを考えていく道具として... [続きを読む]