ドギー本澤 さん プロフィール

  •  
ドギー本澤さん: 香水ドラマストーリー
ハンドル名ドギー本澤 さん
ブログタイトル香水ドラマストーリー
ブログURLhttp://doggyhonzawa.blog.fc2.com/
サイト紹介文香水から連想するドラマをショートストーリーにしています。こだわりの香水レビューやランキングも紹介。
自由文香りは記憶を呼び起こす。
香りは、深層心理に働きかける。

香りがテーマになったショートストーリーを紹介しています。

また、こだわりの「俺レビュー」では、男性用・女性用を問わず、独自の視点でおすすめ香水を紹介中。たくさんある香水関連ページから参考になる「おすすめランキング」も紹介中。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供41回 / 365日(平均0.8回/週) - 参加 2013/07/06 16:21

ドギー本澤 さんのブログ記事

  • リキッドイマジネ ドムローザ
  • 「血液を彷彿とさせる聖なるワインの香り」。そんな香りがあるという。今まで「ワインの香水はなぜないんだろう?」そう思っていた。それをリリースしたのは、2013年に立ち上げられたリキッドイマジネというフレグランスメゾンだ。リキッドイマジネの「レ・ゾウ・サンギーヌ(直訳:血液の水)」ラインには、3つのオーデパルファムが位置付けられている。そのうち、ドムローザはピンクシャンパンからイメージを広げて創られた稀 [続きを読む]
  • トム・フォード ソーレ・ディ・ポジターノ
  • 正直、カチンとくる。もうネロリ・ポルトフィーノ・シリーズは出さないでくれと思う。理由は簡単。買ってしまうから。高いのに、値段相応の香りとも思えないのについ揃えたくなるから。「またセレブ御用達のプライベートビーチの香りかよ!クルーザーでしか出入りできない入り江とか、崖の上にそびえたつ豪奢なオーシャンビューの別荘とか、巨大クルーザーで遊んだ思い出か!」なんて、結構な悪態をつくくせに心は持っていかれて [続きを読む]
  • ゲラン ルールブルーEDP
  • セーヌ川の岸辺一人、何度も立ち去りかけて、古いトランクを胸に夕暮れを見つめている。夕映えのパリ。茜色の夕日が、オルセー駅の巨大な長屋根を赤々と照らし出している。今日の仕事を終えて家路へ急ぐ人々。ロワイヤル橋のたもと、語り合う恋人たち。ぬるびた風が川面を渡ってくる。遠く響く鐘の音。また一日が終わる。どこかもどかしい思いに胸がかき乱される。夜のとばりが心に静かにおりてくる。暗いシルエットになった下流 [続きを読む]
  • フランシス・クルジャン ア・ラ・ローズ
  • ここに一枚の肖像画がある。夜のとばりが下りた庭園で、一輪の薔薇を手にした貴婦人の姿が描かれている。ダチョウの羽を飾った盛りヘアスタイル。透明感あるレースやリボンが可憐な青のドレス。そして夜目にも白くなまめかしい肌の質感。この女性の名はマリー・アントワネット。これは彼女がフランス革命で処刑される6年前、宮廷画家であったヴィジェ=ルブランによって描かれた有名な肖像画だ。絵画題は「薔薇を持つマリー・ア [続きを読む]
  • ディオール コローニュロワイヤル
  • 心身がボロボロに疲れているときは、香りなんて心底うっとうしく感じるものだ。入院していたとき、白い部屋の窓辺には、ただ空がぽっかり浮かんでいた。そこには仕事も時間もなかった。街の喧騒や車の渋滞もない代わりに、酸素や点滴、ドレーンのチューブらがベッドの周りで奇怪に混み合っていた。日常から切り落とされた。毎日空を眺めながらそう感じていた。夜は、廊下で看護師が足早に歩く音、ストレッッチャーが慌ただしく移 [続きを読む]
  • ディオール オーソバージュ
  • ディオールのオーソバージュは、真夏のギラつく太陽をそのままボトルにとじこめたようなオード・トワレだ。肌に吹き付けると、唾液が出そうなレモンシャワーとともに、熱を帯びたリーフグリーンの香りと、灼けた肌のアーシーな香りが同時に漂う。さながら、若き日のアラン・ドロンの出世作「太陽がいっぱい」そのもの。オーソバージュは、1966年、名調香師エドモン・ルドニツカによってリリースされたディオール初のメンズフレグ [続きを読む]
  • ジョー・マローン アイリス&ホワイトムスク
  • 顔ならメイクすればいい。体型なら服でカバーして美しく見せられる。自分をよく見せる物は、世の中にあふれている。けれど、心のありようだけは、そうはいかない。心の奥底には、自分しか知らない汚れが静かに沈んでいる。この澱だけは、なかなかきれいにするのが難しい。それはほんのわずかの振動で攪拌されて心を濁らせてしまい、取り除こうにも捨て場がない。やり場がないから、心の底に沈めたのだ。ジョー・マローンのアイリ [続きを読む]
  • セルジュ・ルタンス サマジェステラ ローズ
  • さて2017年末、一部の香水マニアを震撼させた「セルジュ・ルタンスのリニューアルに伴う多数の廃盤決定通知」により、自分なんぞは足元にも及ばない高レベルの香水マニアックスな方々が「やめてー!私のアラニュイがなくなる!!」など、阿鼻叫喚の心の叫びとともに在庫ボトルの静かな買い占めに走られたわけですが、そういう意味で、こちらにもそろそろお別れを告げないといけませんね。セルジュ・ルタンスの「黄バラ」こと、真 [続きを読む]
  • フェギア1833 ソンダ
  • 「アンデス山脈の風」を表現すべく創られた香りがある。それはフェギア1833から2010年にリリースされたソンダ・パルファムだ。ソンダとは、南米大陸のアンデス山脈を越えてくる夏の偏西風の名前、ゾンダから来ている。それはアンデス西側のチリに雨をもたらし、6000m級の山々を越えて東側のアルゼンチンに吹き下ろす頃には、強烈に乾燥した熱風に変わる。いわゆるフェーン現象だ。そのため、広大なパタゴニアの大地は、5月〜1 [続きを読む]
  • ジャン・パトゥ エンジョイ
  • ジャン・パトゥのエンジョイは、「香水の女王」と呼ばれたJOY(ジョイ)の現代的なアプロ―チとして、2003年にリリースされたオーデ・パルファムだ。香調はフローラル・アンバリー、あるいはシプレ・フローラル系とされる。軽やかで颯爽とした現代の女性に対して、ジャン・パトゥが新しいメッセージをこめたフレグランス。なはずだった。そう、過去形。つまりすでに廃盤となっている作品だ。「あのジョイがモダンに生まれ変わった [続きを読む]
  • ゲラン ゲラン・オム
  • 夏。蒸し暑い夜、広口のタンブラーにクラッシュアイスを注ぎ、ミントの葉を10枚以上入れてペストルでガシガシ押しつぶすと、野性味あふれるスッとした青い香りが強烈に鼻に突き刺さる。そこに砂糖とライムを入れ、ラムを注いでステア―。ソーダで軽く割れば、熱帯夜をスッキリ過ごせるカクテル、モヒートのできあがりだ。ここに、そんなモヒートの香りからイメージして作られた香りがある。「香水界の帝王」として長年君臨し続 [続きを読む]
  • ペンハリガン エリザベサン・ローズ
  • ガーデニングに詳しい方が、一生に一度は訪れてみたいと口をそろえる聖地がイギリスにあるという。それはケント州にあるシシングハースト・キャッスル・ガーデン。そこは数ある英国式庭園の中でも、最もすばらしいと称賛されている場所だ。広大な敷地には、壁やドアが無数に作られ、それぞれの植栽エリアが小部屋のように区画されていいる。ドアを開けるたびに、白一色のエリアや紫一色のエリアなどが現れる迷路のような仕組みに [続きを読む]
  • フランシス・クルジャン アクア・ヴィタエ フォルテ
  • 「そこはフォルテがついてるから、もっと強く!」アクアヴィタエ・フォルテをつけるたびに、大昔の合唱コンクールで、音楽教師が横澤夏子さんばりに髪を振り乱して指導されていたことを思い出して苦笑する。「あなたたちならできるの!もっとフォルテよ!もっと挑戦的に!!」口角泡飛ばしていよいよ高みにのぼられていく音楽の先生とは裏腹に、どんどん心が冷え切っていき、「挑戦を人に強いるな!それは己の心の在り方だ!」な [続きを読む]
  • エルメス イリス
  • その男に誘われたとき、女の心に紫のインクが一滴こぼれた。あ、どうしよう。答える暇を与えず、男は隣のスツールから腰を上げ、ホテル最上階のバーカウンターから去っていった。先ほど部屋番号のついたカードキーを渡され、耳元で囁かれた言葉が、さながら呪縛のように女の心に反すうしていた。「下の部屋で待ってるよ」エルメスのイリス・オードトワレは、美しくてせつない香りがする。はかなさと脆さと、そしてどこか哀しげな [続きを読む]
  • ジバンシィ ジバンシィ・トロワ
  • 女性用香水の3大系統といえば、フローラル、オリエンタル、そしてシプレーだ。華やかで可愛らしいフローラル、誘惑の媚薬オリエンタル。ところが、3つの中でもシプレーはなかなか定義しづらい複雑な香りだ。それでも敢えて言うなら。シプレーは、男女問わずキリッと背筋を正した、成熟した大人に似つかわしい香り。そんなシプレー系香水の中でも、特にシプレグリーンの名香として、長い間女性達の間で語り継がれてきた伝説の香 [続きを読む]
  • ランセ トリオンフ
  • ランセのトリオンフは、フランス帝国の皇帝となったナポレオン一世、ナポレオン・ボナパルトに捧げられた歴史の重みを感じるメンズのオードパルファムだ。オリジナルの処方は、1806年、ナポレオンに仕えていたパフューマ―であったフランソワ・ランセが、皇帝たる彼にふさわしい香りとして作ったという。ランセは、1795年に南仏グラースで皮手袋製造業をしていたフランソワ・ランセによって始められた香水ハウス。皇帝ナポレオン [続きを読む]
  • パルファン・ロジーヌ ローズ・ド・ネージュ
  • 雪に香りがあるとしたら、それはどんな香りだろうか?ましてやローズ・ド・ネージュ、「雪の薔薇」とは?雪に香りなんてあるわけない、ばかばかしい。そう言いきるのは簡単だ。だが、調香師たちはそんな一見香りがないと思えるものにも命を吹きこむ。香りを創造することは、そのときどきの人々の記憶、心象、感情をつむぐ抽象芸術でもあるからだ。ローズ・ネージュは、パルファム・ド・ロジーヌから2017年に発売された作品。パル [続きを読む]
  • ディオール タンドゥル・プワゾン
  • 「なぜディオールはこの香水を廃盤にしたのか?」ここ何年も、世界中で常にそんな声が囁かれている。数ある廃盤香水の中でも、特に再販が強く望まれている作品、それがディオールのタンドゥル・プワゾンだ。「優しい毒」。そう名付けられた2作目のプワゾンは、元祖プワゾンの驚異の大ヒットから9年後、1994年にリリースされた。日本ではバブルもすでに終わりが見え始めていた頃。正確な資料はないけれど、2002年くらいにはすでに [続きを読む]
  • コム・デ・ギャルソン ホワイト
  • 1980年代、黒や白のモノトーンの洋服が並べられたシックな空間は、若者たちの憧れの場所だった。あえて色で勝負しない細密なデザイン、これまでにない大胆なカッティング、そして捻りのきいた布地の重ね合わせ。1枚何万円もするデザイナーズ・シャツが、本当にカッコよかった。そのブランドこそ、日本発世界のプレタポルテ、コム・デ・ギャルソン。コム・デ・ギャルソン・ホワイトは、そんなギャルソンから、1995年に発売された [続きを読む]
  • ミラー・ハリス テール・ディリス
  • テール・ディリス。「アイリスの大地」という名のオードパルファム。香料でアイリスと言えば、3年育てた根茎をさらに3年じっくり乾燥させ、やっと抽出できるとされる最高級のエッセンス。ほのかにバイオレットの香気をもち、調合した香料にパウダリーな輝きを与える稀少な精油。ミラー・ハリスのテール・ディリスは、そんなアイリスが咲きみだれる春の大地を思わせるような、アーシーでアロマティックなフレグランスだ。ミラー [続きを読む]
  • フローリス シレーナ
  • フローリスのシレーナは、スペイン語でマーメイドを意味するオードパルファム。「人魚」という名の香りだ。名は人魚だけれど、香りに込められた思いは少し異なる。この作品には、ブランド創業者であるジュアン・ファメニアス・フローリスの故郷であるスペインのメノルカ島へのオマージュが込められているという。1730年、ジュアン・フェメニアス・フローリスはメノルカ島からロンドンに渡り、ジャーミンストリート89番地で英国紳 [続きを読む]
  • アトリエコロン アンバー・ニュー
  • 「アンバーってどんな匂い?」香水に少しでも興味がある方ならよく目にする香料、アンバー。ムスクと同じように香水のラストノートによく用いられ、他の香料の揮発を遅らせる保留剤としての効果も高い。けれど、アンバーじたいがどんな香りなのか分からない人は多いと思う。自分もそうだった。アンバーの語源はアンバーグリス(竜涎香)から来ている。アンバーグリス(灰色のアンバー)は、マッコウクジラが甲イカを飲み込む際に [続きを読む]
  • ディオール フェブ デリスィオーズ
  • フェヴ デリスィオーズは、2015年にディオールの特別ライン、ラ・コレクシオン・プリヴェからリリースされたオリエンタル&グルマン系のオードパルファムだ。現在このシリーズは、メゾン・クリスチャン・デイオールとしてリニューアルされ、新旧含めて21作品がラインナップされている。現在も発売中。「そのシリーズ、デパートのディオールカウンターに行っても見当たらないんだけど」という声が時折聞かれる。確かにそうだ。こ [続きを読む]