日向亮司 さん プロフィール

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日向亮司さん: ひこばえ
ハンドル名日向亮司 さん
ブログタイトルひこばえ
ブログURLhttp://hikobae0869.blog.fc2.com/
サイト紹介文俳句は自分史です。自作の俳句に写真とエッセイを添えて綴ります。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供162回 / 365日(平均3.1回/週) - 参加 2013/05/30 20:28

日向亮司 さんのブログ記事

  • 雪女
  • 後ろより声すれば雪女なり他のメンバーが強羅駅に4時に到着しホテルの送迎バスに乗るというので、直接向かう私としては4時半には到着しておきたいところである。車は順調に進み、3時半には着きそうである。いつもならポーラ美術館に寄るところだが、事前の調べで私の趣味ではない企画が展示されていたので別の美術館に行くことにした。「箱根美術館」である。強羅なのでホテルも近い。3時40分に到着し、駐車場の係の人に聞くと4時 [続きを読む]
  • 革ジャンパー
  • 往年のロック奏でし革ジヤンパー今年も昨年同様、鋼製家具懇話会の忘年会が箱根で開かれて車で出掛けてきた。朝、出掛けに妻に聞いた。私「去年はマイケル・ジャクソンの曲を聴きながら東名を走ったんだよなぁ。ノリノリで最高だったよ。あれ以来マイケルを聴いていないけど、何かCD持ってない?」妻「あるよ。THIS IS ITでいい?でも、マイケルよりクイーンの方がいいと思うよ。今、話題だから」私「クイーンって、あのクイーン? [続きを読む]
  • 魴鮄
  • 生きてゐてこその魴鮄美しき船宿では味噌仕立てのごった煮を大きな鍋で用意しておいてくれた。冷えた身体には温かいものが何よりの御馳走である。手を洗い、顔を洗い、眼鏡を洗ってから美味しく頂いた。車に乗り込むと何となく魚の臭いが残っているようで気持ちが悪い。衣服に付いた潮の臭いがそう思わせるのかも知れない。娘「まだ少し酔っているような気がする」私「どうも臭いが気持ち悪いなぁ」娘「長時間揺れていたからすぐに [続きを読む]
  • 毛布
  • 船酔ひに掛けし毛布のいと古しカズ君がトイレに行くというので娘も付いて行ったが、そこで見たのはキャビンで寝ている5人の姿だった。娘「みんなダウンしてた」私「あのミニスカートと薄着じゃ、寒くて釣りどころじゃないだろうからなぁ」娘「酔っちゃったんだろうね」私「あまり近くばかり見ていると、こっちも酔っちゃうから気を付けないとね。遠く水平線の方を見るようにしよう」娘「私もさっきグッと来ちゃったわよ。よくカズ [続きを読む]
  • 冬空
  • 冬空へひよいとトラギスよく釣れる船は八景島の横を抜けて千葉の富津沖へと向かった。波は穏やかだが、物凄いスピードで走るのでどこかに掴まっていないと飛ばされそうである。座っているだけでも力が入る。時折襲ってくる波しぶきに背を向けて足を踏ん張ったりしながら景色を眺めていた。「スゲェ〜、船がジャンプしてる。波が追い掛けて来る〜。速ェ〜」乗り物好きのカズ君が疾走する船に乗ったのだから大興奮である。しかし初め [続きを読む]
  • 冬の海
  • 火を焚いてその真向かひに冬の海11月18日(日)、朝はドタバタである。娘とカズ君は6時に起きてきた。天気予報を確認すると<曇り、波の高さ0.5メートル>と変わっていた。「晴れから曇りに変わっている。海上は寒いかも知れない。波はほとんどないので大丈夫だけど厚着はしていこう」あれこれとやっているうちに時間が過ぎていき、家を出たのが6時40分になっていた。車を走らせて5分ほどしたところで道具の話になった。私「あれっ [続きを読む]
  • 手袋
  • その小さき手に手袋を忘れずに11月17日(土)朝、会社に向かう車の中から釣り道具を載せて走っている自転車の男性を見かけた。「釣りかぁ」久しくやっていないことを思い出した。夢中になって釣りに出掛けていた頃から30年近く経っている。ソ連崩壊のニュースを聞いたのも釣りに向かう車の中のラジオだった。1991年12月の出来事である。会社に着いて翌日の天気、波の高さを調べてみた。<晴れ、東京湾1m>とある。「絶好の釣り日 [続きを読む]
  • 紅葉かつ散る
  • 紅葉かつ散れり西洋美術館Wikipediaでルーベンス(1577〜1640)を調べてみるとカタカナ文字が多くて読みづらい。しかも長い。「祭壇画、肖像画、風景画、神話画、寓意画、歴史画と様々なジャンルの作品を残した」とあり、最後のカテゴリには「フランドルの画家、17世紀の画家、宮廷画家、美術品収集家、ジーゲン出身の人物、ドイツの外交官、ベルギーの外交官」と書かれている。画家としてはもちろんだが、その他にも多彩な人生を [続きを読む]
  • 冷たし
  • 「考へる人」打つ雨の冷たさよ東京都美術館で「ムンク展」が開催されていた。一度は見ておきたい<叫び>である。しかし日曜日などに出掛けると混んでいて身動きの取れない状態になりそうである。そんな状況では見たくない。平日に行くしかないと考えていた。ちょうど赤坂で得意先の会合があったので、少し早く出て観て来ることにした。平日でも上野は人で溢れ返っていた。しかも雨である。少し寒い。傘を広げて駅を出て横断歩道を [続きを読む]
  • 青唐辛子
  • 恩あまた刻むは青き唐辛子会社の帰りに青唐辛子を買いに行った。ジャスコ、相鉄ローゼン、新杉田駅のビーンズと寄ってみたが売っていない。「???」どうしたのだろう。唐辛子の季語は秋なので店頭に山積みされていると思ったのである。1時間以上あちこちと探し回り、ようやくスズキヤで見つけた。「小さい……」想像していたものと大きさが違っていた。パックに10本ほど入って198円。<唐辛子ってこんなに小さいものだっただろう [続きを読む]
  • 唐辛子
  • 日本の国のかたちに唐辛子お酒の話のついでにツマミのことを書いておこう。食卓での会話である。私「そういえば会社で食べる弁当で『これは美味い!』というのが1つあるんだよなぁ」妻「なになに」私「唐辛子」妻「唐辛子の何?唐辛子をどういう風にしてるの?」私「佃煮かなぁ。辛いんだけど美味いんだよ。あれがあればご飯が何杯でもいけるって感じ。ツマミにもいいんじゃないかなぁ」妻「佃煮?ネットで調べてみるね」調べてみ [続きを読む]
  • 焼酎
  • こだはりのなき焼酎にただ酔へりもう一つ、新聞記事に纏わる文章を書いておこう。11月1日は「本格焼酎・泡盛の日」だという。日経新聞の第二部に「九州・沖縄の本格焼酎・泡盛広告特集」が載っていた。「焼酎スタイリスト」なる女性がインタビューに応える形で焼酎の魅力を語っている。本当にそのような名前の職業があるのだろうかと思いつつも、さすがにプロらしい語り口でいろいろと教えてくれている。<その日、そのシーンにお [続きを読む]
  • 燈火親し
  • 羊羹を切り分け燈火親しめり皇后さまの文書の中にもう一つ、公務を離れた後にやりたいこととして<読書>が挙げられていた。「これまでにいつか読みたいと思って求めたまま、手つかずになっていた本を、これからは1冊ずつ時間をかけ読めるのではないかと楽しみにしています」と書かれている。そしてすでに手元に置いて待機させている本として「ジーヴス」の名前を挙げていた。「ジーヴス?何だろう、ジーヴスって???」すぐさま [続きを読む]
  • 味瓜
  • 味瓜の皮厚く剥き母想ふ10月20日(土)、皇后さまが84才の誕生日を迎えられた。新聞には記事と同時に宮内記者会に向けて書かれた皇后さまの文書が載せられていた。読んでいてほっとするような温かい文章である。「言葉への愛着とこだわり、豊富な読書経験と独特な感性によって紡がれる文章は一筋縄ではない工夫と機知に満ちている」と日経新聞の編集委員の方が書いていた。読み終えて工場に降りて行った。感動したことをすぐに誰か [続きを読む]
  • さやけし
  • さやけしや指先に追ふかな文書1時受付開始、1時半講義スタートである。遅刻は出来ないので15分前に到着した。講義は無料と書かれていたが、展示物を見るための入館料は必要だという。「ああ、そうなの?無料って書いてたのでお金を持って来なかった」「えっ」「冗談、冗談、持ってますよ(笑)」「講義を受けられる方は団体扱いになります(笑)」一般700円、団体600円である。見ると65才以上は200円であり、団体なら100円だという [続きを読む]
  • 虫の夜
  • 虫の夜の文机に背を丸めをり「清帯山林気香来筆硯邊」を自宅で書き上げていた時だ。長女がやってきた。長女「おっ、やってますね(笑)」私「まぁね」部屋に並べられた作品を眺めている。長女「……」私「どう?どれがいい?」長女「どれがいいと言われても分かんないなぁ。亮司虫ばっかりが目に入ってくる」私「虫?」長女「それ、虫という字?」私「虫の訳ないだろ!書だよ、書。書くっていう字を崩したんだよ」長女「ハハハ、虫 [続きを読む]
  • 身に入む
  • 身に入むと云へば慰められもして祝賀会当日、桜木町の展示会場には知った顔がたくさん集まっていた。挨拶のあと受付の真似事でもしようかと思ったがその前に一回り展示された作品を見て回ることにした。まずは自分の作品である。「柱」に飾られていた(写真)。柱の中では一番いい位置である。10文字なので「壁」は無理だろうと思っていたので、入会の順からしても順当な位置と納得した。「来年はもう少し字数を増やしてもらおう」 [続きを読む]
  • 硯洗う
  • 一点の書を得し硯洗ひけり話は8月、北海道に帰郷した時まで遡る。トマムからの帰り、居眠りをして風邪を引いてしまった車中でのことある。携帯電話が鳴った。誰だろうと思って見てみると書道の先生からである。車の中では何なので休憩に降りた場所から電話した。「先生、電話をいただきまして」「ああ、日向さん。昨日来なかったので電話したんだけど、秋の書道展に出す作品を決めてもらおうと思って」「確か10月でしたよね。随分 [続きを読む]
  • 晩秋
  • 晩秋を描く動かざる岩を描く足立源一郎氏に触発されて油絵道具を担いで登った「五丈石」だったが、生憎の天気で目的は果たせなかった。行く前に何回か練習していたのでその習作を載せておこう(写真)。なにせ1時間で描き上げることを目標にしているので、出来上がりは荒っぽい。まずは空を塗る。小さ目の刷毛を使って一気に塗る。次に遠景の山並みを描く。1回で仕上げる。その下に雲を描く。雲海である。真っ白にならないように [続きを読む]
  • 秋惜しむ
  • 来た道を戻りて秋を惜しみけり金峰山を先に出た私だが、朝日岳の手前でまたまたマリオ一家に追い抜かれてしまった。マリオ、お兄ちゃん、お父さん、お母さんと進む順番は変わらない。私「1日に3回も抜かれてしまった(笑)」お母さん「私ももう限界に近い(笑)」私「降りる時に苦労した急坂だからここが一番の難所かな。どうぞ先に行ってください。私はゆっくり行かせてもらいます(笑)」息絶え絶えに辿り着くと上で一家は待って [続きを読む]
  • 山霧
  • 山霧を散らし神なる岩現るる息苦しさはなくなったものの少し足に疲れが来ていた。上り一方の道をゆっくりと進み「賽の河原」と地図に書かれた場所に辿り着いた。風が吹いている。しかし雲は一向になくならない。周囲の山は所々見えるものの「金峰山」の頂上や「五丈石」などは見えない。スーパーマリオの赤い帽子が遠くに見える。あっちの方向らしい。再び歩き始めた。頂上到着は8時15分だった。フラフラである。片道2時間45分掛か [続きを読む]
  • 秋の山
  • 見下ろせば雲の切れ間よ秋の山朝日岳手前のガレ場でスーパーマリオ一家に追い着いた。一家は小休止中である。私も本来なら眺望を楽しむところだが、生憎の雲で周囲の景色が何も見えない状態なので先に進むことにした。そしてすぐに朝日岳頂上に到着した。狭い場所だが木に腰を下ろして休むことにした。見えるはずの五丈石は全く見えない。すぐに一家が到着して一瞬で賑やかになった。マリオがまた何か食べたいと言い始め、一家も休 [続きを読む]
  • 朝霧
  • 朝霧を込めて音なきブナの森5時過ぎに少し白んできた。靴を履きかえたりして準備を済ませ5時半にスタートした。駐車場には靄が掛かっていて車の外に出ている人は誰もいない。登山口はすぐに見つかった。入るとすぐに上りである。道はぬかるんでいて少し歩きにくい。杖を持ってくるのを忘れた。妻が買ってくれたのだが車の中に置き忘れてしまったのである。戻って取りに行く余裕はない。脚力だけで上を目指した。登りはじめてすぐに [続きを読む]
  • 登山靴
  • 紐結ひてこの軽きもの登山靴駐車場は満車だった。こんな夜中にどうなっているのだろうと思いながらも満車と知らずにドンドン奥まで進み、結局Uターンすることになってしまった。入れなかった車が路肩に停めている。駐車場から少し下ったところに1台分のスペースを見つけた。静岡ナンバーが前に停まっていた。何度か切り替えして崖スレスレに停車させた。車から出ると静岡ナンバーの人が外に出ていたので声を掛けさせてもらった。私 [続きを読む]
  • 体育の日
  • 体育の日なりザックを取り出せり予約しておいた赤岳を取りやめたのは書道塾の発表祝賀会と重なったためである。自称「塾期待の星」であるだけに欠席はできない(笑)。やむなく山小屋にはキャンセルのメールを入れて「さて、どうしようか」となった。赤岳にこだわるか他の山に変えるかである。百名山の写真を見ながら油絵で描きたくなるような山を探すことにした。もちろん、身の丈を考えて上級者コースなどは望めない。初心者コー [続きを読む]