日向亮司 さん プロフィール

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日向亮司さん: ひこばえ
ハンドル名日向亮司 さん
ブログタイトルひこばえ
ブログURLhttp://hikobae0869.blog.fc2.com/
サイト紹介文俳句は自分史です。自作の俳句に写真とエッセイを添えて綴ります。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供160回 / 365日(平均3.1回/週) - 参加 2013/05/30 20:28

日向亮司 さんのブログ記事

  • 冷まじ
  • 冷まじや序奏に物の割るる音業界の集まり「鋼製家具懇話会」の忘年会に出席するため箱根に車で向かった。途中、立ち寄った東名高速のパーキングエリアにDVDやCDの安売りコーナーがあった。500円と大書きされている。「随分安いなぁ。バッタものだろうか?」見てみると中には高いものもある。「全部が500円という訳じゃないんだ!」「500円はこちらです」係の男性が指を差す。興味があるのは演歌の類いだが、それは500円ではない。 [続きを読む]
  • 鈴懸の実
  • 訃に接し来て鈴懸の実を拾ふはしだのりひことシューベルツの「風」の思い出は高校時代に遡る。北海道歌志内市中村の実家から一人で旅に出た。一人旅といっても大袈裟なものではなく、歌志内、赤平、滝川、砂川を一回り歩いてみようとしただけのことである。しかも全てを歩ける距離でもなく、途中でバスに乗ることになるだろうと小銭を持って出掛けたのだった。記憶は定かではなく、滝川まで歩いてそこからバスで帰ってきたと思う。 [続きを読む]
  • 日向ぼこ
  • ひとりづつ人に死は来る日向ぼこ先日、孫のカズ君がどこかの公園で木の実を拾ってきた。娘「何だろう、これ?」私「あれだよ、あれ……」娘「あれって?」私「灰田勝彦の……何たっけかなぁ」娘「誰よ、それ?」私「何の道と言ったっけなぁ……すぐに思い出せなくなってしまった(笑)」娘「……」私「あっ、鈴懸の径だ。そうそう、すずかけ、鈴懸の実だよ、これは」娘「すずかけ?」頭にイメージが浮かんでも、すぐに言葉が出てこ [続きを読む]
  • 冬の雨
  • 冬の雨げにこよなくも堪えがたししばらくして上中里団地にある床屋に出掛けてきた。もう35年近くも通っている。横浜に来て以来の付き合いである。日曜日の朝、電話をすると「今からでもいいですよ」という。予約が入っていないようだ。珍しいこともあるものだ。ザンザ降りの雨に客足が向かないのかも知れない。店に入るとすぐに一番手前の椅子に腰掛ける。35年でその椅子以外に座った記憶がないと言う位、決まった席である。時候の [続きを読む]
  • 夜廻り
  • 一人まだ来ず夜廻りの始まらぬ信用金庫の担当者が変わった。年齢29才。イケメンである。住まいを聞くと上中里団地だと言う。私「えっ!何棟?」担当「38棟です」私「おおー、俺が住んでいたのが31棟だから、すぐ隣だよ」担当「何時ごろまでいらっしゃったのですか?」私「もう20年位前かなぁ。今でも、あそこの床屋さんにはお世話になっている(笑)」担当「私も子供の頃は刈ってもらっていました。今は違う所に行ってます(笑)」 [続きを読む]
  • 秋晴るる
  • ターザンの真似して空へ秋晴るるその後もいくつかの訓練を行なった。1本のロープの上を歩いて渡る「テンショントラバース」も、目標に向かって進む時の心構えを教えてくれていた。後ろ(過去)ばかり見ていると途中で足が進まなくなる。ロープの中央で進めなくなった人へのコーチの掛け声は「前を見ろ!後ろばかり見るな!目標を見ろ!」であった。その日、最後のトレーニングは「パンパープランク」というものだった。高さ8メート [続きを読む]
  • 秋深し
  • 見つめ合ふ目と目二人に秋深むエイちゃんが登って来るたびに柱が揺れる。コアラのように木にしがみ付きながら、遠くの空を見ていた。「大丈夫、やるしかない。遅かれ早かれ落ちるのだから、思いっきり行こう!」急に腹が据わったような気がした。あの落着きは何だっただろうと今にして思う。やれると思った。片手で柱の金具を掴み、エイちゃんと向かい合ってもう一方の手を合わせた。片足をロープの先に延ばし、金具から手を離すタ [続きを読む]
  • 天高し
  • 木の上にありていよいよ天高し翌朝、バスで大雄山入口にある野外研修施設に移動した。ナラやカツラの木などの高木が立ち、その間にたくさんの柱が立てられロープが張られている。「随分と高い所に張ってるなぁ」みんな見上げながら呟いている。まさか、あの上に自分達が登ろうなどとは思っていない。簡単な説明のあと、柔軟体操を行ない、昨日練習した「ハイワイルドウージー」を行なうという。「何をやるのだろう?」と思っている [続きを読む]
  • 富士の初雪
  • 初雪の便りの富士に見えけりセミナーは富士山が真正面に見える「いこいの村あしがら」という研修施設で行われた。初冠雪の便りが聞こえた富士山の当日の姿は写真の通りである。11月2日(木)昼11時に集合。2泊3日の研修である。3日(金)は「文化の日」なので大丈夫だが、4日(土)は朝の会に出なければならない。3日の夜までということにして参加した。総勢12名の参加だった。名古屋でお会いしたメンバーが6名も参加していた。名 [続きを読む]
  • 新酒汲む
  • 肩組みて杯高々と新酒汲む日本一の名古屋市中川区倫理法人会を参考に会を変えてみようと思った。いろいろと気付かされたが、まずは「チーム制」だと思った。会の150名を7チームに分け、リーダー、サブリーダーを決め、動かしてみようというのである。案をまとめた。燃えてくれそうな14名を選び、チーム名まで考えた。すぐに説明会を開くことにした。20名位を予定したが、集まってくれたのは12名である。それぞれに予定があり、なか [続きを読む]
  • 小鳥来る
  • 指組めば判る相性小鳥来るどんな方法で組織を拡大したのだろう?その方法を使えば倫理法人会の活性化はもちろん、会社の組織作りにも利用出来ると言っていた。帰ってすぐに篠田さんに名古屋の報告を済ませ、彼が主催する無料セミナーに参加させてもらうことにした。少しでも早く話が聴きたかったので強引に割り込ませてもらったのである。ビルの一室で十数名が参加する1時間半のセミナーだった。「倫理法人会にもたくさんの会員が [続きを読む]
  • 豊の秋
  • 日の本を統べし尾張や豊の秋そもそもは日本一の単会「名古屋市中川区倫理法人会」のモーニングセミナーを見学しに行った所から始まった。横浜市倫理法人会の会長となり1年の方針を立て勢いよく進み始めたはずだが、何せ初めてのことである。自分が立てた方針が良いものなのかどうかイマイチ自信がない。まずはやってみることだと心に決めてはみたものの、根拠がアヤフヤなのだから迫力がない。このままでいいのだろうか。もっと違 [続きを読む]
  • 登高
  • 虎朱印見むと天守へ登高す朝食を終えて外に出ると雨は少し強くなっていた。駐車場に戻り車に乗り込もうとした時、ちょうど傍に係員がいたので聞いてみた。「小田原城までは歩いてどれくらい掛かりますか?」「5分くらいで行けますよ」「そんなに近いんですか?どっちに行くんですか?」「正面から入るのでしたらこっちですけど少し遠くなります。天守閣までの近道はこっちです」9時開門とのことなので、ちょうど良い時間である。ち [続きを読む]
  • 秋澄む
  • 秋澄むやマイク越しなる己が声翌朝は小雨まじりの天気だった。4時半に起き、5時40分に会場に入った。会場はオレンジホテルの向かいのビルである。何人かが来ていて準備をしていた。知った顔もいて皆さんに挨拶して講師席へと案内された。先日の会長の弟さんにも会えた。横浜でお世話になったことを話すと「そうですか、それは、それは」と言うだけで会長からは何も聞いていないようだった。「俺は行けないけど、弟に話しておくから [続きを読む]
  • そぞろ寒
  • そぞろ寒ただ寝るだけの宿に入る当日、早目にホテルに着くように出掛けたが、東名高速の入り口でトラックの横転事故があり1時間以上も渋滞に嵌まってしまった。早く着いて小田原城を見に行きたかったのである。しかし、時刻は4時半になっていた。カーナビに案内されて目的地に到着したが、オレンジホテルなる建物が見当たらない。路上に車を停めて外に出て探してみた。ビルの中の3、4、5階の部分だけがホテルだということが分かる [続きを読む]
  • 屏風
  • 祝宴の舞台へ屏風運ばるる知人の会社の創立記念パーティーに招かれた。場所は横浜コンチネンタルホテルである。300名程を集めて、歌あり踊りありの豪勢な祝賀会だった。丸テーブルで私の隣に座ったのが小田原で会社を経営している会長さんである。今は弟さんに社長を譲って悠々自適といったところだが、年の割には元気でまだまだ引っ込んでいるような様子はない。年齢は73才と聞いた。私「今日は小田原からですか。遠くからご苦労 [続きを読む]
  • 添水
  • ダヴィンチの手になる添水かと思ふ模型はとても素晴らしいものだった。ダヴィンチが実際に作ったかどうかは分からないが、時代を先取りしたその発想力と実現性、緻密さ、こだわり、そして何と言ってもあらゆる分野にまたがる多才ぶりには驚かされたものである。歯車があり、滑車があり、関節の動くロボットやトレーニングマシーンまである。組み立て式の橋などは実用的にも見える。変速ギアがあり、ボールベアリング装置があり、バ [続きを読む]
  • 美術の秋
  • ダヴィンチに触れて美術の秋と知るそごう美術館で「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」が開催されていた。期間中、何度も行こうとしたのだが、なぜかタイミングが合わず期間終了間際になってしまった。没後500年記念だという。副題が「天才の『手』から生まれた未来への夢」である。モナリザの製作過程でも見せるのだろうかと、よく調べもせずに出掛けたのだった。昔、フランスのルーブル美術館で本物の「モナリザ」を見たことがあった [続きを読む]
  • 秋雨
  • 秋雨や人のまばらな書道展10月12日(木)から17日(火)まで桜木町のゴールデン文具のギャラリーで群星会の書道展が開かれた(写真)。塾生は当番制で会場に出ることになっている。平日の当番は無理なので、私は祝賀会がある土曜日の午後に顔を出した。知った顔に挨拶してから作品を観て回った。もちろん自分の作品を確認してからである。受付に戻ると話が始まった。私と同じ時間帯に習いに来ている書道歴4年目の37才の男性S君と、 [続きを読む]
  • 硯洗う
  • 会心の作なし硯洗ひけり手本はいつも先生が私の目の前で書いてくれる。今回もスラスラと1分程で書いてくれた。よく失敗しないものだと感心する。字の出来も紙のバランスも1回で仕上げるのだから凄いものである。それを持ち帰って家で練習する。手本の「山」を真似て同じように書く。真似るのが一番である。何度も書いていると徐々に自己流になってくるのだが、自己流で書いたものは最後に見てみるとやはり作品にはならない。基本が [続きを読む]
  • この秋を籠りて筆を徒然に話は「山気玲瓏太白深」に変わる。10月に開催された書道展に出品した作品である。これを書くに当り、紙を買いに行くところから始めなければならなかった。いつも使っている半紙ではない。半切りの3分の1(34.8?×45.5?)という大きさである。「どこで買うのですか?」と先生に聞き、桜木町駅前のゴールデン文具に出掛けた。7月末の暑い盛りのことである。お客はあまり居なかったので、暇そうにして立っ [続きを読む]
  • 秋日
  • 湯屋の湯に首まで浸かり秋日濃し休憩所でビールを飲みながら考えていた。「結構キツい上りだったけど、前回の鍋割山の5分の1程度だったかなぁ。距離も短かったし、先が見えていたし……まぁ、この位がいいところだろう」(教訓1)「過去の自分が偉大に見えた時、きっと今、手を抜いていると考えるべきである」一息入れたあと、ケーブルカー乗り場に向かって歩き始めた。神社の境内からお土産屋の前を通り、宿坊の中を来た道を戻る [続きを読む]
  • 秋晴
  • 秋晴や天狗岩より山下る左回りを選んだのは看板のすぐ脇に「七代ノ滝」を指す木の札があったからである。木の札の先には谷底へ落ちて行くような急な下り坂が見えた。一気に下りて行けば、あとは徐々に上って来なければならない。それよりも最後に急坂を一気に上って来る方がいいように思ったのである。運動量からするとどちらも同じだろうが、だらだらの上りはキツイ気がして避けたかったのである。平坦な道から始まった。右も左も [続きを読む]
  • 秋山路
  • 人ごゑの絶えてこれより秋山路神社を出てしばらく進むと、山歩きの姿をした人達が屯する休憩所に到着した。いよいよ登山コースの入口のようである。ケーブルカー駅に置いていた簡単な地図しか持っていなかったので、まずはコースの書かれた看板の前に行ってみた(写真)。何も計画していなかったので歩き方が分からない。無難で安全なコースはどこだろうという目で眺めていた。鍋割山という名前が書かれていた。まさかあの鍋割山で [続きを読む]
  • 赤まんま
  • 豊受の神の御前赤まんま何百段あるか数え切れなかった石段の先に、絢爛豪華な唐破風作りの社殿が見えてきた。「おー、立派だなぁ!」最後の石段の手前で、ベンチに腰を掛けお茶を飲みながら見上げていた。紀元前91年というから創建2100年以上の神社である。どうしてこんなに立派なのだろう。講碑といい改修工事といい財政の豊かさ、神社の隆盛が分かる。御利益間違いなしという神社のようである。脇に宝物殿があり国宝の鎧などが展 [続きを読む]