蘆山人 さん プロフィール

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蘆山人さん: ちょっと山ぼけ
ハンドル名蘆山人 さん
ブログタイトルちょっと山ぼけ
ブログURLhttps://ameblo.jp/ashiyamabito/
サイト紹介文気ままな山歩きの写真とつぶやき。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供351回 / 365日(平均6.7回/週) - 参加 2013/05/21 22:02

蘆山人 さんのブログ記事

  • 石に刻む
  • 10月19日  六甲 / 穂高湖から摩耶山を経て天上寺跡へ  雨                もうすぐ摩耶山、と何とも簡潔な道標だが、裏には「すぐありま」と彫られている。有馬まで二里半はある。昔はそのくらい “すぐ” だったのか、それとも有馬までは “まっすぐ” 行けばよい、ということか‥‥。それにしても石に刻まれた文字情報は日持ちがいい。摩耶山を下って火災で焼失した天上寺跡に立ち寄ったが、石の構造物 [続きを読む]
  • 秋雨に集う
  • 10月15日  六甲 / 再度山  修法ケ原  雨                朝一番に池の近くの駐車場に駐車し、傘を片手に周辺の山を歩いた。六甲も秋の装いに取りかかっていた。お昼は池の周りにいくつかある屋根付きの休憩所で食べようと思っていた。ところが戻ってみるとどこも満員で割り込む余地もない。この雨の中、この人出は何事か。もちろん、みな中高年の方々である。‥‥ひとのことは言えないけど‥‥。.. [続きを読む]
  • 靄の中を下る
  • 10月12日  台高山系 / 明神平から大又へ下る  曇                明神平は、遠く紀ノ川となって紀伊水道へ流れ下る広大な水系の、最初の一滴を生み出す場所のひとつでもある。登りは尾根を辿ったが、下りはその流れに絡む登山道を利用した。雨を待つ森は暗く閉ざされ、谷間のためさらに暗く、足元さえ覚束ない。流れを跨ぐところで木立が途切れても、空は薄明かりが灯るような鈍い光しか放っていなかった [続きを読む]
  • 明神平今昔
  • 10月12日  台高山系 / 笹ケ峰から明神平へ戻る  曇                笹ケ峰の異空間を抜けだして、また明神平まで戻ってきた。ここは昭和の一時期、リフトや宿泊施設も備えたスキー場だった。スキーをするには麓から標高差五百メートル余を歩いて登らねばならない。それでもスキー客で賑わったという時代がいじらしい。今草原は秋色に染まり、静かに雪に閉ざされる季節を待っている。 [続きを読む]
  • 笹ケ峰の森
  • 10月12日  台高山系 / 明神平から笹ケ峰へ  曇                明神平から南へ稜線を辿ると、やがてまたなだらかな勾配のピークに差しかかる。草原を連想させる名前とは裏腹に、ここは巨木の集会所のような森である。ブナに混じってカエデ(大板屋名月、写真下)の古木が多い。今日はこの森でゆっくり過ごす。樹々の交わす無言の会話は悠久の時を跨ぎ、こちらまでスケールの異なる時空に入り込んでゆくよ [続きを読む]
  • 薄靄の丘
  • 10月12日  台高山系 / 明神平  晴後曇                稜線を東へ進むと、なだらかな丘陵に出る。その頃にはもう太陽は靄の向こうに隠れていた。辺りはパステルの中間色だけ択んで描いたように柔らかく、遠くは霞んで追憶の一隅をくすぐる淡い光と化していた。. [続きを読む]
  • 秋色の朝へ
  • 10月12日  台高山系 / タイコウドウ谷東尾根から明神平へ  晴後曇                天気予報によると近畿北部は雨模様、南部は朝のうち青空も覗く。しばらくご無沙汰もしていたので、躊躇なく南へ向かった。よく手入れされた杉林(吉野杉!)の中を登り、標高千三百メートル余の稜線に出る。色づき始めた森一杯に朝日が満ちていた。. [続きを読む]
  • ひとときの陽ざし
  • 10月9日  六甲 / 大池地獄谷  晴後曇                またとない好天となった連休だったが、所用で山にはいれなかった。残された一日、朝のうちは引き続き晴れわたったが、陽が高くなるにつれ雲が多くなり、谷間は薄暗くなってしまった。緑豊かな谷沿いの小径にとびきりの陽射しが溢れた、幸せな朝の記憶を三葉。. [続きを読む]
  • 熊川宿の水路
  • 10月5日  若狭 / 熊川宿                  若狭の山へ行く折はかつての「若狭街道」を車で飛ばしてゆく。帰途、その宿場のひとつであった熊川宿の中を歩いてみた。町屋の“伝統的建造物群”は、何とか生きながらえている、という感がした。その前の水路をじゃじゃ馬のように疾走する流れとの対比が印象的だった。. [続きを読む]
  • 陽光に送られる
  • 10月5日  若狭 / 耳川水系能登又谷  イヤ谷西尾根を下る  曇後晴                そろそろ下山も終了、という頃になって燦々と陽が注ぎだした。ちょっと出番が遅かろう、と青空相手にぼやいてみても始まらない。今日遡行した谷の入口まで戻ってくると、流れも踊るように煌めいて朝より元気がいい。是非もう一度、と誘われたが、さすがに拝辞するしかなかった。. [続きを読む]
  • 炭焼きの尾根
  • 10月5日  若狭 / 耳川水系能登又谷  イヤ谷西尾根を下る  曇後晴                この日下りに選んだ尾根も、ブナの緑鮮やかな尾根だった。予想していなかったことにつづら折れの踏み跡があり、所々に炭焼の窯跡があった。往時の山の民の後ろ姿を追って下ってゆくと、化け物のようなブナの古木に出くわした。見上げる枝葉は瑞々しかったが、堂々たる幹の一部は朽ち始めていた。その佇まいはこの山で生き [続きを読む]
  • 獣道を詰める
  • 10月5日  若狭 / 耳川水系能登又谷  イヤ谷から大御影山へ  曇                稜線が近づき、谷筋が平凡になったところで近くの尾根に取り付いた。とたんにブナの美林が広がり、足もとは一面のイワウチワ。その群落の緑を押し分けるようにして細い道筋が付いている。通行者は鹿が主なようで、真新しい爪跡も残っていた。おかげでイワウチワを踏み荒らすこともなく、山頂へ最後の詰めにかかった。 [続きを読む]
  • 前座付きの栃
  • 10月5日  若狭 / 耳川水系能登又谷  イヤ谷  曇                その栃は正面から見ると一本の巨樹のように見えたが(写真上)、横に回り込むと何本もの幹が連なっているのだった(写真中)。一番上の幹がひときわ太く(写真下)、下に子分を従えているようにも見える。少し離れて振り返ってみると主従関係は明らかだった(写真最下)。.. [続きを読む]
  • 又又能登又
  • 10月5日  若狭 / 耳川水系能登又谷  イヤ谷  曇                前回、出合の弾けるような流れを見て、今度はこの谷を辿ろうと決めていた。滝のかかる箇所は少なく流れ自体は平凡だったが、栃や沢胡桃の古木が次々に現れては悠揚と応対してくれた。扇のように支流を分ける能登又谷の森は、どの谷に踏み入っても無窮の時が流れている。.. [続きを読む]
  • 残された時空
  • 10月1日  摂津 / 丹生山田 上谷上  天満神社  曇                「農村歌舞伎」はこの辺り、今の神戸市北区で、全国的にも特に盛んであったらしい(※)。山田地区には九つもの舞台が現存していて、今も定期的にイベントが開催されていると言う(※)。江戸時代に建てられた茅葺きの舞台が現役とは、ちょっとしたお伽話のようで楽しい。社殿と舞台の周りでは幾本もの巨樹が天を突いている。この一画だ [続きを読む]
  • 破線の道
  • 10月1日  六甲 / 山田道を逸れて  晴後曇                最近の六甲山は、遭難を防ぐためか、枝道を立入禁止にしてしまうことが多い。以前のガイド地図では破線になっていた道が、最新の地図では消えてしまっている。今日はそんな道のいくつかを辿ってみた。立派な石に文字の刻まれた道標が残っている一方、踏み跡があやふやなところも多い。蜘蛛の巣を払うのに使っていたストックの先が、糸巻の糸のよう [続きを読む]
  • 孤独な三角点
  • 10月1日  六甲 / 山田道から丸山  晴                朝日に照らされる東斜面の緑に誘われた。踏み跡はないがどこでも登れそうだったし、地図を確かめると山頂には三角点がある。つい道を外れ、標高四百十メートルの小さな山に取り付いた。山頂の木の枝にテープが一本下がっており、その真下に三角点があった。あとは地面に木洩れ陽を映すだけのひっそりしたピークだった。 [続きを読む]
  • 鈍色の空と山
  • 9月28日  六甲 / ケーブル山上駅から油コブシ道を下る  曇時々雨                昨夜からの雨の名残りが時々頬を打った。黒く重そうな雲が、強風に促されてけだるそうに移動してゆく。身を晒し続けると芯までこごえそうな冷たい風である。せかされるように山道に入ると辺りは薄暗く、木々も葉も鈍色にくすんでつれなかった。 [続きを読む]
  • 夕陽とともに
  • 9月24日  両白山地 / 笈ケ岳から雄谷へ下る  晴                タフな釣り人を後に残し、山襞に沿って蛇行する山腹道を出発点に戻った。夕陽は正面から目をくらまし、横から肌を染め、ときに尾根の陰になったりしたが、やがて山の向こうに姿を消した。目一杯山に親しんだ二日間だった。 [続きを読む]
  • タフな人たち
  • 9月23日  両白山地 / 笈ケ岳から雄谷へ下る  晴                往路で後続していた二人連れ(※)とは、初日の幕営地で一緒になった。釣りをしながら来たと言う。二日目も釣りをした後笈ケ岳山頂まで登り、下りで我々を追い越し、また途中で釣り糸を垂れていた。69歳と73歳のタフガイであった。. [続きを読む]
  • 巨樹の森を抜けて
  • 9月24日  両白山地 / 笈ケ岳から清水谷へ下る  晴                同じ森でも、天候によって随分雰囲気が違う。去年、この森は靄に包まれ、幽玄荘厳な空気に息を飲んだ。今回は打って変わって陽光に溢れ、緑が眩しい。オォォ、とか、ワァァ、とか、さかんに感嘆符を並べては別れを惜しんだ。..  ◆ 関連記事 ◆ [続きを読む]
  • 祈りの頂きに立つ
  • 9月24日  両白山地 / 笈ケ岳  晴                西尾根の笹と格闘した末(写真上)、遠望欲しいままの山頂に立った。正面に白山(写真中)、遠く乗鞍岳(写真下)など飽かず眺めていると、相方が草を刈り始めた。刈った後には小さな祠が現れた。そう言えば、この山は白山信仰に関わる聖地のひとつだったとされる。いにしえの修験者たちは、ここから白山に向かって一心に祈りを捧げたに違いない。ふと、相 [続きを読む]
  • 岩峰を巻いて
  • 9月24日  両白山地 / 清水谷から笈ケ岳へ  晴                初日の午後は原生林に抱かれてゆっくり過ごした。二日目、夜明け前に出発して山頂に向かう。途中に現れる岩峰は去年ルートを失って苦労した場所である。今回は抜かりなく巻き上った。後は山頂まで笹薮との格闘である。. [続きを読む]
  • 清水谷原生林
  • 9月23日  両白山地 / 尾添川水系雄谷から清水谷へ  曇                清水谷(しょうずだに)と呼ばれる支流に入ると、険しい峡谷から一転して鬱蒼とした原生林が広がる。例えば近江の山なら一帯の森に君臨するくらいの巨樹が、この森では林立し、互いに身を擦り合うようにして濃密な霊気を醸し出している。. [続きを読む]
  • 雄谷を行く
  • 9月23日  両白山地 / 尾添川水系雄谷から清水谷へ  曇                無雪期の笈ケ岳に近づくには、まず険悪な谷沿いの斜面を辿らねばならない。細々と踏み跡があり、補助ロープが付いている所もあるが、それにしてもタフな行程である。振り返ると、酔狂なパーティがもうひと組、後続していた。この二人とは道中何度か挨拶することになる。. [続きを読む]