水円 岳 さん プロフィール

  •  
水円 岳さん: いまじなりぃ*ふぁーむ
ハンドル名水円 岳 さん
ブログタイトルいまじなりぃ*ふぁーむ
ブログURLhttps://ameblo.jp/mizumaru-gaku/
サイト紹介文物書きブログです。エッセイ、詩、短歌、俳句、ショートショート、小説、ギャグ。渾然一体。(^m^)
自由文ショートストーリーの『えとわ(絵と話)』を中心に、ノンジャンルでいろいろ書いています。中・短編小説も公開してありますので、ご一読いただければ幸いです。(^^)
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供405回 / 365日(平均7.8回/週) - 参加 2013/05/06 12:51

水円 岳 さんのブログ記事

  • ようもく
  •  洋モク。 喫煙人口が減少している上に舶来信仰も薄れつつある現代においては、もはや死語と化しているかもしれませんね。 日本のタバコは安いが不味く、向こうさんのタバコは高いが美味い。 そういう時代は確かにあったんでしょう。 でも今は、JTが海外のタバコ会社を買収する時代です。 こと流通商品に関しては、洋の東西で品質に関する優劣の差はなく、単なる好みの差に過ぎなくなったように思います。 それとは別に、 [続きを読む]
  • ぷらいどぽっきり
  • 《ショートショート 1070》『プライドぽっきり』プライドが折れる音。それって、どう表現するのが一番なんだろう?絶対折れないと思っていたのに、あっさりと折れちゃう。やっぱし、ぽっきりなのかなあ。(台風で折れたシラカシ)なんであんなのがいいのか、僕にはよくわからない。だけどクラスの連中も審査の人たちも、僕の出したやつはまるっきり評価してくれなかった。おもしろくないって。じゃあ、聞くけどさ。おもしろいって [続きを読む]
  • こばな
  • 「最近の美女って、こばながポイントなんだって?」「そうみたいね。わたしはこばななのに、どうしてモテないんだろ?」「ぽっこり腹が出てるからよ」(オオニシキソウ)(^^;;「最近の美女って、こばながポイントなんだって?」「そうみたいね。わたしはこばななのに、どうしてモテないんだろ?」「節操なく花粉を飛ばすからよ!」(ヨモギ)(^^;; いや。小鼻と言うのは鼻翼の張り出しが小さいことの表現で、鼻全体がちんまりして [続きを読む]
  • おはだつやつや
  • 「お肌つやつやの秘訣は?」「しっかり食べることです。もぐもぐ」「お肌つやつやの秘訣は?」「よーく寝ることです。ぐーぐー」 虫なんか大嫌いという人でも、探さないと見つからないような小さな虫は無視されますな。(^m^) 上がハムシの仲間(コガタルリハムシ?)、下がアカハバヒロオオキノコじゃないかと思いますが、どちらも数ミリに満たない小さな甲虫です。 近くでじっと観察すると上翅がきらぴかでとてもきれいなんで [続きを読む]
  • ひのわをくぐる
  • 《ショートショート 1069》『火の輪をくぐる』燃え盛る火の輪の中をくぐり抜ける。それは、火事場を闇雲に逃げ惑うこととは違う。覚悟を決め、勇気を振り絞って、突きつけられた試練を全力で乗り越えること。火の輪をくぐることで何がどう変わるのか。それは前もってわかることじゃない。でも、飛ばなきゃ。……何も変えられない。(キバナコスモス)「安田さん、何見てるの?」「んー。採用通知」「えええーっ!?」同僚の鈴木さ [続きを読む]
  • まだまださくもんね
  •  往生際が悪いなんて言いますが、咲ける間はぎりぎりまで咲くのが植物の流儀。 ベランダの夏花も、ジニア、ベゴニア、トレニア、ペンタス、ダイアンサス、ハイビスカスと、霜が降りるまではがんばるもんねと咲き続けています。 野生の草木はだいたいカレンダー通りで、園芸植物ほどは粘りませんが、まだじみぃに咲き続けているのが結構ありますね。 クサギ もうとっくに咲き終わって、瑠璃色の実をつけていてもいいはずなんで [続きを読む]
  • だっこ
  • 「ええやんか。減るもんやあるまいし。抱っこしてえや」「そんな目つきの悪いおっさん抱っこするやつが、どこにおるかいな。だあほ!」(アレチヌスビトハギ)(^^;; 花のうちはまだポーズだけですが、実になるとどんなに拒絶しても抱きつかれますからねえ。 ほんまに厄介なひっつき虫で、ひっぱがすのが大変。(^^;;「俺は抱っこしてくれなんて言うてへんで。そんな風に見えるだけや」「せやけど、その手の格好はどう見てもあかん [続きを読む]
  • よめなをみながら
  • 《ショートショート 1068》『嫁菜を見ながら』「てか、特に感慨とかはないわけ?」「ないわ。やれやれってとこね」「ふうん」「からっからに乾いてるあんたが、今さらそんなことを聞くとは思わなかったわ」身も蓋もない私の返事を聞いて、比奈が少しだけ笑った。「いや、そうなんだけどさ」           −=*=−娘二人のうち上の芙美(ふみ)は、かさかさに乾いた私からどうしたらこんな子が生まれるのかと思うくらい [続きを読む]
  • さききる
  • 夏を過ぎ越し 燃え続け(センパーベゴ)秋を連れ行き 濡れそぼる(クジャクアスター) 霜月を過ぎると、さすがに秋花の姿が寂しくなってきます。サクラソウ(プリムラ)類やパンジー、キンギョソウなどの冬花主体になってきますね。 クジャクアスターも見切り品が多くなってきました。多花性で花期も長いんですが、切り戻して咲かせ直すにはもう気温が……ということなんでしょう。 もさっと茂ってしまうので、鉢植えだと咲か [続きを読む]
  • あわくひかる
  • 淡い光を溜めて(フヨウ)淡く光を返す 光はいつでもありますが、その熱には季節によって温度差があります。 猛暑の夏にこれでもかと投げつけられていた光熱が少しずつ減じて。 残り少なくなってきました。 すっかり弱くなった熱を押し包むようにして。 咲き残りの芙蓉が淡い光を包み、ふわりと放ちます。  小春日や花殻の紅色戻すWrapped In A Cloud by Eric Johnson《 ぽ ち 》ええやんかーと思われた方は、どうぞひとぽ [続きを読む]
  • ふたり
  • 《ショートショート 1067》『二人』「オグさん。そこ、どうするんですか?」俺の横のごつめの机と椅子。そこに当たり前のように座っていた相棒が社を去ったのは、一ヶ月前のことだった。「そろそろ片付ける。いつまでも恋々としているわけにはいかんからな」「そうですか……」いなくなった相棒の次に俺との付き合いの長い永瀬くんが、複雑な表情でぽっかり空いた席を見下ろしている。「二人でないとできないことがあり、二人だと [続きを読む]
  • しゅうだんしんり
  • 「赤信号、みんなで渡れば怖くないって言うよな」「ああ」「でも、みんなが赤信号になっちまったら渡れないじゃん!」「渡れないままこやって暮らしてるんだから、いんじゃね?」(マルバルコウソウ)(^^;;「婚活パーティー、男も女もみぃんな似たような感じだな」「誰と誰がひっついたかわかりゃしない」「やっぱり、毛色の違うやつにひっつきたいよな」「でも、結局毛足の長いやつにひっついちまうんだよなあ……」(アレチヌス [続きを読む]
  • げんそうろん
  • 《ショートショート 1066》『幻想論』夜のコーヒーショップ。会社員風の若い男が二人、カウンターの端っこで言葉少なにぼそぼそ話し込んでいた。一人は長身で、いかにも女性にもてそうなイケメン君だ。しかし、その端正な横顔には全く覇気がなかった。冷めてしまったコーヒーの黒い液面に自分の顔を写し込み、それを見下ろしながら何度も溜息をついている。「はあっ」もう一人の男は、会社の先輩なんだろう。やや小太りで、容貌は [続きを読む]
  • しゅうがくりょこうでうつりこむやつ
  •  いますよね。 なぜか修学旅行生の集団や集合写真に、関係ないのに写り込んでしまう人。 目立ちたくてそうしているわけではないと思うんですが、間が悪いっていうか、空気読めよっていうか。(タマスダレとジニア)「あのおばさん誰?」「知らない」「先生じゃないよね?」「違うでしょ。他のクラスの集合写真にも紛れ込んでたよ」「新たな売り込みかなあ」「売れるようなタイプじゃないと思うけど。百日咳みたいな名前だったし [続きを読む]
  • まじゅつしぞでぃあすりぶれうすのこととい しぞく2
  • シーズン2 第十一話 士族(2)私がレクトに与えた一週間の猶予の最終日。屋敷に思わぬ客が来た。しんしんと雪の降る中、馬に乗った数人の騎士が私を訪ねてきたのだ。先頭におった騎士が兜を外し、剣を足元に置いて門口に跪(ひざまず)いた。「それがし、北国(ほっこく)ガレリアの第七騎士団長オルム・オリクセンと申す者。突然の訪問をどうぞお赦しください」「おお、それは遠いところをわざわざ。お疲れでしょう。どうぞ、 [続きを読む]
  • まじゅつしぞでぃあすりぶれうすのこととい しぞく1
  • シーズン2 第十一話 士族(1)「うそつきいっ!」秋祭りからの帰り際、私がレクトに教えた友達を作れる二つの呪文。じゃが、レクトはそれを嘘と断じ、烈火の如く怒り狂った。そりゃそうじゃろうなあ。レクトにとってその二つの言葉は、絶対に口に出来ぬ禁句だったからな。屋敷に来てから今に至るまで、あいつの口から一度たりともありがとうの言葉が出たことはない。してもらうことが当たり前で、それになぜ礼を言わないとなら [続きを読む]
  • むらさきがしもつきをしはいする
  • 暦の隙間に影が落ちてひっそりと霜月が置かれるそして紫が霜月を支配する(タピアン)紫は不思議な色だ赤が印象に残れば炎になり青が印象に残れば冷気になる何もかもが熱病にうなされていた夏に騒乱の片隅で密かに冷えていた紫が何もかも冷え固まっていく今ほのかに灯る熱のように映る(デュランタ 宝塚)不安定に見える紫しかし紫は常に紫であり周囲に合わせて己を変えたわけではない秋と冬を隔てられない今紫が狭間に落ちた霜月 [続きを読む]
  • にてるけどちがい、ちがうけどにてる
  • (ブッドレア)(ランタナ) ブッドレアとランタナ。 花の印象はとてもよく似ています。 ランタナは半球状にまとまり、ブッドレアの方は房になる。 そういう外観の違いはありますが、花を構成している小花の造形がそっくりなんです。 ブッドレアは別名バタフライブッシュと呼ばれるくらい蝶に人気がありますが、ランタナもよく蝶を集めます。そのあたりもそっくりですね。 でも。 ブッドレアはゴマノハグサ科。 ランタナは [続きを読む]
  • へっぽこたんていなかむらみさおのてちょう しゅくだい あとがき
  • 第三部 第八話 宿題  あとがき第八話はいかがでしたか?第六話から本話までの三話は、たった一日の話なんです。本来なら全部つなげてどどっとお見せするのがいいんでしょうけど、主旨と展開が三話の間でそれぞれ異なるので、あえて時系列に沿って分けました。第六話で衝突の機会を作って二人の生(なま)を露出させた上で、第七話で自己評価の引き上げと目標設定を促し、第八話で自他に宿題を課しつつケアプランの実行に踏み切 [続きを読む]
  • へっぽこたんていなかむらみさおのてちょう しゅくだい 8
  • 第三部 第五話 アフターケア(8)「小林さんは、自我を他人と交差させる手段があまりに未発達。佐伯さんは、自我を従順というラベルでまるまる隠しちゃってる。二人に共通してるのは、想像力の欠如なんだよ」「想像力……かあ」「芸術的な想像力じゃない。自分を改良すれば、こんな未来がゲット出来るかも。そういう想像力が徹底的に足りないんだ」「ペシミストってこと?」「いや、ペシミスト以前だよ。思考放棄に近い」「うわ [続きを読む]
  • へっぽこたんていなかむらみさおのてちょう しゅくだい 7
  • 第三部 第八話 宿題(7)宿題ってのは、本来はやらされるもんじゃなく自力でやるもんだ。でも実際には、押し付けられて意味もわからず嫌々やることが多い。佐伯さんや小林さんの意識の中では、俺が出した宿題の真意がまだ十分に理解されていないだろう。それはしゃあないよ。二人の意識の中で、やらされる宿題から自ら設定してこなす宿題に変わるまで。俺の試行錯誤はまだまだ続くだろう。その間に、俺自身の宿題も片付けていか [続きを読む]
  • へっぽこたんていなかむらみさおのてちょう しゅくだい 6
  • 第三部 第八話 宿題(6)マンションから事務所に戻って、小林さんの携帯に電話をかける。「ああ、小林さん? 中村です。どうだった?」「……」しばらく沈黙が続いた。俺が小林さんに課した宿題は、佐伯さんと取っ組み合いして傷だらけあざだらけの状態で帰った時の、両親の反応を観察しろ、だ。これまで両親や弟のじゃぶじゃぶの気遣いでふやけ切っている小林さんは、両親がとんでもなく心配してくれると予想したんだろう。甘 [続きを読む]
  • へっぽこたんていなかむらみさおのてちょう しゅくだい 5
  • 第三部 第八話 宿題(5)保育園で静ちゃんをピックアップして、勝山さんの部屋に向かう。「勝山さーん。中村ですー」「はいはいはい」浮き浮きした明るい声が、インターホンから流れてきた。ばあちゃんは、佐伯さんの決断をものすごく喜んでいるんだろう。すぐに玄関ドアが開いて、喜色満面のばあちゃんがひょいと顔を出した。で。佐伯さんの顔を見て、瞬時に真っ青になった。「ちょ……もしかして」「田中の逆襲ですよ」「ひい [続きを読む]
  • へっぽこたんていなかむらみさおのてちょう しゅくだい 4
  • 第三部 第八話 宿題(4)原因は違うよ。小林さんのは、強すぎる自意識が原因。自分を守ろうとして、全ての人を自分から突き放してしまう。親兄弟さえも、だ。佐伯さんのは、頼れる人が誰もいない不安感からだろう。いつも自分のサポーターを近くに置いておきたいから、自分を下げて他者のアクションを受け入れますというポーズを見せる。二人とも、相手の人となりを見て自分のポジションを上げ下げするという努力が全然足りない [続きを読む]
  • へっぽこたんていなかむらみさおのてちょう しゅくだい 3
  • 第三部 第八話 宿題(3)「一丁上がり。どうでした?」車に戻ってすぐに、助手席で意気消沈していた佐伯さんに聞いてみる。「佐伯さんが辞めると切り出さなくても、ほとんどの人が自己保身に走った。あのどすけべ店長ですら、身を守るために自分の性欲を封印した」「……はい」「それが、人間というものの本性なんです。いいも悪いもない。自己犠牲なんか、絵に描いた餅。誰も彼も自分が一番かわいいんです。それなのに、なぜあ [続きを読む]