狐舞 さん プロフィール

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狐舞さん: 狐舞の読書日記
ハンドル名狐舞 さん
ブログタイトル狐舞の読書日記
ブログURLhttp://7246dokusyo.sblo.jp/
サイト紹介文読んだ本の感想を掲載します。
自由文 架空戦記や図書館の新着図書で気になったものを読んでいます。
 本を読むということは著者との対話であるという考え方から、書かれた内容ではなく著者の姿勢・態度について言及する場合もあります。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供102回 / 365日(平均2.0回/週) - 参加 2013/07/14 15:43

狐舞 さんのブログ記事

  • 今だからこそ、知りたい「仮想通貨」の真実 (WAC BUNKO 276) 著者:渡邉哲也
  •  仮想通貨は通貨が通貨であるための要件である「価値の保存」「価値の交換」「価値の基準」を一つも満たしていない、著者にいわせれば「子供銀行券」であるという。これなら、全国に加盟店が存在し、1ポイント=1円で使用することが保証されている「Tポイント」のほうがよっぽど通貨といえるのではないかと思う。また、マネーロンダリングやテロ組織の資金源となっている可能性についても考慮しなければならないだろう。今、規 [続きを読む]
  • キリストにならいて (岩波文庫) 著者:トマス・ア・ケンピス
  •  修道士としての心得を説いたものであるが、現代においても人生訓、処世訓として通用する内容となっている。例えば注意深く行動するように、度を過ぎた人付き合いは良くない、反省する時間を持つこと、などはよくある処世訓かもしれない。また、何かをするときに他人の評価を気にしてはいけない、自分の行動ではなく他人の行動ばかりに目を向けてやたらに批判をしてはいけない、というのはSNSなど個人での情報発信が容易になった [続きを読む]
  • スタディーズ 密教 著者:勝又俊教
  •  密教というのはその字面もあって神秘主義と結び付けられやすいが、仏教の本質(秘密)を明らかにし、多くの人に分かりやすくまとめ、そして実践的な仏教を目指したものであることが本書を読むことで見えてくる。後半はやや筆が走っているものの、独自の解釈を加えずに空海の考え方、経典や曼荼羅の読み方を解説しているので密教がどういうものであるのかを、きちんと学ぶことができる。 にほんブログ村 [続きを読む]
  • 感染症の世界史 (角川ソフィア文庫) 著者:石弘之
  •  感染症と人類がどのように関わってきたのかを紐解いている。人類の敵としての感染症がほとんどであるが、奇妙な共存関係にある感染症も少なからず存在するところが興味深い。ウイルスの種類によっては人類という種が耐性を持ってしまったり、凶悪なウイルスであっても型によっては、人類との共生を選んだかのようにほぼ無害なものさえ存在しているなど、人類と感染症が深く関わっている様子が読み取れる。 衝撃的だったのは日本 [続きを読む]
  • これからヤバイ 米中貿易戦争 著者:渡邉哲也
  •  実態のつかみにくい中国経済であるが、アメリカの中国に対する動きとそれに対する中国の反応を見ることで、中国経済は非常に厳しい状況に追い込まれていることがみえてくる。一帯一路やAIIBを推し進める中国は一見すると強いように見える。しかし国際的な枠組みの中ではもはや勝ち目がなく、経済的な行き詰まりを打破するために中国を中心とする枠組みを構築する必要があり、そのための一帯一路、AIIBであることが明らかにされて [続きを読む]
  • 奇形建築物世界遺産100 著者:珍建築研究所
  •  変わった形の建築物ではあるが奇形はちょっと言い過ぎ。確かにそう言いたくなるようなものもあるにはあるが。建物の形よりも、周囲とは異なる質感や色合いの建物が、景観にはうるさそうな欧州で受け入れられているところに驚きを感じる。芸術性を理解できる教養と、それを受け入れる懐の広さのようなものがより多くの人に備わっているということなのだろうか。 にほんブログ村 [続きを読む]
  • 荀子 (新書漢文大系 25) 著者:藤井専英 編者:井ノ口哲也
  •  荀子が礼法をかなり重んじているということがわかる。礼法を軽視してはいけないという主張が直接的、間接的に、具体例とともに説かれている。また、人というものは怠けたりズルをしがちだから礼法を重んじるよう教育すべきである、という主張により教育の在り方などはかなり実践的な内容となっていた。このあたりから荀子が性悪説の立場をとっているということにつながっているのだと思うが、本書でピックアップされた範囲では少 [続きを読む]
  • 数について―連続性と数の本質 (岩波文庫 青 924) 著者:デーデキント
  •  なんの疑いもなく扱っていた「数」そのものを厳密に定義しようとしたこの試みが現代数学に新たな道を開いたといっても過言ではないだろう。デーデキント以前は連続、無理数、自然数を「そういう物」として扱っており、また証明も幾何学的直感に頼っていたが、以降は数学的に厳密な証明を求めるように変化している。数学の発展に寄与したことは間違いないが、数学をよくわからないものへと変貌させるきっかけになってしまったと言 [続きを読む]
  • 風水 中国人のトポス (平凡社ライブラリー) 著者:三浦國雄
  •  中国人が「場」をどのように捉えていたかを探る13本の論文と対談1本。もともとは風水学(「術」ではない)の書き下ろしを企画していたそうだが、都合により旧稿を集めて一書としたとのこと。場や空間に関する考察だけでなく紀行文、書評とバラエティに富んでいるが、最終的には風水学へと収束する見事な編集となっている。 「壺中の天」のような閉じた空間の別世界を指向する一方で、「天」「宇宙」のような時間と空間の限りのな [続きを読む]