小杉 匠 さん プロフィール

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小杉 匠さん: 巨匠 〜小杉匠の作家生活〜
ハンドル名小杉 匠 さん
ブログタイトル巨匠 〜小杉匠の作家生活〜
ブログURLhttps://blog.goo.ne.jp/tmatsuki1215
サイト紹介文青二才の頃の夢だった小説家。何かに憑りつかれたかのように行動に移し始めた作家的日常を公開します!
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供169回 / 365日(平均3.2回/週) - 参加 2013/06/08 20:28

小杉 匠 さんのブログ記事

  • ふたりぼっち
  • 『ふたりぼっち』突然に降り出した雨僕達は行き場を失う聳え立つビルの窓から七色の傘の行方を追った記憶の片隅にぶらさがったモノクロームの残像に癒されては、また足掻いた成り行きに身を任せて懸命に笑った物陰に隠れてふたりで遊ぼう何を言っても仕方ないなんて考えるだけ無駄じゃないか当たり前に笑おうと天空に指を差した君の言葉は溶けてしまった裏腹に僕は叫ぶよ強くありたいと願って夜はまだ長く続く君が眠るまで一緒さ夜 [続きを読む]
  • 遠い未来を集めて
  • 『遠い未来を集めて』懐かしい声が聞こえてきた柔らかで、たおやかな南向きの夏風に乗ってもう暦の上では秋だというのに晴れやかな空を見上げてはアンニュイな気分を遮断する「あの日の幸せは真実ですか?」果たせぬ約束を交わして遠い、遠い未来に腰掛け誰も届かぬ地の果てを見つめ当たり前ではない人生を思うのだ過去にすがる私ではないさ未来の断片を集める夢のまにまに風は流れてふと耳を澄ませばまた懐かしい声が聞こえてくる [続きを読む]
  • 夏の終わり
  • 『夏の終わり』足元には細い道爪先で探るも心許ない揺るがぬ体躯などないから転落も辞さない覚悟振り返ると長い道セピア色した数々の記憶仄かなアカシアの匂いと決別して迎えたこの季節終わらない夏誰もがそう言って微笑んだ僕は赦しを乞うて回った時は人を変えると信じてそんな一時の感情なんて信じるほうが間違いさ夕陽は落ちるよ昨日打ちのめされた彼だって今日は随分滅入った彼だって夜は優しく包み込むから道はいつか開けると [続きを読む]
  • 形なきもの
  • 「形なきもの」交錯する有形と無形君が壊れていくいや、君は壊れているかろうじて形を保ちながら整然と居並ぶ街並が私の目には死して見える無機質なモノクロの世界通い合わない心と心無関心が蔓延るこの街すべては失われてゆく形あるものみんな崩れゆく私の心形なきもの均しく壊れゆく大切とは何かそれは源流生まれ育った幸せそれは現在死してゆく君と道連れそれは未来まだ形なき世界死を前にしてなお壊れない私を待たずして逝くの [続きを読む]
  • 夢でもし逢えたら
  • 「夢でもし逢えたら」ふたりが差し延べたこの手指差した先が明るい未来ならこのままひきずり込んでほしいチクタクと刻む時間シクシクと痛む臓器真実は闇の向こう側にあるならば目を閉じて歩こう心眼で一筋の道を見出すのだまるで暦を終わりから数えるようかつて黄金色だった君の未来が輝きを失う瞬間がきっとくるドクドクと脈打つ鼓動ドキドキと波打つ感情堪え切れなくて家を飛び出した乾いた秋風が肌を優しくなでるからこの夜に [続きを読む]
  • 等間隔
  • 『等間隔』一枚一枚、夜の皮を剥ぐ今日もまた日が暮れる心の隙間を埋めようと宵の口から手酌して一球一打に一喜一憂そんな夜の繰り返し忙しくアテを差し出す女将の手深く刻まれたシワが愛おしい真っ直ぐな働き者の証この夏いつも汗だくの女将俺にゃ釣り合いやしねえああ、昭和だねぇ時代は変わったけれどこの距離感は変わらない店を閉めて二人で肩並べ街路樹を眺めて歩こうじゃないか変わらないことが大切だと夜風が教えてくれるか [続きを読む]
  • 記憶からいつでも消せる夏
  • 『記憶からいつでも消せる夏』空にそっと手を伸ばす飼い犬の背をなでるように夏雲を飛ばす秋風は春を隠した夏を疎んじるペルセウス座流星群が去ったから夏が過ぎ行くのは時間の問題星があまりに重いから夜空がどんよりと淀む星が降るよ、星が降る吹けば飛ぶようなリアルな思い出現実に向き合えば向き合うほど銀の涙がどんどんあふれだす空に伸ばした手を引っ込める終わりゆく夏をこの胸に収め [続きを読む]
  • 終焉の前奏曲
  • 『終焉の前奏曲』 空を行く白鷺の舞に魅せられるよう。美しきものを美しいと認める審美眼が出立の邪魔をする。 「さあ、ここへおいで。」 時を止めてまで招き入れる声に、誰もがすべての理性を失ってしまう。 それは裏切り?誰に対してのものなのか。 略奪しようが、されようが、すべての始まりは終わりの始まりだ。それが分かっていながら過ちに手を染める。 まだ築かれぬ未来なら、いっそ、崩してしまおう。行く手を阻む向かい風 [続きを読む]
  • 赤い涙
  • 『赤い涙』火星は光っている赤く、赤く、妖しい輝き水星も光っている木星も光っている星々の光るこの夜空に誰かの涙が乱反射している人々の喜怒哀楽の投影それが夜空の星粒だと大人になってようやく気付いた僕の涙が涸れたときにやっと数え切れない喜びと悲しみが火星をはじめ、恒星を構成する僕は夜空を見上げながらいつもより赤い星色に想いを馳せる星屑の欠片は地上の衆生の生き様だ僕は想像の遥か彼方で夜空が演じる人生劇場を [続きを読む]
  • 風が泣くとき(推敲中)
  • 『風が泣くとき』風が泣く声が聞こえる 絶やすことなく 紡いできた糸は ほつれることなく 長々と結ばれてきた それがどうだ、今は プツリと切れた血管のよう 遅すぎた迎えは不要だと 強がり言って誤魔化す君 己のすべてが傲慢すぎて 恥じ入りながら引き返す風が泣く声が聞こえる 三年前に胸元に抱えた遺影 艶っぽい襟足を見つめては 終点に至る道程を振り返る いつもその場限りの気遣い 至らぬ業を神々に懺悔する  [続きを読む]
  • 自分葬(ドラフト)
  • 『自分葬』風が泣く声が聞こえる絶やすことなく編んできた糸はほつれることなく長々と結ばれてきたそれがどうだ、今はプツリと切れた血管のよう写真の艶っぽい襟元を見つめては終点に至るまでの道のりを振り返りいつも気掛かりだとその場しのぎだった至らぬ思いを神々に懺悔する風が泣く声が聞こえる懐かしいあの頃のはかない夢を叶えたい遅すぎた迎えは不要だと強がりを言って誤魔化すもすべてが傲慢すぎて削除する新しい涙がドク [続きを読む]
  • 月下美人
  • 『月下美人』掌に閉じ込められた春霞のような未来は覆い、包み、漂いながら銀の夜空にたなびく人との出会いに疲れた日には足元の影を踏むように歩こう都会は毎日がそんな日の連続だ昼夜問わず人混みでごった返し地球に逃げ場がないなんて僕は大袈裟に喚いてしまうあゝ、ふと視線を上げれば芳しい香りを放つ月下美人あの開花をひとり待つように静かにひっそりとしていよう誰も知らない秘密の花園で僕の人生も二度、三度と咲く [続きを読む]
  • 月下美人
  • 『月下美人』掌に閉じ込められた春霞のような未来は覆い、包み、漂いながら銀の夜空にたなびく人との出会いに疲れた日には足元の影を踏むように歩こう都会は毎日がそんな日の連続だ昼夜問わず人混みでごった返し地球に逃げ場がないなんて僕は大袈裟に喚いてしまうあゝ、ふと視線を上げれば芳しい香りを放つ月下美人あの開花をひとり待つように静かにひっそりとしていよう誰も知らない秘密の花園で僕の人生も二、三度と咲く [続きを読む]
  • 勝ち名乗り
  • 『勝ち名乗り』宇宙の子供達漂流する勝者の笑み拾った者が勝ちさくだらない拘りなど捨て分厚い雲に月は隠れて鳥たちはどこで群れるんだろう気になるね、とても気になるね永く待ち焦がれた妖精のように涙もろくって人恋しくって救いの視線を向けられてそんな急に駆け付けられないよ守るべきは君だとわかっているそれだけに心は痛み、折れる新しい音楽が響いている未来を描き、運命を定める愛すべきシンフォニー君を信じていたいんだ [続きを読む]
  • 甘えの象徴
  • 『甘えの象徴』もう数時間で世界は変わるさ諦めの悪い私達は後ろ向きで後戻り利かぬ今日を引きずる誰に迷惑をかけた訳でもない人生あなたの数十年を誰も否定しない永遠に私の心に生き続けてほしい憐憫の感情はなんだか偉そうだ単に寂寥感の塊を抱いていたい誰の為でもないのは承知さ私だけの責任で処理しよう夏風が季節の終わりを告げる私は部屋に籠って読書しよう苦しさはわかっているだろうそっとしておいてくれないか君の態度は [続きを読む]
  • 到達点
  • 『到達点』西へ東へ荷物も持たずにまさに東奔西走待ち受けるのは闇だったりする太陽も月も地球も自転も公転もするよちっぽけな衛星なんて軌道上を走るよ、走る夜空は舞台だから足が止まらなくなる何かを追い駆けても届かないときもある大丈夫だ地球はまだ碧い大丈夫だ太陽は眩しい例年になく異常に暑い夏を気象庁は不安視するけれど今年も、来年も、再来年もきっとそんなに変わらない信じることだけが大切な今僅かな妥協すら許され [続きを読む]
  • ささやかな贅沢
  • 『ささやかな贅沢』川の流れは一様にして山の肌は斑に乱れるすべては大自然の為す所作時のいたずらか喉元を過ぎれば人々は嬉々として歌う、踊る奢ることなく溺れることなく諦めることなく穏やかな大地は永遠に続いていくから人間生活は脈々と続くのかもしれない今こうして高い空を見上げ夏時雨を求む柔らかな水塊水に似た感情眩しそうな瞳でふと遠くに目を遣るとこの瞳に映る時空それは過去それは未来それは現在記憶に甦るのは一筋 [続きを読む]
  • 人生は夢だらけ
  • 『人生は夢だらけ』     椎名林檎 featuring 小杉匠廃人になるまで時めいたり傷付いたり心を奪われてばかり無になる瞬間どこかの誰かが聴きたい歌をつくろうこんな時代を謳うには笑いも涙も混ぜ合わせようきっと違いが分かる人はいるとそう信じて丁寧に創り上げてみようこの歌の真意が伝わらない今日を正面切って進むのは難しいが、しかし明日になれば遂に旅立ちの日思いの外、縁切りは容易い喉元過ぎれば酸いも甘いも無関係 [続きを読む]
  • 心の様相
  • 『心の様相』ぽっかりと浮かんだ太陽を見上げ心はほつれからまり、まとわりつき、身動きがとれなくなる西方を向いたはずの風見鶏が東方を一瞬振り返るようにすべてを選べる訳ではないのだ大切が何かを天秤にかけて不均衡なバランスは良否を示すだろうかとりあえず太陽の向く方へ進む、進む一日の始まりが東ならば一日の終わりも東だというのに愚か者は西へ、西へと向かうようやく辿り着いたときそれはきっとまだ夢の途中いつか来た [続きを読む]
  • 浅い眩暈
  • 『浅い眩暈』浅い眩暈が意識を殺すように幼き悪魔は明日を奪いますかこの灼熱地獄のもと透き通る青空を見上げすべては現実と悟る突然襲った一陣の風に揺すられた木々の葉はこの手に零れ落ちたあゝ、時のまにまに誰かの夢を数えても真実など何処にもない辺り一面に張り裂ける声失うものなど何もなかったさようならその一言の重さを噛みしめ古ぼけたドアを締め切って数え切れない溜息をつく救いがたい未来は誰のせい決断と裏腹の選択 [続きを読む]
  • 空の濁り
  • 『空の濁り』(未推敲)水を汲むとくり、とくりと水を汲むこの一杯は誰のためこの一杯は何のため地面に水を垂らして池ができ川となり海となり凝縮して雲となる雲は星々を隠し夜空の美しさを奪うだろう光り輝く空が濁るときそれが涙の粒だと初めて知った [続きを読む]
  • 郷里への道
  • 「郷里への道」微風がざわめく緑葉は舞い散り仄暗い明るみに群衆は集まったトントントン父よ、母よそんな小声は届きやしない郷里への道は絶たれた冗談みたいな快晴に唾を吐き掛けたくなる次はいつ帰れるのだろう終の棲家へ [続きを読む]
  • 西の現実
  • 「西の現実」無関心が蔓延るこの世界自然が言う目を覚ませ、と鈍り切った感度はもう取り戻せないから瞬間の衝撃で崩すしかない色付いた花々も樹木も見る間に飲み込まれ濁流は万人の背後に迫ったこれが自然畏ろしい大自然どこもかしこも滅茶苦茶だ……美しい未来など描けず涙が溢れかえったまま朝が来て、日が暮れる何も進まない現状に目を覆いたくなるけれど現実を非現実と捉えるほど愚かな存在ではないのだ無関心を剥ぎ取られたこ [続きを読む]
  • 掌の中の迷走
  • 「掌の中の迷走」あゝ、この世の中は広く、美しくあると信じていた長い年月を経て辿り着いた偶然の地この偶然を強いたから誰もが此処を求めてやってくる風見鶏が無責任に見つめる方向を群衆は無心に突き進む歩いては立ち止まり立ち止まっては歩き始め気付けばあさっての方向を眺める風見鶏慌てて方向転換し、方角を見定めるも行き場を失い胸の鼓動ばかりが高まるどう歩むべき?天に語りかける弱々しい言葉は迷いの象徴無意識に造物 [続きを読む]
  • 星の金貨
  • 「星の金貨」誰かが貯め込んだ無数の金貨が噴き出して宙空に華々しく舞い散った欲しいものなら何もかも手に入ると思っていたそして、手に入れた瞬間に不要物に変わるあゝ、夢とはなんだろうあゝ、情熱はどこへ消えた星が綺麗だからとそれだけの理由で飛び出した無謀さ無数の鳥達が群れをつくる私が去ったあと、続けざまに一羽抜け出し五羽抜け出し十羽抜け出し誰もそんなことには気づかず群れは永遠に安泰だ夢を追ったはずの甲斐の [続きを読む]