血液の鉄人 さん プロフィール

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血液の鉄人さん: 血液の鉄人の理解しやすく役立つ臨床検査の部屋
ハンドル名血液の鉄人 さん
ブログタイトル血液の鉄人の理解しやすく役立つ臨床検査の部屋
ブログURLhttp://voxsangman.blogspot.jp/
サイト紹介文各種臨床検査についての意義・検査原理・基準値・検査結果の解釈詳細に解説。
自由文長年血液に関する仕事に従事し、それによって蓄積された臨床検査の知識を元に、病院を受診した際に血液や尿を採取され、色々の検査を受けますが、これら検査についての意 義・検 査 原 理・基 準 値・検査結果の解釈・などをわかりやすく解説しています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供32回 / 365日(平均0.6回/週) - 参加 2013/05/07 22:11

血液の鉄人 さんのブログ記事

  • 人獣共通感染症−6.細菌性人獣共通感染症としてのサルモネラ症
  • サルモネラ感染症の原因菌はサルモネラ(サルモネラ・エンテリティディスなど)によって引き起こされます。サルモネラはおよそ2,000種類以上の血清型に細分されており、チフス性疾患をおこすチフス菌およびパラチフス菌も含まれるが、ここではヒトに胃腸炎、つまり食中毒の原因となるサルモネラについて解説いたします。サルモネラ菌は自然界のあらゆるところに生息し、家畜、ペット、鳥類、爬虫類、両生類が保菌し食中毒ならびに [続きを読む]
  • 人獣共通感染症−1.分類−
  • 人獣共通感染症(ズーノーシス:zoonosis)とは、ヒトとそれ以外の脊椎動物の両方に感染または寄生する病原体により生じる感染症のことを言います。人獣共通感染症は、以下のように分類されます。1.単純型(ダイレクトズーノーシス:Direct zoonosis)同種の脊椎動物間で感染し、感染動物から直接あるいは媒介動物を介して機械的に感染するタイプです。1)動物からヒトへと伝播する(Zooanthroponoses)2)ヒトから動物へと伝播する(Anthr [続きを読む]
  • 血液凝固機能検査ー4.FDP ー
  • FDP(Fibrinogen Degradation Products)とは、線溶によってフィブリノーゲンやフィブリンが分解されてできる分解産物で、線溶系検査として実施されています。【検査の目的】1.播種性血管内凝固症候群(Disseminated Intravascular Coagulation:DIC)や血栓症を疑うときやその経過観察や治療観察として※以後播種性血管内凝固症候群はDICと呼びます※2.線溶や凝固の亢進状態を疑う時【検査法】ラテックス凝集法【基準値】5.0μg/dl [続きを読む]
  • 出血時間検査は必要か??!!
  • 出血時間については当ブログ(『出血時間』)でも紹介していますが、今回は"出血時間検査は必要か??!!"について解説してみたいと思います。出血時間は一次止血を反映する検査として知られており、出血性素因のスクリーニング検査として手術前検査などで実施される事が多のが実情です。しかし以前から検査手技に関わる問題点が指摘されており、感度や再現性が低いとされているのも事実です。また出血時間の結果と術中・術後の出血量と [続きを読む]
  • 血液凝固機能検査ー3.D-ダイマー ー
  • D-ダイマー (D-dimer) はフィブリンがプラスミンによって分解される際の生成物で、 血液検査において血栓症の判定に用いられます。【検査の目的】主に深部静脈血栓症(deep veinthrombosis:DVT)と肺血栓塞栓症(pulmonarythromboembolism:PE)というふたつの関連しあう血栓症が疑われる患者の評価において臨床的有用性があります。※深部静脈血栓症と肺血栓塞栓症はほとんどセットの病気ですので、深部静脈血栓症を発症したら、ほ [続きを読む]
  • キアゲン HPV Test
  • キアゲン HPV Test は、日本で初めて厚生労働省に承認された体外診断用医薬品です。【検査の目的】この検査は、子宮頸部の高度病変やがんを引き起こす可能性の高く臨床的にもっとも重要な13種類の高リスク型HPVグループに感染しているかどうかを判定します。この検査はハイブリッドキャプチャー (HC2) 法と呼ばれる方法により“HPV DNA「キアゲン」HC II” により、子宮頸がんを引き起こす13種類の高リスク型HPV(16、18、31、33、3 [続きを読む]
  • 血液凝固機能検査ー2.活性化部分トロンボプラスチン時間 (APTT)ー.
  • 活性化部分トロンボプラスチン時間は、APTT(activated partial thromboplastin time)とも略されます。先に紹介したプロトロンビン時間PTは、外因系の凝固異常を調べるのに対し、この活性化部分トロンボプラスチン時間APTTは、内因系の凝固異常を調べる検査です。トロンボプラスチンは、血小板や白血球に含まれる物質で、血液を凝固させる働きを持っています。【検査の目的】血液が凝固するまでの時間を計る検査で、血友病のスクリ [続きを読む]
  • 血液凝固機能検査ー1.プロトロンビン時間ー
  • プロトロンビン時間(PT:Prothrombin Time)とは、血液中の止血作用を担う凝固因子の働きを調べる検査です。プロトロンビン時間は、凝固外因系共通の検査で凝固第Ⅰ・Ⅱ・Ⅴ・Ⅶ・Ⅹ因子の総合的活性を反映しています。【検査の目的】血液凝因子は12あります。血管内で働くものを内因系と呼び、血管外で働くものを外因系と呼びますが、プロトロンビン時間は外因系の凝固因子の異常を見つけるために行なわれる検査です。外因系の凝 [続きを読む]
  • 性行為感染症についてー5.口腔咽頭梅毒−
  • 【口腔咽頭梅毒の症状とは】梅毒トレポネーマに感染後、およそ3週間後に接触部位の口唇・舌・扁桃に1〜2cm大の表面が平滑で暗褐色の大豆大の結節が出来る。これを初期硬結と言い、初期硬結は数日経過すると周辺が隆起し表面に潰瘍のある硬い硬結すなわち硬性下疳となり、ほぼ1週間後にこの潰瘍は消えてしまいます。※初期硬結は殆どの場合痛みも痒みもありません※【口腔咽頭梅毒は見逃されている】口腔咽頭梅毒の口腔咽頭病変 [続きを読む]
  • 性行為感染症についてー4.先天性梅毒−
  • 先天性梅毒の増加が懸念されています。先天性梅毒とは、妊娠中、または出産時に梅毒トレポネーマに感染する事を言います。梅毒トレポネーマに感染し妊娠中に治療を受け、完治した妊婦から生まれてくる新生児では、母親の持つTP抗体が胎盤を通過して胎児に移行します。その為梅毒トレポネーマに感染していなくても先天性梅毒に匹敵するほとせの高いTP抗体が認められます。妊婦に活動性の梅毒があって、梅毒トレポネーマが胎盤を通過 [続きを読む]
  • 性行為感染症についてー3.梅毒性ぶどう膜炎−
  • 梅毒性ぶどう膜炎は、梅毒トレポネーマに感染した結果、眼に引き起こされる病気で、第1期では,眼瞼下疳・結膜下疳、第2期では視神経炎・虹彩毛様体炎を引き起こしその結果急激な視力低下が起こります。第3期では瞳孔異常・視神経炎・網脈絡膜炎を引き起こし、視力低下が起こります。第4期には視神経萎縮を合併します。梅毒トレポネーマ感染による眼疾患はここ30数年来、2〜3例しか発生していませんでしたが、ここ数年来増加 [続きを読む]
  • 性行為感染症についてー1.硬性下疳と軟性下疳の違いー
  • 【軟性下疳とは】軟性下疳菌(ヘモフィルス・デュクレイ)の感染により、性器部に出来物を形成する性行為感染症のひとつです。現在日本においては感染者は非常に少なく、東南アジアやアフリカに多い性行為感染症です。最近では両羽先の東南アジアや南アフリカで感染し、帰国後に感染が判明するというケースが稀に見られます。海外旅行で羽目をはずし、感染しこれを日本国内に持ち込む可能性は十分あり、このことから国内流行が懸念 [続きを読む]
  • トロポニンT検査
  • 【トロポニンとは何】トロポニンは筋肉を構成する蛋白質のひとつで、"トロポニンT"、"トロポニンI"、"トロポニンC"で複合体を形成しています。そしてミオシン等とともに心筋や骨格筋の収縮調節を担っています。【トロポニンTとは】心筋トロポニンTは、心筋特異性が高く、心筋の壊死を伴う心筋障害を反映するマーカーです。【トロポニンT検査とは】心筋(筋原繊維)の真の損傷を推測できることから、急性心筋梗塞の診断に活用 [続きを読む]
  • 結核−7.検査その5-核酸増幅検査(PCR検査)-
  • PCR検査は、DNA合成酵素を用いた核酸増幅法のひとつで感染している菌が結核菌か非結核性抗酸菌かの確定診断が出来る検査法です。【検査方法】結核菌に特徴的な特定の結核菌遺伝子(16SリボゾームDNA)を増幅します。温度の上げ下げを繰り返すことにより1分子のDNAを100万倍に増幅します。核酸増幅により直接検体から結核菌の遺伝子を増幅させて検出を行います。検査工程は、1.検体から核酸を抽出する。2.抽出した核酸を材料とし [続きを読む]