VO.Endicott さん プロフィール

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VO.Endicottさん: VO.Endicottのエロ・コメ・ファンタジー
ハンドル名VO.Endicott さん
ブログタイトルVO.Endicottのエロ・コメ・ファンタジー
ブログURLhttps://ameblo.jp/kuroyamanba/
サイト紹介文BL小説「凸月の狼たち −苦行ハーレム篇−」を掲載します。
自由文アメーバブログ、FC2ブログ、小説家になろう、の3サイト同時掲載です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供171回 / 365日(平均3.3回/週) - 参加 2013/03/01 17:34

VO.Endicott さんのブログ記事

  • 『凸月の狼たち 〜苦行ハーレム篇〜』おわりに
  • この度はBL作品『凸月の狼たち 〜苦行ハーレム篇〜』をお読み下さり、誠にありがとうございました。 このシリーズは、以前掲載しましたヴァンパイアもののストレート(異性愛)作品『カゲロウCAVE』の派生BLという、ある種クセのある作品で、第一巻『進化発動篇』に続くものです。 本篇では、新宿二丁目のゲイバー『迷月』のオープンと共に、“気”(遺伝子)の継承という進化形ヴァンパイアの使命を果たすことにも乗り出 [続きを読む]
  • 【ハーレム篇】16.そして振り出しに戻る(7)《最終話》
  • 「もういいって・・・。傷も出血の割には大したことなかったし、傷痕も目立たないみたいだから・・・」 と、三峰はヴァンパイアならではの自己回復力を利用して言った。 「一つ聞かせてもらいたいんだが・・・」 那智は質問なんかできる立場にないとわかっているので、上目遣いに三峰の機嫌を読んでいる。 「何?」 「瞬さんは何か武道とかやってたのか?・・・いや、防御で犯人の手首、潰しただろ?何の心得もない人にはでき [続きを読む]
  • 【ハーレム篇】16.そして振り出しに戻る(6)
  • 「そう・・・。恥ずかしながら女絡みだ。俺は瞬さんを刺した犯人とは面識が無い。犯人は女が差し向けたか、女に配慮して自主的に動いたか、そのへんの真相はわからない。犯人は傷心の女に同情してというのが動機だと自供したので・・・。 女というのは、俺の中学時代からの親友の妹でな、その親友っていうのが、とある組長の息子で、つまり女は娘ということになる。 俺は友達として家に出入りしてたから、家族・・・つまり組長や [続きを読む]
  • 【ハーレム篇】16.そして振り出しに戻る(5)
  • 刑事は、その日の三峰の終業時刻、帰宅までの順路、立ち寄り先、犯人との面識の有無、犯人の人相や服装の特徴、刺されるに至った思い当たる理由、防御の仕方など、細部に渡って聞いてきた。三峰は一点、刺されるに至った理由については、「思い当たりません」と、那智や大神から事後に聞かされた内容は伏せ、刺された瞬間の感覚に立ち戻って応えた。「お知り合いの那智さんがお見舞いにいらしたでしょう?那智さんから何か聞いてい [続きを読む]
  • 【ハーレム篇】16.そして振り出しに戻る(4)
  • 「いや、いいんですよ、君は何も悪くないんだから・・・。ただ、刑事事件になってしまったので、現場検証をやったわけですよ。路上にはそこそこの量の血痕があったし、君の脇腹にはドスが深く刺さったままだったから、普通の人間なら致死傷を疑う傷だったらしいのですが、君は搬送中に自己回復力を発揮させて、傷の内側からの修復でドスを自然脱落させ、その後もどんどん傷口が塞がっていって、傷の程度と現場検証の結果との間に齟 [続きを読む]
  • 【ハーレム篇】16.そして振り出しに戻る(3)
  • 「だけど、何で俺が?」三峰には刺されるほど人に恨まれる理由が思い当たらなかった。もし、恨まれるとしたら、進化形狼族の性として複数の男と付き合っていて、その男達の周囲から嫉妬などの反感を受けるかもしれないということだけだった。それにしたって、逢瀬に関して連絡手段は“念”を使って他者に電話やメールの履歴を覗かれても大丈夫なようにしていたし、移動も瞬間移動を使って尾行されないように十分に注意を払っていた [続きを読む]
  • 【ハーレム篇】16.そして振り出しに戻る(2)
  • 「いや、ここは歌舞伎町じゃないですよ」三峰はそう言って擦り抜けようとしたが、「あの、ここに住所と簡単な地図が書いてあるんですけど、教えて頂けませんか?」と、男は三峰にメモを見せて引き留める。“しょーがねぇーなぁ・・・”三峰は心の中で溜息をついて、“どれ、どれ・・・”と、そのメモを覗き込んだ時、右脇腹にズンッと重い圧迫を感じた。すぐさま、そこからドクン、ドクンと脈が生まれ、ドグンと一脈ごとにズキッと [続きを読む]
  • 【ハーレム篇】16.そして振り出しに戻る(1)
  •  大神から譲り受けた古径歩(ふるこみち・あゆむ)との関係が順調に始まり、三峰が抱えている吸血相手は、『見上興業』御曹司の見上陽輝(みかみ・あきら)、消費者金融『ロリーナ・キャッシング』渋谷支店営業部長の那智龍也(なち・りゅうや)の3名となった。 ハーレムを描くには少ない人数だったが、歩との関係には進化形ヴァンパイアとしての特別な使命があり、見上には仕事が絡み、那智には身近にヤバイ世界がありそうなの [続きを読む]
  • 【ハーレム篇】15.狼のマーキング(2)
  •  それから数日後、歩が会いたい旨の“念”を送って来たのとほぼ同時にスマホでもその旨を伝えて来た。 「春休み中にもう一度会いたい・・・」 という歩の要望に応えて、三峰は半日くらい都合のつく日時を選ばせ、瞬間移動で京都に歩を迎えに行き、東京に連れて来ることを考えた。 アウェイの京都で高校生の歩をどこぞのホテルに連れ込むのはリスクが高い気がしたので、ホームの東京を選んだのだ。 <会うってことは抱くよ。そ [続きを読む]
  • 【ハーレム篇】15.狼のマーキング(1)
  •  京都から戻った三峰は、古径歩(ふるこみち・あゆむ)との関係構築に成功した報告と土産を一緒に堪能するために大神を自室に招いた。 大神は土産にもらった日本酒をその場で開け、テーブルに並んだ京の逸品をつまみに、 「そうですか、滞りなくスタートに付けて良かったじゃないですか!」と、嬉しそうに言った。 その表情からは自分の物だった男が他の男の物になって感じる口惜しさのようなものは微塵も感じられなかったが、 [続きを読む]
  • 【ハーレム篇】14.ト・ク・ベ・ツの捕獲(6)
  • “それならば話は早い”三峰は今日中にもうちょっと大胆に迫ってみることにした。コース上、駅から最も遠い化野(あだしの)念仏寺に行く道すがら、自転車を停め徒歩になってから、「今日は本当にラッキーだったなぁ、君みたいな親切でイケメンな高校生に案内してもらえて・・・。俺に急に声を掛けられてウザイとか思わなかった?」三峰は腕が触れそうな距離に近づいて聞いた。「いえ、ここに住んで、観光客に道を聞かれるのには慣 [続きを読む]
  • 【ハーレム篇】14.ト・ク・ベ・ツの捕獲(5)
  • 「ああ、そうなんだ・・・。今、高校何年?」今度3年になることは知っていたが、三峰は知らぬふりをして聞いた。「4月から3年になります」「じゃあ、受験生じゃない?!なんか貴重な時間を奪ってしまってごめんね」三峰は心にも無いことを形式的に詫びた。「昼食、三峰さんに好き嫌いが無ければ湯豆腐とか湯葉を出してくれる店はどうですか?京懐石もありますけど、散策前の腹ごしらえには豆腐の方がいいかもしれません。この辺 [続きを読む]
  • 【ハーレム篇】14.ト・ク・ベ・ツの捕獲(4)
  • 三峰の予定として、今日は歩との面通し程度、隙あらば吸血も済ませて東京に戻るつもりでいるので、生鮮物の土産は無理でも幾つかの加工品は買って帰るつもりでいた。ちなみに三峰が選んだのは、煮豆、豆ジャム、ちりめん山椒、生麩、千枚漬けだった。貴重な京の味覚を『迷月』の料理に使うつもりは無く、大神と共にプライベートで堪能するつもりだった。大神への土産には帰りがけ日本酒も追加しようと考えている。買い物を一通り済 [続きを読む]
  • 【ハーレム篇】14.ト・ク・ベ・ツの捕獲(3)
  •  三峰は道に迷った観光客を装って、 「すいません・・・あの、ちょっと道を教えて頂きたいんですが・・・」 と、背後から駆け寄って制服姿の歩を呼び止めた。観光地に住んでいるだけあって、初めてではないのだろう。歩は怪訝そうな顔をするでもなく、三峰の呼び掛けを真に受けて力になってくれようとする。 「どちらへ行きたいんですか?」 歩は三峰の目を見て聞いた。 その時、ハッとした表情をして歩の瞳孔が一瞬大きく開 [続きを読む]
  • 【ハーレム篇】14.ト・ク・ベ・ツの捕獲(2)
  •  とりあえず三峰は現在抱えている他の吸血相手との調整を考えた。 今、ハーレム構成員として三峰との付き合いが継続しているのは、仕事が絡む見上、渋谷の街金に勤める那智の二人だけだったが、二人とも20代にしては世間の深部、暗部に通じている兵(つわもの)で、独善的な愛情をぶつけられる煩わしさは無い代わりに年相応以上の熟成が望まれる自我へのプレッシャーが掛かり、そのせいか、同時進行の人数としては少ないのに関係 [続きを読む]
  • 【ハーレム篇】14.ト・ク・ベ・ツの捕獲(1)
  •  リバーシブルという、三峰にとってはあまり意味のない“受け”もやるハメになった那智との関係が始まって1ヶ月くらい経った頃、大神から古径歩(ふるこみち・あゆむ)の譲渡を言い渡された。 「随分早くケリが付いたんですね」 大神から譲渡の話が持ち掛けられてから三ヶ月も経っていないのに、どう穏便に別れに持って行けたのか、三峰は知りたいところだった。 「歩の体内に君の“気”を充足させる時間と彼の留学スケジュー [続きを読む]
  • 【ハーレム篇】待ちぼうけ(2)
  •  本日もFC2ブログと『小説家になろう』は分岐したまままだ戻って来ませんので、アメーバブログでは、引き続き『主な登場人物・組織』の内、『登場組織』についてまとめておきたいと思います。 『私立洞ノ沢学園』 東京都奥多摩市にあるヴァンパイアのための教育機関。 幼稚舎から高等部まであり、高等部は全寮制でヴァンパイアの番い候補、アンチボディー(ヴァンパイアの粘液に抗体を持ち子孫を残せる人間)と共学になる。 [続きを読む]
  • 【ハーレム篇】待ちぼうけ(1)
  •  本日、FC2ブログと『小説家になろう』では分岐した内容が継続、戻って来ませんので、アメーバブログでは、この場を借りて『主な登場人物・組織』の紹介をしようと思います。 まずは、『登場人物』のまとめです。 【三峰心(みつみね・しん)】<『迷月』での源氏名:瞬(しゅん)> 主人公。永遠の19歳(登場時19歳)。身長187cm体重65kg。大神肇が名付け親。   前進化形ヴァンパイアから進化形ヴァンパイア狼族へと生 [続きを読む]
  • 【ハーレム篇】13.トップかボトムか《選択A》
  •  「アハハハ・・・いくら何でも俺にそんな趣味は無いよ。それとも、君は見られた方が興奮するの?」 那智は豪快に笑って会話のキャッチボールを楽しんでいる。 「俺は別にいいですけど、挿れられる那智さんが恥ずかしいと思うか、燃えるか、受け止め方次第ですよね?」 三峰は当然の事のようにサラリと言った。 「えっ!?・・・ちょい、待ちぃ!お前、トップ張るつもりなのか?」 「え?・・・当然ですが・・・もしかして、 [続きを読む]
  • 【ハーレム篇】13.トップかボトムか(2)
  • ※  本話は性的表現自主規制のため、途中から三分岐します。  少し離れたところでカウンター越しに弾んでいた大神と客の会話がパタリと止み、二人は三峰達の方をチラッと見たが、すぐに目配せをして微笑み合った。テレパシーで「熱いねぇ」とでも言っているようだった。 「それじゃ、どうします?ウチ来ます?ここから歩いて行けるんで・・・」 三峰は早い展開に乗じて畳み込んだ方が良いと判断した。 「えっ?君、仕事いい [続きを読む]
  • 【ハーレム篇】13.トップかボトムか(1)
  •  三峰の勘は的中し、早々にその晩のメンバー・タイムに那智は『迷月』に現れた。 「昼間はどうも・・・」 那智はカウンターの中に三峰を見つけ、声を掛けた。 「あ、どうも、いらっしゃいませ。コートとマフラーお預かりします」 三峰がカウンターの中からそそくさと出てきて、那智が来ていたトレンチコートとマフラーを客用ハンガーに掛け、カウンター席へ案内した。 「きっと来て頂けると思っていました。何を飲まれます? [続きを読む]
  • 【ハーレム篇】12.寒風が運んできた尖った匂い(2)
  •  その時、三峰の鼻腔は冬の尖った空気に似合う、思わず深呼吸をしたくなるようなメンソールに似た匂いを感知した。 「山本さん、どうしたの?」 カリンの背後から男が声を掛けて来た。 年の頃20代半ば、背は三峰より少し低いが180cmはありそうで、ベージュのトレンチコートを着た細身の洗練された雰囲気の男だったが、鋭い眼光、尖った靴先とオールバックの髪の光沢と、その方向性は堅気から外れた職業を窺わせた。 どうやら [続きを読む]
  • 【ハーレム篇】12.寒風が運んできた尖った匂い(1)
  •  年末商戦酣の頃、もう五度は過ぎた、三峰もそろそろ数えるのが面倒になってきたくらいサイクル化した“凸月”・・・。 毎回、“今度は個性的で希少価値を匂わせるどんな対象に出会えるんだろう?”と、楽しみだったが、それだって経験を積めば積むほど、かつては魅力的に映った吸血対象が慣れで凡庸なものに成り下がり、是が非でも手に入れたい、と思うほどの対象に出逢うことは滅多に無くなってきた。 加えて、近々大神から“ [続きを読む]
  • 【ハーレム篇】11.過去との遭遇と未来の譲渡(3)
  •  バイトも仕事に馴染んで大神と三峰もフォローの手を緩められるようになって、オープン後、二度目の“凸月”を迎えようという時、三峰は大神から「折り入って話がある」と、呼び出された。 『迷月』の経営上、何か問題が発生したのかと三峰は気を揉んだが、さにあらず、 「実は、歩を君に譲渡したいと思いましてね」 と、大神は一方的なことを言ってきた。 「はぁ?歩って、あの古径歩(ふるこみち・あゆむ)ですよね?京都に [続きを読む]
  • 【ハーレム篇】11.過去との遭遇と未来の譲渡(2)
  • 「でも、また学園に戻れるんだ?」 「ですね。生徒に原因があるわけではないですから・・・。その代わり交替で誰かが外に出ることになりますけど・・・」 「あのサ、高等部が寮制なら、同級生全員の顔くらい覚えられるよな?」 三峰は自分の前世の痕跡が一人のヴァンパイアの記憶のどこかに残っていないか、微かな期待を込めて一連の質問の核心に触れた。 「う〜〜〜ん、幼稚舎から一緒のヤツなら男女共わかりますけど、高等部 [続きを読む]