日向亮司 さん プロフィール

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日向亮司さん: ひこばえ
ハンドル名日向亮司 さん
ブログタイトルひこばえ
ブログURLhttp://hikobae0869.blog.fc2.com/
サイト紹介文俳句は自分史です。自作の俳句に写真とエッセイを添えて綴ります。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供158回 / 365日(平均3.0回/週) - 参加 2013/05/30 20:28

日向亮司 さんのブログ記事

  • 二百十日
  • 越中に二百十日の八尾あり7月初め頃の会話である。妻「貴方、前から『風の盆』を見たいって言ってたわよね」私「そりゃ見たいさ。でも、あれは日が決まってたんじゃなかったかなぁ?平日とか」妻「9月1日から3日まで。今年は土日よ」私「おっ、土日、いいねぇ。行きたい。行こうよ」妻「八ヶ岳から帰ったその3週間あとだけど……」私「いいよ、行こうよ。一度見てみたかったんだ。富山だよね。行こう、行こう」手帳に書き入れたま [続きを読む]
  • 秋晴れ
  • 秋晴れやあの山頂にいざ立たむ思い立ったが吉日である。早朝ウォーキングも1週間続いて山登りの本も買って来た。まずは行く日を決めなければならない。今回、妻の不参加は決定的である。<よし、一人でも行こう!>本の情報によると10月中旬までが最適な時期のようである。<それを過ぎると寒くなるということだろうか?>よく分からないがそのギリギリの10月13日(土)に行くことに決めた。泊まる場所は「行者小屋」か「赤岳展望 [続きを読む]
  • 残月
  • 残月や坂の半ばに立ち止まり2つ目が筋トレである。八ヶ岳連峰の赤岳(2899m)を見て登ってみたいと思った。一昨年、筑波山、鍋割山と登っているが、昨年はどこにも登っていない。<よし、この秋、赤岳に登ってみよう!>さっそく妻にメールした。「秋、赤岳に登ろう。山小屋に泊まろう!足の鍛錬が必要。今から頑張ろう!」「ヤダ!本格的な登山の知識も技術もないのに、案内人もなしでそんなのしたくない。無謀すぎる。高望みし [続きを読む]
  • 秋思
  • 検眼の遠き文字見る秋思かな八ヶ岳から戻って2つのことに取り組んだ。まず1つ目は眼鏡である。星を見ながら少し度が合っていないことに気付いていたが、それ以上に眼鏡のガラスの汚れが気になっていたのだ。いくら落としても汚れが落ちない。石鹸で洗ったり眼鏡洗浄液に浸けたりしてみたが落ちるものではない。使っていて不自由がある訳ではないが、見る人からはその汚れが見えるのかも知れないと思い、眼鏡屋で落としてもらうこと [続きを読む]
  • 小鳥来る
  • 恋人に小鳥来しこと告げに行く台風24号が日本列島を縦断し各地に避難勧告が出されている最中、なっちゃんが修学旅行に出掛けていると聞いた。「おい、おい、大丈夫かよ」と、言ったところで詮無い話である。そのなっちゃんから葉書が届いた(写真)。宿泊先で書いてくれたという。届くと同時にお土産も届けられた。私「きれいな字を書くねぇ」妻「貴方の書き方に似てるわね」私「……」たまには妻も嬉しいことを言ってくれる。さっ [続きを読む]
  • 流星
  • 流星や妻のまばたきより速しロッヂに戻るとロビーにパイプ椅子が並べられ「星空観測会」の会場が設営されていた。講師は「星景写真家の有賀哲夫氏」と書かれていた。一番前の席に座って開始までの時間をスライドを見ながら待っていた。さすがに写真家の作品だけあってどの写真も素晴らしい。私のカメラなどでは写せそうもないような星空の作品が次々と映し出されていた。椅子席が全て埋まって8時ちょうどにスタートした。有賀氏の [続きを読む]
  • 星月夜
  • 雨止みし軒のしづくや星月夜昼食を済ませ、帰路に付く。途中に寄った清里高原で雨が降り出した。雲はドンヨリと厚く、雷も鳴り始めていた。<今日の星空観察はどうなるのだろうか>そうは言いつつも、ほぼ全員が無理であることを理解していた。満天の星空、天の川、ペルセウス座流星群、流れ星、星に願いを……。ロッヂに戻った時は完全な雨である。夕食まで時間があったので風呂に入り、文庫本を読んで過ごすことにした。写真はそ [続きを読む]
  • 鹿
  • 人ゐなくなれば鹿来て花を喰む大急ぎで戻ったつもりだが結構掛かった。妻は石に腰掛けて待っていてくれた。私「悪い、悪い」妻「どこまで行ってたの?」私「(指をさして)あの道の先まで行ってしまった。焦ったよ。バスは何時集合だっけ?」妻「えっ、覚えていない。確か20分とか言ってたと思うけど」私「えっ、11時20分?ヤバイよ。今、もう11時15分だよ」妻「えっ、だって、貴方がいつまでも戻って来ないんだもん」私「ヤバイ、 [続きを読む]
  • 松虫草
  • 山頂は雨をはらみて松虫草その日はバスで長野県茅野市にある車山高原に出掛けた。ロッヂのある南牧村から八ヶ岳連峰を越えてその反対側に向かうのである。なぜ、わざわざそんなに遠い所まで行くのだろう?他に行くところがないのだろうか?朝だというのにバスの中で居眠りをしてしまった位なので相当な距離を移動している。夜の星空観察までの時間稼ぎだろうか?とはいえ楽しみもある。高山植物である。いろいろな花が咲いている。 [続きを読む]
  • 青嶺
  • 手庇に青嶺ときをり双眼鏡写真は散策中に立ち寄った美鈴池で写したものである。ガイドさんが八ヶ岳について説明してくれた。「ここから見える3つの山は左が赤岳、中央が横岳、右が硫黄岳と言います。最も高いのが赤岳で2,899メートルあり、八ヶ岳の主峰となります。八ヶ岳と言いましても山が8つあるという訳ではありません。山梨県と長野県に跨る山々の総称です。昔から「八百万」とか言うように多くの山々が連なっているという意 [続きを読む]
  • 夏蝶
  • 近づけば夏蝶ひそと息づけり翌朝は嘘のように晴れた。6時半にロビーに集合してロッヂの周辺を散策するという。専門のガイドが案内してくれるというのでとても楽しみにして参加した。総勢30名位が集まった。まずは双眼鏡の貸し出しである。遅くに来た人には行き渡らなかったほどである。ピントの合わせ方を教わり、初めて木の天辺の小鳥を捉えた。「ひゃー、こんなに良く見えるものだったんだ。使い方、知らなかった」コガラ、ヒガ [続きを読む]
  • 色鳥
  • 色鳥や止まぬアンコールの拍手ロッヂに到着した時はそれほどでもなかった天気が、音楽堂に向かおうとした時には遠くで雷が鳴る天気に変わっていた。雲はどんよりと厚く、雨がポツリポツリと落ち始めていた。ロッヂからバスに乗り込み5分で会場に到着した。「八ヶ岳高原音楽堂」(写真)である。開演30分前だったが大勢の客で溢れていた。ウェルカムドリンクのワインを片手に外を眺めていたが、雨脚はどんどん激しくなっていった。 [続きを読む]
  • 桐一葉
  • 桐一葉かの英傑の死を悼む今回は旅に文庫本を持参した。いつもは歳時記だけにして本を読むことはないのだが、たまたま読みかけの本が面白すぎたので止められなくなったのだ。吉川英治著「三国志」全8巻。その7巻目と8巻目を持参した。関羽が死ぬところである。「樊城の戦い」を制し、勢いを得た関羽だったが、その後の魏軍と呉軍の密約や仲間の裏切りなどにより城を出て追撃され捕らわれの身となり斬首されるのである。バスの中で [続きを読む]
  • 山に星見んとて秋の歳時記を2ヶ月ほど前のことである。妻「星空観察のツアーがあるわよ」私「どこどこ?」妻「八ヶ岳高原。南に富士山、北に八ヶ岳、西に南アルプス連峰を望むだって」私「いいねぇ。いつ?」妻「ちょうど、夏休みの最中だよ」私「いいねぇ。満天の星空かぁ。流星なんか見られたら最高だなぁ。よし行こう!」日曜日の朝の出発である。詳しいことは聞いていない。聞いていたかも知れないが記憶がない。星のことや高 [続きを読む]
  • 秋の風
  • 効くといふ毛生え薬や秋の風髪の毛が薄くなったのは20代後半からである。30代の頃の写真ともなれば相当に薄くなっていることが分かる。しかし不思議とそれを気に病むといったことはなかったと思う。カツラや白髪染めなど一度として考えたこともない。不自然なカツラの人を見たり、生え際の色が変わっている人を見ると「自然がいいのに……」と思うばかりである。そんな私に「毛生え薬」を勧めて来た人がいた。「イラナイ、イラナイ [続きを読む]
  • 夏終る
  • 木を削り釘を打ち込み夏終る位置を確定したあとキリで穴を開け、インパクトドライバーで長い釘を打ち込み完成させた。最後にもう一度全体にヤスリを掛けてくれて終了するまでにおよそ40分掛かった。「よし、良く出来た。よく頑張った。これは世界に一つしかない椅子だ。自分で作ったんだから大切に使うように。いいか」みやちゃんが「はい」と小さな声で返事をしていた。カズ君は応えていない。それにしてもいい指導だと思った。し [続きを読む]
  • 汗拭ふごとに働く手となりぬ翌日は宿を出て、宮が瀬ダムの近くにある「あいかわ公園」に寄ることになった。広大な敷地にアスレチックやプールがあり無料開放されている。子供たちには最高の遊び場である。噴水、アスレチック、トランポリンと楽しみ、昼食のあと「工芸工房村」という施設に入った。体験コーナーである。なっちゃんと三女のさわちゃんは焼き物の色付けをするという。みやちゃんとカズ君は木工の椅子作りをやりたいと [続きを読む]
  • 行く夏
  • ゆく夏の涙をそつと拭ひけり泣いているタカコちゃんを余所目になっちゃんは私の手紙を読み始めた。さすがに本好きのことだけはある。読み方が上手い。澱みがない。それを全員が静かに聞いている。『なっちゃん、誕生日おめでとう!日記帳をプレゼントします。一日一日が瞬く間に過ぎて行きます。振り返ると「ああ、今年も終わってしまったなぁ」ということになってしまいます。大切なはずの一日一日が記憶にも残らないなんて、なん [続きを読む]
  • 夏の色
  • プレゼント決めてリボンは夏色に誕生日会にはナオ君とお母さん、そしてナオ君の妹のタカコちゃんも参加している。美人である。なっちゃん達の叔母さんに当る。食事も進んだところでいよいよプレゼント渡しの時間となった。司会役はなっちゃんの妹小学4年生のみやちゃんが担当する。これが実に上手い。こういう場をいつもキチンと仕切ってくれる。みやちゃん「これから誕生日会を始めます。司会を担当しますみやです。副司会のさわ [続きを読む]
  • 串鮎の腹のあたりを零しけり6時から夕食である。いやに早い。誕生日会に時間が掛かるだろうと早目にお願いしたという。会場は別の場所である。妻は大きな紙袋を持って部屋を出た。なっちゃんへのプレゼントである。もちろん、その中に私からのキンドレも入っている。私はそれとは別にこっそりと紙封筒を持って行く。妻にも内緒の日記帳である。あとから聞くと<何をコソコソと持ってきたのだろう>とみんな思っていたそうである( [続きを読む]
  • 蚊遣香
  • 川べりの古き宿なり蚊遣香私を除く全員は朝早くから出掛ける計画を立てていた。アスレチックなどで遊び、昼を食べてから宿に入るという。子供たちは夏休み中であり、何日も前から楽しみにしている。私は仕事があるので昼過ぎに会社を出て宿で合流することにした。車で1時間半の距離である。厚木市飯山温泉。宿の名前は「元湯旅館」である。宿の至るところに信楽焼のたぬきが置かれているので、我々は勝手に「たぬきの宿」と呼んで [続きを読む]
  • 夏帽
  • トロピカルジュース夏帽文庫本アマゾンとバタバタやっている最中に妻からメールが入った。「(なっちゃんの)お父さんのオッケーが出ましたのでキンドルを注文します。あなたからのプレゼントということで決定です」<えっ!遅いよォ……もう日記帳も届いて、「小学生日記」待ちの状態になってるよォ……>ひとまず「よろしく」と返信して、日記帳は内緒のプレゼントとすることにした。妻にも知らせず、当日ハプニングで渡すことに [続きを読む]
  • 紙魚
  • 手に取れば青春紙魚の一書あり有隣堂なら平積みになっているだろうと思った。角川文庫のコーナーに行って平積みを見て、ないので棚を探した。しかし見つからない。<どうしたのだろう?>店員に聞いてみた。すぐにパソコンで調べてくれたがその結果、絶版で増刷の予定もないという。<えー!>会社に戻ってアマゾンで探してみた。あった。あった。1円の中古本があった。状態の「良い」と書かれているものを選んで注文することにし [続きを読む]
  • 何をもて十二の夏を祝ひけむなっちゃんの12才の誕生日がやって来た。7月16日だが、その日はみんなの都合が合わない。なっちゃん自身もバスケットボールの試合があったり、練習があったりと子供ながらになかなか忙しい。前後の土日の都合が付かないので、いっそのこと8月になってから温泉にでも行って誕生日会を開こうということになった。本人もそれでいいと言い、宿もすぐに決まった。誕生日会が近づいてきてプレゼントのことを考 [続きを読む]
  • 夏風邪
  • 夏風邪の髭も虚ろに当たりけり北海道から戻った翌日、朝起きてすぐに風邪であることを確信した。会社に行って仕事を処理しながら、近くにある耳鼻咽喉科に予約の電話をした。風邪は引き始めに正しく処置をしておくに限る。善は急げである。最近は風邪を引くと内科ではなく耳鼻咽喉科に掛かることにしている。咽喉をやられ、声が出なくなることが多いので、咽喉の炎症を抑える薬が欲しいのである。それには耳鼻咽喉科が手っ取り早い [続きを読む]