ドギー本澤 さん プロフィール

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ドギー本澤さん: 香水ドラマストーリー
ハンドル名ドギー本澤 さん
ブログタイトル香水ドラマストーリー
ブログURLhttp://doggyhonzawa.blog.fc2.com/
サイト紹介文香水から連想するドラマをショートストーリーにしています。こだわりの香水レビューやランキングも紹介。
自由文香りは記憶を呼び起こす。
香りは、深層心理に働きかける。

香りがテーマになったショートストーリーを紹介しています。

また、こだわりの「俺レビュー」では、男性用・女性用を問わず、独自の視点でおすすめ香水を紹介中。たくさんある香水関連ページから参考になる「おすすめランキング」も紹介中。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供47回 / 365日(平均0.9回/週) - 参加 2013/07/06 16:21

ドギー本澤 さんのブログ記事

  • ペンハリガン エリザベサン・ローズ
  • ガーデニングに詳しい方が、一生に一度は訪れてみたいと口をそろえる聖地がイギリスにあるという。それはケント州にあるシシングハースト・キャッスル・ガーデン。そこは数ある英国式庭園の中でも、最もすばらしいと称賛されている場所だ。広大な敷地には、壁やドアが無数に作られ、それぞれの植栽エリアが小部屋のように区画されていいる。ドアを開けるたびに、白一色のエリアや紫一色のエリアなどが現れる迷路のような仕組みに [続きを読む]
  • フランシス・クルジャン アクア・ヴィタエ フォルテ
  • 「そこはフォルテがついてるから、もっと強く!」アクアヴィタエ・フォルテをつけるたびに、大昔の合唱コンクールで、音楽教師が横澤夏子さんばりに髪を振り乱して指導されていたことを思い出して苦笑する。「あなたたちならできるの!もっとフォルテよ!もっと挑戦的に!!」口角泡飛ばしていよいよ高みにのぼられていく音楽の先生とは裏腹に、どんどん心が冷え切っていき、「挑戦を人に強いるな!それは己の心の在り方だ!」な [続きを読む]
  • エルメス イリス
  • その男に誘われたとき、女の心に紫のインクが一滴こぼれた。あ、どうしよう。答える暇を与えず、男は隣のスツールから腰を上げ、ホテル最上階のバーカウンターから去っていった。先ほど部屋番号のついたカードキーを渡され、耳元で囁かれた言葉が、さながら呪縛のように女の心に反すうしていた。「下の部屋で待ってるよ」エルメスのイリス・オードトワレは、美しくてせつない香りがする。はかなさと脆さと、そしてどこか哀しげな [続きを読む]
  • ジバンシィ ジバンシィ・トロワ
  • 女性用香水の3大系統といえば、フローラル、オリエンタル、そしてシプレーだ。華やかで可愛らしいフローラル、誘惑の媚薬オリエンタル。ところが、3つの中でもシプレーはなかなか定義しづらい複雑な香りだ。それでも敢えて言うなら。シプレーは、男女問わずキリッと背筋を正した、成熟した大人に似つかわしい香り。そんなシプレー系香水の中でも、特にシプレグリーンの名香として、長い間女性達の間で語り継がれてきた伝説の香 [続きを読む]
  • ランセ トリオンフ
  • ランセのトリオンフは、フランス帝国の皇帝となったナポレオン一世、ナポレオン・ボナパルトに捧げられた歴史の重みを感じるメンズのオードパルファムだ。オリジナルの処方は、1806年、ナポレオンに仕えていたパフューマ―であったフランソワ・ランセが、皇帝たる彼にふさわしい香りとして作ったという。ランセは、1795年に南仏グラースで皮手袋製造業をしていたフランソワ・ランセによって始められた香水ハウス。皇帝ナポレオン [続きを読む]
  • パルファン・ロジーヌ ローズ・ド・ネージュ
  • 雪に香りがあるとしたら、それはどんな香りだろうか?ましてやローズ・ド・ネージュ、「雪の薔薇」とは?雪に香りなんてあるわけない、ばかばかしい。そう言いきるのは簡単だ。だが、調香師たちはそんな一見香りがないと思えるものにも命を吹きこむ。香りを創造することは、そのときどきの人々の記憶、心象、感情をつむぐ抽象芸術でもあるからだ。ローズ・ネージュは、パルファム・ド・ロジーヌから2017年に発売された作品。パル [続きを読む]
  • ディオール タンドゥル・プワゾン
  • 「なぜディオールはこの香水を廃盤にしたのか?」ここ何年も、世界中で常にそんな声が囁かれている。数ある廃盤香水の中でも、特に再販が強く望まれている作品、それがディオールのタンドゥル・プワゾンだ。「優しい毒」。そう名付けられた2作目のプワゾンは、元祖プワゾンの驚異の大ヒットから9年後、1994年にリリースされた。日本ではバブルもすでに終わりが見え始めていた頃。正確な資料はないけれど、2002年くらいにはすでに [続きを読む]
  • コム・デ・ギャルソン ホワイト
  • 1980年代、黒や白のモノトーンの洋服が並べられたシックな空間は、若者たちの憧れの場所だった。あえて色で勝負しない細密なデザイン、これまでにない大胆なカッティング、そして捻りのきいた布地の重ね合わせ。1枚何万円もするデザイナーズ・シャツが、本当にカッコよかった。そのブランドこそ、日本発世界のプレタポルテ、コム・デ・ギャルソン。コム・デ・ギャルソン・ホワイトは、そんなギャルソンから、1995年に発売された [続きを読む]
  • ミラー・ハリス テール・ディリス
  • テール・ディリス。「アイリスの大地」という名のオードパルファム。香料でアイリスと言えば、3年育てた根茎をさらに3年じっくり乾燥させ、やっと抽出できるとされる最高級のエッセンス。ほのかにバイオレットの香気をもち、調合した香料にパウダリーな輝きを与える稀少な精油。ミラー・ハリスのテール・ディリスは、そんなアイリスが咲きみだれる春の大地を思わせるような、アーシーでアロマティックなフレグランスだ。ミラー [続きを読む]
  • フローリス シレーナ
  • フローリスのシレーナは、スペイン語でマーメイドを意味するオードパルファム。「人魚」という名の香りだ。名は人魚だけれど、香りに込められた思いは少し異なる。この作品には、ブランド創業者であるジュアン・ファメニアス・フローリスの故郷であるスペインのメノルカ島へのオマージュが込められているという。1730年、ジュアン・フェメニアス・フローリスはメノルカ島からロンドンに渡り、ジャーミンストリート89番地で英国紳 [続きを読む]
  • アトリエコロン アンバー・ニュー
  • 「アンバーってどんな匂い?」香水に少しでも興味がある方ならよく目にする香料、アンバー。ムスクと同じように香水のラストノートによく用いられ、他の香料の揮発を遅らせる保留剤としての効果も高い。けれど、アンバーじたいがどんな香りなのか分からない人は多いと思う。自分もそうだった。アンバーの語源はアンバーグリス(竜涎香)から来ている。アンバーグリス(灰色のアンバー)は、マッコウクジラが甲イカを飲み込む際に [続きを読む]
  • ディオール フェブ デリスィオーズ
  • フェヴ デリスィオーズは、2015年にディオールの特別ライン、ラ・コレクシオン・プリヴェからリリースされたオリエンタル&グルマン系のオードパルファムだ。現在このシリーズは、メゾン・クリスチャン・デイオールとしてリニューアルされ、新旧含めて21作品がラインナップされている。現在も発売中。「そのシリーズ、デパートのディオールカウンターに行っても見当たらないんだけど」という声が時折聞かれる。確かにそうだ。こ [続きを読む]
  • ラルチザン・パフューム アムール・ノクターン
  • アムールノクターン。なんて美しい名前の香水だろう。直訳すると「夜の愛」。ただ、それならアムール・デ・ニュイでもいいはず。それを「夜想曲」といった意味合いをもつノクターンにしているのだから、「夜に思う愛」といったような、あふれる感情を前面に出したネーミングにあえてしたのだろう。あふれる感情、といえば、確かにそれはこの香りのコンセプトそのものだ。アムールノクターンは、2013年に調香師ベルトラン・ドゥシ [続きを読む]
  • フレデリック・マル コロン・ビガラード
  • 「ナイルの庭」をはじめとしたエルメスの庭シリーズで世界的に有名になった調香師ジャン・クロード・エレナ。このコロン・ビガラードは、彼が庭シリーズを手掛ける少し前、2001年にフレデリック・マルからリリースしたフレッシュなオレンジの香りだ。フレデリック・マルといえば、世界中の優秀な調香師たちに依頼して、制限のない自由な創作を保証するブランドとして有名だ。そのためブラックラベルのシックなボトルには、作品名 [続きを読む]
  • ゲラン 夜間飛行
  • 夜間飛行。それは厳格で苦みばしった冷たい香り。その一見ロマンティックに思える美しいネーミングとは裏腹に、危険で、ギリギリと奥歯をかむような緊張感を纏う者に強いる香り。ゲランの名香の中でも特に複雑でとらえにくく、混沌としてつかみどころのないフレグランス。それゆえ、1933年の発売以来、その秘密を完全に解き明かされることなく、今なおミステリアスに語り継がれる伝説の迷香。仏名ヴォル・デ・ニュイ。サン=テグ [続きを読む]
  • ジャン・パトゥ ジョイ
  • かつて「世界一高価な香水」「香水の女王」と呼ばれ、稀少な花の精油をふんだんに使用した最高に贅沢な香り。それがジャン・パトゥのJOYだ。1929年世界恐慌の年に発売され、今なお世界中の女性に「歓喜」を振りまくJOY。このレビューはオーデパルファンのJOY、かつてオーデ・ジョイだったものだ。処方はパルファムと似ているものの、印象的に異なる部分はある。ではJOYのEDPは、一体どんな香りだろうか。豪奢なガラスボトルは、ア [続きを読む]
  • ルイ・ヴィトン ローズ デヴァン
  • ローズ・デ・ヴァン、英訳するとウィンドローズ。風のバラ。それは古来より「風配図」を意味する言葉。風配図とは、ある地点での風の向きや強さを全方位に表した図。かつては方角を知る物としても用いられたが、11世紀以降は羅針図がこれにとって代わった。古い地図の上方に描かれた方位を表す美しいマークは、誰もが見た経験があるだろう。あの羅針図はコンパスローズと呼ばれ、これもまた薔薇の名を冠している。風向きと風力 [続きを読む]
  • ラ カウティーバ
  • 「この香りは、男性を虜にする」と少し前から巷で囁かれているフレグランスがある。それはフエギア1833のラ・カウティーバ。スペイン語で「捕虜」の意。ネットでは女性の名前と勘違いしている記述が多いが、残念ながら固有名詞ではない。ただ、南米パタゴニアの歴史では、先住民に拉致された「囚われの女」という叙事詩名としても有名だ。囚われの女、その名はマリア。彼女はある日突然襲ってきた先住民たちによって、他の女とと [続きを読む]
  • ペンハリガン ヴァーラ
  • ペンハリガンのヴァーラ・オードパルファンは、天才調香師ベルトラン・ドゥショフールが2013年に手掛けた作品だ。舞台はインド、香調はオリエンタルと来れば、ちょっと香水に詳しい方ならゲランのシャリマーの向こうをはった作品?と思うことだろう。インドの大富豪がペンハリガンに創作を依頼したという香り。インド北方の都市ジョードプルに向かったベルトランは、城塞都市の青い家並み、マハラジャの大豪邸、マーケットの活気 [続きを読む]
  • アニック・グタール マンドラゴール
  • もしもあの人の心をぐっと引き寄せられる方法があるとしたら。それがたとえ禁じ手と言われるものであっても、本当に確実な方法なら。はたしてそれを使うだろうか?この香りをつけるだけで、そしてあの人とすれ違うだけで、そのたびにあの人の心の中に私が刷りこまれていく。まるでミルフィーユのように薄く滑らかに。けれど確実に何層も何層も折り重なって。次第にあの人は自分を放っておけなくなるだろう。そしていつか。この世 [続きを読む]
  • シャネル ガブリエル
  • 起きなさい、ガブリエル。もう起床時刻よ。12歳のときに母を亡くし、父にも捨てられ、多感な時期を孤児院で過ごしたガブリエル・シャネル。彼女は毎朝、修道院の窓の外から差しこむ日差しで目覚めるとき、何を思ったろうか。シャネルのガブリエル・オードパルファムは、4代目調香師となったオリヴィエ・ポルジュが、満を持して発表したシグネイチャー・フレグランスだ。14年ぶりとなるこの新しい香りの名前は、ココ・シャネルの [続きを読む]
  • シャネル ココ オードトワレ
  • シャネルのココ・オードトワレは、運命を自分の力で切り開こうとする女性に纏ってほしいフレグランスだ。ココは調香師の強い思いが込められた香りなので、纏える人をかなり選ぶ。そういう香りは、付ける人の心がそれ相応に強い状態でなければ、寄り添って魅力を発揮してはくれない。香りに人が負けてしまうからだ。ココは、シャネル3代目調香師であったジャック・ポルジュが、シャネル専属になって初めて手がけた香りだと言われ [続きを読む]
  • エイト&ボブ オリジナル オードトワレ
  • 一冊の分厚い本がある。だが、それは本であって本ではない。その表紙を開くと、中から1本の香水が出てくる。本のページの真ん中がくり抜かれ、そこにボトルが隠されているのだ。それは、かつてナチスによって貴族の邸宅が占拠されたとき、亡き主と共に作った大切な香りを没収されないよう、老執事が本の中に潜ませたもの。まるでアンネ・フランクが過ごした隠し部屋のように。エイト&ボブ。2016年に日本でも販売されるようになっ [続きを読む]