Hiro さん プロフィール

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Hiroさん: 地球読書日記
ハンドル名Hiro さん
ブログタイトル地球読書日記
ブログURLhttps://ameblo.jp/chikyudokusyo
サイト紹介文最近読んだ本の感想を綴ります。それから大好きな猫の写真も。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供47回 / 365日(平均0.9回/週) - 参加 2013/06/13 18:48

Hiro さんのブログ記事

  • 小川糸「ツバキ文具店」 (幻冬舎)
  •  鎌倉で文具店と代書屋を営む女性の物語。文具店としての話はほとんどなく、 代書屋として営業する中での悲喜こもごもとした話が中心だ。  依頼主もいろんな人がいるもので、主人公は絶縁状や天国からの手紙、 ペットに死なれた人への慰めの手紙などを書くことになる。  手紙を出す人のことを想い、紙の質や墨汁の濃さ、字体、切手なども 考慮する徹底ぶりはかなりプロだし、主人公の人としての魅力がよく 伝わってきた。代書屋 [続きを読む]
  • 藤井伸二「タイ鉄道散歩」 (イカロス出版)
  •  タイは一番好きな外国だ。南国ののんびりとした雰囲気で、自分もすっかり リラックスできる。  この本では、列車に乗ってタイ全土を「散歩」することをテーマにしてタイ鉄道 全線を紹介している。オールカラーで写真が素晴らしいし、路線図もわかりやすい。  僕もタイでは鉄道をよく利用してきた。寝台列車もいいし、地方の各駅停車の列車 もいい。実に風情があるのだ。(^^)/ カンチャナブリーやスラーターニー、ハジャイ、 [続きを読む]
  • 伊集院静「旅だから出逢えた言葉」 (小学館文庫)
  •  著者は、絵を観るためにヨーロッパを旅することが多い。 スコッチウィスキーの取材の旅もあった。実に羨ましい限りだ。(^^)  この本を読んでみると、旅をしたからこそある言葉に出逢えたと いうことが頻繁にあるんだな。自分はそんな体験あるだろうか。 意識しないだけで、心の中に溜まっているのかもしれない。  ヘミングウェイや、ザビエル、城山三郎、王貞治らの言葉だけでなく、 恩師や家族の言葉も出てくる。そして、旅で [続きを読む]
  • 永沢まこと「旅でスケッチしませんか」 (講談社文庫)
  •  著者といえば、街で見かけたニューヨーカーを描いた本が実に面白かった。描かれた人の 個性が十分に感じられた。この本では作品も多く載っているし、自分の半生を綴り、絵を描く実践と 道具について詳細に解説している。  僕は旅では写真撮影をするけれど、それ以外にゆっくり時間をかけて絵を描きたいという思いも ある。でも、なかなか実行されない。描いているところを誰かに見られるのが嫌なのか。(^-^;  著者は、街へ道具 [続きを読む]
  • 安野光雅「絵のある自伝」 (文春文庫)
  •  画家である著者のまさに絵のある自伝。  子供の頃からどこかのんびりした性格だったようだけど、それでも戦争の時代に 翻弄され辛いことも多かっただろう。十代から出征した兄の魚屋を手伝ったり、 炭鉱で働いたりしているうちに、ついに19歳で応召した。それでも著者の場合は 国内での任務だったため命拾いになった。  戦後は、全国でかなり不足したという学校教師の一人として美術と関わっていく。 公務員であったがため、 [続きを読む]
  • 内田篤人「僕は自分が見たことしか信じない」 (幻冬舎)
  •  プロのサッカー選手である著者が、自分自身を語っている。写真も豊富。  高校生の頃から年齢別の日本代表として活躍し、プロの世界に入り、 短い期間でドイツのチームに移籍し、かなり高い評価を得てきた。  イケメンであるために女性ファンが多いけど、本人はアイドル扱いされる のがかなり苦手なようだ。言葉でもって何かを語るということも好きではない。 サッカーを離れれば、静かな生活を好む寡黙な青年という感じ。  人 [続きを読む]
  • 松原泰道、五木寛之「いまをどう生きるのか」 (致知出版社)
  •  明治40年生まれでご存命だった松原師と五木さんの対談。  タイトルにあるように、現代人が生きるということに結びついているけど、 大半は仏教の教えを二人でわかりやすく解説したものだ。  35歳で悟りを開いたブッダが、その後45年間いかにひたすら歩いて 教えを公開したか、そのことに改めて感動した。80歳で亡くなったブッダは、 当時としてはかなり長生きだったそうで、体力なくして教えを広めることは できなかった [続きを読む]
  • 又吉直樹「東京百景」 (ヨシモトブックス)
  •  18歳の時に大阪から上京したという著者が、東京のいろんな街での体験を 回想する。僕自身も18歳で上京したので、年代は違っていても懐かしかった。 知っている街が多く出てきたからだ。高田馬場や下落合、三鷹の話になると 特に学生時代の自分の体験を思い出しながら読めた。  田端の芥川龍之介旧居跡や芝大門の尾崎紅葉生誕の地、銀座の老舗バー 「ルパン」など、作家に纏わる地が出てくるのは、同じ作家である著者ならで [続きを読む]
  • 石平「韓民族こそ歴史の加害者である」 (飛鳥新社)
  •  朝鮮半島の歴史を紐解き、常に被害者であることを主張する韓民族は 時として加害者であったと説く。  古代の三国統一戦争の時代から、高句麗と百済、新羅は各々中国大陸の 王朝と通じ、領土拡大を謀ろうとしたことがわかる。隋にしろ唐にしろ、半島の うまい口車に乗って、する必要のない戦争をやらされたわけだ。  学校の歴史の授業で必ず取り上げられる、百済と大和朝廷の軍隊が、唐・ 新羅連合軍によって全滅した白村江の戦 [続きを読む]
  • イシコ「世界一周飲み歩き」 (朝日文庫)
  •  まさに世界中で飲み歩いてきた著者の紀行文。  旅先でのトラブルがあまりにも多くて驚いた。 中国ではホテルのぼったくりバーにやられ、イタリアでは路上でナイフを 突きつけられ、ラオスでは空港へ向かったバイクタクシーがガス欠になる。 それでも著者はどこかのんびりしている。人柄の良さが滲み出てくる。(^-^;  やはりいけないのではと思うのは、あまりにも簡単に相手の言いなりになって お金をすぐに差し出すこと。中国 [続きを読む]
  • 高野秀行「イスラム飲酒紀行」 (講談社文庫)
  •  アル中を自認する著者が、酒が禁じられているイスラム諸国へ行ったら どうなるかというルポ。トルコやチュニジア、バングラデシュ、アフガニスタン、 シリア、イランなど9か国へ行った。このようなルポは、著者も書いてあるとおり、 世界初の試みかもしれない。  僕も禁酒州であるインドのグジャラート州に滞在した時は、酒が飲みたくて 仕方がなかった体験がある。(^^)  でも、このルポを読むと、いくら酒好きでもそこまでや [続きを読む]
  • 上念司「習近平が隠す本当は世界3位の中国経済」 (講談社新書)
  •  中国では地方政府が経済統計を水増しするため、中央政府も正確なGDPを把握して いないという。それにもかかわらず、GDP世界2位と主張するところが中国だ。(^-^;   著者は、水増しが始まったのを1985年と仮定して、実際のGDPを様々なケースで 計算している。その結果、中国のGDPはまだ世界3位で、日本を追い抜いていない という。  地方も中央も統計を捏造するのは、中国共産党の存在根拠がなくなるからだろう。  中国 [続きを読む]
  • 五木寛之「杖ことば」 (学研)
  •  「杖ことば」とは、人生の苦難の旅路を共に歩き、その一歩一歩を杖となって ささえてくれる言葉だという。なかなかいい言葉だ。  確かに人は有難いことに、言葉によって救われたり、癒されたりするものだ。 この本では、これまで著者の人生をささえてきた杖ことばがいくつも紹介されている。  「禍福はあざなえる縄のごとし」や「笑う門には福来る」「一寸先は闇」など、僕にとっても 大切な言葉だ。  著者は仏教を信仰してい [続きを読む]
  • 伊集院静「旅人よ、どの街で死ぬか。」 (集英社)
  •  旅と人生についてのエッセイと紀行文。 前半のいつもの無頼派的な文章はあまりピンとこなかったけど、 後半のゴッホを巡る旅はいいなあと思った。画家が残した作品を 観たら疑問が湧いてきて、画家がいた街を歩いてみると、今でも あまり変わらないところがあり、疑問が解けていく。僕はそんな 旅をしたことがない。  旅をするとは、生きる場所を探すことで、生きる場所とは死ぬ 場所だという。著者にはまだその場所が見つかっ [続きを読む]
  • 半藤一利、出口治明「世界史としての日本史」 (小学館新書)
  •  歴史の本を多く出している二人の対談。  出口さんは保険会社の会長だけれど、独自の歴史観を持った人だ。知らない人物の 名がよく出てきて、こちらの不勉強を思い知らされた。  この対談は全体的には、「日本特殊論」ということで日本史をあまりにもきれいに 捉え過ぎていることへの批判になっている。 つまり、明治維新以降、欧米に追いつけ追い越せで急激に経済的にも軍事的にも 大国の仲間入りをし、実際に日清戦争と日露戦 [続きを読む]
  • 蔵前仁一「あの日、僕は旅に出た」 (幻冬舎文庫)
  •  元祖バックパッカーとも言えるような著者が、いったいどういう経緯で 日本での仕事を休んで、海外旅に出ることになったのかよくわかった。  そして、旅にはやはりお金がかかるもの。どんなに倹約しながら旅を しても、いつかは帰国して仕事をまた始めなければならない。  まったく他人事ではない。僕自身もフリーカメラマン時代にそれで悩むこと が多かった。(^^) 仕事をしながら長期間旅に出ることは困難であった。  著者は [続きを読む]
  • 椎名誠「家族のあしあと」 (集英社)
  •  著者が幼児の頃から小学6年生までの実話的な小説。 会計士を父にもつ大きな家族が、何か理由があって世田谷の広大な 家から千葉の海辺の家へ引っ越したことで、シーナ少年の生活環境は 大きく変わった。千葉で伸びやかに少年時代を送らなかったら、その後の 人生もかなり違ったものになったのではないか。  周囲の自然の中での遊びのことや、子供たちとの交流がほとんどなかった 厳格な父のこと、社交家で明るい性格だった母親 [続きを読む]