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- 2018/04/08 18:49親子レッスン2回目 ― じぶんの身体や変化を眺めてみよう
- この1週間は小学生さんのレッスンが多く、春休み中はそれぞれバレエのセミナーに行ったり、家族旅行に行ったりと楽しい時間を過ごしたようでした。今日は、双子のBoys君たちとお母様の親子レッスン。2回目で緊張も解れてきてか、↓こんなお茶目な側面も覗かせてくれました(笑)可愛い笑顔をお見せできないのが残念です(^.^)今は顎ワークが1番のテーマ、個人差はあっても二人ともそれぞれに、前回より少しずつ背骨の動きや、身体を支 [続きを読む]
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- 2018/04/02 15:16「どうしたら良いか」というその問いを、もっと掘り下げてみる
- ある中学生さんから、ストレッチに関しても色々な情報があって、どうしたら良いかわからないというようなお話がありました。●「どうしたら良いか」というその問いを、もっと掘り下げてみる必要があるのではないかしら。●そもそも、貴女の考える「ストレッチ」がどういうストレッチを指しているのか?何を目的としているのか?いつ行うのか?どの程度行うのか?問いの立て方を見直すきっかけになればと、あえて私見は述べず上 [続きを読む]
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- 2018/04/01 12:26手を育てよう。基礎を築くための土台を、ナチュラリゼーションで育もう。
- ロシアのバレエ学校では10歳頃に入学した生徒が最初の1年間に習うことは、立つことと、手を正確に使う事だけなのだということを、こちらの動画で拝見しました。将来プロになるためにと身体の状態をチェックし選抜された生徒でさえ、1年かけるのです。それだけ大切なことなのですね。その「バレエの手」を学ぶ以前に、手を開くことができなかったら…、肘や肩が硬くなっていたら、学ぶべきことが学べるでしょうか?手や肘が硬く [続きを読む]
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- 2018/03/26 11:08贈り物
- 4月の土曜は学校行事が多いからと、当初は2回目のレッスンを5月に入れていらしたのが、親子で共にレッスンをする中、今お子さんの身体や動きがどういう感じで、何が必要であるか、色々とお考えになった面もあったりしたようで、4月上旬の日曜日に2回目のレッスンをすることになりました。勧められてとか諭されてではなく、体験を共有したお母様自身がレッスン中やレッスン後のお子さんの様子を見る中で感じ取ったことから、自然と [続きを読む]
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- 2018/03/24 19:01親子レッスン
- この週末から、この春から3年生の双子のBoysとお母様との親子レッスンがスタートしました。これまで体操や水泳を少し習ってきたけれど、今はサッカーが楽しいのだとか(^.^)今日はこれからこんなことをしていくんだよ…とまずはガイダンス的に体験するところから。双子さんでもそれぞれの個性が動きの中にも表れて楽しかったですし、とても仲が良いのが感じられました。顎のワーク初挑戦。これから少しずつレッスンを重ねる中で、 [続きを読む]
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- 2018/03/23 23:01「遊び」の大半が、這う動き!
- 国際結婚をしてパリに在住中のバレエ友達が一時帰国中で、スタジオでお茶会をすることになりお会いしてきたのですが、今回は初めてお嬢さんを連れていらして下さいました。もうすぐ5歳になるお人形のように可愛い女の子で、最初は少しだけ人見知りをしていたのですが、だんだん慣れてくると広いスペースが嬉しいのか(子どもってそうですよね)活発に動き回り始めました。もちろんもうしっかり歩くことも走り回ることもできるので [続きを読む]
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- 2018/03/18 10:12生きている手、死んでいる手
- 「生きている手、死んでいる手」バレエをしているとそんな表現に触れることがあります。昔から耳にしてきたので、余り深く考えることなくそれをただフィーリングワードとして捉えてきましたが、最近、それが意識的であれ無意識的であれ、その時大きく動いている訳ではない関節へ行き渡るものの違いなのではないかと感じています。バレエのアームスは、例えば肘も敢えて固定しているかのように見える面があると思いますが、型とし [続きを読む]
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- 2018/03/17 18:28ナチュラリゼーションはじめの一歩★新体操小学生
- 新体操の子どもたちのグループレッスンから、今日が初めての小学生さんです。寝返りも、やってみると結構難しいもの。上から順にのはずが、あれれ、お腹から動き始めちゃう…とか(笑)そうならないようにしようと思うと、どこを使ったらよいのかわからなかったり、右に進むときと左に進むときとでは身体の使い勝手が違うことに気付いたり。でも、「できない」「わからない」を発見する度に、何かすごく面白い事を見付けたような表情 [続きを読む]
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- 2018/03/14 08:35「ゆっくり育てていく自分」を楽しむ
- 昨年の夏頃からレッスンをスタートした大人の方です。最初の頃は周囲と比較したご自分、年齢、或いは欠点といったものにどこか囚われているような印象を覚える言葉をよく話されたり、「早くこうなりたい」というような、急ぐ気持ちが力みとなって動きに表れているような面もあったのですが、レッスンを続けて半年以上経って身体や動きの面でも気持ちの面でも、ずいぶんとその「力」が抜けてきました。欠点にフォーカスしていた気持 [続きを読む]
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- 2018/03/13 07:44這う動きとなぞなぞ
- 写真は上の2枚が腹ばいで肘を交互に使いながら後退する動き下の2枚がずりばいで前進する動きです。違う動きですが、そこには同じ傾向が表れています。さて、違うのはどこだろう?どうしてかな?右と左で働き方が違うのはどこだろう?ある程度レッスンを重ねてきた子どもたちには、ときどきそんな問いを投げかけて、感じ分けて貰ったりもします。子どもたちも見ているかもしれないので答えは書きません(^.^)それに、複数の筋肉の働 [続きを読む]
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- 2018/03/09 11:39発達のプロセス
- 今日は、生まれてからつかまり立ちをする前までの赤ちゃんの発達のプロセスの一部を(かなりざっくりですが)、皆さんとご一緒に見ていきたいと思います。 ※原始反射、姿勢反射/反応についてはここでは触れません。 ※写真の数字は月齢ではありません。 ①泣く ②③ネンネの時期〜寝返りを始める頃 ④⑤うつ伏せになる ⑥⑦ずりばい(creeping) ⑧はいはい(crowing) ⑨高ばい(bear walking) 最後に [続きを読む]
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- 2018/03/07 21:19「吸う」と「嗅ぐ」と「わたしの言葉」
- ちょっと前のことになりますが、ある方とお話をする中で、「嗅ぐ」という言葉に覚える身体感覚も色々だという話題になりました。言葉と結びつく身体感覚は本当に様々で、だから下手な事は口にできないのですが(笑)、レッスン後のひとときに試しに幾人かの小学生の子どもたちに、呼吸の「吸う」や様々な匂いを「嗅ぐ」ときの身体感覚を言葉にしてみてもらいました。「吸う」鼻とか喉、胸の上の方を感じる肋骨が上に上がる胸が膨らむ [続きを読む]
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- 2018/03/06 19:36その子にとっての「自然に立つということ」
- 和泉多摩川のスタジオでのレッスンから。小学生のバレリーナさんです。(写真左は1年ほど前)カエルのポーズでは開くようになったターンアウトが、立っている時や動いている時に働くために、何が邪魔をしていて、何が足りないのかが、彼女の中で少しずつクリアになってきています。それは、必ずしも股関節だけの課題ではありません。ナチュラリゼーションを続けていると、そうした全体性の中で自分の課題を捉えるということも、少 [続きを読む]
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- 2018/03/04 11:20「わたしの成長」「わたしの力」
- 先日、教育支援の講座で学ばせて戴いた際、発達臨床学科の先生から幼稚園の年中さんくらいまではポジティブ・イリュージョン・バイアス※がかかっているが、年長さん位になってくると能力の自覚が生じてくる。そして、小学校3年生位にひとつの「壁」が生じやすい。つまり、「他者との比較のもとに自分を見る」ということと「だから、自分はダメなんだ」という自己評価が統合されてしまうのが9歳ごろ。※実際に存在する物事を,自 [続きを読む]
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- 2018/03/02 23:22自分の正解を見出していく
- 金曜日の小学生さんのレッスンでは、最初に写真を撮った後に、その後ろ姿(写真左)を見てもらって「ねえ、どんなワークしたら良いと思う?」と、尋ねてみました。パッとみて「肘のワーク!」と、彼女。「じゃあ、後でそれを確認しながらやってみようか。」という会話からレッスンが始まりました。昨年9月からレッスンをスタートしてそろそろ半年になるので、少しずつそんな問いかけをしながら自分で考えてみたり、確かめて貰った [続きを読む]
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- 2018/02/27 22:59陽気な手
- こちらは週末のレッスンから。上半身の硬さやお口が開かないことがお悩みという、初めてナチュラリゼーションを体験した大学生のバレリーナさん。顎のワークで少しずつ顎関節や脊柱を動かしていったり、手や肘のワークを行っていきました。来月からは、小学生の双子の男の子さんとお母様の親子レッスンを行うことになり、新たな出会いが楽しみな春です(^.^)今週は連日、教育支援関係の講座で学ばせて戴いていて、今夜はその際ご [続きを読む]
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- 2018/02/25 06:49ポアントで左足の趾だけ擦り?けてしまうという問い
- 土曜日の小学生さんのレッスンが終わってから、「最近ポアントを履き始めたのだけれど左足の第4趾の関節のところで擦り?けてしまうので、ちょっと見て下さい。」というお話があったので履いてみてもらいました。一言でいってしまうならば、ダイナミックアーチに乗れていないということなのですが、ちょうどレッスンの中で左股関節がしっかりはまる感覚を感じられるようにもなってきているところですし、抱いた問いに自分の答えや [続きを読む]
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- 2018/02/24 07:44アートが生まれる交差点
- 今週は定例の出張講座もあったり、昨日は新体操のコーチの方がいらして下さったり、日頃導く立場にある方とお話をさせて戴く機会が多く、とても楽しく有意義な時間を過ごさせて戴いています。お話を伺いながら感じたのは、それが教え子の方々と一緒の時間であれ、個人的なレッスンであれ、ナチュラリゼーションという体験を積み重ねる中で、何かひとつの理想や成功のような「序列」をつけないで、生徒さん個々の成長や可能性を見守 [続きを読む]
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- 2018/02/21 08:19自然は効率の悪いことをしない
- 手のアーチのワークの中にプランクの様に体幹をキープするような動きがありますが、そのワークに限らず、或いはバレエのパにしても「そのカタチになること」にがむしゃらになってしまうと、「違う頑張り」になってしまうような事がままあります。そして、その「違う頑張り」が、本当に目指したいカタチや動きからご自分を遠ざけてしまったり、様々な不調を招いてしまうようなことが少なくない様に思います。でも、赤ちゃんは「何が [続きを読む]
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- 2018/02/20 23:35人として健全に生きている姿
- 今日も和泉多摩川と江の島を巡ってのレッスン。週末の時点では火曜は雪かも?という予報でしたが、穏やかに晴れた湘南の海は春を感じる美しい眺めでした。レッスンのために移動する電車の中では、いつも本を読んでいるか、何もしないでボーっとする時間を持っていますが、今、読んでいる「忘れられた日本人」という本に、こんなお話がありました。昭和20年代位の対馬の佐須奈という小さな集落でのお婆様たちの様子が描写されていて [続きを読む]
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- 2018/02/19 13:16あなた、繋ぎの動きが洗練されたわね
- 今日は高校生のバレリーナさんから嬉しいご報告が届きました。昨日の晩、リハと伺っていたから、きっとお昼休みに書いてくれたのでしょう。嬉しさに弾むココロが伝わってきて、私もHappyな気持ちに(^.^)所謂「見せ場」のピルエットとか、ジャンプとか、バランスキープとかポーズとか、自他ともに意識や注意が向きやすいところではないところに、表れてくるもの。でも、その「間」あっての踊りですから、そういうところに変化を見出 [続きを読む]
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- 2018/02/18 08:35感じていることと起こっていることの隔たりを無くしていく
- お仕事帰りの方の週末のレッスンで寝返りのワークをしている際、うつ伏せから右回旋していくときと左回旋していくときの身体の使い方にこのような左右差がありました。メモ書きの雑な絵でスミマセン(^^;)メモざっくりと「筒」で描いてみると下の図のような感じですが、案外「そうなっている」ことに気付いていないものだったりします。何故、そうしたくなるのか。どこかが邪魔しているのか、或いはどこかが働くことを忘れているの [続きを読む]
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- 2018/02/15 09:24ランドネ
- 何か手持ちの言葉では言い表しきれないように感じていたことを人から問われてふと、しっくりする言葉を見付ける時ってありませんか?昨日の仕事帰りに久しぶりに会った友人と話している時に、それはどういうメソッドなの?とナチュラリゼーションのことを尋ねられて、メソッドとはちょっと違うなとまず思ったのです。メソッド(method)という言葉を私も結構曖昧に使ってしまっていたりもしますが、私の中でそれは、何かとても方法 [続きを読む]
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- 2018/02/14 11:13やはり、手と同じですね
- 連休中、そして昨日とたまたま外反母趾の症状の強い方のレッスンが重なりました。ダイナミックアーチのワークで、進むことが目的になったり、いつもの感覚での「押せてる感」をガイドにしてしまうと、やはり違うことになってしまいます。ですので、手の人差し指の軸やアーチを育むワークで、どんな風にそれが形成されつつあるかということを思い出して戴きながら、まずは視界に入らない踵が今どこでどういう状態にあるかということ [続きを読む]
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- 2018/02/08 08:40カタチは機能した結果
- 学んでいる方はご存知かと思いますが、バレエには基本となる足のポジションがあるように、手にもポジションがあります。一般的には、その出来上がった理想的な「カタチ」を「教えられて知って(手本を見て)→真似る」というような流れで、その基本のポジションに出合っていくことが多いのではないかと思います。けれども、それ以前にナチュラリゼーションを通じて「機能する手」を学ぶと、そのカタチは機能した結果であるというこ [続きを読む]
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