イヌ吉 さん プロフィール

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イヌ吉さん: 真昼の月
ハンドル名イヌ吉 さん
ブログタイトル真昼の月
ブログURLhttp://mond.fliegen.chu.jp/
サイト紹介文教師率、裏社会率、オヤジ率、ストーカー率少々多め💦 短編もあります!
自由文BL/MLの小説・イラスト・マンガを趣味で書いております。下克上やオヤジ受け、年の差カップルが大好物ですので、そのうち増えていきます(笑)スーツとか眼鏡属性も高いです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供117回 / 365日(平均2.2回/週) - 参加 2013/04/17 08:08

イヌ吉 さんのブログ記事

  • 光のさす方へ 16
  •  ◇◇◇ ◇◇◇ その日は朝からバタバタと慌ただしかった。桐生も早く事務所に行けとヒロをせっつき、6時には桐生を乗せた車は事務所の地下駐車場に入った。事務所内は、ヒロが足を踏み入れた時にはもう、怒声が鳴り響いていた。 どうやら、いくつかの組の取り纏めを任せられていた奥沢という男が、縄張りの店舗から売り上げと女を連れて逃げたらしい。その女というのが組長補佐、金町のバシタ(女)だったものだから、金町の [続きを読む]
  • 光のさす方へ 15
  •  外回りや階段、エレベーターホールなどを掃除していると、組の幹部達に「精が出るな」などと声を掛けられることもあったし、幹部以外の構成員である若中達に用事を言いつかったり、溝口達のような下っ端に蹴りを入れられたり、階段から突き落とされそうになることもあった。 取り敢えず、ここのマウンティングはガチだということはよく分かった。ホストの新人いびりなど可愛い物だ。 それでも、死に場所を与えられるまではただ [続きを読む]
  • 光のさす方へ 14
  •  写真立ての中には、表彰台の上でレーシングスーツを着た自分と駈が笑っている。アルバムの表紙をめくれば、幼い日の駈と、駈の妹の風子と3人で映っている写真も。「……駈……」 俺はとうとうこんなところに来ちまったよ。お前はきっと、雲の上の綺麗な所で楽しくやっているんだろう。「駈。俺のことは、もう、忘れてくれ。俺のことを、そこから見ないでくれ……」 そう言って写真立ての [続きを読む]
  • 光のさす方へ 13
  •  桐生が歩くとその後ろをアニキが歩き、更にその後ろをヒロが歩く。アニキはヒロのことなど眼中に無いようで、ただ桐生の後ろを嬉しそうについて回っている。威嚇されることはなかったが、親しげにしてくれる様子も見せなかった。 台所や風呂、トイレなどに案内された最後に、ヒロの部屋だという個室に連れて行かれた。玄関に1番近いその部屋は、ヒロが今まで住んでいた寮の部屋よりも広く、既にヒロの荷物が入れられていた。  [続きを読む]
  • 光のさす方へ 12
  •  ◇◇◇ ◇◇◇ 道を覚えるためにと、ヒロの運転で連れて行かれた先は、事務所からほど近い高級マンションの最上階だった。「……ヤクザって、こんなとこに住めるほど金持ってるんすか……」「ああ、ごく一部はな。お前もせいぜい出世しろよ」「いや、俺は……」 出世する気なんてサラサラ無い。だいたいヤクザになる予定なんて、今日目が醒めたときには無かったのだ。 自分のことになる [続きを読む]
  • 光のさす方へ 11
  • 「アイドル……」「そ。もしも金町から盃貰えりゃ晴れて真田組の組長補佐の子分ってことになるだろ。……あ〜、つまり、アイドル事務所のバイトに雇ってもらえるかもしれないってことな?」「はぁ…」 アイドルの追っかけという言葉が、全然しっくりと来ない。 先ほど挨拶をした金町の、弁当箱のような四角い顔にスキンヘッドの頭を思い出し、「アイドル……」ともう1度口に出すと、 [続きを読む]
  • 「光のさす方へ」名簿
  • こちらは「ここが世界の果てだとしても」シリーズ、「光のさす方へ」の名簿になります! 「光のさす方へ」は今迄あまり出てこなかった「真田組」のお話なので、登場人物が被っていたり、被らなかったりしてるので、こちらの名簿も独立させますね!!被ってる人も多いのですが、よろしかったらご覧下さい。 >>>「ここが世界の果てだとしても」の名簿はこちらにになります!!>>>「同じ空の下で」の名簿はこちらになります! [続きを読む]
  • 光のさす方へ 10
  • 「カシラがそこまで面倒見るんですか?」「こいつ、見張ってねぇと何しでかすか分かんねーんだわ。ほら、前話しただろう?首都高荒らしてた、例のバカだ」「ああ…」 どうやら自分のことは、おかしな具合に話が広まっているらしい。ヒロは今更ながらに自分のしでかしたことの大きさを実感し、この話をされるたびに小さく頭を下げた。「まったく、とんでもねぇ素人でよ。若頭って何ですか?とか言うんだぜ?」「え?マジっす [続きを読む]
  • 光のさす方へ 9
  • 「ん?どうした?なんか訊きたいことでもあんのか?」「いや、あの、俺もスーツとか着た方が良いんすか?」「いや、別に制服がある訳じゃねえんだ。何でも良いぜ?まぁ、あんまりお坊ちゃま然とされると舐められるから、ある程度格好良くな?」 何でも良いがある程度格好良く……というのが、どのレベルの物なのか分からない。だって、ここにいる人達はほとんどブラックスーツなのだ。ネクタイがずいぶん派手な奴が多 [続きを読む]
  • 光のさす方へ 8
  •  桐生の話は思いの外面白かった。ヤクザの役員……役員というのが正しいのかどうか分からないが、取り敢えずヒロはそう理解した……が役員の他に自分の組を持っているというのも初耳だったし、ヤクザが会費制で、自分の食い扶持は自分で稼いで会費を上に納めないといけないというのも初耳だった。「映画とは結構違うんですね」 ヒロが正直に思ったまま言うと、桐生は楽しそうに笑った。「まぁ、お前は当 [続きを読む]
  • 光のさす方へ 7
  • 「……待て待て待て。そこからか……」 桐生が大きく溜息をついた。「あー、お前、族とかやってたんじゃねぇの?」「族?暴走族のこと?いや、俺はレースはやってたけど、暴走族とかはやったことなくて」「レースって……まさか、ああいうバトルじゃなくて、サーキットとかでやるようなホンモノの方か……?」 呆れたようにも、驚いたようにも聞こえる桐生の声。 あまり、その [続きを読む]
  • 光のさす方へ 6
  • 「で、住むとこは?」「店の寮に……」「じゃあ今から荷物を引き取りに行かせるわ。で、鍵を返しがてら、給料貰ってきてやる。お前はしばらく俺んちに居候だ。飯は作れるか?」 桐生はこちらのことなどお構いなしに勝手に話を進めていく。ヒロは桐生に問われるまま、訳も分からずただ答えていくしかなかった。「簡単なもんしか作れないけど……」「上等だ。後、犬アレルギーは?」「え?犬アレルギー?」 [続きを読む]
  • 光のさす方へ 5
  •  俯いたヒロに気づかないように、桐生は次々に挨拶してくる黒っぽい服の集団に頷きながら、いくつかあるドアの1つを開けた。 中は普通のオフィスのように、いくつかのデスクが並んでいて、その中の「お誕生日席」に桐生は腰を下ろした。 桐生のデスクも他のデスク同様、いかにも事務用で、デスクの半分はパソコンで占められている。残りのスペースには書類がいくつか重ねてあって、それを見るなり桐生は眉をつり上げた。「おい [続きを読む]
  • 光のさす方へ 4
  •  何が起こっているのか分からなかった。だが、驚くほど恐怖は感じない。 150kmは軽く超えていたが、ベンツは徐々に幅寄せしてきて、ヒロの車の速度を落とさせた。そうして何度もガツガツと車を当てられ、とうとうヒロの車は壁際に追いつめられる。 助手席側の扉は外壁に擦られ火花を上げていた。このままでいくと、車自体が動かなくなるかもしれない。「……ずいぶん乱暴なバトルだな……っ!」  [続きを読む]
  • 光のさす方へ 3
  •  だが、チームがなくなってしまったのはどうしようもない事実で。だからヒロは他のチームの門を叩き、ドライバーテストを受けようとした。だが、ヒロの実家が手を回し、ヒロはテストすら受けることができなかった。「同僚が目の前で事故死したんだ。キミのトラウマは計り知れない。しばらくゆっくりしていた方が良い」 そんなことを言う奴もいたが、彼らの表情からは桜沢の影がちらついていた。 物心つかない俺にレースを与えて [続きを読む]
  • コメントありがとうございます!!
  • 皆様、コメントありがとうございます。お返事はコメントをいただいた順に書いております。先に書いていただいた方のリコメが下になっておりますので、もし自分へのレスがないな、と思われたら、下の方をググッとスクロールしていただけると嬉しいです。   イヌ吉拝 08:14:そら様コメントありがとうございます!!ええ、アニキ、柴犬ですからね!柴犬はこれと決めた人にしかなかなか懐いてくれない犬ですから(そういう所 [続きを読む]
  • 光のさす方へ 2
  • 「ち…っ」 起きあがって、時計を見る。最近、寝付きがひどく悪い。明け方まで仕事仲間と夕飯代わりに飲み食いし、部屋に戻ってからも全く寝付けず、やっと眠ったのは正午にかなり近かったはずだ。それなのに、時計の針はまだ2時を指している。 ヒロは起きあがると、そのままシャワーを浴びに行った。店の寮であるこの安アパートは、シャワーはかろうじてついているが、温度調節はほとんどできない。冷たいシャワーを浴び [続きを読む]
  • 光のさす方へ 1 
  • 皆様、本日より「ここが世界の果てだとしても」シリーズの「光のさす方へ」をお送りします。また皆様にお付き合いいただけると嬉しいです。 あの、えとですね。この話は衛さんの護衛をしていたヒロさんが主人公となっております。なので、またまたヤクザ物ということになります。ということで申し訳ありませんが、お話の性質上、いくつか但し書きがございます。申し訳ありませんが、ぜひご一読の上、ご了承いただける方だけお進み [続きを読む]
  • Happy 5'th Anniversary!!
  •  朝、目が醒める。枕元の時計を見ると、いつも通りの6時丁度。隣には、自分の物ではないぬくもりがある。「ん…、慎也……」 可愛らしく寝ぼけた声で名前を呼ばれ、思わず頬が弛んだ。 設楽の頭が少し遠い。無意識に手が伸びて抱き寄せると、ふわふわの髪が肩をくすぐった。「慎也、もっと……」 何の夢を見ているのだろうか。昨日の熱がまだ体中に残っている、このベッドの上で。「ほら、設 [続きを読む]
  • 開設5周年、ありがとうございます!!
  • 皆様、今年も「真昼の月 開設5周年、ありがとうございます!!」に遊びに来ていただき、ありがとうございます! こんなに長いお休みをいただいてしまい、申し訳ありません。それでもこうして遊びに来て下さる皆様の優しさに支えられ、今年もこの場から御礼を申し上げることができました。本当にありがとうございます!お礼画像は「お祝いといえばシャンパンだろう!」ということで、シャンパンにまみれている2人でございます。 [続きを読む]
  • 更新のお知らせとお詫び
  • 皆様!!皆様、すいません!!なんか……なんかものすごい長いお休みをいただいておりました!!! 最初にお休みをいただくと言った時には、こんなに長くお休みをいただく予定では本当に無かったのですが!! あの、更新のお知らせの前に、お詫びを!! 実は私、お休みをいただいてる間、blogの編集ページとかweb拍手とかブログ村とかにも入っていなくてですね💦今、この記事を書くに当たって編集ページに入っ [続きを読む]
  • 鈍チン野郎とオレ様。6(完)
  • 「お前、やっぱりバカなのか!?好きじゃなきゃこんなことする訳ねーだろ!?お前は俺が好きでもない奴のちんこを触れるような奴だと思ってんのか!?鈍チン過ぎんのにも程があんだろうが!!」「あ……そうなの?好きなんだ……?そっか……」 ってゆーか、それ初耳だし。そんなそぶりも見せなかったくせに、俺が鈍チン野郎とか呼ばれんの、すげー納得いかねーんだけど。大体、あいつが俺を [続きを読む]
  • 鈍チン野郎とオレ様。5
  • 「      !!あ……あぁ…っ!」 気がつくと、俺はあいつの手の中に思いっきり欲望を吐き出していた。 自分でする時はイく時に声なんか出さないのに、こらえきれずに思わず呻いてしまった。それとほぼ同時に、俺の腹にあいつの白い物が、勢い良くぶちまけられる。うわっ!なんかすんげぇ熱く感じるんだけど……! 頭の中が真っ白になる。その腹の上の熱さだけが妙にリアルだ。 ハァハァと [続きを読む]
  • 鈍チン野郎とオレ様。4
  • 「やぁっ!」「あ、少しイった?旭、乳首感じんのか。こんなちっちぇえのに」「だから、ちっちゃくねえって!」 男子だから当然プールだとか着替えの時に他の奴らの胸なんてわんさと見るけど、俺の乳首が他の奴より小さいと思ったことはない。もし俺のが誰かと比べて小さいと思うんなら、それは……「お前それ、女子と比較してるから小さく感じんだろ!?だったら最初っから女とやれよ!」 俺がそう叫んだのと同時に [続きを読む]
  • 鈍チン野郎とオレ様。3
  • 「待てって……!あ、ちょ……うわっ!」  まるでよく熟れた桃の皮でも剥くように、ズボンと下着がくるりと膝までまくられ、俺の尻がぷるんと飛び出す。 いや、プールの着替えや修学旅行の風呂でお互いにブツなら平気で晒してきたが、今この状況はない!こんな風に無理矢理剥かれてあいつの前に晒すのはさすがにありえない!!!  俺のそんな驚愕とか羞恥とかは、透也には全く関係ないらしい。必死で [続きを読む]