Hiro さん プロフィール

  •  
Hiroさん: 地球読書日記
ハンドル名Hiro さん
ブログタイトル地球読書日記
ブログURLhttps://ameblo.jp/chikyudokusyo
サイト紹介文最近読んだ本の感想を綴ります。それから大好きな猫の写真も。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供47回 / 365日(平均0.9回/週) - 参加 2013/06/13 18:48

Hiro さんのブログ記事

  • 五木寛之「杖ことば」 (学研)
  •  「杖ことば」とは、人生の苦難の旅路を共に歩き、その一歩一歩を杖となって ささえてくれる言葉だという。なかなかいい言葉だ。  確かに人は有難いことに、言葉によって救われたり、癒されたりするものだ。 この本では、これまで著者の人生をささえてきた杖ことばがいくつも紹介されている。  「禍福はあざなえる縄のごとし」や「笑う門には福来る」「一寸先は闇」など、僕にとっても 大切な言葉だ。  著者は仏教を信仰してい [続きを読む]
  • 伊集院静「旅人よ、どの街で死ぬか。」 (集英社)
  •  旅と人生についてのエッセイと紀行文。 前半のいつもの無頼派的な文章はあまりピンとこなかったけど、 後半のゴッホを巡る旅はいいなあと思った。画家が残した作品を 観たら疑問が湧いてきて、画家がいた街を歩いてみると、今でも あまり変わらないところがあり、疑問が解けていく。僕はそんな 旅をしたことがない。  旅をするとは、生きる場所を探すことで、生きる場所とは死ぬ 場所だという。著者にはまだその場所が見つかっ [続きを読む]
  • 半藤一利、出口治明「世界史としての日本史」 (小学館新書)
  •  歴史の本を多く出している二人の対談。  出口さんは保険会社の会長だけれど、独自の歴史観を持った人だ。知らない人物の 名がよく出てきて、こちらの不勉強を思い知らされた。  この対談は全体的には、「日本特殊論」ということで日本史をあまりにもきれいに 捉え過ぎていることへの批判になっている。 つまり、明治維新以降、欧米に追いつけ追い越せで急激に経済的にも軍事的にも 大国の仲間入りをし、実際に日清戦争と日露戦 [続きを読む]
  • 蔵前仁一「あの日、僕は旅に出た」 (幻冬舎文庫)
  •  元祖バックパッカーとも言えるような著者が、いったいどういう経緯で 日本での仕事を休んで、海外旅に出ることになったのかよくわかった。  そして、旅にはやはりお金がかかるもの。どんなに倹約しながら旅を しても、いつかは帰国して仕事をまた始めなければならない。  まったく他人事ではない。僕自身もフリーカメラマン時代にそれで悩むこと が多かった。(^^) 仕事をしながら長期間旅に出ることは困難であった。  著者は [続きを読む]
  • 椎名誠「家族のあしあと」 (集英社)
  •  著者が幼児の頃から小学6年生までの実話的な小説。 会計士を父にもつ大きな家族が、何か理由があって世田谷の広大な 家から千葉の海辺の家へ引っ越したことで、シーナ少年の生活環境は 大きく変わった。千葉で伸びやかに少年時代を送らなかったら、その後の 人生もかなり違ったものになったのではないか。  周囲の自然の中での遊びのことや、子供たちとの交流がほとんどなかった 厳格な父のこと、社交家で明るい性格だった母親 [続きを読む]
  • 服部匡志「人間は、人を助けるようにできている」 (あさ出版)
  •  著者は、全国を駆け回るフリーの眼科医。そして、時間を見つけてはベトナムへ渡り、 無償で医療活動をしている。  4浪もして、ようやく大学で医学を学んだくらいだから、どうしても医師になりたいと いう願望が人並み外れて強かった。著者の場合、入院していた父親に対する医師たち の心無い言葉を聞いて、医師を目指したいう。著者自身、全国の様々な医療現場で 活動してきた中で、目指す医療とは程遠い環境もあった。また、 [続きを読む]
  • 高山正之「中国と韓国は息を吐くように嘘をつく」 (徳間書店)
  •  月刊誌「正論」の連載コラムをまとめたもの。 著者は新聞社の海外支局長を務めたこともあり、世界情勢を鋭く分析 している。「世界は見かけとは違うから、騙されないようにしよう」という。  タイトルにもある通り、歴史捏造をやめない中国と韓国への怒りもある けど、独善的な正義を振りかざすアメリカへの批判も多い。  アメリカ大統領であったルーズベルトは、大日本帝国による真珠湾攻撃の 情報を事前に得ていて、アメリカ [続きを読む]
  • 下川裕治「不思議列車がアジアを走る」 (双葉文庫)
  •  著者は60歳を超えたけれど、いつもながら精力的にアジアの旅を 続けている。(^^) 写真を観ると、さすがにしんどそうな印象を持つ のは僕だけではないだろう。  この本では、日本の中古電車が走るジャカルタの路線や、真冬の シルクロード列車、ヤンゴンの木造列車、ラオスへ向かうタイの国際 列車、サハリンの列車などに乗った体験が綴られている。  ロシアの旅では、今もホテルで宿泊証明書を出してもらわないと いけない [続きを読む]
  • 志村ふくみ「語りかける花」 (ちくま文庫)
  •  染織家である著者のエッセイ集。職業柄さまざまなかたちで自然と関わる わけで、実に多くの花や草木について静かに語っている。染織という世界の 奥の深さが感じられた。そして、自然の大らかさ。  とても驚いたのは、日本語で書かれた文章の美しさだ。まるで谷崎潤一郎 の小説を読んでいるような気分になる。   よく旅もしていて、自分の足で歩いて、ようやく出会える自然が豊かに あるとあらためて思った。1924年生まれ [続きを読む]
  • 佐藤愛子「人間の煩悩」 (幻冬舎新書)
  •  お若い頃はかわいらしいお嬢様としてさぞモテたであろう著者も いつの間にか90歳を超えた。これまでの人生を振り返り、人生や 人間、男と女、あの世、長寿などについて語っている。  遠藤さんも北さんも阿川さんも、そして可愛がっていた弟分の 川上宗薫さんも既にこの世にはいない。長生きは素晴らしいけど、 とても寂しくなってきたのではないだろうか。  独自の宗教観から人間の死について語っていることも多く、「死は [続きを読む]
  • 石平「偽装国家・中国の「歴史認識」」 (宝島文庫)
  •  中国共産党がいかに歴史捏造をしてきたか、その詳細を解説している。  だいたい、中国大陸の歴代王朝は、その前の王朝を否定するために 歴史家でもない官僚が歴史捏造し、新たな歴史書を編纂することを延々と やってきた。中国共産党も同じで、何かと「歴史を鑑にする」と言ってきたけど、 歴史捏造は得意中の得意だ。  抗日戦のリーダーが中華民国政府軍で、自分たちが「第八路軍」という名の 8番目の一部隊だったことも隠す [続きを読む]
  • 勢古浩爾「ウソつきの国」 (ミシマ社)
  •  著者がいろいろと例をあげて指摘しているけど、この社会にはウソが満ちている。 結婚披露宴でアホな新郎を「将来のリーダー」と持ち上げる上司のウソは、ウソでは あっても誰にも咎められないものだ。年内に年賀状に「明けまして・・・」と書くことも ウソだけれど、許されるものだ。それから、どこか責任感のないネット通販の宣伝 文句や、謝罪を要求されて即座に謝罪する人の言葉などなど。  なるほど、本当のことを言うのは [続きを読む]
  • 竹沢うるま「旅情熱帯夜」 (実業之日本社)
  •   フォトグラファーである著者が3年もかけて103か国を巡った。その旅の写真集 と紀行文。世界一周となると、やはり3年くらいはかけないといけないか。(^^)/  450ページほどのフルカラーの写真集とは実に贅沢なつくりだ。色調はネガカラー フィルムで撮影したような感じに仕上がっていて、それがまたいい効果を上げている。  風景写真もいいけど、人としっかりと対峙して撮影したものが素晴らしい。これだけ 人に向き [続きを読む]
  • ネルケ無方「仏教の冷たさ キリスト教の危うさ」 (ベスト新書)
  •  兵庫県にある寺の住職であるドイツ人の著者は、祖父は牧師だったという。 子供の頃からキリスト教と接していたため、聖書にもかなり詳しい。  一神教の神にあまり魅力を感じなかったという著者が仏教に魅かれたのは自然な ことかもしれない。この本では、キリスト教の歴史と教えについて長々と綴っているけど、 著者の言う通り、神を人に例えたら、いかにヘンな人(?)なのか旧約聖書を読んだら すぐにわかることだと思う。ど [続きを読む]
  • にしゃんた「ブッダと歩く神秘の国スリランカ」 (キノブックス)
  •  スリランカ生まれで、日本に帰化し、大学教授である著者によるスリランカ案内。 一般の観光ガイドと違っているのは、仏教という視点での旅を提案したものであること。  10年以上前にインドの最南端からスリランカが見えないかと目を凝らしたことがあったけど、 当然ながら見えなかった。(^^) そのインド、スリランカ間の海がとても浅いとは知らなかった。 かなり昔から比較的容易に行き来できたようだ。 それもあってか、ブ [続きを読む]
  • 上野正彦「監察医の涙」 (ポプラ社)
  •  何と2万体もの死体を監察してきた著者の数々の体験記。そんな体験をした 日本人はほとんどいないだろう。そこから生まれる人間観、人生観は尊いものだ。  自殺した若い女性の横で監察医到着前に後追い自殺していた男性のことや、 突然死した若い女性のおっぱいを吸う乳児のこと、夫の浮気を疑った母親が 自殺した後、子供二人が自殺したこと、義父による小学生男児の虐待死のこと、 コインロッカーに置かれていた赤ん坊の死体 [続きを読む]
  • 石田ゆうすけ「地図を破って行ってやれ!」 (幻冬舎)
  •  7年半かけて自転車で世界一周した著者が、今度は日本国内をまた自転車で旅した。 40歳を超えて、今のうちに体力の限り自転車で周りたいという思いもあるのだろう。 種子島や屋久島、口永良部島など、離島の旅が情緒豊かで魅かれるところがあった。 島の人々の旅人へのやさしさが感じられる。  北海道の旅も、礼文島や利尻島でのエピソードが楽しい。中でも、礼文島で36年前に たまたま宿で出会った旅人たちが、久しぶりに [続きを読む]