岡川敦也 さん プロフィール

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岡川敦也さん: 司法書士岡川敦也の雑記帳
ハンドル名岡川敦也 さん
ブログタイトル司法書士岡川敦也の雑記帳
ブログURLhttp://okagawa-office.blogspot.jp/
サイト紹介文身近な法律問題や時事問題など、知って得する情報や別にそうでもない情報を織り交ぜてお届けします。
自由文大阪で司法書士をやっている岡川です。
法律は、「得をする」ために学ぶものではなく、「損をしない」ために学ぶもの。最低限、「損をしない」ための知識を、わかり易く、かつ正確にお伝えできればいいなと思います。

あとは、犬が好きですね。犬かわいいですよね。大型犬がいいですね。なんならキツネとかオオカミでもいいです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供19回 / 365日(平均0.4回/週) - 参加 2013/05/10 09:10

岡川敦也 さんのブログ記事

  • 【告知】知って安心!遺言と成年後見制度(茨木市)
  • 司法書士の岡川です。毎年恒例の、一般市民向け成年後見セミナー・無料相談会(共催:大阪司法書士会、リーガルサポート大阪支部)が今年も行われます。北摂ブロック(高槻、茨木、吹田、摂津、島本)では、今年度は茨木市で2回開催します。まずは、第1回目の告知です。司法書士による法律講座・無料相談会「知って安心!遺言と成年後見制度」日時:平成30年12月2日(日)場所:茨木市市民総合センター(クリエイトセンター)申込 [続きを読む]
  • 債権法改正について(26)(保証4)
  • 司法書士の岡川です。債権法改正で、全体的に保証人の保護が強化されています。その流れで、「事業に係る債務についての保証契約の特則」として、主債務者が事業者である場合の新たなルールがいくつか追加されています。これは、今回の改正における大きな改正点のひとつです。第465条の6 事業のために負担した貸金等債務を主たる債務とする保証契約又は主たる債務の範囲に事業のために負担する貸金等債務が含まれる根保証契約は、 [続きを読む]
  • 債権法改正について(25)(保証3)
  • 司法書士の岡川です。今日は、大幅な改正があった根保証契約の話です。通常の「保証」というのは、ざっくりいうと「特定の債務について保証人が肩代わりする」という制度です。これに対して、「根保証」というのは、「ある一定の範囲の債務について保証人が肩代わりする」という制度です。継続的に債務の発生と消滅が繰り返されるような関係(例えば、継続的に融資と返済を繰り返している銀行と会社)にあるとき、個々の債務が発生 [続きを読む]
  • 債権法改正について(24)(保証2)
  • 司法書士の岡川です。ブログ更新頻度が月1回程度に落ち込んできました。 なかなか調べものしている時間がないというか、調べものはしてるんだけど調べるべきことが多いというかなんというか…。今日も保証の話ですが、保証人から主たる債務者への求償権についての改正点です。保証人が債務を弁済した場合を考えてみます。債権者との関係でいえば保証契約に基づいて履行しただけの話なので、それはそれでいいとして、主たる債務者と [続きを読む]
  • 債権法改正について(23)(保証1)
  • 司法書士の岡川です。保証に関する規定は、今回の債権法改正で大きく変更された点のひとつです。まずは、現行法上の一般的な理解や判例を明文化したのが、448条2項(「主たる債務の目的又は態様が保証契約の締結後に加重されたときであっても、保証人の負担は加重されない」)とか457条2項(「保証人は、主たる債務者の債権による相殺をもって債権者に対抗することができる」)の改正ですね。457条3項に新設された、第457条3項 主 [続きを読む]
  • 債権法改正について(22)(不可分債権と連帯債権)
  • 司法書士の岡川です。債権者複数の場合、現行法では分割債権と不可分債権に分類されていますが、さらに「連帯債権」という類型が新設されました。連帯債権とは、複数の債権者がいる場合に、各債権者がそれぞれ独立して全部を請求できるが、一部の債権者が受領すれば債権者全員について債権が消滅するという性質のものです。現行法上、「連帯債権」という用語は存在しませんが、今でも概念的にはそういうものもあると考えらます。例 [続きを読む]
  • 債権法改正について(21)(不可分債務と連帯債務2)
  • 司法書士の岡川です。連帯債務と不可分債務の区分が整理され、連帯債務の絶対効が減らされた、という話が終わりました。では不可分債務はどうか?不可分債務については、改正法では、ほぼ全て連帯債務の規定が準用されます(改正430条)。唯一準用されずに異なるのが、混同の絶対効の規定(現行438条、改正440条)で、不可分債務では相対効となります。逆に、連帯債務で絶対効が認められる更改と相殺については、不可分債務でも絶 [続きを読む]
  • 債権法改正について(20)(不可分債務と連帯債務1)
  • 司法書士の岡川です。やっと詐害行為取消権の話が終わったところですが、次は多数当事者間の債権債務関係に関する、これまたややこしい話です。今日から何回かに分けて取り上げるのは、不可分債権・不可分債務・連帯債権・連帯債務、この辺です。・・・ん?連帯債権?まあ、それはひとまず置いといて。この分野は、現行法の理解だけでも難しいのに、改正法がどう変わったか理解するのはもっとややこしいですので気合入れましょう。 [続きを読む]
  • 債権法改正について(19)(詐害行為取消権4)
  • 司法書士の岡川です。債権法改正、今日のテーマは詐害行為取消権。詐害行為取消権の話も皆さんそろそろ飽きてきた頃じゃないですか?私は飽きました。でも、もう終わりです。あと一息!詐害行為取消権が行使された場合の効果についても条文上細かく規定されるようになりました。第425条 詐害行為取消請求を認容する確定判決は、債務者及びその全ての債権者に対してもその効力を有する。現行法では、「前条の規定による取消しは、 [続きを読む]
  • 債権法改正について(18)(詐害行為取消権3)
  • 司法書士の岡川です。今日もまた詐害行為取消権の話です。今日取り上げる条文は、詐害行為取消権の行使の方法等を定めたものですが、これらすべて今回の債権法改正で新設されたものです。詐害行為取消権の大量の条文の新設は、債権者取消権の理論的な対立を、全て立法的に解決したような感じですね。制度趣旨や法的性質をどう理解するか、を考えるまでもなく、実務的には結論が全部条文に書かれてしまっています。第424条の6 債権 [続きを読む]
  • 債権法改正について(17)(詐害行為取消権2)
  • 司法書士の岡川です。今日は詐害行為取消権の続きで、詐害行為取消権が成立する要件の特則を規定した424条の2〜4をみていきます。いずれも、今回の改正で新設された条文です。これらの条文の追加には背景事情として破産法の存在があります。破産法とは、文字通り破産手続について定めた法律であり、平成16年に制定(同時に、旧破産法は廃止)されました。その中に詐害行為取消権と似た「否認権」という制度があります。否認権は、 [続きを読む]
  • 債権法改正について(16)(詐害行為取消権1)
  • 司法書士の岡川です。少し間が空いてしまいました。少しだけね、少ーしだけ。でも書き溜めてるので、しばらく続けて投稿できると思います。忘れなければ。さて、ここから、どんどん一般の人に馴染みの薄い領域に突入していきます。今日のテーマは詐害行為取消権。なんか字面だけ見るとかっこいい。詐害行為というのは、他人を害する行為のことです。「詐害」という日本語は「偽って」という意味を含んでおりますが、法律用語として [続きを読む]
  • 債権法改正について(15)(債権者代位権)
  • 司法書士の岡川です。今日は債権者代位権の話です。だいぶ条文数が増えておりますので、気合入れましょう。前回までの債務不履行とかは比較的わかりやすい制度(約束破ったときの損害賠償のルール)なのですが、債権者代位とかなると、改正どうこうの以前にそもそもどういう制度なのか理解するとこから始めないといけません。そもそも債権者代位権とは代位というのは、他人に代わって権利を行使することをいいます。「代理」と違っ [続きを読む]
  • 債権法改正について(14)(受領遅滞)
  • 司法書士の岡川です。履行遅滞の話は一通り終わったので、今日は受領遅滞、すなわち、債務者が債務を履行してるのに債権者がこれの受領を遅滞する場合です。うっかり遅れた場合だけでなく、明確に拒否したような場合も含まれます。「履行遅滞」で責任を負うというのはわかるけど、「受領遅滞」ってのは何が問題なのか、なかなかピンと来ないかもしれませんが、世の中、色んな事情があるのです。典型的には、取りに来いと言ってる( [続きを読む]
  • 債権法改正について(13)(債務不履行に基づく解除)
  • 司法書士の岡川です。さて今年も債権法改正について。少し条文は飛びますが、前回までの債務不履行の話に関連して債務不履行に基づく契約解除についても改正されていますので、今回は解除について取り上げます。まず、541条の改正は、軽微な債務不履行は解除できないという趣旨の但し書きが追加されましたが、これ自体は確立した判例が明文化されたものです。また、表題が「履行遅滞等による解除権」から「催告による解除」に変わ [続きを読む]
  • 【平成30年】謹賀新年
  • 司法書士の岡川です。皆様、あけましておめでとうございます。もはや完全に時機に後れた賀詞の投稿であります。今年最初の投稿からして遅滞気味であることから、今年の更新頻度も推して知るべしといったところですが、ま、のんびりコツコツと投稿を続けていきますので、暇なときにでも更新状況チェックして頂けると幸いです。昨年は軽い気持ちで債権法改正ネタに足を突っ込んだところ、細かく見ていくと思った以上に改正点が多く、 [続きを読む]
  • 債権法改正について(12)(債務不履行に基づく損害賠償請求)
  • 司法書士の岡川です。条文の順番的には、次は受領遅滞の話なのですが、これはひとまず飛ばして、債務不履行があった場合にどうなるか、というポイントの改正について取り上げます。まずは、裁判所を通じて履行の強制(強制執行)ができるという内容の条文が414条にあるのですが、ここは基本的に表現が改められただけです。具体的な強制執行の方法は、民事執行法に書かれていますので、民法には書かないことになったわけです。次に [続きを読む]
  • 債権法改正について(11)(履行不能)
  • 司法書士の岡川です。今日は、債務不履行の2つめの類型である「履行不能」について。前提知識をざっくり説明すると、「できない」というのを「不能」といいます。つまり、「債務を履行できない」ってことですね。実は、「履行不能」の場合に債務がどうなるかという点についてのルールは、現行民法では明記されておりません。それが条文に明記されるようになります。第412条の2 債務の履行が契約その他の債務の発生原因及び取引上 [続きを読む]
  • 債権法改正について(10)(履行遅滞)
  • 司法書士の岡川です。さてさて、本格的な債権法改正の論点に入ってきました。今日から何回かは、債務不履行に関するルールの変更です。その前に債務不履行については、過去の記事で復習しておきましょう(→「債務不履行の話」)。まず、「履行遅滞」(債務の履行が遅れたこと。債務不履行の一種)になるのがいつの時点か?という点が、微妙に変更になります。仮に確定期限(例えば「平成29年12月20日に支払う」という場合)、12月 [続きを読む]
  • 債権法改正について(9)(不能による選択債権の特定)
  • 司法書士の岡川です。今日取り上げるのは、「不能による選択債権の特定」に関する規律の改正。特にこれだけ1回使って取り上げるほど重要な改正でもないんですが、他の改正とあまり関連性がないので、仕方なく。とりあえず改正法を見てみましょう。第410条 債権の目的である給付の中に不能のものがある場合において、その不能が選択権を有する者の過失によるものであるときは、債権は、その残存するものについて存在する。前提とし [続きを読む]
  • 債権法改正について(8)(法定利率)
  • 司法書士の岡川です。債権法改正の話で、8回目にしてようやく債権法にたどり着きました。今日は法定利率のお話。世の中には「利息」というものがあります。利子ともいいます。例えばお金を貸して一定期間経ってから返してもらう場合、元々の金額(元金とか元本とかいう)に何%か「おまけ」がついてくるあれです。で、この利息の額を決める際の、元本に対する割合のことを「利率」といいます。実は、利息というのは、お金を貸せば [続きを読む]
  • 債権法改正について(7)(消滅時効)
  • 司法書士の岡川です。改正法で時効に関する規定は大幅に変更されます。前回紹介した「完成猶予」という概念もそうですが、消滅時効に関する規定も大幅に変わります。改正の方向性としては、細かく分かれていた時効期間の規定がバッサリ削除されて一本化され、かなりシンプルな規律となります。これで、短期消滅時効の存在を忘れて慌てる心配がなくなりますね。まずは、一般的な原則が次のようにまとめられました。第166条 債権は [続きを読む]
  • 債権法改正について(6)(時効の完成猶予2)
  • 司法書士の岡川です。前回に引き続き、時効の完成猶予に関する改正点のご紹介。1.催告による時効の完成猶予現行法でもちょっと特殊な「催告」での時効中断については、改正法の条文は次のとおり。第150条 催告があったときは、その時から6箇月を経過するまでの間は、時効は、完成しない。2 催告によって時効の完成が猶予されている間にされた再度の催告は、前項の規定による時効の完成猶予の効力を有しない。規定ぶりは変わりま [続きを読む]
  • 債権法改正について(5)(時効の完成猶予1)
  • 司法書士の岡川です。債権法改正について5回目。取消とか追認とかの規定にも改正はあるのですが、細かい話になるのでスルーして、今日は時効の話。時効に関しては、そこそこ大改正がされていますので、覚悟してください。まずは、「時効の完成猶予」の話から。いきなり新しい概念が出てきましたね。現行民法では、時効の完成するまでの期間が進行しなくなる制度として、時効の「中断」と「停止」がありました。時効の中断というの [続きを読む]